栗山町議会 令和4年12月会議 2022年12月13日
栗山町郷土資料の保存、管理について
2022年12月13日、栗山町議会の一般質問で、土井道子議員が「栗山町郷土資料の保存、管理について」質問し、町長 佐々木学、教育長 吉田政和、社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之が答弁しました。
- 質問者
- 土井道子 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木学、教育長 吉田政和、社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 土井道子
通告に従いまして、1件質問いたします。栗山町郷土資料の保存、管理について。今年3月に発行された栗山町史第3巻は、非常に読み応えのある郷土史として価値のある図書になっていると感じました。また、10月から4回にわたるふるさと学講座は、多くの人が参加され、熱心に講師の語る栗山の歴史と人物像に耳を傾けていたことは栗山町に対する関心の高さをうかがうことができました。そこで、栗山町のこれまでの歴史を知るために記録を探っていける環境を整備することが重要と考え、以下の4点についてお伺いします。①、役場や図書館、開拓記念館に所蔵しているこれまでの郷土資料を保管、収集するだけでなく、整理、保存、管理し、閲覧できるように整える専門職を配置し、一元管理する施設を設置することはできないか。②、資料の修復法、資料保存の大切さを住民に指導するようにできないか。③、栗山町郷土資料のデジタル化をさらに進めていけないか。④、栗山町歴史資料収蔵目録を発行できないか。以上です。
答弁 町長 佐々木学
栗山町郷土資料の保存、管理についてのご質問でありますが、まず私のほうから総括的な部分でお答えいたします。町が保有する公文書の保存、管理に関しましては、文書管理規程に基づく収受、登録及び整理等を適正に行うとともに、その保存については文書編さん保存規程に基づき、それぞれ定められた保存年限により行っております。特に町史の資料ともなります重要文書、歴史的文書につきましては同規程において永久保存と位置づけられており、現在学識経験を有する町史編さん研究員を中心に、これまで収集した資料の整理、また次期編さんに向けた新たな文書の把握、収集など進めているところであります。一方、図書館及び開拓記念館におきましても同様に、町民の皆さんなどからの資料提供も含め、類じた歴史的文書、さらには郷土資料の保存を行っている状況も承知しており、現状としてこれらの文書等が各施設ごとに保管されている状況となっております。このため、昨年の一般質問の際にもお答えいたしましたが、これら文書等の一体的かつ総合的な保存、管理が望ましいことは認識しており、今後第7次総合計画期間の中で専門的な知見もいただきながら、保存、管理の在り方、保管方法等を含め、具体的な対応策を検討してまいりたいと考えております。以下4点の郷土資料の保存、活用等に関するご質問につきましては、教育委員会より答弁いたします。
答弁 教育長 吉田政和
ご質問①の役場や図書館、開拓記念館に所蔵しているこれまでの郷土資料を保管、収集するだけではなく、整理、保存、管理し、閲覧できるように整える専門職を配置し、一元管理する施設を設置することはできないかについてでありますが、郷土資料においても書籍など一般的に資料化され、販売または公開されているものが多い図書館所蔵の資料や、泉家文書のように町の文化財として指定されているなど貴重な資料として後世に引き継いでいかなければならないなど、様々な種類があります。これら郷土資料等については各施設において整理、保存、管理しているところでありますが、教育委員会といたしましては、先ほど町長が申し上げたとおり、今後第7次総合計画期間の中で専門的な知見もいただきながら、保存、管理の在り方、保管方法等も含め、具体的な対応策を検討してまいりたいと考えております。ご質問②の資料の修復法、資料保存の大切さを住民に指導するようにできないかについてでありますが、貴重な郷土資料などの修復は町民に委ねることなく、専門業者にお願いするか、あるいはデジタルカメラで撮影し、複製保存する方法などで対応しております。また、一般的な図書などにつきましては、図書館司書が書籍用の修復テープなどで対応しているのが現状であります。過去には図書館ボランティアに依頼し、本の損傷を防ぐフィルムコーティングをお願いしていた経緯もございますが、一定程度の技術を要することから、現在は行っておりません。議員ご指摘のとおり、貴重な資料や書籍を大切に扱うことは重要なことであり、基本的な書籍の取扱いなどについて町広報等で周知しているところであります。ご質問③の栗山町郷土資料のデジタル化をさらに進めていけないかについてでありますが、資料のデジタル化に関しましては令和3年6月議会定例会においても同様のご質問をいただいておりますが、現在もデジタル化事業の実現までには至っておりません。教育委員会といたしましては、デジタル保存の必要性が高いものからデジタル写真での保存またはスキャナーでのデータ保存など、それぞれの担当においてできるところからデジタル化を進めているところであります。ご質問④の栗山町歴史資料収蔵目録を発行できないかでありますが、開拓記念館ではかねてより所蔵台帳を整備しており、所蔵する郷土資料等の一覧は作成されております。また、図書館においても郷土資料台帳は既存の図書館システムにおいて管理しております。教育委員会といたしましては、これらを歴史的資料収蔵目録として発行するのではなく、施設連携により台帳を共有し、どの資料がどの施設に保管されているか容易に把握することができるよう連携を図ってまいりたいと考えております。以上です。
質問 5番 土井道子
今回答されたことは私も承知はしております。ただ、そのようにいっていないから、改めてまた出した次第です。まず、1番の開拓記念館に所蔵しているという、このことですが、私が行ったときには、これは専門職でないと仕分ができないのかなという印象を持ったことからでした。いろいろ台帳できているよと言う人もいれば、そんなことは知りませんから、お帰りくださいみたいな対応をされたことが心に残り、それは私でなくてもこれから町にいろいろな町外からの人が来るときに、もう少し詳しく丁寧な対応をしないと、これは開拓記念館であろうと、図書館であろうと、役場の人であろうと、よくぞいらっしゃいました、ここにはこうですというきちっと案内をできる人がいるかいないかによって町の印象というのはとても変わってきます。そういう意味で疑問点が生じていたので、同じことを何回も図書館や開拓記念館のことを質問するのはどうかと思ったのですが、そういう状況になっていないということを感じましたので、それと去年から随分図書館のことに関しては私のほうに苦情が寄せられました。それで、私もいろいろ担当の人に聞いたりして何とかうまくいけるようにというつもりで、それと図書館というのは町の本当の顔です。文化の顔というのでしょうか、そういう人たちがもうちょっと対応を変えたら、もうちょっとこのことについてよく知っていてくれたらこのようにはならなかったのではないかという思いで今回の質問に至りました。事例を言いますと、それがどの時点かということまでは詳しくは分かりませんが、私に苦情を寄せた住民の中には自分ではこれは大事な資料だと思って持ち込んでいったと。そうすると、要りませんとよく見もしないで断られたと。そういうことをあの図書館でやっていいのかいという言い方でした。それで、そんなことがあるかしらという思いで私も聞きましたが、実際にもしかして受け取ってもリサイクル市に出すかもしれないのでと。中身もよく知らないでリサイクル市に出すってどういうことだいと。もう少し本の中身をちゃんと知って、それから図書館内の司書なり、それから専門家に聞いて、これは駄目ですよと、できませんでしたというような対応をしてくれるのが本当ではないかというような、私それについては聞いていませんけれども、聞いていませんというのはその場にいませんでしたけれども、そういうような苦情でした。図書館というのはちゃんとそういう資料のことについて分かっている人が対応してくれて、これは大事な資料ですね、これは今ありますけれども、副本としてどこどこにしましょうと言ってくれるのが本当ではないかというお怒りの声でした。それで、私も似たような経験はしましたけれども、私の場合はそのまま黙っていませんから、何回か足を運んだのですけれども、そういうようなことがあると困るので、もう一度、栗山町も皆さん正直それぞれに人員が余っているわけではないから、いろんなことを仕事をしながら、本の受入れも大変でしょうし、いろんなリクエストに応えなければいけないし、いろんなことの質問があって、それを調べるのにも時間がかかるということは分かったのですけれども、少なくてもこういう開拓記念館とか図書館の人たちはこういうものを受け入れて、それでは図書館なり開拓記念館がこういう資料を大事にしていきましょうということが大事だと思うから、そういうことについて私がこういう経験をしましたということは館長にも話してはいますけれども、その辺で教育長からのもう一回答弁を伺いたいと思います。
答弁 教育長 吉田政和
開拓記念館での議員のやり取りについては私のほうにも報告が上がっております。お互いの話の中身についても詳細を聞かせていただきました。その中で、今議員がおっしゃったとおり行き過ぎた対応があった部分につきましては館長を通じその本人にも伝えているところだというふうに、この話も聞かせていただいております。図書館のほうについては、やり取りの部分について私今初めて聞いた内容で、もしそういうことがあったのであればという仮定で話をさせていただきますが、その部分についてもその事態が起きたときにすぐ今後も図書館のほうに、もしくは図書館長、教育委員会のほうに伝えていただきながら、当事者の部分で解決に図っていきたいというふうに考えたところでございます。以上です。
質問 5番 土井道子
それは、ではよろしくお願いいたします。それで、①番のことですが、図書館に持ってきたり、それからいろんな住民からとか、それからよその人から、よそというのは町外の方からのそういう資料の提供があったときには、必ずそこですぐに回答しないで、まず一回受け取って、それから皆さんで、知見者なりがちゃんと判断して決めるということでよろしいのですね。
質問 5番 土井道子
内容としては、ちゃんと分かった人をやらないと、すぐ戻されたり、もう要りませんということにならないように、そういうことをきちっと判断するような知見を持った人を入れてほしいというのが一番の狙いです。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
土井議員重ねての問題で、図書館の寄贈本の取扱いについてのお答えをさせていただきます。図書館の寄贈本につきましては、数多くの寄贈をしていただけるということで、町民の皆様から多くの申し出をいただいております。これは全国どこの図書館でも利用者、住民の皆さんから寄贈していただける図書をお受けさせていただくということなのですけれども、図書館で受ける前提として、当然図書館で活用が見込めるもの、そして図書館で活用の役目が終わった後については残念ながら廃棄、リサイクル、そういうような形になります。当初お受けさせていただく条件といたしまして、その利用の使途については図書館に一任いただくというような形で寄贈のほうをお受けさせていただくということになっております。これは全国、先ほども申しましたけれども、全国同じような条件でございます。ただ、寄贈いただくもの、寄贈いただく本、貴重なものもございますし、その本について寄贈いただく方が非常に思い入れのある本もございます。中にはこの本は大事だから、図書館でずっと捨てないで棚で活用してほしいと、これについてはどこに出すこともなく図書館で管理してほしい、どこに出してもということは対外的に貸し出したり、貸し出したりというのは町民も、ほかの図書館にも含めてです。行く行くは施設文庫等、古くなった本につきましては各施設に行くことになるものもあるのですけれども、そういうことのないようにというような条件といいますか、思いもあって、そういうような申し出をされる方もいらっしゃいます。その申し出、思い、全て受け止めたいのですけれども、それを全てかなえることは図書館にはできないので、その時点で寄贈を、そういうことについてはお受けできませんとお断りすることもあります。これは土井さんと私の話の中でもお話はしているところでございますけれども、そういった中で、過去にいろいろな住民と司書と図書館側とのトラブルもあったようには聞いておりますけれども、現在は一個人の司書が受贈の決定をするのではなく、回覧なり決裁なりで図書館で共有した上で、図書館の現在の蔵書、同じ本がある場合についてはその貸出履歴等を調査の上、寄贈していただくかお断りするか決めるような形で取扱いをしています。先ほどご質問でありましたとおり、決して一人の司書が全てを決めるというようなことではない取扱いをしておりますので、ご理解をいただければと思います。
質問 5番 土井道子
それは分かりました。それで、一人の人が決めるのではなくて皆さんで決めますということなのですが、例えば今司書が6人いると。その6人の中でやっぱりやめましょう、これはといったときは、では諦めるしかないということで捉えるしかないのですね。郷土資料でもそういうふうな扱いをすることになりますか。郷土資料という意味も、実は本当に司書が分かっているのかどうかということが疑問な点もあったり、それからもう一つは郷土資料ということの概念をというか、今の司書の人たちは栗山町の人は何人か、数えるほどしかいないのかな、6人のうち皆さん地方から来ていて、それぞれ年代が私はそんなに変わらないで、あまり栗山町のことを知らないというか、知る暇がなかったというか、そういう感じなのですけれども、その辺については司書はただ専門家ですよ、よく本のことは分かっていますよということではなくて、郷土資料に関して言えばいかがでしょうか、館長自身から見て。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
教育長答弁でも町長答弁でもありましたけれども、郷土資料の取扱いにつきましては、郷土資料の定義自体が非常に広いものでございます。答弁でありましたとおり、行政の文書から開拓記念館に所蔵すべき文化財に匹敵する郷土資料、もしくは図書館に持ち込まれるようなものについては、先ほど言いましたけれども、割と市販されているものも含め、自己出版も含め、複製のものが多いような、そういうような図書館での郷土資料の取扱いを主に行っております。図書館の目的として郷土資料の収集業務というのはあるのですけれども、本来目的ではなくて、先ほど言いました貴重な郷土資料、唯一無二のもの、これに代えるものがない郷土資料なんていうものもありますので、それは図書館で受けるべきものではなく、開拓記念館で受けるような形になると思います。そういった意味で、司書につきましては先ほど言いましたほぼ公開を目的とした、町民に使っていただけるような郷土資料を主に収集してございますので、それ以外のものについては図書館の専門家ではなくてもいろんなところに連携といいますか、教育委員会通じてもいいですし、開拓記念館にも連絡を取りながら、どのような郷土資料の意義があるのか、郷土資料のどういうようなものなのかの判別をしながら、寄贈のほうの受付も行っているところでございます。
質問 5番 土井道子
そのとおりになっていると信じますという言い方も変なのですが、そうでなかったことがあったので、そうでなかったことから反省してというか、そういうことではなくて、図書館では適さないものは開拓記念館で保管していますということでいいのですね。資料の価値は分かるけれども、開拓記念館に行っているという意味のことをおっしゃっているのですね。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
どこで所蔵し、保管、管理、公開していくかも含めて適切な場所といいますか、そのような形で協議をし、受けているというようなことでご理解いただければと思います。
質問 5番 土井道子
そういうことについては寄贈してくださった人には連絡をしていますか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
細かな、どこまでお話しするかはケース・バイ・ケースによって違いますけれども、どのような形で寄贈を受けて、どのようなところに収蔵するというようなお話は、寄贈いただける方については連絡するというような形でいたします。
質問 5番 土井道子
分かりました。ちゃんと寄贈してくれた人にはそういう対応をしているということでいいのですが、今年だったと思うのですが、一住民からこういうものを図書館に、もしくは町に置いてもらえないかと言われて町長や教育長のほうにもお願いに行ったけれども、スペースが今のところ取れないから、お受けできないということがあったのだけれども、それは長い目で見たときに場所をつくることはできないのかという、その方はもう別なところに行ってしまったのだけれども、もしそういうことでスペースが取れないというようなことがあったときは、いい資料であろうと、これから50年たったらこの資料はすごく役に立つなというものでもお断りしてしまうことになるのでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
今ほどの質問、どのケースなのか私には分かりませんけれども、先日ある方、ご遺族の方から貴重な図書を寄贈したいという申し出が本人ではなくて人経由であったのですけれども、それにつきましてはお断りといいますか、お断りではないのですけれども、所蔵場所がないからというようなことではなくて、非常に古く、非常に貴重なものでございました。それゆえ栗山町で受けるのではなく、道のほうに受けていただくような形でお話をして、その方についてはその貴重なものは道のほうに寄贈していただいたというような経過の話はあります。現在図書館も含めて蔵書スペースというのは、もう設置から30年以上たっていますので、手狭なことは手狭ですけれども、貴重な資料を場所がないから、お受けできないということにはならないので、そちらについては既存の中で整理したり、違う場所を確保したりして保存をしているところでございます。ですから、土井議員おっしゃりました先ほどの件、どのような形で伝わっているか分かりませんけれども、現在私の把握している中で場所がないから、お受けできません、そういうことは一切ないというふうに考えてございます。
質問 5番 土井道子
場所がないからということではなくて、その中身によっては受けて、ちゃんと保存しておくということでよろしいのですね。場所の理由にはなっていないということですね。そしたら、これから例えばそういうような事例が出てきて、栗山町に置いておくべき資料だということになったときにはそれなりのスペースをちゃんと用意して、これからの町史の活動やら住民に対する資料の紹介やらとかをやれるという判断でよろしいですね。分かりました。それでは、次の質問に入ります。置く場所がないからという理由にはならないということでしたが、実際に今小学校が3校、それから中学校が1校とありますが、例えばその中に郷土資料に関するものが全部の学校に、特に私が今言うのはアイヌ関係のものなのですが、アイヌ関係のものを副本ではどの程度までそろえられると思っていたらいいでしょうか。副本です。同じ本が何冊かということです。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
申し訳ございません。質問の趣旨がよく分かりませんけれども、副本置ける範囲につきましては、当然学校の図書館、学校図書館は今4校あります。4校にそれぞれ図書館を持っておりますので、4校の図書館に配置することができます。また、図書館では分室を2つ持っています。継立、角田に持っていて、本館もあります。そこで3つ。また、副本をより多くの場所に置きたいということであれば、そこにプラスすることの移動図書館もございますので、8冊ですか、そういうような答えでよろしいですか。8冊のものを町の図書館の施設に配置することはできるというような形でございます。
質問 5番 土井道子
言っていません。次の質問に移りますというのは、質問の中の……。
質問 5番 土井道子
そうです。よろしいですか。
質問 5番 土井道子
私がなぜ専門職にこだわるかといいますと、普通のただ本を読む人、本が好きだと読む人という考えよりも、司書として、それから本を扱う、本を紹介する、北海道を紹介するという意味である程度の知識がなければできないと思うのですが、たまたまリサイクルの本を、私よく図書館のリサイクル市ではないですけれども、今こういう本が除籍になりましたと、皆さん持っていってくださいというのをやっていますよね。そういう中にアイヌの本があったのです。アイヌの本を出してしまうのってどうなのだろうと思って見たところ、これをやってしまって、大分前に出た本なのですけれども、この本が閉架書庫に入っていると。そしたら、普通の人、今これだけウポポイができてからいろんなアイヌのことに対しては道民はすごく関心を持っているはずなのに、この本が閉架書庫にあって、では学校にはどのくらいあるのかしらと思ったら、学校には1冊だけありました。では、ほかにはないということなのですよね。そうすると、そういう本を除籍してしまったら、また新たに買い直さなければいけないということです。そういうような配慮を持って本の除籍をしたり、購入をしたりということがなされるということがちょっと、これは今たまたまアイヌの本を私が気がついたから疑問に思ったのですけれども、もっと司書としてこの地方にはこういうものを置かなければならない、こういう本は先生と相談して、こういうことをアイヌの勉強をするのに役立つというようなことをちゃんと思っていて除籍しているかどうかという不安があったのです。だから、ここで専門職を配置し、もうちょっと全体的な、図書館のことについてこういうふうに広めなければならないとかということをやっているかどうかという疑問点が持ったから、聞きました。いかがでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
土井議員の重ねてのご質問でございます。アイヌという特定のお話でございましたけれども、トータル的な専門書ということではないですか。専門書に近いものについての収集、保管、閲覧、貸出し、廃棄までに至るその経過についてのご質問ということでよろしいですね。まず、学校図書館につきましては、原則図書館司書も多くその選定につきましては関与してございますけれども、その学校に合った学校の選書というのは学校図書館の管理の先生が主体的にといいますか、実施しております。そこで、先ほどおっしゃる本が必要、必要ではないかというのは学校主導で基本考えることで、購入の予算も含めて学校で管理しているところでございます。図書館におきましても同様に、その必要性等も含めまして、そちらについては選定基準もあります。廃棄基準もあります。それと照らし合わせて本のほうは選定いたしますし、廃棄のほうにつきましてもその専門書について利用実績、利用実態、もしくは年限、またその本が古く、壊れて乱質、乱丁があるものも出てきます。それに伴いまして廃棄に至るケースもございます。一概にこれを残すべきだということで図書館司書のほうはあれしていませんけれども、残す必要があるものについては廃棄をした後にまた改訂版を購入するですとか、そういうような取扱いで、司書のほうは全体のバランスも考えながら、利用実績も考えながら、図書の購入と管理、そして廃棄も含めて行っているところでございます。
質問 5番 土井道子
ちょっと理解しかねるところもあるのですけれども、こればかりにこだわらないでもうちょっと進めたいと思います。それでは、②番に移ります。資料の修復法とか資料保存の大切さを住民に指導するようにできないかということですが、よく私もいろんな図書館を見て回りますが、各図書館には大体ボランティアさんがいて、そのボランティアさんが図書館の中身について非常によく知っていて、そしてそれを非常に喜んでその作業をしているということなのですが、先ほどお答えの中にはこれは今簡単にできることではないのでということですが、ほかの図書館でやっていて栗山町でできないということの理由が分からないので、もう一度お聞かせください。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
本の修理、修復につきましては、先ほど教育長の答弁から一定程度の専門知識が必要ということで、道具も必要になってきますので、そちらのほうで現在は取扱いをしてございます。過去にボランティアさんにお願いをした経過もございますけれども、それはボランティアさんのほうでそういう責任ある作業はできないというようなお断りもあったということで実現には至っていないというところでございます。
質問 5番 土井道子
それをこういうことをやりますけれども、町民の皆さん、こういうことを手伝ってもらえませんかということは図書館のほうから、今いるボランティアさんだけではない、今いるボランティアさんはできないけれども、こういうことが必要だということで募集する考えはありますか。それから、そういう講座を開いたらいかがでしょうという私の気持ちとしてあるのですけれども、それはいかがでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
図書館ボランティア、特に本の管理をしていただくボランティアにつきましては、このコロナ禍によりましてその活動が停滞しているのが現状でございます。読み聞かせのほうはコロナの中でも気をつけて実施していただいているところなのですけれども、図書館の先ほど申し上げました館自体の本の整理、修復作業を含めるボランティア、現在やっておりませんけれども、そちらのほうは今動いておりません。コロナが明けましてボランティアさんの活動のほうが再開いたしましたところでどのような形になるか、そのボランティアさんも含めまして、団体等も含めまして一緒に考えていきたいなというふうに考えております。
質問 5番 土井道子
図書館の本ってすごくたくさんあるし、すごく壊れる率も多いし、とてもではないけれども、今の職員でやれるような量ではないと思うのです。それで、住民がもし協力していただけるなら、そのためには住民も一生懸命いろんなことを勉強しなければいけないし、その勉強することがすごく役に立つとすれば、それこそ図書館でそういうことを大いに広めてやっていくことのほうが重要だと思うのです、コロナとかという問題ではなくて。私としては今実際にリサイクルで出されているものを見ますと、すごく乱暴な、判こを押していたり、それからコードがナイフで切ってあるものですから、ナイフの傷が次のページまで通して、表紙を通して傷がついているというようなことがあるものですから、そういうことに力を注ぐよりはもっと本を大事にするとか、私はこういうことを図書館で習ってきたから、これは大事にしたいという町民の本を思う心とか図書館を思う心を醸成していくことが大事ではないかと思いますので、そのことをもう一回考えてみてください。コロナが落ち着くというよりも、落ち着いてからでは遅いので、なるべく早くそういうことに対して手がけられるように頑張ってみてください。急ぐというわけではないのですけれども、これ以上余計な判こが押してあったり、黒く塗ってあったり、それから表紙やその裏にある紙が、見返しとかそういうのがついているのですが、そういうものが傷がついていたりということを見たくありませんから、本は大事にするものだという気持ちでいって接してほしいなと思います。それでは、3番に移ります。3番、郷土資料のデジタル化をさらに進めていけないかということなのですが、回答は聞きました。それで、今図書館のホームページには飯塚さんの出された巨樹ですか、大きな木の本を紹介しているのと地図とあります。これをデジタル化でホームページで増やすということは無理なのでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
現在図書館で行っている取り組みの中に電子図書館がございます。ホームページで掲載している数冊のデジタル書といいますか、デジタルのものもありますけれども、電子図書館の中に、そちらのほうに今徐々に増やしている段階にございます。増やしているといいましても10種類弱のものでございますけれども、町のパンフレットを中心に、先ほど出ました飯塚さんの本もありますし、そのようなものを電子図書館のほうで閲覧できるような形を取っていきます。それ以外のデジタル化におきましても、現在司書のほうで随時できる範囲でスキャナー等でデジタル化を行っているというところでございます。
質問 5番 土井道子
それは今やっているということであれば、いつ頃をめどにそういうことを期待してホームページで見れるようになるのでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
繰り返しになりますけれども、ホームページで掲載するよりも電子図書館を進めておりますので、電子図書館のほうで掲載しております。もう既にしております。随時これからもしていくという予定になってございます。
質問 5番 土井道子
それで、高齢者の話になりますけれども、高齢者はあまりそういうのを利用しないのです、実は。してほしいとは言っているけれども、借りに行かなければいけないですよね、デジタル化になったものを。それを何かうまく高齢者や障害者に対してこういうこともやっていますから、どうぞ利用してくださいというようなPRというのはいつ頃を目指してやっていくかということは分かりますか。出来上がり次第随時やりますということでしょうか、それともこれをめどにこういうことを考えていますということでしょうか。それによっては進め方ありますよね。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
高齢者のお話ですけれども、電子図書館を使用することをあまりしない高齢者に向けた本の発信ということでよろしいですか。そちらにつきましては、通常デジタル化しているものについては紙ベースで発行されました、先ほど申し上げましたけれども、町のパンフレットですとか飯塚さんの本、それをアナログベースで発行されたものについて著作権や本人了解も含めてできるものをデジタル化して電子図書館で公開しているものでございまして、電子図書館を使えない、使いたくない、使い方が分からないというような高齢者に向けてはもともとある当然紙ベースの図書を用いて、それを見ていただく方法は今までどおりできますので、高齢者に対して不利益になるとか、そういうことのものではないと考えております。
質問 5番 土井道子
では、デジタル化については今のとおりということで、いつ頃ということまではいかないけれども、高齢者のことを考えたら、それは普通の借りに行っていたり、それから本を見ることができるようにするということで捉えていていいのですね。では、4番に入ります。
質問 5番 土井道子
そうです。
質問 5番 土井道子
郷土……
質問 5番 土井道子
まず、4番に行きます。歴史資料の収蔵目録を発行できないかということに対しては先ほど出ましたけれども、実は8年ぐらい前ですか、平成28年に全国公共図書館協議会というところで公立図書館における地域資料サービスというものの実態調査をやったところ、市町村の図書館はサービスが県立図書館や国で設立している図書館から見たら非常に悪いということ、地域資料のサービスについてです。郷土資料とか、そういうものが非常に悪いということを言われていますが、少なくとも私前に資料収蔵目録を作ったときに貸出しできるもの、見られるものだけはそういう目録を作ってくださいということで、返事としてはオーケーだったのです。はい、それではやりますということなのですが、実際にそのときから見たらたくさん郷土資料というのは増えているはずなのですが、いまだに以前の10年近く前のものがそのまま書架に並んでいることなので、それについてもうちょっと積極的な取り組みというのはできないでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
重ねてのご質問です。まず、郷土資料につきましては、先ほど来土井さんからもお話があるとおりに古く貴重なものもございます。新しいものがどんどん書架に替わって入るというよりも、古いものがそのまま長く町民の皆様に親しまれるというような形であるべきものだと思いますので、後半のものについては分かりかねますけれども、前段の収蔵目録、これ項目別のということですよね。歴史的資料に関わる目録といいますか、それを栗山町の図書館においては図書館の管理システムにおいて出せますので、公開しているもの、非公開しているもの、持ち出し禁止のもの、現在はどこにあるものというのを全て分かるような形で出力できますので、目録という形ではないですけれども、目録と同様なものをすぐに準備できるというような形になります。開拓記念館におきましても同様に、項目別に台帳は当然整理しておりますので、開拓記念館に所蔵してある文書の中でこういうものについてはここに保存してあります、いつのものですとかそういうものも、目録という名前ではないですけれども、台帳整備の上で管理しているところでございます。
質問 5番 土井道子
要するにそれを見れば分かりますから、こういうような冊子では提供できないですということをおっしゃっているのですね。こういうものを作ったのですけれども、それを新たに作ったり貸したりはできないのか、例えば令和4年の6月から12月まではこれだけのものが寄贈されました、これだけ増えましたと、それはあくまでもそこに加えるのは見られる資料、全部ではなくて、非公開ってありますよね。非公開の資料は見せられないけれども、こういうものがありますということはインターネットで見るということですね、そしたら。普通にはこういうものは冊子としてできていませんということで捉えていていいのですか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
データ化をして目録のような形で、3番の質問にも含めますけれども、今後デジタル化が必要でありますから、アナログ化でそうやってお金をかけて印刷をして所蔵するのではなく、データ管理をし、共有を図っていくというような形です。すぐに出るような形になりますので、問題ないということで考えております。
質問 5番 土井道子
その紙ベースというのは、これを出してほしいのですけれどもといってカウンターに行ってお願いするということで、コピー料金とかはかからないということですか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
コピーというよりも、紙ベースで出力した場合についてはそれを閲覧していただくというような形になると思います。
質問 5番 土井道子
来る人はいいですけれども、私としては一応栗山町がここまで一生懸命図書館でいろいろなものを寄贈したり買ったりしていて、その一覧のものが冊子になっていたほうが見やすいし、これからの栗山町の図書館を紹介する上でも冊子になっているほうが非常に分かりやすいなということで提案してみたのですけれども、そういう考えはお金がかかるから、そういうことはできませんということでいいのでしょうか。
答弁 社会教育課長兼図書館長 藤澤祐之
お金がかかるとかではなく、今後デジタル化の時代に向けて、目録についても電子データを活用しながら、そういうような住民サービスをしていくべきだろうというふうに考えているところでございます。
質問 5番 土井道子
デジタル化ということは大事なことではあるのですけれども、実は栗山町は高齢化率がすごく高いです。すると、そういうことはすごくデジタル化のいい面と、それについていけない人とかがいるので、私としてはできるだけそういうものは図書館に来なくても、もしくはこういうものになっていたら、これを貸出ししていったら意外と知らないところにこういうものがあるということが一覧で見れるのではないか、郷土資料非常に増えてはきていますけれども、よその図書館から見たら少ないですけれども、そういうことが少ないものですから、そういうふうにして作ることは全然そんなお金のかかることでも手間でもないと思うのですけれども、もう一度高齢者のためにというか、それから誰が見てもそこにこれが入っているだけで図書館の蔵書の郷土資料の内容が分かるというふうにして持っていきたいなと思っているものですから、何とか提言したいなと思ってやりました。それでは、ちょっと変えます。もう一つあるのですが、今図書館で20年ほど前の広告のチラシを取っていますね。御存じですか。それはきっと載っていないのです。チラシは取っていたのです。私がこれを言うのは、この間たまたま信金に行きましたら、信金の中に商売の意義は進んでいるとか進んでいないとかというものがあるのですけれども、その中に小売業者が大変だと。北海道の中で小売業者が非常に大変な思いしている。そのときに、今ある図書館の資料で20年前の、30年前の、今34年たちましたよね、図書館が。そのときの栗山町のチラシが保存してあるのですけれども、どこにも出てこないのです。実はどこかの片隅にあったものを全部掘り起こして、それを全部仕分したのです、職員とで。それでそれができたのですけれども、それがあまりにも見られていないというか、のがあるので、そういうこともちゃんと発掘して、今小売業者が大変だというときに、私たちはこんなこともやっていたのだというようなことで、ひとつ元気づけるような資料が図書館にあるということを紹介できたらなと思ったのですけれども、もしそういうことができるとしたら、まず今どこかに埋もれているはずです。だけれども、それはデータで今探してみても出てこないと思うのですが、一度職員に確認して、まさか投げたとは思えないのですけれども、非常にすごく時間のかかった作業だったものですから、それを何とか図書館でこういうふうにしてそのときのものがありますということをちゃんと知らしめる、図書館ではただ本を並べて見せているだけではなくて、実は郷土資料で意外とこういうものが取ってあるのですということを知らしめる施設だということも分かってほしくて言いましたけれども、そのことについてはもしかしたらということは考えないでおいて、一回調べてみて、ぜひこれからの栗山町の活性化に役立てるようなことを考えてみていただきたいと思います。これで質問を終わります。