栗山町議会 平成25年第7回定例会 2013年12月17日
(1)公共施設及び施設内設備の管理点検体制の充実と管理意識の徹底を/(2)栗山町ふるさと応援寄附金(ふるさと納税制度)の戦略的活用を
2013年12月17日、栗山町議会の一般質問で、藤本光行議員が「公共施設及び施設内設備の管理点検体制の充実と管理意識の徹底を」「栗山町ふるさと応援寄附金(ふるさと納税制度)の戦略的活用を」について質問し、町長 椿原紀昭、まちづくり総括兼経営企画課長 佐々木学、税務課長 千葉清己が答弁しました。
- 質問者
- 藤本光行 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭、まちづくり総括兼経営企画課長 佐々木学、税務課長 千葉清己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 9番 藤本光行
私は、通告に従いまして、2点についてご質問いたします。第1点目、公共施設及び施設内設備の管理点検体制の充実と管理意識の徹底をです。現在、地方自治体の持つ各インフラや建造物、またその施設内の設備や備品などは老朽化が進む一方、逼迫した財政運営の中、その維持管理については将来的に大きな懸念材料になっていると思われます。もちろん本町においても例外ではありません。当然のことながら、本町施設の管理点検や修繕、更新については、その役割分担や定期的点検活動、その結果に基づく修繕、更新計画がなされているわけですが、1年を通してみれば当初予算にない各種設備の経年劣化による修繕や器具故障による更新などが見られるのが実情です。先般10月にも旧庁舎ボイラーにおいてフロートスイッチの作動不良による漏油事故が発生しました。不測のこととはいえ、ボイラー修理以外に多額の処理費を要したことは結果として要反省、検証すべき事案であったと思います。建築製造されたものは時間の経過とともに劣化します。その寿命が不意に訪れるということも避けては通れません。ただ、管理意識の違いで少しでも寿命を延ばせたり、ふぐあいが起こったときの2次的被害を防いだりすることができると思います。いま一度全課を挙げて各種施設設備の管理点検体制の充実と管理意識の徹底が必要と考えますが、具体的な方策も含めて今後の対応を伺います。2点目、栗山町ふるさと応援寄附金(ふるさと納税制度)の戦略的活用を。ふるさと納税制度は、地域間格差や過疎による税収の減少に悩む自治体に対しての格差是正を推進するため、平成20年に創設された制度です。本町においてもその名を栗山町ふるさと応援寄附金として、ホームページを中心に支援を呼びかけています。当初は、その趣旨に基づき、ふるさとを離れた元町民などからのご厚意に頼るばかりの制度でしたが、最近では各自治体が工夫を凝らし、地場特産品の返礼制度を導入したことや寄附金控除による所得税や住民税の優遇を受けられることなどから、ふるさと納税ブームと呼べる現象が起きています。本町でも近隣自治体に先駆けて特産品返礼制度を設けたことで、平成24年度には前年の5件から155件へと大きく実績を伸ばしました。また、本年度においては既に1,500件を超えたと聞いています。この制度を財政的貢献はもちろんのこと、全国に向けた栗山町特産品のPRや新たな栗山町ファンの獲得の場として有効に戦略的に活用すべきだと考えますが、将来展望についての考えを伺います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目の公共施設及び施設内設備の管理点検体制の充実と管理意識の徹底をについてのご質問でありますが、公共施設の設備等につきましては毎年予算措置を行い、法令に基づく定期点検や維持管理上必要な点検整備を行ってきているところであります。また、指定管理施設につきましても指定管理料に点検等に係る所要の経費を含め、所管課との連携により適正な管理に努めているところであります。ご存じのとおり、施設設備の老朽化により整備しなければならない改修につきましてはストック計画において年次計画を立て、改修や更新を行っているところであります。しかし、施設設備については不測の事態等で計画外に修繕の必要が生じ、補正予算で対応しているところであります。本庁舎ボイラーのサービスタンクフロートスイッチのふぐあいによる漏油事故は、年1回の定期点検項目に入っていない場所で発生したことから、今回の事故を教訓に二重の安全対策を講ずるべく、本議会において補正予算をお願いしているところであります。また、新年度に向けて定期点検項目に配管周りの点検を加えるとともに、有資格者による日常の点検や整備を行うための予算措置を予定しております。議員ご指摘のとおり、各施設の安全管理を図り、軽度のうちに故障等を発見し、対応することは施設設備の長寿命化にとっても重要であります。所管課及び指定管理者への周知徹底を図ってまいりたいと考えております。また、施設管理担当職員の研修を行い、安全意識の高揚と適切な維持管理に努めてまいりますので、ご理解を願いたいと思います。2点目の栗山町ふるさと応援寄附金の戦略的活用をについてのご質問でありますが、ふるさと納税制度はふるさとを応援したいと願う方が故郷のふるさとの自治体などに寄附をした場合、個人住民税や所得税を一定限度まで控除する制度であります。平成20年に創設されたものでありますが、同時に寄附先は出身地に限らず、自由に選ぶことができるなど、各自治体の魅力ある取り組みを応援するという側面もございます。本町でも平成24年度からは、寄附者に対する特産品の贈呈や町広報から町の話題を抜粋したPR冊子を送付するなど、工夫を凝らしながら応援していただける寄附者を募る取り組みを行っているところであります。藤本議員のご質問にありますように、特産品の贈呈を行うようになってからは寄附件数も飛躍的に伸び、昨年度は155件、本年度は2,500件を超える見込みとなっているところであります。しかしながら、近年他の自治体も寄附金獲得に向け、力を入れ始めていることから、本町もより一層工夫を凝らしていく必要があると考えているところであります。来年度に向けましては、寄附金額に応じて特産品を選択できるコース制の導入などを検討しているところであります。このふるさと納税制度は、歳入の確保策にとどまらず、特産品のPR、さらには本町の魅力ある取り組みを全国に発信できる貴重な機会でありますので、誰もが認める栗山らしいふるさと納税制度として確立してまいりたいと考えているところでありますので、ご理解を願いたいと思います。
再質問 9番 藤本光行
それでは、再質問に入らせていただきます。まず、第1番目、今回こういう質問に至ったのは紛れもなく10月に起こった漏油事故というのがあって、修繕でボイラーを取りかえるだとか、そういうことであれば不測の事態でそれは補正で更新するということももちろんやむを得ないなというふうには思いますけれども、それに付随して2次的被害というようなことで、まだ修理代の補正は出てきておりませんけれども、まず処理費ということで結構多額の税金を使って処理を行ったということがあってのことであります。この質問の本当の趣旨というか、僕が皆さんというか、執行部側に訴えたいのは、先ほどボイラーに関しては二重の安全装置も考えながらやっていくということももちろん大事です。それもやらなければならないことだと思いますけれども、これを機会にもう一度意識という面で職員意識の高揚と徹底というところを主眼に置いて質問をしているつもりでございます。先ほど答弁にあったとおり、適正な管理マニュアル等もつくって普通に日常的にいろんなことを点検していると思いますけれども、事故はやっぱり忘れたころにやってくるものでありまして、どこか少し意識が薄れるとか、部署が変更になってうまく引き継ぎが行われていないだとか、そういうことが中にはあったとしたら、それが小さなことではありますけれども、大きな事故につながるということも考えられると。これを機会にもう一度管理意識の徹底を全職員に町長のほうから呼びかけをしていただきたいと、そういうことでございます。先ほどの答弁の中では、そういうことも含めて管理者の研修等も含めてやっていくという答弁もございましたので、これはそういうことでやっていただくということをもう一度言っていただければ、これはもう終わる質問なのです。ただ、1つだけ言わせてください。ボイラーの事故の事後の対応、ちょっと1つ不満なのは終わった後にかなり長い時間において庁舎内ですごく油臭かったですよね。これは2次的な被害というか、それの副産物だと思うのですけれども、それに対する町民への呼びかけだとか、この前僕が一般質問をしたときに土砂崩れのことをホームページとかでもっとちゃんと情報公開ということで町民に知らせなければだめだよというような話もしたのですけれども、こういうことも町のニュースの中にはホームページにも載っていませんでしたし、ましてや庁舎に入ると臭いとわかっているのに、庁舎の玄関を入ったときにちょっとボイラーのふぐあいがあって大変ご迷惑をかけておりますというような町民への示しがあったほうが私はよかったのではないかと、そういうふうに思っておりますが、全体的な答えとして町長、お願いします。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本的には先ほどお話ししたようないろいろな対策、二重対策、安全の対策等々、あるいは意識の高揚、あるいは定期点検等々にかかわる担当者の研修等々、これをきちっと計画的にやらなければならないということで今内部ではお話をしているところでもありますし、ご存じのとおり相当耐用年数も過ぎて、それをある程度使用していると。典型なのはこの庁舎かなと。昭和38年に建てておりますから、当然どの場所を見てもそれはもう超えている話でありますが、耐震等々今国のほうから指導されたものに対応しておりますから、当分はこれを使っていかなければならないということがあります。特に地下については、予測以上の劣化もされているということもあって、この間のことが何重にも重なってああいう事故になっておりますから、当然ここでまた老朽化している施設等についての点検をやはりきちっとしながら、その対応策を今後の計画の中に入れていくと。当面は今いろいろ古いのがございますから、26年度に向けての考えられ得る対応ということも詰めながら対応していって、第6次計画の中にはこれは大口の改修も出てまいりますので、年次ごとに改修対策ということで計画に入れながら対応していきたいと思いますし、最後にお話ししていた住民への周知、これもやはりおっしゃるとおりで、玄関先に1枚通知書的な了解のお話を張っておけば誤解のないようなことで、ああ、そうかというようなこともございますので、そういった面につきましては今後心がけながら一丸で対応してまいりたいなと、こう考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 9番 藤本光行
先ほど申し上げましたとおり、意識の徹底をまたいま一度図っていただければ私の思いは達せられるというふうに思っています。こうやって質問をさせていただいて答弁をいただくという、そういう応対を町民の方が見ていただけるだけでも、ああ、これでもう一回管理意識が徹底されるのだなというようなことになるときっと思いますので、改めて管理意識の徹底のほうをよろしくお願いしたいと思います。それでは、2番目に入ります。ふるさと納税制度応援寄附金、ただいま町長の答弁から現状のお話がございました。本当に今2,500件という数字を改めて聞きまして、155から2,500ということは相当な伸びということで、昨今マスコミやメディアのほうでもふるさと納税制度、確定申告が来年近づいているということもありまして、寄附金控除を受けましょうなんていう話が結構載っているということも後押ししているのかなというふうには思っております。2,500件という数字を見ると、普通に考えたらこれは何かに使えるのではないかと。戦略的と申し上げたところはそういうところなのですけれども、地元を応援したいということも飛び越えて今や地域間競争のツールの一つになりつつあるぐらいの結構盛り上がりを見せていると思います。それで、今回の質問で現状を町民の方に知っていただくということもございますので、何点かちょっと細かいですけれども、現状についての質問をさせていただきます。担当課の方で結構です。それから、私なりの提言もさせていただきたいと思いますけれども、まず質問事項として現在栗山町の制度では5,000円以上の寄附をすると産品等の返礼制度があると思いますけれども、毎回そういうのがたて込んできますと補正で収入の部と支出の部というふうに分かれていて、当然収入の部のほうが多いのですけれども、例えば5,000円をいただいて12品目ぐらいとか、特別な品目もあってそれぞれ返礼の単価は違うのでしょうけれども、5,000円をいただいたらそれを返礼する人件費は別として送料だとか、そういうのを差し引いて栗山町というのは大体どれぐらい入るものなのでしょうか、まず1点それをお願いします。
答弁 まちづくり総括兼経営企画課長 佐々木学(まちづくり総括兼経営企画課長は2014年9月まで)
今議員のご質問ありましたとおり、栗山町の場合は5,000円以上の寄附に対して特産品を贈呈ということですが、今全部で13の特産品をご用意をしておりまして、大体単価は2,000円程度というふうになってございます。それに送料が若干加わりますので、半分以上の収入はあると、差し引き収入はあるということでございます。
再質問 9番 藤本光行
それでは、もう一点お聞きします。これで半分ぐらい、5,000円で恐らく2,500円ということは栗山町を全く知らない人からのがほとんどだと思います。ほとんどということであれば、内容を見れば1万円とか5万円とかというのは恐らくなくて、5,000円というのがほとんどだろうと僕は推測しているのですけれども、逆に税金面で控除制度を受けられるということで5,000円だと2,500円が入ってくるとして、税務上栗山の人がそういうのを目指してほかの自治体にやると。そうすると、自治体から領収書が返ってきて確定申告のときに寄附金控除を受けて住民税が減額されるというようなこともあると思うのですけれども、それについて栗山町民が減税の措置をして減税が目減りしたというのがわかれば教えていただきたいのですけれども、いかがですか。
答弁 税務課長 千葉清己(税務課長は2014年6月まで)
ただいま藤本議員の住民税の寄附金のはね返りということですけれども、残念ながらそういう資料は整えてございませんので、ご希望であれば調べてご返答したいというふうに思います。以上です。
再質問 9番 藤本光行
わかりました。戦略的に使うといって、そうやってこの制度を利用している数をネットとかで調べてみますと、やはり圧倒的に都市部の人が多いです、東京都、大阪府、愛知。ということは、そういう人たちが地元の東京都の何区とかというところに持っていって減税措置を受けるということで、栗山町からそれをたくさん発信している状況があると、僕はそんなに多いとは思っていません。だから、戦略的にこれを財源のほうもそうですし、町のPRだとか、そういうことに使うというところを田舎の町としてはやっていかなければならないのかなというふうに考えての提案です。今これからの方向性ということで、町長のほうからはコース制度ということもおっしゃられました。実際きっとそういうふるさと納税を使う人たちは、当然寄附金控除のことも念頭に置いていますから、まして栗山町のホームページでつくっているところにも減税にはこういう例がありますよというような例も出されています。それは、4万円寄附するとというふうな例になっています。先ほど言ったとおり2,000円が免責になりますから、寄附金控除は。ですから、5,000円だと3,000円分しかないのですよね、メリットが。そうやってそれをよくよく突き詰めていくと、やっぱり3万円とか4万円とか5万円とかというところを狙ってくるという層が結構多いのだと思います。ほかの町村を見てもそういうところがあります。そういう面では、先ほど言ったとおりコース制度というところで3万円、5万円というところの設定をして半額程度のお返しをしながらというところを考えていくというのは、僕もこれは言おうと思っていたことなので、町も考えているということなので、それはすごくいいことだと思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。あと、フェイスブックを立ち上げていますね。ふるさと納税のところを見るとフェイスブックがあって、企画課のほうで多少なりともPRを行っております。それには町の花だとか、栗山でとれたお米の写真だとかが載っているのですけれども、ぜひ今はSNSということも結構言われていますので、そういうところをもう少し充実して、栗山は半分ぐらいでというのは還元率が意外と高い、僕が見た中では還元率が高い部類だと思うので、そこの有利性もあると思いますし、例えば今年栗山町産のゆめぴりかが全国集まる品評会で1位、2位を独占したということは当然町広報等も周知をしていますけれども、そういうことも含めてぜひもう少しPR、栗山町を知っていただく、それとかそれを活用していただくというところのPRにSNSも含めて十分に取り組んでいただきたいなというふうに思うのですけれども、いかがですか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本的には、かなり寄附者に対して町のPRということでいろんな資料も送付して、例えば町の話題、これらもかなりのページ数なのですけれども、こういうようなものもつくりましてPRに努めていると。それと、例の寄附金に対する対応の内容もこういうようなパンフレットをつくりながら、極力PRにつながるような対応ということでやってきております。ただ、議員さん言ったように金額面、これは相当の開きがあって、やっぱり5,000円が大半を占めると。これは、寄附する側のいろんな考え方があってされているだろうと。これがいつまでも続くのかなとは思ってはおりませんけれども、ただ本来の意味のこの制度、制度の趣旨に沿って寄附をするというような形をきちっと確固たるものにしていくことが大事なのかなと思っておりますから、当分は件数はふえるだろうけれども、中にはいろんなケースがありますので、慎重に対応しながら、逆にせっかくの機会なので、町のPRには極力努めてまいりたいなと、こう思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 9番 藤本光行
今これがどこまで続くのかなという話もございました。確かにブームというのは、1度盛り上がりはするのですけれども、そのうち下火になるということも考えられます。ただ、やはり今の時代、インターネットとか、そういうところの果たす役割というのは本当に大きくなってきて、そういうところを通じたPR活動というのはある意味もうどこも取り組み始めていますし、それをどう複合させて有効な手段にしていくかというところを考えながらやっているというところが本当に多くなり始めています。そういうところの視点に立っても、またこれから地域間競争、自治体間の競争も結構激しいというところもあります。やはり栗山町が栗山町として地域に、そして全道に、全国にこの名を少しでも広めておけば、将来的に返ってくるものがきっとあるのではないかなというふうに考えています。そういう面では、今回提案の一つとしてふるさと納税制度の有効的な活用をということで提案させていただきましたので、どうかもう少し力を入れてやっていただくように検討をお願いして質問は終わらせていただきます。