訓子府町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日
農業における町独自政策等について
2023年6月22日、訓子府町議会の一般質問で、村口鉄哉議員が「農業における町独自政策等について」質問し、町長 伊田彰、農林商工課長 大里孝生が答弁しました。
- 質問者
- 村口鉄哉 議員
- 答弁者
- 町長 伊田彰、農林商工課長 大里孝生
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 村口鉄哉
次に、大きな項目の二つ目について進めたいと思います。農業における町独自政策等について。本町の長期的な農業政策について、3点の質問をさせていただきます。1、酪農情勢は2020年1月からコロナ感染、ウクライナの影響も受け、牛乳、乳製品の消費の落ち込みから生産抑制が始まり、本町の酪農の経営には、大きな問題となっています。国は平成27年度からスタートした畜産クラスター事業により牛乳の生産増産政策がはじまりましたが、前段で述べましたとおりコロナ等の影響もあり、今年からは生産抑制の方向転換政策を示し、本町の酪農経営は総じてひっ迫している状況にあると思います。このことから、本町として、独自の牛乳消費拡大運動と現状を広く町民に理解してもらえることが必要と思いますが、どうお考えでしょうか。2点目、畑作経営についてですが、酪農同様、いろいろなものの高騰により経営が難しい状況にあると思います。国の政策によりビートから大豆や麦などに作付けが転換され、機械導入など順調に進んでいると思いますが、若い経営者の方から、農産物の単価を農業者が決められるわけでもなく、機械化が進み、経営に対する収益が低くなっている状況で、今後、子どもに継承するべきか悩んでいる農家さんが出ています。10年後、20年後も本町の農業が継続していけるよう、いろいろなことで国や道に要請していくことやJAきたみらいと連携して進めていくことはもちろんですが、本町の長期的な独自政策としてどのように考えているのかお尋ねします。3、酪農や畑作経営において、現在では、人手不足の解消方法の一つとして外国人等を雇用している状況ですが、住居の確保と町内空き店舗、空き家、アパートの新築など事業主が購入、建設をしております。町内には、正確な数字ではありませんが、40人ぐらいは住んでいると思われますが、商工業と同様な就労支援や空き家政策の支援の中に含む考えについて、町長にお尋ねします。
答弁 町長 伊田彰
ただいま、農業における町独自政策等について3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをいたします。1点目に「本町独自の牛乳消費拡大運動と町民への理解」についてのお尋ねがございました。酪農経営がひっ迫する中、牛乳の消費拡大運動に関し、この2年間で役場職員向けに2回の取り組みを行っております。いずれもJAからの依頼によるものでございます。ほかにイベント等開催時の牛乳無料配布などが考えられますが、酪農家の間でも議論は分かれており、乳製品を無料で配ってもうれしいと思うだけで、その分消費が増えるわけではない。継続的に「牛乳乳製品を買ってほしい」のだから、ほかにやり方があるのではとの考えもお聞きしております。牛乳乳製品の消費拡大に向けた町民に対する働きかけは、今後とも必要であると認識しております。広報誌やホームページ等で啓発活動を展開してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。2点目に「10年後、20年後を見据えた畑作経営の独自政策について」のお尋ねがございました。令和3年度に新たな「人・農地プラン」を本町で策定しましたが、その前段で農協が「地域の将来像」として、農家のリタイア年齢を71歳と仮定し、それによって5年スパンで20年後までの地域ごとのシミュレーションをお示しをし、各実践会で意見交換を行っているところでございます。意見交換には町や農業委員会も入り、さまざまな意見を伺った結果「人・農地プラン」に反映をされているわけでございます。20年後も訓子府は「家族経営が基本である」という農業形態に大きな変わりはなく、個人経営では規模拡大志向と現状維持志向に二極化する傾向として予測をされております。そのような中で、ほとんどの方が労働力不足解消による労働力支援システムなど何らかの対策を望んでおり、JAによるコントラクター(農作業請負)メニューの利用と拡充を望む農業者が多く存在をしております。また、スマート農業の推進や機械作業効率を求めたほ場区画の拡大を望む声も多く、本町でこれまで力を入れてきた農業基盤整備事業の推進は、今後も重要な位置にあると考えております。一方で、肥料をはじめとした資材高騰が続いており、環境問題が高まる中で生産性を保つことができるように、これまで訓子府が培ってきたクリーン農業の技術もさらに発展させていかなければなりません。畑作経営の独自政策については、近年、技術革新が目覚ましいICT技術を用いた自動操舵等の導入やドローンの免許取得への支援などに加え、これまで申し上げた課題に対応できるような支援策を生産組織、JA等と連携しながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。3点目に「人手不足による外国人雇用への就労支援や空き家政策の支援」についてのお尋ねがございました。外国人労働者の住宅確保として、事業主がアパートの新築や空き店舗、空き家の活用をされていることは認識をしております。過去に住宅建設に関し支援ができないかについてのご相談はありましたが、それ以降は同じような相談を受けたことがないのが実情でございます。しかし、2点目の質問でも回答したとおり、農業分野における労働力不足を解消するに当たり、本町の住宅事情も含め、何ができるのか検討を進めてまいりたいと考えております。一方、商工業と同様な就労支援に関しては、そのような要望があることを現状では把握しておりませんので、何らかの支援が必要であれば今後検討してまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えいたしました。ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
質問 6番 村口鉄哉
まず、1点目の酪農関係についての消費拡大運動についてお答えがありました。私の方で考えておりますのは、そういう部分ではなくて、現在、ミルクランド北海道というのが北海道的にPR活動をしておりますし、その原資については酪農家の乳価からの支出であります。訓子府でいえば、多分1円と計算すれば3千万、訓子府だけでも3千万にミルクランド北海道にお金がいっていると思います。また、酪農家の町民税、固定資産税、多額に納めている酪農家であると私は思います。また、町営育成牧場の運営についても僕は理解していると思っております。ただ、ここで私がお願いしたいのは、酪農の下支えとして、特に、牛乳の消費拡大を町として独自にすべきでないかという考えであります。また、6月の町広報や訓子府新報にも道が実施している子育て応援事業、米も含めた牛乳の無料配布を本町も一緒に実施してはという考えについてはどうですか。それから、昨年の11月から、また4月、8月と乳価が上がっております。4月の乳価の値上げによって、一斉に牛乳メーカーが値上げをしております。生産者にとって価格が上がることはうれしいことでありますけども、消費者に直接はね返ってきて、最終的に消費が増えるというふうには考えられない。金額が上がれば、消費が減るということですので、単純に無料で配布するからどうのこうのという話ではなくて、やはり町民に訓子府の酪農がどういう状況にある。また、行政としてどういう支援をするというようなことを少しでもやるべきだというふうに思いますので、お考えをお聞きします。
答弁 町長 伊田彰
今、酪農の支援の関係で2点ほどご質問いただきました。1点目の下支え、ここは無料配布がいいのかという生産者の声もございます。そういう意味では、本当に生産意欲をいかに維持していただけるかということで、きたみらいと連携した中で、畜産全体ですけども、1頭いくらというような補助金を出していくということで、今回提案をさせていただきました。そういった意味では、消費に向かった部分というのは、現段階ではないというところでございます。2点目の部分でいきますと、今日の北海道新聞にも出ておりました。8月の買い上げ乳価10円アップに伴って、7月から8月にかけて主要3メーカー、牛乳の値段がおよそ17%程度上がるよというような記事だったと思いますけども、そういった意味では、ここは何と言ったらいいのか、需要と供給というよりは、原価方式で上がっていっているのかなというのがちょっとあって、先ほど村口議員からのご質問の中にもありましたけども、決められた、あなた任せの価格ではなくて、原価の部分で少し上がっていっているかなというのがあります。ただし、訓子府町の部分については、飲用向けの牛乳ではございませんので、今回の10円アップについては、飲用向けということだったので、直接、訓子府35軒の酪農家に跳ね返るかとなると、そうではないというところがあるかなというふうに思っております。そういった意味では、少しですね、35軒、酪農家、今の状況というのは、本当に一部の方しか分かってないかなというがあって、そういった意味では、少し大きな紙面をとった中で、広報等々の中で少し現状も訴えた中で消費に向かって訴えていくというような取り組みが必要じゃないかなというふうには、ちょっと7月1日広報はもうでき上がりつつありますので、ちょっと8月に向けてということになると思うんですけども、ただ、いまだにその先が見えないという状況がありますから、それは昨日の大野議員からの答弁でも申し上げましたけども、今後どのような展開になるかということも含めてですね、さらなる支援も必要になってくるかなというのも少し見据えながら、検討してまいりたいと思います。
質問 6番 村口鉄哉
ぜひ、8月の広報に現状を載せていただきたいと思います。酪農に関しては、牛乳を消費をいっぱいすればいいというものではない。酪農振興会の役員の方と何回かお話をさせていただいて、説明を実は何回も受けてますけども、10%も理解できないような価格の仕組みになっていますし、流通の仕組みになっています。ですので、町長の方から8月以降で考えたいというお話もありましたので、ぜひ、お願いしたいと思いますし、実はミルクランド北海道では、周知はされておりませんけども、実は6月は「牛乳の月間」だそうです。ましてや6月1日は「世界牛乳の日」ということらしいです。というふうに、私も資料をいろいろ見てはじめて知りましたので、ぜひ、皆さんも消費をしていただければというふうに思います。2点目の畑作経営について、10年後、20年後の長期的町の独自政策がどのように考えているかということの再質問をさせていただきます。私が考えるのは、金とか物とかという話ではなくて、やはり町全体として農業の方も含めた中の考え方というふうに思ってますので、次に、再質問したいと思います。まず、1点目にしたいのは、本町の現状を把握したいということで、いろいろな機関にお願いをして、令和5年の作付状況を聞きましたけども、個人のプライバシーによって回答が出ておりませんので、分かる範囲でよろしいですので、特に変動の多い作物について教えていただきたいと思います。小麦、てん菜、大豆、それ以外に変動が多い作物がありましたら、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)
ただいまご質問を受けました現状で小麦、てん菜、馬鈴しょ以外に増減が著しいものというようなご質問がありました。令和4年度対比で比べてみますと、今、村口議員が指摘された三つの品目以外にさほど増減が著しく落ちているということはございません。今回の質問にもございましたとおり、国がビート、価格制度を維持するという部分も含めてビートの減産、それは消費の減退とかの背景もありますけども、そういった部分で他の作物に転換をしてほしいということを強力に今、推し進めております。そういった部分で、この三つの作物の増減の認識で間違いはないかと思います。
質問 6番 村口鉄哉
作付面積についてはお答えがなかったので、私の方から強くお願いしたいのは、系統以外についても農家さんがあると思いますので、私的にはぜひ本町のみの、行政区のみの、作付実績の調査をする考えについてお尋ねします。
答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)
私ども農林商工課では、一応、農協の組合員さんの作付けというのは、もちろん把握しております。それ以外の組合員にない方の作付けというものも毎年把握しておりますし、毎年の数字はきちんと把握しております。その部分についても、私どもの課でそのデータを持っておりまして、そういった把握はしている現状にあります。
質問 6番 村口鉄哉
ですから言っているのは、われわれ議員についても早急に緊急性の高い部分だと僕は思います。ですので、やはり行政区のみの作付面積を早急に把握すべきだと私は思います。私が調査したときには、パンフレットの内容が3年の作付面積、それも広域の数字でありました。それを見て私がどうのこうのということはできませんが、やはり行政区内においての作付けは早急に私は把握すべきだと思います。その点についてお考えをお聞きします。
答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)
私どもが把握している面積というのは、今年の作付けであると6月末に確実に毎年、毎年抑えていっております。だから今回、議員がどちらからその面積の話というのの調査をなさっているのか別として、私どもとしては、6月終わって7月ぐらいになりましたら、訓子府で農業を行っている方々の面積を毎年把握しておりますので、それを議会とかにお示しすることは可能です。その辺をご理解いただきたいと思います。
質問 6番 村口鉄哉
早急にお願いしたいと思います。2点目の最後の質問ですけども、私が10年後、20年後の話でございますけども、最近の訓子府の農業情勢として10年以上経験された40代前後の若い世代の経営移譲を受けた農業者が最近多くなっているというふうに私は感じています。大野議員のときにも町長が回答していましたとおり、近年の国の政策自体はかなり変化しているというふうに捉えております。ここで私が長期的な独自政策として考えていただきたいのは、若い世代の経営者との今後の農業をどうするかという場をぜひ設けていただきたい。それと町長が今回、回答していますとおり、夜間町長も必要です。ただ行政側から積極的にアプローチすることも私は今後の特に必要性があると思いますが、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 伊田彰
ただいま、広聴活動というか、農業サイドの40代中心の若い世代、これから担っていく世代の部分の意見聞き取りというか、意見交換というようなことだと思います。4月の選挙活動の中でも、40代の方といろいろとお話をさせていただきました。ただ、やはり広大な40町、50町持っている方もおられますし、20町クラスでやっている方もおられます。ネギ屋さんもいましたし、畑作の方もいました。当然、酪農の方もいました。そういった意味では、職種っていったら怒られるんですけど、ネギ、畑、酪農、三つの中では、やっぱりいろんな考え方が違うんだなというのが、ちょっと感じました。ただ、村口議員言われるように、先ほど答弁で申し上げた「人・農地プラン」でいくと20年後、87軒離農する。71歳以上ですよ。だから結局は今270切れるぐらいですから、200軒切れてくるというのが今の実態。ただ、今の40代の方というのは20年後、60歳ですから、彼らが中心になって、今後どういうふうな訓子府農業を作っていくのか、作っていかなければならないのか。もちろん、町も応援しますけど、そういった意味では、最も中心となるきたみらい農協が一定レベルの引っ張り方をしながら、町も意見交換含めて、やっていくっていうのが、今後の系統の部分でいけば、そういった部分になろうかなと思います。また、系統外の部分については、ちょっと時間の関係もあるので、系統外も含めて、小規模も含めて、国はちょっと農業者の定義を少し今までの担い手中心から小規模、兼業も含めた中にちょっと拡大しそうな先細りもあるということで、ような状況もあるようなので、そういったところも大事にしていきたいなというふうに思っております。
質問 6番 村口鉄哉
ぜひ、若い農業者と一緒になって、10年後、20年後の訓子府農業について、町民一丸となって、環境や風土、気運づくりをお願いしたいと思います。3番目、外人等の雇用に対する支援策ということで、回答の中にありました住宅建設に関して支援ができないかと相談はありましたが、それ以降は同じような相談を受けたことがないというような話であります。私の方に聞いている限りでは、それ以外に、外人を雇用するんだけれども、町内の空き住宅を購入するんだけど、支援はないかという部分で何軒か農業者の方が私は接触しましたし、ないというふうには感じておりません。また、1回で駄目と言われれば、大体みんな帰りますので、それも含めて、今後考えている農業者の方については説明をしたいと思います。1点だけ、質問させていただきます。農業についてですけども、本町の農業について、私の試算で申し訳ないんですけども、自主財源といわれている町税、固定資産税について、あくまでも私の試算ということですので申し訳ありませんけども、町税については、農業所得で9千万、青色専従で9千万、固定資産税の半分として1億2千万、大体3億、多分以上だと僕は思いますけども、農業者が納めていると思います。ですので、わずかな金額でもよろしいですので、ぜひ外国人の人員不足についての対応についてお願いしたいと思いますし、6月9日の閣議決定におきましても、特定技能1号から特定技能2号になった場合、特定技能2号ですけども、永住権が発生し、また、家族も居住できるというような閣議決定されてますので、長期間、多分、移住ではないですけども住まわれると。外国人については年金、それから、町道民税は必ず滞納をしたら1年で帰らなきゃならないという実情もありますので、滞納もないということですので、ぜひ就労支援、それから住宅についての支援についても考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 伊田彰
今3点目の外国人労働者の関係でご質問がございました。村口議員からご指摘あるとおり、ちょっと部署が違いまして、別の部署で1件ほどちょっとご相談があった。本当に思うんですけど、相談はいいんですけど、結局、来月とかね再来月ぐらいのレベルで来られると、なかなか行政の足って遅いので、難しいかなっていうところがあって、ただ、そういった意味では、別な製造業への外国労働者というのも本町では30名ほどおりますので、そういった方からは来てますけど、でも3か月後に建てたいんだっていう、ちょっと行政側でいくと、もう少しスパンを置いてやってほしいというところがあります。ただ、先ほどの「人・農地プラン」にもありましたけど、農業者の方はほとんどが今、農協でやっているコントラクターをやってますけども、コントラクター外れて独自で雇っている方もいますので、そういった意味では、外部の人材労働力に頼っているのが実態ですので、そういう部分も含めて、住居というか、居住の部分も含めて今後検討していかなければならないかなというふうに思っております。
質問 6番 村口鉄哉
農業者についても、最近法人化なり、されていますので、基本的には私は会社経営だと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。