みんなの議会

訓子府町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日

町民の信頼を得る行政運営

2010年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「町民の信頼を得る行政運営」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 上原豊茂

9番、上原です。皆さんのお手元にありますように通告書に従って、私の一般質問を始めていきたいと思います。1点目は、町民の信頼を得る行政運営についてであります。昨今、政界・財界さらにはスポーツ界までもが、それぞれの体質が問われ、国民からの不信感が度々報道されています。社会経済が停滞・低迷する中で国民生活への影響は大きく、その血税をもって 政まつりごとを行う国や自治体に対して、より厳しい視線が浴せられるのは当然のことと思います。当町民からも議員報酬や職員給与への指摘を始め、行政の財政運営や職員個々の言動、さらには事務的トラブルに対するさまざまな批判の声が出ているのが実態であります。時として、これらの事情に精通した方々から痛烈な発言をいただいておりますが、これは、冷静な是非の判断以前に混乱だけを起こしかねないと懸念しているところです。まずは、このような状況下にあることをしっかりと受け止め、町民の期待に応え、信頼される自治体を構築するために、町長を頂点とする執行体制と議員が気を引き締めて、厳しさをもって対峙た い じすることが大切だとの認識から次の点について、町長の所見を伺いたい。1点目は、職員個々の危機管理高揚に向けた対策について。2点目は、事務処理における点検強化の対策について。3点目は、町民の声を行政運営に反映させる対策について。4点目は、町民の予算策定への参画が目指すところは何なのか。この辺について、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、上原議員から「町民の信頼を得る行政運営」について、大きく4点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目の「職員個々の危機管理高揚に向けた対策」についてでございますが、地方自治体が直面する危機につきましては、予測不可能で前例のないケースが多く、対応いかんによっては災害など住民の生命・身体・財産等の安全が脅かされることがあり、所管課だけでなく職員一人ひとりが危機管理に対する理解を深めながら対応を図る必要があります。一般的に危機管理には、大きく分けて災害対応と通常時における業務について発生する問題などに大別できると思います。災害時における対応は、国民保護法や災害対策基本法などに基づき、防災計画が制定されており、それに従い組織的に対応を図ってきているところでございます。上原議員の質問の趣旨と思われる、担当業務における問題解決などの対応に係る危機管理につきましては、常日頃から危機の可能性を敏感に察知し、発生後、迅速に・的確に対応できる能力が必要となってきます。これは組織としての対応はもちろんのこと、職員個々の資質や能力と言った部分に委ねることが多いことでもありますが、必ずしも全職員が同じレベルにあるとは言えない状況だと思います。従来まで仕事上の知識経験やノウハウは、先輩職員と苦労をする中で知らず知らず知見ち け んとして蓄積されてきたと思います。しかし、地方自治体行政は、様々な制度改革をはじめ公共サービスに係る仕組みが複雑になってきており、さらに職員数の減少や世代間の意識に相違があり、集団の中で危機管理能力を自然に育成していくことが難しくなってきている状況でございます。そのためにも、今まで以上に職員個々の能力開発や意識開発など資質の向上に対し、組織的に取り組むような人材育成が重要と考えているところでございます。現在、厳しい社会情勢に対応するためにも、組織の全体的な状況を考慮しながら人材育成計画を検討しているところですので、ご理解をお願い申し上げます。次に、2点目の「事務処理における点検強化対策について」でございますが、通常時における業務を遂行する中で、小さなミスや手続き不備などにより時として問題が拡大することもありますが、すべてにおいて個々の注意力不足や法令等による知識不足の面は否めないところであります。例えば、昨年、議決要件の必要な事案で、事務的手続きの不備などから議員の皆様にも多大なご迷惑をおかけいたしましたが、このような問題では原因やその時何が不足していたかなどの分析を行い、チェック機能を強化するなどの対応を図ってきているところでございます。ミスや間違いは誰にでもあることですが、少しでもその確率を下げることを組織として、また個人として意識しながら業務を進めていかなければならないと考えているところでございます。業務を進める上で、個々が他の業務は関係ないという意識ではなく、互いに協力しあって業務を進めていく意識を持つこと、さらに問題が起きるたびに関係する他の部署や周りの職員にも大きな迷惑や時間を費やすことになるという面では人的なコスト意識も強く持つ必要があります。このようなことから、1点目のご質問と輻輳ふくそうする部分もございますが、個々が業務に対して意識を持って取り組む姿勢と能力開発、さらに組織、個人として研修の機会を積極的に与え、より質の高い職員となるため人材育成をしていくことが事務処理ミスや不祥事などといったリスクを減らす対策にもなると考えております。次に、3点目の「町民の行政運営に反映させる対策について」でございますが、平成22年度町政執行方針の中でもご説明させていただきましたが、まず町民の皆様のお話を聞くという事業として「みんなのふるさと懇談会」(略称:ふる懇)や「夜間町長室開放」「まちづくり懇談会」「まちづくり委員会」などを開催してきているところでございます。また、一昨年から実施しております「地域担当制」さらには「地域要望取りまとめ」、「町民相談係」や「福祉なんでも相談室」設置などにつきましてもある面ではその目的は同様でございます。議員ご存じのとおり「夜間町長室」や「ふるさと懇談会」では、まだまだ参加者が少ない状況です。「夜間町長室」に相談に来ようとされる方も、役場ということで多少敷居が高いのかも知れません。そういう面では、町民の皆様のお話や意見を隅々まで聞くという点については、まだまだ十分でないと考えているところでございます。今後、これら町民のお話や意見を聞く機会の周知を広報等を通してさらに進めてまいりたいと思いますが、町民福祉サービスの質を高めることを第一に、町民の皆様の生のお話や意見を少しでも多くお聞きし、町の事業にできるだけ反映させてまいりたいと思います。議員の皆様におかれましても、普段の議員活動の中で町民の皆様からお聞きしたことを私どもに教えていただくとともに、地域などで開催する懇談会などの機会をとらえ、参加奨励をぜひお願いしたいと考えているところでございます。次に、4点目の「町民の予算策定への参画が目指すところについて」でございます。私は町長に就任して以来、一貫して「町政の主役は町民の皆様」であることを基本に、町政執行に取り組んでいるところでございます。特に、まちづくり懇談会では、財政推計や町の課題などについてお示しし、貴重なご意見を聞かせていただき、施策などに反映させていただいているところでございます。このことは、町民参加のまちづくりの一環でありますが、私は、町民の皆様に参加よりもさらに一歩踏み込んで参画いただけるような町民本位のまちづくりの実現を目指すこととし、町民参画ビジョン策定事業を通じ、平成20年度に発足の「まちづくり委員会」をさらに発展させた町政運営の根幹となる予算編成にも参画いただける仕組みづくりを私の一期目の任期である最終年度でまとめあげたいと考えているところでございます。以上、お尋ねのありました4点について、答えさせていただきましたので、ご理解いただきますようお願いをいたします。

質問 9番 上原豊茂

4点について、町長からのお答えをいただきました。1点目の「職員個々の危機管理高揚に向けた対策について」であります。自治体としての町民に対する危機管理の意識高揚は、それも当然のことながら、例えば、法律に基づいてと言いますか、先ほどありました国民保護法に基づいた危機管理の高揚というのも大切ですが、単純にそのような視点からではなく、常日頃、町民とそのような危機管理についての話し合いを続けていくことも大切かと思いますので、そのような意味での職員の知識と言いますか、町民へ伝達する情報の集積を怠らないでいただきたいと思います。また、その次の職員個々の自らの危機管理は、要するに職員として行動していく中で、自分の言動に対する危機管理の部分についてでありますが、私自身も非常に自らを律することの難しさを常日頃感じているところであります。このような対策として一番大事なのは組織、役場と言いますか自治体の組織として、90人を超える職員がいるわけですから、お互いにお互いをけん制し合えるような思いやりを持ったけん制ができる意識を持つことが、まさに大変であると自らを律するところに支えを持つことになるのではないかと思うわけであります。一般的には職場を離れれば当然、一住民として、何事に対しても自由にふるまえる意識があると思いますが、町民からの目線というのは、あくまでも町職員であるというところにあると思います。非常に苦痛を感じることもあるかと思いますが、そのような目線で見る町民にとって、職員個々の事案についても職員全体としての評価というかたちで、さまざまな声があがってくるところであります。また、個人の言動に対する処分とは変わりなく町民との対峙た い じの悪さも町民の信頼を失う最たる要因になっているのではないかと思うわけであります。その中で、12月の全員協議会等で職員の懲戒処分に関する基準見直しについての言及が町長からありましたが、確かに議員の中にもさらなる厳しさを求める声もあります。しかし、前段で申し上げましたように、誰にでも、町長も申しておりましたが、誰にでも失敗やうっかりとかいろいろなことが起きることはあると思います。そのことも考えまして、自分の起こした言動に対する悔いをもって個人が努力をしていくことで、その努力が報われるような基準を作っていくべきでないかと考えますが、これについて、町長の考えがあればお示しをいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

職員の資質向上に関する貴重な提案をいただきました。不祥事も含めて、昨年来というよりは、私自身が町長になってからも幾度か、そのようなことがあり、議員や町民の皆様に謝罪し、二度と起こらない努力を重ねているところでございます。1つには、私は、就任以来、お話しておりますが、全体の奉仕者たる職員は24時間公務員労働ということを私は自覚していただきたいのは当然のことだと思います。私生活であってもご指摘のとおり、役場職員あるいは公務員として見られることは、当然のことでございますから、ある意味では、流行の協働、共に協力し働くという理念の前に町民の痛みを我が傷みとして感じられるようになり、そして、喜びを喜びとして感じられるような職員になっていただきたい。これは私自身も含めての考え方として、お話を日常的にしているところでございます。さらに、職員の言動についてのことも問われております。これは、日常的にも町民の皆さんにお会いした時に挨拶ができない。言葉遣いが粗野である。服装、ポケットに手を入れてお話をする。状況によっては、執務中にガムを噛みながらお話をする。そのような基本的なことを言われなければわからない。中学生の生徒会であるまいし、そのことをある意味では、厳罰というよりはモラルハザードとして私自身は考えており、職員個々が考えていかなければならないと思っているところでございます。1つの過ちが2度と繰り返さないことを、そういう集団的な反省として、私たちは実行していかなければならないと考えているところでございます。そして、ご指摘のように、職員の綱紀粛正に関する処罰の問題等について、町長がどのような考え方を持っているのかということがございました。これは、厳罰主義だけでは、職員の育成には十分とは言えないことも含め、現在、総務課を中心にしながら、ほぼ出来上がっておりますので、職員の中で改めて議論し、その上で、町民の皆様あるいは議員の皆様にも綱紀粛正に対するあるいは懲罰等についてのご意見を賜りたいと感じているところでございます。もう1点は、私自身は改めて人材育成の方針、必要性を考えているところでございます。先般、総務課長から私的な提案ではございますが、人材育成方針の必要性についてのレポートが私のところにも届きました。願わくば、このような職員の主体的な提案を望みたいところではありますが、一例を申し上げますならば、自らが積極的に研修に努めていくとのレポートであり、あるいは状況によっては、自らの役職を降格させていただきたいということも含めた人事管理のあり方等の対応や仕方についても提案がなされているところでございます。今、地域主権の問題が政権の政府でもささやかれておりますが、ある意味では、地域住民主権、住民の自治に基づく団体自治を行政面でいかに保障していくのか。従来は、何でも屋的なことで言いますとゼネラリスト。すなわち、執務能力の高さだけを求めた時代ではなく、さらに、政策提案をできる職員。すなわち、専門職化も一方では質の向上を高めながら、職員の人材育成についての考え方を職員とともにまとめていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

ただいま、町長からこれからの職員の育成についても述べられました。ぜひ、これらをもって、職員の意識改革につながることを期待していたいと思います。次の2点目であります。事務処理における点検強化の関係でありますが、前段で町長の答えたことと重複することもあると思いますが、私はかねてより庁舎内の連携の重要性を訴えてまいりました。残念なことに私の期待したような大きな変化はないと思っております。ささいなことで言いますと叱られるかもしれませんが、今議会資料の差し替えについても、これは職員相互で補完し合う意識があれば、もう少しと言いますか、もっともっとその量が少なくて済むのではないかというように見ていたところであります。また、町の条例に定められたことにそぐわない事務処理。先ほども町長も言っておりましたが、条例を基に仕事をする集団として、このようなことが起きること自体が、組織としての体を成さないのではないのかとさえ感じているところであります。前段でも申し上げましたように、間違いは誰にでも起きるわけであります。しかし、組織として、これを未然に防ぐ機能を充実することが重要でないかと思うわけであります。現在の庁舎内の体制に問題があり、体制の改善をすべき点があると感じるところですが、その辺について、町長の考えをお聞かせいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

冒頭の答弁で申し上げましたとおりでございます。今回の議案に対する細かな点検についても、私自身も含め、まさかこんなことがということもありました。例えば、昨日で言いますと日程の22年が21年になっていたり、そのような細かいことも含め、それぞれのチェック機能を高めていかなければなりませんし、先般の12月の臨時議会でも謝らせていただいたとおり、合議における所管課の甘さ、そしてチェック機能のなさ等も含め、先ほど言いましたように集団的に職員相互が点検することを肝に銘じながら、組織として高度な自治体職員になるような努力を今後ともしていきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

町長は選挙戦で、副町長を置かないことを公約として町政運営をしているわけであります。そのことは、財政の問題等々も含めて、必ずしも、状況から的を外したものではないと私は認識しておりますが、例えば、そのチェック機能の関係で将来的にその体制を変えていくという必要性があるのであれば、どの時点かで英断をもって、その方向性を示していくべきではないかと感じるところであります。議員も同じでありますが、ルールを守ることが住民をはじめ、社会的信頼を得る最低条件だと思っておりますので、その意味では同じようなことが再三繰り返されないように努力していく必要があると思います。ぜひ、その意味での体制の充実を図るとすれば、先ほども申し上げましたように、どの時点で、それらも含めた英断をしていただきたいと感じるところであります。もし、町長から何かあればお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほど、3月9日の道新に登別市職員のミスに対する市長の対応について、非常に大きく出ておりました。41歳の若き市長は「市役所は大丈夫か」との市民の声に対して、市は情報公開を徹底していくことで、若き市長が誕生したようでございます。しかし、あまりの多さに情報公開と信用問題の狭間で、市長は悩んでいるとの記事でございました。しかも下段には、前任の上野 晃あきら氏、この方は、胆振支庁長などを務めた方ですが、行政に精通しており、5期20年間、市長を務め、ある意味では、市役所の天皇とも言われた方だと。当時、職員の間では、ささいなミスでも市長の耳に入れば自らの評価や人事に影響すると必要以上にミスを気にする風潮があったと一部の職員は言っており、ミスを公にしない。このことが本当にいいのかということで、新市長は、責任を問わないことで、ある意味では、行政の情報公開を前に打ち出したようでございます。しかも、その評価に対して、室工大の永松ながまつ教授は、不手際の公表は短期的に自治体の評価を下げるが、中長期的には事務レベルの向上が期待できる。発表の際には、対処法も示し、住民に改善を確約することが重要ではないのかとの助言が書いてございました。私自身も全くそのとおりだと思っています。厳罰主義はもちろん状況によっては必要ではありますが、まさに、包み隠さず、そして、職員がこのようなことが起きない反省と全体的な集団的な議論の中で資質の向上、あるいは研修等を通じて研修をしながら向き合うことが大事ではないかと思います。その上で、私はマニフェストで当分の間、私どもの町に行政機構の副町長を置かないということをお約束させていただきました。このことは、非常に厳しい財政状況の中で、何としても黄色信号の実質公債比率を少しでも明るく確かなものにしていきたいということも重要な施策でございましたので、先般の執行方針の時にも申し上げましたが、何とか町民の皆さんのご理解と議員の皆様のご理解もいただきながら、私どもの町の財政状況は、非常に前進をし、ある意味では、この10年間自立していける見通しが出てきたということのお話をさせていただきました。その点で申しますと本来、地方自治法で定めております「副町長を置かなければならない」という定めに基づき、私がもし2期目を実施することになりましたならば、2期目の時には、副町長の提案をさせていただこうと現時点では考えているところでございます。しかし、まだ残された1年間でございますので、その1年間、マニフェストに基づいて副町長をおかない状況で1年間がんばってまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

今、町長から私の質問に対し、丁寧な答えがありました。ぜひ、これらの思いを職員も受け止めながら、さまざまな諸問題に対処していただきたいと思うわけであります。次に、3点目でありますが、町民の声を行政運営にどう反映させるのかという点であります。さまざまなこの対策としての事業を取り入れ、また、庁舎内の窓口を開設し、町民の声を聞く体制づくりができていると私も認識しております。しかし、なかなか町長と親しく懇談の機会を求めない住民も多いわけであります。大半だと言っていいのかもしれませんが、しかし、これらの声をしっかりと受け止める体制づくりこそが、町民主役の町政ではないかと感じているところであります。そのような意味で90名を超える職員が町長と同じ意識の中で、町民の声を拾っていくことが、また、その声が町長のところまで届くようなシステムづくりをすることが、まさに町民とともに進める町政の土台になると思うところでありますが、これらについて、町長の考えはいかがでしょう。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

町政は、町民の付託を受けた私と議員、そして職員と共に仕事をしていくのが基本でございます。私としては、今の時点でも各課長を中心としながら、住民の声を職員が受け止め、課長等を通じ、私のところへ積極的に提案、あるいは顛末、報告の形でやっているのではないか。すなわち、事務の基本は「ほうれんそう」というお話をしたことがございます。報告と連絡と相談。このことなくして、事務執行のスムーズな運営はありえないと考えているところでございますが、なお一層、私はそれが現実なものとなるような、時間を本当は取れれば、各課の職員全員と私と話し合いを日常的にできるような仕組みができれば大変良いと思っておりますが、現時点では、なかなか公務執務の状況から難しいとは思いますが、今後そのような形を努力してまいりたいと感じているところでございます。

質問 9番 上原豊茂

今、町長が申し述べたような形が将来に向かってぜひ、つくりあげていかれるような自治体になっていただきたいと念願するところであります。4点目の「町民の町の予算策定への参画について」であります。町長が基本的な予算策定に住民、町民が参加することが本来の町民主役のまちづくりにしていることを私も周知しているわけでありますが、この体制づくりは、ややもすれば、町民全体の総意と掛け離れ、いわゆる、個々の主張が強い人の声のみがそこに反映されてしまう。そのような危険性があるのではないかと感じるところであります。また、そのような形でつくり上げられた予算が、町民の総意をもっての予算編成であるから、町政等も不要でないかとの声が上がってくるという心配も私は持つわけでありますが、この辺について、町長のお考えをお聞かせいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

住民は、主権者であります。お客さんではありません。町民の意思によって、町政は進めていくことが自治の基本であります。その主権者たる住民がお任せ的な考え方ではなく、どのように参画していくのかを、私は今後検討していかなければいけないということを1つはあげております。少なくても、職員が提案した予算を今回の本議会のように議論をしていくということは、大事なことでありますが、しかし、さまざまな政策を実現するための予算策定は、より広く地域の方から一人ひとりの意見を大事にし、聞いていくことのルールづくりが少なくても大事なのではないのかと思っています。そのことを受け、議会が一人ひとりの主権者たる住民の皆様の自治、福祉を実現していくことの基本が私はあると思っています。そのために上原議員がご心配のように、ややもするという心配事も心に持ちながら、まちづくり委員会を中心に、住民基本条例等の議論をしていただきました。さらに新たなる住民参画ビジョン策定というのは、最低限でも住民の参画あるいは提案をするそのような場をつくっていただきたいということを19日に予定しておりますまちづくり委員会で私の考えを述べさせていただきながら、22年度の早いうちにその実現に向けて、努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

ただいま、町長も申しておりましたように、一部の人間の声だけが取り上げられるようなことがないように、その体制づくりにも十分な配慮をしながら、今、町長が思い描いている体制づくりに全力を尽くしていただきたいと思います。それでは、町長に対しての一般質問は、この辺で切り上げまして、次の質問内容に入っていきたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる