みんなの議会

訓子府町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日

行政のデジタル化について

2021年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「行政のデジタル化について」質問し、町長 菊池一春、総務課長 伊田彰が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、総務課長 伊田彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 工藤弘喜

それでは、次の2点目にあたります。行政のデジタル化についてであります。昨年、本町と十勝の本別町、大樹町との3町による「ひがし北海道自治体クラウド協議会」を設立し、基幹系業務システムの共同利用、データのクラウド利用を令和4年4月運用に向けて端末等の整備を進めると町政執行方針で示されておりますが、次の項目についてお伺いいたします。1、本別町、大樹町と協議会設立に至った経緯は。二つ目、2点目ですが、基幹系システムの統一とデータのクラウド利用でどの程度のコスト低減になるのか。三つ目です。政府は各自治体に対して基幹系情報システムを、標準化・共通化の基準に適合したシステムへ移行するよう求め、全国規模のクラウドの立ち上げを予定しておりますが、本町などが進めている、この3町との事業の関係性をどのように考えているのかお伺いをいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「行政のデジタル化について」3点のお尋ねがありましたので、お答えいたします。まず1点目に「本別町、大樹町と協議会設立に至った経緯」についてのお尋ねがございました。自治体クラウドは、近年さまざまな分野で活用が進むコンピューター技術を自治体の基盤構築に活用し、情報システムの集約と共同利用を進めることによって経費の節減や住民サービスの向上を図るものであります。本町行政事務のコンピューター活用につきましては、昭和47年に超小型電子計算機を単独導入し、昭和53年には訓子府町外4町電子計算センター協議会の設置、各業務の広域連携がスタートしました。その後、オフィスコンピューターからパーソナルコンピューターへの大きな技術革新を経て、平成には各町の単独導入、平成11年には協議会が解散し、単独システムへの移行がなされているところであります。一方、国では平成26年に自治体クラウドの3年間集中取り組み期間を設定し、現在497自治体で構成する82グループが稼働している状況にあります。こういった状況のなか、本町では現在稼働している基幹系システムが導入から10年が経過し、陳腐化と法令改正へのシステム改修が遅延するなどの課題が散見され、次期システム導入はデータセンターを活用した自治体クラウド方式へ移行することとし、基幹系システムを共同利用していくために昨年7月に3町で構成する「ひがし北海道自治体クラウド協議会」を設立したところです。次に、2点目に「基幹システムの統一とデータのクラウド利用でどの程度のコスト低減となるのか」とのお尋ねがございました。はじめに、サーバーを帯広市内のデータセンターに移行してのクラウド利用につきましては、平成28年度から試行し、平成30年度から本格運用していますが、費用は単独でシステム構築する費用および更新時の費用とデータセンターの使用料の比較のほか、セキュリティ対策、保守経費、電力使用料金などを合わせて7年間で3,200万円を予想しています。また、基幹系システムの共同利用では現段階で年間約140万円の削減、検討中にありますが帳票の統一化、国の標準化以外のシステムの共同利用による減額効果も見込めるものと考えています。次に、3点目に「政府は各自治体に対して基幹系情報システムを標準化・共通化の基準に適合したシステムに移行するよう求め、全国規模のクラウドの立ち上げを予定しているが、本町の進めている3町との事業の関係性をどのように考えているか」とのお尋ねでございました。前政権は第5期科学技術基本計画「ソサエティ5.0」を成長戦略の一つとして提唱し、IOTで人とモノがつながりさまざまな課題を克服する社会の変革を求めて各種の施策が進められています。本年度の政府施政方針演説では「デジタル改革」を重要政策の一つとして、デジタル庁の創設、マイナンバー、教育などの社会全体をデジタル化することのほか、全国規模のクラウド移行に向けた自治体のシステムの統一、標準化についても明記されました。特に、全国規模のクラウドの構築は昨年12月25日に突然公表された感もあり、「第32次地方制度調査会の答申」の後押しがあったことも考えられますが、従来は1点目でも触れていますが広域的な自治体クラウドを推進してきたものを一気に政府系の全国ガバメントクラウドとして環境整備が推進されることが示されました。本町におきましても情報収集を進めているところでありますけれども、国は5年後の運用を目指しており、詳細までは明らかになっていないのが実態であり、先ほども触れましたが本町の現行システムの更新時期が迫っていることも事実であります。コンセントを挿し動く電化製品とは違い、基幹系システムのカスタマイズには各自治体独自の事務処理方法も含まれていますので、国の動向も見極めながら、住民サービスの安定・向上と業務の円滑化・効率化を図ってまいります。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 3番 工藤弘喜

このデジタル化の問題につきましては、三つ目の方でもちょっと述べておりますけども、質問いたしましたけれども、今、政府が2025年を目途に、この全国的な規模でのクラウド化を進めると。デジタル化を進めるということになっておりますし、おそらくこの問題についても、ずっとこればっかりやる訳にもならないかとは思いますけれども、適時、ちょっと触れることもあるかもしれませんので、今回は二つだけちょっと再質問というかたちでさせていただきたいと思います。一つ目が、まず、今、本別、大樹との、3町とのクラウド利用の関係なんですが、これは来年4月からですね、それについてちょっとお伺いしたいんですが、この3町での基幹系業務システムの共同利用、あるいはデータのクラウド利用についてですが、本町が独自、独自というか、本町が実施している各事業に対して影響というものは出てこないんでしょうかということです。これは例えば、訓子府町が本当にすぐれたさまざまな政策、例えば子ども医療費の無料化の問題があったり、保育における多子世帯の支援施策があったり、高齢者ハイヤー・バス利用に対する支援があり、あるいは農業者に対する独自の支援策もあったりと、そういう個別のさまざまな施策がある訳ですが、こういうクラウド利用の中で、これがクラウド利用というかたちをとることによって、施策に影響というか問題が起きてこないかどうかということをまず1点目お伺いをしたいと思います。というのは、ある自治体、もう先行してやっている、これは府県の話なんですが、ところでも、例えば子ども医療費の無料化の案件がある町議会で出まして、これについて何とかならないかという話になった時に、このクラウド利用をやっているから、そういうシステムの処理はできないんだと。対応できないから、それはちょっと難しいという、何かそういう言い方でなかなかできないというところが、そこばっかりじゃなくて、子ども医療費の問題だけではなくて、いわゆる特色のある自治体行政を進めようと思ったら、クラウド利用があることによって、電算処理がうまく、電算処理というのか、それがちょっと影響があってできないんだという話もされたというのも聞いていたんです。そういうこともあって、今回の本別、大樹、そして訓子府、3町のこの利用に対しては、そういうことがないのか。もしそういう、それぞれの特色ある施策がこの3町の中でどういうふうになっていくのかという、そういう協議もこの3町の中でされているのかどうかについてお伺いをいたします。

答弁 総務課長 伊田彰(総務課長は2021年3月まで)

今、1点目の再質問として、3町の中で各町の特色ある事業の支障にならないのかというようなご質問かと思います。まず、3町の枠組みなんですけども、これはたまたま委託している会社が同じな枠ということで、ひがし北海道というのは、どうしても割り勘の効果というのを求めているというとこがあって、3町からさらに、今一番大きいのは帯広市をどうやって入れるんだというところが大きいということで進めていきたいということで進めております。具体的な内容については、現状でいうところでいくと、今、町ではスターズという基本のシステムを利用してます。これは答弁書にもお書きしましたけども、10年間もう既に経過をしているシステムということです。もうそろそろ限界に近いかなということもあって、それの部分の更新が必要だということで、今回この三つの自治体クラウド協議会、これはもう昨年の7月ぐらいの話では各自治体が連携して自治体協議会みたいなクラウドをつくるというのは国が求めている姿であったということもありまして、そういった意味では、本当の収納システムとかですね、住民票のシステムとかですね、そういった本当の基本的な部分のものであるということで、議員ご心配されていた子ども医療費の関係については、別途協議ということで、これは現段階では、R4年度協議の中の一つとして求めてますけども、3町の協議会というのは、すべてを統一するかというと、そうもならないということもありまして、お互い使っている機械が違うので、それで基本的には今言ってたスターズという機械をアクオスというの、これは今、総務省の方では標準化したシステムでないと使えませんというのは法令改正の事前に先にそういう標準化をつくったベンダさん「に流して、それをこうやりながら、ですからその枠から外れたシステム使っているところは遅れてくる。実際うちの町もIPKというかですね、財務会計システム、これが1年も余裕をもって法令改正の予想が出されている中でも1年遅れたということもありますので、そういうことがないように総務省もちょっと誘導的な部分もありますけど、やってきてるかなというのが今ちょっと感想としてはあります。ただ我々も突然、昨年12月20日に出された全国的な部分で、ちょっと驚きも含めて、ちょっと今、情報収集に走っているところでございます。そういった意味では、現在の3町の部分でいくと独自性を出した中で進めていくというような状況にあります。

質問 3番 工藤弘喜

もう時間もないんで、本当にもう最後の1点だけなんですが、そういったかたちで今、総務課長がお話された説明されたことは、もう十分それでわかりますけれども、これは2025年の全国的なクラウドの立ち上げ、そのことによって、3町の中でやってきたものが、再度、国は法令も含めて変えてこようとしている訳です。今回の国会の中でも六つも七つもの法案が一束になって、このデジタル庁の問題で今提案されていますけれども、そういう中にあって、この3町でやること、やっていこうとすることが25年には無駄になるとか、また手直しが図られるのかと。そしてもっと言えば、もっともっと画一化、統一化されて、団体自治だとか住民自治だとか、そういったものがなかなか反映されない法令の中で運用されると大変なことにはなりはしないかなという、その二つの思いがしてたんですが、その点について、最後に、これまだ見えてこない問題でもありますけれども、考えていることがあればお聞かせいただいて終わりにしたいと思います。

答弁 総務課長 伊田彰(総務課長は2021年3月まで)

全国クラウドの問題と二重経費になるんじゃないかというところのご心配をしていただきました。そういった意味では、今回、3町でもう既にデータ的には帯広のクラウドセンター使ってますので、そこから全国のクラウドセンターに移すときは、おそらくお金はかかります。まして、新しいシステムに乗せ換える時に、俗に言う委託業者を変えると5千万から1億のデータの変換料というのがあるということもありますので、ただ、今、全国クラウドの中身をどうやってやるんだというのが、全然見えてない。

答弁 総務課長 伊田彰(総務課長は2021年3月まで)

全国3,100自治体が入っていくということもあるんで、そういった意味では、できるだけ出戻りというか、二重経費にならない対策もとりながら進めたいと思いますけども、場合によっては、新たな投資というのは可能性としては出てくる。というのは、結果的に今のシステムが陳腐化しているということもあるということで、時間ですので、すいません。

質問 3番 工藤弘喜

本当に申し訳ありません。ギリギリまで頑張っていただいて、これで後ほど、先ほども言いましたけれども、この問題については、また後々の議会の中でそういう機会があれば質問させていただきたいなと思います。これで私の一般質問を終わります。

出典:訓子府町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる