みんなの議会

訓子府町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日

くんねっぷ歴史館事業と高齢者福祉の連携について

2021年6月16日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「くんねっぷ歴史館事業と高齢者福祉の連携について」質問し、教育長 林秀貴、社会教育課長 山田洋通、福祉保健課長 今田朝幸、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
教育長 林秀貴、社会教育課長 山田洋通、福祉保健課長 今田朝幸、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 工藤弘喜

9番、工藤です。それでは、質問の通告書に従いまして、私の方から大きな項目でいけば2点質問させていただきます。まずはじめに、くんねっぷ歴史館の事業と高齢者福祉の連携についてということで質問いたします。郷土資料館として2004年に「くんねっぷ歴史館」が開館をし、本町開拓から使用された貴重な資料が収蔵、展示活用されています。また、高齢者の保健福祉あるいは介護に関わる今後の課題で見れば、本町も認知症や単身世帯の増加が予想されております。このような状況の中で、懐かしい生活道具などを用いて体験したことを語り合い、過去に思いを巡らすことにより生き生きとした自分を取り戻そうという「回想法」という手法にした事業に取り組んでいるところも全国的には多々あります。これらを踏まえ、下記の項目について考えを伺います。1、くんねっぷ歴史館には、さまざまな資料が収蔵されておりますが、現在、資料の保存・展示以外に町民に向けての活用はどのようにされているか伺います。二つ目です。歴史館の事業を高齢者福祉や認知症ケア・予防という観点から歴史館と福祉の連携についてどのように考えておられるかお伺いをいたします。三つ目です。第8期訓子府町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画でも「認知症総合支援事業」が示されておりますが、その主な内容はどのようなものか。また、福祉サイドとしても歴史館と連携した「回想法」という手法での取り組みについてどのように考えているのかお伺いをいたします。四つ目です。このコロナ禍では仮に連携した事業の本格的な取り組みということになっても非常に難しいものがあります。この間、内部での準備期間として、相互に協議・研究のようなことはできないのか。これについてもお伺いをいたします。以上、4点について、ご回答お願いいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「くんねっぷ歴史館事業と高齢者福祉の連携について」4点のお尋ねがございました。町長へのお尋ねもありますが、私の方からお答えをさせていただきます。まず、1点目に「現在、歴史館にはさまざまな資料が収蔵されているが、現在資料の保存・展示以外に町民に向けての活用はそのようにされているか」についてのお尋ねがございました。くんねっぷ歴史館は、歴史的価値のあります旧役場庁舎を改修し「まちの歴史と文化を伝承する」施設として平成16年に開館し、歴史資料のほか建物そのものを資料として保存・活用しているのが特徴でございます。歴史館は「人と道具」の関係を尊重し、町の歴史・産業・自然・生活・文化に関わる資料を収集・保存・展示・公開する施設であり、次の時代に引き継ぐ役割を担っております。現在、歴史館が収蔵している資料点数は約6千点で、そのうち、館内の1階展示室に開拓と産業に関する資料を、2階では生活、教育、娯楽に関する資料を合わせて約3,500点を展示しております。歴史館の活用につきましては、小学校社会科授業や訓子府高校で行っている「くんねっぷ学」の地域学習としての見学をはじめ、町の開拓の歴史や資料を使った学習や、一般町民には道具や収蔵資料を活用した講座を開催しています。また、町の記録映像DVDは、巡回講座などで各地域に出向いて上映したり、ワクチン接種会場でも上映し、町民から「懐かしい」と大変好評をいただいているところです。昨今、社会や生活様式の変化に伴い、人の価値観や歴史を作り上げてきた物や道具の価値も変化しております。特にコロナ禍では人と会う・話す機会が減り、寂しさや虚しさを感じている人も多いと聞き及んでいます。今後も歴史館の特徴であります実際に見て・触れる体験を通して、先人の方々の技や思いを大切にして、次代に引き継ぐような事業展開に努めてまいります。2点目に「歴史館の事業を高齢者福祉や認知症ケア・予防という観点から歴史館と福祉の連携をどう考えるか」についてのお尋ねがございました。本町においても高齢化が急速に進む中で、高齢者の学習活動への参加を促し、多様なニーズに応え、学習成果を活用できる機会を充実していくことが求められております。高齢者の方々とお話をすると、懐かしい写真や映像を見ること、思い出深い道具に触れることによって、忘れかけていた昔の記憶を呼び起こすことがあります。また、歴史館来館者や各講座等に参加された方々からは、例えば昔の曲を聴くと当時の記憶がよみがえり、住居、家族、友人などのことも鮮明に思い出され、懐かしく楽しかったという感想もいただいております。このように高齢者の皆さんが仲間とともに、昔の懐かしい記憶や楽しかった思い出を振り返ることにより、楽しみや生きがいづくりにつながるものと考えます。また、国内におきましても、愛知県北名古屋市歴史民俗資料館や岡山県瀬戸内市民図書館などでは、写真や生活用具を活用し、高齢者福祉と連携して「回想法」を取り入れた展示や空間演出、講座を実施し、認知症ケアや予防に取り組んでいる博物館や図書館での先進事例もございます。こうしたことから、歴史館が保存している本町の歴史、文化、芸術、民族、産業、自然科学などに関する貴重な「町民の記憶の資料」を有効活用し、高齢者が興味関心を持つような歴史館と福祉事業の連携については重要だと考えております。3点目に「第8期訓子府町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画でも『認知症総合支援事業』が示されているが、その主な内容はどのようなものか。また、福祉サイドとしても歴史館と連携した『回想法』という手法での取り組みについてどのように考えるか」とのお尋ねがございました。認知症総合支援事業では、保健医療や福祉に関する専門知識を有する人による認知症の早期における症状の悪化防止のための支援を行う事業で、本町の主な事業内容としましては、認知症初期集中支援推進事業と認知症地域支援・ケア向上事業を推進しています。認知症初期集中支援推進事業は、認知症を早期発見・早期対応するために、認知症が疑われる人、認知症の症状の悪化がみられる人やその家族に対し、認知症サポート医の指導の下、認知症看護認定看護師、地域包括支援センターの保健師等による訪問支援やチーム員会議を開催し、認知症の人や家族の生活を支えていくための支援をしていくものです。認知症地域支援・ケア向上事業は、認知症の人に対し、状態に応じた適切なサービスが提供されるよう、医療機関、介護サービス事業所や地域の支援機関のネットワークを構築し、認知症の人やその家族を支援する相談業務等を行う事業です。本町では介護者の介護負担やストレス解消の場、地域住民の認知症の理解を深める場、認知症の人の居場所として「みんなのカフェ かなえーる」を毎月開催しています。歴史館と連携した取り組みについては、地域包括支援センターでは、以前に回想法を実践した経緯があります。昔の生活用品等の写真や絵を見ることで、過去を懐かしく思い、当時を振り返り、思い起こすことだけではなく、人に話すという行為が脳に刺激を与え、認知症の症状の緩和や進行の抑制に効果があるとされています。昔の資料などが数多く展示されている歴史館で、展示品に実際に触れることで、また違った刺激を与えることができる期待感も考えられることから、歴史館を活用した「みんなのカフェ かなえーる」の開催に向けて検討をしていきたいと考えております。4点目に「コロナ禍でのこの間、内部での準備期間として、相互に協議・研究のようなことはできないか」についてのお尋ねがございました。コロナ禍において1年半余り、私たちは新しい生活様式に基づき感染予防対策を行いながらの日常生活を過ごしております。また、大勢の方々が集まっての講座等や会議、イベントの開催などの本格的な事業展開は難しい状況にありますが、前段申し上げたとおり、本町においても高齢化が進み、高齢者の「生きがい」づくりと高齢者福祉や認知症ケアの観点から、歴史館と福祉事業とが連携した「回想法」も有効な手法であり、内部での協議・研究も検討してまいります。以上、お尋ねのありました4点につきましてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 9番 工藤弘喜

それでは、今、教育長の方から4点にわたってご回答いただきまして、非常に回答そのものが私が期待していたというか、思っていたことと本当にこう近い回答をいただきまして、これ以上、あまり再質問なんていうのはすることもないようなことかなというふうには思いますけれども、ただ一つ、何点かについてだけ、このことについて思っていることも含めてありますので、その部分について質問させていただきます。今も言いましたけれども、全体としては、本当に評価のできるご回答だったなというふうに私自身は思っております。それで今回この、いわゆる歴史館と高齢者福祉の連携についてという質問に思い至った経過、若干こう蛇足みたいな話になりますけれども、一つはやっぱり福祉の問題以前に歴史館そのものの、やっぱりちょっともったいないなと、そっちの方が先にあった訳ですよ。歴史館の存在そのものが、せっかくあれだけの資料を前々からも聞いておりましたし、本を正せば、今は亡くなって、おりませんけども、橋爪さんともいろんな話を聞かせていただいた経過もあります。そういった中で橋爪さんの思いなんかもちょっとこうたまにこうあの前を、旧役場の前を通ると思い出すこともあったんですが、そういうことを考えている矢先に、たまたまラジオ深夜便というところで、この回答の中にもありますけども、北名古屋の博物館の館長さん、市橋さんという人がたまたまそのラジオ出演して、いろんな回想法ということの取り組みも含めて、その博物館の役割も熱く語っておられたんですよ。もうそれが非常に印象深くて、あっこれがやっぱり、こういう見方も必要なのかなということから、今回の質問に至ったという経過です。それで端的に回答の中にもありましたけれども、くんねっぷ歴史館に収蔵されている資料の中に、昭和初期から戦中、戦後、そして昭和30年代までの、そのころまでの、大掛かりなものではなくて、いわゆる本当に生活に身近に感じる、例えばご飯食べる茶碗だとか、箸だとか、あるいはテーブルだとか、あるいは遊具、遊具というか玩具ですか、いわゆる遊び道具、花札みたいなものだとかかるたみたいなものだとか、いわゆるそういうものをとおして昔をこう直に触れて生活してきた用品なんかも収蔵されてはいると思うんですが、そういう持ち運びができるようなものも含めて訓子府の歴史館ではどの程度の点数が、数が保存されているのか、収蔵されているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 社会教育課長 山田洋通(社会教育課長は2022年12月まで)

ただいま、くんねっぷ歴史館の収蔵資料の中で昭和の時代で生活用具、玩具に関しての資料がどのぐらいあるのかということでのご質問でございました。現在、歴史館の展示資料としては全体で約3,500点ございます。これらがですね、それぞれのコーナー、また分野ごとに分けて展示しております。議員ご質問のございました、いわゆる生活に関すること衣食住、娯楽、仕事の道具等の部分でいきますと約200点の資料を展示しております。また、遊び、教育、また、暮らしの関係ですね、それにつきましては、約150点展示しております。また、昭和の時代の電化製品ですとか、また、ステレオレコードの類でございますが、これにつきましては約850点を展示をしております。その中で持ち運びができるものといいますと、今、ご説明しました、この資料の点数につきましては、ほぼほぼ大きさ的にはね、手に持てるものでございまして、一部、電化製品の電子レンジですとかカラオケとか炊飯器等はですね、やや持ち運びには大変かなとは思いますが、それ以外の道具、玩具類につきましては、外での活用ということも対応可能かと、そのように考えております。以上でございます。

質問 9番 工藤弘喜

そういう本当に貴重なというか、訓子府の歴史館の中にも、それぞれのその当時を思い起こさせるにふさわしいものがやっぱりあるということは間違いないんで、これやはり歴史的な資料ということで、もしこういうものというのは意外と見方によっては、ごみになるか資料になるか、本当にこう、いろいろ評価はあるとは思うんですけども、やっぱり大事な視点というのは、特に高齢者との関係でいけば、やっぱりそれに長く、自分の苦しい時、小さい時からの、そういう生き方の中で、人生の中での関わりの一番深い部分というのはやっぱり生活必需品的なものなり、娯楽だとか、そういったものが深くこう身に染みているんではないかなということに思いますので、そういった部分のやっぱり価値についても再評価して、その活用も考えていくことが必要かなというふうに思っております。それで次に、福祉保健課サイドの話というか質問に移っていくことになりますけれども、いわゆる第8次の先ほどの質問の中でも言いましたけれども、介護保険事業計画の中でも認知症総合支援事業というのがいわれております。その中で、先ほど私も認知症カフェという、そこで持っている役割というのをこの中で回想法なんかを取り入れた中でやってはどうかということを質問しようと思っていたんですが、それが出ていましたので、回答でありましたので、さらにそこでは触れることにはなりませんけれども、認知症カフェは実際今までどのぐらいの開催回数といいますか、1年間。そして、そこに参加している人たちが何名ぐらいおられて、そして主に今まではどのような活動というか中身になっておるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)

認知症カフェの回数ですとか、カフェでの役割、どういったことをしていたかというご質問でございました。ちょっと資料がないんですけども、令和元年度は開催回数が、ちょっと元年以前の部分は持ってないんであれですけども、元年度が開催回数が11回、参加実人数が14名、参加の延べ人数が61名で、令和2年度につきましては、開催回数が10回、参加実人数が13名、延べ人数が53名という状況です。一応、回答の中では毎月開催と言っておりましたけども、昨年、元年度含めて2年度、コロナの関係で開催ができなかったという部分がございます。あと認知症カフェでのどういったことをしているかという部分ですけども、認知症家族の方と認知症の方、あとサポーターの方、一般町民の方が参加して気軽にお話をしていただく、あと介護家族の方の相談にのってあげる、あと認知症の方を含めて、皆さんでいもだんごですとかかぼちゃだんご、そういったものをつくったりして、後でみんなで食べてお話をするといったことをやってございます。あと認知症の部分で周知を、認知症の周知を一般町民の方にも広めていきたいということで、昨年、シティの方で開催する予定でしたけども、コロナの影響でできないといった状況がございます。以上でございます。

質問 9番 工藤弘喜

本当にそのカフェの今までの取り組みのその中身も聞かさせていただきまして、まさにある意味の、やはり回想法的な、そういう中身にもなっているところもあるのかなというふうに思いまして、ぜひそこら辺の充実も含めて考えていただければ。その回想法の中身というのは、認知症の予防ケアもあるけれども、問題はもう一つは、そこを見守っている家族の負担をどうするかという問題とも非常にこう関わりが深いものになっていくということも言われておりますので、ぜひそういう部分でもちょっと検討するということになっておりますので、ぜひ実現されればいいかなというふうに思います。それともう一つ、認知症地域支援ケア向上事業というのがありまして、その担い手となっているんだとは思うんですが、認知症地域支援推進委員という制度と言うか取り組みがあるようなんですが、これについては、その中身と何名ぐらい推進委員という方をお願いしているのか、わかればちょっとお願いをいたします。

答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)

認知症支援委員自体は1名でございます。町の保健師が担当してございます。あと役割ですけども、認知症の周知活動ですとか、あと皆さんへのこういった、先ほど来言っておりますけども、かなえーるとかそういった活動のサポート支援をしていくような業務を行ってございます。

質問 9番 工藤弘喜

そしたらもう1点だけ認知症に関わる、介護保険事業に関わる中身なんですが、認知症サポーター養成事業というのがあるということも述べられていた、書いてあったような気がするんですが、このサポーター養成事業と言うのは、その役割とか活動の内容、これもまた、どういう何名ぐらいで、このサポーター養成を考えておられるのか、その辺もちょっと申し訳ないんですが、やはり何かこう事業する場合に、例えば回想法のようなことをやる場合についても非常にこう助けになる部分というか、やっぱりそこら辺の役割というのも何かもしかしたら生まれてくるのかなというふうにも思いますので、ちょっと何名ぐらい、そして役割とか活動の内容をどのように考えているのか、お伺いいたします。

答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)

認知症サポーター養成講座の回数ですか人数、あとそのサポーターの役割等といったご質問でございました。サポーター養成講座につきましては、認知症についての正しい理解を深めていただいて、地域での支え合いの大切さを住民同士で確認し合っていただくような支援をしていこうという部分でございます。養成講座の実施状況でございますけども、こちらの元年度の情報からしかございませんけども、実施回数が元年度は3回、延べ人数が31名で、令和2年度が実施回数1回で参加人数が12名、こちらは地域の集まりですとか、老人クラブ等の団体等に出向いて行っているものでございます。以上です。

質問 9番 工藤弘喜

わかりました。これはサポーター養成事業講座というのは出向いて、各地域に出向いてやる中身なんですね。これも非常にいいことだなというふうに思っています。そういったことも今ちょっとお聞きしたことなんかも総合的に考えて、本当にそういう全体的な連携の中でぜひ第1回目の回答の中でもありますけれども、積極的な回答もありますけれども、そういう回想法というようなものを取り入れた中で進めていただければ少しはこう当事者なり家族なりがやっぱり違った、いわゆる生きる質といいますか人生の質だとか、そういったものにも関わってくるような気もしますので、ぜひお願いをしたいなというふうに思っております。それで、例えば、もう少しこれについて、若干まだこの2、3分質問というか、しゃべることになりますけれども、例えば、北名古屋市、先ほども言いましたけれども、やっぱりさまざまな取り組みのこの回想法と簡単に言いますけども、さまざまな取り組みの仕方があるようなんですよね。それらなんかもちょっと若干ご紹介しますけれども、例えば、回想法スクールといって、こう何人か団体の方が何名か集まって講座のような形、そして週に1回程度8回のプログラムをつくって、いろいろとこうそれに例えば遊びの思い出とか小学校の思い出とか親との思い出とかって、各回ごとに何かこう話し合う、問題大事なのは、聞き手というか聞く側が非常に大事なんだと。本当に共感をして聞いてあげているのかどうか。そういうことも含めて、単に物を持って行って触ってもらってというだけじゃなくて、そういう相互の会話、そのことをどうするかということも非常にこう大事な要素としてあるということで、この市橋館長さんなんかも北名古屋のいっているのは、やっぱりこれには基礎研修だとか、あるいは専門研修だとか、そんな難しいものではないらしいんですけれども、そういう学習も必要だよと。そうすることによって、よりいいものが生まれるだろうというふうなことも言われていましたので、そういったことも含めて、この4番目のこのコロナ禍でなかなか表に出られない時に職員の中でそういう部分もちょっとか勉強してみて、あっこれはいいなと思うんであれば訓子府でぜひやっていただければいいかなということで質問した経過になっております。それでこの、そこではやはり北名古屋なんかでもそうですし、他でもそうなんですけども、参加者に対しての評価、いわゆる事業効果と評価、これはちゃんとやっぱりやっているんですね。それからいきますと本当にこの、何て言うのかな、明らかなやっぱり、する前とした後との効果というのは出てるということが、細かいことはもう時間がありませんので、述べることはできませんけれども、そういうことも言われておりますので、ぜひそういった中で、この準備期間の中で、準備期間として検討いただければいいかなと思いますので、その辺も含めて、町長の答弁をいただいて、この問題については終わりたいと思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

回想法と回帰法という、いろいろな言われ方しますけども、私は2000年と2003年に北欧デンマークに行った時には、思い出療法という療法を使っていました。日本は導入ちょっと遅かったですけれども、そこが認知症の言ってみれば特別養護老人ホームの一室を6畳間ぐらいに柱時計や昔のアイロンやもういろんな昔の器具を全部つくり上げて、今言ったら博物館ですね、郷土資料館、そこで昔の思い出話や歌謡曲を聞いたり歌ったりという中で途切れた回路をつないでいくという役割の一定の成果が、昨日もデンマークに電話しましたよ、今どうなっていますかっていう話して。ただやっぱりかなりやっているのは、一つの問題があると。すなわち作業療法士とか専門の職員、うちの職員もそうですけども、昔の昭和の初期の時代や戦後時代の歌謡曲とかそういったもの全然知らない。そういう人が指導するったってできないんだということなんですよ。今大事なことは、そういう持っている宝物と経験してきた町民の方のボランティアがそれらを取り入れて会話をしたり歌ったりしながら活動に位置付けるということがものすごく求められて、これはヨーロッパでもそうだと今言われているんですけども、考えてみると部分的にはうちの町でいろいろな教室の中でやっているかもしれませんけど、組織的に継続的にはやってない。だからこれは工藤議員のご指摘のとおりの成果も含めてありますので、もうちょっと歴史館含めてですね、福祉の方も含めて、この思い出療法と言いましょうか回想法を取り入れたような活動に、ボランティアを発展させていくことできないかということをですね、再度検討させていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 工藤弘喜

町長に答弁いただいたんで、もうこれ以上質問することはありませんけれども、やはり何も認知症の方だけを対象にするというよりも、これから団塊の世代、我々も含めてどんどん増えていくなんて、そういう心配もよくされているんですけども、そういった部分の我々の部分も含めて、一つのやっぱり社会教育として、生涯学習の場としての歴史館の役割というのか、そういう資料の存在価値、そういう見直しも含めて、見直しというか評価はされていると思うんですけれども、それの積極的な町民、いわゆる訓子府での生まれ育った、あるいはこの近郊でのそういう身近な部分の資料をやっぱり再評価をすべきではないかなと。やっぱりそれは生涯学習という、そういう捉え方の中で単に認知症だけの問題じゃなくて、そういうこともやっぱりもうちょっと膨らみを持たせてやっていくこともいいのかなというふうに思いますので、ぜひ、そういう観点も含めて検討していただければいいかなというふうには思っております。これで1点目の質問は終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる