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網走市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月25日

公的な「社会教育」の方向性について

2024年6月25日、網走市議会の一般質問で、里見哲也議員が「公的な「社会教育」の方向性について」質問し、社会教育部長 吉村学が答弁しました。

質問者
里見哲也 議員
答弁者
社会教育部長 吉村学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 里見哲也

続いて、ちょっと大きなテーマなのですけれども、公的な「社会教育」の方向性について伺います。今年は年初から全国的に、「少子高齢化による人口減少」ですとか、「消滅可能性都市」など、いろいろ問題が話題となっています。個別の対策は、おのおのいろいろあろうかと思いますけれども、市として全体の方向性について伺います。この町をどのように進めていくかということについて、令和6年度の「市政執行方針」や各種計画などをいろいろ読み解いていくと、「市民一人一人が役割を持ち、支え合う地域づくり」が重要になっていくというふうに感じます。また、網走市社会教育長期計画においては、市民から選出された委員により、長期的展望にあった社会教育計画が策定され、市民、企業、行政などによる協働、これは協力し合って働くという協働、協働による持続的なまちづくりの重要性がうたわれています。このことについて、市政の社会教育として目指すところをお示しください。

答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)

人口減少、少子高齢化、社会構造の変化による価値観の多様化など、様々な課題が深刻化する中、地域の自立や協働による地域づくりが求められ、それらを推進するためには、地域住民が学びを通じて人とつながり、それぞれの思いをもとに、地域の課題や思いの実現を、実践活動を通じて行い、日常生活をより豊かにしていくための行動が必要という認識をしております。市が推進する社会教育長期計画は、10年ごとに課題を明らかにし、総合計画や教育目標との整合性を図りながら、市民一人一人の様々な課題解決、自己実現のための生涯学習の推進と、豊かな心と創造性を持った市民自身による地域づくりのための学習機会の提供、そして学習環境の整備についてを示しております。第4期教育長期計画では、多様な学習活動を通じて、地域の自立に向けた意識向上と、協働による地域づくりが重要であるとの認識から、明日を開く地域、人、学びの循環を将来像として定め、取組を進めています。社会教育の学びは、今までの自分の地域や暮らしがこれでよいのか、地域のことや自分の暮らしを少しでもよくしていくためにはどうしたらよいのかを考える機会となり、地域のことを一緒に学び、考えの違いを受け入れながら、一緒に汗を流す体験から、市民同士のつながりは強いものとなり、自分の地域は自分たちが主役となって、よくしていかなければならないことに気づく機会を醸成すると思っています。市政として公的社会教育の役割は、そのような市民による自主的で主体的な学習と活動を循環させる仕組みの整備を支援、推進することにあると認識しております。

質問 里見哲也

ありがとうございます。地域は自分たちで守るというようなところに、どんどん気持ちが向いていくような、そういった取組ということの中に、学習があるのだろうなというふうに思います。また、地域活動に目を向けると、今行われている取組の中でも、例えば「集会所」、人が集まる場所って大切ですよね。「ふれあいの家」などはまさしく、積極的な地域活動をされている「見本」かと思いますし、また、ほかにも様々な形で、地域の住民による地域の活動がすでにたくさんされていると承知しています。しかし、一方でこの少子高齢化にまたかかりますけれども、町内会や老人クラブなどの解散の影響も心配されています。この中で行政としては、今後組織横断的に、福祉なのか市民なのか、いろいろ組織は横断的にあろうかと思いますけれども、おのおのを全部横につなげて、それらの活動をバックアップする「仕組み」の構築が必要になっていくと考えるのですが、この辺り所見を伺います。

答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)

社会教育分野では、地域活動をバックアップする仕組みとして、地域学校協働活動事業や自主学習グループ活動促進事業、いわゆる大きなかぶ応援事業など、市民自身の学びの成果を生かして、それを学校や市民団体の活動に支援をしていくという取組が行われておりまして、本年度からは、新たに地域の子供の学習支援や見守り活動などに参加する高校生、大学生に対して、その活動を継続的に支援する仕組みとして、学生ボランティア支援事業を開始しているところでもあります。また、社会教育分野以外でも、市では地域防災訓練事業や生活支援体制整備事業、議員が今おっしゃられました高齢者ふれあい支援事業、町内会活動への各種支援など、様々な取組を行っており、地域の主体的な活動を支援する一つの仕組みを構築しているというふうに考えております。現在、地域活動を推進する上で、高齢化による地域活動の担い手不足が大きな課題というふうに認識しております。地域づくりを推進する社会教育施策として、若者や高齢者の地域活動への積極的な参加を促す政策、在住外国人の方の市民との交流を通じた地域活動への参画など、長期的な支援に立った事業の推進も行っているところでございます。今後、これら学習と活動を循環させる仕組みによる取組がほかの事業に波及していくことを目指しまして、積極的な情報共有や情報PRに取り組んでまいりたいと考えております。

質問 里見哲也

ありがとうございます。仕組みの構築、あるいは担い手不足でも、これらをつなげるように促す政策、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと引き続き思います。先ほど申しました市民が作った社会教育計画の中で、これは過去のものですけれども、資料ですけれども、地域の高齢者へ、大人ですね、必要とされることを必要とするというような書きぶりがありました。きっと、地域の人は自分ができることであれば、地域に必要なことを協力したいという方はたくさんいらっしゃるのだろうと思うのですね。これを掘り起こしというのでもないでしょうが、ぜひ、一緒にここで地域を頑張っていこうという、そういう気持ちを盛り上げるような、そういったPR活動ができたらなおいいなというふうに思います。昨年末、エコーセンターが文部科学省の「優良公民館表彰」で最優秀館に選ばれました。これまでの取組に敬意を表します。人が集まるには「場所」が必要ですから、各地域においても、コミセンほか、距離的に近い利用しやすい「場所」の活用が望まれます。そして、少子高齢化・人口減少が進む中、「地域で支え合い」ということを進めていくためには、地域づくりは市民一人一人の力にかかっている、地域課題の解決には地域の力が必要なんだという市民の力を借りた運営や、そのための仕組みづくりが、ますます必要になっていくと考えますので、この辺り今後の方向性、取組について市の所見を伺います。

答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)

本年2月、文部科学省の第76回優良公民館表彰におきまして、オホーツク文化交流センターの情報技術を活用した地域学の取組が最優秀館として評価されたことは、大変光栄に感じているところでございます。これは多くの市民のお力添えにより取り組んできました、網走学を視座に高等教育機関などと連携し、デジタル技術を取り入れた講座の開設、さらにデジタルを活用して、様々な地域や人との交流促進に取り組んでいることなど、情報通信技術を積極的に活用した取組を進めている点が評価を受けたものと認識をしております。社会教育長期計画では、社会教育の学びについて、私たちが幸せに暮らしたいという気持ちを実現するために、暮らしや地域の困りごとを解決していかなければならず、そのため講師からの話を聞いたり、本を読んだり、時には音楽や美術作品を鑑賞したり、運動を通して健康、体力を養いながら、自ら解決する糸口を見つけていく。このことで、一見個人的なものに見える困り事も、地域の方々が共有する困り事、地域課題であることに気づくことがあるとしております。議員御指摘の地域での支え合いを今後推進していくためには、様々な学びの提供を通じて、市民の気づきと思いを行動に移すための市民同士のつながりづくりと、市民相互の活動を円滑に進められる場が必要と考えております。そのためには、多様な学習活動が地域の自立に向けた意識の向上と、まちづくりへの結びつきが必要、誰もが安心して暮らせるまちづくりのために重要と考えているところでございます。今後も計画の将来像に掲げます、明日を開く地域、人、学びの循環の実現に向けた学習機会の提供と学習環境の整備について、地域の方々と協働し、また市の中でも横断的に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 里見哲也

大変力強いコメントありがとうございました。今年11月に、この社会教育に関しては、北海道社会教育研究大会、オホーツク大会が網走市において実施されると伺っています。ぜひ、この社会教育、重要なテーマになっていくものが身近なものに、さらになっていくようにですね、取組をお願いして、私の質問を終わります。

出典:網走市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月25日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる