みんなの議会

訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月10日

畑地かんがい事業

2014年3月10日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「畑地かんがい事業」について質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉、町民課長 佐藤純一が答弁しました。

質問者
山本朝英 議員
答弁者
町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉、町民課長 佐藤純一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山本朝英

9番、山本です。通告書に基づきまして議長のお許しをいただきましたので、一般質問をしたいと思います。まず、最初に、昨年の異常気象と地球温暖化について、町長にお伺いをしたいと思います。昨年は、世界的な異常気象で春耕期が遅れ、夏には過去には例のない大干ばつに見舞われました。ひと月の雨量が1mm、あるいは1mm以下のところもあったという長期的な高温干ばつでした。作物の生育が止まり、根の生育も止まったというようなことから、非常に作物に大きな減収を与えたという一年でありました。それでも訓子府町というのは、全道一、二位を争うような基盤整備等を続けていただきまして、前後の雨等にも他の地区から見ると相当水はけも良く進んだものと思われますが、続けて第4期の道営農業基盤整備事業がはじまりました。大きな期待をし、さらに評価をするところでございますが、ここ数年前から、地球温暖化のせいなのか、ゲリラ的な集中豪雨や度重なる 雹ひょう害、干ばつ、あるいは水不足で、農産物の生産量が減る一方で、世界の人口は、我々も再三聞いたことがあるんですが、70億人になるという話を聞いたことがありますが、それも何年前でもなかった。それが今や地球の人口が71億人を超えたということです。あと10年あまりで人口が80億人に達し、今後15年ほどたつと世界人口の約半分が水不足に直面する。今世紀末には、90億人になろうとしている時でございまして、世界の平均気温が現在より最大で4.8度上昇するという発表もされました。北海道ですから2度ぐらいで止まれば対応策もあるということなんですが、4度以上になると限界だということでございます。農業では、高温に強い品種や栽培技術の開発などに取り組めば、現在の収量の15%から18%相当増収をもたらす余地があるという発表もありました。今後、地球温暖化が進めば進むほど「基幹産業」である農業にとって水は必要不可欠なものと思いますが、町長の考えとそれに関する何点か伺いたいと思います。1点目、畑地灌水かんすい事業のアンケートを取ったことがあれば、その内容を伺いたいと思います。2点目に、土地改良区管理用水は、畑に使用できないと基準がありましたけれども、この水を何とか使いたいというような話を聞いたことがありますが、その後、その経過を教えていただきたい。3点目に、灌水かんすいに関する補助事業のメニューに何か訓子府にあうような、使えるものはないのかということで、大まかにこの3点について、まずお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「畑地かんがい事業」について、3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目の「畑地かんがい事業におけるアンケート調査の実施」についてでありますが、平成20年度にJAきたみらいと網走開発建設部が、国営農地再編整備事業によるパイプライン化の導入を目指したアンケート調査を北見市の2地区と訓子府町の1地区について実施しております。訓子府土地改良区においては、平成27年3月に更新となります水利権の更新と用水路等の整備を行うため、平成24年度と平成25年度にアンケート調査を実施しております。また、JAきたみらいの調査結果でありますが、畑地かんがいを希望する面積として、川北高台地区では531ha、川南高台と大谷を合わせた地区では146ha、そして常呂川流域地区では、597haの集計結果となっております。なお、訓子府土地改良区では、今の水田かんがい用水から水田と畑地かんがい用水を合わせた利用に変更するため、受益区域となります常呂川流域の1,110haの所有者の全員に対し、調査を実施しているところであります。2点目の「訓子府土地改良区が管理する用水を畑に使用できないのか」とのお尋ねですが、今、訓子府土地改良区が保有している水利権は、数年前から網走開発建設部や北海道の強い指導により、水利権が設定されている畑にしかまけないことになっておりますし、現在、常呂川流域以外の畑は、水利権を保有しておりませんので利用できないことになります。3点目の「畑地かんがい事業に関する補助事業のメニューについて」のお尋ねですが、畑地かんがいを整備する補助事業としては、国営事業と道営事業の両方に補助事業がありますが、どちらも事業を推進するためには、常呂川の水利権を新たに取得することが大前提となりますので、常呂川の河川管理者であります網走開発建設部の国営農地再編整備事業が第一に考えられるところであります。しかし、国営農地再編整備事業の場合、1千ha以上の受益面積を確保することや水利権を保有していない川北高台地区と川南高台地区が事業を実施するためには、多額の行政負担や受益者負担、JAきたみらいの支援、そして事業実施後の離農者の負担など多くの課題が山積していると認識しているところであります。以上、お尋ねのありました3点についてお答えをしましたので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 9番 山本朝英

畑灌水の事業の関係につきまして、確か10数年前に一度、一般質問をした経過があります。その時もやはり今の水利権、土地改良区の水利権というのは、使えないというようなことは聞いておりまして、当時、相当前になりますけど、春日の沢からダムをつくるとか、いろいろなことがありまして、それはもう到底無理だと。さらにはまた、今のダムから取るということは水利権とか、また新たに出てくるというような等がありまして、その分は断念したんだと思いますが、その当時の畑かんをやるのにどこから水を吸い上げるんだというような、開発だと思ったんですが、ちょっといろいろ話を聞いたところ、今の頭首工のところから両側に上げて、いわゆる記憶あると思うんですがファームポンドとか言って、池をつくって、そこに両側に上げて、その落差でもって下げると。そういうことならできますよというような話だったんですよ。訓子府から上常呂の一部ぐらいまで水田のない畑作のところぐらいまでのことだったそうですけれども、それもそのアンケートをとって確か10何%しか希望者がなかったとか後から聞いたんですけれども、当時は確かに基盤整備もさほど進んでいなかった、それから今ほど温暖化が進んでいない、ゲリラ的な集中豪雨も少なかったというようなことで、全体的にそういう希望が少なかったんでないかと思いますし、自分もいろいろと日出だとか福野だとか高園だとか弥生のほうも見ましたら、やはり確かに少ないのは当然だな、基盤整備が進んで非常に土地の広くなる表土の深い地帯がずっと駒里のほうから日出のほうにかけて北側にあるというようなことになりますとこれは当然そういうことが起きてくるなというような感じをしていました。その数字が定かではないんですけれども、今、前段申し上げましたように気温が何度も上がってくる。異常気象というのは今、世界規模で起こっている。地球上の氷が毎年解けていく。水位が上がるとか、あるいは新聞等で報道もありましたように北極海と言いますか、北極航路、ソビエトの向こうからもう反対側にアジアのほうも抜けれるようになってきた。これは4年前に例えばちょっと離れるんですが、それるかもしれませんが4年前に4隻しか通らなかったのが昨年ではもう71隻が通るようになった。だんだん氷河、氷が減ってきているんですね。だんだん通路の幅が広くなったということで、これからどんどんそういうことが起きるだろうということになっていまして、問題は何度も気温が上がるということになりますと、この問題はさらにこれから進むんではないか。ゲリラ的な豪雨というのは一時的に降って、即、川に流れてしまう、海に出てしまうというようなことで、これも世界的な話なんですが、何て言うんですか、そういうところが多くなってきて、異常気象で多くなってきた。そのことによって、地下水が下がってきたというんですね世界的に、流れてしまうものですから、そういうことになる。そのことによる干ばつがさらに起きてくるということがありまして、そういうことから今、前段、工藤議員からも森林の関係の話もありました。世界中が慌てて山に木を植えたり、いろいろなことをしているというようなことなんですが、これからこういうことがどんどん続くということになりますと、このままでは、この町はどうなるんだろうなということを危惧しているところでございます。ちょっと他の話でそれましたけれども、問題は土地改良区が使っている水と何かありますよね、その関係で北海道でそれを利用して畑に使っているところもあるというような話をちらっと聞きまして、これにはおそらく水利権だとか、放棄した人の分だとかあるんでしょうけれども、例えば、訓子府で水なしにはこれは無理だと。これから大変なことになるような気がしまして、これによって自然が減っていったとか、いろいろありますが、どうなのでしょうか、これは権利だとかそういうことは復活したり、あの水を有効利用する方法はないのでしょうか。そのことについてお伺いします。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

質問の内容でありますけど、土地改良区で利用している水利権の今後、畑地かんがい事業で利用できるのかというような質問というふうに思っております。土地改良区が利用している水利権については、回答に書いていますとおり27年3月更新を目指して現在、水田と畑地かんがい用ということで考えております。ただし、全町一円に畑地かんがい用の用水の利用としては、まず、その件で課題として1つ出てきます。それについては、現在、旧転作奨励金というのが、交付金として産地資金交付金として出ております。その交付金が畑地かんがいをすることによって水田ではない水の利用ということで基本的には、その時点で畑地かんがい用の水利権を取得した場合について、基本的には交付がされないようなことになります。ですので、他の事例として、過去、北見市でその2地区ありましたけども、工事的な負担の額が大きい、それと産地資金の交付金額がなくなるということで、当初の希望の面積よりも少なくなってきて最終的には断念せざるを得ないというような状況であります。ですので、訓子府土地改良区の水利権としても現在、産地交付金が出るのであれば複合的な水利権の利用をせざるを得ないというふうに認識しているところであります。

質問 9番 山本朝英

我々はこの水利権の関係はよくわからないんですけれども、確か放棄している人もいますよね、たぶんいるんだと思いますが、例えば、そういう人たちの権利というか、その放棄した分を復活、復活ということにはならないのでしょうけれども、そういう面だとか、あるいは有効利用みたいなことで何とかこの地球温暖化の大変な時代を乗り越えていかなければ、やはりこの訓子府というのは基幹が農業ですから、大変なことになるなと。ただその人口だけの増だけで当初70億人で笑っていたんですけれども、こんなに早く人口が増えて、いずれは食糧難もくるんでしょうけれども、この時にしっかりした基盤みたいなのをつくっておかないと大変なことになるのかな。一般の我々ではできない部分、わからない部分がたくさんありますけれども、何とかこういうことを道なり国なりに働きかけて有効活用する。あるいは、その下台の人たちに何とか水を使えるとするならば相当量、昨年の減収分、取り戻せたんじゃないかなという感じがするんです。ちなみに最近になって、去年の夏頃からですか、隣の町で、皆さんご存じだと思いますけれども、昨年からかんすい事業をはじめたと。これが当初申し込んだ事業、話それますけども、事業を始めた頃に2年ぐらいちょっと雨が多かったんですよ。こんなものやめてくれとずいぶん騒いだ件がありましたけれども、昨年はおそらくこの周辺で1番玉ねぎの収量を上げた。今までかつてない玉ねぎをとったと喜んでいる農家が多々ありまして、また、今のかんすいを聞いたらご存じかと思いますけども、昔のように飛ばして高く上げて飛ばしてたたき落とすような機械じゃなくて、皆さんの風呂についているシャワーよりも、もっと細かい霧で、訓子府には何台か入っていますけども、そういうシャワーでもって浸透させる。水を流さないで浸透させる。そのことが作物にもいい。さらには、葉っぱを傷めない。もう1つは、たたきつけることによって土壌がはねかえって作物に付くことによって痛んだところに付くことによって、病原菌がついて病気が出るというような、いろいろな欠点があったんですが、今の機械はそういうことがなくて地下水が貯まっても自然に浸透させますから、時間がかかって作物にもいいということだそうです。そういうことを農業の人はみんな見ていますから、何とかならないのかなという声が最近聞くようになりました。前に言っていたかんすいなんてどうなるの、だめなの訓子府はというようなことでして、ここでしか答弁ができなかったんですけども、できることなら後は土地改良区の中で何とか利用をして、ただ、常呂川にまた戻して流してしまうわけですから、何とか地域の中で仲良く有効活用、下台だけでも、できるところだけでも、下だけでも相当の収入が上がったんでないかという感じがしまして、そのことを伺ったんですが、これに関連して昨年の異常気象による訓子府農業の各作物の収量とそれから大きな減収になった、先日数字だけをさっと聞いただけなんですけれども、約半分になっていたような気がしたんですが、これほど農家の所得が落ち込むと今年は裏面でこれから追加金が出てきますから相当あと変わると思いますけれども、これがこういう干ばつの年というのは、作物が必ず高いんですね。もうLLになんかなったら、どこか九州のほうにいったら4千円近くなったこの間新聞何カ所か、20kgが、もうないんですけどね、そんな玉ねぎは、水のかけたところか何かしかないと思います。そういうことを考えると本当に莫大なお金を逃がしちゃったなという感じがするんですが、その今言った作物の減収、各作物の減収分と所得の減収した分をもう一度ご説明いただければと思います。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

前段のほうの水利権のどういうふうになっているかということをまず説明させていただきます。土地改良区が持っている水利権は基本的に慣行水利権、言葉がちょっと適切かどうかわかりませんけど、慣行水利権ということで、常呂川を管理している網走開発建設部の河川法で管理する以前から水田がありましたので、昔からあるということで、慣行水利権というようなかたちの権利ということであります。今後例えば常呂川の水利権を利用する場合については、ダムを設置するとかいう場合について水利権が発生しますので、そういうことにならないと基本的には畑地かんがい事業はできないということになります。それで過去にちょっと私のほうでどこの川をせき止めて畑かん事業をやるかというのは、ちょっと明確にはわかりませんけども、その10年前に議会で質問された部分については、常呂川でない支線の川の水利権を利用してせき止めて利用して畑かん事業をやるというようなかたちで進められたんじゃないかということです。ということで、慣行水利権を持っている土地改良区の水利権を拡大的に利用できないかということの質問じゃないかと思います。基本的には、1回目の回答で説明しましたとおり基本的には、畑かん事業をやる場合については、すべて水田から畑に転換しなければならないということですので、その時点で、事業がはじまった時点で転作奨励金が出なくなるということになります。先ほどその中に留辺蘂の地区ではなかったかと思いますけども、留辺蘂も道営事業でやることによって旧転作奨励金が交付されないことを地域の方が理解されて最終的に事業をしているということであります。戻りますけども、土地改良区の常呂川流域については、基本的には継続的に今後も旧転作奨励金を受けた中で畑地かんがいをやるというような水利権の考え方でありますので、どうしてもそれ以外の地区の畑かんをやる場合については、あわない部分があるということで思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

答弁 町民課長 佐藤純一(町民課長は2014年3月まで)

農産物の生産額の問題ですけれども、私のほうで手元にちょっと税の試算に使った資料がございますので、若干お答えをしたいと思いますけれども、例えば、玉ねぎで申し上げますと平成24年度の生産額が52億8,300万円というような数字をいただいております。それで25年度の生産額でいきますと46億1,400万円、食用馬鈴しょでいきますと24年産が10億1,100万円、25年生産が8億4,500万円というような数字になっております。以上です。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

すいません。先ほど質問にありました水利権を放棄した方の現在の状況ということであります。水利権を個人では放棄しておりますけども、放棄した水利権の面積については、土地改良区が保有しておりますので、基本的には水利権の量自体が減っているということではありませんので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 9番 山本朝英

収量をちょっとわかりませんか。

質問 9番 山本朝英

所得、昨年のはもうわかりますよね。

答弁 町民課長 佐藤純一(町民課長は2014年3月まで)

農業所得のお尋ねでございますけども、申告の集計が今、確定申告の真っ最中でございまして、農業所得の申告は一応は終わっていますけども、集計が出ておりませんので、そこら辺のところのお答え、正確なところはできないんですが、先日、一般会計の25年度の補正予算の中でもちょっと数字を申し上げましたけれども、課税状況の所得の推計でいきますと24年度の農業所得分でいきますと22億9,800万円、端数をちょっと除きますけれども、平成25年度では11億3,600万円、この時点で数字が半減をしております。それでこの後、26年度の、昨年の11月に試算をしておりますので、今、集計してみるとまた数字が変わってくるんだと思いますけれども、その推計の段階で26年度の予想としましては、10億3,700万円というような数字で計算をしてございます。以上です。

質問 9番 山本朝英

ここで数字が明らかになっているわけですけれども、前段申し上げましたように基幹産業が農業だというようなことから考えると、その中にも書いてありますように、訓子府の農業には水は必要不可欠だということを書かせてもらって、まったくそのとおりだと思うんですね。申し上げたかどうか、ちょっと話したかと思いますが、非常にいいものをとったというか、大きな玉ねぎについては非常に4千円近い、20kgの単価が、四国とかあっちのほうに行くとそのぐらいの単価になっているんですが、運賃がかかりますからそうなんですけれども、平年の倍以上になっているということから考えると何とか国や道に働きかけて、この水の利用を何とかしてほしいなと我々は思うんです。特に、これからTPPの問題があります。これはおそらくゼロにはならない。何らかのかたちで農業が大変な時代がくるなということを感じるわけでして、特に、国が強い農業うんぬん、そのつくるためにどうの、規模拡大してどうの、規模拡大だけじゃ強くならないんですよ。やはり所得を上げるというのは、やはりそういうことに、こういう異常気象の中を乗り越えていくような体制をつくらなきゃならない。これも先ほど申し上げましたように訓子府というのは第4期の基盤整備をさせてもらっています。ですから、この関係では、昨年の春と秋を思い出しますと、ほかの地区より早く水切りがよかった、秋もそうだった、早く畑に入れたということなんですが、これが4期が終わる頃には基盤整備ができてしまってきたら、そういう後は水しかないという感じがするんですけれども、さっきの人口の話じゃないですけれども、こういう予想が当たらなければいいんですけれども、もし今の話、人口だ、水だ、気温だ、いろいろな問題あるんですが、この異常気象がこういうようなかたちでもしいきますと、今、俺の畑は大丈夫だと言った人もやはりそういう影響を受けてくるのかなという感じをする訳でして、その点について、これ以上話をしても仕方ないんですが、ぜひTPPにからめるわけじゃないんですが、強い農業をつくるために、この水の利用、何らかの方法で、その転作奨励金の関係が切られるということが、やりにくい、ネックになっていると思うのですが、何かいい案がないのか、私もそこまでは考えていませんでしたが、ぜひ、その関係、せっかく水路があって、そういう水が走っている訳ですから、みすみす水を見逃すわけにはいかないという感じがするんですが、この点について、町長の考えをできればいただきたいと思っています。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

かなり全体的なお話をしなければならないんじゃないかなというふうに思って聞いておりました。今、安倍総理大臣を中心として、強い農業の話をされております。特に、農水省のパンフレット等を見ていますと、こういうタイトルなんです「新たな農業、農村政策がはじまります」ということなんです。これはTPPをにらんでいるのではないのか。1つは、前から議論にも出ておりましたように農地の中間管理機構をつくるということ。これは農地を受け手のいない農地を受け手を決めながら大規模化していくということで管理機構を都道府県を中心につくっていくということです。その点でいくと農業委員会のありようが今問われている話をさせていただいたことがあると思います。それから2点目に経営所得安定対策の見直しであります。それから3点目に水田フル活用と米政策の見直し、これは調整の問題で言ったら、10アール当たりうんぬんのことの見直しをしてきている。これはもっと言うと家庭内農業である地域農業であるものを企業やいろいろなものがどんどん参入しやすいような状況にして、アメリカやヨーロッパと対抗できるような農業をどうつくっていくかということを国が目指している。そして、4点目には、これは今、各実践会の代表の方にお話をさせていただいたりしていますけれども、日本型の直接支払制度の創設をやっていく。各農協というよりも各地域によって地域的な共同の作業部分とそれからさまざまな地域的な事業を直接国が支払いをしていく。これは国が全体として、うちの町の面積規模からいうと1億円のお金を農家に投入していく。それは国5千万円、北海道2,500万円の、うちが2,500万円を出して26年度から直接農民の方々にお払いしていくという新たな制度を、これはTPPをかなりにらんだ上での政策がどんどん出てきているのではないのかなというふうに思えてなりません。その点で言うと、もし、しかし、これで本当に対抗していけるような農業政策、地域農業の発展が可能かどうかという点では、かなり問題点を私は含んでいるのではないのかというふうに思えているところであります。そこで水の問題が山本議員から提案されております。1つは、この異常気象等々については世界的なエルニーニョの問題にしても温度が上がってきて、水田の耕作がもう東北から北海道にどんどん移ってきている。耕作物も変わりつつあるという点でいくと私は将来的にこの気候の問題、気温の問題というのは、全国的な国家的なレベルで農業の作目も含めて考えていかなければならない本質的な問題があるのではないのか。その点で言うと水があればいいという状況だけではもうないということ、私は作目も含めて考えていかなければならない状態にきているのではないのかというふうに思っています。しかし、山本議員が言われるように畑かん、水の利用がもっと有効に使えないのかと。例えば私が水道課長をやっていた時がございました。その時に、うちの水利権、土地改良区の水利権が辞めた人がいるんだから、それをうちの町の水の需用に応えていくような、水量を増やしてもらえないかというようなことも当時の町長を通じて開発建設部長にも要請した記憶がございます。これは水の水利権というのは非常に難しい。常呂川自体が昔、皆さん方ご存じだと思いますけれども、常呂川の水というのは非常に少なくなってきていますから、水の水利権を他に渡すということは、もう開発も国土交通省も含めて非常にレベルの高い問題がありまして、まかりならないということでございました。今、この私が町長になってから開発建設部は畑かんによって訓子府にも畑かん入れられないかと。これは平成20年、21年に先ほど答弁させていただいたように調査もしながら1千ha以上を対象として、すなわち北見の北西地区と訓子府の高台と置戸の一部も含んで、それができないかという調査をした経過があります。しかし、現実的には、先ほどの数値あげましたけど、かなりの水が必要だという部分と経費の問題、大体当時でいいますと私の記憶では90数億円の膨大なお金がかかる。そのうちに農家負担が確か9億円ぐらいの負担がかかってくるのではないのか。本当に水が必要かという議論の中で、私は北見は崩れていったと思っています。当時、私は町長になって間もないころですから。そして、うちの町も高台地区は例えば政策的な品目横断とか、いろいろ政策的な変化によって、三輪作の作物から確かに玉ねぎは増えてきているんだけれども、じゃがいもやビートやいろいろなことの中で本当に現状の輪作体系の中では、水が本当に必要なのかどうか。そこまで投資をかけてどうなのかという議論があったように記憶しています。しかも開発は準備に5年かかる。計画の準備が、そして実施に10年かかる。そうすると15年くらいのスパンで農業をとらえていくと果たして何人農家をやっているかという議論になりました。この中で私はそうではなくて畑かんは開発も含めて、これは難しいということで断念したんではないかなと当時は思っています。だからスプリンクラーで上げていく。ため池をつくって上げていくという構想は私も記憶が当時としてはありますけども、開発は断念していったのではないか。それと農協自体も、もう1つ正しいかどうかちょっと私は検証はしていませんけども、常盤の国営事業があります。あれは本当によかったかどうか。いまだに議会からも指摘がございますように焦げ付いてしまっている。このお金をどうするのか。今事業を実施しているところも含めて。当時、農協が母体になっていない。焦げ付いた時に農協がカバーするとか支払っていくという仕組みをつくっていないという状況の中で非常にずっと借金が続いているという、いまだにある訳です。そうこう考えていきますと国営事業の難しさというのは私はあるのではないのかというふうに思えています。それで、うちの町は道営の畑総等々をずっと今4期目に去年から入ってきているわけですけども、3期で大体52億円ほどの投入を国費、道費、町費入れてやる。そして実施した。そのことによって私は端野、旧留辺蘂等々含めて8農協からいきますと訓子府の生産力というのは、粗収入というのは110億円から120億円にまでなってきた。そのうちの半分近くが玉ねぎが生産力をあげてきているということが事実でございますから、もはや端野や留辺蘂等々の単協時代からみると私の把握している農業粗生産額というのは、もう訓子府というのは、そういう基盤整備含めてやってきているのではないのか。それから、もう1つなのは、27年の3月で水利権がなくなります。これを何としても確保してくれということが私の今までのこの数年間の開発に対する働きかけでございました。そのことによって水路の整備を土地改良区含めて基盤整備の中でやっていかなきゃならない。そして、水利権は何とか見えてきた。すなわち転作奨励金等々の説明もさせていただきましたけども、現状の水利権の確保している水利、すなわち量を上回らなければ、水利権を持っている人については、良しという大筋でそういう合意をいただいて、今その準備を着々としているということでございますので、まず、低台というのでしょうか、河川を中心としたかつての水田地帯の水利は何とかなりそうだと。そして訓子府川、訓子府川のほうもこれは平成27年以降に水利権の更新を着実に進めていきたいというふうに考えております。まだまだいろいろあります。そういうことも含めて畑総でいっている第4次の農業基盤整備事業でいくと道路はもちろんそうですけれども、暗渠等々含めて、およそ100億円のお金をこれから10年間投入して豊かな生産力と農業を発展していけるような政策を国と道と訓子府町が一体になってこれからも進めていきたいということでご理解を今回の議会でもご理解をいただきたいと思っています。さらに申しますと山本議員おっしゃるように水利権の問題、それから水の有効利用等々については、状況によっては、国をあげて私はやはり考えていかなきゃならない問題として、その際には改めて強く要請をしていく時期にもう入ってきているのではないかなと思えてなりませんので、この点についてもご理解をいただきたいと思います。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

ご質問のありました収量の関係、数字を説明させていただきます。訓子府の部分でありますけども、24年度、いも、これが畑かん事業の対象になるかならないかは別かなとは思いますけども、訓子府で339kg、玉ねぎ5,381kgが24年度の訓子府の収量です。これと平成25年度、訓子府の数字でありませんけども、JAきたみらい管内の集計としまして、いも2,140kg、それから玉ねぎ4,020kgということで、それぞれ10アール当たりの収量ということの数字であります。

質問 9番 山本朝英

すいません、これは訓子府ではなくて、きたみらいの収量ということ、全体ですか。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

25年のはそうです。

質問 9番 山本朝英

25年のは北見ということは、まったくわからない、訓子府の作況というのはわからんという。もう少し後になるということか。時間たっぷりあるんだけれども、ネタが切れていますから、これ以上、急がないでも結構ですけれども、今、町長から答弁いただきましたように、やはり所得を上げることが町の、我々全体見て箱物から含めていろいろなことを手掛けている。本当に訓子府に住んでよかったと言われるような町になってきているという感じがします。そういうことから考えると、すいません、もう1つありました。よく若い人から子育てするのには訓子府はすごくいいというような話もよく聞きます。せっかくそういういい状況にある、農家戸数も他の町村から比べたら、そんなに大幅に減っていかないということもありまして、ぜひこれは基幹産業の農業をしっかり守っていくことが、この町の将来の安定、町長まだ何期もやるのでしょうけども、後の人の町長のことも考えて、ぜひこういう対策を打っていくのには、基幹産業の農業をしっかり守っていくということが基本だと思っています。戻りますが、さっき水利権の話、水利権というか、ぜひこれからの時代どんどんこういういろいろなことを話ましたけれども、時代がどんどん変わって地球全体がおかしく変わってきているものですから、その中でも安定してこの町が将来、生き残れるようなことをやるには、やはり農業を基本とした所得の向上をさせる。そこから皆さんのものからいろいろなものをつくり、町をつくり上げていくということになると思いますので、ぜひ町長、道や国のほうに行くことが多々あろうかと思いますけども、国や道にせめて今できるような、水の有効活用みたいなものにひとつ目鼻を付けられれば、今、目の前に水が流れている訳ですから、国や道の動きが何とかなれば割と早く手掛けられるものでないかなと思っていますので、ぜひその点をお願いして私の一般質問、つまらない話になりましたけど、終わらせていただきます。どうもありがとうございます。町長、何かあれば、まだ時間たっぷりあります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

いつもお話をさせていただきますように地方自治体は福祉を中心として、町民の生活を支えるという話をしておりますけども、しかしそれは第一義的には町の産業であります経済力、とりわけ農業の発展なくして確かな福祉というのは実現できないというのが私はそういうとらえ方をしていますので、基幹産業であります農業を可能な限り全面的に全力で支援してまいりたいというのが変わらぬ姿勢でございます。同時に訓子府町の私は土地改良区の理事長でもあります。土地改良区のオホーツク管内の土地連の理事でもありますし、全道の役員でもございますので、水の有効利用等については、改めてまた議員の質問にもございましたように可能な限り努力してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

先ほどの収量の関係ですけれども25年度からそれぞれの単協の数字はなくなったということで、理解していただきたいと思います。それで逆に24年度の管内の数字をここで述べさせていただきたいと思います。24年度のいもの収量ですけれども10アール当たり2,990kg、玉ねぎが5,792kg、もう一度、数字を述べさせていただきます。24年JAきたみたいの管内の数字ですけれども、いもが2,990kg、玉ねぎが5,792kg、それから平成25年度については、先ほど言いましたが、いも2,140kg、玉ねぎが4,020kgというような数字になりますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 9番 山本朝英

はい、ありがとうございます。一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月10日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる