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ニセコ町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月19日

再生可能エネルギーの地産地消について

2019年12月19日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「再生可能エネルギーの地産地消について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 山本契太が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

おはようございます。5番、斉藤うめ子です。通告に従いまして6件質問させていただきます。1件目、再生可能エネルギーの地産地消について伺います。現在ニセコ町は地域エネルギー会社設立を検討中とのことですが、ニセコ町には既存の王子尻別第1、第2発電所があります。その供給量は、ニセコ町の需要量の1.8倍と言われています。今後さまざまな再生可能エネルギーが開発されてくると思いますが、まずニセコ町内を流れる尻別川の水力発電所の電力を100%利活用する地域エネルギー会社の設立を検討することではないかと思いますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。王子尻別第1、第2発電所につきましては王子製紙株式会社の所有であり、そこで発電された電力は固定価格買い取り制度で送配電事業者を経由し、関連会社の株式会社王子・伊藤忠エネクスが全量買い取りを行っている状況でございます。このため、新たに設立予定の地域エネルギー会社が直接王子製紙から電力の一部を切り分けて購入することや尻別発電所以外からも電力を調達している王子・伊藤忠エネクスから尻別発電所の電力のみを切り分けて調達するということも現段階では難しい状況でございます。こうしたことから、ニセコ町が目指す温室効果ガス削減目標達成のためには、今後設立を検討している地域エネルギー会社の供給する電力を極力再生可能エネルギー発電から供給される電力というものにしていく必要があると考えております。王子尻別第1、第2発電所につきましては、ニセコ町に所在している重要な再生可能エネルギー発電施設であり、今後地元に優先的にエネルギー供給が得られる方法がないか、ニセコ町のまちづくりにご支援をいただいている王子・伊藤忠エネクスとも引き続き協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

ただいまの町長の説明では、現在伊藤忠エネクスが全量買い取りというふうにおっしゃったのですけれども、実は私以前から苫小牧にある王子発電所の責任者の方と何度かお話ししていたのですけれども、現在は伊藤忠エネクスが全量買い取りをやっているようですけれども、それぞれ毎年交渉、毎年というか、話し合いで決して可能性がないと言っているわけではなくて、今現在、町長も大分前に、私も何回か質問していますけれども、自治体が2016年から電力自由化になって、そして自分で地域エネルギー、これは民間も、それから自治体もご自分で設立、地域エネルギーを設立している会社が今すごくふえているようなのです。このデータももう古いのかもしれませんけれども、620から630、もっと今ふえているかと思うのですけれども、その区別はわからないのですけれども、私これ質問3回か4回ぐらいしておりますけれども、もう既にそういうことをやっている会社もあります。ただ、区別はつかないのですけれども。私が今回質問させていただくきっかけになったというのは、先日企画環境課からこういう資料をいただきまして、ニセコ町における地域エネルギー会社設立検討についてというかなり詳しい資料をいただきました。説明は余りなかったのですけれども、この中でこういうパターンをいろいろと詳しく、メリット、デメリット、それからこういうことになったらどういう形になるかというのが詳しく書いてあるのですけれども、この中で今の現段階としては太陽光発電ということを検討していらっしゃるようなのですけれども、私が申し上げたいのは、ニセコ町はSDGsの未来都市に選定されて、そしてその中でもモデル都市に選定されて、そして既にもう110年ですか、後志の王子発電所が設立して、それがあるわけですから、それを全面的にこの町として利用できるようになれば、こんな理想的なことはないと思うのです。それは重々おわかりだと思うのですけれども、どのくらい町としては王子尻別発電所の方とお話というか、されているのか。今のお話では、何かすごく難しいという印象があるのですけれども、私がお話聞いている限りではそういうことはないというふうにお話の中で感じているのです。契約がまた更新されていきます。その中でもっと、ニセコ町としてはもう既にこの町の中に流れている電力量がたくさんあるわけですから、それを第一優先にこれからも交渉していかれるのが筋ではないかなという思いがずっとありまして、これは初めてではなくて4回目ぐらいの質問になるのですけれども、そこをもう一度町長に確認したくて説明させていただきました。どのように考えていらっしゃるのか、実際に王子発電所の責任者の方とお話し、かなりされているのでしょうか、そこをお聞きしたいと思います。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

ご指摘いただいている王子発電所の電気ということで、水力発電ですから、使わせていただければまさに100%CO2フリーという形でやれるので、ありがたいということで、その辺の話も相当初期のころも含めてお話はさせていただいております。特に私どもがこれまで話をしてきたところは、王子・伊藤忠エネクスということで、王子発電所さんがみずからの電気を新たに自由化になって販売するということに至ったときに、王子製紙さんが電力自由化で売り始めるというときに、みずからつくったいわゆる子会社いうことで、それが王子さんと伊藤忠さんがあわさって出資された王子・伊藤忠エネクスということですので、全く関係性がない会社さん同士ということではなくて、がっちりと関連会社として一緒に動いていらっしゃる会社さんということで、そこにまず100%王子製紙さんの電気を入れているという状況ですから、いろんな将来的なビジネス的に成り立つのかとかいうことも相当に検討されてつくられている会社という形で、単純にニセコ町が使いたいから、はい、どうぞという状況ではないという意味でなかなか現段階では簡単ではないというお話をさせていただいているところでございます。仕組みだとかルールということだけを申し上げれば可能性がないことはないですけれども、それだけで単純にニセコ町が全部使えるというような仕組みにはなっておりませんので、これからもまた、電力の自由化に関連してさまざまなルールは大きく今動いているところでございまして、それらのところも見通しをしながら、王子製紙さん、それから王子・伊藤忠エネクスさんもこれからの電力販売をどうしていこうかと検討されているところだと思います。我々も、その中で伊藤忠エネクスさんを通じて、どのように尻別川の電気を活用できるかということは継続をしてご相談させていただきたいと考えているところでございます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

王子製紙は、ご承知のとおりニセコで早くから尻別川使われて発電をされていて、過去にはこの電力は東京の丸ビルの電力として販売されていることがありました。その当時から何度かにわたって折衝させていただいておりまして、今回については王子・伊藤忠エネクスという王子さんが出資した会社が今動いていただいて、そこがニセコのまちづくりに協力をし、当初から町民出資のこういった電力会社ができればということでずっと話し合いを継続してこれまでもきているところであります。ただ、架空の話で物事って進むわけでありませんので、電力会社としての受け皿ができているというのが条件でありますので、それは今後ニセコ町の地域電力会社をつくることによっていろんな展開はあるのではないかと私ども期待をしておりますし、そういった受け皿をしっかり持つ中で今後さらに強力な交渉等をしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

町長から今ご説明ありましたけれども、私はまずこのニセコ町が自治体として新電力会社を設立することは大変結構なことだと思っています。その上で、それをまず設立しない限りは交渉の土台に乗らないのではないかなというふうに思っています。それで、私が何回も何回も確認したかったことは、ニセコ町が新電力会社を設立しても、もともと電気の発電所を持っているわけではなくて、要するに小売ですか、仲介役になるわけですよね。電力会社から、事業者から買って、そしてそれを売るという形になると思います。ですから、今申し上げたとおりなのですけれども、この説明の中で会社をつくったときのデメリットという中で、新会社とまちづくり会社の立ち上げ、メリットの中で資本金というところがあるのですけれども、こういう新会社をつくった場合の資本金というのはどのくらいかかるものなのか。そしてまた、その運転資金です。これ説明していても私余り読み取れなかったのですけれども、今株式会社を設立しても、余りかからなくても会社設立は可能だということは聞いていますけれども、そして問題はその運転資金です。運転資金がどのくらいかかるものと予想されているのか、まずそこからスタートして、その上で今新電力買い求めている伊藤忠エネクスと交渉になるかと思うのですけれども、王子発電所は4年前にすっかり改修されて、外側は非常に古い、昔ながらの古い姿なのですけれども、でも中身は全部新しく改修して、これから何十年か100年か可能なようなのです。ですから、本当にこのニセコ町の中を流れている尻別川の水力発電、再生可能エネルギー、これをぜひとも極力最大限活用できるような交渉というのでしょうか。まず、先ほど申し上げたように新電力会社をつくって、そして交渉していく。その上で、今地熱発電だとか、それからいろいろと風力も検討しているようですので、それから小水力発電もありますので、いろんなエネルギーを活用することはいいことだと思いますので、その点これからどういうふうに、また徐々に町長はやっていかれるという方向でいられるということでしょうか。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

新電力会社をつくり、それで尻別川の電気を譲り受けて販売するということは一つの理想形として、これは別に可能性として捨てているわけではなくて、今後も検討は継続させていただきたいと考えているところでございます。来年度以降も、先ほどもちょっと申し上げましたが、電力自由化に伴うルールの改正等々相当ございまして、今後またいわゆる新電力会社を取り巻く状況もこれまでとまた違う状況も出てくるというような情報もございます。それらも加味しながら、最適な方法でニセコ町の再生可能エネルギーをふやしていくと、利用をふやしていくということを考えてまいりたいと存じます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

まず最初に、斉藤議員が持たれている資料につきまして、たたき台でありますので、これから熟度を上げていくというものであります。したがって、資本金等も現在検討中というような状況でありますので、よろしくお願いしたいと思います。それと王子製紙さんに再三電話されているということでありますが、私どもは私どもとして政治的な対応をしておりますので、そこはぜひ、窓口が余りたくさんあると相手にもいろんなご迷惑かけるということがありますので、その辺多少ご配慮賜ればありがたいと思っております。ただ、我々にある貴重な地域資源、それは精いっぱい今後とも活用できるように精いっぱいの努力をしてまいりたいというふうに考えておりますので、その点もご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。

出典:ニセコ町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月19日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる