みんなの議会

訓子府町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日

スクールバスの有効活用

2010年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「スクールバスの有効活用」について質問し、教育長 山田日出夫、総務課業務監 伊田彰、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
教育長 山田日出夫、総務課業務監 伊田彰、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 西山由美子

教育長にスクールバスの有効活用についてお伺いいたします。平成20年6月6日からスタートした「まちづくり委員会」から提言された「住民の足の確保」について、議論を重ねた中で住民へのアンケート調査結果や委員の先進地視察の報告を参考にして、この4月より「乗り合いタクシー」の試験運行が実施されることとなりました。管内初の導入ということで、町民はもとより周辺の自治体も注目することと思いますが、それと並行して、スクールバスの有効活用として地域住民が便乗できれば、もっと移動手段の選択肢が広がると考えられます。その可能性について伺います。スクールバスを児童生徒の登下校に支障のない範囲内で一般利用できないか。お答え願います。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

スクールバスの有効活用について、お尋ねをいただきましたのでお答えしたいと思います。「スクールバスを児童生徒の登下校に支障のない範囲で一般利用できないか」についてのお尋ねでございます。現在のスクールバスは、北訓、南訓、緑丘、中ノ沢の4路線を回っております。朝の登校時には座席にあまり余裕がないため、一般利用はなかなか難しいと考えております。しかし、下校時のスクールバスは、児童生徒の下校時間が分散することから座席に余裕がうまれますので、運用の仕方によっては、一般利用も可能かと考えてございます。ただし、スクールバスは児童生徒を安全に早く送り届けるという本来の重要な使命があることから、一般利用の方は児童生徒の下校に支障のない範囲で、路線の自宅近くの停留所等で乗降していただくなどの対応となると考えております。今後、今年4月から試行運行いたします乗り合いタクシーなどの利用状況を見守りながら検討してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 8番 西山由美子

このスクールバス利用については、昨年6月に佐藤議員から医療機関への支援の中でスクールバスの利用について、町長にお伺いしています。その答えの中で「スクールバスに関しては、補助金などにかかわる予算執行の適正化に関する法律の適用期限が過ぎており、ある程度、柔軟に目的外使用も可能と考える。高齢者の足の確保は大きな課題であり、効率的運用方法について、担当者と年度内に検討に入り、可能であれば22年度内に実現したいと考えている」という答えがありました。最初、課長に「スクールバスの一般利用は、どのようになっているのか」とお伺いしましたところ「福祉でも使っています」ということで、福祉保健課に尋ねましたら、ずいぶん古くから医療バスとして、目的外使用されていることを私も初めて聞いたのですが、このスクールバスの目的外使用は、これは、資料が途中からでしたが、平成8年から16年までの間は、10人から20人ぐらいの利用があったのです。その後は、いろいろな介護サービスや各病院で送迎などをしていることもありまして、極端に少なくなり、今は1人しか申請がないとのことです。なぜ、今、乗り合いタクシーのことは、4月から楽しみに見ていきたいと思うのですが、町民にはいろいろな事情があります。そして、一番考えられるのは、なぜ、足の確保が大事かは、高齢化しているばかりではなく、私たちの今の車社会が、まだ歴史的にそんな100年も経っていません。私たちの子ども時は本当に車何かほとんどありませんでしたし、そのような中である年齢から免許を取得していない人がかなりいらっしゃると思うのです。それで、今、町としては、免許取得者の実態はどちらかで把握されていますか。お伺いいたします。

答弁 総務課業務監 伊田彰

今の町民の免許取得者の実態把握ということで、お尋ねございましたが、現在、町では把握していないのが実態ということでお答えいたします。

質問 8番 西山由美子

伊田業務監には、いじわるなことを聞いて申し訳ありません。実は、そのことは、だいぶん前に私が電話で聞いてわかったのですが、実は、公安委員会で、誰でも簡単に情報は収集できます。とても親切に教えてくれますので、ぜひ聞いてみてください。その中で調べたのですが、今年度1月末で、私たちの町の人口は、男性が2,742人、女性が2,965人。合計5,707人います。その中で、免許取得は18歳からですが、18歳からのはとれなかったのですが、20歳以上の人口が男性2,286人、女性が2,505人。合計で4,791人が人口です。その中で、総免許取得者が男性2,111人、92%になります。女性が1,655人、66%。合計で3,766人。79%の方が免許を持っていらっしゃいます。それが60歳以上になりますと男性が人口が999人に対して、免許取得者が832人、83%です。女性になりますと人口が1,240人の中で免許取得者が445人、36%。全体が60歳以上は2,239人の人口に対して、免許取得者が1,277人。57%と極端に少なくなっていきます。これが70歳以上になりますと男性547人の人口に対して、免許取得者が403人。74%です。女性が773人に対して、取得者が139人。18%と少なくなっています。これは、免許取得人口ですが、これに加えて、例えば、年をとり、もう車に乗るのが不安になったことで、乗らなくなった方。それから、車は、とてもお金がかかります。維持するのにもかかります。経済的に車を持たなくなった方もいらっしゃるでしょう。ですから、きっとこの人口はもっと増えているのではないかと想定します。そのような方々が、例えば、夫が持っている車に乗せてもらうこともありましょうが、特に、実践会の場合は、今、段々、若い人の世帯が街に住んで、別世帯になっていることが増えていますので、唯一、そのスクールバスで自由に便乗できれば、本当に足の確保の選択肢が広がると思うのです。だから、乗り合いタクシーの邪魔をするのではなくて、乗り合いタクシーとうまく使っていくということです。ラーメン屋さんが同じところに2件あると両方とも流行るのと一緒で、やはり、行きは乗り合いタクシーでも、帰りはスクールバスに乗る。住民に選択できる便利さがあるといいのではないかと思うのです。今まで、福祉保健課長も「このような話は出ていたのです」と言われていたのですが、どの辺で消えたのか。どこまで検討されているのか、もう一度、教育長にお伺いいたします。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

町長も強い意向をお持ちで、今、ご紹介のあったお年寄りを中心とした方の足の確保は、非常に大事にされ仕事が進められてきたと考えております。その中で、このスクールバスももちろん選択肢の1つとして、中に加えられていたと思います。検討の結果、まずはデマンドタクシーを施策として打ち出されました。当初、はじめからいろいろな選択肢があり、全部の選択肢ができれば、ネットがかかり、議員が言われるような非常に使い勝手の点では、いいのかもしれませんが、行政の効率性、経費対効果など、いろいろな検討の中でデマンドにまずは絞られたものと認識しております。先ほど答弁しましたように、スクールバスの手法も決して私どもは否定はしておりません。せっかく走っている有効な資源を活用する点では、何の異論もないのですが、ただ1点、行政側としては、気を付けなければないということとして、平等性、公平性を気にしております。この4コースは、お子さんがいらっしゃる状況に応じて、コースが変更になるのです。固定的ではないのです。その場合、ある年に乗れていたお年寄りが今度は停留所が遠くなり、乗れなくなったとか、はじめから家は遠い。そのような現状をよく検討し、対応してまいりたいと考えております。

質問 8番 西山由美子

それはたぶん利用される方も長い間スクールバスが走っていますから、そこら辺はきちんと周知していけば、お互いの歩み寄りの中で、できるのではないかと思います。そして、子どもたちにとっても地域のおじいちゃんおばあちゃんたちが、おじいちゃんおばあちゃんとは限らないかもしれませんが、たまに乗ることもお互いの譲り合いや、その意味でもいいのではないかと思うので、今後、子どもたちが減っていく中で、ぜひこの対応は、もっと住民の声も聞いて検討していただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私のほうからも、佐藤議員に答弁した記憶もございますので、関連して、今の到達点のお話をしておきたいと思います。ご存じのとおり、私どもの町は65歳以上の高齢化率は30%を超えました。同時に単身世帯が242世帯ございますし、夫婦世帯が338世帯と本当に増えているところでございます。しかも問題なのは、世帯全員が住民税の非課税である低所得者世帯が65歳以上の高齢者の中でも35%を占めている状況ですから、足の確保は、より低額で、より身近なところが基本でございます。一方でスクールバスの状況を言いますとかつては補助基準で小学生は4キロ、中学生は6キロだったのですが、現時点の21年8月からは小中学生とも2.5キロまで緩和させたことであります。さらに、平成19年11月からは訓子府高校生の高校生も4キロで乗車をさせる。そして、できるだけ児童生徒の足の確保のため、本来の目的の趣旨に基づいてやっているということですから、乗車定員に対し、例えば、足りない。すなわち満杯というのは北訓です。全路線の見通しから言っても定員に対し、北訓は平成25年度まで、バス定員45名に対して53名ぐらいの予測ですから、北訓の人だけが乗れなくていいのかどうかという問題が1つ大きな課題としてございますから、いずれにしても、あともう1つ、停留所からどうしても自宅から停留所までは何かの交通手段で行かなければならないこともございますので、それらを検討して考えますと補助の該当のうんぬんからいうと年限はもう切れているところですが、これらの公平性と便宜性も含めた検討で、22年度中に検討し、できるだけ早く、デマンドタクシーの今およそ192名とついこないだ言っていましたから、200名ぐらいの申し込みがありますので、これを有効活用させていただきながら、一方では、議員ご指摘のスクールバスの乗車も前向きに検討していきたい。検討に入っているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 西山由美子

わかりました。あまり時間はありませんが、他の町のどこどこでは何をやっているのか言うと出羽で わ守のかみと言われそうですが、足寄町では、デマンドタクシーとスクールバス利用の両方やっているのです。そのようなところも参考に、ぜひ検討していただきたいと思います。次の「子育て支援センター」について、教育長にお伺いいたします。「あさひ保育園」の空き施設を一部改築して、本年7月にオープンする「子育て支援センター」は、少子化とはいえ、楽しいはずの子育て期間にさまざまな悩みを抱えて孤立しがちな保護者の相談にのったり、身内が近くにいなく急用で預ってほしい時の一時預かりなど5つの機能が支援活動として、十分に発揮されることを心から期待している。現時点での具体的な整備計画や活動方針を伺いたい。1つ目、改築の計画内容と職員の配置案を具体的に示してほしい。2つ目、子育ての相談窓口として、どのような取り組みを考えているのか。お示しいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

教育長とのことでしたが、現時点では、町長の責任でございます。次年度からと言いますか、開設時は、教育委員会に事務委任することを考えておりますので、私から答弁をさせていただきたいと思います。大きく2点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の「改築の計画内容と職員の配置案を具体的に示してほしい」とのお尋ねです。最初に、改築計画につきましては、あさひ保育園の統合による空き施設を活用することから、保育園と子育て支援センターとでは、施設の機能や利用者が異なる面もあり改修が必要となります。子育て支援センターは、主に家庭で子育てをされている未就園児のお子さんと保護者の親子が利用されますことから、これまでの各町の視察をもとに、親子での遊びやトイレトレーニングなどが実践可能な設備品を設置購入し、そのほか、トイレ改修や玄関などの防寒対策などを考えているところです。なお、施設の改修につきましては、7月1日の開設までに改修を終える計画で進めてまいります。また、子育て支援センターの職員配置につきましては、昨年9月の一般質問でもお答えしたが、これまでの意見交換会などでの意見から人材を検討してまいりました。あらたに、センター長として、現在、函館市で認可保育園の園長として勤められており、子育て支援に大変情熱を持っている方をこの春の勇退を機会にお迎えする予定であり、町民の皆様のご期待に十分応えていただけるものと確信しています。さらに、支援センターの職員として、現在、幼稚園・保育園に勤務している臨時職員1名を指導員として配置するほか、専門知識のある福祉保健課の保健師を併任発令し、発達支援相談などの相談機能を充実させてまいります。また、事務処理については、幼稚園・保育園事務長を兼務で配置する考えでございます。次に2点目の「子育て相談窓口として、どのような取り組みを考えているのか」とのお尋ねですが、子育て支援センターは、子育てに悩みを抱える保護者の相談窓口として大変重要な位置にあります。先ほどの職員配置にも関わりますが、日常的な子育て相談については、保育の経験豊富なセンター長を中心として、保健師や指導員が相談に応じることとなります。このことから、7月までの開設準備期間中にセンター長と指導員を北見の発達支援センター「きらり」や児童相談所などで新たな分野での研修を行わせるとともに、各機関との相談やアドバイスが受けられるような体制づくりと幼稚園・保育園職員さらに福祉保健課保健師、状況によっては学校としっかり連携を図ってまいります。以上、お尋ねのありました2点につきましてお答えさせていただきましたが、ご理解とお力添えを賜りたいと思います。

質問 8番 西山由美子

その函館市の認可保育園の園長だった方をセンター長に予定しているとのことですが、女性なのでしょうか。例えば、先ほどの改築の中で、具体的にまだイメージが湧かないのですが、一番私が気にしているのは、相談室があるのかどうかです。相談を受けに行った時には、部屋が別にあるのか。また、そのセンター長の役割、職務がどの程度なのか。例えば、相談に応じてくださる方なのか。そのセンター長の役割、職務についても、もう少し具体的に教えていただきたいと思います。それともう1点は、相談窓口です。これは未就園児を対象にすることを子育て支援の冒頭にありましたが、例えば、学童児でも、自分の下の未就園児との兼ね合いでも悩みを抱えることもあると思うのですが、子育てに関して総合的な窓口になっていただけるのかどうか。それとも相談に行っても未就園児でないとだめということになるのか。その辺のことをお伺いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

3点、ご質問いただきました。まず、部屋の関係で言いますと一部改築で、そんなに大掛かりなものではございません。相談室は当然設ける考え方を持っていますし、基本的には備品の購入も含め、センター長が赴任、着任した段階で、より具体的に詰めていかなければいけないと考えています。我々が一方的に決めるだけではなく、使う人たちが中心に具体的にしていきたいというように考えているところでございます。相談室は必ず設けます。それから、センター長ですが、元々は北見市で保育士を務め、結婚を契機に函館へ行った方です。そして、無認可保育園から立ち上げ認可保育園とし、今、60名定員の園長をきちんとやっている方ですし、発達相談等についても、委員として活躍されている方ですので、80歳を過ぎているお母様が北見市にいることで、その介護のために、ある意味では戻られるということでございます。女性です。そして、保育心理士等の資格も持っておりますので、私は予定されている方は、十分にその期待に応えられる方だと確信しておりますし、その役割は、幼稚園の保育園の園長と同じように専門的な力量を持った方でございますので、住民の期待に応えていけるのではないかと思います。それから、未就園児だけなのかということでございます。可能な限り、町政執行方針でも申しましたとおり既存の幼稚園あるいは保育園に通っている親子でも相談に来られる体制だけはきちんとしていきたい。将来的には学童も意識し、私どもの町の子どもたちの発達や成長は、そこに行くと状況が分かるぐらいのものにもっていきたいと考えてはおりますが、現時点では最初から欲張りますと倒れてしまいますので、まずは、未就園児を中心にしながら、幼稚園、保育園に通っている子ども、親たちの相談にも適切に応えていける体制から始めていきたいとの考え方でございます。

質問 8番 西山由美子

わかりました。とても子育て支援センターには、保護者の方々もいろいろな思いで期待している部分が多いと思いますので、私もたくさん期待して、見つめていきたいと思います。これで、私の一般質問は終わります。

出典:訓子府町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる