みんなの議会

訓子府町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月18日

水道事業会計の現状と経営健全化計画について

2007年12月18日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「水道事業会計の現状と経営健全化計画について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、水道課長 竹村治実、農林商工課長 山内啓伸が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、水道課長 竹村治実、農林商工課長 山内啓伸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 工藤弘喜

これから一般質問を行います。一般質問通告書に沿って質問をしていきたいのですけれども、大きな質問項目で3点になっていますけれども、後半の部分は関連をいたしますので、大きく2点ということでとらえていただきたいと思います。まず、はじめにですけれども、水道事業会計の現状と経営健全化計画についてお聞きをしたいと思います。本町の水道事業会計も、平成18年度決算書を見ると、事業の収益的収入並びに資本的収入に4,600万円あまりの額が補助金として一般会計から繰り入れを行っている状況にあります。ただ、私としてはこの一般会計からの繰り入れそのものを否定するという意味で言っているわけではありません。そのような多額の繰り入れになっているという状況があります。合わせて、平成17年度からは欠損金も発生しているという、そういう状況が伺えます。そういう事業経営になっている中で、同時に、水道事業というのは町民にとって1日も欠くことのできない極めて公益性の高い事業でもあります。これらを踏まえて、次の点について町長の所見を伺います。水道事業会計というのは、非常になかなかわかりにくい会計にもなっていますので、できるだけわかりやすくお答えをいただきたいと思いますが、まず1点目ですが、本町の水道事業経営の財政状況について、具体的にわかりやすく伺います。合わせて、平成17年度からの欠損金も発生している、これは今言いましたけれども、その欠損金の最たる要因についても伺っていきたいということであります。続いて2点目、水道事業の先を考えますと、多額の負担を伴う施設整備も予想されますが、これらも含めて水道事業会計の推移について伺いたいと思っております。3番目です。本年8月、総務省は金利5%以上の地方債を対象にした補償金免除、繰上償還の実施要綱を決めて通知していると私は認識しておりますが、この制度の概要と本町のこの制度への対応についてお伺いをしたいと思います。続いて4番目でありますが、この制度を活用していくとなれば、その前提として、この水道事業であれば「公営企業経営健全化計画」の策定というのが求められているはずであります。その内容についてお伺いをいたします。合わせて、この制度活用によって、今後の水道事業経営の見通しはどうなっていくのかという点についてもお伺いをいたします。5番目でありますけれども、「経営健全化計画」が実施されるということになりますと、そこからその計画の中で町民が負担する水道料金の改定もあるのか、そういうことも合わせてお伺いをいたします。以上、水道関係でお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

工藤議員が冒頭おっしゃいましたように、質問は水道事業会計の現況と経営健全化計画、さらには後段では品目横断的経営安定対策実施による本町農業への影響と、さらに品目横断的経営安定対策導入による今後の見通しについてという3本の質問の用意をされてございます。1時間の中では極めて答弁が限られると思いますので、大変申し訳ないのですけども、わかりやすくと言いましたけれども、読むことを中心にしてできるだけ質問の時間を工藤議員が確保できるように努力させていただきますので、ご理解をいただきたいと思います。1点目の「水道事業経営の財政状況と平成17年度から発生している欠損金の要因」についてのお答えをさせていただきます。本町の水道事業は、昭和59年度に公営企業法の適用を受けて、企業会計を設置して運営をしております。しかし、議員言及のとおり、独立会計当初から料金収入では全費用を賄えず、一般会計等からの一部補助金で運営をしている現状にございます。平成18年度決算の状況からは、営業収益1億5,720万円、うち給水収益すなわち水道料の収益でございますけれども、1億4,860万円、営業費用1億6,640万円で、920万円の営業損失が発生しております。営業外収益、営業外費用を加減した1,430万円の経常損失が発生しているところでございます。なお、前年度からの繰越欠損金と合わせて、現在2,520万円が未処理欠損金となっている会計状況にございます。また、平成17年度から発生している未処理欠損金は、平成18年度末で11億3,930万円の企業債の残高と、平成10年度から平成14年度に実施した機能強化事業の企業債償還に伴う償還利息の増大と減価償却費の増大が最大の要因とご理解いただきたいと思います。2点目の「水道事業会計の推移」でございますけれども、平成21年度には水質基準の改正によりまして、豊坂水系清住浄水場の機能強化事業を実施する計画でございます。先ほど述べた償還利息、減価償却費が高額で推移することなどから、未処理欠損金は平成23年度で最大となりまして、運転資金も不足し、大型の緊急対応等が困難な状況を予想してございます。続いて3点目の「平成19年度公的資金補償金免除繰上償還等実施要綱の概要と本町の対応」についてでございますけれども、通常公的資金を繰上償還する場合につきましては、償還元金のほか、補償金を併せて償還しなければなりません。補償金は、様々な計算式により算定されますけれども、水道事業会計の効果は将来負担するであろう償還利息の合計であることをご理解賜りたいと思います。また、実施要綱では、利息と減価償却費等を年間有収水量で除した資本費が106円以上であることと、公営企業健全化計画策定、最終繰上償還年度以降3ヵ年の新たな企業債借入停止を条件として、年利5%以上の公的資金を対象に、年利7%以上は平成19年度末、年利6%台は平成20年度末、年利5%台は平成21年度末に償還することとなってございます。本町では、平成19年度末見込みの償還残高が年利5%台の2,040万円、年利6%台が5,710万円、年利7%台が3,910万円の元金合計で1億1,660万円ありまして、将来利息負担額がこれらに対して3,790万円の利息の支払い予定となってございます。水道事業財政状況でもお答えしましたとおり、企業債償還利息、減価償却費などが経営圧迫要因にあることから、この制度を活用して水道事業会計資金計画を考慮し、年利7%台の全額、年利6%台の1本の元金合計6,970万円、将来利息負担額2,150万円の公的資金の繰上償還を計画し、総務省に申請しているところでございます。次に、4点目の「公営企業経営健全化計画の内容と制度活用による経営見通し」についてでございますけれども、計画の内容は行革推進法を基本に水道事業勘定職員の減員、減らすということです。供給単価改善に伴う料金改正、有収率改善などを計画してまいりますので、この点についてもご理解を賜りたいと思います。また、繰上償還制度を活用し、健全化計画が実施される仮定ではありますけれども、短期では企業債償還利息の逓減が好影響を与え、中長期では平成21年度料金改正により経常利益が発生し、未処理欠損金が解消に向かうことを予想しておりますのでご理解を賜りたいと思います。最後に、5点目の「経営健全化計画実施に伴う水道料金改定」についてでございますけれども、水道会計の現状から人口減少に伴う給水収益の減少が予想されることなどから、水道会計の水道料金改定については、近い将来検討しなければならない状況であると。先に述べました公的資金補償金免除繰上償還に伴う経営健全化計画では料金改正の検討をしているところでございます。今後、水道事業会計の現状を町民の方々に理解していただきながら、検討してまいりますのでよろしくお願いいたします。水道事業につきましては、議員もご指摘のとおり、町民生活にとって必用不可欠のライフラインであると私どもも認識いたしております。様々な制度を活用し、より安全で質の良い水の供給はもとより、安定した経営に努めてまいる所存でございます。冒頭申し上げましたように、水道改善計画につきましては、各常任委員会でも説明させていただきましたので、早口で大変申し訳ありませんけども、ご理解を賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

今、質問にお答えをいただいたわけなのですけれども、1つはいわゆるその欠損金の発生している要因等を含めて、やっぱり水道事業会計を大きく圧迫している大きな要因というのは、今言われましたように負債の償還という問題が大きいということと、もう1つその減価償却いわゆる施設投資というのが相当な規模であるものですから現実的に、そういうことから考えますと、そのとおりなのでありますけれども、そういうことも含めての質問になりますけれども、先ほど言ったその③番目でちょっとお話をお伺いした繰上償還の関係なのです。これについては、総務省がいわゆる地方財政健全化法と言いますか、そういった法律が今新しいその地方自治体の財政を計る物差しとして4つの基準を示しています。その中の1つのいわゆる連結実質赤字比率ということが、このこういう公営企業と言いますか、こういう決算の中で見られてくると。物差しで計られるということになろうかと思うのですが、これの判断、その早期健全化基準だとか、あるいは再生基準とかというのがこの間出たわけですけれども、この部分で考えまして、この健全化計画に乗らない場合、現状のまま推移した場合はこのいわゆる連結実質赤字比率で見ますと、この物差しで計ると一体どういう比率になるのか、これお答えいただければ、なかなかちょっと数字もつかまなければならない中身なので難しいかなと思うのですけれども、この点ちょっとお伺いをしたいということと、この全体の訓子府の財政、一般会計も含めてのいわゆる実質赤字比率ですか、そういったものとの関係についても、もしわかる範囲でお答えいただければよろしいかなと思うのですがいかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

あらためて具体的な数字の資料は持っておりませんので、ある意味ではご理解を、ちょっとあとでまた資料提供ということになるかもしれませんけども、ご理解をいただきたいと。しかし、このまま水道料金の欠損金が増えていく状況になりますと、一層、一般会計からの繰り入れ等の状況は必要不可欠ということになりますから、本来の公営企業法で言っている水道会計の健全化においても、それから財政指標から見ても、極めてちょっと厳しい状況が予想されるということでございます。これは、この間説明したとおりでございますけども、それでは答えれる範囲内で企画財政課長から答弁させますので、よろしくお願いします。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

手元に資料がございませんので、概要というか外郭的な話をさせていただきたいと思います。今、お尋ねありました連結実質赤字比率につきましては、今まだ国のほうで最終的な指標の計算方法と言うか、ルールが決まってございません。まだ、調整中だということでございます。それで、道新等に一部記事として載った経過もございますけれども、最終的に今想定されているのが、流動資産とか、流動負債、それをもって水道会計の実質収支の計算をしてございます。ですから、今回これによって繰上償還することによりまして、当然現金が少なくなると、流動資産が少なくなると。そして、あと将来的には、これの計画を立てないでそのままいきますと、当然現金がなくなっていきますから一時借入金を起こさなければいけないと。そうすると、その償還の流動負債が増えてくると。結果として、水道会計の実質赤字比率というのが増加すると。当然、一般会計の連結で見たときにも、指数的には増加してくるということになろうかと思います。

質問 5番 工藤弘喜

なぜ、今この点ついてちょっとお伺いしたかと言いますと、1つはやっぱり先ほどの答えにもありましたように、この財政健全化法を当然策定しなければ、この中身、実行に移されないという問題もあるかと思うのですが、その中でやはり水道料金の改定という、いわゆる新たな負担の問題が出てきます。これは一概にその負担が、値上げすることがためだということではないのでありますけれども、やはりこういう制度を使うために負担を求めなければどうしても使えない、そういう制度になっているのかどうか。そういうことも含めて考えたときに、何かちょっと矛盾する中身にならないのかなというちょっと心配もありましたので、確認をさせていただいたというところであります。今言われましたように、基本的には純粋に公営企業の水道事業そのものの健全化に向けても、やっていかないといけないそういう段階に入っているという認識でよろしいのかどうか、もう一度ちょっと確認をしたいということであります。それから、先ほど財政健全化法の関係でちょっと話がずれますけれども、中身が決まっていないという話がありましたけれども、報道によりますといわゆる早期健全化基準というのが16.5%から20%と。あるいは、再生基準ということになれば30%というその数字。これは当然財政基準需要額と言いますか、そういう中身に対しての比率なるかと思うのですが、そういうものは決まってはいるのだけれども、それ以上のものがまだ出ていないという、その具体的にこういう形で計算してくれという計算式の方法的なものが、まだ示されていないというとらえ方でよろしいのでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

2点目の部分についてお答えいたします。それで、今国のほうで試験的な計算をいろいろやってございます。最終的にまだ決まっていないということで、都道府県や市町村レベルまではおりてきていないということでございます。いずれにしましても、この指標につきましては、平成19年度の決算の数値を用いて判定されることになっておりますので、これについてもまだこれからだということでご理解をいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

冒頭の答弁でも申し上げましたように、利子で申しますと7%、6%、5%を含めて合計額で今回の償還の予定で6,970万円を予定していると。率の高いものの償還をこの制度を利用して返していきたいと。そのことによって、利息の2,150万円がある意味では免除されるということでございます。ですから、今議員ご指摘のように、水道料金の負担を伴うということも含めていくと、水道会計そのものの健全化を求めていくということで考えますと、この制度を利用しようが利用しまいが、いずれにしても、水道会計自体の健全化、すなわち欠損金の解消をできるだけ少なくしていかなければならないということでございますから、現在、この申しましたように2,150万円の償還を利子については免除されるということも利用していきたいと。仮に、わずかながらでも水道料金のご負担を町民の皆さんに求めるということになったとしても、それは可能な限り安く、そして、町民生活に負担のならないように検討していかなければならないという考え方で、今内部検討をしているところでございます。

質問 5番 工藤弘喜

わかりました。それでは、また水道の関係、もう若干質問があるのですけれども、5番目に質問をいたしました今言われたような町民負担の問題と関わるのですけれども、現行の今水道料金、この町の水道条例の中で示されています基本料金、そして、従量料金といわゆる利用に対して何ぼというこのランクと言うのかありますけれども、例えば具体的にちょっとお聞きしたいのですけれども、5立方ですから5? です。従量料金の関係でちょっとお聞きしたいのですが、5? から1? までについては1? について131円25銭、5? を超え10? までが同じく1? について152円25銭、10? を超え30? までが1? に対して173円25銭、そして、30? です。これ1ヵ月につき、30? を超える分についてが1? について183円75銭という決めになっているようですけれども、この幅いわゆる帯と言いますか、区分の中でその収益的収入の中で一番占めるその割合をちょっとお聞きしたいと思っています。いわゆるどの部分が、訓子府のその水道料金の中で占める割合になっているのか、何%ずつになっているのかということがわかりましたらちょっとお答えいただきたいと思います。

答弁 水道課長 竹村治実

ただいま? ごとの料金の割合についてのご質問をいただきました。訓子府町については、ただいまご質問のとおり、それぞれ5? 、10? 、30? という形での料金体系、従量料金をとっております。この中で、0? から5? までの使用でいきますと17.3%でございます。それと6? から10? までの使用の実績でいきますと17.4%、11? から20? までが31.5%、21? から30? までが15.6%というふうな形で、あと30? から40? までが7.3%というふうにこの辺にくるとぐっと少なくなってございます。大まかにはそういうふうな状況でございます。

質問 5番 工藤弘喜

いわゆる30? を超えた分については、それ以上については2段階になっているのですけれども、単価的には違いますか、その30? を超える分については183円75銭ですか、先ほどその7.3%の部分、この単価はどうなってるのかなと思いますが。

答弁 水道課長 竹村治実

30? 以上の従量料金については、同じ料金でございます。183.75円です。

質問 5番 工藤弘喜

今そのようなご説明をいただいて思うのですけれども、先ほどはその改定の問題と関わってくる話なのですが、値上げなんていうのは基本的にはないであってほしいいうことなのですが、仮にそういう部分でどうしても上げざるを得ないと。このままいくと町の財政そのものだとか、あるいはその連結実質赤字比率も含めて考えたときに、非常にいろんな影響が大きいといったときに、先ほどのその健全化計画の中でも言われていましたように、上げざるを得ないのではないかという見通しもあるという中で、どのような考えでその料金の設定を考えておられるのか。その前に、今説明されたのですけれども、ずっと見ていきますと、0から5? まで、それから6? から10? まで、あるいは10? から30? までというのは、いずれも? 当たり21円ずつ料金が違っていると、高くなってくると。いわゆる専門的な言葉ちょっと何て言うのかよくわからないのですけども、その逓増方式と言うのですか、使えば使うほど使う人が負担をすると、料金が高くなるという方式になっているのかなと思ってはいたのですが、次のその30? を超える分については、先ほども言われましたように、15.6と7.3%足すと大体大口需要のところです。ここが183円75銭であれば10円50銭という、そこでちょっと上げ幅がちょっと下がると言うか、一律になっていないと。いわゆる大口需要に対して、少し配慮するということの水道料金の設定かなと思うのですが、私としてはやはりいろんな考え方はあろうかと思うのですが、やはりこう部分についてはいろいろあるとは思うのですが、やはりその純粋になる逓増方式と言いますか、利用するところが多ければ多いところが、やっぱりある一定のその同じように負担をするという考えに立てないのかどうか、そういう考えが1つあるのではないかと思うのです。それともう1つ、その背景には水という部分、いわゆる水道事業という、先ほど前段で町長もお答えになったように、やはり水道事業の持っている本質的な部分、そこら辺もとらえますとやっぱり生活用水と言うか、その部分がやっぱり命との結びつきの中では非常に重要性を持つものにもなっていくのかなと。この大口がすべて産業用ということにはならないかもしれませんけれども、産業用と生活用ということに対するその考え方も、いずれ考えていかなければならないことにならないかという点で、ちょっとお聞きをしたいのですがいかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

直接質問に答える前に、ご存知のとおり、今年は北見の断水問題で、いかに水道が生活に密着した問題であるかということをあらためて、北見市民はもとより我々にも提案したところでございますけれども、私どもの町は大谷水系を中心にして極めて良質的で良い水をかなりの設備投資をしながら大谷の浄水場、そして、清住の浄水場、さらには瞬時に濁度が5度以上、あるいは50度に達すると遮断して濁った水は入らないシステムが24時間、職員を含めて集中態勢をとっているところでございます。その点で申しますと、ある意味ではこの設備投資が良質でおいしい水を供給してきたという状況でもございますし、これは今後ともいかなる状況でも良い水を提供していく役割が水道事業者にはあるのだと。その点で言うと、今水道事業債というインフラ整備の比較的借りやすい企業債を借りながら今日まで運営しているけども、その償還や利子が経営全体を圧迫しているということも事実ですから、ある意味では町民の皆さんに理解をいただきながらできるだけ負担の少ない無理のないご理解いただきながら、水道料金の改定を提案していかなければならない。その点で言いますと、工藤議員は2点のご質問を今いただいたところであります。1点目であります。確かに、私どもの町の水道料金は高いと言われています。管内でも、何本かの指に入る水道料金である。しかし、この間もお話したとおり、本町の10? 当たりの料金は平均で大体全道的に13%ほど高い。しかし、20? を起こしますとほぼ平均値にあったり、むしろ低いという。その点で言うと議員のおっしゃるように、平準化、広く使われている人に料金をむしろ安く、たくさん使う人は負担されたほうがするということも含めて検討しなければいけないのではないかと。これはそのとおりだというふうに思いますけども、ただここで注意しなければならないのは、例えば水を多く使う酪農家、それから地元企業等の水をあまりにも上がるということになると、逆に言うと産業振興という観点からいうとちょっと考えなければならないということもありますから、いずれにいたしましても、ご指摘のとおり、水という命に関わる問題でございますので、慎重な検討をしてまいる考えでおりますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

水道の問題では、これでちょっと最後にしたいなと思うのですが、今町長からお答えがありましたから、これ以上のものないかとは思うのですが、この問題をどういうふうに進めていくと。いわゆる健全化計画の実施も含めて進めていくかということが、やはり一番大事な中身になっていくのではないかなというふうに思っております。先ほど、前段の一般質問の中でも、確か触れられていたかと思うのですが、やはり今のこの財政状況をいろいろ勘案しながら、こういう事業も進めていかなければいけないという中にあって、もう1つはやっぱり忘れてはいけないのは、やはり町長が最初のマニフェストの中でもそうですし、執行方針の中でもおっしゃったように協働のまちづくりの問題。みんなでどう町をどうつくっていくのかという問題にもやはり関わる問題に、この取り扱いによっては、如何によってはやっぱり影響が出てくるのかなというふうにも思います。そういう観点からやはりこういう問題については、十分多くの人たちの意見、あるいはその理解も得ながら、ぜひそういう形で進めていただきたいなと。また、進めるべきではないかというふうにも思っております。先ほどのお答えもそういうことでありましたので、そのほかあればお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私は、町民の皆様の前ではプライバシーのこと以外は隠し事をしないというふうに努めておりますから、この間の議員協議会でもお話をさせていただきましたように、今は想定で計画の中で上げているのは3%もし水道料金上げたらという1つのフローチャーで担当はいろいろな検討してございます。3%上がったら水道会計全体でどのぐらいの金がうんぬんかということも数百万円、400万円ぐらいでしょうか。それは人口が減ったりとか、いろんなことがありますから、それであれば一般会計やいろんなところから金を持っていったら町民の負担持てなくてもいいのではないかと。まさに、そのとおりだと思いますし、その点で言うと、それがもし本当に許されるのかと。すなわち、一般会計からの繰り出しが増えるということでいいのかということも含めて慎重な検討が必要だと。議員ご指摘のとおり、どういうふうに進めていくかということは私の町政の進め方の根幹に係わることでもありますから、慎重に検討し町民の皆さんに提案し、ご理解あるいはまたご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

それでは次の質問に移っていきます。次の質問は、品目横断的経営安定対策の実施による本町農業への影響ということと、もう1つのくくりで、いわゆる見通しについてという項目を設けておりますけれども、時間の関係もありますので一括してお答えをいただきたいなというふうに思っております。まず、はじめに、品目横断的経営安定対策実施による本町農業への影響についてなのですが、今農家は今年1年の経営の決算と来年に向けての準備に追われていますが、これまでになく重苦しい空気に包まれています。これは、今年度から実施された品目横断的経営安定対策が、当初予想していた以上の深刻な影響を農家経営に与えているのが主たる要因ではないかと私は認識しております。この品目横断的対策に係わって、次の点について町長の所見を伺います。まず、1目でありますけれども、今年の本町農業の全生産高、これは当然推計も含むことになりますけれども、この全生産高及び農家経営の収支状況をお伺いしたいと思います。次に、2つ目でありますが、品目横断的対策が本町の農業生産高及び農家個々の経営にどのような影響を与えているのか、これは1番ともちょっと関連はするかと思うのですが、品目横断的対策の影響を実数を持って把握している実態を伺っていきたいと考えております。続きまして、大きなくくりのもう1つになります見通しの問題でありますけれども、ここでは絞って、農地の問題に入っていきます。本町の場合、品目横断的対策が、農家経営への影響だけでなく、農業委員会が所管している農地保有合理化事業にも多大な影響が出てくると考えられます。よって、次の点について町長の考えを伺います。まず、1つ目でありますけれども、農地の集積、規模拡大の大半がこの事業で進んできていますが、今年度以降の売り渡しの推移はどのようになっているのか。年度ごとにその件数、面積、金額について伺います。続いて、2つ目でありますけれども、農業委員会や町でこの事業に対する影響などについて、どこまで実態の把握や対応について協議がされているのか伺います。合わせて、ほかの市町村ではどうなっているのか、これも合わせて伺います。3つ目でありますけれども、本町において、この事業が当初の計画どおりに貸し付け終了後に、農家が公社からの買い取りが進むと見ているのか、そういう見通しについても伺います。4つ目でありますけれども、農地保有合理化事業に対して、この事業そのものに対して町の役割とか、責任というのは一体どのようになっているのか、これも最後にお伺いいたします。以上であります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

本年度から実施されました品目横断的経営安定対策による本町農業に対する影響についてお答えさせていただきます。品目横断的経営安定対策につきましては、当初ははじめての専業農家対策であり、所得も現行水準が確保されるとの情報でありましたが、内容が固まるにつきまして所得の落ち込みは明らかとなり、平成16年から平成18年の平均と本年度の10月末の生産予測を反収などを補正して比較すると、小麦でおよそ12%、てん菜で5%の減少と計算しております。一方、過去実績が固定される中で、本町のように作付けがたまねぎにシフトした地域においては、逆に所得が増加する経営も存在して、個々の影響度にギャップが生じる制度となっているのも事実でございます。1点目の「本年の全町農業生産額と個別経営状況」につきましてですが、10月末現在のJAの生産予測では、品目横断における緑ゲタ、黄ゲタを含めていきますと118億5,000万円で、前年度と比較すると6.7%の増となっております。これは、玉ねぎの収穫量の増加が要因となっておりまして、個別で見ますと酪農で7、8割、畑作で4割程度の農業者につきましては、営農貯金の取り崩し等から何らかの対応を要する近年にない大変厳しい状況になっております。2点目の「新対策が全町及び個々の経営に与える影響」に関するお尋ねでございますけれども、食用小麦及びてん菜につきましては、本町の平均面積を作付けし、過去面積も変わらないと仮定して生産額を試算しますと小麦4.77haで従来であれば371万円が新対策では328万円に、てん菜5.27haで従来であれば511万円が新対策では510万円になります。これを全町の本年度作付面積にあてはめますと、食用小麦821haで従来であれば6億3,760万円が新対策では5億6,518万円、てん菜995haで従来であれば9億6,392万円が新対策では9億6,232万円となり、合わせて7,402万円の減少と試算されております。個々の経営への影響につきましては、実数を持っての把握はできておりませんけれども、試算結果からも畑作3品を中心とした経営に与える影響は極めて大きいと認識しておりますし、制度改正については、管内町村会はもとより、きたみらい農協をはじめとして関係機関と連携し、今後も働きかけをしていく考えでございますのでご理解を賜りたいと思います。さらに、「品目横断的経営安定対策導入に伴う今後の見通し」について4点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の「今年度以降の農地保有合理化事業における、売り渡しの件数、面積、金額」について、年度別にということのご質問をいただきましたけども、時間の関係上、再質問の中でお答えさせていただきますけれども、農地保有合理化事業につきましては、農業開発公社から農地の借り入れを受けて、5年後に売り渡しを受けます担い手タイプと、10年後に売り渡しを受けます長期育成タイプの2種類がございます。平成19年度以降、平成28年度までの10年間の合計ですけれども、件数で5年の担い手タイプが18件、10年長期育成タイプが142件の合わせて160件、面積で693ha、金額で19億9,053万6,000円でございます。次に、2点目の「農地保有合理化事業に対する影響など」についてでございますけども、品目横断的経営安定対策につきましては、平成19年度からスタートいたしました新政策でございますので、現在のところ農地保有合理化事業に対する影響が直接あるというふうには把握しておりませんし、対応についての現時点では協議をした経過はございません。また、近隣の市町村に問い合わせましても、本町同様、直接的な影響が出ているとはまだ聞いておりませんけれども、自治体や農業委員会において協議がなされたということは今ありませんけれども、今後はこの品目横断的経営安定対策が続いていく場合は、少なからずも、農地保有合理化事業に対する何らかの影響が出て来るのではないかと各市町村共通の認識をしているところでございます。今後の農業施策を見極めながら、市町村、農業委員会、農協が一体となって協議をする場が必要になると考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。3点目です。「農地保有合理化事業において、計画どおり公社からの買い取りが進むかどうか」という質問ですけれども、農業開発公社から農業者が買い取る場合、農協のご理解とご協力によりまして、農業経営安定資金、すなわちL資金、農協独自の融資制度を活用し買い取りが行われていることですから、今後も農業者にとって有利な融資制度を利用しながら、当初の計画どおり買い取りが進むと認識をしておりますけれども、この点についてもご理解を賜りたいと思います。次に、4点目の「農地保有合理化事業に対する町の役割と責任」についてでございます。農地保有合理化事業実施にあたりましては、町の役割及び責任につきましては、特別明確化されたものはございませんけども、事業実施において、直接、農業者との対応や事務処理を行っております農業委員会や農協と連携しながら、農業者が経営規模拡大を図る上で、農地保有合理化事業を活用し、将来的に安定経営を行っていけるよう、事業の円滑な推進に努めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

それでは、時間も本当に限られてきて、非常にまだまだ質問があるのですけれども、次回にまた残った分は残すということで考えていきたいと思います。今、先ほど品目横断に係わってのその今年の経営状況についてお答えがありました。今聞いていまして、非常にこの数字のとらえ方というのは甘すぎるのではないかなというふうに思っています本当に実態をとらえていたのかということであります。特に、畑作経営に対する今置かれている状況が、今言われたようなその小麦で約12%、あるいはてん菜5%なんていう、そういう範囲ではないということは私は明らかだと思っています。例えば、この品目横断に係わる前段の話も若干したいのですけれども、確かに品目横断とんでもない政策だと私は思っておりますけれども、このこれまでだって我々農家のほう、これはJAの努力も含めてなのですけれども、例えば農産物価格がどういうふうに推移してきたかというと、概ね30年前の価格になっているのが平成18年度の価格帯なのです。例えば、小麦だって平成18年度9,300円になっていますけれども、今から約27、8年前の価格と同じですから9,300円なんていうのは、手取りで。それからビートについて言っても、昭和50年の金額がもろもろのもの含めて1万6,000円です。昨年、平成18年度の価格というのは1万6,560円です、基準当分で。米においてもしかりです。ここらはもち米ということもありますから、一概に評価と言うか、見ることにはならないかもしれませんけれども、昭和50年で1万5,570円。ここら辺の昨年のもち米の手取りと言いますと1万1,000円、2,000円でないです。そういう厳しい中にあっても、営々として個々の生産者が努力しながら、そして、農協もいろんな形で様々な努力をしながらここまで来たと。そして、その果てに何があったかといったら今回のこの品目横断なのです。その中にあって、その品目横断で例えば麦のこと1つだけを例にとって見ても、その12%の減収なんていうものではないのだと思います。これは確かに、今年度のきたみらい農協の品目横断に係わる説明資料の中には、そういったような数字も出されていますけれども、これだって大変な数字なのですけれども、その数字が実際したら我々が今年麦の販売代金と品代としてどうなっていくかというと、確かに緑のゲタ、黄色のゲタがあります。それで助成金としてもらうのだけれども、いわゆるそのほかに麦の販代として我々がもらうべきものがあります。これは農協として、60キロ、2,450円ぐらいを計算していたのですけれども、この品目横断の政策があったことによって、そこにかかったもろもろの様々な経費が約800円あまりかかるのですが、これはいろいろな形で国も見ていた、様々なところで見ていたものが全額この制度の移行によって生産者負担になったと。そうすることによって、麦は1,600円ぐらいの手取りにしかならないのです。この1,600円の麦というのは、今外国から輸入している餌用の麦です。その餌用の麦がキロ30円ですから、これ10月の値段で30円ですから今もう少し高くなっていると思います。それでいきますと、60キロ、1,800円です。その餌用の麦よりも安い食用の麦をつくっていてもならないという、そして、1,600円の麦が今年9俵ですよね、訓子府の平均でいくと。そういうものもろもろの計算すると、この12%なんていう数字では収まらなくなってくるというのが1つです。それからもう1つ、ビートの問題でも5%なんていうのはとんでもないまやかしなのです。言葉が悪いかもしれませんけれども、非常に甘いのです。ということは、品目横断の中で、このいわゆる不十分ながらも品目横断の政策に該当してお金がもらえるのは、ビートをつくった買い上げのうちの94.6%しかこの制度の対象に乗らないと。残ったものについては、もしかしたら手出しも含めて全道共計の中で、来年生産されるような仕組みになってくるのです。そういうことのもろもろのことを考えると、4,000円のビートになるのか、5,000円のビートになるのか、7,000円のビートになるのかわからない。今の1万6,600円あるいは500円のビートがね。そういう中にあって、問題は今も大事ですけれども、先ほどから言っている品目横断絡みが何で言うかといったら先の問題なのです。そのときに、我々が3年後にこの見直しは3年後までしないと。今、確かに政府与党のほうでもあまりにもひどいのだからという声もあって若干の手直しをしているけれども、枠組み、フレームは変えようとしないのです。これはなぜかといったら、あとでもちょっと話はしたいのだけれどもいろいろあります。そういう中にあって、3年後おそらく私も農地保有合理化事業でちょっと調べた中で、例えばこの事業の見直しが入るまでの間というのが平成20年です。平成21年度のときの売り渡し、この農地合理化事業でいくと12件の件数で面積にして47町3反、金額にして1億3,000万円ですか、そういう平成21年度には売り渡しが出てくると。その見直しもないこのような状況の中で、3年間辛抱してがんばって土地を買わなければならないといったときに、本当に買えれるような体力になっているかということなのです、農家の人たちが。そこには当然、そういう事業で規模拡大・集積をやっているところには後継者もいるのです。だからこそ、そういう無理してでもやってきたという中にあって、本当にこの品目横断に対する影響をどう見るかということが、非常に大事になってくるのでないかなと思います、そういうことから考えると。その点についていかがでしょうか。

答弁 農林商工課長 山内啓伸(農林商工課長は2009年3月まで)

試算が非常に甘すぎるというような意見で、あえて別に甘くつくったわけではないのですけど、あくまでも今の段階でできるのは10月末時点のJAの生産予想しか出てないものですから、それであくまでも12%と5%という数字については、その生産額に基づいて平成16年から平成18年までの平均。その部分を今回小麦については特になのですけども、確か生産額全体でいったら20%減っているのです、去年から比較して。それでも反収自体も減っていると。そのような影響もございますので、おそらく品目横断だけによる影響というのがどれだけかというのは、なかなかちょっと試算するのが難しいのですけども、それをあくまでも今年の反収にその平成16年から平成18年までの当てはめた中でのその生産額の差というのが12%と5%だということで、今ある中の資料で当然したということです。それで、てん菜についても、当然全道共計になったということも私も承知していますけども、今時点の10月末時点の生産予測ということで実施した試算だということで、これははっきりしたらちゃんともう1回きちっと試算したいと思いますので、そこら辺はご了承いただきたいと思いますし、それと工藤議員言われたとおり、1,100億円の追加支援をしなければ、再生産すらできないという制度についてはやはり相当問題があると、そういう認識は持っています。

質問 5番 工藤弘喜

ちょっと申し訳ないのですけれども、やはりこれだけ周りが農家の人たちが「大変だな」と思い始めたのは、確かに農家も最初はそう思っていなかったのです。JAもそう思っていなかったと思うし、品目横断やれば北海道のための政策だということで、北海道にとって有利になるのではないかなんてそういう思いもあったのも事実かもしれません。だけれども、これは「何か変だな」と思い始めたのが10月ぐらいからで、麦の収穫が終わってからです。そのときに、どんどんどんどん営農計画書も立てなければならない、決算もしなければならないといって、周りが多少見えていたのではないかなと思います、役場の方たちも、町長も含めて。そういったときに、やはりいち早く実態をとらえると言うか、できるだけそういう努力というのは、やっぱり欠かすことができないのではないかなという気がするのです。これは個々の経営の問題だけではなくて、町税収入という問題も含めて、町の将来も含めて考えなければいけないことですし、もちろん当然それ以上に個々の農家経営、農家の生活を守るという立場からいっても、それをやらなければ、町長がやらなければなかなか国だって動かないのです。聞かないところもあるのです。やっぱりそういう部分も含めて、非常に問われてきているのではないかなというふうに思っております。いずれにしても、あまりにもこの影響というのが、私のこの過大な考え方、思い過ぎではないかと問われればそれはそれに越したことはないのですけれども、周りの状況を見ていますと非常に影響を与えているというところで質問しているところです。それともう1つ、その玉ねぎのシフトの問題。いわゆるお金が取れているからいいという問題がありますけれども、いろんな人たちに聞きまして、玉ねぎ家さんにも聞きました。いろんな話が出ています。あまり玉ねぎ家さんにしたら、今年から玉ねぎの概算金も減ってきています、昨年から見て。これは何かと言ったらやっぱり面積が増えたとか、なかなか高く売れないとか、そういう問題もあるからかなと思うのですが、玉ねぎ家さんにしてみても、「畑作がこんなになって、玉ねぎが増えてもらっても困るんだ」、いわゆる需給のバランスの問題です。ちゃんと見る人たちはやっぱり見ているのです。「畑作も一定の割合でお金をとってもらって生活してもらって、そして、玉ねぎもあるから玉ねぎもやっていける」というそういうことをやはりぜひ言ってくれと。「訓子府と言えば玉ねぎだから玉ねぎつくっているから金あるだろう」と「農家、大した困っていないのではないかという思いが町の中にないか」というのは実際に言われたのです。総体で見たら豊かに見えるけれども、でもそうはなっていないと。それもいずれ玉突きで、畑作の玉突きで危なくならないかということもやっぱり現実にあるということを知っていただきたいなというふうに思います。この点について、再度ちょっと町長のお考えを聞きたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

品目横断に対する影響と、この持っている矛盾については、網走管内の町村会を含めて、私だけではなくて非常に極めて問題だということを含めて、採算政府にも、それから政権党であります自由民主党にもこれは申し上げているところでございます。私どもの分析が甘いか甘くないかは、これは今後より確かなものにしていかなければならないということですけども、そうした全国的な世論に受けて、制度の改正までは至りませんけども、政府はこの12日に農家支援に1,100億円の計上をしていると。しかし、抜本的な制度の見直し等についてはまだ言及していないということですし、昨日の道新を見ましても、長沼町の例を取りながら小麦の状況がひどいと。それから、きたみらい農協の実態についても極めてひどいという状況がこれは明らかになってきていることですから、あらためて私自身も今後の関係機関とともに強く要請活動を展開してまいりたいと。とりあえず、22日の民主党の懇談会がございますから、そこからも含めて、いろんな問題を含めて、訴えてまいりたいと思うますので、さらに一層農家の皆さんも議員も、あらゆるところでそういう声を上げていただきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

もう終わりますね。それではちょっと一言だけ、申し訳ないです。2、3分、いいですか。一番言いたいのは、やはりこの品目横断と言うか、今回のこういう政策をどう見るかだと思うのです。この政策の前提がWTOだったです、国が言ったのは。WTOがあって国際ルールが厳しくなるからこういう政策をして、いわゆる生産抑制政策です。ものを取るなという政策です。取ったらダメだという政策なのです。わかりやすく言うと。そういう抑制政策をとらなければ、国際社会の中で生きていけない。それがWTO体制なのです。だけれども、一昨年のWTOがどうなっていたかと。一昨年以降、ある意味破たん状態なのです。それは何かと言ったら、WTOを構成している120以上の国々が、その4分の3を超える国々が、やはりこういう農産物を商売の道具にしてどうだこうだと、世界は多国籍企業という形でまたにかけてやって、我々の地域が、国がどうなっていくのかという、そういう現実に突き当たってきていると。そういう中にあって、WTOそのものがもう会議が成功すらしなくなってきているのです。そういういわゆる後進国とか、これからがんばらなければならないという国々が「やっぱりこれではダメだ」という、そういう思いに立ってきている。そういう中にあって、日本がこの破たんしかかっているWTOに乗っかったこういう政策をあえてして、世界から孤立するようなことをして、本当にいいのかという問題です。そこら辺の認識が、やっぱり町長としてもぜひもってもらいたいと。やっぱりもっと大きなスケール。WTOをどう見るかというスケールでもやっぱり、そして、世界流れの中でこの果たしている役割といのは、果たしていいのかどうかという問題も含めて問題を言っていかないと、政府自民党だって民主党だってなかなか打開する道にはなっていかないと、手直しで終わってしまうということになりはしないかということを最後に訴えて、私の質問といたします。

出典:訓子府町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月18日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる