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訓子府町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日

町民の健康を守る対策

2018年9月11日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「町民の健康を守る対策」について質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子が答弁しました。

質問者
河端芳惠 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 河端芳惠

次の質問にいきます。町民の健康を守る対策について、町長に伺います。2017年の厚生省の統計によりますと、男性の平均寿命は81.09歳、女性87.26歳と平均寿命は延びております。その中で死亡原因の第一位はがんで、続いて心疾患、肺炎、脳卒中と続きます。年代によっても性別によっても異なりますが、全国的には男性は肺がんが多く、胃がん、大腸がん、女性は大腸がん、肺がん、胃がんとなっております。病気はいつ、誰に襲いかかるかわかりませんが、町のがん検診で早期に発見できて大事に至らず、完治することができたという事例も多く見受けられており、検診は町民の健康を守る有効な手段です。平成27年に策定された健康増進計画の中にも特定健診・特定保健指導の推進、健康診査・保健指導を受けやすい環境づくりの推進を挙げています。健康寿命を延ばすには「町民が自分の健康は自分で守る」という意識を持たせて動機付けするなどして各種検(健)診の受診率を上げるなどの対策が必要だと思いますが、現状の対策と今後どのように進めていきますか。以上、伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「町民の健康を守る対策」について、お尋ねがありましたのでお答えをいたします。「健康寿命を延ばすには、『町民が自分の健康は自分で守る』という意識を持たせて動機付けをするなどして、各種検診の受診率を上げるなどの対策が必要だと思いますが、現状の対策と今後どのように進めていきますか」とのお尋ねがございました。本町における平成29年の主要死因は、悪性新生物(がん)が1位で、続いて脳血管疾患、肺炎が2位で、4位が心疾患と続きます。全国を100として平成18年から平成27年の10年間を比較する標準死亡比(SMR)では、男性で腎不全が185.3と数値が高く、続いて肺がんが157.7、慢性閉塞性肺疾患が155.4と続きます。女性では胆のうがんが220.5、大腸がんが149.6、腎不全が114.3で、悪性新生物全体では、男性が111.0、女性が101.3と全国平均を超えています。近年は、二人に一人ががんになると言われており、第2期の訓子府町健康増進計画においても壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸を実現するために、生活習慣病の発症予防と早期発見、早期治療による健康づくりを進めています。現在、町では胃がん・肺がん・大腸がん・子宮がん・乳がん・前立腺がん・肺ヘリカルCTに加え、がんのリスクを評価するピロリ菌検査、HPV検査を実施しています。平成29年度のがん検診受診率は、胃がんが29.4%、肺がんが25.9%、大腸がんが24.9%、子宮がんが8.9%、乳がんが13.7%です。受診率については、国が目標としている50%には達していないのが現状です。未受診の理由は様々で、「受ける時間がない」「健康に自信があるから必要ない」「心配な時は医療機関を受診する」「見つかったら怖いから」という声を聞きます。検診で見つかるがんは、早期に見つかることが多いため、治癒が期待できると言われていますので、検診を受けていただくことが課題です。過去5年間の検診結果では、乳がんが8人、大腸がんが7人、前立腺がんが5人、肺がんが2人、胃がんが1人にそれぞれ発見されています。町の検診率向上に向けた取り組みとしては、平成29年度からのがん検診の自己負担の引き下げ、誕生検診の無料クーポン配付、平成30年度からは対象者拡大のほか、一度がん検診を受診された方には個別による受診勧奨を行っていますが、前年度受診して今年度に申込みのなかった方には電話やハガキで、3年間未受診の方には受診歴を記載した文書を送り、それでも申し込みがなければ電話や訪問によって勧奨を実施し、特定健診の受診勧奨意向調査においては、がん検診申込書を同封するなど、合わせて2千件の受診勧奨を実施し、受診の定着化を図っています。また、広報やホームページ、JAのファックスを利用した周知のほか、健康推進員による検診案内の周知もしています。今後の取り組みとしましては、町民一人一人が健康づくりに主体的に取り組むことができる環境を整備することと考えています。がんを始めとした生活習慣病の原因の多くは、食事、喫煙、飲酒、運動習慣などの環境要因にあることから、正しい知識の普及と適正な生活習慣に重点を置き、健康づくりを推進することが重要と考えております。以上、お尋ねがありました件についてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 9番 河端芳惠

今、検診の促進対策にいろいろされていること案内がありました。その中でがん検診の場合は、きっかけづくり、節目検診などが一番検診率を上げることにつながるかと思いますが、40歳から5歳ごとに60歳まで胃や肺や大腸がんについては検診促進ですか、無料か何かありますよね、町の推進施策、誕生検診というんですか、これ60歳までありますが、これは75歳、後期高齢者の年齢まで延ばすとか、そういうことはできないでしょうか。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

現在、特定健診の受診対象者につきまして、がん検診においても、胃がん、肺がん、大腸がんでは40歳から60歳までの5歳刻み、子宮がんについては20歳から40歳までの5歳刻み、乳がんにつきましては40歳から60歳までの5歳刻みとなっております。これにつきましては、国からの指針をベースにうちの町として、この年齢を定めております。河端議員からは後期高齢者の年齢までというお話でしたけれども、国の指針としては、そういったことも言われておりませんし、それでこちらとしても検討の段階には至っておりません。

質問 9番 河端芳惠

できることなら高齢期に入ってもがんの罹患率というのが高いと思いますので、いずれそのように延ばしていただきたいなと思います。先ほど特定健診の話が出ましたが、町は、これ古い28年の資料ですが、道の平均より特定健診率が42.4%でかなり高くなっていました。胃や肺、大腸がんは全道平均よりも受診率が高いですが、子宮と乳がんは全道平均よりも約10%ぐらい低くなっていたようです。特に女性のがんの検診を受ける方が少ないのかなと思いますが、このあたりについて、特に検診を促すようなこととか、どのようなことで女性の検診率低いのかなって捉えていますか。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

女性特有のがん検診についての、どのように促しているのかということだと思います。まずうちの本町としましては、集団検診による検診と個別受診による検診の2種類を用意しております。集団でやる検診につきましては、やはり若い方だとどうしても抵抗を感じる方もいると思いますので、直接病院に行って検診を受診していただくということで個別も用意させていただいております。やはり、がんは若い方ほど、がんと自分は結びつかないという思いが多いので、その辺をこちらとしてもどのように皆さんに受診していただくように進めていかなければならないかということを考えなければいけないとは自覚しております。今後も周知等努めていきたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

今回この質問をするにあたり、広報などのがん検診のお知らせだとか、いろいろなことをちょっと古いのから見てみましたら、今年の5月から健康だより、今月は健康管理というコーナーで実際にがんになった方の体験談みたいなのが載っておりました。とても順を追って、検診、がんの発見から手術、治療、その後の経過まで詳しいことが載っておりました。そういうこともやはり検診を受けるきっかけになるとか、そういうことになるんでないかなと思って、いいことだなと思って拝見いたしました。特に女性の子宮がん、乳がん、若い方にも多いですけど、訓子府、全道平均よりも低いということで、これからまたそういう方たちを動機付け、きっかけづくり、節目検診なり、そういうことを増やすなり、そういう方たちを検診受けてみようという方に向かうような対策というんですか、何か考えがありましたらお聞かせください。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

なかなか先ほども申しましたように、受診率の向上というのが、なかなかこうやったことに対してすぐ結びつくものではないということで、難しさは感じておりますが、今年、議員言われましたように広報には心臓疾患の事例を載せておりますし、健康だよりには、また違った、こういったことで発見ができたとか、そういった事例も載せていたかと思います。そういったことが有効だという声も聞いておりますので、そういった話聞けてよかったということもありますので、今後は子宮がんや乳がんについても、そういった取り組みをしていきたいと思っております。それにより動機付け、そういったものに結び付いていければいいかなと思います。確かにうちの町でも若い方でそういった婦人科といいますか、婦人特有のがんによって亡くなっている方もいらっしゃいますので、積極的にそういった動機付けに取り組んでいきたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

私、今回この質問をするに当たって、身近な方ががんで亡くなる件数が多くあったものですから、やはりその方も検診を受けてなかったりということで、見つかった時は手遅れ的なことがあったり、また友人にもそういう方がいたり、身近なところでそういうケースを見聞きしたものですから、特にまたこれをきっかけになったのは、先日まで40代ですか、ご主人亡くされて「お元気ですか」って声をかけたら、「いや実はがんなんです」っていう話だったんで、やはりまだ若くてもがんは発生しますし、検診で早期発見だとかなり回復もできますし、やはり早期発見、検診を受けるということが必要なんだなってつくづく思いましたので、これからいろんな方に動機付けをして自分の健康は自分で守るっていうようなことを、これはなかなか難しいかと思いますが、やはりこれからいろいろなことで啓蒙をして受診のきっかけづくりをしていただきたいと思います。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

河端議員おっしゃることはごもっともなことでございますので、こちらとしてもますます今以上に取り組みを強化していきたいと考えております。

質問 9番 河端芳惠

いろいろお願いいたしましたが、やはり町の福祉保健課が先頭になって町民、自分の健康は自分で守るっていう、その意識を町民に植えるっていうのもお仕事なのかなと思いますので、その辺もよろしくお願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

誰しも河端議員のおっしゃることは否定する何ものもないというのが本当のところでないでしょうか。しかし、いずれにしても受診率が20%ぐらいにとどめている。健康日本を掲げた厚生労働省が50%を目標にしてたというのは非常に厳しい状況にあるというのはおわかりでないか。私もかつて福祉保健課長をやったりですね、ずっとこう見ておりますけれども、今、本当に至れり尽くせり、まず検診回数を増やす、そしてもうさっき私の方で答弁させていただきましたけども、ありとあらゆる手段を使って、その住民の方に受けてください、やりましょう、行きましょうっていうことをやっているというのは現実でないでしょうか。これをさらに50まで持っていくということはですね、非常に厳しい、あとは本人はどうやって意識を持つかっていうことしか僕はないんじゃないかなっていうふうに思います。もちろん保健師たちのやっていることの限界はもちろんあるでしょうけども、私はかなり住民の自発的な努力をどういうふうにして啓蒙していくのかと。彼ら自身が、住民自身が学びながら健康の問題を生活の中にきちんと取り入れていくということをやらずして、呼びかけの限界というのは私はもう来ているんではないかなというふうに思っていますので、一層の努力はやらせていただきますけども、住民自身が健康の意識付けを自らがやっていくということを一方でやらないと、この数値を30、40まで持っていくというのは非常に難しいことじゃないかなと思いますけれども、この辺の実態も努力している福祉保健課も含めてですね、ご理解いただきながら、町民みんなで、やっぱり検診率を高めていくという運動をやっぱりやっていかなきゃならないんじゃないかなっていうふうに考えていますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

いろいろお話を伺いました。これからも、今までもご苦労なさっていたのは十分承知しております。また今後一層よろしくお願いしたいと思います。私の一般質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる