みんなの議会

訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日

住民が参画し町民の付託に応えるまちづくりについて

2014年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「住民が参画し町民の付託に応えるまちづくりについて」質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 上原豊茂

5番、上原です。私の一般質問の通告書に従いまして、はじめていきたいと思います。1点目は、住民が参画し町民の付託に応えるまちづくりについてであります。国の行財政効率化のための合併推進と町の財政悪化シュミレーションを踏まえての町民による合併反対の結論からはじまった財政の立て直しの財政健全化のため、職員給与並びに議員報酬の削減、職員採用の見合わせや、国の緊急経済対策の取り込みなどにより、危機的状況から抜け出すことができたと理解しております。このなかで、町長が思い描く住民参画のまちづくりや町民の付託に応える行政運営について、目標や進捗状況を明確にし、さまざまな分野において、しっかりと議論することが重要と考えます。職員においては、庁舎内外で自己研さんの機会を確保し、資質向上を目指していると認識しています。議員や各委員会の委員においても行政運営の多種多様な課題についての情報収集や見聞を深めることが、まちづくりの議論に欠かせないと感じております。財政健全化を念頭に置きつつも町民の付託に応え、次の世代につなぐ、まちづくりに向けて、議会・各委員会がスキルアップするための予算措置を考える時期にきていると思うところです。今回の執行方針においては、一歩踏み込んだ町長の思いが盛り込まれていると受け止めましたが、これからのまちづくりの目標をどこに見据え、町民の思いを受け止めた行政運営をどのように進めていくのか町長の考えを伺いたいと思います。1点目は、町長が思い描く住民参画のまちづくりとその進捗状況であります。2点目として、まちづくりの課題と対策について。3点目は、行政運営における議会・各委員会の位置付けとその技量・熟練のさらなる充実に向けての対応について。この3点について、お願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

住民が参画し、町民の付託に応えるまちづくりについて、3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。本町の財政状況につきましては、議員もご存じのように歳入の約50%を占める地方交付税の状況により大きく左右される構造となっています。平成の合併は、平成11年の市町村の合併の特例に関する法律により合併特例債や合併算定替えの大幅な延長などの手厚い財政支援措置により強力に進められました。一方、普通交付税は、平成12年の地方分権一括法施行にあわせ、市町村合併推進のため、平成12年から前年割れがはじまり、平成19年まで6億2千万円が減少しており、特に地方財政ショックといわれる平成16年は三位一体改革による税源移譲と重なり、対前年度比2億3千万円が減少しました。このような中、本町では平成14年度から平成16年度までの期間で訓子府町行政改革事項別推進計画により3年間で2億4,500万円の財政効果をあげています。また、単独の行政運営を選択した平成17年度から平成21年度の期間で訓子府町行政改革プランにより5年間で15億8千万円の財政効果をあげ、私が町長就任後にこの計画を取り込み、新しい財政再建計画である訓子府町財政健全化戦略プランを平成26年度までの期間で定め、平成24年度までに7億6,400万円の財政効果をあげています。私が1期目のマニフェストで将来に見通しが持てる財政再建計画の策定をお示ししていますが、そういったことからは、新たに策定した財政健全化戦略プランを着実に実行してきたことで議員が言われるように財政状況は改善してきています。財政指標で申し上げますと、私が町長就任前と比較して平成24年度の経常収支比率は78.9で12.4ポイントの改善、実質公債費比率は11.6で7.2ポイント改善し、平成25年度末地方債残高見込みが45億9,800万円、28億円の改善、平成25年度末基金保有高見込みが39億6,400万円、23億1,500万円の増額など改善している状況にあります。しかし、普通交付税につきましては、平成21年度から基準財政需要額に措置されている地方再生対策費と地域雇用創出推進費が5年間総額で9億8,900万円措置されていることと、平成20年から4年間で交付された臨時交付金が6億5,600万円、昨年度経済対策による地域の元気臨時交付金が1億6,400万円交付されたことも財政状況に大きく影響していると考えているところでございます。なお、国で示されている中期財政計画によりますと国、地方をあわせた基礎的財政収支の赤字を平成25年度の34兆円から16兆9千億円改善し、平成27年度に17兆1千億円まで押し下げ、平成32年度には黒字化する目標を定めていることや平成27年度までは地方財政の安定的な運営のため平成25年度地方財政計画の水準を実質的に確保することとリーマンショック後の危機対応モードから平時モードへの切り替えを進めることも明記されておりますので、平成28年度以降の地方財政計画が不透明な状況にあり、加えて平成27年度国勢調査実施による人口要件は、平成29年度地方交付税から反映されることなどを推計しますと、今後将来に向けては大きな好転を見込むことが難しい状況にあることをご理解願います。財政状況の経過の説明が長くなりましたが、お尋ねのあった1点目の「私が思い描く住民参画のまちづくりとその進捗状況」についてでありますが、私は就任以来、地方自治の原点である住民自治、町のことは誰もが参加して決めることを大きなテーマとして進めてまいりました。1期目は、まちづくり委員会を組織し、1年9カ月をかけ、まちづくりへの住民参加の意義やあり方の学習や住民参画の推進について協議を重ね、住民参画ビジョン検討会議に発展させ、2期目になりますが、まちづくり委員会から提言のあった地域からの推薦による29名で構成する常設組織である「まちづくり推進委員会」を組織し、年間3回、3月で8回目の委員会を開催する予定であります。委員会は、町民の皆様がまちづくりに参加、あるいは参画いただく機会として、町の施策などに町民の意見を反映させ、地域が抱える共通の課題などを全町的視点からオープンに意見交換し、一緒に考える場として位置付けしているものであります。この間、まちづくり委員会から提言を受けた高齢者の町内移動手段として高齢者ハイヤー利用サービスや路線バス高齢者利用支援が事業化され評価をいただいているところです。また、月1度ではありますが、夜間町長室開設を継続し、本年度からはじめました「車座トーク」では、対象自治会や各種団体に広げることで住民参画の実践を積み重ねていきたいと考えています。新年度予算では、以前議員からご指摘のありました地域に根差した社会教育部門で開催する「くんねっぷ未来づくり大会」においても地域課題の共有やまちづくり推進会議との連携、補完も考えているところであります。そういった意味からは、町民、議会、行政の役割と責任を明確にし、原点である住民自治を目指したシステムづくりが大切であると感じていますのでご理解を願います。次に、2点目の「まちづくりの課題と対策」についてのお尋ねでございますが、私は「みんなで創る『くんねっぷの元気』~町民にやさしいまちづくりをめざして~」をテーマに、「訓子府の元気」新しい「7つの約束」を2期目のスローガンに掲げ、まちづくりを進めています。平成26年度は、2期目の総仕上げの年でもあり、山積する課題と対策につきましては、執行方針にも触れさせていただいていますが、訓子府の元気づくりには産業の活性化が最重要であると考えています。近年の地球規模での気象変動は一昨年は収穫期の湿害、また昨年は春耕期の降雪、生育期の干ばつ、収穫期の降雨など2年連続の異常気象による農作物の減収が生産者にとって厳しいこととなりましたが、基幹産業である農業の活性化は、地域の活力、元気の源でありますので、関係機関と連携した技術開発も含め、異常気象にも耐えられる農業基盤をしっかりと支えることが必要と考えています。また、空き店舗が目立ってきた商店街の対策も重要であります。商業経営者の高齢化や後継者難など多くの課題を抱えておりますが、商店街整備で掲げた「サロンガーデンタウン構想」の原点に立ち返り、超高齢化社会を迎える本町の生活必需品や日用品を徒歩で買い物ができる環境づくりに向け、商工会、商店街協同組合と連携し支援することが必要と考えております。そのほか、国民健康保険特別会計への多額の財源ほてん、高齢者住宅問題など複雑困難な課題を抱えておりますが、後退することなく着実に前へ進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。次に、3点目の「行政運営における議会・各委員会の位置付けとその技量・熟練のさらなる充実に向けての対応」についてのお尋ねでございますが、議会につきましては、住民の直接選挙で選出された議員で構成される機関であり、同様に選挙で選出される独任制の町長とは独立の立場においては、相互に牽制、均衡と調和の関係を保持し、公正で円滑な地方自治の運営にあたることが位置付けされています。また、議員個人が広く住民の意見や要望を把握し、それらを持ち寄りながら議員同士が議論することにより地域の課題や民意を確認し、より多くの住民が納得できる政策形成につながっていると思います。そういう意味からは、議会活性化特別委員会を設置し、多くの議論や昨年からはじめた議会報告会、さらには常任委員会での商工会、老人クラブ連合会をはじめとした各種団体との意見交換会など議会活性化や住民意見の把握などに取り組まれていることに敬意を表したいと思います。一方、各行政委員会につきましては、選挙や議会での任命同意により組織されています。それぞれの執行機関が独立した権限を持ち、予算の執行、調整や議案提案などの執行機関全体への総合調整を長が行うこととなっています。1つの執行機関への権限集中を避け、それぞれ独立して、公正中立に事務を執行するための機関であります。平成12年地方分権一括法の施行から機関委任事務の廃止と国の関与の見直しが行われたことなどで地方自治体の自主性、自立性が拡大し、これに伴い議会の権限の及ぶ範囲が広がっているなか、議員が言われる多種多様な課題についての情報収集や見聞を深め議会をはじめ各種委員会での議論に欠かせないことは異論のないところであり、新年度予算には研修、視察経費を計上していますが、日々の自己研さんや自主研修に加え、議会をはじめとする各種委員会が地域課題解決に向けた議論のための、さらなる技量、熟練の充実対策においては、前段でご説明しました財政状況も見極めながら予算編成時に検証してまいりますのでご理解を願います。以上、ご質問のありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。

質問 5番 上原豊茂

ただいま、町長から回答をいただきましたけれども、何点かについて、再質問を進めていきたいと思います。町長が今、答えられましたように、町長の目指す町民参画のまちづくりというところで、まちづくり委員会をはじめ、一歩一歩その間口を広げてきたというふうに私も認識しておりますけれども、なかなか現実には、町長の思うところまで届かないんではないか。まだまだ先の目標でないかというふうに感じているところであります。そういう意味では、実際にどこまで進んだという表現を町長はしておりませんけれども、私が今言いましたように住民参画のまちづくり、さまざまな状況をつくりながら作為的に町民に働きかけているというふうには感じますけれども、町長が思うほど住民の反応がないんでないかというふうに私は感じております。その辺についての町長の判断もいただきたいと思いますけれども、もう1つは、あえて言わせてもらえば、ここに列席している説明員の方々からお叱りをいただくかもしれませんけれども、職員自体もまだまだ町長の思うまちづくり、そこに理解を深めていない、理解をしていないんでなくて、理解を深めていないというふうに感じているところでありますけれども、かつて町長は、まちづくり、行政運営というのは、職員の力が大きいんだということをこの場でも明言されております。そういうことも含めて私が今、町長の私の発言に対する町長の感想をいただければというふうに思いますけれども、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

2点のお尋ねをいただきました。なかなか住民参画を掲げながらも町民の反応がいまいち鈍いんではないのかということでございます。それぞれの考え方の温度差はありますけれども、その指摘については、真摯に受け止めていきたいと思います。ただ私どもとしては、最善の努力をして地域に出かけ、広報広聴活動に全力を投球しているということも事実でございますので、今もし改善する点、今度の3期目を担う方たちにお願いをするとすれば、1つは、車座トーク、青空町長室からはじまった車座トーク等についても相手待ちというところがございます。ある意味では、これは我々が町内会や実践会に義務的、義務化して出かけて行って、予算に対する意見をいただいたり、まちづくりに対するまちづくり懇談会を制度化していかなきゃだめだということは、これは他の町でもずいぶんやっておりますので、こんなところをこれからやっぱり強くやっていかなきゃだめなんじゃないかなと思います。それから、住民参画で私がマニフェストであげた大切な部分で、町の将来は住民の総意で決めるという1つの自治基本条例でいっている住民投票条例であります。これは、私の1期目の終わりの時に会議のほうからまだ時期尚早だという意見をいただきました。もうまもなく2期が終わりますから、おそらく担当課長も焦っていると思いますけれども、私も焦っております。そろそろあのまちづくり推進会議も提案したり、待っているんではなくて、これについて、議論をしていこうということを年2回じゃだめです。これは2期目でできるかどうかわかりませんけど、少なからず私はやはり近い将来これはきちんと位置付けて制度検討をするという、しかも投票条例等も含めて具体的に進めていくという提案をそろそろしていかないと、これはいつまでたってもできないというふうに思いますので、この点はもういいじゃないですかと。これだけ7年間、皆の意見を聞きながらいろいろやってきた中で、そろそろリーダーシップを発揮して積極的に進めていくという起点に立たされているのではないのかということであります。それから、職員自体、町長の言うことを理解していないんじゃないかと、そんなことは全然思わないんですけども、よくやってくれていると。まだまだそれはしかし、もうこれで良いと言ったらもう人間の成長というのは終わりですから、この課題というのは、永遠のテーマでありますから、私は職員自身も努力して、私自身は、町民の宝は職員だという考え方を持っていますから、職員がアンテナを張りながら身を粉にして、あるいは町民の生活や暮らしの向上のために全力投球するということは、すべての職員が、それは課せられた課題でありますので、いつの時代も一層それを強く推し進めていきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

1番と2番との問題について、交錯しながら進めていくということになろうかと思いますけれども、今、町長から、これからの町民参画については、自らのリーダーシップを発揮するという提言がありました。私もある意味では、明確に町長の思いの部分を町民の前にさらけ出す。一歩踏み出すのか出さないのかはそれからでありますけれども、議論をきちんとしていくということが大切でないかというふうに思うわけであります。1つ、なぜそこまで歩みがダウンしているのか、スピードがダウンしているのかという点で、私が感じた部分でありますけども、まちづくり推進会議のメンバー、これは町長が、地域の代表として町民の中から選ばれたという表現をされております。以前もこの関係について発言したことがございますけれども、町民の中から選ばれた委員たちが本当に代表者としての意識を持っているのかという部分では委員会の会議等にも顔を出させていただきましたけれども、なかなかしんどいということもあって、多少腰を引いているということもあろうかと思いますけど、そこまで意識が高まっていなかったんでないのか。そのことでなかなか地域の課題等についても、委員会の場で表に出てこない、予算審議についても行政側が提案している案件について、いろいろな発言が具体的なものが出てこない。その辺がやはり、いまひとつ全体として力不足でなかったのかなというふうに感じているところであります。しかし、会議の中でいろいろな意見が出ていたのも見聞きしておりますし、一番気を付けてほしいなと思うのは、発言力の大きいものだけを取り上げるというところだけは避けていただきたい。要するに住民の町民の意をくむというための職員、また町長の腹づもりといいますか、町民との向き合いも含めて、そういう体制をとっていただければというふうに感じたところであります。先ほど町長は、職員は十分町長の意をくんで、町長の思うまちづくりにその課題に対して取り組んでいるとおっしゃいました。私も先ほど言いましたけれども、まったく理解していないというところでなくして、今、前段でも申し上げましたように、住民に対してどう向き合うのか、住民の思いをどう引き出すのかという動きが見えないという意味で、いまひとつその思いを受け止めているレベルの問題といいますか、浅いところでしかなかったんでないかという表現だったわけであります。当然、町長が先ほどもおっしゃいましたけれども、職員は本当に行政運営の中では核でありますし、このメンバーなくして行政運営は動かない進まないというのも実態であります。であるからこそ、いろいろな研修も含めて一歩、二歩、さらに歩を進めながら、このまちづくりについて、向き合ってほしいなと思うわけであります。そのことは、なぜそういうかたちで表現するかと言いますと、町長は、かつてある文章の中で、前段で申し上げましたように、財政健全化ということを目指したがゆえに職員の研修費削減によって、まず井の中の蛙になってしまった。そのことで閉鎖的で視野の狭い職員になっていたということを表現している一節がありました。そういう状況があったということも職員がしっかり受け止めながら、これからどこに向かってどういう行動をとるのかというのを一人ひとりが自覚をしてほしいというふうに思うわけであります。そこで要するに町長は今、宝だという職員をさらにレベルアップし、住民の付託に応えられる職員にするための取り組みというのは、どのように考えておられるのか、お示しをいただければと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

上原議員がレベルがうんぬんというのもかなり主観的なあれでして、我々がそう思うのと議員の皆さんがそう思うぐらいの温度差があるというのは、あって当たり前の話でして、私は職員に対しては、非常によく研修を含めて努力している。しかし、そのままでいいというふうには私は思っていない。一節の文章の中にそのように書いたことは今でも記憶があります。それは私も含めて職員時代に自己研修は別として、大まかでいうと札幌や道内やいろいろな先進的な事例を学ぶという機会があまりにも少なかったんではないか。そのことで他市町村や全国的な高いレベルの自治体の政策的なことを学ぶということには、非常に閉塞的になってきている。その点で言うと職員がこれは津野町との交流もそうでありますし、自治大学の復活もそうであります。ゼミナールもそうでありますし、職員が5人なり6人まとまって出かけていって、今回の幼保一体化は、かなりそういったことも含めて議論をしてきたし、学んできているということから考えていくと、それはかなり解消されてきているんではないか。ただ2点お話しておきますけども、やはり我々の中に今までの地方自治の行政運営で何が不満なんだと。何も住民の意見を聞かなくたって議会で討論してやっているからいいじゃないか。こういう意見がないとは言えないのです。これは私は自治というのは、住民の考え方、住民と向き合う、寄り添う、その中で住民の望んでいることは一体何なのか。その上で政策化して現実的に仕事としてやっていくということは基本なんだと。だけど、ともすると我々の中に議員さんたちに予算審議して議会でも意見を聞いているからそれ以上何が必要なんですかという考え方はないとは私は言えない。でもそれは違います。一人ひとりの住民とどうやって向き合うのか、そのことがやはり私たちはさまざまなかたちでそれぞれのセクションで努力がはじまってきたのではないのか。だから地域担当職員も最初はいろいろありました。何でこんなものが必要なんだと。時間外を出すのかとか、あるいは葬式や結婚式は必要ないんじゃないかとか、こういう消極的な意見がずいぶん大ございました。少なからず今、地域担当の職員は、高齢者に1年に1回でも2回でも出かけて行って、元気ですか、私担当職員です。時にはスコップ持って雪はねまでしてくるというところまで成長したということを私は認めなければいけない。ここをさらにどう発展させていくかということがさらに住民の皆さんの期待に応えていくということが大事なんじゃないのかと思います。もう1点、私自身が考えなければいけないのは、やはりお任せ民主主義です。選ばれた町長と選ばれた議員に任せているんだから、それ以上のことは、お前らに任せているんだからちゃんとやれやということの意識というのは、やはりまだまだあるんじゃないか。すべてを付託しているわけではない。一つひとつのいろいろな生活の問題、暮らしの問題、私や議員さんの各議員に付託をしているわけではないんだと。そういう意味で言いますとやはり主権者として、一人ひとり地域の一人ひとりの住民の方々が成長していくということを私たちはやはり投げかけていかなければならないんじゃないか。その中で住民と行政と立法府である議会が三位一体になって、よいまちづくりをしていくということが私は基本だと思っていますので、そういう努力をこれからもしていかなきゃならないというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

ただいま、町長の言葉から職員の地域担当制の話が出ました。私もかつてこの制度の評価をした覚えがありますし、この取り組みがどういう展開をするのかということが、これからのまちづくりの中で非常に大きな意味をもっていくだろうと思います。それは当然、町民とどういうふうに行政とが位置付けを自覚するのかということともう1つは、今、町長が言われたような取り組みの中で、要するに言葉として出てこない行政に向けての発言として出てこない、住民の民意、思いというものがくみ取れる、そういうチャンスだろうと思うわけであります。そこをやはり十分にこの制度の中で生かしてほしいと思いますし、私はできれば公的な立場といいますか、職員としての活動の仕事の一部として位置付ける必要すらあるというふうに評価しているところであります。もし、これからの展開の中でこの担当職員制度をこの取り組みをきちんとやはり職員の仕事として位置付ける考えがあるのかどうか。町長の考えを確認したいと思います

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

半分仕事、半分意識、これが今実態です。それを100仕事としてやるかどうかというのは、まだ決断できません。半分自発的なということにも期待しながらというのが本当のところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

今、半分半分だという町長の心の中も少し理解できたような気がいたしますけれども、ぜひ、そういう期待を受けているということを自覚しながら職員個々については、この取り組みをしっかり受け止めていただきたいと思います。次の議員ですとか、各委員会、それぞれその立場で懸命にいろいろな協議をしながら行政運営に対して提言し、支え合っているというふうに認識しております。そういう中で当然、先ほど前段で申し上げましたように、見聞を深める、情報収集をしていくという中では、個々でやる部分とその団体として、議員だったら議会として、農業委員会だったら農業委員会として、教育委員会だったら教育委員の会としての研修を積むような予算措置が必要でないか。そのことによって、当然、先ほど町長がおっしゃいましたけども、議会の報告会等々も含めて住民と向き合った時に、いろいろな情報を自分たちの中に持つことによって、深い住民とのキャッチボールができるんでないか。そのことがまちづくりに次の時代にしっかり送れるまちづくりにつながっていくだろうというふうに思うわけであります。そういう意味で、先ほどこれから財政状況も見ながらという発言がありましたけども、再度これらについての町としての対応を考えていくという思いがあるのかどうか確認をしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ちょっと質問の趣旨がよくわからないんですけども、すなわち議員や教育委員、農業委員等の各委員の見識を広げるために町として何か打とうとしているのかということをお聞きなんでしょうか。ちょっと詳しくお願いします。

質問 5番 上原豊茂

あえて皆さんにわからない部分を指摘されたんだと思いますけれども、当然そういう研修の場ですとか、情報収集等も含めて、議員だったら議員、それぞれの委員会だったら委員会が出向かなければならない。そのためには、もちろん自分たちで身銭をきって動くということもあると思いますけども、政務調査費とは、まったく別な意味の予算措置が必要でないか。そういうことがしっかりされていくということがなければ、例えば、職員が、町長がどんなにレベルの高い内容の提案をしてきても理解できない。理解できなければ当然それに対して反発するといいますか、受け入れがたいという状況も出てくるのではないか。同じやはり歩を進める上では、そういう予算措置も含めてのこれからの体制づくりが必要だという意味であります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ご存じのとおり財政的な厳しい状況の中でそれぞれの研修等の制限をしてきた。職員ももちろんそうでありますけれども、各議員や委員さん方のそういった研修会も研修等の経費もある意味では削減してきたということは事実であります。ご理解をいただいて職員等については、いろいろな研修を少しずつ前へ進めてきた。それはとりもなおさず、職業として、ある意味では、24時間町民のために働いている職員のレベルの向上や意識の改革等を含めて研修というのは必要なんだということで、これは予算措置をさせていただいたというのが1つです。委員会等については、かつて確か任期中に1回、先進地視察するとか、いろいろなことがあったようでございますし、それから各委員さんについても教育委員さんやあるいは農業委員さんについても同様のいろいろなかたちで研修の予算措置をされていたと思います。しかし、このことについて、改めて今そのことによって各委員さんたちの意識や、レベルという言い方は何かあれですけども、かなり気になるということであれば、改めてこれは新年度予算はもう提案している最中でございますので、今後、事務的な検討やあるいは事務局を携わっている職員、それから各委員会の責任者等のご意見も聞きながら具体的な措置を講じていきたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

いろいろな状況の中で、どう読み取るかというのは、執行者の自由ですけども、実際に周りの例えば、それぞれの自治体の中で全道、全国レベルのいろいろな会議に出ていると、しかし、そこに出席する予算措置がないということで、それらの動き、情報を得られないということも事実あるわけでありますから、そういうことも含めた配慮が必要でないかというふうに思うわけであります。これについては、今後、予算審議の中でもいろいろな議論ができればと思いますけれども、そういう思いも受け止めていただきたいということを要望しておきたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる