みんなの議会

訓子府町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月21日

平成18年度の予算編成と今後の行政運営について

2005年12月21日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「平成18年度の予算編成と今後の行政運営について」質問し、町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好、助役 宮川伊三男、福祉保健課長 佐藤純一が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好、助役 宮川伊三男、福祉保健課長 佐藤純一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 上原豊茂

これから通告に従いまして、一般質問を行いたいと思います。現在の自治体運営は、嵐の中を航海する磯舟のごとくでありまして、このような下で舵を取る町長は、町民の大きな期待、いかに応えるべきか適切な決断との実践というものを職員の英知の結集をもって対処しているというふうに信じているところであります。来年度は、深見町政4期最終年度を迎える18年度予算編成がどのように行われるのか。これは今までの集大成となるとともに、これからの町の行方に大きな影響を与えるというふうに思います。財政難だからこそ議論を尽くし、検討を繰り返して町民主体の政策が明らかにされ、さらには町民への思いやりのある予算編成が実現するものと認識し期待をしているところであります。様々な思いを込めて以下の点について、町長の考えを伺いたいと思います。18年度予算編成と今後の行政運営についてであります。まず1点目は、18年度予算編成にあたっての基本的な考えと重点項目について、町の将来をどう見据えているかということも含めてお伺いをしたい。2点目は、歳入の確保と歳出抑制の見通しと対策。交付税を含めた国・道の支援、または町税等、その他様々な歳入の見通し、または行革を含めた効果、また今後の対策及び基本的な考え方についてお伺いをしたい。3点目は、公共施設有料化による課題と徴収料活用の方法であります。様々な町民の反応が表れておりますけれども、この辺についてのお考えをお聞かせいただきたい。4点目、行政の使命遂行と健全財政を目指す新たな効率化対策。また5点目については、深見町政で主要政策としている福祉・農業に対する具体的な取り組みとどこに目標をおいているのか、その辺について伺いたい。6点目は、様々に変化する情勢の中で、その変化を見据え新たな取り組みをしようとしているのかどうか。その辺について、伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ただいま、平成18年度の予算編成と今後の行政運営について、6点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の「18年度予算編成にあたっての基本的考え方と重点項目」についてでありますが、予算編成の基本方針は、歳入規模に見合った歳出、いわば身の丈にあった予算編成を実現させ、財政の健全化目指すことを基本としており、行政改革の推進と財源確保のほか、町民の行政参加を前提に予算編成を行うこととしております。なお、来年度の予算組みにおける重点項目につきましては、毎年、総合計画の実施計画を調整したうえで事業を絞り込んでいるところですが、議員もご承知のとおり、本年度以上に厳しい財政状況となることが予想されますので、今後、事業の緊急度や事業効果等を考慮し、かつ、新年度の歳入を見極め、最終的な判断をしてまいりたいと考えております。基本的には、地域経済への影響も念頭におきながら、継続事業を中心に進めていくことを基本に、福祉や教育等に係る予算にも配慮しながら、その目的や効果等を見極め、適切に取り組んでまいりたいと考えております。次に、2点目の「歳入の確保と歳出抑制の見通しと対策」についてでありますが、まず歳入につきましては、歳入予算の約7割が国や道からの補助金や交付金依存している現状でありますので、特に現在国が進めている三位一体改革がどのようになるのかを見極めなければ、何とも申し上げられない状況にあります。歳出の抑制につきましては、ここ数年間で抜本的な取り組みを行っておりますので、今後の見通しとしては、大きな上積みは難しいものと認識しておりますが、行政改革に終わりはありませんので、小さなことを地道に取り組んでいくほか、従前と違った視点での検討も必要かと考えております。次に、3点目の「公共料金有料化の課題とその活用方法」についてでありますが、町民懇談会や利用団体の説明会を通じ、公共施設の原則有料化については、一定の理解が得られたものと判断しております。また、使用料の減免を行うことにより、利用者への影響は最小限のものにとどめられるものと思っておりますが、今後、さらに利用拡大に向けた取り組みも検討してまいりたいと考えております。なお、使用料の使途につきましては、維持管理費の一部をご負担いただくことを基本として、説明してきたところでございます。次に、4点目の「行政の使命遂行と健全財政を目指す新たな効率化対策」についてでありますが、行政を進めて行くうえにあたって、民間的な発想や感覚を取り入れていくべきものと考えております。しかしながら、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施することが法で定められておりますので、財政がどんなに厳しくでも、やるべきことはやらなければなりません。その財源を生み出すための手法として、行財政改革があるものと思っておりますが、行政だけでは限界がありますので、地域あるいは住民組織、団体等のご協力をいただく環境づくりを行っていくことが、健全財政に向けた対策として不可欠であると考えております。次に、5点目の「福祉と農業政策に対する具体的な取り組みと目標」と6点目の「情勢変化を見据えた新たな取り組み」についてでありますが、現在、新年度予算の積み上げを行っている段階であり、また、国・道の政策が大きく変わろうとしている状況にもありますので、お答えできる状況にないことをご理解いただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

再質問をさせていただきます。歳入に見合った、身の丈にあった予算編成をすると。町民の参加を求めていくということでありますけれども、当然先ほどの答弁の中にもありましたように、この地域の経済にどう影響するのかというところは重要な課題になると思いますし、町民がその予算編成、またそれによって係る賦課に対して理解をする、納得をするということが必要かと思います。ただ、町民参加を考えていくということでありますけれども、どのような支障を持って考えていくのか具体的なものがあれば教えていただきたいと思いますけれども。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま町民参加の具体的な考えについてのお尋ねがございました。昨日からの一般質問の中でもお答えしていますように、これからいろんな負担を求めたり、あるいはいろんな事業をしていくときには町民の理解が不可欠でございます。そうしたことから、今年度より重点的に行っております町民懇談会、これをさらに充実させてまいりたいと思いますし、あといろんな効率化を図っていく中で、いわゆる各種団体の協力というのが不可欠であります。また、それ以上に経費を圧縮していく手法として、指定管理者ですとか、あるいは今先進町で進められておりますNPOの法人化に向けた取り組みもやっていくことを検討しなければならないのかなというふうに思っております。以上でございます。

再質問 9番 上原豊茂

予算編成する中で、当然これからの町がどうなるのかということがしっかり見えていなければ適切な予算編成はできないというふうに思います。先ほどの答弁の中では、経済の影響等を見極めながらということもありましたけれども、この予算編成をするにあたって、この町の将来をどこに見据えているのか、どういう形で持っていこうとするのか。その辺についてお聞かせをいただきたいと思いますけど。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

今、前段お話をさせていただきましたように、これからの行政運営ということになりますと、すべてが町であるということだけではなくて歳入に見合った歳出というもの考えると、やはり町民の方々にもボランティア的な形でご協力をいただかなければならない分野もあると思いますし、これは非営利組織NPO、こうした活動もこれ大事になってくると思いますが、公共サービスに深く関わる問題ですので、こうしたことにつきましても、積極的に町民あるいは町民の各組織にも呼びかけてご理解をいただいていかなければならないと思っております。そんな中で、そうした取り組みをやりながらどれだけ実際やっていけるのかということをきちんと考えた中でやはり対応していかなければ、これはどうにもならない先行きということになってしまいますので、その辺のところ議会の皆さんともしっかりこの辺のところは協議をさせていただく中で進めていかなければならないと思っております。非常に難しい問題ですけれども、まずはそうした歳入に見合った歳出を中心として、住民の皆さんにご理解をいただきながら進めていくということを前提といたしていきたいと思っております。

再質問 9番 上原豊茂

まさに入りにあった出というのは、当然考えていかなければならない。そこのルールを破ってしまうと当然先が見えないということになるわけです。今非常に厳しい状況の中で、予算編成をするときに先ほども申し上げましたように、例えばどこまで今は先日の質問に対しての答弁の中で、当面その自立をという話もございました。例えば、自立をずっと続けていくということを見据えるのか、それとも白旗を上げるのか。その辺については大きなこの予算編成の中で、差が出てくるのではないかと思うわけです。先日の一般質問のやりとりの中でも、どのようにして基金の確保をするのだということもありましたけれども、大変な状況というのは今もお話があったような状況だと認識ができますけれども、自立を目標にした予算編成っていう形で、私どもはとらえてよろしいのかどうか確認をしたいと思います。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

現段階では、平成18年度予算編成につきましては、自立を前提として予算は当然組むわけです。ただ、今国の考えておりますことは、3,200ほどあった自治体を1,000以下にするというのがこれは国の今考えている大きな目標でございますし、その背景としては国の公債残高、いわゆる借金が一世帯当たりにしても1,630万円近い借金になっていると。一世帯当たり1,630万ぐらいの借金になっているというような現実から、やはり自治体の数を減らして少しでも効率的な行財政運営ということを基本に考えているわけです。私どももそのことは理解をできましたので、しかし、住民サービスということを考えれば、大きな合併よりは小さな合併のほうがいいという判断から当初置戸町との合併を模索したわけでございますけれども、残念ながら住民のアンケートを取った結果93%の回収率で57.2%の反対ということになりましたので、これは断念したわけですけれども、しかしこれで済むかと言いますと、今ますます国は厳しくこの合併問題というのは迫ってきておりますので、これから先どうなるかということを具体的に明確に申し上げられませんけれども、このままでは済まない状況になってくるのではないか。合併しないで自立でいく自治体に対しては、ますます交付税を減らしてくると。自立でいけないような環境をつくってくるような形になるのではないかということも心配されますので、そうした国の動き方向性を見極めながら、私は判断をしていかなければならないそういう時代を迎えるというふうに認識をいたしておりますので、その辺しっかりまた議会の皆様方ともよく連携を密にしながら対応をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

再質問 9番 上原豊茂

非常に先行きの見えないという点では、我々も強くそのことを認識しているわけであります。いずれにしましても、先に向かって足を止めるわけにはいかないということでありますので、十分協議をし、方向付けを論議して進めていくべきだという風に感じております。それで、次の歳入確保と歳出抑制の関係でありますけれども、なかなかその状況を見えないのだということでありました。もし、現段階で交付税等の見通しがあればお知らせをいただきたいと思うのと、人口減による影響がどのように出るのか。その辺も含めてお聞かせをいただきたい。また、歳入の関係で町職員の減給等がありました。このことによる、町の歳入への影響と町への経済的な影響というのはどのようにとらえているのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま3点お尋ねいただいたのですけども、1点目の普通交付税の現時点における見通しというお尋ねでございました。私ども今地方財政計画の詳細のものがまだ資料として来ておりませんし、例年1月末にならないと新年度の単位表というのが明らかにされませんので、時点で具体的なこと申し上げる段階にはございません。ただ、新聞報道によりますと地方税の収入と交付税の減額分も合わせてやると前年並みの国としての予算は確保できたというような新聞報道されております。ただ、当然地方税の収入というのは、自治体によって当然上下差がありますので、それについては具体的にどうなるかというのはまだ不明なところでございます。また、国庫負担金等の一般財源化というものも今進められてきておりますし、そうしたものの基本になるのが一般財源化されてくるときには、人口に一定額をかけて算出することになりますので、そうしますと私ども小規模の自治体にとりましては、かなり目減りがするのかなという感触が持ってございます。ただ、国のほうの一部の考え方には、そうしたものも交付税の中で、また調整するのだというような考えもあるようですし、いずれにしても現時点では明確にお応えできない状況であるということで、ご理解をいただきたいと思います。それと国勢調査の結果によりまして、人口が5,981人に減ってございます。先に行いました町民懇談会の中では、人口6,000人に想定しながら財政推計をやらせていただいております。その時点で6,000人ということなのですけれども、全く概算で申し訳ないですけれども、5,000万円程度の減収につながるものではなかろうかというふうに考えてございます。

答弁 助役 宮川伊三男

3点目で給与に関わってのご質問がございました。ご質問内容は、今回の議会でご提案をしております三役の給与の改定に伴うご質問かと思いますけれども、今回の給与の減額によりまして総額でおよそ240万円程度、年減額になるであろうというふうに見てございます。これが町の経済にどのように影響するかというと、この金額分が影響するのかなと思いますけれども、ただ、全体の職員の給与につきましては、今回の人事院勧告でだいたい横ばいの状態でございました。今後の給与の構造の改定等もありますから、その時点ではそれなりの影響が出てくるかと思いますけれども、現時点ではこの特別職の給与の減が平成18年度予算の中では影響してくるだろうというふうに見てございます。

再質問 9番 上原豊茂

240万円、三役の減額分が影響するということでありますから、おそらく今まではその分積み上げてだと思いますので、変わらない経済効果を出すように努力をお願いしたいと思います。人口減による交付税5,000万円ぐらいの減が予測されるということもあります。非常にそういうことも含めますと、ここで歳出のことを十分に考えて対応しなければなくなるのかなというふうに改めて実感をしているところでありますけれども、ここで歳出についてでありますけれども、なかなか新たな取り組みですとか、いろんなことについては十分な検討を加えながら対応していかなければならないというような感じだったと思いますけれども、いかにして先ほども言いましたように、町の経済に影響のないような形で、さらに町民サービスがマイナスにならないと。最初に、町民参加という形で予算編成にあたるのだということでありますから、当然この辺で支出を抑えるということになりますと、どこかにそのひずみが出るのでないかと思いますけれども、この歳出抑制のポイントと言いますか、予算編成の中でここの部分を抑えるのだということがあれば教えていただきたい。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま歳出抑制のポイントについてのお尋ねがございました。町長からの回答にもありましたように、現在予算の積み上げ作業をしている真最中でございまして、まだ歳入も歳出も固まっていないというのが現状でございます。ただ、基本的にはこれ従前もそうなのですけれども、例えば町民にとって不要なもの、あるいはなくてもいいもの、あった方がいいものと言ってもいいかと思うのですけども、そうしたものを厳密に判断していくということが、まず一番大切な最初の出発点でないかなと。とっかかりのところだろうというふうに思います。あと大きい歳出の分で申しますと、投資的事業がやはり大きなウエイトを占めてきます。投資的事業を実施するかどうかの判断につきましては、当然財源があるもの、有利な起債が充てられるものと、そういったものを基本にまず進めていきたいと。そうすることによって、地域経済に与える影響も最小限とどめることができるのではないかと。財源確保に最大限の努力をしたいということでございます。また一部には、全く一般財源を投入しないとできないものもあろうかと思います。そうしたものつきましては、先ほど言いましたように、どこまで我慢していただけるものかという判断もしながら適切に対応してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

いろんなことが考えられるのですけれども、例えば歳出抑制については、今課長から説明ありましたように、どれだけ町民に理解を得れるのか。その辺が鍵になると思うのです。例えばやらないのではなくて、町民の参加をいただきながら対応できるものはそのような形をとると。ここで基本的な町政の考え方と言いますか、方向性、町長の腹積もり言いますか、そこが大きく影響してくるのではないかというふうに思うのです。要するに、町民に納得させるということは、一職員が出向いていろんな状況を説明しても、なかなかこれは「お前の勝手な話でないか」というようなことで一蹴されてしまう可能性があるわけです。ここでやっぱり首長が出ていって、一つの方向性をきちっと理解をしてもらうというような作業が欠かせないだろうとういうふうに思いますけれども、そういう方向で町長として取り組む考えはあるのかどうか伺いたいと思います。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

今の段々の話をさせていただいておりますように、大変厳しい財政状況になってきているわけですけれども、そうした厳しい財政でもこの町政運営というのはやっていかなければならないわけですし、そうしたことを考えますと、やはり町民の理解というものいただきながら、効率的・効果的な行財政運営をやっていくと。そうやりながらできるだけ住民サービスというものを確保していかなければならないと思うわけですけれども、ある程度我慢していただかなければならないものも出てくると思います。ただそれをただポンポンとやるだけではなくて、やはり町民の皆さんのご理解をいただいた中で、その辺をやっていかなければならないと思いますし、また順位的なものも出てくるかと思います。幸い本町にとりまして、ほぼ必要なハードのものはあらかたできあがっているという環境にございますので、そうしたものの効率的な活用も十分一つ町民の皆さんにはご理解をいただき、積極的な活用もしていかなければなりませんし、また、あまり利用のないものにつきましては、当面の間休んでしまわなければならないものも出てくるかもしれません。そうしたことも含めて総体的に町民の皆さんにもよくご理解をいただき、そしてご協力をいただき、これからの行財政運営というものやっていかなければならないというふうに思っておりますし、また、役場職員においてもより積極的にそうした感覚を持っていただきながら効率的な行財政運営に努めていくと。できるだけ住民サービスは、向上させていかなければならないと思いますけれども、しかし、我慢をしていただけなければならない環境にもあることをまずご理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

今、町長が言われました当然町民として住民として我慢しなければならないことは我慢していただくと。そして、理解をもらうということであります。その理解をもらうために、一つ町長も足を運んでいただきたいなということをここでお願いしておきたいと思います。3点目でありますけども、公共施設の有料化による課題であります。私もこの話が出てから、町民の方から不公平感についての声を耳にしております。まず、団体からの利用料徴収ということではいかがなものかと。また、団体といってもそれぞれ組織によって人数が違うのではないか、個人における負担というのが非常に差が出るだろうと。これについては、どう考えているのかなという疑問が投げかけられております。当然、我々も前段で説明を受けておりますし、徴収に係る経費の問題等もあるということであります。それなりに私どもが理解しているつもりでありますけれども、町民から見ると非常に大きな不公平感を感じている方々も多いということであります。これらについて、一定の理解をもらっているのだというようなお話でありましたけれども、公共施設の効率的な活用も含めてどのように具体的な取り組みをして、この不公平感も払しょくできるのか。お考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

今、使用料に関しましての不公平感をどうやって払しょくするかというようなお尋ねでございます。まず、基本的な部分で申しますと、負担の公平化というところから、この原則有料化という問題が出てきております。申しますのは、当然施設をつくるときに税を充ててつくるのは当然皆さんご理解いただけることだと思うのですけれども、その後の使用に関しましては一部の方が利用すると。片や多くの方が利用していないと。その利用していない方から見ると、「利用している人ばかり使っているのに、1銭も負担しないのはおかしいのではないか」という、そういう気持ちも影では必ずあります。そういったものをわずかでも負担していただいて、負担の公平化を図るというのが、まず出発点でございました。今、具体的にお尋ねのありました団体からの使用料という、それを取ることについてのことでございますけれども、まず団体については、優先的にその施設を占有して使うことができると。要するに、ほかの方が使いたくても使えないのだという状況が生み出されてきます。そうしたことから、まず基本的には団体に対しましては、維持管理経費から算出しました一定額を負担いただこうかというのがまず一つでございます。それと利用する団体の人数によって、個人割にしますと非常に負担の差が大きい不公平でないかというお尋ねでございました。例をあげますと、例えばミニバレーとテニス。そうしますと人数の差が相当ございます。当然、テニスの方の負担が高くなるということがございます。確かに、説明会や懇談会の中でもそうしたご意見もございます。その際に私どものほうで答えましたのは、いずれにしてもそれだけの大きな施設を占有するのだから、当然負担は高くなるのはもうこれは理解してほしいと。逆に人数の多い団体からいえば、例えば一人当たりいくらという使用料の取り方をしますと、例えば4人の人数で使っていて、そんな安い使用料だと逆に不公平でないかという意見もございました。そうしたことから、この利用人数によって、一人当たりの負担の差が出るのはやむを得ないことなのかなと。逆に説明会の中で、負担はその差はあっても当然だというようなご意見もございましたので、賛否両論あるかと思いますけれども、一定のご理解はいただけたものと私どもとしては考えております。

再質問 9番 上原豊茂

最初の答弁の中にもありましたように、一定の理解が得られているというご認識のようでありますけれども、まだまだ町民の中にそういう状況認識がされていないというのが実態でないかと思います。これからについても、ぜひそういう状況を基本的な部分からお伝えをいただくような努力をしていただきたいというふうに思います。次の行政の使命遂行と健全財政を目指す効率的な対策でありますけれども、当然先ほどの町長の答弁にもありましたように、行政としてやらなければならないことは、それはやらなければならないんだと。住民サービスというのは、可能な限りマイナスにならないように努力をするという話でありました。当然、行政の使命というのはそういうことだと思いますので、その辺については心強く聞いていたところでありますけれども、いかに先ほどからお話が出ていますように厳しいのだということでありますから、少ない財政を効率的に、かつ、住民も満足できるような運用をするのかということになろうかと思います。そこで私は、その今現状で私自身が感じているところは、それぞれ課別に仕事が分担されまして、それぞれの持ち屋で自分の仕事を全うすべく努力をしているという状況だと思うのです。しかし、それを受ける町民は一人であります、個人であります。その間見ますと、その壁自体がエリアが区切られていること自体が極めて不合理だというふうに感じているところだと思うのです。そのことが行財政の効率化という点でいけば、障害になっているだろうというふうに思います。例えばここで一つの例をあげますと、老人保健の財政、非常に厳しいということがあろうかと思います。それを抑えるという部分でいきますと、これは予防をいかにするか。また、心身ともに健康を維持する、いわゆる町長が言われている「いきいき」と「はつらつ」と暮らすためには、当然社会教育という分野が絡んでくるのではないかと。このように、この辺を全部つなげていくことで、ものすごく効率のいい町民に向けたサービス、財政の効率化、行政の効率化というのが可能になってくるのではないかというふうに考えるわけです。確かに、それぞれ専門分野で専門の知識を仕事に生かしていくということも当然重要なことでありますけれども、町民の側から見た行政というのがいかなるものかと。一つ視点を交えながら、これからの行財政運営をしてかなければならないのではないかというふうに私思いますけども、その辺についての考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 助役 宮川伊三男

ただいま行政運営の中で、町民の側に立った視点で行政を進めるべきと。そのために効率的な行政運営をというご意見がございました。全くそのとおりだと思いますし、今、例えでお話のありました老人の健康問題等々につきましても、縦割りではなくて横のつながりも十分にとりながら、例えば社会教育の担当者と福祉保健課の担当者が常日頃連携を密に取りながら、それぞれ職務にあたっておりますし、それが町民の健康増進につながるものというふうに信じて、行政運営を行っております。これは老人の問題ばかりではなくて、ほかの業務についても、そういう横のつながりと縦のつながりがうまくできた中で運営していくことが今後も必要であろうと、そのように思ってございます。ただいま議員のご意見を十分念頭に入れながら、今後の行政運営にあたってまいりますので、今後ともよろしくご指導のほどお願いしたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

そういう行政の課の壁と言いますか、ないのかもしれませんけれども、見えないそれぞれのエリアの部分。その辺を十分検討して、新しい効率的な体制を取っていただきたいと思います。いろんな事例がありますけれども、近くで言いますと、せたな町は3年間で老人医療費が半減したという報道もあります。これは保健活動ですから体力づくり、予防という一連の取り組みの中で、実現していくということであります。これからしても、先ほど申し上げましたようなことが考えられると思いますので、また、昨日から議論されております各施設の経費削減等についても、別に前段の議員さんの質問に対してとやかく言うわけではありませんけれども、プールの問題等について考えれば、例えばプールでそういう予防治療のために活用して、そこから益が出たとすれば、そういうものをきちっと数字で表されるような状況を取れるとすれば、例えばそこにこれだけのお金をつぎ込んでも町民は納得してもらえるのではないか。例えば施設利用の不平不満についても、「これがこのように使われているんだ、ここでこういう益が出るんだよ」ということを明確に示せば、納得していただけるのではないかと。それが強いては、効率的な財政運営と行政運営というところにつながってくるのではないかというふうに思うわけです。ぜひ、基本的部分の改革というところに取り組んでいくという姿勢が必要かというふうに思います。ぜひ、この辺については検討し、可能であれば新たな取り組みに踏み出していただきたいというように思います。次の件でありますけれども、主要政策に関わってのことであります。町長は常々「福祉と農業に対する政策が私の柱だと、政策の柱だ」というふうに言われております。福祉と言いましても、老人福祉から子供の関係からいろいろと幅広いということが言えるかと思いますけれども、それらを例えば一つ一つを分断するのでなくして、町長がこの部分に絞りたいというのであれば、それはそれでいいのかと思いますけれども、町長が先ほどもちょっと私申し上げましたけれども、町政の基本理念としている「いきいきはつらつ心の通うまちづくり」という部分。これをして、それはどういうものかということを私いろいろと考えてみましたし調べてみました。そうすると、まさにこの福祉の部分に憲法25条で規定されている福祉の基本的な考え方と合致すると。これはもう素晴らしいことだなという風に感じたところであります。そういう点で、町長がそれぞれこういう財政の中で大変かと思いますけれども、その基本理念に合致する憲法でも方向づけされている、そういう福祉に対して例えば老人福祉医療負担が増大されるとか、様々な法改正等によって負担増というのが強いられてきていると。当然、負担が増えるということは、生活困窮ということが出てくるわけです。また、障害者の件については、障害者自立支援法が平成18年4月から施行される。また、これについて耳にしたところによりますと、非常にその障害者の社会参加の部分が失われるのではないかという大きな不安を抱いている人たちもたくさんいらっしゃいます。もちろん子育て支援の関係も、このあとでそういうことも出てくるかと思いますけれども、これらについても人口を確保していく基本的な部分として、いかに心地良い子育てができる地域なのかということが大事になると思うのです。これらについて考えると、先ほども言いましたように、将来を見据えた政策としてきちっと具体的なものを打ち出していく必要があるのではないかというふうに考えます。それで幅広いと先ほど言いましたように、大変一つ一つについてどう考えているのかという部分については、難しいかと思いますけれども、町長がここの部分は譲れないというような福祉に対する政策を持っていればお聞かせをいただきたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ご案内のとおり、まさに高齢化社会と少子化社会というものがあるわけでございまして、これらがこれから町に、その自治体にどんな影響を与えていくかということは当然想定をしていかなければならないことだというふうに思います。そういう現実をきちっと見極めた中での、これからの行政運営というものが求められるというふうに思います。少子化社会という中では、やはり子育ての問題も出てくるでしょうし、ただ、高齢化社会になって年だけとればいいではなくて、元気ではつらつと年をとっていけるような、そういう老人福祉という面も含めて、これからの自治体の課題というものは非常に大きいだろうと思っております。ただ、寝たきりで年をとるとかそういうことではなくて、やはりこれからの高齢化社会に対応するためには、やはり元気でもはつらつとしてこれから年をとっていって、まだ70歳だ、まだ80歳だというぐらいに考えていただけるような、そういうやはり高齢化社会というものを実現していかなければならないとそのように思います。そういった意味で、老人が多くなることが悪いことではなくて、その辺のところをしっかり対応することによって、またお年寄りも元気で長生きをしていただけるようなそういう社会が実現すると思いますので、そういった意味でも高齢化社会に対する自治体としての対応というものはこれからますます大事になってくると思いますし、施設的なハードサービスだけではなくて、やはり老人自身本人がきちんとした感覚・認識を持って、これからの社会に生きていけるようなそういう支援・指導というものをしていただかなければならないと、そのように思っております。非常に難しい時代になってきていることは確かですけれども、しかし、それを私ども自治体としては現実の問題としてきちっと受け止めて、マイナス志向だけで考えるのではなくて、いかにお年寄りも、そして自治体もそれをプラスに置き換えていくかということが大事だと思っておりますので、そういう方向でまた頑張っていかなければならないと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

再質問 9番 上原豊茂

先ほども申し上げました障害者自立支援法が、平成18年4月に施行されますとなっております。当町におけるこの法律施行による影響、またこれに係わる福祉の展望をどう予測しているのかお聞かせいただきたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

今、自立支援法に関する本町の影響ということで、手元に資料ございませんので具体的なことちょっと申し上げられないのですが、今進めておりますのは、法改正に伴いまして様々な影響が出てきますので、例えば障害者の今の老人介護保険法ですか、そのような形の障害者の認定事務ですとか、いろいろな作業が出てきまして、今その準備を進めている段階ということでございます。ただ、あと今の共同作業所とか障害者に係わる方の、障害者の方に係わるいろいろな作業がありますけれども、そこの部分も現行の体制、道なりの補助金が減ってくるとか、そういうような問題もございまして、それらの対応をどのように進めるかということで、検討を加えているということで、今まであまり具体的なことをちょっと申し上げる段階にございませんので、ご理解をお願いいたしたいと思います。

再質問 9番 上原豊茂

いずれにしましても、弱者が先行き不安を大きく感じることのないような手当。先ほどから町長が答弁の中で言っておりますように、必要なサービスをきちっと実行していくというところに主眼をおいてほしいと思います。続いて、非常に時間短いわけですので走りたいと思いますけれども、農業政策の関係について1、2点確認をしたいと思います。農業者にとって基盤整備ということについては、非常に今までもこれからも大きな位置づけをしているというふうに思いますし、そのことによっての町財政への影響も出てくるということからすると、この事業はパワーアップ事業等をどう取り組むのかということが大きな意味を持ってくるのではないかと。それともう一つは、こういう事業の取り組みをどうするのかということについて、一定の時間でと言いますか、時間をおいてと言いますか、前段で方向性を示すということがそれぞれの経営の中でどう取り組むか、この自分の経営をどうするのか、将来的な展望ということを大きく係わりを持つわけです。そういう意味で、一定の町としての方向をお示しいただきたいと思います。また、もう一つ生産基盤の確保であります。当然、農業を主幹産業とする町でありますから、町長が前半の答弁で申していましたように、そこから上がる所得が町の歳入に及ぼす影響も大きいのだという話もありました。そういう意味で言いますと、生産基盤をきっちりと確保していくということが大事になろうかと思います。それで先般、国有地の払い下げ等がありまして、たまたま法人でありますある企業が法人化し、落札をしたという経過ございます。当然、その用地に関してはいろいろな地域からの要請等もついていたかと思いますし、町への要請もあったかと思います。結果的には、北見の業者が落札したということでありますし、その数字予測によりますと、到底一般の農家が取得できるような想定額でないというのも事実であります。これらをして考えますと、農業を主幹産業であり政策の柱とするのであれば、当然前もってそれらを町民が取得できるような政策的な体制を取るべきたかったのか。本当に農業が政策の柱なのかなという疑問を感じたところでありますし、周りの多くの方々からどうなっているのだというお叱りを私自身が受けました。そういうことからして、町長のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま2点のお尋ねをいただきました。1点目の基盤整備、パワーアップの町財政の影響等に係るご質問に対して、私のほうからお答えをしたいと思います。まだ、道のほうで最終的にパワーアップ事業がどうなるか、まだはっきりしておりません。新聞報道によりますと、農業者負担を変えないで、道と市町村で負担割合を協議するのというような報道もなされておりますけども、ちょっと事実関係まではまだ把握してございません。ただ、現状農業者負担の残りの分につきましては、道と町が2分の1ずつ負担しているという現状にあります。この状況でいきますと、一般財源としまして5,000万円程度はやっぱり毎年町で用意しなければならないと。今の財政状況考えると、非常に厳しいということも言えます。ただ、一方では町長筆頭にこのパワーアップ事業の継続について、道に対して要望してきた経過もございます。これから、その負担割合がどういうふうになるかという部分は、何とも申し上げられない部分もあるのですけれども、場合によっては、今後のことになりますけれども、場合によっては町の財政能力に見合った事業に調整していただくというような部分も出てくる可能性もございます。ただ、現時点でまだまだ予算の積み上げをしている段階でございますので、この程度でご理解いただきたいと思います。

答弁 助役 宮川伊三男

2点目で、苗畑の跡地の問題でご質問がございました。町のほうにも公共施設等の関係で、利用する計画はないのかというお問い合わせが実際にありました。ただ、本町の今の状況では公共用地として取得して、公共事業に使うという経過もございませんので、それはお断りをさせていただいた状況がございます。あと、農地としての購入等については、そういう問合せ等はございませんでしたので、町としてはそのような対応はしてございません。

再質問 9番 上原豊茂

時間終わってしまいましたけれども、最後にその先ほど言いました最後に助役が答えていただきましたけれども、農地購入に対する要望がなかったということであります。これは町民からなかったのか、国からの機関からそういう問い合わせがなかったのか、ちょっと不明でありますけれども、おそらく町民からは継続的に出ていたというふうに私は認識しておりますので、そういうところからして先ほども言いましたように、基本的な農政に対する姿勢が問われるのではないかというふうに申し上げたわけであります。また本来でありますと、町のこれから取り組むべき政策についても、ご提案を申し上げたかったわけでありますけれども、時間が切れてやめるというわけでありますので、ここで閉じさせていただきたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月21日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる