訓子府町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日
特別支援教育について
2018年12月12日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「特別支援教育について」質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春が答弁しました。
- 質問者
- 工藤弘喜 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴、町長 菊池一春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 工藤弘喜
それでは次の2つ目の大きな質問に入っていきます。2つ目は、特別支援教育についてであります。他の市町村と同様、本町においても特別な支援を必要とする園児や児童・生徒が増えてきている状況にあると思います。本町においても「認定こども園」での発達支援事業の活用も進めながらのさまざまな取り組みや、小・中学校においては児童・生徒の発達段階にあわせた支援ということで特別支援教育事業が行われています。これらの取り組みを踏まえ、次の点について、教育長にお伺いをいたします。まず一つですが、美幌療育病院との連携をはじめとする発達支援事業の成果をどのように捉えているのか、お伺いをいたします。2つ目でありますけれども、これまでの一連の取り組みの中で、今後に向けての課題がないか、これについて、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま「特別支援教育について」2点のお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきます。本町の特別支援教育では、乳幼児からの各種健診や発達支援事業を通じ、医療・保健・福祉・教育が連携しながら、幼児期から義務教育期間まで、特別な支援が必要な子どもたちの継続的な支援を行うとともに、保護者との共通理解を図りながら、子どもたち一人一人に応じた「支援の継続」に努めているところでございます。まず、1点目の「美幌療育病院との連携をはじめとする発達支援事業の成果をどのように捉えているか」とのお尋ねがございました。発達支援事業につきましては、子どもの精神発達に応じた子育て支援や親の育児不安の軽減、子育て支援に関わる職員の資質向上を図ることを目的に、専門機関である美幌療育病院や子ども総合支援センター「きらり」と連携し、作業療法士や言語聴覚氏など専門職員を派遣してもらい事業を実施しております。この事業は、未就学児については、子育て支援センターやこども園などにおいて年6回実施し、平成28年度からは各小中学校においても年3回実施するなど、発達の遅れや障がいのある子どもたちへの幼児期から小中学校までの継続的な支援を行っております。発達支援事業の成果としては、発達の遅れや障がいのある子どもの特性に応じた療育指導により、一人一人にあった丁寧な支援の取り組みを行うことで、子どもの情緒面や社会性の育ちにつながっており、また、作業療法士など専門の職員とのカンファレンス等により、保護者や関係機関の情報共有が図られ、子育て支援に関わる職員の知識や技術の向上にもつながっております。2点目に「これまでの一連の取り組みの中で、今後に向けての課題はないか」とのお尋ねがございました。今後に向けた課題といたしましては、本町に限ったものではありませんが、近年の状況として、発達の遅れや障がいのある子どもが増加傾向にあり、障がいも重度化・重複化、多様化しております。障がいのある子ども個々の能力や特性に応じた支援を行うためには、高い専門性を持つ職員の確保が困難であることや病院の受診においては、近隣地域に専門医療機関が少なく、受診を希望してもすぐには受診ができないなどの状況があります。これらの状況のためにも、発達の遅れや障がいのある子どもの発達段階に応じて、一人一人のニーズに応えるため、今後においても、専門機関との連携はもとより、保健部門、教育委員会および関係機関、家庭、そして地域の皆さまとの密接な連携を図りながら、切れ目のない支援の充実に努めてまいります。以上、お尋ねのあった2点についてお答えしましたので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 7番 工藤弘喜
項目では二つの項目で質問をしたところでありますけれども、これら両方に関わって、時間の関係もありますので、一つ、二つ、ちょっと再質問ということでさせていただきます。今言われましたように、答弁にありましたように、美幌療育病院、あるいはきらり、それから児童相談所、これについてもちょっといろいろ調べさせていただいたら、療育病院で実績なんかも訓子府の、他の町村も含めてなんですが、訓子府も結構こうこことの連携を取りながら、いろんなそういう相談事業も含め、あるいは専門職の知見もいただきながら対応しているなと。児童相談所の関係なんかもちょっと見たら訓子府もいわゆる障がい相談、いわゆる言語発達障害、実績の中から見てると、そういう中で協力も得ながら進めているなということをお聞きしております。そういう意味では本当に他の町村、ある意味ちょっとこれ、こんな比較、あまりよくないんでありますけれども、他のこの管内的にみて、町村からみても本当に進んだ取り組み、専門機関とどうやってそういう大変な思いをしている子どもたちとの関わりを進めていくかというところではしているんだなというふうに感じているところです。他の町村の議員の人とも話して、訓子府本当にすごいねと、よくやっているねというふうには言われるところもありました。それは事実であります。そういう中にあって、もうちょっと具体的なんですが、そういう形で切れ間のない形をしていきたいということなんですが、実際、これは子ども未来課の中で進めて、最初はね、いくんです。小学校、中学校と支援員もお願いしながらと。町の予算でやりながらということでありますけれども、例えばもっと具体的に、発達段階に応じて、やっぱりこれは当然対応していかなきゃいけないと。そうなってくると、当初こう、いわゆる、何かちょっと心配だなという子どもたちが少なくとも小学校、中学校、高校と年齢を重ねていきますが、その段階に応じて、どういうふうな仕組み、対応でそれをつないでいっているのか支援を。その具体的な方策というのは本町としてはどういうふうな仕組みでつないでいっているのか、ちょっとお聞きしたいと思いますが。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
まず工藤議員の方から本町における障がいの支援に関わっての手厚い体制にあるんではないかとお話も受けたところでございますけど、まず障がいのある子や発達の気になる子はやっぱり早期発見して、早期療育することが、その子の将来的な自立につながるということで、これは認識している私ども認識しているところで、特に早期発見についてはですね、保健師の健診や生まれたら訪問したりするところで発見したり、それとかその後就学したり、育ちの中で発見されるというか、確定していくこともありますので、それらはやっぱ子育て支援センターとかこども園の中で、そういうところを発達を見ながら相談を受けながら、発見しながら早期療育に努めているところだということで、まず一つ、それらをどうつなげていくかというお話でございますけど、本町だけではございませんけど、個別の教育支援計画というものがありまして、生まれてから、俗に言うカルテみたいなもの、それが育ちの手帳に代表されるようなものがございまして、それが保護者がお持ちになっているんですけど、その発達段階に応じて、その子の特性やどういうような指導を行ってきたとか、どういう医療にかかっているか、そういうものを持ったカルテ的な育ちの手帳というものがありますので、それらをつなぎながら、各関係機関がそれを共有しながら今、支援に努めているということが具体的なお話だと思います。
質問 7番 工藤弘喜
今、教育長から育ちの手帳の話がありましたけど、これを一つのツールとしながら、道具としながら、つないでいくと。自分も育ちの手帳というのはあるよなということで、ちょっといろいろ調べたんですが、各市町村やっぱりいろいろやっています。このオホーツク版の、いわゆるオホーツク版がありますけども、これはこれでまたいいんだと思いますけれども、なかなかこれちょっとオホーツク版、本当に訓子府の実態に合うかどうかも含めてどうかなと。そして保護者の方がこれをもってやっていくということでいけば、どうかなという思いも実際したところです。それで例えばここに清里町だとか羅臼町、これちょっと特徴的なんですけども、非常にこう保護者の方が、この次の質問とも関わるんだけども、やっぱり一番こう馴染みやすいというか、そしてつなげていきやすい内容にどうするかというのがもし、当然考えておられるんだけれども、やっぱり訓子府版というのかな、こういうのはぜひ工夫されて、これがやっぱり有効に育ちの中で活用できるようなものというのはやっぱり必要になってこないかなというふうに思っているんですが、この点についての考え方というのはいかがですか。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
今、オホーツク版の育ちの手帳というのが各市町村の中でベースにございまして、それで本町の中でもやはりそれだけでは足りない部分もたくさんあるということで、昨年度からこども園、小、中学校、高校も含めて、担当者が訓子府版の育ちの手帳を今、構成しているところで、今、今年度中にはその辺のところを今作成するように今準備を進めているところでございます。
質問 7番 工藤弘喜
それはよかったです。ぜひそういった形で、当然やっぱり訓子府進んでいるなと思います。そういう意味で、ぜひそういう部分でやってほしいということです。それともう一つはよく話を聞きますのは、子どもの発達段階に応じた、いわゆる一人一人のニーズに応じた取り組み、対応というのが大事だということと、もう一つ大事なのは保護者の方々にどう対応するのかという問題、これは各関係機関の中でも当然出てくる話かもしれませんけれども、本町として保護者の方たちの心配とか、あるいは発達、この療育問題に対する適切な知見というんですか、認識というか、それをどのような形で関わりを持って進めようとしているのか、その考え方だけちょっとお伺いをいたします。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
今、工藤議員おっしゃったように、子どもに対する支援も大事ですけど、やっぱこう日常生活的に関わっている保護者への支援が最も必要な部分もあると思います。そのような中で本町においては、在籍するとこがいろいろあります。例えば、支援センターだったりこども園だったり小中学校だったりして、それをつなぐ部分で言えば子ども未来課に配置している発達支援を担当している保健師が総合的な調整役をしながら、その辺の調整を含めてですね、今、行っているところであり、先ほどご質問にあった発達支援事業で申し上げますと、例えば発達支援事業に美幌の療育病院の専門職員やきらりからくる職員と一緒に保護者も来ていただいて学校生活の様子を見たり、それとか保護者から家庭での生活を伺いながら、それでその子の特性がある部分をどう見直していくというか支援をしていくかということを保護者も含めてですね、一緒になってその子のための丁寧な今、支援を行っているところでございますので、それらも継続的に行っていくことが私自身は必要なことかと思っております。
質問 7番 工藤弘喜
ぜひ、全体的な方向性を聞かせていただいたんですが、やっぱりそういう本当に大事なとこだと思うんですよ、やっぱりそういう保護者の方々の心配、不安も含めて、最終的にはやっぱり就労という部分も出てきますよね、こういう子どもたちの、その部分も踏まえた、これはやっぱりそうなってくると単にそこだけじゃなくて、全ての関係機関も含めて、いわゆるいろんなところがやっぱり関心を持っていかなければならない状況もありますので、行政としてはやっぱりそういう部分も含めて、そういう人たちに対する周知というか啓蒙も含めた取り組みというのは、どこか要所、要所でやっていかなきゃならないこともあるんではないかなというふうに思っております。それで本当に時間も最後になりましたので、最後にね、議長にちょっと申し訳ないんですが、質問通告の質問の答弁として教育長だけということで今やっているんですが、これから質問する中身については、ちょっとどうしても町長の答弁も必要かなというふうに思いますので、その点ちょっとお許しをいただければ、町長にもちょっと質問したいなということで、いかがでしょうか。
質問 7番 工藤弘喜
関連しますので。
質問 7番 工藤弘喜
よろしくお願いいたします。申し訳ありませんでした。実はね、この問題をやっていく中で、療育病院、美幌の療育病院の関係でいろいろ話を聞いていく中で、あそこ発達外来ということで先生がいて、そこで診察をしながら、そういうこともやっております。それでこの問題につきましては、未来課の山本課長とも何回かこう議論してきて、教えてもらったりしていく中でやってきたところなんですが、どうも美幌療育病院も発達外来を医師不足とか医師の偏在という問題、非常にあるんだけれども、大変になってきていると。それで訓子府は課長の話では当面問題ないと。発達外来の、ただ時間はかかると。待ち時間が出てくるという話は療育病院の方でもしているんですが、そういう中にあると。それともう一つ言えば、なかなか医師の偏在、医師不足ということもあるし、もう一つこの、言ってみれば大きなくくりの中で考えると、北海道として見た時にこういう事業というのはやっぱり所管は保健福祉部でしたか、そういうところなんですよね、この問題は。発達障害、いわゆる子どものこの療育に関わる部分。そこがやっぱり所管して責任を持ってやるという形でやっていますので、そこで思ったんですが、これは訓子府だけの問題じゃないんですが、療育病院の方も大変だと、医師不足。それともう一つは例えば学校の問題ありますよね、訓子府なんかも手厚く、いわゆる何て言うんですか、支援員というんですか、独自に単費でお願いしてやっていると。果たしてそれがいいのかどうかも含めて、北海道として、こういう子どもたちに対する支援、あるいは教育も含めて、本当にこのまま、今のままでいいのかというところでいくと、本当に甚だ疑問ではないかなと思っているんです。で、そこら辺ではやっぱり一番ものを言わなきゃいけないのは、その町の町長、首長ではないかなというふうに思いますので、そういった部分が本当にこれからこのままでいいのかどうかも含めて、声を上げて言ってもらいたいなと私は思っているんです、これは訓子府だけじゃなくて、この管内的にみてもやっぱりそういう声、発達、こういう困難を抱えた子どもたちが増えているという状況も踏まえながら考えた時にはやっぱり北海道として、道教委も含めて、本気度をもってあたるべきだということを言うべきではないかなというふうに思いますが、その点、最後に答えをいただいて終わりたいと思うんですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ご存じのとおり限られた発達支援の療育関係の医師というのは、この管内では帯広とかですね、旭川等々に専門のドクターがいてですね、私どもの子どもたちがそこに行ったりして指導を受けたりということをやっていましたけど、近々ではやっぱり美幌療育病院を中心として、それから児相ですね、含めてやっていると。しかし、私どもの町を見ても発達に何らかの障がいを持っている子どもたちというのは、やっぱり増えてきているというのは実態でございますので、もう今の医師数では当然足りないということは言われるとおりであります。私は今、議員ご指摘のとおり管内の期成会、それから町村会の総務文教厚生委員長も兼ねておりますので、これらの場を通じてですね、保健福祉部、あるいは厚生労働省も含めてですね、意見を言う場がございますので、積極的にこういった発言をしていきたいと考えておりますので、また、かなり管内的な実態もやっぱり把握していかなければならないということもありますので、ちょっと時間をいただきながら、心してまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。
質問 7番 工藤弘喜
これで全体的な質問は終わらせたいんですけども、今言ったように、これは決して訓子府だけじゃなくて、やっぱり管内的に抱えている、また自治体によっても確かに温度差があるんですよ。この捉え方については。訓子府のような進んだところもあるし、なかなかそうじゃないところもあるというのもまた現実でありますので、ぜひそういったことがこの管内のね、町村会の中でも議論をしていただいて、本当にいいのかという議論の、言ってみれば、導きも大事になってくるのかなと。そういう中で北海道に対して本当にこれでいいのかという、やっぱり声を上げるということの大切さも大事かなというふうに思っていましたので、ぜひそういう点で町長には、次はわかりませんけれども、できればそういう形で進めていかざるを得ないんでないかなというふうに思っております。以上をもって、私の質問を終わります。