みんなの議会

訓子府町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日

農業体質強化基盤整備促進事業とその後の状況

2012年3月8日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「農業体質強化基盤整備促進事業とその後の状況」について質問し、町長 菊池一春、農林商工課業務監 村口鉄哉が答弁しました。

質問者
山本朝英 議員
答弁者
町長 菊池一春、農林商工課業務監 村口鉄哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山本朝英

次に、ここで議論してどうのという問題でないのですが、次の農業体質強化基盤整備促進事業について、分かる範囲内でお聞きしたいと思いますが、この事業は、テレビや新聞報道でよく言われている今の政府のばらまきだと言われていますが、このばらまきであろうと私は何であろうとこの町のことを考えると良いチャンスだというようにとられています。今回の事業については、JAきたみらいが中心となって動くことですから、農林商工課等については、相当詳しい情報も入っていると思いますのでお伺いをするのですが、この事業については、23年度の4次補正、この予算の中で、当時創設された事業でございまして、急な事業で昨年などは農家個々が大変心配していた。本当にこんな事業をやれるのか。一気にこんな予算が来て、各町村皆もっていますから、特に訓子府は多いのですが、キャリアがないとか、あるいはチップが不足するという噂のほうが先に出まして、非常に生産者の人が心配している。特にここに書いてありますように、去年は被害もありました。がしかし、長大雨のことで玉ねぎ等については、湿害を受ける圃場については相当減収になっている。一昨年も減収になっているのです。これは非常に価格の高い時期で、去年、一昨年というのは。そういう結果を踏まえて、かなり皆が何が何でも自己資金でもやるとやっている人もいましたが、そういった関係で、来年の事業については、町長もチップは何が何でも確保すると話もしていましたが、その後、どのぐらいの面積だとか、どのような今の流れなのか、状況、進度だとか分かれば、その範囲で結構ですので、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「農業体質強化基盤整備促進事業とその後の状況」について、お尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。この農業体質強化基盤整備促進事業につきましては、昨年の12月末に平成23年度の国の第4次補正予算として、801億円が措置され、北海道にあたっては、平成24年から平成25年度の2カ年間の緊急基盤整備事業として、平成24年度には約304億円の予算付けがされました。この事業は、近年の基盤整備対策予算の激減や異常気象による地元の要望に対し、十分応えていない状況から国としても農作物の安定的な生産を行えるよう、水田の区画拡大に10アール当たり10万円、排水不良対策、いわゆる暗渠排水に10アール当たり15万円の定額の助成を行うものでございます。本町においては、本年1月10日に農業者からの事業希望の最終とりまとめを行い、平成24年度は、区画拡大2.96ヘクタール、暗渠排水426.34ヘクタール、平成25年度は、暗渠排水のみの205.45ヘクタールの要望となり、2カ年の合計は、実戸数159戸、区画拡大2.96ヘクタール、暗渠排水631.79ヘクタールの要望がありました。本年2月6日、オホーツク総合振興局から本事業の事業主体である「きたみらい農業協同組合」に対し、平成24年度の要望1,330ヘクタールの約41.5%に当たる552ヘクタールの配分になったことやその算出根拠について説明があり、その後、きたみらい農業協同組合が、地区事務所毎に配分し、本町は、要望429.3ヘクタールに対し、区画拡大2.96ヘクタール、暗渠排水196.87ヘクタールの計199.83ヘクタールの配分となり、要望に対する割合は、46.5%で、要望量からしますと満足できる数字ではありませんでした。しかしながら、本町が平成24年度に実施する事業は、約3億円で、オホーツク管内全体でも、1,700ヘクタール、約25億円と単年度の事業では多額となりますことから、建設業者や資材の確保など事業実施に向けて整理が必要なこともあり、現在、オホーツク総合振興局も含め、調整を進めているところで、本町としても、来年度に計画しております町有林の伐採材を暗渠の疎水材として利用するなど協力をしていきたいと考えているところでございます。平成24年度の事業は、7月中の工事発注を予定し、工事期間は、11月までの約5カ月間と限られた期間に行うこととなりますので、効率良く、また、スムーズに事業が進むよう農業者の皆さんの協力と理解が必要ですし、配分された事業を適切に実施し、可能な限り配分された事業以上に消化できるよう、事業主体であるきたみらい農業協同組合と連携を図り進めていきたいと考えているところでございます。今後は、平成24年度の残った分と平成25年度分のあわせた約435ヘクタールの予算確保に向け、北海道や町村会、北海道土地改良事業団体連合会オホーツク支部、さらには地元選出議員等と連携し、農業者の皆さんの要望に応えていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 山本朝英

ちょっと自分のところ情報が足りなかったのだと思いますが、これは単年度と当初は聞いていたと思っていたのですが、25年も残りについては、この面積分はできるということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 農林商工課業務監 村口鉄哉(農林商工課業務監は2012年3月まで)

今回の予算につきましては、国の予算ということで、25年度についてはまだ、現時点でも24年度の予算が成立されていないという状況でありますので、25年度の確約というのは、今のところ不透明というふうに理解していただきたいと思います。

質問 9番 山本朝英

国のほうがこんな状況ですから、農家の人はもうとにかくやっておかないとどういう時代になるか分からないという人が大半で、そこへこれから議論されるであろうTPPの問題があります。単純に冒頭申し上げましたように、2年間の湿害の影響というのは、非常に大きなものがありまして、我々が見ていてもどうしようというぐらいのところが相当あったことは事実です。これは執行方針の中にもありましたが、農業の分野で多少収益があったということもありましたが、実はこの中には共済金だとか、相当量入っていまして、この2年間共済をもらってその金額も入っている数字ですので、これをまともにということにはならないのですが、たまたまこういう事業が出てきたというようなことで、そういう湿害をもった影響を受けた人たちは必ず暗渠をやるとそういうように考え方も変わっていまして、そのおかげでこの事業だと思いますが、1年でも、ちょうど基盤整備のみたいな時ですから、今の事業、予算書にもあったように終わった次の計画を立てる準備がある。そういうでありまして、非常に農業をやる者については、本当に偶然といいますか、これは何とかやってもらいたい。国にとおしてほしい気持ちがいっぱいだと思います。それをあてにして、ぜひこの2年連続の湿害をこの面積でもしそういう土量のところができたとしたら、あれほど大きな湿害、減収はなかったのだろうと思いまして、それを聞いた時にほっと安堵しているところですが、今後に向けてのおそらくそういうどこが政権を握ろうと農業の安定とか、食料の安定とか、安心というものについては、力を入れてもらえるものだと思いますが、今後のこのほかの農業の基盤整備等について、見通しか何かあれば最後に伺っておきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

1つは、新しい政党が政治を担うようになりまして全体の2兆5千億円の農業予算の中でも戸別所得補償にシフトがどんどん行った。そのことによって、農業基盤整備事業そのものの総体の予算が3分の1に減っている。このことが極めていろいろな農業情勢から考えても北海道農業にとっては非常に厳しい大変な状況だということを私が町長になってからも各政務官や民主党の国会議員、自民党の国会議員等含めて、強く強くこれは要請をして、厳しくある意味では責任を問う発言もさせていただきました。私のみならず、こうした声は農業を基幹産業とする全国の自治体から声が届き、ついにこの体質強化事業なる暗渠を中心とした整備予算がやっと出てきたことでございますので、私は、24年度の当初の、本来は当初でこういうものをやるべきだと。しかし、実態として、今、補正の中で出てきている状況ですが、少なからず24年度予算、さらには、もしこの体質強化事業が補正で引き続き出るのであれば、25年度も含めて、事業を早期実現のために予算確保の要請を今後も強く訴えていきたい。と申しますのは、もう山本議員もご存じのとおり従来5年のスパンでやってきた暗渠の切り替えが10年のスパンの中でやらざるを得ない。しかもうちの町で言うと全体的に70億円に達する要望額というか、事業が見込まれている中で、期成会もかなり乱立をしていかなければやっていけないという状況もある中で、非常に先の見通しが立たないというのは、そのとおりですから、私は農業の1つの政策的な要望の中にこの暗渠等々の基盤整備あるいは適債工種、起債も認めなさいということも含めて、従来にも増して求めていきたい。最近この体質強化事業の結果をみて、私は農林水産省の基盤整備事業の事務方の若い発案する人たちにメールを打たせていただいて、まずはともかく喜んでいる。引き続きこれらについてやっていただきたいと要請をしたところです。そう言っていただいたら大変うれしいという回答が返ってきましたが、実際は、農林水産省の事務方も大変な状況の中でこの予算確保に向けてやっているということが垣間見ることができます。先ほど、昼休みにオホーツク総合振興局の局長が30分、私と懇談のために来庁されました。そして、局長は道庁の技官でしたから非常に私どもの町のそうした状況について、話はよく見えている。そして今の状況については、非常によく分かっている。その中で、一時私にとっては大変お褒めの言葉を私というよりも我が町に対するお褒めの言葉をいただきました。1つは、訓子府がこの暗渠の整備のために永年、農協や町職員、農家の方たちの技術が非常にレベルアップしていると。そういう中では、これから暗渠を整備していこうという町とのレベルが違いすぎる。この度の湿害などを見ていても訓子府が各作物別に非常に極めて少なかったというのは、道庁の者も認めているところだということは、長年の基盤整備に対する訓子府の成果ではないでしょうかということを言われました。もう1点は、とは言いながらもこの農業体質強化事業についての非常に心配していると。それは何かと言うといろいろな業者が不足だと。資材から不足だという状況の中でレベルの低い悪い業者が入ってこなければいいなと。ということは、事業をやらなければいけないということはあるのだが、技術が伴っていかないということがあっては大変だと。せっかくここまできたのにということも含めて、非常に案じているということも申していましたが、いずれにしても訓子府町については、道庁のとりまとめに対して、即座に町として、あるいは農協としても声を出していただいて、このような形でやっていただいていることは非常に力強いというご挨拶もいただいていますので、その点では、山本議員がご心配されているように今後も引き続きこうした基盤整備事業の向上に向け、前進に向け、全力投球で進んでいきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 山本朝英

大変ありがたい言葉ですし、我々もこの近隣、全道含めてですが、訓子府の生産性というのは非常に高くなった。これはもう明らかに基盤整備のおかげですし、さらに、そのために道職員やいろいろな方にお世話になって、ここまで来たのですが、こういう整備というのは、やはり今町長言われたように安定的にやっていかなければならない問題だと思っていますし、たまたま暗渠については、最近すべてがチップになったというようなことで、従来の暗渠よりは相当長い効果がある。あるいは集水等についても長持ちもあるいはすべての面でこれ以上のものはないだろうというぐらいみながら評価をしておりますし、振興局長などから、そういう言葉をもらうことは、本当にまだまだ頑張っていかなければならないと思っておりますし、ぜひ、そういう機会があればお礼を申し上げておいてください。我々もこの体質強化には、大変ありがたいと常々感謝をしたいと思っています。今後に向けてのことにつきましては、町長の言われたように、この町がいつまでも農業の町で安定的に所得を得られるような体制、先ほどの話のように相当量、昨年と2年続けて湿害を受けた農家の方々は、大変期待もしていますし、喜んでいることだと思います。どうかこれからもそういう機会があるごとに、ぜひ網走支庁や道にお礼と我々の訓子府の農家の声を話しておいていただきたいと思っています。ここまで町長から、そういう腹づもりを聞きましたので、私はこれに尽きる訳ですが、最後に少しできたらお許しをいただきまして、先般の話を最後に申し上げて私の質問を終わらせたいと思いますが、先般の柏丘北地区一般農道事業の着手に向けて、その要請に自分のような者を現地の代表として、道庁の要請に参加させてもらいました。大変昔若い時は何回か行ったことがあるのですが、それ以来、6階、7階まで上がったことがなく緊張していましたが、現地の我々の声を聞いていただいたということに、まず感謝を申し上げていただきたいと思いますし、やっとこの柏丘の農道についても厳しいのですが、スタート地点に立てたかなと。これからまだまだ大変なことがあろうかと思いますが、そういう要請等について、本音を一言申し上げたいと思いますが、決してよいしょする訳ではないのですが、5年であそこまで人脈をつくった我々の菊池町長、ここまで来ているのかと。やはり政治家だなと本当に関心をしたところで、どこへ行っても大歓迎を受けるような状況でございました。道議に要請し、あるいは市議に要請もしたのですが、1期ちょっとでここまでくる町長はそんなにいないと私も思っていますし、今までの町長を見ていますから、そういったことを考えると非常に今後を期待しながら、まず、お礼を申し上げ、道や支庁の人たちにぜひ機会があったら、お礼を申し上げておいていただきたいと思います。感謝の一端を述べまして私の質問を終わらせていただきます。

出典:訓子府町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる