訓子府町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日
高齢者支援につながる地域ケア会議の開催状況と課題について
2021年12月7日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「高齢者支援につながる地域ケア会議の開催状況と課題について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 今田朝幸が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 今田朝幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 西山由美子
高齢者支援につながる地域ケア会議の開催状況と課題について、町長にお伺いいたします。本町の地域包括支援センターは、平成18年10月に設置され、今年で15年になります。年をとっても、この町で安心して暮らせるよう高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に沿って、さまざまな取り組みを行ってきました。その中でも保健師や専門職だけでなく、家族を含む地域の人々を交えた個別ケースの検討会議は、情報を共有し適切な支援へ結び付く重要な位置付けと認識しています。地道な活動ですが、その開催状況と課題について伺います。1点目、地域における個別ケース検討会議の開催状況と効果について。2点目、高齢者の孤立を防ぐことと、地域課題の解決に地域ケア会議の果たす役割は。以上、お伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「高齢者支援につながる地域ケア会議の開催状況と課題について」2点のお尋ねがありましたので、お答えいたします。まず1点目に「地域における個別ケース検討会議の開催状況と効果について」のお尋ねがございました。少子高齢化が進む中、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に提供できる地域包括ケアシステムの構築が推進されています。地域包括ケアシステムの実現に向けて、介護保険の理念である自立支援の考え方に基づき、高齢者のニーズに応じた適切なケアマネジメントを実施することや、多様な社会資源を整備するための手法として、介護保険法で地域ケア会議を設置するよう努めることとされています。本町の地域ケア会議は、本体会議となる地域ケア会議、個別ケース検討会議、サービス調整部会、高齢者虐待防止ネットワークなどからなり、具体的な支援内容の検討、ケアマネジメントの向上、個別ケースの課題分析を積み重ね、地域課題の発見等につなげております。個別ケース検討会議は、令和2年度の実績で14回、包括職員や担当ケアマネージャー等のスキルアップのための会議を11回開催しています。担当者一人が考えるのではなくて、複数人で考えることで総合的で適切な判断が可能となること、顔を合わせることで事業者間のネットワーク環境が構築されたり、参加者が自分の知らない領域の知識や技術を学ぶことができたり、事例を検討していく中で地域の課題を発見する機会につながるといった効果がみられます。2点目に「高齢者の孤立を防ぐことと地域課題の解決に地域ケア会議の果たす役割は」とのお尋ねがありました。地域ケア会議は、個別課題の解決、ネットワークの構築、地域の課題発見、地域づくり・資源開発、政策形成の五つの機能があり、それぞれの機能を果たすことで、すべての地域ケア会議が連動して地域包括ケアの推進につながります。近年は家族関係の希薄化や認知症など、制度だけでは支えられないようなさまざまな問題を抱える高齢者が増加している状況で、地域にどのような課題があり、それらをどのように解決していくのかを検討するうえでも「地域の強み」を生かしていくことは大切なことであると考えます。今後も課題分析を積み重ね、地域課題を解決していくことで、高齢者が住みやすく、孤独を防ぐことができるよう地域ケア会議を推進していきたいと考えています。以上、お尋ねのありました2点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
再質問 5番 西山由美子
項目に沿って再質問させていただきます。今までもですね、読んでいると頭が痛くなるいろんな高齢者の福祉計画とか、それから介護保険事業計画を読んでは地域包括ケアシステムの構築って何ですかって何度か町長にお尋ねしたことが自分でも記憶しているんですが、言葉から出てくる状況がよく読み取れなかったんですね、自分自身が。今回この質問に立った理由としましては、今年に入って10月なんですが、私が地域の役員をやっていますので、その関係から地域ケア会議の出席の案内が届きました。それではじめてその地域ケア会議ってどんなんなんだろうと思いながら参加させていただきました。そこには保健師さんが2名、それからケアマネージャーさんが1名、それから社協の生活支援コーディネーターの方が1名、民生委員の方、それからうちの町にとってはなくてはならない駐在所の武田所長もいらっしゃいました。それでもちろんご家族の方、ご本人は入院されてていなかったんですけれども、その体制の中で黒板がありまして、そこに保健師さんが会議の様子をこう一つずつ逃さず書いていくんですね。それで全体の中でその対象となる方の状況を説明して、そして皆さんからどうしらいいと思いますかって意見を聞くんですね、皆さん一言ずつ自分の立場でいろんな意見を出し合います。それを全部黒板にきれいに書き留めて、そしてわかりやすく書いて、その会議は一応解決策として、それぞれの立場で見守ろうということで、駐在所の武田所長も僕も町内、毎日回ってくれてますけど、そこのお宅の前は通るようにしますよって言ってくれたり、それから家族の方にもご自身でご近所の方にその方の見守りをお願いしたりという、そういうとっても何て言うんだろう、想像していた会議とは違って、すごくわかりやすくて、それであっという間に時間が過ぎました。それで、こういうことが地域ケア会議なんだというのを私がはじめてわかったんですけれども、多分そこいくまでにいろんなことが経過としてあったんだろうと思います。その介護保険などの計画書を読んでいきますと、この15年の間の流れをずっとこう見ていったら、介護保険がはじまった当初は地域ケア会議はもちろん最初からあったんですが、月に1回、職員同士が行う会議みたいな感じが年12回という計画があったりして、そんなその地域ケア会議が重要視はされてなかったんですが、やはりこうどんどん改正されていって、後半からこの地域ケア会議に予算もつくようになったり、すごく重要視されるようになってきました。やはり訓子府町の場合、高齢者世帯の3割が一人暮らしです。2025年に向かって今どんどんいろんな問題も出てきていると思います。それで調べていく中でちょっとわからないことが1点あったのでお伺いしますが、その地域ケア会議の中に個別ケース検討会議とそれから自立支援型の会議というのがあちこちに出てきたんですが、その違いを教えていただきたいなと思います。
答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)
今、個別ケース検討会議の中で本町で言いますと自立支援型というタイプと支援困難という部類の検討会議を設けてございます。その違いですけども、支援困難という部分で言いますと対象者の方ですとか家族の理解が得られなくてサービスにつながらないとかといった支援の難しい方たちをどのように支援につなげていったらいいかというようなことを検討する部分でございまして、あと自立支援につきましては、こちらはどちらかというと軽度者の方を対象に、その方が重度化ですとか、今後も自立支援がつなげていけるようにといった、そういった支援内容を検討するような会議として設けてございます。
再質問 5番 西山由美子
わかりました。主な会議はそれぞれ職員の皆さんが町民のためにどうやって支援につなげたらいいかということで多分毎回開かれていると思うので、その辺は町民の方が知る必要があるかどうかちょっとわかりませんけれども、そんなに問題にすることはないんだろうと思うし、会議がいっぱいあることで、それがどんどん積み重ねられていくんだなと思うんですが、今先ほど申しましたように、地域の人が加わった会議、一人の方の今後についてみんなで話し合って情報を共有し合うという、その会議がやっぱり町民の方も参加した人でなかったら絶対わからないと思うんですね、私たち議員も予算とか決算で介護保険の中で地域支援事業の中で地域ケア会議というのも出たりはしますけども、それが一体どういうふうな内容なのかというのは本当にわかりづらかったということがあります。それで、それをもっと具体的に知るためにも、ちょっと事例を申し上げますので、教えていただきたい。簡潔に教えていただきたいなと思います。例えば、私、西山由美子、85歳です。夫に先立たれて日出で一人で暮らしています。昨年あたりから物忘れがひどくなってアルツハイマー型の認知症と診断されました。介護認定が1から2になっています。今はデイサービスを受けながら、最近徘徊がするようになりましたというような事例があったとします。それが家族の方やそれから民生委員の方から包括の方にそういう事例が報告された場合、その後、私はどういう過程で皆さんの話し合いによって、どういう支援が受けられるか、簡単にご説明お願いします。
答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)
今、西山議員さんの方から認知症が進んだ方で徘徊が進んでいる、そういった今後のその方の対応というご質問でございましたけども、先ほど西山議員さんがおっしゃってましたように、まずはご家族の、徘徊ですから、それはうちの方でそういった情報を聞きますと、とりあえず警察の方にこういった方がいますよということで、ちょっと注意深く見ていただけますかという協力依頼等をお願いします。そして係内でもちょっとそういった情報を共有して、その後ですね、ご家族とかの同意を得てですけども、先ほど議員さんがおっしゃいました地域を含めた見守り体制ということを築き上げていこうということになると思われます。
再質問 5番 西山由美子
突発的に変なことを言ってしまいましたが、まさしくこれ一人で暮らしている場合、どの方も、たとえ認知症にならなくてもですね、いろんな不安が抱えながら皆さん日々生活しているんだろうと思います。地域包括支援センターの職員の皆さんからすると、いろんな会議を通してもう少し地域の方々がどういうふうに例えば一人ぐらしの老人のために、高齢者のために関わってくれたらいいなと。課題解決にこういうふうになったら結び付くのになと思うところがあるんではないかと思うんですが、その辺具体的なことがあれば、例えば、今、私、自分の事例で申しましたけれども、先ほど言った、今年参加した人のご家族にお電話で聞いてみたところ、やはり保健師さんたちがあそこまでやってくれると思わなかったと。それで今その方は施設に入所できて穏やかな日々を過ごしているって。家族もすごく今、安心してるんだということでしたので、そこにみんな全員がそういうふうになれるとは限らないということは保健師さんもおっしゃってました。状況がよかったから、すごく最適な案にいったけども、先ほど言ったような困難な場合、地域の方々がそこにどういうふうに関わったらいいのか、職員としてこう何か地域の方々にしてほしいことってありますかね。
答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)
そういった地域での見守りについて、地域の方にどういった町として関わっていただけるかという部分だと思うんですけども、先ほど来言ってますけども、あくまでもこちらは家族が、やはり個人情報ですから、家族が知られたくないと言ったら当然地域の協力もいただけない部分になっちゃうんですよね、ですから今回の先ほど来言ってますけども、西山議員さんのケースについては家族の方も地域の方にご協力いただきながらという部分で進められたという部分があって、今はよい方向というか、よい状況に進んだというふうに感じております。ですから、やはり町と皆さんですね、地域の方と家族の方、まずは町と家族の方たちが情報を共有してどういうふうに見守りをしていこうかという部分、それで地域の方にもそういった情報を共有していただいて、手助けをいただこう。そういった部分に広がっていけばいいのかなというふうに感じてございます。
再質問 5番 西山由美子
すいません、答えづらいことを聞いてしまったなと思って反省してますが、つまり私も自分で参加して思ったんですけれども、地域の人たちも他人事じゃないんですね、聞いててね。だから自分がそうなったり、自分の家族がそうなった時にどうしようというすごく進め方としてすごくこの情報をきちんと共有できるような環境にあったもんですから、これはすごくいいことだなってすごく思ったので、それをより多くの人たちに各地域で理解してもらえるような、何かこう、うまく言えないんですけど、そういう働きかけがあれば家族が、多分いろんな個人情報ですから、そこを見られたくないとか知られたくないとかっていうことが働くと思うんですけど、そうではなくて、ご本人が幸せに暮らすためにはどうしたらいいかということを原点として、やはりこれからいろんな働きかけをしていただけたらなと思うんですが、これすごく抽象的なことになってしまうので、お答えはいいですけれども、最後に町長にそれも含めてお伺いしたいんですが、やはりこの15年の歴史の中で保健師さんたちがいろんなことを試行錯誤して、今、地域に向かってそういうケア会議を開きながらやっていて、私すごく感動したのは、先ほど黒板に書いたことを写真にとって、それで参加した人たちに送ってくれたんです。会議録として。したら難しい文言を書いた会議録よりも、すごくわかりやすくて、あっあの時こうやって自分もこうやって言ったなということが全部書かれていて、この方法というのは、どこでもやっているのかなと思いながら、すごくいいことだと思うので、これをぜひ訓子府町民の各地域でも理解できるような、そういうことが必要なんじゃないかなと今回そう思ったので、その辺についていかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
昔の保健師活動と違ってですね、今、本当に変わってきています。例えば100歳体操なんてのは、そのいい例だと思うんですけども、各地域で年寄りが集まってですね、体操をやっている訳です。そこに何週間にいっぺんか保健師たちが行くんですけども、もうほとんどが自分たちでやっている。そういった課題を発見していくという場をですね、どうやってつくっていくかというのは我々の課題だった訳ですけども、一つはそういう点では、この5年間の間で大きく変わってきているということがあります。私はですね、何かあったらすぐ役場来てくださいって言うようにしています。ずっと町長就任以来。保健師のとこ行ってくださいという言い方をします。これは現実的にいろいろ抱えている人たちが、もしそういうことになった時に役場しか頼られない、役場が最後の砦だということは、私は自分で肝に銘じてますから、ぜひ言ってください。たくさんありますそういう事例は。この間も夫が亡くなってどうしていいかわからない。担当保健師調べたら彼女だったってわかったら、もう四十九日でなくて、初七日終わってから保健師よこしますからって言ったらもう、その保健師は次の日に行ってましたよ。こういうですね、ネットワークというかですね、身近な存在として町職員や、あるいは特に保健師なにかがですね行けるような状況、こういう事例はですね、もうたくさんあります。ぜひですね、こういった啓蒙活動もしていかなきゃならないと思いますけども、守秘義務とか、そういったことの以前に、やっぱり寄り添うということが僕はいつも言っているんですけども、寄り添いながら、何かあった時には役場に電話すれば何とか相談に乗ってくれるっていう状況をですね、こっちも作っていかなきゃならなし、もっともっといろんな関係の方々がそういうお力添えを僕はいただきたいというふうに思います。
再質問 5番 西山由美子
本当に課長が答弁に苦しむほど、一言で解決できる問題ではないです。町民の方々も高齢化が進んでいるこの訓子府町でいかにして過ごしやすい毎日を過ごせるか。まだまだみんな、みんな孤立化しがちですから、このコロナで。もう少し自分の時間を世のため人のためにこう少しでも役に立つことが何かできるんじゃないかって、そういう意識をこう皆さんが持ち出したら、一人一人の役割として、何かできるんじゃないかなと漠然としたことですけども思いますので、今後も地域包括支援センターがより活躍できる環境にあるようにお願いしたいと思います。これで私の一般質問を終わります。