訓子府町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月16日
本町の高齢者福祉及び介護の実態と今後の課題について
2009年12月16日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「本町の高齢者福祉及び介護の実態と今後の課題について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 佐藤純一が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、福祉保健課長 佐藤純一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 西山由美子
8番、西山です。通告書に従いまして、一般質問を行います。今回は、本町の高齢者福祉及び介護の実態と今後の課題について、町長にお伺いいたします。高齢化社会の到来が叫ばれて久しいが、2000年からスタートした介護保険制度は、まがりなりにも定着し、今や多くの高齢者の生活に必要不可欠な制度となっています。2005年の国勢調査によりますと日本は総人口に占める65歳以上の高齢者の割合がイタリアを抜き、世界に先駆けてどこの国も経験したことがない高齢社会に到達しました。本町においても、高齢化率は30%を越える状況にあり、平成21年度から23年度までの第4期「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に沿って、さまざまな施策が展開、推進されているところですが、その実態と今後に向けた課題について、町長のお考えを伺います。1つ目は、高齢者の生活実態を把握するために、保健、医療、福祉及びその他の関係機関がどのような連携を図り、支援に結びついているのか。2つ目は、本町の「在宅福祉事業」の現況と今後の課題。3つ目は、これからの介護サービスにおいて、施設入所待機者や家族介護への支援体制をどう考えているのか。以上の3点をお伺いします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
おはようございます。ただいま、本町の高齢者福祉及び介護の実態と今後の課題について、3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず1点目の「高齢者の生活実態を把握するために保健、医療、福祉及びその他の関係機関がどのような連携を図り、支援に結びついているのか」とのお尋ねですが、本町では介護保険法に基づきまして、平成18年に設置した地域包括支援センターにおいて「訓子府町地域ケア会議」を設置し、福祉保健課をはじめとして社会福祉協議会やサービス提供事業者、民生委員児童委員協議会、北見地区消防組合消防署訓子府支署などの関係機関が一体となって高齢者の実態把握に努めるとともに、個別の支援につきましては、地域ケア会議サービス調整部会で福祉保健課が中心になり必要に応じ関係機関との調整を図りながら支援を行っているところでございます。次に2点目の「本町の在宅福祉事業の現況と今後の課題」についてのお尋ねですが、本町が実施している高齢者に対する在宅福祉事業には、介護保険制度に基づくもののほかに町が独自の施策として「配食サービス」や「緊急通報装置の貸与」「除雪・排雪サービス」などの各種事業を実施しております。しかし、個々の高齢者が必要としている支援の内容は多様であり、一人ひとりが真に必要とするサービスとしていくための難しさも感じているのが実態でございます。また、サービスを必要としている高齢者を的確に把握していくことも大きな課題の一つであると認識をしているところでございます。次に3点目の「施設入所待機者や家族介護への支援体制をどう考えているのか」とのお尋ねですが、現在、特別養護老人ホームくんねっぷ静寿園の入所待機者は46名となっていますが、このうち入院中や他の施設入所などにより実質待機者は10名程度であり、緊急性の高い方は、現時点では少ないと聞いているところでございます。しかしながら、施設入所待機者が自宅で介護を受ける場合には、家族を含めた支援が必要であると考えておりますので、ショートステイやホームヘルプサービスなど、適切な支援を受けることができるよう努めてまいります。以上、お答えをさせていただきました。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 8番 西山由美子
それでは、聞きたいことがたくさんあるのですが、まず、1点目の地域包括支援センターができてから、その他の機関との連携を図っていると今、お答えがありましたが、第3期の計画書と比較して、いろいろ私なりに調べてみたのですが、18年度から改正、介護保険制度が変わりまして、その前は、在宅介護支援センターということで、私たちの町は、社会福祉協議会に委託して、いろいろな介護予防や生活支援サービスの調整とか介護サービスへの指導の役割を行っていたのです。それが18年度の地域包括支援センターに変わりまして、それらの業務が移行することになったと書かれていますが、その在宅介護支援センターの時の相談、この中で言えば、町民の方からのいろいろな相談事、その件数が平成15年ですと1,200件くらいです。16年度が2,000件です。社会福祉協議会では、居宅介護支援事業を運営しており、地域へ出向いて訪問したり、介護相談窓口として活動していますと書かれています。それが、地域包括支援センターに移行になりましてから、包括支援事業の中で総合相談支援事業がありまして、そこの相談件数といたしまして、平成18年度は、68件。19年度は、117件。平成20年度は、見込みとして107件でありますが、あまりにも相談件数の数字が大幅に違うので、これはきっと社会福祉協議会でも、その相談窓口として、そのまま続行していると思うのですが、この総合相談支援事業のこの件数というのは、例えば、新規のものなのか。継続的なものなのか。それとも包括支援センターだけでこの数字が出ているのか。その辺の件数のことについて、お伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
あとで、いろいろな総括的な施策の質問があると思いますので、この点については、福祉保健課長から答弁させますので、よろしくお願いします。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
平成17年度までの在宅介護支援センターと平成18年の介護保険法改正による地域包括支援センターで扱っている相談件数の違いですが、多分、とらえ方が違うという感じですが、正確な数字を持ち合わせておりませんが、内容的には従来の在宅介護支援センターより、もっと充実させたような、そのような内容で業務を進めているということでご理解をいただきたいのです。在宅介護支援センター自体は、老人福祉法の中に規定されているものでありまして、現在も法的には生きています。ただ、介護保険法の中での包括支援センターのほうが機能をより充実させたというようにご理解をいただければと思います。
質問 8番 西山由美子
相談件数の少ない多いではなく、むしろ、相談事がされる前に処理されていると受け取っていいのでしょうか。町民側からすると今、社会福祉協議会、包括支援センター、それから各地域に民生委員の方がいらっしゃいます。例えば、高齢者になって、自分の身もそうですし、連れ合いが突然、介護が必要になるなど、やはり日々変化してきます。その時に、身内が側にいらっしゃる方は、まずは身内に相談するでしょうが、困った状況になった時、どこに相談したらいいか、町からのいろいろなチラシを見ても、すごくわかりづらい。どこにいっても相談にのってくれるとは思いますが、町民が相談する場所として、今現在、改正介護保険制度になってから、どのようにまとめられていくのか。その状況が見えないので、具体的なものありましたら教えていただきたいと思います。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
まず、高齢者は、体のことだけではなくて、いろいろな悩みですとか相談事があると思うのです。その場合は、まず、今の制度上では、地域包括支援センターが窓口になるというのが、介護保険法の趣旨の部分でありますが、例えば、うちの役場の窓口の高齢者の実態として、福祉保健課社会福祉係の窓口であったり、それから社会福祉協議会にあります居宅介護事業所のところに、民生委員さんも含めてですが、まず、声をかけていただいて、それが包括へつながるような感じでとらえていただければいいと思います。まずとにかく、地域包括支援センターが中心になり、高齢者の体ばかりではなくて、いろいろな困り事などの相談事を対応していくという考え方で進めてございます。
質問 8番 西山由美子
例えば、独り暮らしの高齢者の方、それから、ご夫婦で暮らし、片方が介護を受けているなど、いろいろな状況があると思いますが、私たちの町の場合は、町民の姿が割と見えやすい。福祉保健課に行っても、名前を言っただけで「ああ、あのおばあちゃんだね」とわかりやすい、とってもいい理想的な人数だとは思うのです。具体的に例えば、民生委員、介護士、保健師が、例えば、定期的に、先ほど言った町民側から相談した場合は、どこにいったらいいかということを申し上げたのですが、そうではなくて、行政側から変化がないかどうか見極めるための具体的な行動や活動があるのか。教えていただきたい。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
ただいまのご質問、非常に難しいところがあると思います。先ほど町長からも申し上げましたように、その高齢者一人ひとりの実態を把握するというのが非常に大きな課題であると認識しておりますし、例えば、地域におられます民生委員も地域包括支援センターの協力員という形で位置付けられており、その部分では、地域包括支援センターで、それぞれの地域のお年寄りの方々の情報をあげていただくという形で進めさせていただいております。
質問 8番 西山由美子
例えば、民生委員、児童委員が、これは去年か19年度に変わったと思います。任期3年です。訓子府町の場合は19人です。これは、広報をコピーしてきたのですが、このように顔写真と担当地区をお知らせいただいていますが、本当にこれは3年に1回です。例えば、日出地区の場合は、1人の方ですから、大体、昔から住んでいる方は、あの方が民生委員をやっているというのは、大体ご存じですが、ほかの地区ですと誰が民生委員だろう。自分たちの地域は、誰なのだろうということも分からない人が本当に多いと思うのです。このような質問をした時に必ず連携ということで、民生委員の名前が必ず出てきます。実際、町民の立場からするとあまり身近に感じられないのではないかと思います。このような町民への周知をしつこいぐらい徹底していたほうがいいと思うのです。介護というのは、自分たちが今必要でない時、あまり誰がやっているかということも関心がないですし、ある日突然、自分たちが介護や介護サービスを受ける必要性を感じられた時、すごく戸惑ったり、不安になったりする方たちが以外と多いということを私もいろいろ聞いてわかったのです。本当に人間、最後まで元気でいられるのが理想ですが、いつどうなるかわからないという不安を抱えているのが、高齢者の今の実態です。その不安を解消するために、私たちの町はこのような体制をとっているから、いつでも大丈夫ですという町民への周知をもっとわかりやすく行っていただきたい。特に、言葉がとってもわかりづらい。漢字が多すぎ、あまりにも行政の仕組みをそのまま伝えていますので、本当に年をとって目が見えづらくなり、理解力も落ちてきた場合に、やはり一番わかりやすい言葉で知らせるということが、すごく大事なのではないかと思います。それと隣町の置戸町の計画を私は調べて比較をしてみたところ置戸町の地域包括支援センターは、24時間体制で相談窓口受付を行っているそうです。祝日もです。訓子府町の場合は、全く役場の時間帯と同じです。介護というのは本当に、先ほど言ったように、いつどのようになるかわからないし、身近な身内がいる方はいいでしょうが、そうでない人はとても不安になるので、その支援体制をつくれないのかどうか。お伺いいたします。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
ただいま、ご指摘いただきましたように、確かに広報の仕方という部分では、これから改善の余地があるのかと考えるところですので、今いただきましたご意見を参考に一層の周知に努めていきたいと考えてございます。それから、私は、認識をしていなかったというのか、置戸町の包括支援センターが24時間体制というのを今、私もはじめて聞いたのですが、ただ、時間外に緊急のことが発生した時、我々が土日も含めて出たりすることは、まれにありますが、ただ、今、夜中も含め24時間体制で、本当にそこの需要があるのか。そこのところは、もう少し検討する必要があるのではないかと考えてございます。それから、高齢者の実態の部分でいけば、まだ検討中なので、具体的には申し上げられる段階ではないのですが、もう少しきめ細かな実態を把握できるような方法が、これからとれないかということを今、内部で検討している最中でございますので、もう少し具体的になりましたら、また、いろいろ議会にもご相談をさせていただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今、福祉保健課の職員に置戸町の実態を私が答弁している間に調べてもらいます。それから、包括の時代と変わり、今、その後の包括支援センターと言いますか居宅におけるケアマネの社協の状況や相談件数も今どうなっているかも調べてもらいます。西山議員のご質問の中身で総体として、お話をしておかなければならないことがあります。それは、2000年を境にして地域保健法が変わってきたということと福祉四法も変わったということがありまして、保健所と保健師の役割というのが非常に変わってきております。これは、第一線の保健活動については、市町村の保健師が行う。保健所の保健師は地域担当職員を廃止して、難病等のあるいは精神障がい、それからエイズ等の非常に特殊なものを担当するというのが、都道府県の保健所と市町村の保健師たちの事業分担が行われています。かつて保健師は、それぞれの地区を担当し、今も担当していますが、地域における高齢者や障がいを持った方々を訪問する訪問業務、そして相談業務というのが第一義的な保健師の公衆衛生にかかわる仕事となっておりましたから、かつてのように保健師が地域に出て行き、きめ細かな相談ができるという状況にかつてはなっていましたが、現状の中で、保健法や医療法等のいろいろな改正の中で現実に保健師が今なかなか回りきれないという問題がありますから、医療制度の改正やあるいは、さまざまな保健制度の町民健診等の改正の中で保健師がなかなか訪問できない状況等があるということ。さらにそれでも私どもの町は、平成18年までに包括支援センターが社会福祉協議会にありました。本来の保健師活動に支障のないよう包括支援センターが、在宅介護支援センターを町の直営でやってもいいという国の考え方ですが、本町は、社会福祉協議会に委託して、まず、第一義的に全て社会福祉協議会のケアマネージャー等が実施することをやっておりましたから、その点で言うとその当時のケアマネを中心として、相談件数がある意味では多かったということが制度的にあると僕は思っています。しかし、それではもう国もまかたしない。まかたしないという言い方は表現悪いのですが、きめ細かな対応ができないということで、新たに包括支援センターを18年から本町もスタートさせた。ここで何がやはり大事にしてきているかというと1つは予防、それから介護認定以前の俗に言う要支援の人たちに介護度が進まないようにきめ細かな介護指導といいますか。いろいろな相談にのっていく。さらには、これも今、東幸町、西幸町あるいは若富町等で実施しておりますが、介護に至らない人たちを地域ぐるみで、さまざまな健康の相談やあるいは教室等を開きながら、非常に成果を挙げ、できれば全町的にやってほしいという要望が出ています。すなわち、介護認定が2、3、4ということの在宅介護を中心としている人たち以前の人たちを中心にしながらも、まずは総合的な窓口を包括支援センターに置く。さらに、それを今度は例えば、虐待の問題等、あるいは社会福祉的な精神的な相談業務も含め、質的なこともこの包括支援センターではやっていくということで、今、保健師等も配置し、分離しながらよりきめ細かなことをしている。それからもう1つ大事なところは、地域の住民自身が、この1つの行政の網の中で、自らが地域の実態を把握しながら、きめ細かな相談やあるいは行政に結びつけていくという点では、町内会などの役割も大きく変わってきていますし、それから、民生児童委員も非常に従来にも増したきめ細かな活動をしているのは実態であります。私もよく見ていて民生委員が随分変わってきたという認識もあります。さらに、これもご存じだと思いますが、民生委員だけでは対応できませんので、健康相談推進員、ふれあい推進員等と一緒に実施している。さらには、ボランティア活動。これも非常に今、いろいろな形で少しずつですが、社会福祉協議会を中心にしながら、ボランティアセンターが機能しはじめている。さらに課長が言ったように、今、緊急医療情報キットシステムの導入を今、内部で検討している。すなわち、高齢者の一人ひとりの希望に応じてですが、消防と役場、特に、保健師とも協力し進めたい。例えば、冷蔵庫等に本人の身体状況を保存し、訪問した時にそれが逐一わかるようなシステムを何とかしていきたいということであります。もう1点ですが、24時間のことについては、今、どのようになっているか私自身も認識不足で申し訳ないのですが、かつては、社会福祉協議会の事務局長が、携帯電話を24時間持っていた。それで何かあったら社会福祉協議会の事務局長が事業所の局長も兼ねていましたので、彼のところに電話が入り、ヘルパーやケアマネ等に連絡し合うということを制度的にやっていました。しかしそれは、実態として多い件数ではなかったというような状況です。あと今、聞こえたかもしれませんが、置戸町では、特養で24時間電話を受けるということです。ただ、ご指摘のように広報は、まだまだ町民のものになっていないのではないかという点では、もっと積極的に進めていかなければならないという状況です。少し長くなりました。
質問 8番 西山由美子
先ほどのことで、私が言い忘れたのですが、24時間体制というのは、特別養護老人ホーム緑清園の協力で夜間とか祝祭日も対応できるようにしているということです。うちの町も静寿園がありますので、そのような体制がとれないのかということで提案したわけです。今、町長が言われたことは、よく分かります。ただ、この間、日出で町長たちとのふる懇があった時に、結局、高齢者が1,700人ぐらいいますが、そのうち介護認定を受けているのは、わずか13%から14%ぐらいです。その他の方たちは、まだ元気な方たちのほうがたくさんおり、自分たちも何か地域のためにしたいという気持ちがあります。例えば、日出のようにずっと古くからあまり変化のないような地域であっても、一体、誰がどのようになっているのか実態が分からないという声が、そばにいて聞こえたのです。手を貸したくても、どのようにしていいのかわからない。そのような体制が十分つくられていないのではないかということです。これからますます5年、10年と右を見ても左を見てもお年寄りという時代が間違いなくやってくるわけですから、やはり今の時点からそのような地域の人たちの意識と行政が一緒になり、見守り続けていくこと。見守りし合う体制づくりが必要なのではないかと思います。まだ1点目だけで終わってしまいそうなのですが、2番目の在宅福祉事業です。あまり人間の場合は、兄弟など比較し合うのはよくないと言うのですが、自治体は、私たち議員も皆さんからの情報、政策をお知らせいただくだけで、本当にこの町にとって、それが本当に適当なものなのか、そうでないのかというのは、他の町と照らし合わせてみないと私たちもわかりづらいこともありまして、今回は隣町の置戸町との比較をさせてもらったのですが、例えば、家族介護用品購入費助成制度あります。これは、19年度までは、年間75,000円を助成していました。要するに紙オムツや寝たきりの介護を必要とする方への助成だと思うのですが、紙オムツなどをどこで買ってもよく、指定がなかったのですが、私がまだ議員になりたてで1年くらい経った時でしょうか。家族が高齢者の方を介護している家で、今まで75,000円で本当に安いものを求めて買えたのが、20年度から48,000円に減り、町内に指定されてしまったら、本当に大変になるので、すごい不満があると聞いたことがありました。まだ私は、その時よく介護制度についても勉強不足で、よくわからなかったので、返答に困った経験があるのですが、このことについて、置戸町では、10万円まで助成を出しています。あと置戸町は、住宅改修費が普通は大体20万円までなのですが、対象経費の2分の1で50万円を限度としています。そして、住宅改修相談員を配置し、その改修に必要な相談や助言、施工業者との連絡、調整を行っています。要するに、年をとっていくと本当に先ほど言ったように、まず、どこにどうやって相談したらいいかわからないことと上手に相談事ができないということがあるので、間に仲介の方が入っているとやはりスムーズに進むということはあると思います。あと置戸町で別にやっているのが老人居室整備資金貸付事業です。要するに今まで同居していなくても、高齢者が一人になったりして、同居しなければいけない。でも自分の家は狭いことで老人居室を新たにつくる時に、利息を無利子として限度額200万円までです。これは、結構その年によって、利用があったり、なかったりするのですが、このように町民の声を聞いていくとすごく必要性があるので、このまま続けていきたいと書いてありましたが、その点について、うちの町はどうなのか。お答えをお願いします。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
ただいま、何点かお尋ねございましたが、まず1点目の家族介護用品の購入費の関係ですが、確かに平成20年度から、従来の75,000円を限度額年間48,000円にしたわけですが、これにつきましては、年額48,000円よりも、月額4,000円の考え方でご理解いただきたいと思うのですが、その実績を見ていきますと例えば、20年度でいけば13件の利用がございまして、年間で378,874円になり、平均しますと29,000円ぐらいなのです。それで額が少ないということでの苦情など、その部分で私は聞いたことがないので、今のところは特に問題はないと思っています。それから店を指定したという件なのですが、実は19年度まで店は全く指定していなかったのですが、やはりどうしても消費が北見に流れているというのか、北見のお店で買った領収書ばかりなのです。やはりここら辺は、町から助成する部分でいけば、町内での購入をお願いしたいという考え方で、取り扱いを改めてきたという経過がございます。それから住宅改修費は、うちでは今18万です。これは元々が介護保険の住宅改修費基本額が20万円限度で、それの9割給付ということで18万円というのがありまして、うちの在宅福祉関係につきましても、介護保険と併用できるわけですし、その部分で介護保険のベースに合わせるという考え方から、18万円で取り扱っております。それから、相談員の関係ですが、確かに置戸町とは少しやり方が違うという部分ですが、制度的にそのような名称で配置しているか配置していないかとの部分でいけば、その相談員という形では、訓子府町は配置していません。置戸町は配置しています。ただ、先ほど包括の話も出ていましたが、ここら辺は住宅改修の相談があった場合、ケアマネ等が相談にのりまして、業者との間にも入るなどの対応でいけば、今のところその相談員という名前をおかなくても特に支障はなく、そのような進め方ができると考えてございます。
質問 8番 西山由美子
わかりました。それからもう1つ、災害弱者緊急通報装置設置事業があります。これがたまたま先々月でしたか。独り暮らしのおばあちゃんのところでお話したら、最近、食欲もなく、ふらつくことが多いということで、おばあちゃんのところに緊急ブザーは付いているのと言ったら、付いていないということで、やはりお年寄りの間では、あそこの家には付いているとか、ここの家にも付けてもらったというのはあるのだけれども、一体、それがどうやったら付けてもらえるなど、詳しいことがやはりわからないという人が多く、福祉保健課に私も聞きに言ったら、3枚の用紙をいただきまして、1つは契約書です。そして、協力員が2人いるということで、協力員の承諾書が2枚ありました。それはそう簡単にもらえるものではないということを私もやっとわかったのですが、それもその3枚の書類を提出しても、判定員が、ここの家に本当に付けていいのかということを判定し、はじめて付けられるということも、そこでお伺いしたのですが、それには、この弱者ということがポイントで、要するに体が病弱な方、体が不自由な方、急病などの緊急時にする。これはどこの自治体も同じ事業なのでしょうが、ただ高齢者の場合、独りで暮らしており、例えば、昨日まで元気でも夜中に脳梗塞、心臓などで具合が悪くなるということも十分あり得ますので、やはり緊急時に必要なブザーというのは、今、元気でもそのようなことがあるのですから、そこら辺の判定基準がどうなのかと思います。その協力員も例えば、隣の家の人に頼んだほうがいいのかどうかといくと隣の家の人とはあまり交流がないから、ずっと離れているけれど、あの人は、たまに覗きに来てくれるから、いいなど、地域での付き合い方が、私たちから見えないものであり、当たり前でしょうが、人間関係があるので、この協力員の要請も本当に難しいです。なぜ、協力員は必要なのかというと結局、本人がブザーを押して消防へつながります。そしたら、消防が受け答えをし、これは行かなければいけないと判断をした時に、消防が着くまでの間に協力員が2件、なぜ2件かというと1件が留守の時だと困るからということで2件らしいのですが、協力員にお願いをして、その本人の家に行ってもらう。そのための協力員と伺ったのですが、このような話をある違う方にしましたら、普通の家は皆、独りで暮らしたら鍵かけている。具合悪くなってブザーを押し、協力員が来ても鍵を開けにいけなかったらどうするという質問も出たのですが、その辺どうなのでしょうか。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
災害弱者緊急通報装置の関係でございますが、現在、町が保有しているのは85台ほどございまして、実際、今70台前後が貸出しになっていると思いますが、ここはやはり、独り暮らしの高齢者を中心に貸出しています。確かに判定はするのですが、厳しい基準ではなく、そこは柔軟に対応しているつもりなのです。ただ、その制度自体が知られていないことで、本当はあったらよかったのにという人が確かにいらっしゃるのかもしれないのですが、そこは町内会長や民生委員などにお願いし、そのような独り暮らしの高齢者で、少し心配だという相談をいただければ、すぐに対応したいと思います。それから協力員のことなのですが、近所付き合いのことから、難しいということもあるのかもしれないのですが、そこは何とかお願いできればと思います。この制度自体が誤報といのうか正報があまりないというのか、消防に通報が入っても、大半が間違って押したとか防虫スプレーをかけたなどのことが大半なのです。それで消防が電話で安全を確認する場合がほとんどなのです。ほとんどというのは少し言い過ぎかもしれませんが、そのことで、もし、本当に具合が悪くなって緊急搬送などがある場合は消防がすぐに行けるような体制を協力員にも協力いただきたいのです。また、消防もすぐ動けるような協力をいただいているということです。あと、鍵がかかっていたらどうするのかという話なのですが、そこのところは少しお答えのしづらい部分と思いますが、何とかそのようなことでご理解をいただきたいと思います。
質問 8番 西山由美子
本当に率直な町民の声でしたので、今、言っただけですが、わかりました。ただ、訓子府の保有は80台なのですか。85台。また、比較しますが置戸町は95台です。置戸町は、もう36%の高齢化率を超えていますから、多分うちの町よりも、もっと切実なものがあると思います。それでは、3番目の入所待機者です。先ほど本当に家庭で介護をしながら待っているのは、10人足らずではないかとの町長のお話でしたが、私は、まだ数字をつかまえていないのですが、家庭において、施設に入れなくて家族で介護サービスを若干受けながらも寝たきりなどの介護をしている人は、認知症の方も含めて、何人ぐらいいらっしゃるのか。その10人がそうなのか。少しわからないのですが、介護保険制度になる前は、家族介護、家族扶助が当たり前の風潮で、介護が必要になったおじいちゃん、おばあちゃんたちをまずはお嫁さんや娘さん、息子さんなど家族の皆で協力して看るのが当たり前の時代でしたが、今、それは、なかなか難しい。家族状況が変わってきていますし、女性もどんどん社会進出し働いている方が増えていく中で、家族が介護するのは本当に難しい状況です。そのために介護保険制度で介護サービスを使おうということが、今、定着しているのだと思うのですが、少なくても家族で介護している場合、介護する者の負担というのが、想像以上に大きいということは、やった人でないと分からないというつらさがありまして、私も何件か相談を受けた時に、大体、お嫁さんは、私がやればいいのだ。私がやらなければいけないのだというその穴に入ってしまうのです。そうすると他の兄弟たちが、たまに来て、いろいろ言われるが、少しもわかってくれない。旦那はお酒飲んで、それを聞いているだけで、少しもわかってくれない。自分のつらさをわかってもらえない。要するに何がつらいのかというと時間の束縛なのです。結局、人というのは、24時間の中で仕事をしたり、役割があったり、自分の大切な時間というのが、全て、その介護の束縛でとられてしまうということで、どんどん自分が追い込まれてしまう。今は、もうそのような時代ではなく、介護サービスです。そのために介護保険料を皆払っているわけで、使っている人が2割弱しかいないかもしれないけど、総合扶助ですのでどんどん介護サービスを使いましょうと行政側がもっと周知する。本当は使うと給付が増えて基準額が上がったりするかもしれませんが、でもやはりそのための介護サービスなのですから、遠慮なく使うということです。在宅支援の状況をつくり、呼びかけが必要なのではないかという気がしてなりません。それで、訓子府町の場合は、家族介護に対する支援というのは、あまり見えません。介護者、介護を担う人は、先ほど言ったように、独りになってしまいがちですので、介護している人が例えば10人いたとしたら、介護者の悩みなど、とにかく誰かに愚痴を言うだけで、本当に肩の力が下りるものです。そのような場や介護のいろいろな勉強をする場、開放してあげる場を置戸町は今、持っていますので、その辺、訓子府町はどうお考えなのかお聞きします。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
家族介護への考え方のお尋ねでございますが、確かに今、議員言われますように、介護をする家族の負担というのが非常に重いのは、よくわかりますし、今年5月27日に地域包括支援センターの運営協議会がございまして、現状の課題として、まさに今、議員が言われたようなことを議題にして、運営協議会をやってございます。その中でやはり課題としては、行政の支援に結びついていない高齢者の把握とかです。特に、認知症の関係でいけば、どこに相談に行ったらいいのかわからないとか、家族のおじいちゃん、おばあちゃんが認知症ということを回りに知られたくない。そのようなこともやはり実態としてあるようなのです。そこをどうしていくのか1つ課題であるというように思います。それから、そのようなお年寄りに訓子府町は何もしていないというわけではなく、できるだけそのような実態をつかみながら支援をしていけるような体制も考えてございます。それから施設に入っていないお年寄りが介護を受けている方がどれくらいいるのかというお話もございましたが、最新の数字的なことだけで申し上げますと11月末現在で、要支援も含め、今、訓子府町で介護認定を受けている方が256人いらっしゃいます。その中で特養や老人保健施設の療養型の施設に入所されている方が66人、グループホームが17人いらっしゃいます。施設関係です。ただ、つかめないのが病院に入院されている方もかなりいらっしゃるかというように思います。それ以外の方が家族介護を受けているというようにとらえております。それから、介護サービスを遠慮なく使うようなものにしていくということですが、これは微妙なところもございまして、医療費と同じような意味合いもあると思います。ただ、それが本当にご家族の方がすごい負担を感じているのに、金がかかるから遠慮しているということにはならない。そこはやはり遠慮するような話ではなく、まずは、役場にご相談いただければと考えます。
質問 8番 西山由美子
最後に町長にお尋ねします。前回、私が「高齢者の北見地方にある老人福祉施設の現状はどうなっているのか」という質問の中で、管内に特別養護老人ホームが28施設あり50床から100床で定員が1,595人。養護老人ホームは、6施設で定員が520人。軽費老人ホームは、11施設で定員が359人。合計で45施設あるというお答えがありまして、ただそれが今の待機状況が全然わからないのですが、おそらく、どこの施設もすぐに入れる状況ではないと思います。それで訓子府町は、ケアハウス17名と特老の静寿園が47名ぐらいです。待機者がそのぐらいいらっしゃいますが、これから先ほど言ったように、どんどん高齢者が増えていく中で、訓子府町としては、施設的に例えばそこを増設するとか別の施設を建てるなど。おそらく無理でしょうが、そのようなお考えがあるのか。それとも在宅支援にもっと力を入れていくのか。総括的な考えがあれば、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
管内の特養あるいは老人福祉施設等含めての定員ならびにそれに伴う入所率については、西山議員ご指摘のとおりほぼ100に近いという状況です。大体もう95%以上のものがありますし、本町としては、先ほど言いました40数名の待機者であり、実質的には病院に入院しているなどいろいろな方がいますから、10人前後ではないのかと思います。しかし、これからますます高齢化率が高まっていく、今、そうした中でも「グループホームはるる」が9床から18床になった。これもほぼ100%近いということですから、施設入所について、国はもう人口規模からいっても本町は50床でも多いという状況であると指摘されていますから、これは、単独で施設を建てることや運営することは、大変難しいです。例えば、在宅福祉を充実する。あるいは高齢者の独り暮らしの人たちを市街地の中央に集めてくる等も含めたことも考えていかなければならないのではないのかと思います。さらには、地域で介護にいたらないような健康づくり等のことも積極的にやっていかなければならないのではないのかと思います。いずれにしても、行政と地域の住民の方々、それから各種委員の皆様方とも連携を積極的に図りながら、きめ細かな、私自身が政策で挙げている「全ての人が住み続けることができるまちづくり」を具体的に質の高い、そして広がりを見せた福祉事業を展開していかなければならないというのが、行政の緊急課題だと思っています。しかし、これも一 觴 一いっちょういち詠えいにはいきませんので、一つひとつ時間がかかっても地道にやっていきたい。やらなければいけないだろうと思います。ただ、2つほど、今回の西山議員の質問の中で、私自身が心掛けていかなければいけないことは、もちろん広報活動の重要性もありますが、まず、1つは、近隣町村と改めて比較をしなければいけないとの認識にたちました。置戸町よりも劣っているのか本当かどうかはわかりませんが、少なくても、高齢者の生活にとって、福祉サービスが近隣と比較してやっていないと言われるようなことがないように、これは福祉保健課を中心にしながら早急に調べさせていただきます。それから2点目です。周知の方法でいくとこれは改めて広報担当や保健師等も含め、老人クラブ等にもう一度、このパンフと思うのですが、これを含め、介護保険のパンフレットを持って、老人クラブに説明会を開催するぐらいの意気込みで、今、できないか検討をしてもらいたい。私は、福祉保健課の職員は非常によく頑張ってくれていると確信をもって思っていますし、実際にやってもらっています。今、福祉保健課長を中心にしながら、まずはきめ細かな相談業務を含めてやっておりますが、しかし、まだまだ足りないとすれば、さらに出かけていきながら、何でもできませんが、1つでも多くの方に理解をいただけるような説明などをしていかなければならないと感じました。願わくば、ぜひ、議員の皆様方も何かそのようなことがあったら遠慮せず、福祉保健課に相談をしていただきたい。民生委員もありますが、福祉保健課に相談しますときちんと対応する状況ができていると思いますので、遠慮なさらないでしていただきたい。また、広報活動にもお力添えをお願いしたいと思います。まだまだ本当は細かいことで、いろいろお話しなければならないことがありますが、今、議員の質問を受けて、私自身が即時に対応を検討することができるということで、答弁にかえさせていただきます。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
先ほど、介護保健計画の3期計画の中での数字ですが、社協で在宅介護支援センターでやっていた部分の数字が非常に大きかったという部分なのですが、今、調べましたら、居宅支援事業所と一緒に仕事をしていたものですから、介護認定調査や実態把握調査などが重複して含まれているということで、ご理解いただきたいと思います。
質問 8番 西山由美子
誤解されないように申し上げておきますが、私はうちの町の保健師および福祉保健課の方たちが仕事をしていないと言っているのではありません。それは遅くまで一生懸命皆さんが頑張っていらっしゃいますし、保健師たちの活動もよくわかっております。先ほど申し上げたように、比較をするのは、うちの町を卑下しているわけではありません。これは、うちの町がもっと良くなってほしいし、町民の立場に立つともっとこのような方法もあるのではないかということで、対応を考えていただきたい。応援したいという気持ちで申し上げているので、その点は、誤解のないようによろしくお願いします。これで質問を終わります。