訓子府町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日
国民健康保険制度の都道府県化に向けた対応について
2016年12月13日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「国民健康保険制度の都道府県化に向けた対応について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子が答弁しました。
- 質問者
- 工藤弘喜 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 工藤弘喜
5番、工藤です。それでは、ただいまから私の一般質問を行っていきたいと思います。今回の質問は大きく2点ありますけれども、まず初めにでありますけれども、国民健康保険の都道府県化に向けた対応についてということで質問をいたします。内容は通告書に従いまして行っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。国民健康保険制度は2018年度から新たな制度に移行することになっています。現在は各市町村が運営主体となって事業を実施していますが、新たな制度では北海道が運営主体を担うことになります。この移行に伴い懸念される課題などについて町長の考えをお伺いいたします。まず一つ目ですが、移行に向けてのスケジュールはどうなっているのかお伺いいたします。二つ目です。移行に伴う市町村ごとの保険料、あるいは本町の場合は税でありますけれども、その額は現在と比べて一体どうなっていくのかお示しいただきたいと思います。三つ目です。一般会計からの法定外繰り入れは新たな制度でどのように扱われるようになるのかということであります。四つ目です。現在、本町が実施しております中学生まで対象の医療費無料化の事業がこの度議論されております新たな国保制度の実施に向けて影響はないのか。これについてお伺いをいたします。最後ですけれども五つ目として、新たな制度へ移行することが、これまで以上に住民のためになると考えておられるのか町長の見解をお伺いいたします。以上であります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「国民健康保険制度の都道府県化に向けた対応について」5点のお尋ねがありましたので、お答えをさせていただきます。まず1点目です。「移行に向けてのスケジュールはどうなっているのか」というお尋ねですが、今年の10月に納付金・標準保険料率算定のための基礎データを提出し、11月2日付けの北海道新聞の記事にもありましたように、国保事業費納付金の仮算定結果が示されたところです。この後は、平成29年2月に「運営方針(原案)」について、北海道議会への報告と市町村からの意見聴取を行い、3月にパブリックコメントを募集し、5月に北海道国民健康保険運営協議会から、北海道に「運営方針(案)」の答申がなされ、6月に北海道議会に報告し、7月に「運営方針」が決定される予定となっております。仮算定につきましても平成29年1月に、2回目の仮算定を実施し、4月に試算結果も示される予定です。6月以降に本算定の作業に入り、最終的には平成30年1月に国保事業費納付金が各市町村に示される予定になっています。各市町村でも都道府県化に向けてシステムの改修など、準備を進めることになります。2点目の「移行に伴う市町村ごとの保険料(税)の額は、現在と比べてどうか」というお尋ねですが、11月に公表された「国保事業費納付金の仮算定結果」の所得200万円、夫婦2人のモデル世帯で申しますと、平成28年保険料率の算定で、訓子府町では28万5,800円、北海道が保険者となった場合の標準保険料の算定では36万1,600円で7万5,800円高くなり、伸び率は26.5%と示されました。特にオホーツク管内は、退職者や無職の方が多い都市部とは違い、第一産業の基盤が安定していることから所得が高い水準にあるため、一人当たりの算出額が高い傾向にあります。また、本町に限って申し上げますと、国保会計の単年度赤字分に当たる7千万円から1億円を一般会計から財源補てんし、ここ数年は保険税を上げていない状況にありますので、この差額はもっと大きくなることになります。しかし、その後、国が示す算定方法に改善すべき点があったことから北海道が国と協議するとの連絡がありましたので、次の仮算定結果を待っているところです。また、激変緩和措置についても、現在検討されているところです。3点目の「一般会計からの法定外繰り入れは新たな制度でどのように扱われるのか」というお尋ねでございますが、今後は基本的に給付費増や保険税収納不足により財源不足になった場合、北海道で設置する財政安定化基金から借り入れ、翌年度以降の保険税に上乗せし、償還していくこととなりますので、ご理解いただきたいと思います。4点目の「本町が実施している中学生までの医療費無料化の事業が新たな国保制度の実施に影響はないのか」というお尋ねでございますが、これまでのところ影響があるということは示されておりません。5点目の「新たな制度へ移行することが、これまで以上に住民のためになると考えるか」とのお尋ねでございますが、国民健康保険の都道府県単位化につきましては、これまで市町村単位の保険者であったため、平成26年度の状況で、全国で56.4%の保険者が単年度収支で3,586億円の赤字となっていたことから、単位を都道府県単位化し、国民健康保険制度の財源を安定化させるとともに、わが国の国民皆保険制度を維持しようとするものであります。近年、高度医療化に伴い、高額な医薬品などで治療を受けるケースがありますが、高額な医療費の方が数人出てきた場合、市町村単位の小規模な保険者では経営の悪化を招き、対処できなくなることが予想されます。それでもなお、地方自治体が保険者の運営主体でいいのかという問題もありますが、現在と比較し、保険者が都道府県化することにより、財源的なスケールメリットが生まれ、住民が安心して医療を受けられる国民皆保険制度の維持につながると考えています。いずれにしましても国の大幅な財政支援がない限り、根本的な解決、安定的制度の恒久化は避けられないと思われますので、約束どおりの財政支援を求め、国や北海道に要望してまいります。以上、お尋ねのありました5点についてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 5番 工藤弘喜
ただいま答弁をいただいたわけでありますけれども、この答弁に基づいて何点か再質問というかたちでしていきたいのですけれども、いずれにしましても、国保のこの都道府県化という問題につきましては、非常に中身が多岐にわたっていますので、この時間であれも聞きたい、これも聞きたい、考え方を伺いたいというのはたくさんあるのでありますけれども、本当に限った中でしかできないわけで、そのあと残った分については後ほどの議会の中ででもやっていきたいなというふうに思います。まず基本的なところで最初にお伺いしていきたいのですが、それぞれ項目ごとにご回答いただいているわけですけれども、まず最初の移行に向けてのスケジュールとの関係に関わってはくるとは思うのでありますけれども、まず、この国保の都道府県単位化に向けた中では当然国保の運営方針というのが道の段階で一応案として示されてはきていると思います。これに基づいた市町村との、いわゆる意見交換といいますか、いわゆる連携会議というかたちでもっているようなんですけれども、実は11月1日に行われた連携会議の中身はちょっとここに手元にあるんですけれども、本町も当然この会議には出席をしているかと思うのでありますが、これは課長が出席して北海道との意見交換というか地域の実情も含めて、あるいは素案の案、まだ案の段階でありますけれども、これに対する意見の聴取なんかは求められている経過というのはあったんでしょうか。ちょっと先にそこだけお伺いしたいと思います。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
本町からは担当者レベルということでしたので、課長補佐が出席しております。その中で各町から意見も何点か出されていたようでありますが、限られた時間の中でしたので、本町からは質問していることはありません。
質問 5番 工藤弘喜
質問の善しあしは別にして、さまざまな情報ということでいけば、やはりこの中身なんか見ると本当に、多分これと同じ中身で、例えば国保運営方針の素案の概要という題目で、次から次とこうたくさんあるんですけれども、その中身というのは非常に今回の都道府県単位化に向けての、いわゆる市町村としてもまさに直接的に、あるいは被保険者、あるいは保険者としての両方の立場で関わりを持つようなかたちで影響のある内容であるなというふうに思います。こういった情報も含めて担当、いわゆる課長補佐の方が行って出席しているということであれば、こういう情報をちょっと今思ったんですが、本町に国保の運営協議会ってありますよね、これは国保の改定のときだけ、それが制度として協議会が行われるのではなくて、現実にずっとこう協議会としてはあるんでしょうか。それをちょっと確認をしたいなと思います。なぜかと言うと、やはりせめて国保の運営協議会の中で、このような本当にこれ国保の問題でいけば大きな変化になっていくものでありますから、できればそういうところでの本町の実態も含めて、あるいは国がこういうふうに進めようとしている。あるいは道もこういう素案を出してきているということも含めて議論、そこに情報を開示することによって、議論も一定程度必要だったのではないかなというふうに思うんでありますけれども、その辺、本町はどのようなかたちでこれを受けて取り組んできたのか、ちょっとお伺いいたします。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
運営方針の素案ですね、これにつきまして、運営協議会の中で本町はどのように取り組んでいるのかというようなご質問だったかと思いますが、現在、運営協議会は11月と2月、毎年開催しております。それ以外に法改正だとかがあれば随時開催するんですけれども、11月末にですね、今年の第1回目の運営協議会を開催しておりますので、その席上で11月1日に運営方針が示されておりますものも一応運営委員さんにはお示ししております。しかしまだ市町村の中で検討するというような段階にはないような内容でしたので、具体的にはこちらから一方的にお示ししてお話を聞いていただいたということで終わっております。
質問 5番 工藤弘喜
確かにまだこれからの協議になっていくかと思うんですが、とりあえずは情報の開示ということをされているということで、一つは安心はするんでありますけれども、ただ中身でこれからちょっと若干中身にも入っていきたいなと思うのですが、非常にこの国保の運営の根幹的な部分、それから被保険者、保険者と先ほども言いましたように、そこに大きくいろいろなかたちで影響を及ぼすようなこと。例えば保険料の問題、これの算定の方式、これに対して本当に、こういう市町村、特に訓子府町はそしたらどうなんだろうという問題だとか、あるいは一般会計からの先ほども聞きましたけれども、繰り入れの問題等、ある一定の案は出ていますので、そういったことに対して本当にこれでこの素案の向こうから、確かに決まったものではありませんけれども、その案の段階での、それに対する意見というのは一定程度やはり会議を重ねながら聴取をするというか、そういうことをしなければ、なかなかこういう制度に対する、いわゆる国保の運営方針に対してこれからさらにまたありますけれども、連携会議というのを持たれるようなスケジュールになっていますから、そのときに強く実態を反映させるという意味で言えるかどうかという問題との関わりでは、やはりぜひそういう中で率直な意見を出していただきながら深めていくというか、反映させていくということが必要じゃないのかなというふうに私は思ってはいるんですが、この辺についての考えをお伺いしたいと思います。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
もちろん今回ここで決められた運営方針がこれから当面続くであろう国保の運営に関わってきますので、本町としても保険料や保険税ですねうちの場合は。保険税や負担ですか、そういったことに深く関わってきますので、もちろん何か意見があればすぐにでも総合振興局を通して伝えるだとか、連携会議の場で質問するとか、そういうところを質していきたいとは思っております。ただ今回は1回目の仮算定ですね、それが示された段階でして、まだその金額につきましても検討余地がある。また算定に漏れがあったとか、そういったことも報告されておりますので、2回目がまず来年1月になっておりますから、今後の結果を今は待っている状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 工藤弘喜
ぜひ、できればそういったかたちで何て言うんですか、必要であれば何回かやはりやっていかなければいけないのかなという思いでは私は、考え方としてはあります。やはりそれだけ今回のこの中身というのは、地域の、特に町村の実態をどうこの運営方針の中に反映するかというのは本当に、ある意味大きな役割というか自治体としての役割があるのではないかなというふうに思います。この国保の問題につきましては、この都道府県化というかたちではありませんでしたけれども、6年前のちょうどこの12月議会で私もあの当時は広域化というかたちで、それをどう進めるかというかたちで随分議論になっていたことがありました。その中でその広域化について、いろいろ質問した経過があるんですけれども、今振り返ってみると、あの当時の広域化の方針、国の進めてきた、厚労省が進めようとしてきた、その方針がやはりきちんと、その精神がずっと綿綿と引き継がれて、そして言ってみれば、その具体化がこの都道府県化になってきているわけですよね6年間かけて。その出発点の広域化の一番大事なところというのは、やはり医療費のいわゆる給付費の削減と、医療費の適正化というか給付費の適正化ということでやるのと同時に、もう一つはやはり負担ですね。これをどう求めていくかということが、根本にあったのかなと思いますので、その流れはやはり今回のこの都道府県化の中でも非常に色濃く出ているような気がいたします。そういった意味でもう一歩この問題を掘り下げたかたちで的確に見ていく必要がやはり求められてくるのかなというふうに思っているところです。それでもう一つ、今度ちょっと各論みたいなかたちになって申し訳ないんですが、この運営方針の連携会議の中で、いわゆる訓子府も先ほどの答弁の中で7千万円を超える、あるいは1億円という話もありましたけれども繰り入れをしています。これは将来的に繰り入れはなくしていく方向だと。段階的にでもなくしていくというかたちにはなっていますが、そしてその分を先ほどの答弁にありましたように借り入れをしながら積立金、多分北海道でそういうかたちで積み立てていくもの、その財源がどうなっていくのかちょっとまだ不透明でありますけれども、もしかしたら町村もそこに積み立てなさいというかたちになるかもしれませんが、そういうかたちでいったときに、それはやはりまともに今度は保険料に返ってくるということになりますよね。こうなっている状況が先ほどの試算の中で出てくる保険料でもあるのかなという気もしますけれども、そういう部分で一般繰り入れに対して、一般会計の繰り入れに対しての計画的な、あるいは段階的な解消という問題について、もっとこう突っ込んだような説明というのがなかったんでしょうか。その辺ちょっとお聞きしたいのでありますけれどもどうでしょうか。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
これまで本町が一般会計から国保会計に財源補てんをしてきておりますが、これにつきまして、本町だけではなく、たくさんの市町村による保険者が財源補てんをしてきているという状況にありまして、これに関しましては先日の道議会の中でも市町村の意見を十分聞きながら検討するといいながらも、運営方針の策定の考え方の中では法定外繰り入れを行う市町村を赤字と提起し、納付金の算定に対する配慮は行わない。また激変緩和措置は実施しないことを検討すると明記されていたものに対しまして、市町村と認識の共有を図られているのかという質問があったようです。それに対しましては市町村と認識の段階的な解消に向けて市町村の意見を十分聞きながら検討すると北海道の方が回答したという経過がございます。このようなことから今後財源補填ほ て んにどのような影響があるのか、そういったところを見極め、なおかつ近隣の市町村の動向などを確認しながら、これは慎重に検討していかなければいけないところかなとは思っております。そういった実際に激変緩和措置、そういったものに乗れないかもしれないとかいう話が出てきておりますので、そういったところはきちんと要望をしていきたいなとは思います。結局は財政安定化基金だったか、ちょっと名称をちょっと今忘れましたけど、保険税で足りなかった分をいったんそこの基金から市町村が借りて翌年以降の保険料に反映させて少しずつ返していくという制度になるということなんですけれども、原則はその方式になるということなんですけれども、その基金自体は今のところ財源が国の方からということで聞いてはおります。
質問 5番 工藤弘喜
非常に今答弁にもありましたように、本当に国の方は一般会計からの持ち出し、繰り入れで保険財政を何とか黒字にするというか、ちょんちょんにしていくということに対しては非常に敏感になっているようです。それはやはりそうすることによって医療費全体がやはり膨らむという、国は国なりのそういう見方があるんだとは思うんでありますけれども、しかしこれがなくなることによってどうなるかというのはやはりその町に住む人、いわゆる被保険者、訓子府でいけば900数十名の被保険者の人たちがどういう状況になるかというのがやはり明らかになってくるわけでありまして、これに対して先ほど今回の激変緩和措置もちょっと聞いてみたいなと予定はしていたんですが、緩和措置そのものもそのことによってペナルティーのようになくしていくということになれば本当に保険料がどれだけになっていくのかというのが天井知らずのような状況になりはしないかということですよね。そういったことはやはり非常に大きな問題として投げかけられているんだということをこの議会のこの場だけではなくて、やはりせめて国保の運営協議会の中なり、そういう中でも一定の議論をしながら積み重ねながら町の声としてこの新たな運営方針を決定する前段でしっかりと意見をこの中で反映させていただきたいなという根拠の一つでもあります。それからもう一つちょっと気になっていたのは、激変緩和措置のことなんですが、このルールというのはどういうかたちで激変緩和をしようとしているのか、もし連携会議の中で示されたものがあれば、ちょっとお聞きしたいのですが大丈夫でしょうか。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
まだ詳しくは示されておりませんが、今のところの話では、あくまで一時的な措置だということになりますので、激変緩和措置、これにつきましては医療給付費の9%を特例基金というものに先ほどの基金と同じように国の方からの財源によって基金を積むことになります。ここから激変緩和措置については・・・
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
激変緩和措置については、それで都道府県が対応するということになっております。ただ先ほども申しましたように決算補填目的の繰り入れにつきましては、この対象にならないのかもしれないということが示されておりますので、そういったことも今後の動向を見極めていきたいと思っております。
質問 5番 工藤弘喜
おそらくそういうかたちかなというふうなことで私自身もちょっと捉えていたんで、大体同じような認識かなと思っております。いずれにしましても本町の場合は激変緩和措置が先ほど言われているように一般会計からの繰り入れがあることによって、これは受けられないという可能性が非常にやはり高いという、そういう方向で一般会計からの繰り入れのような、そういう甘い考えではいけないよというのを是正させるという、本当に色濃く出ている中身が今回の制度の大きな制度改正というか、そういう部分のポイントにもなっているのではないかなというふうに思っているところです。それでは次に、先ほどの4項目目の質問でもしていましたけれども、いわゆる地方単独事業、いわゆる本町の場合は中学生までの医療費無料化というかたちでやっています。これに対して今現時点でもはっきり言えばペナルティーですよね、それだけ財源があるんだったらなんで国保どうだこうだというそういう意味合いの言い方でペナルティーというふうなかたちで、いわゆる国庫負担金というのが減額すると、減額になるというかたちになっているとは思うんですが、これは今回の直接な関係はないのでありますけれども、例えばわが町の国庫負担金が平成27年度と28年度では27年度と今年度ですね、その差額でいくと1,185万円減額になっています。これは本町がこの減額の根拠の一定部分を中学校までの医療費無料化ということが影響しているのかどうか。これちょっと答えられることがあればちょっとお答えいただきたいと思いますが、この減額の理由、今年度国庫負担金が1,100万円ほど減額になっているのでありますけれども、これがやはりペナルティーの部分に関わりがあるのかどうかちょっとお願いいたします。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
調整交付金のことかと思いますが、これの減額理由、地域単独事業をやることによってのペナルティー、減額調整がされているのかどうかというご質問でございますが、実際には現物といいまして、受給者証を持っていくことによってご本人が、ご家族ですね、が医療費を払わないで医療を受けられるといった場合にはペナルティーといいますか減額調整の対象になっております。しかし本町で拡大しております小学生、中学生につきましては、小学生の通院と中学生の医療費につきましては償還払いといいまして、いったん病院に3割を負担していただきまして、その領収書を役場に持ってきていただいて、その分3割分をお返しするということになっていますので、実際に減額調整の対象にはなっておりません。調整交付金が減額になった要因としましては、毎年の所得だとか、そういったことの影響によるものですので、この地方単独事業の医療費助成によるものではないと考えております。
質問 5番 工藤弘喜
わかりました。それでは次の質問というか、ちょっと項目でいきますけれども、この素案の中でもう一つ大事な点があると思います。私自身、他にもたくさんあるんですが、その中で保険税の適正な徴収という、いわゆる徴収義務、これは主体は国保の運営主体が道になっても、おそらく納付金というかたちで道に町が納めるようなかたち、それに見合う保険税を町が決めて、それを徴収しなければいけないということになるんでありますけれども、この問題なんですが、非常に今回この運営方針の中のもう一つのポイントとしてちょっと考えておきたいのは、非常に収納率、目標を達成しなければいけないということが非常に強く言われています。このことが被保険者の実態を鑑みた中での運営にどう影響があるのかというところも今一度考えなければいけないのかなというふうには思います。私たちの町の国保の収納率でいくと非常に高くて99.38%だか36だかという結果が出ておりますけれども、今回の方針の中では99%以上の収納率があるところは99%という目標をきちんと設定させて、それを超えなければいろんな、いわゆる徴収をさらに進めなさいという、例えば収納事務の年間スケジュールの作成だとか、もう一つ大事なのは短期被保険者証とか資格証明書の交付基準を作り直しなさいという問題、それから滞納処分の実施基準等の作成をしなさいとか。非常にこうやかましい、微に入り細に入りの徴収実務が負わされるような仕組み、そしてもう一つが市町村間の競争のようなことになってきかねない、いわゆる限られた財源を収納率によってということで勘案されて配分されるというか、くるということになれば非常にそういう問題等も含めて非常にいびつな、本当の意味での国民健康保険のありようというのが崩れていってはしないかなと。もっと言えば国保のこういう運営を通じて本町のまちづくりの、いわゆる町民と行政との信頼関係も本当にどうなるのかなという、そういうことには決してなってはいけないというふうに私は思いますので、そういうことが懸念されるようなことに対して、やはりこれどのような連携会議の中で、今言ったようなことが説明としてあったのか、あるいはそれに対して他の市町村も含めた意見なんか、課長は出席されていないからちょっと無理かもしれませんけれども、その辺の状況はどうなっているのかなというのをちょっとお伺いしたいなと思っています。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
保険税の徴収に関してでございますけれども、うちの町は先ほど工藤議員がおっしゃいましたように、27年度で99.38%という高い収納率でございます。こういった99%を超えた市町村につきましては、99%を目標にということで、その目標を設定されます。そういった目標をクリアする。それだとか、あと特定健診の受診率を上げる。それとか医療費の適正化、ジェネリックの取り組みだとか、そういった保険者が努力したことに対しまして、保険者努力支援制度というものができるようです。その活動に見合った支援金をいただきまして、それを保険税に跳ね返えらせるということが可能になります。そういったことで各市町村間の競争だとか、そういったことが出てくるのではないかということなんですけれども、そういった心配もあるかもしれませんが、それは今までもそういった努力は市町村の保険者として取り組んできているわけでございますので、ただ保険税の収納率に関しましては、今後保険税が上がることを考えますと、確かに工藤議員がおっしゃるような懸念はあるかと思っております。ただ、保険者努力として、そういった取り組みはしていかなければならないと考えております。
質問 5番 工藤弘喜
担当する職員の方々は本当にこの部分というのは健康、いわゆる指導とか予防業務も含めた事業と合わせて、この徴収業務というのは本当に大変なところだと思います。先ほど、今も課長の方から答弁ありましたように、本当にいろんなかたちで努力をされた結果が99.38%の、そういう数字に表れているんだとは思いますけれども、今後の保険税がさらにアップするのではないか、あるいは私たちの生活環境が、あるいは生活の質というかレベルというか、本当に働いてもそんなにお金が入ってこないような、いわゆる国保の被保険者というのは会社員ではありません。年金生活者、無職の方、農業者、自営の方、そういった方々がやはりこの加入者でありますから、非常に今後を考えたときには決して楽観視できるようなものではないと思います。それらと相まって、取り立てといったらちょっと言葉が不適切かもしれませんけれども、徴収に当たるときに、徴収努力はいいんです。本当に頑張っていただきたいと思います。ただ問題は、実態を見ながら、いわゆる不正とか、そういう悪質な部分は別です。でも本当に実情をちゃんと捉えた中でやれるだけの余裕がこの制度の中で職員にできるのかどうかと。そういうことが従来の保険制度と違って、収納率の問題がいろんなかたちで上から、北海道から示される中で、やはりそこで仕事をする職員も大変な無理が生じるんじゃないか。その無理が被保険者にも実態を見ないままの徴収義務、徴収実務といいますか、そういうかたちに走りかねない問題も起きないかということで今質問したわけでありまして、この辺もできれば運営方針の中でやはりきちんと、というよりも強く反映させてほしいなというふうに思っております。時間もありませんので、最後に、まだ何点かあるんですけれども、また次のときに、もう少しまたそのときには明らかになってくるものもあろうかと思いますので、次に委ねたいんですが、最後に町長にこの全体、この自治体の長でありますから、当然先ほどの前段のあいさつの中でもこの問題で触れられてあいさつされておりましたので、町長の見解として、一つだけお聞きしたいと思います。このように都道府県化することによって本当に国保のもっている精神、目的、理念、これは前の6年前に私も広域化のときにちょっと述べさせていただいているんですが、やはり国保というのは社会保障だと。この理念。それともう一つ、憲法25条の生存権の問題、これと切り離して、この制度は考えられないだろうということで私は思っています。この辺について、町長のこの今回の改定というか改正に関わる見解を今後に向けての姿勢も含めてお伺いしてこの質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
時間がありませんので、実は全国の60%の国保会計が赤字なわけですね、大体年間で4千万円弱の国保会計は赤字になっているということで、小さな母体の市町村が保険者であるということが非常に危惧をしてきたという経緯があります。国保関係の見直しを含めて岡崎高知市長をはじめとして、なんとしても規模を大きく、国もしくは都道府県にそれができないのかという要望活動を長く進めてきた経緯がございます。それはとりもなおさず赤字をもう小さな自治体では補いきれないという問題とこの皆保険をどうやって維持するのかということをやはり大事にしていかなければならないという要望でありました。その前提として国は3,200億円のお金を出しなさいと。その上でない限りは都道府県も市町村から都道府県になることについてはあり得ないんだということを言ってきて3,200億円ということを言ってきたわけです。これは今いろいろなニュースの中でもちょっと危なくなってきているということも事実ですけども、この国保会計そのもので言ったら、この2本の柱がやはりあったのではないのか。私は10月中旬に道庁の局長が管内の市町村長に説明を行いましたので、何点かにわたって質問をさせていただきました。今、工藤議員が言った質問はほとんど私が道庁にそのありようと今度のあるべき姿についても含めて問い質したということがありますけども、まだ検討段階ということで、わかりましたという、例えば短期証明書の発行の問題、一般会計からの繰り入れの問題等含めてもですね、あまた多い課題がやはりあるのではないのか。規模は大きくなることによってわれわれの被保険者の立場からしていくと非常に難しいのではないのかと。問題があると。特に今、工藤議員の方から一般会計からの繰り入れの問題であります。課長からも答弁しているように、安定化基金をつくって、そこから一時借りなさいと。そして翌年度から保険料アップだという言い方です。これは介護保険会計と全く仕組み同じなんですよ。そうすると借金は、お金は出してあげますよと、だけども保険料は介護保険の場合は次の期からお金を上げていくという考え方ですから、非常に被保険者の負担というのが大変強くなっていくのではないのかなというふうになります。そして激変緩和の今問題出てきていますけれども、激変緩和についても非常にやはりこっちが望んでいるような状況とはかなり違ってきているんだなということが見受けられます。そうこう考えていきますとやはりこの規模を都道府県化にすることによって、この国保会計、議員がおっしゃるように生活の社会保障の問題と憲法第25条の生存権の問題からしてみると後退はしないのかということでございますので、私は今の状況では後退するでしょうね。こう言わざるを得ない。だけどこれはなんとしても本来の趣旨の広域化と制度を存続していくということと一人一人の国民生活をやはり守っていくんだということをきちんと3本柱で再度新しく出てくるものに対しては対応していきたいというのが状況であります。
質問 5番 工藤弘喜
まさにそういうことでないかと私も思います。やはり都道府県化、いろいろな制度にしてみても、国保の問題というのは、やはりこれだけ制度が財政的にも大変だということになったのは、なによりもかによりも国庫負担を抜本的に増額しない限りにおいては今まで削減してきた者を増額しなければやはりやっていけないと。もうこれに尽きるのではないかなというふうに思います。だからそういう部分での要求も含めて、町長にはぜひ声も上げていただきたいなというふうに思っています。