訓子府町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日
高齢者福祉について
2018年9月12日、訓子府町議会の一般質問で、堤三樹磨議員が「高齢者福祉について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子が答弁しました。
- 質問者
- 堤三樹磨 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 堤三樹磨
2番目に入ります。高齢者福祉についてお尋ねいたします。前回の一般質問で介護保険事業について「保険料負担の割合を変えない限り保険料は上がり続け、保険料を払えない高齢者が増えると推測していると。町としては介護予防事業にさらに力を入れ、併せて国や道に制度設計の変更について要望している」と回答いただいていますけれども、介護保険事業制度に対する町の考えや介護予防事業について、さらにお伺いいたします。1点目、国や道に制度設計の変更を要望しているという件で、町の考える介護保険制度、将来図ですね、介護保険制度について、またその国や道に対する要望内容について、ちょっとお伺いしたいと思います。2点目、現在月額の基本月額介護保険料は4,850円、介護保険事業計画では2025年には6,207円と1,357円上昇見込みと試算しております。推計とはいえ年額に換算しますと1万6,284円も保険料が上がることを町は現段階ではどのようにお考えになられているかをお伺いします。3点目、介護予防事業として地域全体を包括的・継続的に高齢者を支える体制にするため、「協議体」や「生活支援コーディネーター」を配置し支援するとのことですけれども、高齢者福祉は従来より民生委員やボランティア団体、町内会や実践会、また社会福祉協議会や包括支援センター等々、多くの方々の支援に支えられてきたものと思いますけれども、協議体を含め、その役割や前述しましたものの位置付けが、町民には非常にわかりにくいものになっているように思われます。その各々の役割についてお伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「高齢者福祉について」3点のお尋ねがありましたのでお答えをいたします。まず1点目に「国や道に制度設計の変更を要望しているという件で、町の考える介護保険制度について、またその要望内容について」のお尋ねがございました。介護保険制度につきましては、第7期介護保険事業計画の基本理念にありますように、「みんなでつくる誰もが安心して心地よく暮らせるまち」を目指し、自立支援や重症化防止に取り組み、介護保険の安定運営を図るよう努めています。しかしながら、第8期介護保険事業計画での保険料につきましては、増高している介護保険給付を含む費用に対する被保険者負担割合が、減少することは望ましいことですが、現状では、第2回定例町議会でもお答えしましたように、平成30年度からの被保険者負担割合は、介護保険に係る費用の50%を65歳以上の第1号被保険者が23%、40歳から64歳の第2号被保険者が27%をそれぞれ負担することになっています。この第1号被保険者と第2号被保険者の負担割合は被保険者の人数比率によって算出されます。そのような状況から、今後も第1号被保険者の保険料が高くなることが予想されますので、平成30年度中央要望の夏季および秋季において「オホーツク圏活性化に関する要望書」に、「消費税率の10%への引き上げ時に、保険料の低所得者軽減措置を完全実施するとともに、保険料を抑制しつつ、介護サービスの質を低下させない持続可能な制度設計の構築を進めること」を要望しております。その理由として「保険料の増大が高齢者の生活を圧迫することのないよう、持続可能な制度が求められている」と記載しています。保険料が高騰化しているのは全国的なことではありますが、今後も様々な機会を捉え、要望活動に取り組んでまいりたいと考えています。2点目の「現在、月額介護保険料は4,850円、介護保険事業計画では2025年度に6,207円と1,357円上昇見込みと試算しており、推計とはいえ年額1万6,284円も保険料が上がることを町はどう考えるか」とのお尋ねでございました。議員のご指摘のとおり、今後ますます高齢化が進み、介護保険の需要も高まることが予想されますが、第2号被保険者が減り、第1号被保険者が増えることが見込まれ、なお一層、第1号被保険者の負担が大きくなることが予想されます。そのような中、町としましては地域住民の支え合いによるボランティア活動やいつまでもお元気で過ごしていただくための「いきいき百歳体操」などの介護予防事業を取り入れ、保険料高騰の抑制につながるよう、第7期介護保険計画の中で各種事業を実施しているところです。3点目の「介護予防事業として地域全体を包括的・継続的に高齢者を支える体制にするため、『協議体』や『生活支援コーディネーター』を配置し支援するとのことですが、高齢者福祉は従来より民生委員やボランティア団体、町内会や実践会、または社会福祉協議会や包括支援センター等々、多くの方々の支援に支えられてきたものと思いますが、協議体を含めその役割や位置付けが町民に分かりにくいものになっていると思われます。その各々の役割について」のお尋ねがありました。お尋ねのとおり、各種団体の活動により、これまでの地域福祉が支えられてきたということは言うまでもないことです。特に高齢者福祉はそれぞれの立場で、その役割を担うことにより成り立っております。平成26年の介護保険制度改正により「生活支援体制整備事業」が地域支援事業に位置付けられました。この事業の中で「生活支援コーディネーター」や「協議体」の仕組みが創設されました。訓子府町では「協議体」の名称を「ほっとなまちをつくり隊」とし、平成29年4月から活動を開始しています。また、平成30年4月から「生活支援コーディネーター」を配置しました。生活支援コーディネーターは、「生活支援体制整備事業」の調整役として配置されています。役割としては、「社会資源の把握」「担い手の育成や発掘」「各種サービスの情報共有」「生活ニーズの把握・共有」とし、地域活動の充実や新たな活動の創出に向けた取り組みを推進しています。高齢化が進む中で、高齢者が住み慣れたまちで住み続けるために、既存の組織や団体が横につながり、地域住民も含めた多様な立場の方が地域の情報を持ち寄り共有し、「生活支援コーディネーター」と共に、地域性を生かした自分たちのできる解決方法を考える場が協議体です。現在、高齢者福祉に関わる多くの方と情報の共有ができることを目指し、「ほっとなまちをつくり隊」の例会を開催しているところです。協議体は住民による継続的な取り組みによって、助け合い活動を創出し、地域の基盤となることを目指しています。「生活支援コーディネーター」と「協議体」は、それぞれの役割を担いつつも一方で協働しながら、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための支え合いの充実や強化を進めるものです。以上、お尋ねのありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
質問 4番 堤三樹磨
高齢者福祉、この件に関しましては、前回の一般質問でも質問させていただきました。その中のご回答で、続けてで申し訳ないんですけども、やはりちょっと私として理解できなかった部分という形で聞かせてもらっております。その内容の中で、国や道がこれからどう考えていくかによって変わってくることが非常に大きくあると思うんですけども、町としてもやはりこれから福祉自体をある意味で要支援1・2等の方々を含め、軽度の方は自分たちで見合う互助ですか、に基づく中でしようという考え方、これを準じざるを得ないだろうという形でいろいろな協議体、それからコーディネーターという制度をさらに膨らませてやるという考え方。ただ、私ちょっとお聞きしたかったのは、国や道に制度的なものの変更を求めていっているんだよという中で、じゃどういう制度的なものに変えることを町としては望んでいっているのかなということがもしあればお聞かせいただきたい。例的に言えば、こういうのが例でいいのかどうかわかんないですけど、介護制度自体は非常に難しいのはわかってますけど、国保が道への移管というのがあったように、そういうのに振興局ですとか道単位というものに、そういう管轄ですか、自体を平準化するため、保険料自体を平準化するためにするという方法論も一つあるんじゃないかなというふうに思います。ただうちの場合は保険料低いですから、一緒にしたらドンと跳ね上がるんじゃないかなと危惧はしますしね、それはいいかどうかはまた別として、例としてですけども、ただ、それとか、さらに公費負担を増やしてくれというような要望をなさっているのか、どういう形を先にこうあるのがいいというふうに思って、その要望等を出されているかをもしよろしかったらお聞かせいただきたい。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
国や道がどう変わっていくのかによって、また町もこれからいろいろ考え方を変えていかなければいけないのかもしれないんですけれど、介護保険制度自体は今これで、何て言うんですか、よく回っているということで、この仕組み自体に大きな問題があるということではないと認識しております。広域的な考え方と言うのも国保の広域化もありまして、将来的にはそういう考え方も出てくるかもしれないとは担当者としては思っているところです。でも今のところ、直近の課題としましては、やはり保険料をどう下げるかということの話になりますと、やはり公費負担を増やしていくということが一番の解決方法なのかなと思いまして、それを触らない限りは保険料はこのまま上がり続けることになると考えまして、町長、副町長とも検討しまして、期成会を通じての要望をするということで前回の議会においても回答させていただいておりました。
質問 4番 堤三樹磨
そうしますと公費の方の負担を増やすと。ですから個人の第1号、第2号等の負担を減らすような考え方をすると。でも公費増やすにしても、今、消費税どうこうって町長からお話ありましたけど、10%では足りないんだ、20%でも足りないぞというのが見解的には正直出てるので厳しい話かな。でもやっぱりそういう努力を続けていっていただきたいのですので、そういう言い方しかないと思います。ただ、もう一方ですね、もう1点、やはり私も特に第2号の方、つまり、今、現役世代で働いている方々には27%の負担ですよ。これ天引きされてますから、あんまり大きく感じてられないのかもしれないですけれども、結構負担大きいですよね、ただ、第2号の方の中には、国民健康保険税等を納めていない方とかも非常にいらっしゃる。だから収益も非常に厳しいものがある。そうなるとやっぱり第1号の負担、今後さらに大きくなるんじゃないか。第1号というのは65歳以上の年寄りの、年寄りって言ったら怒られるな、ごめんなさい、言葉間違えましたが、ご高齢になられる方々等が年金から天引きですね、これが増えるというのは厳しい。やっぱりそれは認識されているとおり、町も認識されておるようですので、あれですけども、僕、国の体制等にあれするまで時間を含めれば、一つ疑問に思ったのは、今回もございましたけども、基金の取り崩し、いっぺんにはできませんよと。保有してたのは年度末に二千何百万か、28年度末で2,800かそれぐらい、二千何百万かでしたか、あったと思います。それでその基金取り崩しのために積むのは訓子府町どういうふうにされてたかわからないんですけども、ほとんどが剰余金の中から他市町村は余ったお金、これに対する、制度の余ったお金を基金として積んできた。それが大きいところは何十億円という形のが、その今回の値上げの中で取り崩しながら充ててってる。当町としてもやはりこういう現状を踏まえた中で計画的に基金取り崩し等を見てますけども、積み立ては確か来年度も含める、今年度、来年度と百二、三十万ぐらいでしたよね、予定としては。基金積み上げというのは。ここら辺で当座のしのぎになるかもしれないですけど、やはりそこら辺ももう少し考えていくべき状況じゃないのかなと私思うんですよね、もう少し何らかの方法をとって、基金の作り出しにいろいろな規制があるのかもしれないですけども、やはりそこら辺はご検討いただく、例えばそれを100万円ぐらいでなくて、1千万円、2千万円というふうに増やすことによって、次の次回改定の3年後ですか、想定される、そこに取り崩しを図りながらやるとか、しのいでいくということは検討するべきじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
次期、介護保険策定に向けての基金を積み足していかなければいけないのではないかというご意見だったかと思いますけれども、介護保険につきましては、積み足しする財源を一般会計に頼ることができません。介護保険の保険料の中で賄わなければいけませんので、介護給付費に対して、国が50%、そして道が25%、そして町が25%、そして残った50%を65歳以下の方が27%、そして65歳以上の方が23%という仕組みになっておりますので、一切、一般会計からの財源補填のようなことはできない仕組みになっております。ですので、積み積み増しするということは保険料を上げない限り、そういうことができないと言いますか、理論上不可能だということで担当者としては理解しています。
質問 4番 堤三樹磨
そこのご回答、前回ので十分わかってて、それでいて積む方法はないかと。積んでいくような対策をとっていかないと国、道の動きに対して要望、制度を変える中にも含みながらですね、そういう形で維持していくことをしなければ、近々のうちにもう、3年、もう2年後ですね、また改定になってくる。そういうふうなものがきますので、やはり何らかの策を見つける方法はないだろうかという注文といいますかね、要望なんですけども、それに対して、そういうふうな法的な決まりということで、ご回答いただけないんでしたらあれですけども、やはりいずれにしてもやっぱり高額になるというのは非常に厳しいと思いますので、そこら辺のさらにご負担かけて申し訳ないんですけど、何らかの検討方法はないかなというふうにお願いしたいと思うんですけれども。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
感情論的によく理解できる。言っていることは。だけど制度はそれを許さない。ここが介護保険のうまいところなんですよ。実は2,600円、最初に2000年に始まった時に介護保険料をうちは置戸よりも安くということで、100円安く2,600円にした。予想どおり当時、浜という職員がしてましたけども、設定して、そして協議して作っていったんですけれども、結果として3年後に750万円足りなくなった。その時、僕が課長だった。750万円足りなくなったら、どうするかといったら国から借りる訳です。基金がありますから。それは保険料で3年間かかって返してくださいという仕組みなものですから、国保のように一般会計から750万円をぽっと持っていって保険料据え置きということはできない仕組みになっているんですよ。ここがね、もう本当に腹立たしいというかね、だから管内の町村長たちが一番ネックで問題だと言っているのはこの仕組みの問題が一つなんです。それから今度10%に僕こだわって、これ訓子府町で提案して、管内のオホーツク圏活性化に関する要望書で各省庁とか北海道選出議員に出している要望書の冒頭に、北海道からちょっといかがなものかというふうに消極的な意見もいただきましたけども、消費税率10%引き上げの時に保険料の低所得者軽減措置とそれから介護保険サービスの低下を招かない。同時にまた、この介護保険制度を安定的に運営できる状況を作ってほしいということをこれ入れました。制度について、市町村の活性化期成会で要望を上げるのは、いかがなものかということで、道の振興局ともだいぶん議論してましたけど、だから上げなきゃいけないんだということも言っています。厚生労働省へ行きます。僕は厚生労働省の老健局長と一番最初に激しくやり合った時は、要支援1・2を介護保険制度から外していくということを住民の、今で言う協議体やいろいろな自主的な活動にボランティアに委ねるんだというふうに、当時、三浦という老健局長でしたけども、町長さん、それはね住民の力を信頼してくださいなんてやられちゃいましたけどね、非常にですから、この2000年に制定された扶助から介護を全体の力でというこの制度はですね、もうひずみにかかってきている。ですから根本的な解決は国の5割負担を6割負担にまでするぐらいの覚悟がなかったら、一層、第1号被保険者の保険料というのは、議員も私たちも心配しているようにいくんじゃないかと。そうすると払えないという人が出てくるだろうと。この制度そのものがやっていけない状況が全国的な問題として、やっぱり関わってくるという点では、やっぱり政治的に決着していかなきゃならないだろうというふうに私は捉えています。ですから、何とかしていかなきゃならないという議員の要望というかご意見も私たちも同じ意見ですから、何とかしたいとは思いながらも、そうはさせられない状況を乗り越える。これはやっぱり国の考え方を変えていく。前回も言いましたけども、公明党の政調会長と話をした時も福祉の党公明党がこういった問題をどう捉えるのかというふうに質問を私は単独しました。そうすると言ってきた答えが制度そのものを変えなきゃだめだという回答でありましたから、これはこれからさらにいろんな議論が出てくると思います。ちょっと長くなりました。
質問 4番 堤三樹磨
へたくそで時間またなくなっちゃって協議体とコーディネーターの話は次になっちゃいますけど、基本的に何て言うんですかね、今、福祉全体含めてなんですけど、国自体の考え方が民間に本来行政等が中心でやってきたもの、ですから地域包括センターでもう僕は協議体だとか、そこも含めて、そこがもうこれだけ頑張っているんだから、とりあえずそこに任せてだと思うんで、さらに民間にというスタイルがどうも納得いかないという形での質問なんですよ。そこに対してだけ、もう時間なくなりましたのでいかがお考えかということだけ。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
申し訳ない、あと19、全く同感です。同感です。
質問 4番 堤三樹磨
すいません、尻切れとんぼで申し訳ないですけど、以上をもちまして私の一般質問を終わらせてもらいます。