栗山町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月20日
(1)ふるさと納税の対応は/(2)教育勅語の教材使用は
2017年6月20日、栗山町議会の一般質問で、千葉清己議員が「ふるさと納税の対応は」「教育勅語の教材使用は」について質問し、町長 椿原紀昭、教育長 南條宏、税務課長 片山伸二が答弁しました。
- 質問者
- 千葉清己 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭、教育長 南條宏、税務課長 片山伸二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 8番 千葉清己
通告に従いまして、2点質問をいたします。1点目、ふるさと納税の対応は。総務省は4月からふるさと納税の返礼品の価格は寄附額の3割以内におさめるよう通知を出しましたが、このことに関し、さきの臨時会において同僚議員の質問に対し、今は現行どおりのやり方で進めているが、近隣自治体の状況や今後の総務省の動きを見ながら対応したいとの回答でした。そこで、以下の2点について伺います。①、総務省は一部の自治体について過度な返礼品については自粛するよう個別に改善を求めていますが、栗山町は求められているのか。②、家具についてはその資産性の問題から不適切との指摘があるが、栗山町はどう対応するのか。大綱2番、教育勅語の教材使用は。政府は、教育勅語について憲法や教育基本法に反しない範囲であれば教材として用いることまで否定するものではないという閣議決定をしました。しかし、教育勅語の本質は、天皇が国民に対して守るべき道徳の命令を下したものであり、主権在民という日本国憲法に抵触するものです。栗山町の小中学校で教育勅語を教材として使用することについての見解を伺います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目のふるさと納税の対応はについてのご質問でありますが、本町におきましては平成24年度よりふるさと応援寄附を行っていただいた方への返礼として地元産品をお届けしているところであります。これまで本町では、特産品による返礼品の充実を図るなど、給付促進に向けたさまざまな取り組みを進めた結果、昨年度におきましては寄附額が過去最高となる2億円を超え、子育て支援やふるさと教育の充実など、町の貴重な財源として各種事業に活用させていただいているところであります。一方、総務省では平成29年4月1日付で、ふるさと納税に係る返礼品の競争が過熱しているほか、一部の地方公共団体においてふるさと納税の趣旨に反するような返礼品が送付されているなどの指摘を受け、商品券などの金銭類似性の高いもの、宝飾品などの資産性の高いものを送付しないこと、さらには返礼品の調達価格の割合を3割以下とするよう通知があったところであります。ご質問の①の本町の返礼品に対する自粛改善指導を求められているのかについてでありますが、現在のところ本町に対しまして個別の改善指導はありません。しかし、本町における返礼品の調達価格は4割程度であることから、今後は返礼品提供事業者との協議を行い、返礼品の内容を再検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。ご質問の②の家具については不適切との指摘があるが、栗山町はどう対応するのかについてでありますが、本町では今年度より新たに道産木材を使用した町内で製造された家具を返礼品として追加し、現在7件の申し込みを受けているところであります。今後家具につきましては資産性の高いものとして返礼品から除くよう個別に指導改善を受けた際は、返礼品提供事業者とも協議を行い、内容を検討してまいりたいと考えているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。2点目の教育勅語の教材使用はのご質問につきましては、教育委員会から答弁をいたします。
答弁 教育長 南條宏(教育長は2021年9月まで)
千葉議員のご質問2点目の教育勅語の教材使用はについてのご質問であります。教育勅語は、明治憲法下の明治23年10月に天皇の名のもとに発布された教育方針であり、当時の修身の教科書の最初のページに記載された戦前の日本の道徳の根幹となった規範書であります。昭和21年11月には主権在民、基本的人権の尊重、平和主義を3原則とする日本国憲法が制定され、さらに昭和22年には教育基本法、学校教育法が制定されております。教育勅語につきましては、昭和23年6月19日に衆議院で教育勅語の排除に関する決議を、同日参議院でも教育勅語の廃止に関する決議が決議された経緯がございます。ご質問の栗山町の小中学校で教育勅語を教材として使用することについての見解につきましては、教育委員会といたしましてはこれまでの歴史的経緯を踏まえるとともに、日本国憲法を初め、各種法令に基づき学校での指導を行っており、取り扱うべき内容項目につきましても学習指導要領において具体的に示されているなどのことから、町内の小中学校において教育勅語を指導教材として使用することは考えておりませんので、ご理解をお願い申し上げます。
質問 8番 千葉清己
1点目のふるさと納税についてお伺いします。まず、平成28年度の栗山町内における町民がよその自治体に寄附をして町民税が減収になった件数と額というのを教えていただきたいというふうに思います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
28年度の栗山町の住民が他市町村へ寄附した、その内容ですね。担当のほうからご説明申し上げます。
答弁 税務課長 片山伸二
ただいまの千葉議員のご質問にお答えをしたいと思います。28年度分ということでよろしいですね。28年度につきましては、件数が77件、減収になった金額につきましては208万4,000円でございます。以上です。
質問 8番 千葉清己
これは、単純に収支をすると2億円の収入があって、それで減収額が200万円ちょっとということですから、栗山町としては財政的に大変有利になって、内容は栗山町をぜひ応援したいという全国の国民の支持を得ているということだと思いますけれども、今総務省としても、中身について全国的にばらつきが出てきているから、返礼品を3割以内に抑えるようにという指導があったのだと思います。それで、町民の方も栗山町はこれで収入のほうが多いのだから、変える必要はないのでないのかと、そういう意見もありますし、また一方では余りにも加熱しているふるさと納税の問題についてやっぱり自粛をしていくべきではないのかと、そういう意見もあって、それぞれいろいろな意見があるということでございます。それで、町長は今の答弁で再検討するということでしたので、その内容について3割程度ということも考えながら再検討されるのかどうなのか、改めてお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
先ほどお話しした再検討、これは総務省のほうでは3割というような指導がありますから、現在のところ4割程度のもので対応しているということでありますから、当然総務省の指導に合わせて3割程度をめどにこれは見直しをしなければならぬかなと、そう思って見直しということでありますし、また家具類については、総務省のおっしゃっている資産性のある大きな家具、例えば道内でも有名な市町村がありますよね、何十万円、何百万円するというのもありますけれども、私どものほうでは、カタログごらんになったことありますか、あの程度の組み立てのものですから、それが過度な資産性に影響するのかなというようなことを考えてみますと、どうなのかなということもありますので、いずれにしてもこの機会にあわせて確認をとりながら返礼品の対応をしていきたいなと、こう考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 8番 千葉清己
これは、3割になったからといって今まで2億円あったものが1億円になるとか、そういうことは私は考えていません。栗山町があれだけ努力をしてふるさと納税の返礼品を宣伝しているという成果が如実にあらわれた結果だというふうに思いますので、ぜひともこの方向で続けていっていただきたいというふうに思います。2点目の教育勅語の問題についてご質問させていただきます。今教育長から考えていないということで答弁をいただきましたけれども、当然だというふうに思います。これについては、教育勅語ということを政府が言い出したこと自体について私は甚だ疑問があるということで、これを学校現場に持ち込んでもらっては困るということを改めて質問したわけでございまして、私が思うには、この教育勅語を学校現場で歴史の教材として反論的に使うということは、それはもちろん認められると思いますけれども、そのことをすることによって問題視する人も出てくるというふうに思いますので、今教育長の答弁にもあったとおり、過去の歴史において教育勅語というものは天皇主権であって、神話的国体観に基づいた教育勅語、天皇のお話ということでありますから、これを採用して日本は軍国主義に走っていったということを改めて訴えたいというふうに思います。教育勅語の本質は、万一火急の事態が起こったら一身に身をささげてお国のために尽くせと、そういう内容が本質ですので、これについて政府が言うように教材として採用することについては問題はないというようなことについては、栗山町では絶対あってはならないというふうに思ったので、私は改めて質問させていただきました。改めて言いますけれども、教育勅語は戦前の小学校、中学校において奉安殿にご真影とともに教育勅語がおさめられていた。そういう軍国主義教育に使われた。間違えた国体観に基づいて行われたものでありますので、これについて私は絶対受け入れることはできないというふうに思って質問しましたので、よろしくお願いします。ありがとうございました。