訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
本町の高齢者福祉の課題解決に向けた対応策について
2016年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「本町の高齢者福祉の課題解決に向けた対応策について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 西山由美子
10番、西山です。通告書に従いまして町長に質問いたします。本町の高齢者福祉の課題解決に向けた対応策について。全国で約650万人の団塊の世代が75歳以上に達する2025年には、75歳以上の人口が2,179万人で総人口の5分の1になり、年金、医療、介護の支出が急激に増えることが予測されます。そのための制度の大幅な見直しが行われ、町民にとって老後への不安は増すばかりです。「可能な限り、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを」誰もが望む当たり前の理念です。「全ての町民に優しく」をモットーに進めてきた取り組みの中からさまざまな課題を整理し、地域住民とのコミュニケーションをとりながら解決策を生み出すことが迫られていると感じます。私たちの町の実情に合った「地域包括ケアシステム」がどのように構築されていくのかを町長に伺います。1点目、昨年4月から始まった「ささえあいプロジェクト」を通じて、そこから見えた各地域における現状や課題は何ですか。2点目、介護家族を支えあう会「かなえーる」のこの一年間の実績と課題は何ですか。3点目、来年度以降の介護予防事業の具体的計画と内容は。4点目、町の実情に合った「地域包括ケアシステム」の構築に向けてどのような取り組みを考えていますか。5点目、町民のニーズに応じた安心して暮らせる住まいの確保について、今後どのように考えていますか。以上です。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「本町の高齢者福祉の課題解決に向けた対応策について」5点のお尋ねがありましたのでお答えをさせていただきます。1点目の「昨年4月から始まった『ささえあいプロジェクト』の実績とそこから見えた各地域における現状や課題は何か」というお尋ねですが、このプロジェクトは「高齢者に係る地域課題を住民や関係機関が共有し、高齢者を支える地域づくりを図る」ことを目的としています。実施内容としましては、地域役員等による意見交換会と認知症サポーター養成講座の開催をしております。平成27年度の各地域における実績につきましては、地域意見交換会が11回で99名の参加、認知症サポーター養成講座では、9回で204名参加の実績となっています。意見交換会の中で見えてきた現状としましては、自治活動が盛んな地域は、誘い合いや見守りがされていること、買い物については、配達やトドックおよびカケルくんなどをうまく利用されている半面、課題としましては、高齢者の足の確保の他、気軽に集まれる場所を求めているものの、老人クラブの役員になりたくないなどの理由で、参加にちゅうちょされている方も多いという実態があります。また、このプロジェクトを通して、相談業務等では面談の機会の少ない男性の方が、介護の相談窓口や認知症の初期症状を知るきっかけとなったことも大きな収穫と考えています。2点目の「介護家族を支えあう会『かなえーる』のこの一年の実績と課題は何か」というお尋ねですが、この事業の目的は、専門家のお話を聴いたり、介護家族の方同士で情報を共有することで、精神的、身体的な負担の軽減を図ることですが、最近は外出の少ない認知症の方も一緒に参加できるように、ボランティアの方にお手伝いをいただきながら開催しているところです。実績としましては、毎月1回で年間12回の開催ですが、平成27年度は実人数で23名の方、延べ人数で38人の方に参加いただきました。平成28年度はボランティアの方も自由に参加できることとし、8月末日現在において5回実施しておりますが、実人数で29名、延べ人数で53名の方が参加されております。課題としましては、認知症の方は外出の機会や交流も少なく、家族と自宅で過ごす時間が長くなり、家族の介護負担の増大につながっているため、地域の中に認知症の方が集える場所が必要とされていることかと思います。3点目の「来年度以降の介護予防事業の具体的計画と内容は」というお尋ねでございますが、介護予防事業は国の制度改正による見直しが行われ、高齢者を年齢や心身の状況等によって区別するのではなく、全ての高齢者を対象とした一般介護予防事業として、市町村が住民に対して強い動機付けを行って、住民自らが運営する通いの場を充実し、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりを推進することとしております。本町では、これまで介護予防給付であった訪問介護や通所介護と地域支援事業の介護予防事業が、平成29年度から新総合事業に移行すると同時に、住民同士の支え合いや住民主体の介護予防事業を促進するため、「ふまねっとサポーター養成講座」の開催のほか、「介護予防の体操」などを地域に広げるための人材育成に取り組んでおります。具体的な計画と内容としましては重複しますが、通所介護としてデイサービス、通所型サービスとして筋力維持による生活機能の向上が目的の「筋活クラブ」と「はっちゃき塾」を開催、一般介護予防事業の中の地域介護予防活動支援事業としては、各自治会で開催されています「ふれあい事業」等、住民主体の各種事業を展開するための支援をすることとしています。4点目の「町の実情に合った『地域包括ケアシステム』の構築に向けてどのような取り組みを考えているか」とのお尋ねでございますが、地域包括ケアシステムとは、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が包括的に提供されることを言います。また、高齢化の進展状況には大きな地域差があり、地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要だと言われています。地域の住民一人一人から専門職に至るまで、さらには地域の住環境も含めてそれぞれの役割を果たすことで対応していこうという、いわば地域の資源を総動員するシステムです。本町においての大きな課題は、訪問診療ができる医療機関の不足と24時間体制の在宅サービスがないことでございますが、入退院の高齢者情報共有のため、北見市医療機関・在宅ケアマネージャー連携会議において、かねてより検討されてきた退院調整の整備を進め、10月から運用が開始されることと、認知症の早期診断・早期対応の機能を果たすための「認知症初期集中支援チーム」の体制づくりにおいては、保健所が中心となり、各市町村が体制を組めるようになりました。また、昨年から本町に合った生活支援サービスを検討するため、協議体研究会を開催してきましたが、これまでの社会福祉協議会と福祉保健課の職員に加え、今年度からは社会教育課の職員も参加して、サービスの充実について検討しています。今後は、生活支援体制整備を推進するため、住民の方や町内の関係機関の方にも参加を呼びかけ、平成29年に協議体を立ち上げる予定です。今後、団塊の世代が75歳を迎える2025年をめどに、関係機関などとの連携を図りながら、地域包括ケアシステムの体制をつくり上げていきたいと考えています。今年度は住民の方を対象に、助け合いの講演会やワークショップを開催し、一歩一歩着実に前進させたいと思います。5点目の「町民のニーズに応じた安心して暮らせる住まいの確保について、今後どのように考えているか」というお尋ねでございますが、現在、町には介護を必要とする高齢者の方の施設として、介護老人福祉施設「くんねっぷ静寿園」、認知症対応型共同生活介護「グループホームはるる」、自炊ができない程度の身体機能の低下があり、高齢のため独立して生活することに不安がある60歳以上の方が入居できる施設「ケアハウスほなみ」があります。自立されている高齢者世帯の方は、持ち家や公営住宅で生活することで、介護保険による住宅改修費支給制度や緊急通報システム設置等の各種サービスを利用することができますが、高齢者率は年々上昇し、独居および高齢者夫婦世帯が増える中、持ち家の老朽化や構造的に改修できないなどの事情のほか、除雪の問題もあり、まちの中に高齢者住宅が必要とされてくることが予想されます。また、他市町村では、サービス付き高齢者住宅を建てたところ、職員が集まらなくてオープンが遅くなったケースがあると聞いていますので、今後は住宅を必要とされる方や高齢者向け住宅の動向を見極めつつ、民間活力を活用しながら、支援の方法などを検討していきたいと思います。以上、お尋ねのありました5点についてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
再質問 10番 西山由美子
項目に従いまして再質問していきたいと思います。ささえあいプロジェクト、昨年から始まりまして、役員とかそれから認知症サポーター養成講座も重ねて11回で99名の参加があって、サポーター養成講座が9回で204名の参加という実績を教えていただきました。今後も来年度の4月からの総合事業に向けて残りの地域ともこういうのを重ねていくのだとは思いますが、このささえあいプロジェクトを実行していく中で保健師さんたちが主に各地域を回っていろんな方々とお話し合いを進めてきたと思いますが、一番地域との支え合うという、そういう仕組みづくりをする上で一番大事なことはなんだったんだろう。そこの課題に向けた解決策はなんなんだろうという具体的なものが見えてきたのだろうか。そして、今後29年度以降ですね、その総合事業が進められていく中で、このささえあいプロジェクトは継続されるのであろうかと。その辺の計画などを教えていただきたいと思います。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
ささえあいプロジェクトにつきまして、各地域においての保健師から見た課題だとかについてでございますが、やはり先ほど町長からも言いましたように足の問題が課題かということでございます。それと先ほども申しましたように老人クラブ、それになかなか高齢になればなるほど進んで参加できない方がいらっしゃるということと、あとは今はいいんですけど、この10年後、20年後、自分が本当に高齢になったときに誰が支えてくれるのかということが何か課題として見えてきております。また地域もどんどん子どもがいないので高齢化していきますので、そういったところでは班単位で見守りをしている自治会もありますし、本当に自治会によっては、積極的にお年寄りに関わってくださっているところもあるようですので、その辺の温度差をどうしていくかということもあるかと思います。このささえあいプロジェクトが今後も継続されるのかということのご質問でございますけれども、これにつきましては、一応3年間という期間限定で進めているプロジェクトでございます。3年かけて全自治会を回る予定でおります。27年度は初年度でしたので10か所回っております。28年度につきましては、先に意見交換会をして、その後に認知症サポーター養成講座を開催するんですけれども、意見交換会だけ27年度に終わっていて、28年度に認知症サポーター養成講座を実施というところが2、3か所あるものですから、28年度は13回予算を組んでおります。ですので、そのままいきますと29年度6回開催して一応終了ということで考えております。
再質問 10番 西山由美子
このささえあいプロジェクトは、国が地域で、介護保険からはずされた人たちも含めて地域で高齢者を見守りなさい、あるいは支え合う仕組みづくりをしなさいということですが、そう簡単に地域で「わかりました。そうします」というわけにはいかないということが現状だと思うのですが、それを一番よくわかっていらっしゃるのが今までも訪問とかを重ねてきた、この10年間地域包括支援センターで高齢者の見守りを続けてくださっている保健師の方々だと思います。その実績もこの10年間の実績を見てみましても本当に相談業務がものすごく増えているなと。高齢者が増えていくとともに相談業務が増えているなということも感じます。それを各地域に自分たちが出向いてそこの役員を通して、あるいは認知症サポーターで集まってくださった地域の方々を通して、さまざまな生の声を聞けるというのは多分事業の取り組みとしては大変でしょうけれどもとても意義のあることではないかなと思います。3年間の取り組みだということで、一応来年度で終了ということですけれども、これをきっかけにですね、やはりどんどん地域が高齢化して疲弊していくという現状を踏まえて、やはり年に1回でも、答弁の中にありましたように自治活動が盛んな地域で見守りとか誘い合いが積極的になされている地域と、そうではない地域との差がきっと見えてきているのではないかと思うので、その中からピックアップしてでもいいですから、ぜひこういう取り組みは今後も続けていってほしいな。保健師さんが全部の高齢者を回ればいいんでしょうが、そういうことは現実には非常に厳しいわけですから、やはり地域の人たちがそこをどう捉えるかということを生の声を聞くというのはすごく大事なことだと思うので、ぜひ今後もいろいろなかたちを変えてでも続けていってほしいなと思います。二つ目の認知症の介護家族を支えあう会のこの1年と言ったのには、私なりに理由がありまして、その前は多分ここに書いてあったボランティアの方たちが中心になって役場のボランティア室で同じ2時間ぐらいお話していたんですが、なかなか後半、本当に相談に来たい人たちが集まってこない、ボランティアの人ばかりだという現状がありまして、保健師さんの中からもっと場所もたんぽぽの方で夜も含めてと、保健師さんの方から昨年から提案があって、一応ボランティアの会はそれで自然消滅みたいなかたちにはなりましたけれども、こういう小さい町ですとやはりそこに加わっているボランティアの人との人間関係もありまして、なかなか自分の家の内情を相談に行くというのは、しづらいという状況があります。やはり専門職である保健師さんなり、グループホームの三木施設長などが相談を受けてくれるとすごくいいのかなと。今年初めて7月に行われましたRUN伴なんかを見てみますと、これまでの保健師さんを中心にして認知症サポーター養成講座などで広めていったことが、ものすごくかたちになって現れているなと。それは私も3組ほど参加を呼びかけたときに、すごく快く返事をしてくださって、家族の方も、それから認知症患者といわれているご本人もとても笑顔で終始笑顔で楽しいイベントになったということは、そして沿道で応援なさってくださった方々もおそらくそういう養成講座などでいろんな知識を得た方も含まれているのではないかと。だからこれはすごく地道な効果が現れてきているのかなと思っています。今回のこの人数も見てみましても、おそらく今までとは違う、認知症の方も一緒に連れて行ったりとか、いろんな人が参加してくださっているのかなと。ここの「かなえーる」もそうですけれども、私が前に参加していた中で小さな小さな予算なんですが、ぜひ組み入れてほしいなと感じていたことがありまして、地域包括支援センター通信あいあいの中にも「かなえーる」がいつありますよ、月1回ありますけど、その中で参加料は無料ですけれども、コーヒーとか飲み物は自費でお願いしますと書いてあったのですが、多分その「かなえーる」に行ってみようかなと思ったり、参加しようとわざわざ時間的にもつくって出ていって、そのためのお茶代ぐらいは予算を取れないのかなと前々から思っていたんです。保健師さんたちが「ごめんなさい予算がないんですよね」って毎回こう恐縮してボランティアの方々にも言っていたんですけれども、大した人数ではありませんし、それぐらいの予算をぜひ今後ですね、来年度からでもよろしいですから、組み入れてほしいなと思います。その点についてはいかがでしょうか。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
まず、先ほどのささえあいプロジェクトについて、西山議員から最後に地道な活動といいますか、こういった取り組みがこれからも継続されるようにということでしたので、かたちを変えてでも地域に入っていくということは必要だと思いますので、何らかのかたちでこれからも継続できればと思っております。続いて、2点目の介護家族を支えあう会ですね、こちらの「かなえーる」につきましてですけれども、これにつきましては、今年度から若干かたちを変えまして、これまで出席できなかった方たちが多く参加していただけるようになっております。その際に飲み物代ですね、たんぽぽに払っていただくようにしてはいたんですけれども、これにつきましては、予算がつくかどうかわかりませんけれども、29年度予算に予算計上をしてみたいと思います。
再質問 10番 西山由美子
よかったです。結局その一番のささえあいプロジェクトも、それからこの小さな取り組みの「かなえーる」の取り組みもそうですし、次の今年から行う「ふまねっと」のことも聞きましたけれども、全てですね、町民と行政が取り組みを通じてコミュニケーションをとる、それから集まってくれた参加者の中からもいろいろな人に出会えたという、それがもしかしたら4番目にある地域包括ケアシステムという難しい長ったらしい名前の、もしかしたら違う表現なのかな、姿なのかなと。ずっとこの今までのこの10年間の地域包括支援センターの皆さんの地味な取り組みをずっと見てきまして、それが本当に大事なことなのではないかなと思います。福祉のいろいろなことをわかっていらっしゃる町長にちょっとぜひお伺いしたいのですが、この地域包括ケアシステムを40年以上前に取り組みを行った町のことをご存じでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ちょっと具体的に。
再質問 10番 西山由美子
申し訳ありません。クイズみたいな出し方をしてしまいました。実は広島県の今は尾道市になるんですが、40年以上前に御調み つ ぎ町という8千人ぐらいの農村の町がありまして、そこの御調病院の外科の山口先生という方が、外科ですからいろんな手術をして高齢者の方々がお家へ帰って、よくなってよかったなと思ったら、1年後、2年後にもう動けない寝たきりの状態でまた再入院するという状態が続いてきて、一体自分たちの医療はこれでいいのだろうかという疑問で、それからそのころに今のまだ介護保険などもありませんでしたから、地域で医療だけではなくて、保健もそれから地域も全部含めて、そういうセンターを作らなければいけないということで病院の中にリハビリも含めた退院後の患者さんへの見守るシステム、それが地域包括ケアシステムというふうに、その当時、だから今の概念の本当に出発点だということを今回調べていく中でわかりまして、そして別に知っているから知らないからどうだというのではないですけど、今まで私、何回もこの質問をしていて自分自身がそれってなんなんだろうって、全然姿が見えなくて、それで今回も質問に立ったんですけれども、この内容を見てみますと言葉ではなくて実際に医療関係者もそれから行政もそれから地域の方々もみんなで動くというか、実践していくことによって、コミュニケーションを図っていくことによって、いろんなことが見えてきてという、それが結果として、そういう見守りシステムになるのかなと。訓子府町は本当に前々から言っているように5千人ちょっとの町ですから、今、団塊の世代も今年度で今のところ65歳から69歳が483人ですから、あと9年後の問題の2025年に今の後期高齢者より100人ちょっと多いぐらいなのかなと。だからこのまま今、保健師さんたちがやっている体制づくりを地道に続けていければ安心なのかなとは思いますけれども、その保健師さんたちを人事として司る首長としての立場でいいますと、今の保健師の体制、この地域包括支援センターのこの10年の中で結構2、3回ですね変わりましたよね体制がね。今は保健師さんが3名でいらっしゃいます。私たちが見ていても、きっといろんな制度が変わるたびに事務処理、それから地域へ出向くこと、それから訪問すること、多方面にわたって活動というか仕事の内容が多様化していると思うんですが、この3人の体制はどうなんでしょうか、保健師さん全体で今1名ぐらい足りないのかな、そういうことも含めまして、首長としてはどういう今後のことも含めまして、保健師さんの体制強化について、簡単にお願いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
先ほど私に「知っていますか」と言ったところの名前があがりましたので、よく知っています。東の沢内村、西の御調町と言われて、福祉と医療の関係でいいますと、旧御調町は今、尾道市と合併したけれども、唯一町立病院が黒字経営でありまして、そして地域のボランティアや地域的なケアシステムとマッチしながら続けてきたという経過がございます。尾道市に合併して今、尾道市立になりますけれども、高齢者のうちで言いますとデイサービス、あるいは高齢者福祉施設のようなものが一体的なものの中で非常に頑張っておられるという姿はよく、ちょこちょこ行きますからわかります。それから今、3名の保健師、それから健康増進係が2名今おりまして、本当は健康増進係の方でもう1名今年の春に採用する予定でしたけれども事情で採用辞退が出てまいりまして、現状としては二つ合わせて5名ですから、本来は6名ということですけれども、全体の仕事量等も含めながら検討しながら、これらについては増員あるいは現状でやっていけるかどうかということも含めて、はたまた保健師だけではなくて福祉関連職員といったものが必要なのかどうかということも総括的な検討がやはりこれから必要だというふうに考えていますのでご理解いただきたいと思います。
再質問 10番 西山由美子
そうですね、私たちの町に合った、実情に合った地域包括ケアシステムと口で言うのは簡単ですけれども、仕組みづくりというのは、昨日やって今日できるものではありませんので、先ほど課長の方から説明がありましたように、この今の保健師さんの体制でぜひ、今までささえあいプロジェクトは地域に出向いて行って、でも「かなえーる」は来てくださいでした。来てくださいの中で来れた方はまだ、本当に行ってよかったよという声も聞かれます。ただ、行きたくても行けない方、介護をしているわけですから、それからまだまだ人によっては認知症ということが人に知られたくない。恥ずかしいという考えの方もまだいらっしゃいます。サポーターの養成もまだまだ今後続けていかなければいけないと思うんですが、そういう表に出てこれない方々に対する訪問なども行っているとは思うんですが、その実態を通した中で、そういう表面に出てこれない方々への支援というのは、どういうふうに考えていらっしゃるのか、実際やっていらっしゃるのかお伺いします。
答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)
「かなえーる」などに自分で出てこられない方ということでございますよね、それで実際に認知症の方で認知症だという診断を受けられていない方には、新しい仕組みとしまして、認知症初期集中支援チームというものがこれから立ち上がります。その中で診断を受けていない方とかについて、医師や保健師や資格を持った方たちの中でチームをつくりまして、そういうところに情報が入ったところについて訪問をしたりだとか、病院にかかるようにだとか、そういったことで早期に発見、早期診断をしてもらって早期発見につながるように、認知症の進行を少しでも遅らせるようにということで、その取り組みが29年度から始まることになっております。実際に認知症の正確な数字というのはわからないんですけれども、病院にかかっていらっしゃらない方もいますし、病院で診断を受けていても人には言いたくない方もいますし、こちらではなかなか数字をつかむことができないんですけれども、高齢者の人口というのが65歳以上で今年の3月現在で1,872名いるんですが、およそ認知症の方は10%程度いるのではないかと推測しております。ですから介護疲れだとか、そういった方がますます増えてくるのではないかなと思いますので、できるだけ認知症というのは隠す病気でもなんでもないと思いますので、声を上げていただいて、そしてまたそういう情報が地域からくれば、こちらからも訪問してということで、そういう地道な活動はこれからも続けていきたいと思いますのでご理解いただきたいと思います。
再質問 10番 西山由美子
5点目の住まいの確保についてですが、先ほどの地域包括ケアシステムと照らし合わせてみますとハード面では役場があって病院があって特養があってケアハウスもあってグループホームがその裏手にあるってすごく環境的にも私たちの町は恵まれているというか、整備が整っているのかなと。あとはその中のソフトの面がもっともっとこうさまざまな取り組みをしていけば、いろんな町民の方がそこに関われるのかなという気がしますが、この住まいに関して、特養に入れる方、出る方、それからケアハウスにも入れている方はいいんですけれども、一人住まいの方が大変多くなっていまして、公営住宅も今一人住まいの方を近くに皆さん住んでいるというふうに計画の中でやっていますけれども、そういう方々がまだ介護に至らなくても、今後そういうおそれがある場合に、何て言うのでしょう、新たにサービス付高齢者住宅みたいな建物を造るとまた違う問題がいろいろ出てきますし、予算も大変ですから、せっかく公営住宅で一人で住んでいる方たちが安心して日々を過ごせるようなセンター方式、センターと言ったらおかしいんですけれども、皆さんが立ち寄ってそこに保健師さんたちが定期的に来るとか、そういう何か仕組みづくり、せめて公営住宅の中とか、高齢者が多い住宅地にそういうことってできないでしょうかね。ちょっと漠然とした言い方で申し訳ないんですが、いかがなものでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
全体通してですね、1番の質問から5番も含めて全部関連性のある、しかもそれは非常に住民に保健師たちの啓発的、あるいは実践的な取り組みによって非常に少しずつ輪が広がってきて質的な高まりを見せてきているというところは本当に狙い通りのところだと思っています。ここに至るとき、例えば「かなえーる」の前のささえあいプロジェクトのときにも保健師たちと私と相当な議論をさせていただきました。やはり保健師さんたちはできるだけ認知症対応をということが私たちの町で言うと近々の課題だと。そのサポーターにより多くの人が町内会だけではなくて実践会も含めてそういう認識を持つ、資格を取ったりしながらも日常的に町民が認知症の方々を支え合うような状況をつくっていかなければ町長駄目なんだという考え方であります。私は各地区ごとに1週間に1回でも保健師や作業療法士や理学療法士が出向いて地域的に中心的なところで人々が集えるような状況をつくっていくということを大事にした方がいいのではないのかという議論がありました。これはとりもなおさず先ほど議員からも出ましたように医師や福祉関係者の専門職やそういった人たちが出向いて、そして、できるだけ近間の中でそういう環境をつくっていくことが重要だということを提案したつもりなんですけど、やはり時期尚早だと。もうちょっと時間がほしいということでしたから、あらためてですね、まだまだ国はあまりいいことを考えていなくて、要介護1・2も介護保険からはずそうなんていうことを考えているようでございますので、そんなことを期待していてもこれ駄目でですね、あらためてこれからの状況をどうやって確かなものにしていくかということを今までの実績も含めてですね、地域の皆さんとともに、さらに前へ進めていく時期に来ているんだろうなと思っていますので、ご理解賜りたいと思います。
再質問 10番 西山由美子
毎回、私の頭の中でいつも質問しているうちに混乱しちゃうんですけれども、申し訳ないですが、厚生労働省の中で全国の来年度の改革に向けてもう既に実践している全国のいろんな市町村の50例の実例がありまして、それをのぞいてみても、結構ヒントになることとか、実際そこに発表されていることと現状がどうかなというのは私も疑問を感じるんですが、うちの町でどういうことをしたらもっと地域の人たちが、そういう意識が高まってみんなでやらなきゃねという、そういう意識になるのか、やはりコミュニケーションを図る時間とか場所とか、そういうことをもう少し実践していく、もう町長ではないですけど、あまり時間はないという感じがいたしますので、ぜひその辺をいろんな協議体の中でこれから進めていくとか、そういう答弁の中でありましたから、そうですね、いろんな方の意見がそこに届くような、地域ケア会議とかというのがありましたけど、そこら辺はどこがどう違うのか私自身ちょっとわからないんですけど、とにかく、こうした方がいいよねとか、もっとこういうふうにした方がいいんじゃないかという意見を出し合う機会をもっと活発にして、そしてそれを即やれることから早めに実践していく中で見えてくることがあるかと思うんですが、最後にすいません本当にまとまらなくて毎回申し訳ありませんけどお願いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
地域ケア会議等も含めてですね、かなり日常的にそれぞれの専門集団やあるいは広域的な近隣町村、それからうちの町の福祉関係の職員の人たちが集まって定期的な会合も開いているようでございますので、できるだけそういった中で具体的にうちの町にふさわしい介護システムをどうやってつくり上げていくかということをやはりしていかなければいけないだろうと。例えば、今年から始めました理学療法士に来ていただいて、ケース4人1クールといっているのか、4人1クールを2クールでやはりうちで関節痛やいろんなそういう膝やいろんなところに障がいのある方々がそこに来て理学療法士の指導を受けるとかということをやっと歩き始めたという状況でございますので、そういう点では質と量の広がりをやはりこれからもつくっていかなければならないと。その点ではいろんなご意見をまた伺いながら進めていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
再質問 10番 西山由美子
そうですね、その理学療法士さんのそのことも聞きたかったのですが、わかりました。とにかく地域包括支援センターで出している「あいあい」ですね、あそこに今までも保健師さんたちがいろんな情報をわかりやすく出してくれているので、きっとあの通信が出たおかげで地域包括支援センターは一体何をするところで、何をしているのかということがとてもよくわかるようになったのではないかと思いますので、そういうリハビリに関してもぜひこれからも町民にわかりやすい言葉で知らせていただいて、そういう気が付いたら訓子府の地域包括ケアシステムって、こんなもっとわかりやすい名前がいいなと私は思うんですが、こういう支え合いの仕組みが気が付いたらできていたねという、そんな町であってほしいなと望みます。すいません、まとまらなくて。