みんなの議会

訓子府町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日

路線バス高齢者補助

2012年3月8日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「路線バス高齢者補助」について質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 森谷清和が答弁しました。

質問者
山本朝英 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 森谷清和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山本朝英

9番、山本です。ちょっと時間がないので、できるかどうか分かりませんが、菊池町長の町政執行方針の中から2点について、お伺いをしたいと思っております。それでは、通告書に基づきまして進めたいと思います。今回、路線バス高齢者補助について伺いますが、銀河線が廃止になり、早いもので6年目になります。町民の皆さんは大変この間ご苦労されたと思いますが、菊池町長の銀河線復活というあのマニフェストは、鮮明に脳裏に残っております。そういったことから今回の路線バスで75歳以上という年齢の制約はある訳ですが、当時の銀河線より安い運賃で利用できることは高齢者にとって大歓迎という声が多い。その75歳と決めた理由を何点かお伺いをしたい。まず、第1点目に、高齢者の免許保有状況をどのように考慮して年齢を決めたのか。第2点目に、近隣、北見、北見関係合併してますから、留辺蘂も温根湯も常呂もみんな高齢者70歳という状況の中で無料バスになっていますが、無料とは、町民の方は誰も言いませんが、年齢が高すぎる。そんなに生きているかどうかわからないというような、非常に女性の方が多いのですが、なぜ女性の方が多いかということについても自分でいろいろと考えたのですが、言いやすいからか、町長に言えないから山本に言っておけということかもしれませんが、この2点について、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、山本議員から「路線バス高齢者補助」について、2点のお尋ねがありましたが、いずれも利用対象年齢に関する内容のため、一括して答弁をさせていただきます。「路線バス高齢者補助」、新年度から実施予定の「路線バス高齢者利用支援事業」のことでありますが、まず「高齢者の免許保有状況をどう考慮したか」についてであります。平成23年12月末現在の本町における全人口に対する免許保有者の割合、いわゆる免許保有率をみますと70歳以上では45.1%、これが75歳以上になると33.7%と11.4ポイント低下することになります。免許保有者に占める割合でも、70歳以上では16.5%、75歳以上になると8.9%と大幅に減少することになります。また、全国的なデータになりますが、申請による運転免許取り消し、いわゆる免許返上の状況でいきますと65歳から69歳で11.6%、70歳から74歳で35.1%、75歳から79歳までで20.9%、80歳以上で28.7%と75歳前後の方が圧倒的な割合を占めているところでございます。さらに、交通事故の発生状況では、オホーツク管内における平成23年中のドライバーの年代別発生状況と死者数の関係をみますと全体の事故発生件数は675件で、死者数は17人、このうち65歳以上の高齢者の事故発生件数は156件で率にして23.1%、死者数になると8人で47.1%と5割近くになり、特に75歳以上の方が29.4%と全体の3割近くを占め、75歳以降の交通事故は死亡につながりやすいとも言えます。免許保有率ならびに交通事故の発生状況をみますと70歳台、特に75歳前後で特徴的な現象が起きており、こうした実態も考慮させていただき、対象年齢を設定させていただきましたので、この点は、ご理解をお願いいたします。また、北見市では、市内利用に限定して70歳以上を対象にバス料金助成を実施しておりますが、本町においては対象年齢を75歳以上とし、町内に限定せず、北見市または置戸町まで300円を上限に利用できるサービスを予定しております。北見市とは対象年齢、利用範囲も異なりますが、昨年7月からスタートさせた高齢者ハイヤー利用サービスの対象年齢と同一とすることで、共通の登録証で、町内はハイヤー、町外へはバスを低料金で利用できるというように、総合的な交通サービス体系を築き、お年寄りの生活の足を確保するということ、また、今後一層、高齢化が進む中で、できるだけ長くこの制度を継続していくこと、さらに、敬老祭の新規招待者となる節目の年でもあることなども考え合わせ、75歳以上とさせていただきましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

再質問 9番 山本朝英

それでは、1時間前のことをほとんど忘れていますが、再質問をさせていただきますが、年齢のところ、細かいところ、あちこち抜けていますから、重複して再質問になると思いますので、その点、ご勘弁をいただきたいと思います。この年齢の関係、ハイヤーの関係と関連しているのだろうなということはおおむね予測はしていましたが、冒頭、女性の方にそういう話が多いということで、なぜ女性なのかなと随分いろいろ聞いたみたところ、我々も自分もそうなのですが、訓子府に生まれてもう70年ということですので、自分の人生等を振り返ってみますと当時は、1万数千人もいた時代ですから、まったく今では違う訳ですが、それとまた車の時代ではなかった。JRもバスもあったという時代で、振り返ってみるとその当時、我々、農家の者は必要にせまられて免許を取ったという、全員が免許をとっていますが、その中でも街のほうに目を向けてみますと農協に勤めている役場に勤めている、勤めている場所がまず町内にほとんど限られていたということで、自転車で通勤をしていた。旦那さんは皆、必要にせまられて北見の職場に通うとか、いろいろありまして免許は取得しておりましたが、奥さんは意外と少ない。たぶん役場の方でもそういう人がまだいるのではないかと思うのですが、そういったことから、2人健在でいる人は、旦那に乗せてもらって通勤したり、病院に通ったりするということが多いそうですが、一人になった時には、車も免許をとる年齢でない。そして、このままいくと最後には子どものところへ行かなければならないと考えているという人が非常に多いのです。その中で、少し見てみると元に戻りますが、そういう時代だったからこそ、そういう車の時代でない、仕事が近くにすべてあったのです。例えば、こんなこと言ったら、町史か村史みたいになりますが、木工所だって4社もあったとか、呉服店、商店もたくさんあった、人口も1万何千人にいったという時代ですから、どこででも勤められたということがあるから、そういうことだと思いますが、その年齢層を見てみると大体65歳過ぎぐらいから対象となる75歳ぐらいまでの女性の免許証の取得しているパーセントはどのぐらいあるのか。分かれば教えていただきたい。その方たちが大半がそういう意見が多い。従って例えば言葉悪いですが、旦那が乗れなくなった。あるいは亡くなったという方は、もう1人になったらまったく足も何もなくなるのだというようなことでございます。町長の言う「安心して暮らせる福祉優先のまちをつくる」ということを考えると最後まで訓子府でいたいということからするとちょっと離れるのかなという感じがします。年齢層の関係、先ほどの答弁の中とは異なるところありますが、その女性の免許取得の関係等々分かれば、概略でもいいですから教えていただきたい。それからもう1つは、元気な人はまだまだバスを利用しないで行くという人もいますから、そういうことを考えるとその点利用する割合といいますか、ハイヤーもそうなのでしょうが、ハイヤーは町までというようなことですが、例えば、北見に通うということになったら、そういうことから逆算してこの数字が158万1千円と試算したのだと思いますが、どのぐらいのパーセントを考えて、この金額というか、こういうことになったのか、まずこの2点をひとつ分かればお伺いしたいと思います。

答弁 企画財政課長 森谷清和(企画財政課長は2012年9月まで)

1点目の女性の免許の保有率ということで、これについては、市街地と実践会地区と分けることは、そういうデータを持っていませんので、ちょっと難しいのですが、65歳以上で言いますと40.7%、これは23年10月31日現在のデータですが、町の65歳以上の人口が1,002人おりますが、そのうち408名の方が免許を持っているということになっています。これは65歳以上ということでご理解いただきたいと思います。今、お話したのは、女性の保有率です。それから、この制度の利用見込ということで申しますと1日当たり10人程度、それを300日ということで1往復しますので、それの倍ということで、年間で延べ利用人数で言いますと約6千人ぐらい利用するのかなということで見込んでおります。それに北見まで片道550円かかりますので、個人負担が300円ということで、その差額の250円については、町で負担することになりますので、6千人に250円を掛けまして、150万円ということで、残りの8万何がしについては、事務費というようなことでご理解いただきたいと思います。

再質問 9番 山本朝英

ちょうど団塊の世代といいますか、その後あたりから全員が車を持つ時代になっていますから、この人数というのは、続いていくものではないと思っていまして、減ると思っています。また、非常に皆、最近は運動したり、健常者が大変多い訳ですから、そういった人たちが乗らなかった場合の目減り分も考えられるのかなと思いますが、ここでもう1つ、町長の執行方針の中にあります交通弱者ということについて、本当の交通弱者というのは、どのようなものなのかという、どのようなことを考えているか。私は今言ったように例えば、免許も持たない、持っていないといいますか、車ももっていない、まして独り暮らしというような人たちがいるとするなら、やはり北見へ通う一部の助成等々考えるとこういったものが本当に交通弱者ではないのかなと。そういう感じをするのですが、私はこの交通弱者をどのようにみたらいいか、障がい者の方もおられます。いろいろな方がおられますが、この交通弱者という名のもとにどのように行政として考えて、我々が理解したらいいのか、その点を分かればお伺いをしたい。

答弁 企画財政課長 森谷清和(企画財政課長は2012年9月まで)

私どもは交通弱者といいますといわゆる今議員が言われたように免許を持っていない。いわゆる高校生や中学生、若い方、それからお年寄りなどで、免許は持っていても運転ができないだとか、あるいは免許を持っていないとか、いわゆる公共交通機関等に頼らざるを得ない方、そういった方を交通弱者と一般的に認識しております。

再質問 9番 山本朝英

そういった今、答弁あったように、いわゆる交通弱者、冒頭から申し上げましたように人数的には全員が車の時代になって持っていますから変わってくるのだろうと思いますが、こういったことも考慮に入れた75歳、こういう人たちの年齢等はどのようにとらえていたのか分かれば伺いたい。

答弁 企画財政課長 森谷清和(企画財政課長は2012年9月まで)

年齢につきましては、先ほど町長から回答したとおりでございまして、やはり75歳を1つの区切りとしまして、免許の自主返納ですとか、そういった方も多いですし、また、お年寄りの認知機能といいますか、そういったものの低下というものが目立ってくるのが75歳ぐらいからというような論説もございますし、また、事故に遭いやすいというようなことで、前方不注意やハンドル操作ミスとか、そういったいわゆる若者のスピード超過とか、そういったことでの事故というよりも、そういった認知機能低下などによる事故なども増えているということ。それから先ほど議員も言われていましたが、ハイヤーについて、75歳ということで、1枚の登録証で両方使える。バスもハイヤーも使えるという、総合的な交通サービス体系を進めていきたいということ。それと財政的な部分で言いますとできるだけ長くこういった高齢になっても町に住んで利便性の高い生活交通を利用しやすい環境を築くというようなことで75歳以上とさせていただきましたので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 9番 山本朝英

十分気持ちも分かりましたし、予算の中でのことというようなことだろうと思いますが、やはり、高齢者が安心して住める、あるいは交通弱者と言われる、そういう立場の人たちのことを今後考えていくと非常に大事な分野と考えていますが、今年、我々がどうのとは、もう予算も決まっていますから、今後に向けて、町民にも理解してもらわなければなりませんし、我々も問われたら答えなければいけないということから考えますとぜひもう少し前向きなご答弁をいただきたいと思っていまして、本当に健常者でやれる人なら70歳でも80歳でもいいのですが、そういった交通弱者、独り暮らしだとかいろいろ含めてあると思うのですが、福祉優先の町、もちろんそうなのですが、こういうことを考えて将来に向けて菊池町長からどのような考えをお持ちなのか。これ1本でしろということなのか、その辺、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私が実は数年前に広島県に視察に行きましてデマンドタクシーの話をお聞きして何とか地域の路線のいろいろな方たちが交通を利用できる状況はつくれないかということから、一昨年にデマンドタクシーに類するタクシーの借上げと申しましょうか。午後2時から5時までの間ということの限定付きでしたが、まずはここのスタート地点だというように理解していただけるのではないかと思います。とりもなおさず、どこに勤めていても足を確保するというのは、私は行政の課題で急がなければならないことだと考えておりましたので、まず1年目は、そういうことからはじめた。それから今年度に入って、タクシーの利用を520円の基本料金を払ったら町内どこでも行けるという仕組みをデマンドタクシーを改善して、やらせていただいた。これは非常にやはり評判がよろしい。申込者も多い。もう1つは、スクールバスに乗らせていただく。これも実現させていただきましたので、1つは、いろいろまだ課題はありますが、いずれにしても、かつて、まちに出ることも難しかったことが、75歳以上には限定していますが、非常にその点での効果が私は出てきたのではないのか。次に実施するのは、北見、置戸の病院や買い物にいくことに対する支援をどのような形で行うということ内部検討をしてまいりました。バス代が550円、300円本人にご負担いただいたら、250円は町でみる。これも実は障がいを持った人たちの交通補助というのは、2分の1なのです。550円であれば275円の補助を町でしている。その点で行くと2分の1が本当にいいかどうかということの議論の末、最終的には、今回の300円を超えるものの250円を町で補助をさせていただくという1つは決定をさせていただいた。今回、今、申し込みを既にはじまっておりまして、これも非常に今も昼休みに見ていましたが、結構ご高齢の方が次から次へと来ているという状態であります。ただ、このバスの料金等については、これは表立っては出てきていませんが、例えば北見市などの町外に買い物客が流出するのではないかとのいろいろな意見も個人的にはお伺いしておりますし、それから山本議員が言われていますように75歳ではなくて70歳にしてほしいという声も私も直接聞いております。まずは1つの制度として、こういったことを町内、あるいは近隣市町村に対してのこういう支援活動というのは、まずはスタートさせていただきたい。その上で75歳が70歳が本当にやはり必要なものなのかどうかと行政的な判断を今後見極めながら、私は改めて提案する時期が来るのではないかと考えておりますので、現時点では、バスとタクシーの両方同じパスポートでやれるこの制度をスタートさせていただきたい。それから月4枚なので、月4枚でなくて10枚ほしいという人もいます。それから使い切っていないという人もけっこういるのです。ですからそういう点では、制度的な良い制度だとは思いながらもまだまだ検討していかなければならないことがありますので、とりあえずは、ここしばらくバスについては、タクシーと同じように75歳以上ということで、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 山本朝英

若干ですが、町長から前向きな答弁をいただきました。あまり議員からの提案を丸飲みするというようなことには行政の長としてならないと思いますが、一気に70歳ということには当然無理だと思っていますが、せめて今言った、何といいますか、交通弱者と言いますか、そういう免許もない、車もない、病院も通っている、聞いてみると2回行けば2週間ぐらいの薬はくれるそうですから良いと思いますが、北見の病院に通うとなると日赤や小林病院は歩いて何とか行くそうです。あと行くとなると全部ハイヤーを使うというようなことで、非常に年金からみると厳しいというような意見もありますので、それだけが私は交通弱者だと思っていませんが、行政的にみて、その交通弱者と言われる人たちの決め方は行政に委ねるしかないのですが、そういう人たちを1年でも早く、その部分だけでも救ってやれればもっといいのかなと。本当にこの運賃が下がったということですごく喜んでいるのですが、いかんせん、やはり一人になったとか、そういう乗れなくなった人たちの生の声を聞くと非常に厳しいものがありますので、それはここであれば町民も理解してもらえるのかなと感じがするのですが、何かあればもう一度伺いたいのですが、よろしいでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

どんどん高齢化が進んできますので、いつの時点からとか、いつからどういう形でするかということは、申し上げられませんが、全体の足の確保の問題で総合的な検討をさせていただきながら、決断、あるいは提案をしてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 9番 山本朝英

町長から、さらにそういった踏み込んだ検討をしたいと答弁をいただきましたので、自分もまだ任期ちょっとありますから、その間に何かあれば再度聞くことがあろうかと思いますが、その時には、やりますと返答をもらえるように自分も勉強しておきたいと思います。このことをもし期待していた人たちがいたら、相当さらに福祉の町訓子府ということが年配にとって助かる。喜んでもらえると思っています。

出典:訓子府町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる