訓子府町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月22日
本町の水道事業について
2010年6月22日、訓子府町議会の一般質問で、佐藤静基議員が「本町の水道事業について」質問し、町長 菊池一春、上下水道課長 竹村治実が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤静基 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、上下水道課長 竹村治実
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 佐藤静基
1番、佐藤静基。今年52回目の水道週間。今年のスローガンは「水道に 寄せる信頼 飲む安心」とありました。私はそれに加えて「備えあれば憂いなし」と続けたいのであります。今は、蛇口をひねれば、いつでも安全な水道が使える。私たちには、それが当たり前のこととなっておりますが、一方では、世界的な水不足は、ますます深刻な時代になると予測されております。当町は、昭和30年1月1日から簡易水道として、200戸、町民1,000人への給水事業が開始されて以来、今日まで多額の事業費と多難の事業を乗り越えて、町の無水地帯を解消し、現在、恵まれた水道水の生活を送っておりますが、今日改めてかつての良質な水を求めつづけた苦難の時代を思い、現在の水道事業について、将来とも安心して安定した水道水が、恒久的に確保されることを考えておくことも大切なことの1つと思っております。そこで、本町の水道事業についてといたしまして、町の水道の現状と今後の維持管理や事業計画等について、お伺いいたします。現在の本町の水道は、オロムシ川の湧水、ここで訂正をお願いしたいのですが、各地6カ所とありますが、現在、西富地区の常呂川沿いにある井戸が休止中ですので、オロムシ川を含む6カ所とお直しください。これらを水源として、約95%の高い普及率となっております。比較的高い使用料金とはなっておりますが、町民には安全で良質な水道水を安定して供給されていると思っております。この状況を踏まえての質問となりますが、近年、大谷水源を除く井戸を源水とする水質の低下等による維持管理費の増額が目立つようになりました。また、万が一、地震等の自然災害発生で地下の異変による各地の水源に影響が出ないのか気になるところでもございます。さらに、老朽化が進んだ配管が原因とも思われる漏水も増加の傾向にあると思われますので、以下の件について、今後の取り組みや考え方等について、お伺いいたします。1として、供給水の約80%を占めている大谷水源の湧水の経路は、どういうものか。また、それは将来にわたり安定した湧水として出てくるものなのか。その状況と見通しについて、お伺いいたします。さらに、万が一、水源等に不測の事態が生じた場合、代替水源の対応は、どのように想定されているのか伺いたいと思います。2として、大谷水源以外の特に5カ所の井戸水の源水には、将来、水量、水質等に問題はないのか。その見通しを伺いたいと思います。また、維持管理や経費等から、将来に向けて、1カ所の水源にまとめる等の必要性の考えはないのかお伺いいたします。3として、平成21年度の有水率が74%と前年対比約10%ほど再び下がったことを先月の広報で知りました。これは、配管の老朽化によるものが要因とも言われておりますが、この種の現状のものは、主に何年程度経過したものか。また、耐用年数は、あとどれぐらいと想定されているのか伺います。4として、今後、旧配管の交換の開始年度あるいは事業期間などは現在計画にあるのか。あるとすれば、現在されている配管の何%程度となるのか。さらに、その事業費は、いくらぐらいと想定されているのか。さらに加えて、資金計画はどのようになっているのか。以上の点について、お伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、本町の水道事業について、4点の質問をいただきました。水道は、町民生活や社会・経済活動に欠くことのできないライフラインでありますし、常に安定した給水を確保することが水道事業の責務と考えております。1点目の「大谷水源の湧水経路と将来にわたる安定供給」についてお答えいたします。大谷水源の水は、水源地の上流にある道有林内に降った雨や雪が、オロムシ川を形成し砂防ダム下流の石灰岩地帯で伏流し、地下に浸透した水脈を通って水源地に湧き出ているものであり、水源地の上流1km程度が伏流している状況であります。昭和49年の取水以降、オロムシ川の湧水は経年的に涸渇こ か つすることなく30数年間にわたり良質な水資源を供給してきており、冬期間でも絶え間なくオーバーフロー現象が続き、整備された配水池のデーター等からも、限りある水利権の水量を最大限利用しているところです。しかしながら、近年各地で発生する地震等による異常事態を想定した場合、今後において、施設の耐震化等の実態を把握し、代替水源の確保など検討しなければならない状況にあると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の「大谷水源以外の水源について将来水量、水質に問題はないのか。また、維持管理等から将来1カ所に水源をまとめる考え」についてお答えさせていただきます。本町水道の水源は、オロムシ川沿いの湧水を水源とする大谷のほか、常呂川沿いの若富、清住の浅井戸2カ所、開盛、弥生、駒里の深井戸3カ所の計6カ所から取水しておりますが、本年度第1回の定例町議会で予算付けをいただきました豊坂水系は、水質の関係から開盛水系からの供給を行うため、代替水源施設整備事業を実施しているところでございます。なお、他の水系につきましては、安定した井戸水の供給を行っているところであります。また、将来の維持管理の観点から1カ所にまとめる考えにつきましては、大谷水系の取水能力及びその他井戸の取水能力等を考えた場合、豊坂水系と開盛水系を1つの水系とした5水系での給水を維持することを考えております。なお、将来の管理として異常事態を想定した場合、水系間を連絡管で接続することが望ましいと考えておりますので、現在は大谷水系、柏丘水系、駒里水系、弥生水系を連絡管で接続しておりますが、開盛水系につきましては、単独の水系となっているため、今後に向けて各水系を連絡管で接続することが将来の課題と考えております。次に3点目の「有収率が下がっている状況及び老朽管の経過年数と耐用年数」についてお答えさせていただきます。本町水道の有収率は、平成19年度に実施した漏水探索業務による修繕対応により、平成20年度の有収率が83.22%と全道平均の87.8%に近い数値まで向上いたしましたが、平成21年度の有収率においては、74.3%の数値になりました。これは、有収率の向上で配水管内の圧力が上がることにより、老朽等により継手部等から染み出ている漏水量が徐々に増えてくるものと思われます。現在の配水管は昭和42年度以降に布設したもので、古い管では42年が経過しており、法で定める耐用年数では、配水管40年となっているため、少なくとも経過年数50年までには配水管の更新を予定し、漏水対策と平行した対応を予定し、有収率の向上に努めていく考えでおります。次に、4点目の「旧配水管の更新計画の考え」についてお答えいたします。本町の水道事業は、昭和30年1月に若富町を水源とする市街地の簡易水道事業の供用を開始し、昭和50年2月に大谷を水源とする大谷水系の供給を開始いたしました。その後、営農用水事業等により現在の6つの水系が整備されました。本町水道管の総延長は約167.4kmで平成22年度現在、耐用年数40年を経過した管延長は、7.9kmで総延長の約4.7%にあたります。なお、この老朽管更新事業は、資金計画などから耐用年数経過管路延長、29.4km約17.6%となる平成25年度程度から事業着手する計画であり、毎年2,000万円程度の事業費で整備し、全体事業費で概ね14億円程度を想定しておりますが、老朽管の対象は年々増えていくものであり、今後継続的な老朽管の更新事業を続けていかなければならいと考えています。こうした膨大な経費の財源につきましては、国の補助事業を活用し、補助対象にならない管路につきましては、企業債の借入を予定しています。また、今後、国の補助事業を活用や有利な起債等の充当を各機関に要請することとし、議員の皆様と十分協議させていただき、町民の皆様に安心・安全・美味しい水の供給に積極的に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 1番 佐藤静基
概ね答えていただきましたが、少しそれを含めて考え方を広げていただきたいと思いまして、改めて質問いたします。この1番の件でありますが、ご承知のように、この地域は地震や水害など、昔から自然災害の少ない地域と言われておりましたが、一昨年の暮れから昨年の3月にかけて当町を含む北見地区を震源に2.9から3程度の地震が発生いたしました。幸い震源地は深く大事には至りませんでしたが、その後も人体に感じない余震が800回から1,000回とも測定されているようでございます。なお、今回と言いますか、この地震については、一般的には終息したという報告があります。その後、北大の地震研究班が温根湯大和地区それともう1カ所は不明なのですが、その地域の2カ所に、はじめて地震計が設置されたようであります。常に札幌の施設で内容が見れるという仕組みの機械でありますが、常時観察していくという内容であります。この地震発生後、北見市では温根湯温泉の原水、温水の原水に異変が出なかったのか調査に入り確認をしております。このように不測の事態が発生した場合、水源や水質のごくわずかな変化を見落としてはならないものと私は思います。当町のようにすべてが湧水や井戸水を使用し、川の水と違いまして、水源が見えない状況の場合、大谷を含む各地の水源調査、安全の確認は、どのように行うことになっているのか現状をお伺いしたいと思います。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
現在、水道事業での地震等の対応について、ご質問いただきましたが、現在のところ具体的な対応は行っておりませんが、現在のところは、施設の管理に最善の注意を払い維持管理を行っているところでございます。本町の場合につきましては、集中監視システムにより、24時間の監視体制をとっております。何か異常がありますと職員の携帯にメールで送信されるようになっておりますので、その辺につきましても本町の対応であると考えておりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。
質問 1番 佐藤静基
水質などについては、現在具体的にそのようなものはないということですが、施設の管理を重点に行い、集中管理システムで職員が常に管理できる。この集中管理システムは、水量あるいは水質まで、その変化や異変が分かるような仕組みなのかお伺いいたします。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
今の本町でもっています集中監視システムにつきましては、水量それから塩素、濁度も含めた水質でございますが、それについても監視しています。例えば、異常の集中豪雨等により、原水が濁った場合について、それの濁度が多くなりますと警報があり、それが職員のメール等に配信されるようになっております。以上です。
質問 1番 佐藤静基
次に、不測の事態が発生した時の代替水源の対応についてでありますが、今の答弁の中で非常に原水は安定的に出ている。これは、なかなか将来の憶測や予測が非常にやはり絶対ということはなかなか表現できない。過去の39年間の中では、問題なく出ているということを推計して安定している。そのような表現だったと思いますが、その状況でそれを予測し備えるというのは非常にやはり限度がありますので、最低限の備えは必要である。その点から伺いますが、例えば、水源が見える常呂川の水を使用することは、現在の施設として、可能な状況なのか。これは、なかなか難しいのですが、後段で各井戸水の水系は、連結しているとか、単独であるなど、なかなか難しい訳ですが、その辺も含めまして、もし、万が一、大谷水源に異常をきたした場合、常呂川を使うことができるのか。また、そのためには、今の施設で使用が可能な状況にあるのか。その辺についてお伺いいたします。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
ただいま、大谷の水源が異常な事態、不測の事態で使用ができなくなった場合の常呂川の水の使用についてでございますが、オロムシ川と常呂川を比較した場合、常呂川の水質が悪いために、現在の大谷浄水場の設備では不足が生じます。また、常呂川から水を引くとなると新たな導水管で圧送する必要が出てくると考えております。以上です。
質問 1番 佐藤静基
専門用語なのか、よく分かりませんでしたが、現在、常呂川の一番近くと言いましたら西富の昔、豚屋さんがいたところに掘った井戸のことが一番常呂川に近いと思い、そのところを想定しながら今聞いていたのですが、あの水を使う場合、要するになかなか急には使えないとお答えをされたのですか。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
失礼しました。西富の現在、休止を行っている西富水源につきましては、亜硝酸が出ておりますので、今現在は休止をしている状況でございます。もし、あれを使用する場合は、その設備等が必要になってきます。それと西富の今の井戸につきましては、井戸水でございますので、取水能力的にも大谷と一緒の取水能力、配水能力があるかどうか疑問のところがございます。大谷の水源の替わりに今使われていない、休止を行っている西富水源を使えるかは、これから調査するのとそれを使用することになると新たな設備を設けなければならないということをご理解お願いしたいと思います。以上です。
質問 1番 佐藤静基
水は見える水が一番確実な水源として、一番安定していると思いますので、常呂川の水を引く場合になったというか、限りなくゼロに近く大谷のは大丈夫と理解していますが、約70%を補っているのでおかしくなった場合に、やはり大きな水でなければ、井戸を掘ったぐらいでは、ほとんど隣近所その辺行ったらなくなる状況ですから、常呂川の水を使う可能性はどうかということなのです。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
現在の大谷の水源の代替に常呂川から引くとなると新たに設備を設けなければなりません。それについては、今現在は井戸でございますが、常呂川から引くとなるとまずは水利権の獲得の問題。それから、水を導くための施設を新たに設ける形になると思います。それについては、西富に作ろうとこれから大谷の下に作ると仮定してもそれは同じだと思います。同じように施設の整備が出てくると考えております。
質問 1番 佐藤静基
そこで、もし何らかの事情で水源に異変ができた場合、水源もそうですし、どこかで水道管が破裂して、大規模な事故になった場合、水源や近隣の町村の水源を利用させてもらうことを緊急の供給支援として、どのような方法があるのか、パイプで引っ張るのかタンクで運ぶのか分かりませんが、その緊急時の広域化の体制は、災害発生時に即対応できる仕組みになっているのかお伺いいたします。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
もし、災害が起きた場合についての対応でございますが、現在、日本水道組合が支援となり、災害対策の市町村が加盟し、契約を結んでおります。北見市の災害の時にも、その支援体制で援助を行ってございますが、訓子府町につきましても、それに加盟して行っております。災害等が起きた場合につきましては、まずは、そこへ連絡することによりまして、緊急の場合につきましては、支援をいただく形になると思います。失礼しました。日本水道組合ではなく、日本水道協会の誤りです。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
佐藤議員の最初からの質問につきましては、極めて本質的な質問と理解しております。上下水道課長から、その場の対応についてのお話をさせていただきましたが、例えば、緊急的に災害が起きた時には、一例でありますが、ポケットパークの地下に500tの水が絶えず蓄水と言いましょうか、蓄えてございます。平均的に全町民の安全は、1週間は確保できると考えております。それから、近隣町村、今、水道協会の話ももちろん出ましたので、これは全道的と言いますか、道東地区の自治体がお互い連携する。北見市の断水事故の時には、私どもの職員の時間外程度の負担はいただきましたが、例えば12tの給水車で北見市に水を運んだことはご存じだと思いますが、そのような連携を特に私は小谷市長と井上町長には、先般の断水の経験を踏まえて、日本水道協会の提携はもちろんですが、少なからず、1市2町の近隣町村は、即座に対応できるような危機管理をしましょうと働きかけをしておりますので、ここの部分は私はある意味では、心配していない。しかし、佐藤議員もご指摘のとおり、もし、マグニチュード6以上の地震で、小学校の耐震等は、万全を期して体育館等も今年で終わりますが、例えば、水道施設に起きた場合については、どうするのかということは、私どもの町も北見市も同じであります。すなわち基本的に給水のする場所が北見市でございましたら、常呂川、ある意味では1本だけです。先般のそのような事故は、結局1カ所しかない給水の川に頼っていることの問題点が蓄水のタンクとして、北見市は2つ用意したのであります。本町の場合、大谷の水源がもしだめだと仮説するならば、先ほど言いましたように、ほかの水源の5カ所から連絡管でつないでいますので何とか一時的な対応をせざるを得ない。それがもしだめであればというよりは、それが根本的な解決には、私はならないと思っています。これは改めて水道施設の耐震化の工事あるいは耐震化に向けての水源の確保を改めて検討しなければならないというのが、うちの町で緊急のある意味、急がなければならない課題だと認識しています。おそらく大丈夫ということでずっときておりますが、しかし、議員ご指摘のとおりそのようなことであれば、本質的な抜本的な対応策を今後考えていかなければならない。一例として、例えば、常呂川から引っ張ることを今出されましたが、1つは、水利権の問題があります。限度まで使っている水利権をさらに増やしてもらうことが可能かどうかということもこれは国の開発庁も含め、認可の問題も出てくるでしょうし、それから、既存の設備で言いますと課長が申し上げたとおり、常呂川から導水していく設備にはなっておりませんので、これら検討課題を含め、私たちは、将来にわたって安心、安全の水の供給、すなわち仮説として、大谷水源が非常に難しい状況になった時に備えての水道整備については、私どもの課題として、行政のみならず訓子府町全体の課題として、今後も対応していかなければならないのが、現時点での答弁として、ご理解をいただきたいと思います。
質問 1番 佐藤静基
今の町長の答弁の中で数字的に補足でお願いしたいのですが、ポケットパークの500tは、1週間ほど対応できるとの想定なのですが、これは生活水だけのことですか。それとも営農用水含めての意味での解釈でよろしいのでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
間違っていましたら、上下水道課長に訂正してもらいますが、私の認識では、生活水です。酪農用やそれらの産業等については、他の支援を求めなければならない。あるいは、ほかの方法を考えなければならないということです。
質問 1番 佐藤静基
2点目の件ですが、詳しい情報を私は持っておりませんが、隣の置戸町では現在、3カ所の水源をいろいろな事情、状況になったのか分かりませんが、1カ所にするため、今調査を進めているということでございました。先ほど申し上げましたように、この町では、大谷水源地を除くほかの5カ所で、非常に大きな経費をかけております。数年前に清住地区の水質が悪かったのか量が足りなかったのか記憶にありませんが、相当巨額な金をかけ掘ったが、結局は良い結果が出なかった。今回、最終的に先ほど町長の答弁にもありましたが、1億3,000万円をかけて開盛水系を上にあげてまわすことになっている訳です。それとこのほかの5カ所の井戸は、どうしてもやはり水質が悪い関係で、ろ過装置の交換を数年ごとに行わなければならない訳で、非常に経費がかさみ、訓子府町の水道料金の高い1つの要因にもなっております。それで、先ほどの答弁の中にございましたように、将来、水源の複合利用や1カ所に統合することは、いろいろな今、詳しい話を聞いていますと災害の場合、本当に1カ所で大丈夫かということもありますし、その辺は非常に論議を呼ぶところでありますが、統合して使うような方向は、検討されているとのことでありますので、地下水は非常にやはり判断が難しいと思いますが、絶えずコストなどの維持管理を考える時、常にやはり統合がいいのか複合利用がいいのか。そのことも1つの検討のテーマにして進めていただきたいと思います。それから3番目になりますが、有収率の下がった件について、町長は今詳しく経過の説明がありましたので、よく理解できます。それで今回のメインとしては、漏水による老朽管の交換。これは、やはりある程度計画的にやるべきではないかということが、私の今回の質問のメインでありますので、一問目で詳しく概ね理解はできましたが、有収率の件でありますが、当町では、どの程度の目標といいますか、それは、限りなく高いのは当然理想的でありますが、例えば、老朽管を交換する場合、更新も含めて、この有収率の目安といいますか、50%になっても頑張るのか。そこをどの基準で考えておられるのか伺いたいと思います。
答弁 上下水道課長 竹村治実(上下水道課長は2012年9月まで)
有収率の下限の数値関係だと思いますが、下限の数値は、本町ではもっておりません。目標とする数値としては、先ほど町長からも説明をいたしましたが、全道平均が87.8%でございます。この数値に近づける努力をしたいと考えております。漏水箇所の修繕と老朽管の更新を並行して実施することにより、有収率の向上に努めていく考えでございます。それともう1点、先ほどのポケットパークの500tで、1週間ぐらい利用可能と説明させていただきましたが、これにつきましては、あくまでも災害対応の時の1週間でご理解を願いたいと思います。以上です。
質問 1番 佐藤静基
次に、最後の4点目になりますが、先ほどの答弁で28年度と記憶したのですが、聞き間違いでしょうか、28年度から約14億円かかると聞いたのですが、28年で間違いないですか。違いますか。25年度からですか。すいません。今回の質問につきましては、不測の事態のことですので、具体的にどのようにするのか、私もなかなか質問がしづらいですし、1つの考え方を伺った訳ですが、近年、平成19年の北見市の大雨により、常呂川への濁水流入による大規模な断水事故がありました。新しいとこでは、今年2月には、網走市の水道管の破損により、市の70%が20時間ほど断水が発生するなど、先ほどから町長が心配しておられますように不測の事態は地震も含めて、他の町村ごとではないととらえているとのことでありますので、その辺のことを常に踏まえておいていただきたい。それから、資金計画でありますが、25年からおおよその数字で14億円は、現在、水道の負債も約9億円近くございます。しかも企業債で、非常に長期にわたることから、この種の事業、いわゆる配管の入れ換えですが、これについては、補助としてどのようなものがあり、借りるお金としては、どのようなものがあるのか。私が心配するのは、当町の20年後の平成42年、推計人口は3,800人であります。訓子府は、かなり精度が高くなると思っています。平成22年度の推計が15人しかくるっておりませんから、これは非常に正確で進んでいくと思います。それから高齢化率が44%との数字が出ております。当然、町の体力といいますか、生産力が相当低下する。高齢者が多いからと一概には言えませんが、低下すると想定しなければならないと思っております。そこで、現状として、今、職員をあげて財政健全化に取り組んでいる中、非常に厳しい中ではありますが、今なら何とか頑張れば多少の余力ができるのではないかと思います。計画を組めばです。今から将来への負担増の軽減も考え、わずかでもそのための準備金も必要と私は考える訳です。例えば、一家の内で大事なことをやる時には、相当、例えば、住宅などをやる場合は、一生に一度か二度しかありませんから、相当やはり資金を準備し、生活が行き詰まらないような準備をするのが常識であります。それを考えますとこの水道事業は、金額が大きいだけに、積立金だけとはなりませんが、将来を考えた時、やはり基金の積立もどこかで考えなければいけないのではないかと思いますが、この辺については、いかがなものでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今、私どもの水道の現状を踏まえて、将来的な孫、子の時代に課題を残す。これを今の時代にやる必要があるのではないのかとのご指摘がございました。実は、その14億円という数字は、とてつもない数字でございます。これは一昨年、平成20年に借換債をおこす。すなわち7%以上の高利の起債を借り換えをし、低利のものにしていく。あるいは一括返済をしていくような中で、私たちは水道料の値上げを町民の皆様に提案し、議会でもご承認をいただきました。おかげさまで平成21年の段階で、水道会計ベースで見ると純利益が21年度でおよそ1,943万9,000円ほど出てございますから、このことがイコール値上げによって、うんぬんということにはまだなりませんが、しかし、その際に水道料の値上げと将来的な課題として、老朽した管の布設を新たにやっていく計画も求められました。それが平成25年から毎年2,000万円ずつ投資し、14億円で進めていく計画を出し、そしてまた、審議会の答申をいただいたところでございます。ただ、これは大枠の金額でございまして、非常にまだまだ詰めなければならないことがたくさんございます。ご存じとは思いますが、今年の開盛水源から豊坂水系にポンプアップし、自然流下させていく工事で、先ほどありましたように1億3,000万円。基本的には、水道の補助事業は3分の1です。特に、修理あるいは入れ替えをすることについての起債は、原則的に認められていないのが今の現状ですので、私は先般の民主党の政策懇談会で、国会議員と道議会議員に対して適債事業、すなわち起債を認めよという中に、例えば今、水道事業会計をもっていますが、簡易水道であれば過疎債等が適用になるのですが、私どもの今の状況は人口5,000人以上ですから、水道会計としては、企業会計になっているのは、ご存じのとおりですが、それらが適債事業にならないこともありますので、補助の低さと起債対象にならなければ、非常にこれらを円滑に進めていくことが、財政的にも厳しいのは、ご指摘のとおりでありますので、今、私はできるだけ、農業基盤にあわせて適債工種の拡大を国に要請を始めたところでございますので、何とか25年の実際の初年度と今考えておりますが、それまでに資金計画とこれも1つの課題でございますが、かつての水道職員の方々は、職人的な方々が大変多くいました。良い意味でもいろんな意味でもです。100%管網図ができていません。どこに水道管が通っているのか分からないところも結構あります。それらも含め、水道全体を把握する。併せて管の布設入れ替えも含めたかなりの綿密な計画策定と資金計画そして着実な実行をここ数年の間にしていかなければならないのが、隠し看板のない今の現状でございます。ある意味では、建設課長が水道課長を兼務していたのを解きまして、水道課長の専任を今年からご理解をいただいて実施した状況でございますので、これから本当に私どもの町にとっては、水道事業は大きな課題と認識しておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 1番 佐藤静基
この質問の項目が事業として具体的ではないので、答弁にもご苦労されたと思いますが、いずれにいたしましても町民の命の水としての水道事業でありますから何かが起こってからの対応では、本当は遅い訳です。常にその危機感をもった水道運営も私は必要ではないかと思いますので、改めて、その認識を持ちながら、事業を推進していただきたいと思います。質問を終わります。