訓子府町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月10日
10年後を見据えた高齢者福祉施策と実態調査の有効活用
2014年9月10日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「10年後を見据えた高齢者福祉施策と実態調査の有効活用」について質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 渡辺克人が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 渡辺克人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 西山由美子
3番、西山です。通告書に従いまして、町長に質問いたします。10年後を見据えた高齢者福祉施策と実態調査の有効活用についてです。私たちの町の高齢者の現状は65歳以上が平成26年3月末で1,828人、高齢化率34.1%です。さて、10年後の平成37年の推計では、人口が約1千人減少していて、高齢化率は43.1%、75歳以上は26.6%という数字が出されています。一体どんな町になっているのでしょうか。今から急ピッチで10年後を見据えた細やかな施策が必要と思いますが、町長の考えを伺います。また、今年も第6期介護保険事業計画作成を目的とした高齢者ニーズ調査が実施され、結果が報告されました。これは個人情報も入った貴重な調査です。これからの施策に有効に活用されるために、どのように工夫されていくのか、町長の考えを伺います。1点目、これから10年間の中で最も優先的に解決していくべき高齢者福祉施策の課題は何でしょうか。2つ目、既に都市部では、自治会が崩壊している地域があります。これから先10年を見据えた各自治会の役割と福祉施策へのつながりをどのように考えていますか。3つ目、これまでの高齢者ニーズ調査の分析結果をどのように活用していきますか。以上の3点を伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「10年後を見据えた高齢者福祉施策と実態調査の有効活用」について、3点のお尋ねがありましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目に「これから10年間の中で最も優先的に解決していくべき高齢者福祉施策の課題」について、お尋ねでございました。「団塊の世代」が後期高齢者となる平成37年は「2025年問題」と言われるように高齢者を取り巻く社会環境や生活環境が大きく変化し、世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えようとしております。消費税率の引き上げを含め、現在、政府が取り組んでいる「社会保障と税の一体改革」も、将来の超高齢社会を念頭に置いたものであることは周知のとおりでございます。後期高齢者の増加率は特に都市部ほど顕著と言われておりますが、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築の実現に向けての取り組みが始まっております。今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の生活を地域で支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要となっており、人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかではありますが人口が減少する町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差が生じておりますが、地域包括ケアシステムは、保険者である市町村が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが求められております。私は、これらのことから、今後の10年間の中で最も優先的に解決していくべき課題は「地域力の増強」と考えており、地域のボランティアや各自治会、老人クラブ、NPO法人、各種サークル等と、本町には既にさまざまな「地域の力」の源が存在していることから、これらの力をさらに育てていくこと、さらに、JAきたみらいや経済団体、私ども行政が連携した住宅政策や総合的な地域包括ケアシステムの具体化を実現することが、重要であると考えております。2点目に「10年先を見据えた各自治会の役割と福祉施策へのつながり」についてのお尋ねでございます。町内会・実践会などの自治会は、「住民同士の心が通うまちにしたい」、「安全に暮らせるまちにしたい」、「きれいなまちにしたい」など、さまざまな住民の思いの実現に向けて、住民自らが結成し自主的な運営を行う団体であり、地域コミュニティーの中心的な担い手と考えております。急速に増える高齢者の生活を支える基盤は、医療・介護・福祉などの専門職と、町、社会福祉協議会が連携してサポートする体制はもとより、自治会組織においては、地域住民主体による高齢者の見守り支援体制、さらに、地域の課題を自ら解決するマネジメント体制の一翼として期待されており、また、住民ニーズを把握する上でも重要な構成員であり、生活実態を把握できる身近な支援者として今後もご協力をお願いするものであります。1点目で申し上げましたとおり「地域包括ケアシステム」の構築の実現につきましては、住まい・医療・介護・予防・生活支援の連携した提供体制を構築することが求められており、10年先を見据えた重要施策に位置づけられているものであります。本町においても、次期高齢者保健福祉・介護保険事業計画の中で、地域支援事業の構築とあわせて、その具体化に向けて準備を進めているところであります。3点目の「これまでの高齢者ニーズ調査の分析結果の活用」についてのお尋ねですが、高齢者ニーズ調査の目的は、日常生活圏域における高齢者の地域生活の課題を探り、それらの課題を踏まえた介護保険事業計画の作成のほか、虚弱な高齢者を早期に発見し、生活機能低下を防ぐための支援につなげるなど、健康づくりや介護予防の取り組みへの支援を図ることとしております。今回の調査につきましては、国の定める設問のほかに町独自の設問を追加して実施しており、1点目で申し上げましたとおり、最も優先的に解決していくべき課題でありますボランティア活動の充足化や、利用される高齢者がどう考えているか、高齢者自身が社会とのつながりをどのように考えているのかという視点から、趣味活動や老人クラブなどの集まりにどのぐらいの頻度で参加しているかなどを調査しております。ボランティアにかかる調査結果につきましては、ボランティアを利用したいと答えた高齢者は12.8%、ボランティア活動をしたいと答えた高齢者に関しては18.4%となっており、活動に意欲を持っている方が、できるだけ行動につなげるように、社会福祉協議会とも連携しながら取り組むなど、今後の課題であります「地域力」がさらに強化されるように、高齢者ニーズ調査結果を今後の福祉施策に生かしてまいりたいと考えております。以上、お尋ねがありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようお願いを申し上げます。
再質問 3番 西山由美子
ただいま、回答をいただきましたので項目に従いまして再質問をしていきたいと思います。1点目の10年間の中で最も優先的に解決していく課題との中でお答えいただきましたが「地域力」、「地域力」が大切だと。その地域の力を育てていくことが大事なんだというふうにおっしゃいました。今年いっぱいで、2000年に介護保険制度ができましたから、もう今15年になって3年ごとに計画を見直して、今5期目の介護保険の計画も終わろうとしています。計画書を何回も昔からのを何回も見ていても、やはり介護保険の中でのサービスもそうですが、やっぱりそこを補充するのが地域のいろんな役割だということがわかるんですが、具体的にですね、私たちのこの5千人あまりの町の中で、「地域力」をこの15年の中で高齢者の施策として、しっかりと打ち出している、そういう具体的な例がもしありましたら、今までの経過も踏まえまして、これからそれがどういうかたちで伸びていくのかという、そういう実態を教えていただきたいなと思います。
答弁 福祉保健課長 渡辺克人(福祉保健課長は2016年3月まで)
ただいま、議員のほうから平成12年に介護保険法ができて、それからいろいろ「地域力」がよくうたわれているということでわかるんだけど、具体的な例はどうかということでございます。それで今回、第5期、今、介護保険計画中ですけども、第3期ですか、平成18年から介護保険法が改正されまして、地域包括支援センターが立ち上がりました。そして、その「地域力」を増強といいますか、地域の力を借りてさらに介護を支えようというような思想でありまして、3期、4期きましたけども、今回5期目ですね、5期目はさらに地域包括支援の考え方を強めて、6期はさらにまだ進めようということでございますけども、その3期の地域包括支援センターができてから地域支援事業という事業がありまして、これは市町村事業でありまして、地域で介護予防をするようにということでございまして、その中で介護予防事業ということで、うちでいいますと「はっちゃき塾」という事業が始まりまして、その中で、職員、保健師だけではなくて、一般の方のお手伝いをいただきながら、その介護予防をしていただいているところでございますけども、その介護予防サポーターの養成講座をしておりまして、現在、これは20年から隔年でこうやっておりますけども、間にスキルアップ事業もいろいろやっているとこで、現在44名の登録をいただいておりまして、そのうち9名が中断されていますけども、実質35名活動しておりまして、昨年につきましては、そのうち19名の活動の中で、いろんな事業に参加しております。主にうちでやっています「はっちゃき事業」を中心にやっていただきましたけども、介護予防サポーターさんの力を借りまして、いろんな例えば、町内会の各種サークルですとか、今、各自治会で行われていますふれあい交流会なんかの介護予防にも参加していただいて、皆さんの先導役といいますか、そういうことでいろいろやっていただいておりますので、この事業におきましては、こういうボランティアさんの力が現在出てきているということでございます。これは、さらに広がっていければいいというふうに感じております。そんなことで、伸びていっている部分という特質すべきことはこういうことかなと考えております。以上であります。
再質問 3番 西山由美子
私も日ノ出地区ふれあいセンターで偶然、はっちゃき塾のやっているとき、そば打ちをしていたのかな、えっ、この人がはっちゃき塾に入っているのかと思ったら、その方たちはサポーターの方で、それでやっと納得いったんですが、そういう状況、保健師もいて、すごく参加されている方たちも楽しそうでいいなとは思ったんです。ただ、今参加されている人の人数というのもお知らせいただきましたけども、それはそれで数字の中でこういう何名の人がいますよという、それはいいんですが、これからも当然継続していく中で新しい人たちがそこに入っていくというかたちで進んでいけばいいんですが、それだけではやはり、これからもっともっと増えていくだろう高齢者、そして、さまざまな生活実態を抱えている人たちの、何て言うんでしょう、計画の中では人数として上がっているけれども、そこに上がってこない人たち。上がっている人たちとか、いろんなほかの社会教育の場面でも参加されている方、それから、この間、認知症の養成講座もはじめて講演会に参加したときも、やはり顔ぶれがもうわかってる、いろんなところに顔を出している方たちがやっぱり積極的にいろんなところに顔を出してるということを感じたので、まず、サポーターをする、要するに高齢にはなっているけれども、まだまだ元気があって人の役に立ちたいと思っている人たち、もう本当に訓子府にたくさんいらっしゃって、その人たちがいろんな養成講座でいろんな知識を得て、さてそれをどういうところ、どういう場で生かそうかといったときに、今、訓子府においてどういう事業があるのか。今、課長がおっしゃったこれだけなのか。地域支援事業というのが、もっといろんな人が参加できるような広がりをどういうふうに持っていくのか。その辺のこれからの第6期にかかった場合に、昨日の工藤議員の質問にありましたように、改正されていきますから、今度、地域支援事業がものすごく重要になっていくわけですね各市町村で、訓子府として、そこをどういうふうに広げていくのか。あと心配な点は、限られた保健師さんの数の中で、保健師さんたちの役割がどういうふうにどこまで担えるのか、その辺がとても心配なんですよ。事務的な仕事がものすごく多くなっていますから、でも本当は保健師さんというのは、高齢者の人たちとやはり対面してお話していただいて相談に乗っていただけるのが住民にとってもとても心強い存在だと思うので、その辺のことをちょっと今後について、お伺いしたいと思います。
答弁 福祉保健課長 渡辺克人(福祉保健課長は2016年3月まで)
ただいま、今後ボランティアさんとどういうふうに広げて、協力していただくのかということと保健師の役割は大変になってくるんだけどどう考えているかということでございますけども、今、社会福祉協議会では、ボランティアセンターをやっていまして、その中で無償のボランティアセンター事業と有償の福祉バンク事業というのをやっていまして、その中でもいろいろボランティアの関係やられています。登録してもらって利用したい人と利用されたい方の中でつなぎの役をやっていただいておりますので、ボランティアセンター事業自体は平成21年7月からということで、まだ浅い部分がありますけども、その辺をさらに積極的にやっていただいて、そこのやっていただける部分と町でやっています介護予防事業と連携してつなげていければというふうに考えております。さらに、保健師の役割につきましても、実際、はっちゃき塾、これ毎年こうやっていますけども、はっちゃき塾というのは大体14回ぐらいやるんですね、20人程度の方が1年間で。はっちゃき塾を卒業され終わると、その終わった後もフォロー、はっちゃき塾卒業生の集いというのを月に1回やっていますけども、どんどん人が増えていっている部分がありますので、昨年、24年度からですね、うららでやっていたんですが、人数がちょっと多いということで、日ノ出ふれあいセンターと分けて2回でやっているという状況でございます。まさにまたどんどん増えてきていますので、保健師の仕事、日常、事務的な仕事もかなり多くなって、送り迎えも保健師がやって、社会福祉協議会のお手伝いもいただいていますけども、大変負担も多くなってきているのも実情でございますので、その辺も介護予防サポーターさんもそうですけども、そういうことを指導してくれる方を誰かいればですね、そういうかたちの中で進めていきたいなというふうには、今考えているところでございますけども、ちょっと今後まだいろんなことを協議しながら検討していきたいと思っていますので、ご理解お願いしたいと思います。
再質問 3番 西山由美子
8月に私たち議会で池田町の社会福祉協議会の活動について、勉強してまいりました。そこでは、元保健所だったところを町で改装して、そこに社会福祉協議会の事務所を構えて、そして残ったスペースは、ボランティアさん、ボランティアといっても、ポイントで1ポイント100円かな、そういうふうにして1年間で換金できるというシステムをつくって、そして、そこに生活支援員だったかな、ちょっと呼び方があれですけど、そこでコーヒー入れたり、軽食を作ったりする人たちは、時給850円ぐらいでしたか、ちょっと高めの時給で雇われているんですよね。そういうふうにして、社会福祉協議会で、そこは一応そのボランティアさんに登録していただいた人が優先になるんですけれども、そこで卓台がありまして、そのテーブルが真四角なんですが、それはマージャンもできるようにして、今マージャンクラブがすごく活発になっているとか、それから、うちの私たち議員の中でもみんな盛り上がったんですが、木でつくった頭を使うおもちゃというのかゲームみたいなのをたくさん揃えていたり、それから、コーヒーショップみたいな感じで気軽に誰でも来られるように、ああこういうところが訓子府にあったら本当にいいなって、そして、職員がいらっしゃる間は、そういうふうに出入りしてますよね。この施設を借りたい場合、例えば、夜間、何かみんなで何かをしたくて場所を借りたい場合は、登録してあれば町民を信じて鍵を渡すんですよって、その職員の方がおっしゃったんですけど、そして、渡して終わったらちゃんと鍵を持ってきてもらうというふうに、まだ始まってそんなにたってないんですがとても連携がよくて、社会福祉協議会の役割というのを改めて考えさせられたんですよね。それで社会福祉協議会の活動のあり方というのは本当にそこの市町村によってさまざまだということがわかっているんですけども、どうしてそれが町によって変えることができないのか、いつも疑問に思っていたんですが、私たちも社協について、ここでどうこう意見を言えるかと言ったらそこら辺も難しいところなので、やはり福祉の職員の方たちと社協の方たちとのやっぱり緻密ち み つな連携が必要なのかなと。せっかくサポーター養成で勉強してやる気のある方たち、どのぐらいいらっしゃるかわかんないですが、その方たちがやっぱり役に立つ、活動できる場というのをやっぱりもう少し明確にしていただいたほうが、これからこの10年は、それがすごく大きな鍵になるんじゃないかなと思っているんですけども、その辺いかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
なぜ私が地域の力ということを優先的にとらえなきゃならないかというのは、二つの側面がやはりあると思うんです。昨日、工藤議員の質問に対してもお答えをさせていただいたように、国の介護保険計画というのは、非常にやっぱり厳しいものを持ってます、町民にとって。国としての責任が一体どこまであるのかということを疑いたくなるような状況も含めて、この介護保険制度が2000年に始まってからどんどん後退していくという状態というのは、紛れもない状況としてあるんではないのか。しかし、昨日も答弁させていただいたように、かと言って私たちの福祉のレベルをこの町が後退させるわけにはいかない。この中で実際の現実と、そしてこれから起こるであろういろんなことを想定した中で、今やもう「地域力」というのは期待せざるを得ないんだよということであります。もっと組織的にもっと継続的な「地域力」というのは必要なんではないのか。議員のほうの3点目の質問にも出てまいりますけども、高齢者のニーズ調査、介護保険実態調査をこれは3年に一度やっているわけですけども、今回もミニ版もありましたけれどもこういう調査を、私はこれを読んで、例えば、ボランティアの関係で昨日も福祉に行ってお話をさせてもらったんですけども、かなり気になるところがあると。一つは、ボランティアをやりたい人、これが18.何%というふうになっているし、それから、ボランティアを受け入れたい人も12.何%だと。だからここでは、そのやりたいという人たちの場を積極的に活用するということなんでしょうけども、もう一つ私が気になっているのは、やりたくないし、受け入れたくないという人が56%いるというこの状況が現実だとすれば、私は改めて福祉に対する、ボランティアに対する認識を町民の皆様をどういうかたちで参画させていくのかということは、大事な課題だと、これからの10年間の中で。ここが今ボランティア活動をやっている方たちだけではなくて、より広く地域の自治会や町内会・実践会なんかも含めたそういう仕組みをつくっていかなきゃならないことが、すごく大事なんじゃないのかなというふうに私は思って、非常にこの調査を見て勉強になりました。そして、昨日も答弁させていただきましたけど、もっと興味があったのは、この末尾に書かれた一人ひとりの高齢者の意見であります。これ何を言っているのかという、非常に訓子府を愛してくれている方が多い。そして、この町で死にたいと言っている人が多い。その中で今訓子府にとって何が必要なのか。安心して病院に行ける仕組みがほしい。そして、住み続けたい。そして、気軽に買い物に行けるようなスーパーみたいのがほしいんだというようなことが大筋として書いているんではないか。これがやっぱり今の高齢者の方々の願いとすれば、それを実現のために行政が何を成し得るべきなのかということと、地域の皆さん自身が地域の力でそれを発展させて組織的に活動する体制というのは、どうやってつくっていくのかというのはすごく大事なことなんではないかなというふうに思っています。それで一つは、介護保険制度が第5期を期して、うちの町でも包括支援センター、その前からもやっているわけですけども、はっちゃき塾もその一例であります。しかし、全体からしてみればまだ限られた人数ですし、しかし、地域の町内会を拠点にして、若富やあるいは東幸町等々に出かけて行って保健師たちが懸命な努力の中でボランティアを育成して今日に至っている。これをもっと一つは広めていかなきゃならないだろうと。それから、やっぱり地域の拠点づくりをどうしていくのかというのは、これはもう大事なことだと。それはいつも保健師たちにも話しているわけですけども、サテライトをどうつくっていくのか。それは日出、あるいは北訓、南訓、末広、西幸町等々を含めた拠点に週一でもいいから地域の高齢の方たちが集まって、そこで昔でいう血圧測定はもちろんですけどもゲームをしたり、あるいは学習をしたり、いろんな活動が展開できるような仕組み、願わくば作業療法士等々が月一でもいいから来ていただいて、そこでリハビリテーションのそういったこともできるような仕組みをつくらなきゃならないだろうと私は思っています。そのために行政だけではできませんので、もう一つ、例えばやっとと言ったら怒られますけども農協も重たい腰を上げてきたようであります。先般も私どもの包括支援センターに来て、どんな福祉活動をやっているのか、農協が参入できることは何かということを聞き取りが始まったようですし、女性部でもそういう意見が出てきたようですから、これらについても、やっぱりきたみらいとして組織的に、行政に足りない部分を支援していく住宅政策やあるいはフォローアップできるようなそういうことを今、点であったりしたものを線とか面のかたちにどういうかたちでつくるかというのは、この10年間の早い時期の近々の私は課題だと思っていますし、行政もその実現のために努力していかなきゃならない。昨日も少しハッパをかけましたけども、第6期の介護保険計画がどんな原案を行政として出し得るのか。それを策定委員会で揉んで揉んで、これから3年間の第6期の介護保険を現実のものにしていくという役割が、我々行政にも今あるんじゃないかなというふうに考えているところですので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 3番 西山由美子
先日の敬老祭で町長が高齢者は光輝く高齢者だと。そして「きょういく」と「きょうよう」が必要だと。今日行く場所と今日やること、用事があるということが大事だとおっしゃいましたが、確かに今、高齢者と言いましても、生まれた世代が変わってきていますから、先ほど、ボランティアの世話にはなりたくないとか、そういう意識のある方たちは、やはり抵抗があるんだと思うんですね。だから敬老祭も招待されてもまだ早いよと。そんなところに行きたくないよって、それは本心かどうかわかりませんけれども、そういう抵抗がある。ついこないだまで現役だった方たちにとっては、元気な方はそういうことをおっしゃる方もいますし、さまざまな状態の中で、やはりそういう場面をすごく喜んで受け入れている方もいらっしゃるわけですから、行く場所、町長のおっしゃった、行く場所を私考えたんですが、それ自分で見つけれということなのかなとすごく思ったんですが、やはり町としても介護保険を使った、デイサービスに行ったりとか、訪問ヘルパーを頼んだりとか、そういうことで活用していく方たちも当然いらっしゃいますが、そうじゃない、まだ認定を受けるまでもなくて、でも家族もいない、歴史を振り返ってきますとどんどん単身の世帯が増えていっていますから、家族もいない、話す人もいないという、行く場所もないという、そこの人たちに焦点を当ててって、やはり町として、気楽に立ち寄れる場所をぜひ、もう何回もいろんな言葉変えて、かたちを変えて、方向を変えて何回もお願いしているんですけど、まだまだなかなかできない。役場に来いと町長は何回もおっしゃいましたが、町民からすると役場は皆さんがお仕事している場所です。堅苦しくて、とてもそんな中で遊びに来たよなんて言えません。だから役場庁舎というのは、やはりそういう職場であるということで、皆さんも当然そこにたくさんの高齢者の方が何気に来られても困るでしょうし、やはりそういう場所を行政が主体的に福祉の面でつくっていくことが大事なのかなと。そこにやっぱり社会福祉協議会の役割を充てていくこと。それからサポーターの人たちの役割を充てていくことが一番自然なかたちかなって、だから介護予防にみんなを呼んで一生懸命保健師さんたちが時間をかけて手間暇かけてやることも大事ですけども、日頃からのそういう何げない町民のコミュニティーを推進することで、逆に結果的に介護予防につながっていくという、それはもうどこの町でもわかっていることなんです。職員の方が一番わかっていると思うんです。だから、池田町の職員さんも言っていましたけど、行政がやるとどうしても堅苦しくなるんですよねって。やはりそのトップの方が介護施設で働いていたケアマネージャーをやっている方で彼の考え方がちょっと違う。それにやっぱり職員の人たちが5人体制でやっていますけど、職員の方たちがやはり同意して納得して仕事をしていらっしゃるってすごく温かいものを感じました。ぜひ訓子府にそういう箇所というのか、空間がほしいなと改めて思います。それでもうこの問題はたくさんあるので、あれこれ欲張ってもあれですけど、最後のニーズ調査の分析結果なのですが、これは確かに介護保険の計画を立てるために行っていますが、ちょっとここでお聞きしたいのは、ニーズ調査というのは、まずどういう方法で高齢者の方を選出しているのか、どういう方法で選んで、どういう方法で郵送してるかどうか、回収をどういうふうにしているか、多分、80歳過ぎた方で体も調子のよくない方で目が悪い、私も大分目きてますけれど、目が悪い、判断力鈍いとかとなると、たくさんの質問に答えること自体大変だと思うんですよね。やはりこの結果を見てみますと年齢とか男女、それでも無回答の人いますよね。だからその辺、そういう人たちにはどういうふうにして回収、回収率を高めるのはすごく大事なんですけど、そこら辺を少しお聞きしたいと思います。
答弁 福祉保健課長 渡辺克人(福祉保健課長は2016年3月まで)
今、ニーズ調査のやり方といいますか、どういうような出し方と回収方法かというお尋ねでございますけども、ニーズ調査ですね、今回の目的につきましては、介護保険事業計画の作成もそうなんですけども、それ以外にも、町長の答弁でもお答えしていますように、本人の体調がどういう状態かということを機械的に判定して、その状況をアドバイス票ということで本人に返しているんです。基本的には郵送で返しますけども、その内容が悪い方につきましては、直接、保健師が自宅に伺って、介護予防サービスとか、いろんなサービスにつなげるようにしているということで、双方向のアンケートなんですね。そういう意味で、これについては今回、65歳以上の町民の2分の1、計画の関係があるものですから、町民の2分の1を無作為に選びまして、今回787人ですけども、町民のうち介護認定者は抜いて、介護認定者につきましては、ケアマネージャーがついて、その方を把握していますので、それを抜いた方の2分の1の787人を無作為に選びまして郵送で送っております。回収につきましては、持って来てもらったりするんですけども、持ってこれない方については、民生委員児童委員さんにもお願いして声かけをしていただいたり、直接電話ですね、記名式なものですから、直線電話して来てないんですけどということで問い合わせをしたりして回収に努めております。689人の方からいただいておりまして、回収率は87.5%ということになっております。基本的に回答が返ってこない方というのは一番どうなっているか心配なので、その返ってこない方につきましても、今後、保健師が直接伺って状況を把握するということにしております。それで今年は2分の1ですけども、さらに来年度、再来年度、3カ年、残りの2分の1のさらに4分の1を27年と28年度ということで、3年で全員の方がこのニーズ調査を受けていただくということでございます。あと設問が多いということでございます。確かに設問が多いということでございます。これ国のほうの指定の設問の設定がありまして、国のほうで96問の項目を設定しております。ちょっと多過ぎるということでうちの方でも少し減らしまして、国の設問については75問でやっておりまして、さらに今回、町の独自ということで、今後の大切な部分ということで、ボランティア活動についての設問を設けているところでございます。今後につきましても設問につきましては、多くて大変な部分もありますので、もう少し工夫してできるだけ回答しやすく、わかりやすくしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 3番 西山由美子
よくわかりました。どんな事業でもそうですけども、そういう調査でも何でも回答をくださる方は割と心配ないんですよね。やはり回答のない方、あるいは回答の中でも、なかなかうまくそれに答えられない方、そういうところを集中的にケアしていくというかサポートしていくのが大切かなと思います。私もいろんな方たちに会った時に保健師さんが来てくれたんだよと言ったときに、必ず名前を聞くようにしてるんですね。どなたが来てるんですかって、そしたら割と皆さん名前を覚えているんですね。小さい町の良さなんだなと思うんですけど、誰々さんが来てくれるんだよって、やっぱりそこら辺が、日頃保健師さんがどういうふうに高齢者の方たちと関わっているかということですごく大事なことだと思うので、やはり今度改正された中で保健師さんのそういう事務的な役割がどれぐらい、もうとにかく法律が変わって一番大変なのは皆さん職員の方ですから、そこをどういうふうに周りでカバーできるのか、やはりできるだけ地域の中で保健師さんがやっぱり接することができるということが基本ですので、その辺も含めまして、今後の私たちの町の今後10年というふうに書きましたけれども、もう一度改めて町長のほうから短めにお答えいただけると、お願いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
まず、一つだけ誤解を解いておきたいと思うんですが、私が高齢者の方に役場に来てくださいと、困ったときには役場に来てくださいと、遊びに来いと言っているわけじゃないです。日頃の生活の中でいろんなことで困ったときは何よりも役場のところに来て相談してくださいと。そうすれば必ず解決策があります。もしあれだったら町長のところに来てもらっても構いません。状況によっては保健師を派遣したり、いろんなことが制度の相談に乗ることができるからという意味で、役場に来てくださいということでございますので、ここだけはちょっと間違わないでいただきたいと思います。いつでも来ていただきたいというふうに思っているところが1点です。それから、行く場所、居場所がないという点でいくと小林議員の質問の中にもありましたけど、パークゴルフ協会もおそらく会員減ってきているんじゃないかと思います。ゲートボール協会、老人クラブ、これらのところは本当に減ってきているんです。それは減ってきていることが悪いというだけではなくて、我々の世代、団塊の世代も含めて、社会参画の仕方が変わってきている一面もあるので、そういう中で、俺はそういうとこには入らないけど自分で写真をやったり、あるいは旅行をしたり、そういうのが一つの生きがいだという人もいますから、そういう人たちが社会的なボランティアやいろいろなところに参加できるような意識とあるいは状況をつくっていかなきゃならないんじゃないのかなというふうに私は考えてこういう話をしているわけですけども、ここはご理解いただきたい。それから、立ち寄れる場所、これは余湖議員の質問の商店街の話もございました。それからもっと言うと、例えば日出町内会でいくと、かつての保育所をそこが年寄りたちが自分たちで運営して立ち寄れる場所をやってもらえないかということで、一度お断りしてます。もう一つ、中央長寿会の建て替えの話が町内会から出てきています。これは図書館の建設等も含めて、どういうバランスの中でやらなきゃならないのかということなんでしょうけども、少なからず、日出の集りの部分、それから町の老人クラブの集まる部分については、もし私がこれから町政を担うとすれば、早急の課題として検討していかなきゃならないことではないかなと思っています。ただ、前回の議会でも工藤議員から身体障がいを持った、あるいは三障がい、統合障がいを持った人たちのグループホームの建設を決断すべきだと。そして、作業所的な労働の提供も含めた施設を町としてやるべきでないか、るる考えていきますと、財政状況が厳しい中で、行政が成し得ることというのは一体何が必要なのか、ということを再度この介護保険計画の中では、つめていかなきゃいけないんじゃないかなと思っています。懸案はもう山積みです。できるだけ期待に応えるように私たちはやっていかなきゃならないと思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。
再質問 3番 西山由美子
10年後、町長は後期高齢者です。私は若干前期ですけども、今は現役ですから多分、高齢者の方というふうに見ていらっしゃるのかもしれませんが、ご自分がどうなったらどうなのかなということをぜひお考えいただきたいなと思います。