みんなの議会

栗山町議会 平成31年第3回定例会 2019年3月12日

(1)個人情報の保護徹底を/(2)エネルギーの自治を

2019年3月12日、栗山町議会の一般質問で、重山雅世議員が「個人情報の保護徹底を」「エネルギーの自治を」について質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
重山雅世 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 5番 重山雅世

私は、通告に従い、2点伺います。1点目は、個人情報の保護徹底をです。自衛官募集をめぐる安倍首相の発言をめぐり、自治体の対応が注視されています。防衛省が市町村に協力を求める根拠は、市町村が「募集に関する事務の一部を行う」と定めた自衛隊法97条と市町村に「資料の提出を求めることができる」とする同法施行令120条にあるとされます。しかし施行令は防衛相が要請できるとあるだけで、自治体が応じる義務はありません。自民党が党所属国会議員に自衛官募集で自治体の協力状況を点検するよう求める文書を出した問題で、2月15日沖縄県の地元紙2紙のコピーをあわせて配布したことがわかりました。地元紙の記事は自衛隊の求めに応じて住民基本台帳から18から27歳未満の約2万4,000人分の氏名、生年月日、住所、性別を本人の同意を得ず、住民の個人情報を提供した宜野湾市と沖縄市が議会で謝罪に追い込まれたことを報道しています。自民党文書はこの動きを看過できないと強調するなど、「自治体の6割以上が協力を拒否している」とした安倍首相の発言を後押ししています。9条改憲の狙いの一つが、自治体から若者の名簿を強制的に召し上げることをみずから告白するものです。全国の自治体への自衛隊員募集に関する協力要請の実態は、防衛省によれば、2017年度全国1,741市区町村のうち名簿を提出した自治体は632(36%)、住民基本台帳の該当者を抽出した名簿の閲覧を認めている自治体は587(34%)、抽出せず閲覧を認めているのは344(20%)、いずれの対応もしていないのは178(約10%)で、9割の自治体が協力しており、安倍首相の「協力を拒否」というのは事実無根です。昨年5月15日付で防衛相から初めて全国の市町村長宛てに「自衛官募集等の推進について」という文書が発出され、市町村が自衛官募集事務の実施に協力するよう求めています。さらに「募集事務に係る計画の策定及び実施」を要求し、これには「部隊の見学の勧奨」や「町内会、青年団、婦人会、消防団、理髪組合など市町村内の各種団体に対する募集広報の協力依頼」まで含まれています。戦前の「隣組」をほうふつとさせる恐るべき内容です。そこで本町は協力要請に対してどのような対応を行ってきたのか。また今後行おうとしているのかを伺います。2点目は、エネルギーの自治をです。福島原発事故から8年、どの世論調査でも原発の再稼働反対は多数を占め、原発ゼロは国民の願いです。原発輸出も軒並み頓挫しています。ところが安倍政権は、国民の意思も、今も被害に苦しむ福島の現実も顧みず2030年度に電力の20から22%を原発で賄う計画を策定するなど原発に固執し続けています。昨年の胆振東部地震による全道停電(ブラックアウト)、九州電力による太陽光発電の出力抑制は、電力システムの問題を浮き彫りにしました。電力の安定供給のためには大規模集中発電から分散型への転換が必要なことは明らかで、世界的な流れを見ても脱炭素・再生可能エネルギーが有効だと考えます。福岡県みやま市は「エネルギーの地産地消」を掲げ、太陽光の発電と売電の市出資会社を設立し、電気代として流出した約30億円が循環する経済効果、若者の雇用と定住も進んでいます。下川町では温泉、幼児センター、高齢者複合施設、町営住宅、役場とその周辺地域、小学校、中学校、病院に木質バイオマス熱供給施設を建設し、木質バイオマスは公共施設の暖房熱利用の5割を賄うまでになっています。また、化石燃料から木質バイオマスへ転換によって生まれた燃料費削減分を、子供の医療費無料化、保育料軽減、給食費補助など子育て支援に充てています。2018年6月15日には内閣府から「SDGs未来都市」に選定されています。平成31年度町政執行方針には「再生可能エネルギーを有効活用し、環境にやさしい地域社会の構築、また栗山町地域温暖化対策実行計画策定に向け調査を進める」さらに第6次総合計画後期実施計画には、新たな再生可能エネルギー(木質バイオマス、小水力発電等)の導入調査検討を行うとあります。そこで2点見解を伺います。平成26年2月本町の「再生可能エネルギー導入可能性調査」報告書によれば、太陽光発電、バイオマス、雪氷冷熱など年間の賦存量・利用可能量推計値が示されています。前述の自治体のように突出したエネルギーはないが、木質バイオマスや雪氷冷熱の導入の考えは。堆肥化施設廃止が予定されているが下水道汚泥の再資源化の対策は。

答弁 町長 佐々木学

1点目の個人情報の保護徹底をのご質問で、自衛隊等募集事務の協力要請に対する本町の対応はについてでありますが、重山議員のご質問内容にありますとおり、昨年5月15日付で防衛大臣から栗山町長宛てに、自衛官募集等事務の推進についての依頼文書が発出されているところであります。依頼の内容につきましては、募集事務に係る計画の策定及び実施に関する事項を初め、防衛省が自衛官の募集業務を効果的で有効なものとして進めるに当たり、各自衛隊地方協力本部から募集対象者情報の紙媒体、または電子媒体での提出依頼があった際には対応を願いたいとするものであります。この依頼内容に基づき、直近では平成30年度に自衛隊札幌地方協力本部長より住民基本台帳の一部の写しの閲覧請求があり、請求にかかわる住民の範囲を指定し、その者に係る氏名、出生の年月日、性別及び住所の情報を抽出した住民基本台帳の写しの閲覧により対応をしている状況にあります。なお、今後の対応といたしましては、閲覧請求に関しましては、これまでと同様に閲覧の許可を継続してまいりますが、防衛大臣からの依頼にあります紙媒体や電子媒体での名簿の提供につきましては、法令等で義務づけされているものではなく、また個人情報保護の観点から応じることができないものと考えております。2点目のエネルギーの自治をについてのご質問でありますが、国は昨年7月新たなエネルギー基本計画、第5次エネルギー基本計画を策定し、2030年の電源に占める比率を電子力については重山議員のご質問内容にありますとおり20から22%とし、再生可能エネルギーは22から24%と従来の目標値を維持するものとしております。北海道では、2011年から2020年までを計画期間とする北海道省エネルギー・新エネルギー促進行動計画を制定しており、この中ではエネルギーの地産地消など地域特性を生かした省エネ、新エネの導入促進が求められております。本町におきましては、第6次総合計画において、再生可能エネルギー導入による環境にやさしいまちづくりの推進に取り組んでおり、平成24年度から住宅用太陽光発電システムの設置補助、平成25年度には再生可能エネルギー調査を行い、公共施設において平成27年度に南部公民館に太陽光パネルを設置、平成29年度に栗山中学校に太陽光及び風力のハイブリッド照明器具を設置しております。また、中小企業者などを対象とする事業用再生可能エネルギー等導入促進補助を平成27年度から実施しております。ご質問①の木質バイオマスや雪氷冷熱の導入についてでありますが、まず木質バイオマスにつきましては、現在道央地区において木質バイオマス発電事業を予定している民間企業体より道央地区各森林組合を通じて本町も計画の提案を受けており、小型熱電併給施設の設置も盛り込まれております。現在協議を進めているところでありますので、協議が調いましたら事業の詳細も含め、しかるべき時期に議会へお示しさせていただきたいと考えております。次に、雪氷冷熱につきましては、農産物貯蔵庫や建物冷房などの活用が考えられますが、収集運搬コストや貯蔵施設に対する初期投資の問題など、冷熱需要を含め関係団体などとの情報交換や調査研究を行っていきたいと考えております。ご質問②の下水道汚泥の再資源化の対策についてでありますが、2024年4月よりごみの広域による焼却処理が始まり、現在実施している生ごみ及び下水道汚泥による堆肥化処理を終了することとしております。生ごみについては焼却処理することとしておりますが、下水道汚泥の処理方法については再資源化を前提とした民間の汚泥処理施設による処理のほか、広域による堆肥化処理の検討を進めてまいります。

質問 5番 重山雅世

まず、1点目伺います。もう既に昨年度、住民基本台帳の一部の写しの閲覧請求に応じてしまったよということなのですね。ということは、今後は個人情報保護の観点から応じることをしないと。そういう点で、もうやってしまったことに対する責任をどのようにとられるのか。通告にありましたように、宜野湾市や沖縄などでは、本人の同意なく情報を出してしまったよと、それで謝罪していますよね。まず、その点で町長は最初もうその範囲を指定して閲覧請求に応じてしまったよということですけれども、何人分をまず提供したのか。それと、もう提供してしまった段階で、そのことに対する謝罪というか、そういう点ではまずどのように考えておられるのかお尋ねします。

答弁 町長 佐々木学

まず、1点目の閲覧により情報提供した住民の範囲、数ということでございますが、平成30年度に、まず4月に提供した住民の範囲といたしましては、平成4年4月2日から平成13年4月1日までの間の男子、これは17歳から26歳までの男子ということになります。それと、平成15年4月2日から平成16年4月1日までの間に生まれた男子、これは15歳から16歳までの男子ということになります。この30年4月に提供した住民の範囲、数につきましては、今申し上げた抽出した中では442人の情報ということになります。それと、31年1月に依頼がありまして、そのときに提供した範囲、数といたしましては、昭和61年7月2日から平成4年4月1日までに生まれた男子、これは26歳から32歳までの男子ということになりますが、数で242人の情報を閲覧という形で提供したところでございます。私どもの考え方といたしましては、この住民基本台帳による閲覧、これにつきましては住民基本台帳法第11条第1項で法令で定める事務、今回は自衛隊法施行令120条に基づく自衛官または自衛官候補生の募集に関する事務ということになりますが、この事務の遂行のために必要である場合は、住民基本台帳の一部の写しを閲覧させることができるということを法の中で認めておりますので、これに本町の個人情報保護条例第8条における目的外使用のところを照らし合わせて判断をしたところ、法令等に定めがあるということに該当するということで閲覧をさせたということでございます。これは、法令に根拠があるものでございますので、これからも同様に閲覧の対応はしていくということでございます。それで、今回いろいろと沖縄等々で問題になっているケースとしては、閲覧形式ではなくて紙媒体や電子媒体での名簿の提供というところが問題になっているわけでございます。この関係につきましては、自衛隊法の施行令第120条におきまして、重山議員もご存じのとおり、防衛大臣は自衛官及び自衛官候補生の募集に関し、必要があるときは都道府県知事または市町村長に対し必要な報告、または資料の提出を求めることができるというふうに規定をされております。ですから、こういう求めることはできるという状況ではありますが、自治体がそれに応じるという明文化されたものはないわけでございます。ですから、住民基本台帳法に今申し上げたとおり名簿の提供までを認めるという法令上の規定がないので、個人情報保護法の条例の第8条に目的外使用を認める法令等に定めがあるときに該当しないという私ども判断をしておりますので、今後も冒頭申し上げましたとおり、国からの名簿の提出の要請があったとしても、それには応じられないというのが私どもの考え方でございます。

質問 5番 重山雅世

最初は、この住民基本台帳の写しを渡したよということですよね。最初のあのとき、30年度に閲覧請求があった段階で。どうなのですか。コピーしてあげたよと、そういうことですよね。違うのですか。先ほどの442人とか、それから242人分の男性の資料を本人の同意なく紙媒体で閲覧させたよと、そういうことではないのですか。この個人情報そのものは、その人のものですよね。ですから、そういう視点で考えると、まずどういう形で閲覧をさせたのですか。紙媒体とか、そういう形ではないのですか。自衛隊員の方が来て、手書きで写していった中身なのですか、その辺どうですか。

答弁 町長 佐々木学

あくまでも閲覧ということでございますので、住民票そのものの写しをこう閲覧させたということではなくて、自衛隊のほうから求められた4情報のリストを出して、それを閲覧させたということでございますので、そのもの自体を提供したということではございません。

質問 5番 重山雅世

では、それをそのまま渡したということではないのですね。その場で見せたというだけですね。それであれば、ちょっとほっとしました。というのは、ご丁寧に宛名シールまでつけて渡している自治体もありますし、そういう点でいうと、この紙媒体で渡すとか電子媒体で渡すというものについては、2003年の国会の中でも我が党の議員の質問に対して、その当時の総務省自治行政局長が住民基本台帳法には自衛隊への提供の規定はないと明言しているし、その当時の防衛大臣も応えられないということであればいたし方ないと、そうはっきりと答えているのです。そういう経緯も踏まえて、そのまま情報を渡すというのではなくて、見せるという程度であれば法には違反しないのではないかなとも思うわけです。今後のあり方という点で、この自治体が住民の権利擁護のため個人情報を守るのは当然のことですよね。やっぱりそこが一番基本中の基本だと思うのですが、そういう姿勢でこれからも貫いていくというお考えがあるかどうか。当然といえば当然のことですが、改めて確認の意味も込めてお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

再度のご質問でありますが、冒頭ご説明、答弁申し上げましたとおり、自衛隊法に基づく募集事務、こういったものへの協力は、やはりこの事務は市町村の法定受託事務となっているわけですから、市町村長の役割として協力をしていくというのが基本的な考え方でございます。ですが、その中で重山議員のほうからご指摘をいただいておりますその名簿の提供等々については、やはり関係する法令、そして本町の個人情報保護のこういう観点からしっかりと判断をしながらこれからも判断をしていくということでございまして、名簿の提供の依頼があったとしても、一応栗山町としては応じていかないというような考え方でございます。

質問 5番 重山雅世

自治体が自衛隊に協力すべきという形で圧力というか、かけてくるのはやはり国と自治体が対等、平等の関係であるという地方分権の点からいっても逆行する中身でないかなと私は率直に感じます。それと、今後の方向性としては、その自治体によっては募集協定を結んで、そして提供している自治体もあるわけです。ですから、はっきりともう個人情報の観点から応じることはしないよと答弁されましたから、協定まで結ぶということは当然考えていないでしょうね。これ先ほど自衛隊札幌地方協力本部のほうからのこういう閲覧請求ですよね。そういうところから、募集に対して協定を結ぶというような、自治体に対して要請があれば、町長はその辺ははっきりと断るという感じでしょうか。その点も答弁を求めます。

答弁 町長 佐々木学

現在は協力の流れといたしまして、自衛隊法97条に基づいて、北海道のほうが知事の役割として、それぞれの年度で自衛官等募集事務推進計画というものをつくって、それに基づいて各自治体と連携、協力をしながら募集の事務に当たっているということでございますので、このこういうような法律に基づく流れの中で対応をしていくということでありますから、今言われた協定を結ぶというようなことは考えておりません。

質問 5番 重山雅世

それともう一点確認します。最初に通告にもありましたように、町内会をこの自衛隊募集のシステムの中に組み入れてしまうと、そういうような自治体も現に出てきています。そういう点でいえば、瓦版のような形で町内会長に回覧板を回してもらうだとか、そして募集の業務の協力を依頼するというか、そういうようなことに対しても町長はそういうことをさせないと、そういう立場に立つのでしょうか。その辺もあわせて答弁求めたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

現在国のほうから協力依頼のある項目につきましては、17項目ございます。この中で、本町が今協力をしている項目としては8項目ございまして、主には町広報への年間5回程度の採用試験の情報掲載だとか、役場の庁舎内に広報ポスターの掲示だとか、そういった広報宣伝事務あるいは自衛隊協力団体募集相談員との募集組織との連携、連絡調整、こういったような項目に対する協力をしているというような状況でございまして、重山議員のご質問にもありました部隊等の見学の勧奨だとか、あるいは町内会、青年団等々の各種団体に対する募集広報の協力依頼、こういったものについては現在も行っておりませんので、これからも行う考えはありません。

質問 5番 重山雅世

では、次行きます。エネルギーの問題です。本町もこれまで住宅用の太陽光発電、そういうものに対する助成制度とか、最初の通告に対する答弁にありましたように、再生可能エネルギー拡大に向けての取り組みは、少しずつではありますが、取り組んできております。私が前に本町にどれだけこの再生可能エネルギーが存在しているかと、そういうことで行ったポテンシャル調査の中で先ほど通告したような内容の項目があります。それで、木質バイオマスの発電事業という点では、現在同地区で広域的にやろうとしているというようなことも先ほど何か答弁されましたけれども、私はこのエネルギーの自治という観点で捉えた場合に、今地域にあるこの再生可能エネルギーを活用して、地域に経済が循環する仕組みをつくると、それがエネルギー自治につながるということだと思うのです。既に下川とか先ほど前述したような自治体も取り組まれていますし、岡山県の真庭市だとかでも取り組まれております。ですから、そういう点でいうと自分たちが消費するエネルギーを地域資源でつくり出すと、そういう点でこの今道でやろうとしていることの中身がつくり出すという方向性の中身のものなのかどうか、それと域外、地域外の大企業に頼るのではなくて地元にある企業など、それから自治体も一緒にかかわって地域エネルギーの事業体となり得るのかどうか、先ほどの木質バイオマスという点の視点で考えたときに、その辺がどうなのでしょうか。その点でお尋ねします。

答弁 町長 佐々木学

答弁で申し上げましたこの木質バイオマス事業の本町への提案ということでございまして、まだ決定したところではありませんので、詳しくは申し上げられませんが、内容といたしましては道央地区、先ほど申し上げましたとおり石狩のほうでバイオマス発電事業計画を進めている企業体がございまして、そこが全道各地で、まず中間土場の場所の選定を行いまして、そこに各地区の地域残材、間伐等々で出てくる未利用材、こういったものをそこの中間土場に運び、そしてそれをチップへと粉砕をし、粉砕したものをその石狩のほうのバイオマス発電所のほうに搬送するというような、大まかに言うとそういう仕組みでございます。ですから、そういった意味では今までは間伐等々で出てきた林地残材については現場に放置をし、そのまま未使用になっているというようなことでありましたが、これこの仕組みができ上がりますと、やはりその林地残材、未利用材もチップとしての有効活用も図れますし、また資源というところではありませんが、当然森林組合さんもかかわってくるということでございますので、そういった中間土場を管理運営する人材の確保、雇用化、そういったものにもつながっていくだろうというふうに考えております。また、今そこの事業者のほうから提案があるのは、そういった展開だけではなくて、やはり第一に考えなければならないのが重山議員がおっしゃっていた循環する仕組み、地域に貢献する仕組みということで、その中間土場とは別に各地域に木質バイオマスの小型熱電併給施設、こういったものの設備、こういったものも整備を検討されているということでございまして、そうなりますと停電時、こういったときに緊急の電力として、そこに施設にそういうものを設置したときには、停電時に切りかえて公共施設のバックアップ電源として活用できるような仕組みもここの事業体については考えているということでございますので、この未利用材という栗山の資源、こういったものが地域の中で循環するような仕組みも構築されますし、また人材という資源の活用も図られていくというふうに考えております。

質問 5番 重山雅世

地域にある捨てられているような材料を使いながら、それで雇用も生まれると、そういう展望であれば所得も地域にとどまるということになるわけですから、そういう点では期待できる中身ではないかなと率直に感じました。それと、これからしかるべき時期に議会に報告ということであれば、それほどもう既に石狩のほうでということですから、そんな何十年もかかるわけではないと思うのです。時期という点では、まだはっきりはしていないのですか。この小型の熱電供給の施設の設置という点では、これ栗山に当然つくるわけですよね。そういうこともあわせて、どうなのですか。その時期的な問題では、来年度中、再来年度中にはもう皆さんにお示しできますよと、雇用創出がどのぐらいあるかと、そこまではまだできていないのかもしれませんけれども、時期的なこともあわせて今の段階ではまだお示しできないような中身なのでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今そこの企業体のほうで中間土場の場所の選定だとか、あとはその森林組合を含めた関係機関で構成する協議会の設立に向けて進められているというふうにお伺いをしておりまして、幾つか候補地がある中で栗山町におきましても、そこの事業体の方が適地を見に来ているというような状況もございまして、早ければ本年6月ごろにはその協議会が立ち上がって、事業も進められていくのではないかなというふうに考えておりますが、いずれにいたしましても、まだ決定した事項ではございませんので、当然その中間土場の適地というところの町としての協力もしていかなければならないというふうに考えておりますので、まずそういったところからお話し合いを今進めているというような状況でございますし、また小型の熱電併給施設、こういったものはできればこの地域内、森林組合さんですから、南空知4町の組合なわけでありますので、栗山町だけではなくて近隣も含めた中で10カ所程度この設備を公共施設のところに設置をしたいということで、公共施設などです。できれば、ただ場所等の問題もありますし、ある程度土地の面積も必要になってくるというところがありますので、そういったものについては、これから年次計画の中で企業体のほうで設置を町と連携しながらしていくということになろうかと思います。

質問 5番 重山雅世

わかりました。次に、雪氷冷熱の部分です。これ近隣でもこの活用をされておりますよね。その中では、やはり農協だとか、そういうところとの協力というのは不可欠だと思いますが、関係団体という点では、これまでこの問題についての協議だとか話し合いが行われたことがあるのかどうか、その点でまず伺います。

答弁 町長 佐々木学

この雪氷冷熱の関係につきましては、前に行った再生可能エネルギーの導入可能性調査、こういった中でも本町がこれからモデル的に進めていく4項目の中の一つということで、賦存量にしても利用可能量にしてもかなりの量が期待できる再生可能エネルギーというような位置づけになってございます。試算では、大体北海道の1世帯当たりのエネルギー消費量と比較して計算した場合に概算ではありますが、栗山町の再生可能エネルギー調査では5,913ギガジュールという利用可能量となっておりましたが、これは栗山町の86世帯の年間消費エネルギー量に相当するというような試算が出てございます。こういった中で、この関係についても主要4項目の中の一つということで調査研究はしておりますが、なかなか冒頭の答弁で申し上げましたとおり、収集の運搬コストだとかやはり初期投資、こういったものがかかってくる大きな投資になる事業でございますので、道内の事例としては、やはり農協のそういう農産物施設、こういったものの活用がほとんどでございますけれども、今そういう農協さんと詰めて協議をしているということはありませんけれども、これからもう少しこういうコストだとか冷熱の需要、こういったものも含めて他の自治体の先進事例を調査研究しながら、これからいろいろと情報交換をしながら進めてまいりたいと考えております。

質問 5番 重山雅世

次、汚泥の処理の部分です。下水道汚泥。生ごみと下水道汚泥と本町は堆肥化で使っていたわけですが、2024年の4月から広域化で生ごみだけ焼却するような形になりましたけれども、では下水道汚泥をどうするかという点で、やはり同時進行というか、当然やっていかないとならない中身ではないかなと思うのです。それで、この再資源化を前提としたという点では、どういうような資源にしようとしているのか、熱にしていくのか、肥料にしていくのかとか、率直に言ってこの汚泥の場合はいろいろ本町の特異性というか、ありますから肥料という点ではどうかなとも思ったりするわけですが、その再資源化、何を目的にするかによって処理の仕方違うと思うのですが、どういうような再資源化を目指そうとしているのか、その点でまずお尋ねします。

答弁 町長 佐々木学

下水道汚泥の再資源化の関係でございますが、現在はご承知のとおりコンポスト、肥料化ということで堆肥化施設のほうでそういう製品化をして販売をしているというような、そういう資源化の取り組みを本町行っておりますが、冒頭答弁で申し上げましたとおり、2024年4月から広域処理が始まった段階で、堆肥化処理施設での汚泥のこのコンポスト化、肥料化、こういったものは行わないというような考え方でございます。ですから、この下水道汚泥を広域処理が始まったらどうしていくかということが課題になっていくわけでありますが、今検討をしているのが北海道内でも民間事業者により下水道汚泥のコンポスト化を取り組んでいる事業所が14カ所程度ありますので、また近郊では石狩市、恵庭市、苫小牧市、こういったようなところにございますので、こういう民間の汚泥処理施設のほうに持っていって処分をする。処分というか、再資源化をするというようなほうになるかなというふうに思いますし、また一方で隣町でありますが、そこの下水道処理場、ここにおいて今もコンポスト化やっているのですが、平成35年ごろに施設の更新を予定しておりまして、それにあわせて近隣市町の汚泥受け入れを検討しているというお話をお伺いしておりますので、そういうほかの自治体との広域による下水道汚泥の再資源化に対する施設整備あるいは堆肥化、コンポスト化、こういった処理の検討もあわせて行っていくということでございます。さらに、本町の今の公共下水道処理場にはコンポスト化をするという設備がございませんので、そういったものを新たに整備をした場合にどういうことになるのかということも含めて、いろんなパターンがありますから、より経済的で安定的な手法をこれから検討していかなければならないというふうに考えているところでございます。いずれにいたしましても、本町でこういった資源化を図るということも一つの方法ではありますが、広域でまたは民間と連携して資源化を図っていくということも再生可能エネルギーの関係では一つの貢献というふうに私は考えておりますので、一自治体で完結するようなものではないというふうに考えております。

質問 5番 重山雅世

一自治体だけでやるのではなくて、広域化とか民間と協力しながらということですね。そういう点でお尋ねしますけれども、メタンガスなどを発生しますから、それで熱量として使うとか、そういうような方向性という点では、このコンポスト化することによって、これはあくまでも肥料として使う、堆肥として使うという中身なのですよね。その辺がどうなのでしょうか。隣町の下水道の処理という点でいいますと、今度更新するという点では、やはりそういうような状況の使い方なのでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

下水道汚泥のバイオマスの活用方法、いろいろ今進められておりますけれども、私が先ほど申し上げましたコンポスト化、肥料化、こういったものが今主でいろんな民間だとかで取り組まれているということでございます。ですから、そのほかにガス発電だとか、固形燃料化だとかいろいろとやっているところもございますので、特にここ近隣では恵庭市のほうではバイオガス発電事業ということでいろいろメタンガスを使った、そういった取り組みもやっておりますので、これからその広域連携を図っていく、また民間事業者との連携をしていくということになりますと、当然そういう恵庭も含めて肥料をコンポスト化をやっている石狩市だとか苫小牧市、こういったようなところといろんな活用方法についても検討をしながら、1つのところだけではなくて、量もかなり出ますので、栗山町の場合は1日5トン程度、年間でいくと2,000トン近い下水道汚泥が発生いたしますので、その安定的に処理をしていくためには1,400円ぐらい。所とやるということではなくて、やはり何カ所かとそういった協定というか、連携も必要かなというふうには考えております。

出典:栗山町議会 平成31年第3回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる