訓子府町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
社会教育の充実をどう進めるか
2014年12月10日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「社会教育の充実をどう進めるか」について質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、社会教育課長 山本正徳が答弁しました。
- 質問者
- 河端芳惠 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、社会教育課長 山本正徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 河端芳恵
社会教育の充実をどのように進めるか、教育長と町長に伺います。高齢化社会になり、人生の終わりをどのように迎えるかは、誰もが抱く課題です。そのためにも「社会参加を促し、生きがいづくり」を目指す社会教育の果たす役割はますます大きくなっています。女性の社会参加が進んでいますが、一方では、訓子府町でも以前は多くあった女性の団体も少なくなり、女性交流会も思うようにできなくなりました。1、特に成人の「社会参加を促し、生きがいづくり」をどのように進めますか。2、平成22年、男女共同参画基本計画について伺ったときに、「女性の力を高めることが必要で女性の奮起を促す」旨の発言がありましたが、この間、どのような方策をとりましたか。3、この計画を平成28年度をめどに策定するとのことでしたが、どのように進めていきますか。以上、伺います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま「社会教育の充実をどう進めるか」について、3点のお尋ねをいただきましたが、1点目と2点目につきましては、私からお答えをいたします。まず1点目の「成人の社会参加を促し、生きがいづくりをどう進めますか」とのお尋ねでございます。現代社会においては、人々の価値感やライフスタイルの変化、少子高齢化や家族形態の変容など社会経済環境が大きく変化しております。このような中で教育委員会としては、多様化・高度化する町民の学習ニーズに対応するため、ライフステージに応じた「公民館講座」「はぐくみ講座」「男女共同参画講座」などの社会教育事業の開催や、町民による地域おこし活動を支援する町民税1%活用制度である「まちづくりパワーアップ特別対策事業」の「わくわく地域づくり活動支援事業」により、団体やサークルの設立や支援の充実を図っているところでございます。また、今年度の新規事業として町内のさまざまな活動の実践発表の機会と社会参加の喚起を目指した「くんねっぷの未来づくり大会」を2月に実施することで準備を進めているところです。さらに、中高年と青少年の交流を行っている「学校支援ボランティア」の活動や新規事業の「通学合宿」では、世代間交流を通じた社会参加と生きがいづくりが図られるという成果を上げているところです。今後もライフステージに応じたさまざまな学びの機会を通じて社会参加の充実を図ってまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。次に、2点目の「男女共同参画にかかわり、女性の力を高めることに対する方策について」のお尋ねでございます。多様化する社会の中で、女性も男性も性別にかかわりなく、その個性、能力を十分に発揮できる社会を形成することは、地域や社会全体にとっても重要なことであり、女性の能力を発揮し、子育てなどの経験を生かし、多様なキャリアを積み上げていったものを社会に生かしていくことが望まれています。男女共同参画につきましては、さまざまなところで取り組みを行っておりますが、社会教育の分野で女性にかかわる学びの場としては、昨年度、町内の女性を中心とした団体・サークルの活動発表の場として「女性交流会」を実施したところです。参加者の感想として「各グループの名前は知っていたが、活動内容を知ることができてよかった」「頑張っている方の活動を改めて知った」「町内の女性団体の活動をわかりあえてよかった」「いろいろなグループの活動内容を聞くことができ、刺激を受けた」など好評であり、それぞれ個々で活動を行っている団体サークルなどの情報共有の場として、つながりを持てたことは、一定の効果があったと考えております。今年度はこの女性交流会をさらに拡充して、数多くの町内の個人や団体活動の発表の場を設け、交流の場や団体や個人同士がつながる場として実施したいと考えております。また、昨年度の産業後継者研修には初めて女性のグループが参加し、研修先から学んだことを生かしさまざまな形で自主的な活動を展開しているところです。ここ最近では、子育てや食育、地産地消など、新たな活動が見られ、女性によるサークル化が図られ、趣味を中心とした文化活動やボランティア活動が活発に行われてきており、徐々に女性の力が高まってきていると認識しているところです。今後もさまざまな学習や研修の機会を設け、より多くの女性の力が高まり、元気なまちづくりにつながるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
3点目にお尋ねの「男女共同参画基本計画の策定」につきましては、私のほうからお答えをさせていただきます。この計画策定については、平成22年第4回定例町議会で申し上げたのは「平成28年度を終期とする町の第5期総合計画に『男女共同参画基本計画を策定する』旨明記されていることから、行政の姿勢として住民に意識高揚を期待し、計画化を進めていくのが正しいのではないか。また、一方で、民間も含めた職域、学校、地域、家庭など、あらゆる分野で、いろいろな立場からお互いに責任を担い、協力する責務も意識すべきものであり、個人や企業などのコンセンサスがないと実効性の伴わない計画となってしまう恐れがあり、たとえ、計画が策定されていなくても男女共同参画社会の推進を阻害するものではなく、町民活動の促進、意識の高揚を期待し、地域社会全体の盛り上がりの中で計画化を進めていくべきである」とお答えをさせていただきました。議員におかれましても「計画はつくればいいというものではなく、計画をつくる以前に男女共同参画の考え方を町政に反映すべき」と今後のまちづくりにあたってのご示唆をいただいたところであります。私は町長に就任以来、町民が主役のまちづくり、町民本位のまちづくりを基本理念として町政の執行にあたっておりますが、そのことは、子どもからお年寄りまで、男女を問わず、障がいを持った方々も含め、すべての町民がまちづくりに参加していただくことであり、機会あるごとに皆さんに呼びかけてまいりました。また、古い慣行にとらわれた社会的性別に固執することなく、男女それぞれの視点を大切にすることが、豊かな地域社会の実現につながるものと認識しており、行政面でも行政委員会における女性委員の委嘱、女性職員の管理職登用など、女性の考え方や感性を十分発揮いただき、町政に反映されるよう努めているところであります。町内の動きをみても、ボランティアや子育て支援活動だけではなく、女性グループによる食育活動、街中でのイベントや芸術公演の開催など、さまざまな分野で多くの女性が活躍しており、また、家族経営協定などによる女性の経営的地位向上と就業条件・環境の整備が図られるなど、男女共同参画社会の土壌が広がりつつあります。第5次総合計画策定当時から10年を経ようとしており、社会の態様は変化しつつあります。時代とともに、男女共同参画の考え方も徐々にではありますが、浸透しつつあることも事実であります。男女共同参画基本計画については、国、北海道で既に策定されており、果たして本町の地域に限定した計画が必要なのか、計画区域が狭まることによって、特定事業所などの負担を招くことにならないか、計画的に実行すべきプログラムがあるのか、計画策定が必要だとすればその根拠は何かなど、そうしたことを十分に検討していかなければなりません。お尋ねのありました男女共同参画基本計画については、現時点では具体的な取り組みを行っておりませんが、現在策定中の社会教育中期計画の中でも男女共同参画社会の学習推進などを取り込む予定となっており、当面は、国・北海道の計画を基本に、男女共同参画社会の醸成を図ってまいりたいと考えております。以上、教育長が答弁された1、2点と私の3点についてのお答えをさせていただきましたので、ご理解賜りますようお願いいたします。
質問 8番 河端芳恵
教育委員会と町長のほうからお答えをいただきました。町長が就任してこの8年間で男女共同参画基本計画はなくても、子育て支援、働く女性のための保育時間の延長や子育て支援センター、児童センターなどの設立もありましたし、いろいろな方面で女性の進出を、社会参加を促すようなサポートの施策がありました。またあえて伺いますが、委員会、審議会にどれだけ多くの方が、女性がこの8年間のうちに増えたか、お伺いいたします。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
ただいま、ご質問のありました委員会、審議会等ということで、どの程度ということでございますが、町長が就任前といいますか、ちょっと今、平成22年と比較したものしか数字持っていませんので、それと比較させていただきます。平成22年度で対象団体数33団体で、女性の登用されている団体というのが22団体、役員数の計ですけども、その33団体の合計ですけども274名で男性が157、女性が117名で、女性が42.7%、それから、平成26年12月現在で申し上げますと女性の方が登用されている団体数が22団体から24団体に増えて2団体ほど増えています。それから役員数ですけども、これ282名、現在おりまして、男性154名、女性128名ということで、45.4%ということで約2.7ポイントほどですけども、若干ですけども増加しているという状況になっております。
質問 8番 河端芳恵
それは本当に女性が声を、自分たちの声を出す場をそれだけ広げていただいたという努力は本当に頭が下がります。あらゆる分野で2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくても30%になるようにという目標値がありますが、やはりそれに向かっては、急に重要なポストというのは難しいんで、いろんな審議会、委員会、いろいろな場に女性が参加して、その中から学習しながらいろんなポストに登用されるということが必要なのかなと思いましたので、あえて委員数の増加について伺いました。先日、若い女性のグループ、昨年ですね、研修に行かれた女性のグループ、野菜倶楽部がさまざまな発展をして、いろいろなイベントを起こしたりしておりますが、やはりこういう若い人を育てて、そして、いろいろな場に生かしていく、活用する、これは今までの社会教育の中で大きな実を結んだものだと思いますし、これからもいろいろな場で、女性だけに限らないんですけど、若い人がいろいろな研修なり、いろいろな目的に向かって参加できるような、いろいろな施策もこれから考えていただきたいと思います。先日、この町の子ども支援について聞いてみようということで、おむすびの会のお母さんたちが企画された催しがありました。そのとき、いろいろな面で幼稚園、小学校、子育て支援センター、子どもを育てているお母さんと学校の先生、高齢者、いろいろな方が集まる機会があって、そこでいろんなお話がありました。そのとき、社会教育のあり方としては、いろいろな年代を巻き込んだ、この町をどういうふうに、自分たちがどういうふうに生きて、どういうふうに自分たちができるか、そういうような共通理解を持つような社会教育というのが必要なのかなと思います。それについて、この前の研修はとても実りの多いものだったと思いますので、やはりいろんなサークル、いろんな集まりを教育委員会側としても、これからも支援して、いろいろな芽を育てていってほしいなと思います。そこで今、特に成人の社会参加と生きがいづくりを進めることでお答えがありましたが、これについては、もう少し具体的にどのように進めるか、考えがありましたら、お伺いしたいと思います。
答弁 社会教育課長 山本正徳(社会教育課長は2016年3月まで)
ただいま、成人教育についての具体的にということのお話がありました。まず、今年度、成人事業につきましては、訓子府の未来づくり大会、これ新規事業ですけど、訓子府の巡回講座、女性共同参画事業として、女性交流会、あと公民館講座、はぐくみ講座、わくわく地域づくり活動支援事業というようなかたちの柱で行っております。具体的な事業といたしましては、訓子府の未来づくり大会、これ新しい事業なんですけれども、これは町民共通の地域課題や生活の課題について、その課題の解決に向けての方策を探るなど、地域の力を高めることを目的に、訓子府の未来づくりについて学習する場として、訓子府の未来づくり大会を開催したいと考えております。具体的には今年度につきましては、来年2月に開催する予定で現在準備を進めております。今回は町内会で独自に行われております高齢者ふれあい会などの高齢者の交流事業に視点を置きまして、地域の高齢者のふれあい交流をどう進めるかということをテーマに実践地区の交流や情報交換、また、実施地区の広がりなどのきっかけづくりにつながればということで考えております。また、訓子府の巡回講座につきましては、地域の生活課題等の解決の学習、趣味講座などについての講座をもちまして、地域を巡回しながら、改めて地域課題の掘り起こしに努めるとともに、次の学習につなげるというようなことで事業を展開していきたいと思います。これにつきましては、地域に職員が出向いて直接生の声を聞きながら、今後の事業展開に生かしたいというねらいがあって原課で実施している巡回介護予防教室などにも同行させてもらって、各老人クラブを訪問して意見などを伺ってきております。以上、そのようなかたちでいろいろな事業等実施する予定でおります。
質問 8番 河端芳惠
これは以前、町民憲章の集いがありましたけど、それをいろんな今の時流にあったように、訓子府の何が課題かとかそういうことを皆で話し合って共通課題を見つけ、それをどういうふうに自分たちでどういうふうに、何ができるのか、そういうことを考える機会かなと思いますので、この取り組みをきちんと実のあるものにしていただきたいと思います。それで今キーワードとして、社会教育のキーワードとして、やはり、この町で安心して暮らせる、一生を終えるためには、自分たちが何ができるか、生きがいとやりがいとそれは健康も精神的なことも含めて、これはまちづくり、自分たちがどういうふうな町にしたいのか、どういうふうな、何ができるか、そういうこともみんなで考えていくようなことが大きな社会教育なのかなと思います。それでいろいろな場で困り感のある、子どもの支援なんかでは、困り感のあるお子さんの支援をどうするかということですが、やはり高齢者、障がいを持った方、それぞれの困り感を皆でどのようにカバーして支えていくかというのが、大きな課題だと思います。それについて、やはり社会教育がそういうものを醸成するというんですか、そういう、町民一人ひとりに自分なりの役割なりを自覚っていうんですか、考える機会を与えてくれるのが社会教育だと思います。これからますます高齢化になりますし、その中で社会教育の果たす役割は大きいと思いますので、それに向けて今一度これからの社会教育、ここをもう少し頑張ってやりたいとか、そういうことがありましたらお聞かせください。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
河端議員のほうから、今のうちのこういう小さな町でも起こりうるというか、今の現代社会の中での現状をお話をいただいたところでございますけど、私も社会教育の重要性というとこでいえば、まちづくりの一翼を担う部分だと認識しているところで、社会教育の担当とも話している中では、これからの社会教育の中でいうと、今まさに、さまざまなつながりが希薄化している現状の中で申し上げますと社会教育の中では、そういうところの意識の醸成とか研修を含めた学習機会の提供を含めて、人とのつながりや、また、団体と団体のつながり、また、世代と世代のつながり、そして、地域と地域のつながり、そのような中での社会教育の役割の中では、コーディネーターというんですか、そういう調整役を担うのが社会教育ではないかということで考えているところでございます。さらに、社会教育だけでは、そのことを解決できない問題もありますので、今後、福祉や子育ての分野と連携しながら、さらなる町民の社会参加や生きがいづくりに努めてまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 河端芳惠
今の教育長のほうから連携というお言葉がありました。これはすごいキーポイントだと思います。町の福祉政策、子育て政策、いろいろなところ、それと連携して自分たちの町をどういうふうにしようかということを考えるきっかけっていうんですか、そういうことを社会教育のほうで、より一層町民の意識を高めるというんですか、やはり自分たちの問題なんですね、何でもね、そういうことで、ぜひ高齢者や成人、いろいろな年代にあった社会教育のあり方というのがあると思いますので、それぞれにより一層の実のある社会教育を実現していただきたいなと思います。今、災害何かあると自助・共助・公助ということがいわれておりますが、そこに今「近助」、近い、助けるっていうんですか、それは長野でこの前大きな地震がありましたけど、隣近所が助け合って、やはり死者ゼロになったっていうのも、やはりこれからのキーワードは、そういうものをどういうふうに考えを町民に醸成していくかということが、社会教育の大きな役割かなと思いますので、いろいろな施策なりアイデアを出していっていただきたいと思います。これについて、教育長、何かありますか。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
災害にかかわる部分での自助・共助・公助を含めて、その中に近助というとこが身近な中で入らなければ、それぞれの生活ができないというか、日常生活を送る中での社会参加ができないという言葉でございます。まさにそういった中では、自分だけではできないことは、やっぱり他人に頼らなければならない部分もありますし、人と人との助け合いの中で、そういうコミュニケーションも生まれるということでいえば、その辺も含めた、今後、社会教育に限らず、まちづくりの中で皆さんが安全で安心して暮らせる社会づくりに努めてまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 河端芳恵
この町にずっと住み続けたいと思いながらも、やむない事情で、この町を去っていく方もおります。そういう中で、やはり地域で見守り、困り感のある人を地域で見守っていくという、それはいろんな課がまたがる施策だとは思いますが、その中で社会教育、生きがいづくりも含めて、社会教育、いろんな、生涯スポーツ、先ほどありました介護予防、いろいろな分野をジョイントしてというか、コラボしてやはり社会教育もその中で頑張っていただきたいなと思いますので、横の連携もとりながら、いろいろ進めていただきたいと思いますが。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
まさしくそのようなかたちで、先ほど、福祉保健課長がお答えしたように、介護予防も含めて、今まさに高齢化社会を迎える中で、そのような中で役場全体というか、町全体が連携しながら、皆さんが安心して生きる社会に向けて、連携して努めてまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと存じます。
質問 8番 河端芳惠
これで、私の質問を終わります。