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訓子府町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日

若者がこの町に定住できるための施策について

2015年6月23日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「若者がこの町に定住できるための施策について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰、農業委員会事務局長 竹村治実が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰、農業委員会事務局長 竹村治実

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 西山由美子

二つ目の質問に入らせていただきます。若者がこの町に定住できるための施策について。いくら少子高齢化や人口減少を嘆いても事態は何も変わりません。まして疲弊している地方に都会の高齢者を移住させようなどという安易で人権無視の考え方には賛成できません。まず、早急にすべきことは、若者がこの町に定住できるための施策だと思います。くんねっぷ型の地方創生総合戦略として、真剣に考える時だと思います。その具体的なアイディアを町長に伺います。一つ目、高齢世帯と子育て世帯が合理的に住み替えできるための空き家、持ち家などの活用、利用の考えはないか。二つ目、結婚したいと考えている独身者のための公的な相談窓口や「世話やき隊」などのようなチームづくりが今こそ必要では。三つ目、子育て応援として、多子世帯への積極的支援をどう考えているのか。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「若者がこの町に定住できるための施策について」3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目に「高齢世帯と子育て世帯が合理的に住み替えできるための空き家、持ち家などの活用、利用の考え」についてのお尋ねがございました。高齢世帯の住宅問題につきましては、私のところにも一戸建て住宅の維持や住宅構造の関係で公営住宅への入居希望の声も寄せられており、地域課題の一つと思っているところであります。議員が言われる高齢者世帯などが維持できなくなった一戸建て住宅を、部屋数の多い一戸建て住宅を求める子育て世帯へ賃貸または譲渡する合理的な住み替えに空き家や持ち家などを活用して行うことは、理想的なかたちでございますが、一方でその高齢者世帯等の受け皿として、サービス付高齢者賃貸住宅、シルバーハウジングや公営住宅などの整備が前提となり人口推計においても75歳以上が数年でピークを迎え、その後は絶対数が減少すること、子育て世帯人口が減少する状況などからは、全てを公的施設で充足することは困難であり、需要と供給のバランスから空き家を増加させることにつながる懸念もあります。また、子育て世帯の公営住宅応募状況をみると、設備の充実した住宅への希望が多いことなどからは、現実的には良好な住居環境が求められていることも事実であります。そういった状況からは、今回提案させていただいている空き家対策事業において、リフォームや中古住宅購入の費用に関する助成の制度化にあたっては、子育て世帯に対する支援を第1弾として実施することとし、高齢者住宅対策については、今後の検討課題であると考えていますので、ご理解をお願いいたします。2点目に「結婚したいと考えている独身者のための公的な相談窓口や『世話やき隊』などのチームづくりが今こそ必要では」とのお尋ねがございました。社会的現象として未婚化、非婚化は、国全体で問題化しているところであり、内閣府調査によると生涯未婚率は1970年代から急上昇し、2010年には男性20.14%、女性10.61%となっています。また、結婚年齢の平均が男性30.8歳、女性29.2歳であり、晩婚化も進み、少子化への影響も大きくなっています。世話やきおじさん、おばさんや親せき関係者を介して出会いの場を設定し、結婚までつなげていった時代もありましたが、現在では仲介者も本人も昔の慣習や結婚後の責任などを避ける傾向があることから、今まで以上に当事者、親の意識や信頼関係が必要だと思います。そういった意味からは、公的な相談窓口がそのような役割を担うことができるのか、もっと言えば隣の世話役、向こう3軒両隣的な町民による自発的な「世話やき隊」が現実的と考えますので、先進地事例などを研究してみたいと思います。3点目は「子育て応援として、多子世帯への積極的支援」についてのお尋ねがございました。子育て支援につきましては、一つの事業をもって完結するものではなく、ハード、ソフトともに一体となって事業展開を図り相乗効果をあげる必要があります。そのようなことから、私は重要な施策の一つとして位置付け積極的に進めてまいりました。そういった中で、ハード面では現在進められている就学前の教育・保育を一元化した「こども園」の開設は、私が描いていた思いとして一歩前進できたと感じているところです。しかし、この子育て支援に限らず、地域の課題は毎年のように出され、財政状況を見極めながらその課題を歩みは遅くても解決していかなければなりません。議員が言われる「多子世帯への積極的支援」につきましても「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本目標である「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」の一環として、多子世帯保育料応援補助金をはじめとした子育て支援対策を地方創生先行型事業として実施していますが、子育て期間、特に義務教育までは保護者の所得等に関わらず平等なサービスを受けることは、国の責任ではないかと思っています。そういった意味からは、まだまだ不足する支援策ではありますが、財政状況や財源の裏付けを見極めながら進めてまいりますのでご理解をお願いいたします。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えをさせていただきましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 10番 西山由美子

1点目の空き家対策については、先ほど堤議員の方で詳しく聞いていただきました。感想として、遅すぎるという感想、これは私も感じてはいたんですが、何年か前に日出でも公営住宅を去らなきゃいけないという人がおっしゃっていたのは、一生懸命、空き家を探したんだけれども、わからない、情報がないということで、残念ながら出ることになりましたという、その言葉を聞いて、ああ訓子府は空き家が少ないのかなと思っていたんですが、調べたところ90軒あるということです。これは、その90軒のデータベースの整理というのは、もう行っているんでしょうか。それから多分そう簡単にできる、例えば住み替えというのはすごい難しい問題だと思うんですが、それぞれ空き家の所有者とそれから住み替えをしたい子育て世帯、または高齢者世帯の月並みですけど、その実態を知るためのアンケート調査などの考えはあるのか、その2点をお伺いします。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

ただいま、質問で空き家の部分のデータベースのお話が出されました。一応、25年10月に町内会・実践会を通じて調査をした結果でございますけども、実態とすると中に入って見させていただいていない。他人の所有物ですので、そういう意味では、仏壇があったりですね、そういった部分の情報というのはないという状況でございますので、一応そこの部分のデータは整理されてございますけども、それが本当に空き家かどうかという問題というのは、今後の課題になるかなというふうに思ってございます。あわせて空き家バンク自体は所有者が希望された部分の登録でございますので、そういう意味では、全数量がバンクに登録されるということは、ちょっと不可能かなというふうに現在考えてございます。それと住み替えの部分でございますけども、町長の答弁でも申し上げましたけども、非常に問題もはらんでいるということもございまして、議員先ほど言われた受け入れ先というのは、高齢者は特に単身なり夫婦世帯になるということで特別な部分の施設等が必要になるんではないかという想定もしてございますので、そういった意味では、検討の中で検討させていただきたいと思います。

質問 10番 西山由美子

あと何か先ほどの答弁の中でだったか、先進地を参考にということもありましたけども、どこか訓子府町として参考にしている町があるんでしょうか。私もいろいろ調べてみましたけれども、後志管内は15市町村で連携というんでしょうか、広域でこの空き家対策をずいぶん前からやっているようです。そういう方法もあるんだなと思って関心してみましたが、その中で内地ですけど、新潟市の中でちょっと面白いなと思ったのは、その空き家を三つのタイプにわけるんですね、それが福祉活動活用タイプと文化活動活用タイプと住み替え活用タイプ、これは多分その細かなデータベースができた上でできることだと思うんですが、福祉活動活用タイプというのは、地域交流に使ったり、高齢者の共同、先ほど言ったシェアハウスに使ったりとか、障がい者のグループホームに使ったりという活用です。文化活動というのは、市ですから、いろんな若者たちの職業に結びつくような活動にシェアハウスとして使う。住み替えは、うちの町が今やろうとしている子育て世帯向けとか、高齢者、障がい者、一般向けの住宅に住み替え、そういうふうに90軒のうち半分とおっしゃっていましたけども、その半分を用途別といいますか、そういうふうに分けてやることも一つの方法なのかなと。これからまだまだ模索していかなきゃいけない対策はあると思いますけれども、これが町の活性化につながるように、ぜひ一歩前に進んだ対策をとってほしいなと。国でこういう法律ができたからやるんではなくて、きっとこれ1軒でも2軒でも利活用することによって、また新しい風が吹くのかなと思いますので、ぜひその辺、難しいとは思いますけれども、今後の施策に期待したいと思います。二つ目の結婚の問題です。これはだめだと思うけど一応やってみるよといろんな人に声をかけてみました。それで町民課の課長に「訓子府で独身の男性、女性、どのぐらいいるかわかりますか」と聞いたら、それは戸籍ではわからないと言われたんですね。「どうやったらわかるんですか」と言ったら、「国勢調査でならわかるかもしれない」ということで、5年前ですけれども、今年、国勢調査がありますよね、5年前のデータなんですがわかったんですね、これ本当に人数だけですから、個々のそれぞれの事情があると思います。だからどこまで正しいかはわからないんですがおおよそなんですね、20歳から39歳までは合計で477人いらっしゃいます。男性が289人、女性が188人、もう少し広げて20歳から59歳までにしますと総数で627人、男性が392人、女性が235人、結構いるんだなと思いました。テレビ報道でもやっていましたけど、今、結婚したくない若者が何と都会でも3割、4割いらっしゃる。これは何なんだろうと思うんですが、いろんな理由がそれぞれにあると思います。でも私はある人の言葉がすーっと耳についているんですけれども、この方は50歳代で結婚しました。全く違うところに住んでいて、そこの会社の社長さんに50歳になったときに一度くらい結婚してみなさいよと。人は結婚することで一人前になるんだよと励まされたのか背中を押されたそうです。それで勇気を出して北海道まで来たらしいんですけど、なかなかお互い50歳代ということもあって、最初はとても大変だったらしいです。でもその方の言った言葉の中に、お互いが変わるようになってから夫婦として認め合うことができるようになった。年数はかかったけれども、そして、幸せに暮らしています。ですから、今、結婚したくないと考えている若者も当然いるんでしょうけれども、本当に結婚が全てではありませんし当然、いろんな人間が住んでいて、いろんな選択肢があるという中で、町長がすべての町民にやさしいまちづくりと、そういうふうに掲げていますから、中には結婚したくてもなかなか出会いがないんだよということで悩んでいる男性、女性もいらっしゃると思うんですね。それで、どうしたらいいかという私はいいアイディアなんかないんですけれども、ある女性が今はとにかくインターネットとかメールとかで簡単に人と通信できると。でもその裏側には、ものすごい不安というか、不信感というか、相手に対する、それだけではアドレスがわかっただけでは当然そんなことはできないし、やはり昔式のお見合いというんですか、きちんと情報がわかった上で、この人に会ってみたいわという、紹介者がいて、そういうのもいいよねという女性もいました。だから本当に選択肢だと思うので、行政の中でやっている町もあります。それがどこまで効果が出ているかどうかは詳しいことはわかりませんけど、北海道の場合は、ほとんどが担い手対策ですね、だからどこも農家の跡取りの方たちに対する対策を助成を出しながらやっています。もし聞けるのであれば、訓子府町の担い手対策の中の結婚に向けた支援は今、現状どのようになっているか。

答弁 農業委員会事務局長 竹村治実(農業委員会事務局長は2016年3月まで)

ただいま、担い手対策の活動内容についてのご質問でございます。訓子府町農業対策推進協議会では、担い手の育成、確保と配偶者対策ということで活動をすすめておりますけども、その中で、これは一部なんですけども、交流会出会い事業という中での活動でございますけども、1点目としては、JA青年部の女性との交流会、これについては、JA青年部主催に対する事業費の助成を2分の1行っているところです。これはJA青年部が北見市の昨年の例でいきますと北見市のあるホテルでJA青年部19名、それから女性20名と合計39名の出席で行ったやつに対する助成を行っております。次に、2点目については、北海道ふれあいツアーの参加に対する参加者への助成でございます。これについては、農業担い手育成センター主催でございますけども、それの参加者に対して負担金の助成を行っております。昨年でいきますと札幌市周辺で行われたふれあいツアーでございますけども、本町からは1名出席をしております。それに対する助成を行っております。それと3点目でございますけども、独身後継者と女性との交流会、これは昨年初めてこの訓子府町農業担い手対策推進協議会の事業として行ったわけでございますけども、札幌市内で本町から男性5名を引率いたしまして、札幌近郊の女性8名との交流会をやったというものでございます。

答弁 農業委員会事務局長 竹村治実(農業委員会事務局長は2016年3月まで)

結果としては、現在1名の方が交際というか、続いているというふうな内容でございます。以上です。

質問 10番 西山由美子

とにかく人もいろいろ、選択肢もいろいろあっていいと思うんです。なぜ自治体にそういう窓口を設けたほうがいいかと言いますと、やはり信頼だと思うんですよね、今もうとにかくインターネットの世界ではいろんなサイトがあります。もう本当にたくさんあるんですけど、やはりそういうことに一歩踏み出すことも、それももっと前向きにですね、該当者がいなくても、とにかく前向きにうちの町はこういうことをやっている、他の町はやらなくてもうちの町はこういうことをやっているんだという胸を張って言えるような政策を望みたいと思います。これで私の質問は終わります。

出典:訓子府町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる