訓子府町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日
地産地消の取り組みについての考え方
2011年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「地産地消の取り組みについての考え方」質問し、町長 菊池一春、建設課長 伊田彰が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、建設課長 伊田彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 西山由美子
すいません時間もありませんので、次の質問に移らせていただきます。地産地消の取り組みについての考え方。戦後「近代化」のもと、高度成長を遂げてきた日本ですが、ふと気がつくと「向こう都と離村り そ ん」の時代が長すぎたのか、地方の村や町は過疎化、高齢化し、私たちの町も同様に人口減少が進み、農業人口も減りました。そんな中、この10年くらいの間にもっと地元の産物を見直そうとして「地産地消」が叫ばれ、各地域で独自の活動が行われ、地域おこし、地域再生の手立てとなっています。本町でも「夢ミール」や「ビストロkunneppu」など地元の農産物を見直そうとする農家の人の動きが活発です。今後、行政は、それをどのように支え発展させていく考えなのか、町長の考えを伺います。1、農家直販の活動をどのように支えていくのか。2、町民の地元購買率を高めるためにどのような工夫があるか。3、農業、産業後継者の育成と地産地消の結びつきについて、どのように考えるか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「地産地消の取り組みについての考え方」について、3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「農家の直販をどのように支えていくか」についてであります。現状を申しますとファーマーズマーケット夢ミールに対し、組織立ち上げ当初から、北大サテライト研究員や町職員による相談・協力体制をとりながら、農業交流センターの交流プロジェクト事業等を通じ「農産物加工を含めた地産地消の取り組み」に関わり、その活動への直接支援としては、地域活性化チャレンジ事業による補助を行っているところでございます。近年、全国的に地産地消の取り組みが盛んになっておりますが、本町においても安心・安全な地場産品を求める町民の皆さんの要望が日増しに強くなっているように感じているところでございます。しかしながら、農産品のほとんどは農協が一元的に集荷し、系統販売されておりますし、中でも特別栽培農産物については、ほぼ全量が契約栽培であり、生産者が直接販売できる部分は限られ、かつ、当然のことながら販路から代金回収まで自己責任のリスクを負うこととなります。よって、直販に取り組む場合「農業者と消費者との顔の見える関係を築きたい」との思い以外に「実際にどのような需要があり、どの程度販売可能なのか」を農家自身が見極めなければなりませんし、何よりも直販部門以外の自己の農業経営が前提であることから、取り組める生産者が限られてくると考えているところでございます。従いまして、農家の直販については、行政として、これまでどおり生産者の自主的な取り組みやそれが継続できるように可能な範囲で支援していくのが良いと考えているところでございます。次に、2点目の「地元購買率を高めるためにどのような工夫があるか」についてでありますが、先ほども触れましたとおり農産品については、流通ルートを通じて購入するのが基本となりますので、地元購買率を上げるためには、農協との調整が不可欠といえます。また、消費者の価値観、価格により安全・安心な地場産品を選択いただけるかにより、大きく左右されますので、行政としての取り組みには、限界があるものと思っております。次に、3点目の「農業・産業後継者の育成と地産地消の結びつき」についてでありますが、先ほどの直販の活動以外にも「一日だけのレストラン」や「いもの新しい品種の定着」等のため活動されている方々がおられます。地産地消は、そのような活動目的の一側面になっていることは間違いなく、そのような活動に取り組むこと自体が後継者育成につながる要素の一つであると認識しております。従いまして、その活動内容に応じた行政としての支援策を講じてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
質問 8番 西山由美子
私も農業の「の」の字も知らない中で、訓子府に来てから農村にずっと暮らしておりました。昔は、大根引きやたまねぎの根切りなど、いろいろできないながらもお手伝いしたことがあります。それで、やはり町長が今言われたように今の農家システムとしては、農協が生産された農産物を集荷し販売するという、とても効率の良い、生産性を高める安定的な仕組みではあります。やはり意外と地元に良いものがあっても地元の人が、それを口にしていない現状があり、そこから地産地消の動きが段々広まっていったのではないかと思います。少しおもしろい資料があったのですが、私たちの町で作られているものも含まれていますが、実は、日本における農産物の原産国は、海外であったということです。とうもろこし、さつまいも、いんげん、じゃがいも、トマト、かぼちゃなどは、南北のアメリカがルーツです。稲や大豆、白菜は、中国大陸。ぶどうやほうれん草、りんごが中央アジア。キャベツやオリーブ、羊、ヤギは、地中海地域。きゅうりやバナナ、豚、鶏は、東南アジアがルーツです。小麦や大麦は中近東。ごまはアフリカと私たちが地元でも作ったり口にしているものは、実は、長い歴史の中で、世界との交流の中で、多様な農畜産物を生産し、口にすることができているのが現実であります。これは、豊かになったことで、とても良いことなのですが、農家の方を見ましても今、広範囲の畑を大型機械で作る。私が来た頃は、まだ共同作業をしている方もたくさんおりましたし、出面さんやたくさんの中学生までも借り出されるような状態でした。農家同士も助け合っていくつながりがあったと思うのですが、今、直販システムの中に参加してみますと農家同士の交流、それから消費者との交流が、この少ない人口の中でも着実に芽生えていることがあります。訓子府は、すごく担い手である農業後継者も最近は増えていますので、後継者の人たちがただ父親のやることを引き継ぐだけではなく、自分たちがこれから一体どのような農業を目指し、どのような作物を作りたいのか。それを知る上でも直販の形は、とても消費者の声を聞くことで励みにもなりますし、夢や目的を持つきっかけにもなると思います。町で補助金を出し、応援している現状ですので、補助金だけではなくて、職員の方々にぜひお願いしたいのは、皆さんも訓子府の物が例えば、ほかの町で売り出されたり、訓子府の町で売り出された時は、意識を持って応援するような気持ちで、ぜひ買い求めていただきたい。また、覗いていただきたいと思いました。今回ももぎたて感謝祭や先日行われましたオホーツク地産地消フェスティバルにも参加しましたが、残念ながら訓子府町民の方は、1組、2組ぐらいであり、町長や課長は来てくれましたが、職員の方々への意識、応援をぜひぜひお願いしたいと思っております。今後、そのことも含め、もう一度、町長のご意見を伺って、私の質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
西山議員の言っていることは、よく理解していますし、非常に難しい中で、若者たちがいろいろな可能性を求め、地産地消の動きを積極的に展開しているのを私自身も十分認識しております。ただ、これを行政主導でやることが、私はいかがなものかということがありますので、現在、北大マルシェやこの間の地産地消もさることながら、夢ミールなどは、いろいろな形での動きが出てきておりますので、それらを側面的に支えながら、例えば、酪農の乳製品加工についても酪農振興会から要請がございます。これもやはり酪農家自身が主体的にやはりやるとの決意と動きを支援していきたいことが、まず、原則であることを申し上げているところでございます。それから、この間の北見での地産地消の動きについては、あの日は災害の次の日で待機命令をしておりましたので、行く訳がない状況でございましたので、ただ、これらについても積極的に夢ミールも含め、職員の人に覗いてもらう、あるいは買ってもらうこともお願いしてまいりたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。
質問 8番 西山由美子
職員の皆さん方は、町民の良き相談相手、あとはいろいろな情報の提供者であってほしいと思います。そして陰ながら応援してくだされば、きっとまだまだ訓子府の若い人たちも含め、いろいろなアイディアが生まれてくるのではないかと思います。これで、私の質問を終わります。
答弁 建設課長 伊田彰(建設課長は2012年9月まで)
先ほど答弁漏れのあった河川愛護組合の関係なのですが、現在、町内にはかなり実践会と活動が重複している部分がございまして、17河川、18組合ということで、ほかの26河川は10実践会で実施をしてございます。それらに対して町としては、少しではありますが、補助金等々で進めているところでございます。