訓子府町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月15日
今後のまちづくりと行政運営について
2005年3月15日、訓子府町議会の一般質問で、田中與士信議員が「今後のまちづくりと行政運営について」質問し、町長 深見定雄、助役 宮川伊三男が答弁しました。
- 質問者
- 田中與士信 議員
- 答弁者
- 町長 深見定雄、助役 宮川伊三男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 田中與士信
私は、置戸町との合併協議が不調に終わって一段落ついたという状況の中で、今後どのようなまちづくりをするか、それについての行政運営をどうするかという点で、何点かにわたって質問を通告しています。そういう見地からお伺いいたしますので、各種の質問に対しての所見お願いをしたいと思います。まず、ここにお示ししておりますように、現在まで国の政治、経済政策を起因とする各種の制度改正が多くの分野にわたって実施されようとしています。地方行政の分野では、三位一体の改革と称する制度改正が行われようとしておりまして、その中で特に大きいのが地方交付税の削減、それの大きなねらいとなっております市町村合併、これらが勧められようとしてる。これらの制度改正が、住民に対する国の制度改正の結果、新たな負担の増加や対応を地方財源縮減の対策をせざるを得ないという、そのような困難な状況を生み出しているというのが今の実態だというふうに考えています。そういう点から、まず1点目に現在国が実施をしている地方行政の政策、あるいはいろいろな対応、これらに対する評価、町としての評価、あるいは地方行政を担う首長として、どのようにこれらを評価しているのか、あるいはどのように考えておられるのか、所見を伺いたい。特に三位一体の改革と地方分権、それから市町村合併。これらについては、深見町長なりの見解をお願いしたい。それから2点目に地方自治、地方行政の本来あるべき姿、理想、理念についての所見を伺いたい。3点目に、住民こそ主人公。地方自治の原点は、住民が主人公だということから本来運営されるべきでありまして、その点から言いますとまちづくりは住民が主役であると。これを基本にして、行政施策に住民の意向を積極的に反明させる。このような方策をとるべきだというふうに考えています。そういう点から考えますと、今までどうもそういうような状況にはなかなか至らないというようなことだったのではないかと。それでここにも示していますように、私は常設型の「仮称まちづくり検討会」というようなものを作って、継続的にまちをどうするかということを検討する。あるいは、定期的に住民がどのように行政を運営してほしいかというような意向調査。これを行うというようなことが必要なんでないかというように思っているのですけれども、それらについての所見を伺いたい。それから4点目に、町にとって、現在、将来、必要な事業への対応、対策としての産業、雇用、教育、福祉、これらの施設整備などを計画的に行えるようにすべきではないかというように考えています。そういうことから考えますと、総合計画を近いうちに作らなければならないというような状況もありますので、当然こういうことも必要になるんでないかと思うんですけれども、それらについての見解を伺いたい。その中で、特に核になる町民、それから行政の担い手である職員の養成に、私は研修が必要でないんでないかというふうに思っていますけれども、研修機関への参加と派遣、あるいは奨学制度。これらを考えるべきでないのかなというふうに思うんですけれども、これについての所見を伺いたい。それから二つ目に、現在ほとんどの金融機関が限りなくゼロに近いというような金利状況になってます。このような状況の中で、住民たちが財政に参加をする制度、これを考えてもいいんでないのかと。あるいは、お金が地域で回転できるような仕組み、地域通貨制度、これらも考え方に値するものなのかなというように考えるんですけれども、これらについてのような所見をお持ちなのか伺いたい。それから5つ目に、今のあわさる部分もありますけれども、規制緩和構造改革。これらに伴う新しい動き、流れがどんどん起きてます。そういうような中で、この地域にあわせた地域を生かせるような、そういうもの取り込むという、あるいは、そういうもの政策化すると。これ必要でないのかなというように思います。また、先ほども、広域行政の取り組みの話が出てました。特に置戸との関係で言いますと、合併協議も含めた中で、給食センターの運営の話や火葬場の運営の話、あるいは牧場の運営の話。これらが検討されているわけですけれども、そういうものも含めて、具体的に広域化、広域行政を進める必要があると思いますので、その点についてどういうふうに考えているのかなという観点から、ここに3点ほど質問通告してます。まず①として、現在の政治情勢、経済情勢の変化に住民生活が直接、間接大きな影響を受ける事案に充分サポート対応できる職員が求められると。そういう点から言いますと、住民の要求に答えられる知識や意識を養成する機会を日常普段に追求できる職場環境。これを構築する必要があるんでないかと思うんですけれども、財政困難な状況が現在では職員の向上心や意欲を萎縮させていないか、町民にとって職員はまちづくりの大切な担い手の当事者である、財産であると。こういう意識と評価をされる環境づくり、これも行政執行者の責務でないかと思うんですけれども、これについて所見を伺いたい。特にこの合併についてのアンケート結果の集約を見ますと、どうもそういうふうに評価されてないというのが圧倒的に多いと思いますので、この点についてどのように考えておるのか伺いたい。それから②として、17年度予算では東京等の長距離出張。これらが中止になっていると。そういう予算編成になっていると聞いていまけれども、事実関係について確認をしたいと。それから3つ目として、不透明な時代、幾多の困難を抱える時代だからこそ、新しく開かれる時代に備えた蓄積と準備が必要でないかと。その最大の要素は人づくりでないかと、私は考えています。今いる職員の見識、資質を高めるソフト面での充実。これは非常に重要だと思いますけれども、そういうことを考えますと、場合によっては長距離、長期の旅費支出も必要でないかと。そのように思うですけれども、これらについての所見を伺いたい。以上です。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
ただいま今後のまちづくりと行政運営について、大きく5点のご質問をいただきました。まず、1点目の現在国が実施してる地方行政の政策等に対する評価と所見についてでありますが、三位一体改革にせよ市町村合併にせよ、国の財政再建のために講じられている政策であると認識しております。この状況が続きますと、本町をはじめとする小規模市町村の財政は極めて危機的な状況になるのは明白でありますので、全国町村会等の組織を通じ、国に対し強く改善を求めてまいりたいと考えております。次に、2点目の地方自治、地方行政の本来あるべき姿等についてでありますが、地方公共団体の役割は、住民の福祉の増進を図ることが基本でありますが、住民が安心・安全に暮らせるまちづくりをできるような財源を有していることが前提と言えます。そうした意味で申しますと、近年はその前提が崩れようとしておりますので、地方自治そのものが危機的状況に直面していると言っても過言ではないと感じております。また、地方行政は住民の日常生活に直接かかわるものでありますので、住民の顔が見える行政を基本におくべきものと考えております。次に、3点目の行政施策に住民の意向を反映させるため、まちづくり検討会議の設置や、定期的な意向調査を実施すべきとのお尋ねにつきましては、厳しい財政状況であればあるほど、いかに限られた財源を有効に使っていくかが重要となりますので、事業の選択あるいは実施する事業の必要性や緊急性の判断を客観的に行っていくことが必要となってまいります。これからのまちづくりは、従前以上に町民の理解と協力が不可欠でありますので、町民の意向の把握を含め、従前の枠組みと違った形での取り組みを今後検討してまいりたいと存じます。次に、4点目の将来に必要な各種施策や施設整備を計画的に行なえるようにすべきとして、2つのお尋ねをいただきました。1つ目の将来中核をなす人材の養成に必要な研修等への派遣や奨学制度の設置についてでありますが、訓子府町の将来を担う人材の育成は、大変重要なことであることから現在、産業後継者育成基金の活用による商業及び農業後継者の先進国視察研修への助成のほか、各種青年活動に対しましても支援行っているところであります。しかしながら、こうした取り組みに十分というものないと考えておりますので、今後限られた財源の中で費用対効果の検証しながら、より効果的な人材育成策を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、2つ目の財源対策としての住民等の財政参加、あるいは地域通貨制度の導入についてでありますが、まず町内外の個人、団体を問わず町が募金を受けることは、寄付金のように返還しなくてもよい場合を除き、起債にあたりますので地方財政法上、これは不可能だと思います。また、地域通貨につきましては、全国的に導入されている事例を見ますと、福祉、環境、商店街の活性化などを目的にボランティア、あるいは、また NPO 法人が主体となって行っているのが多いように見受けられますが、自治体の財源策として考えた場合には、まだまだ課題の多いものと理解をしております。次に、5点目の地域特区制度や広域行政の具体的取り組みに関し、三つのお尋ねをいただきました。1つ目の職員の知識や意識を養成する職場環境づくりと執行者の責務についてお答えいたしますが、世界経済の目まぐるしい動向や厳しい行財政のもとで、財政の健全化に努めながら住民のニーズに対応する行政の基本は、まずはじめに町職員の能力の向上であり、やる気をはじめとする意識改革が必要と認識を持っているところでございます。職員の資質を向上させるための研修制度につきましては、新年度から従前の専門研修に加え、職員が自主的に企画立案する自己研修型の手法も取り入れ、研修制度のあり方見直したいと考えております。また、住民団体などが主催する勉強会や行事に職員が積極的に参加し、町民の皆さんの考えやニーズを把握し、共にまちづくりに汗する「協働の精神」を身につけるなど、いろいろと工夫をする必要性も感じております。次に、2つ目の長距離出張の旅費削減について、お尋ねをいただきましたが、職員にかかわる旅費につきましては、必要最小限にとどめるため、削減を行ったものであり、距離の長短で削減したものではございません。ただ、各種委員の道外研修旅行の旅費などは思い切って削減させていただいておりますので、ご理解をお願いしたいと存じます。次に、3つ目の職員の資質向上と旅費の関係についてでありますが、先ほどもお話したとおり限られた予算の範囲内ではありますが、自主研修型として距離にかかわらず、実施してまいりたいと考えております。さらに、状況に応じて必要な出張につきましては、これからも予算の工夫をしながら対応してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 1番 田中與士信
昨日から今日にかけて、合併にかかわっていろいろな意見がありました。先ほど国の実施をしている地方行政の評価の関係で、国の都合というお話が出ました。私もこれでぜひ確認したいと思うんですけれども、今回の合併は、地域住民が必要として自ら望んで推進をした、そういう本来合併でなかったと。そのことに、うまくいかなかった最大の要因があるだろうと。町は望んでるんでないか、あるいは必要なんでないかということで、いろいろな手続きや政策をとったんですけれども、結果としてはそうでなかったということだと私は思っています。そういう点で改めて聞きたいのは、そこら辺の認識がどうだったのかと。それからもう1点、新法での選択について、いろいろ言及がありました。それらについて一連の発言聞いてますと、当面は自立の方針だというお話がありましたので、それはそれだと思うんですけれども、ただ、私は制度上も2年以後、要するに平成19年の4月には、住民の審判を受けると、選挙の機会で政策選択を求められるという機会があるわけですから、そういう点から言いますと、2年後の町民の選択を待つというのも一つの方法でないかという点では、そこら辺も明確にした方がいいのではないかと。一連の発言聞いてますと、どうもどんな気がするんですけれども、それについての考えをどんな考えもってるのか伺いたい。それから、あと3つ目の住民こそ主人公ということで、まちづくりのための常設の検討をするための会議ですね。そういうものを持つべきでないかと。それについては、今までと違って異なった枠組みで、運営の意向を示されました。それにあわせて、私の方で提案したのは、職員の地域の分担制。これをぜひ入れていただきたい。事務局的な仕事、あるいは地域の意見を集約、あるいは補助すると。地域との連結役として、そういう組織編成と言いますか、そう役割を持った対応をすることが必要なんでないかと。住民の信頼を得るという点では、大事なんでないかというように考えます。そういうことから、ぜひ、来年以降、総合計画を樹立するにあたって、それらも視野に入れて、ぜひ、そういう段取りができるような構えを持っていただきたいなと。それについて、所見を伺いたい。それから4つ目なんですけれども、私は町にとって現在も将来も必要なことだと言いますと、いかに生産人口確保するかということが町の将来の帰趨を左右するというように思うんですけれども、そういう点から言いますと、雇用につながる産業をどうやって育成していくかと。これには2次産業、あるいは1.5次産業、2.5次産業と考え方によっては、とにかくこの地域の特色を生かした産業を雇用につながる、そういうものを育ててくと。それが町の将来の発展につながるというように考えています。そういうことを考えますと、今のお金のない時代ですから、いかにその財源の確保だとか、計画的にやるかということが大事になるだろうというように考えてますので、そういう点で今までの発想ではなかなかそういうことまでつながらないと思いますので、意識改革が必要なんでないかというように考えてます。そういうことから、以降につないで聞きたいんですけれども、まず、研修の関係では、費用と効果の関係で研修にかかわるいろいろな対応するというようなお話もありましたので、そこら辺はそういうことだろうなというように思いますけれども、先ほど申し上げた財源対策で、住民のあるいは住民だけに限定しないで、財政参加の制度を導入すべきでないかというようなことでお話をしましたけれども、これについては今の制度上不可能でないかというようなお話がありました。しかしながら、可能にしてるところもあるんですね。特定の目的を持って、このために皆さんから投資と言いますか、一口いくらで寄付をお願いしますと言いますか、募集をしてるというのが、ニセコ町がまちづくりにかかわって寄付金の募集条例つくってます。それから下川が町有林の運営、あるいは整備などにかかわって、新しく今の議会で寄付金を募る、一口1万円の条例整備のための提案をしてます。そのようなことで、まるで地方自治法上不可能であれば、そういう発想も浮かばないわけでして、これらがなぜできるかと、あるいはどうやったらそういうことが可能なのかというふうに、柔らかく考えれるそういう職員が必要なんでないかと、これから。そういう点でいえば、その研修と言いますか、広い視野を持つ、そういう機会を持てるようにしていくべきだというように思っていますので、ぜひ、そこら辺はどんな状況でこれらの制度を導入しているのかということも含めて勉強してほしいと思います。それから借入金、寄付金を募って基金をつくるというだけでなくて、借入金制度で財政難を乗り切ろうという提案も生まれてます。これも債務負担行為を起こすことによって可能だというようなこともありますので、従来やっぱりその行政の枠組みではなかなか考えられないことがやろうと思えばできるんだと。住民にとってどういう制度が役立つのかと、どうやることが生きるのかという観点で、可能性を探っていくと。そういう立場にぜひ立ってほしいなというように思うんです。そういう点で、そういう職員の養成をぜひお願いをしたいなと思います。それから先ほど申し上げましたけれども、広域行政に絡んで、給食センター、それから火葬場、牧場について、かなり隣町の置戸とは広域行政は可能でないかというお話がありましたんで、これらについても、あまり間をおかないで具体的にどうやったらできるのかと。やる方向で検討して詰めてくと、問題がある部分は、それらを一つひとつ解決していくという取り組みをぜひすべきでないかというように思います。それから5つ目、大きい5点目にかかわってちょっと聞きたいんですけれども、職員の研修を自己研修型にすると。なかなか先ほど申し上げましたように、従来の地域概念、あるいは固有概念では、自己研修の成果と言いますか、どうしても限定されると。そういう点から言いますと、広くものを見る、広い地域を見ることができる視野がどうしても必要なんでないかというように思ってるんですけれども、今の町の職員の状況から言いますと、なかなかそこまでも至ってないし、その行政の枠中で、縦割りで守りの行政をなんとなく強いられているというようなことが目に見えてると言いますか、そんなようなことでちょっとなかなか時代にあわないのではないかなと思ってるんですけれども、そういう状況の中で特に最近感じたのは、町の重要な幹部職員が定年前に退職するというようなことが、去年に続いて今年も起こるという話を伺ってます。これは本来でありますと、いろいろな経験を積んで職員を育ててもらう、そういう当然方だと思うんですけれども、その方がいろんな都合ありましょうけれども、一つの区切りを待たずして区切りをつけるというのは、正常な形でないと私は思ってます。そういう点からいうと、今の行政の中に十分に人心も掌握できてないし、職員も掌握できてない。あるいは、むしろ逆に職員との決別を宣告されるというような状況になってるんでないかと思うんですけれども、そこら辺についての現状認識について伺いたい。それからもう1点、再任用制度が条例化されています。今までの状況から言いますと、職員が定年で退職されましてから年金の支給期間までの間、保管することのできる制度として条例化までしたわけですけれども、それも活用できないというような状況になっています。これは町の責任とはいえないと思いますけれども、少なくとも役場の今まで長い間勤めた人にしますと、そういう制度をつくって、本来年金まで継続して、何とか家族を支えると思ってるのが予定くるうわけですから、そういう点から言えば、今の状況というのはあまり正常でないのでないんでないかと思うんですけども、これもあわせて認識を伺いたいなと思います。それからずっと私が一貫して申し上げてるのは、人づくりが大事だと、これからは。そういう点で人をどうつくるかと。いろいろ参考なることたくさんあると思います。武田信玄が、「人は石垣、人は城」、要するに人を大事にすることが国を守ることにつながるということで、そういう点での非常に大きな能力の咲いたと。それがもう少しで天下取りができるという状況まで至ったと。やっぱりそういうその一つの教訓と言いますか、そういうものを学ぶ必要があるんでないかという点で、どんな見解をお持ちなのかと。それからもう1点、歴史に絡んでお伺いしたいんですけれども、その行政改革は今まで過去からいろいろやられています。例えば江戸時代などは「享保、寛政、天保の改革」が行われましたし、小さく見ますと、確か小泉政権ができたときに「米百俵」の話が出ました。これらの改革の中で、成功したのと成功しない例を見ますと、いわゆる住民を巻き込んで、住民を幸せにするという観点で、改革を行ったのかどうかということが、一つはその成功決める境になったんでないかと。私は特に上杉鷹山が「藩政の改革」をやったときに、これはもう間違いなく成功例だと言われていますけれども、少ないお金の中で楮や三椏を植えたと。一大、和紙の産地にしたというようなことで、住民が幸せなることが、藩の財政も潤し、藩もその立ち直れると。やっぱりそういう観点が大事だろうと思いますんで、そういうことも参考にして、ぜひ、まちづくりを進めていただきたい。そういう点で所見を伺いたいと思います。
答弁 助役 宮川伊三男
それではすべてのご質問に的確な答弁になるかどうかわかりませんけれども、私の方からまずご答弁を申し上げたいと思います。まず1点目で、今回の合併につきまして、住民が望んでいたということで合併を進めてきたけれども、そうではなかったという点について、どうかというご質問だったと思いますけれども、田中議員もご承知のとおり、この合併問題につきましては、当初自立という観点に立って3町で協議会をつくりました。その後、国と言いますか、地方制度調査会の最終答申に基づきまして、合併やむなしということで、合併の協議を進めてまいりました。一貫して申し上げてまいりましたのは、合併するかあるいはしないかは、町民の皆さんのご意志を尊重する形で当初から進めてまいりました。この一連の流れの中で、アンケートの結果、住民の方々がいろいろと理由はありますけれども、合併反対の意見が多く出されたということで、ここに至っておりますので、その点についてご理解をいただきたいと、そのように思います。2点目の新法での合併について、いろいろと論議はございますけれども、地方選挙、特に訓子府町の場合は、統一地方選挙で行っておりまして、19年度4月にこの次の選挙を迎えるわけございますけれども、そのときにこの合併についての真意を問うことが望ましいんでないかというようなご意見をいただきました。これは確か、このあとこの17年度に入りまして、国が新しい法律に基づいた指針を7月頃に出されるんでないかという情報もございます。それに基づいた道の方針も18年度中には出されるだろうという動きの中で、そこら辺を十分視野に入れながら、今後田中議員さんのご意見にございますようなことも含めて、いろいろと協議を進めていかなければならないと、そのように思ってございますのでご理解をいただきたいと存じます。それから3点目で、常設のまちづくり検討会議ですか、というようなものを住民が主人公であるということもございまして、職員の地域分担制って言いますか、そういうのも含めてご意見ございました。先にご質問をいただきました議員さんのご質問にもお答えを申し上げてきましたけれども、この検討会議的な部分についても、前向きに検討したいと思っておりますし、この地域分担制についても、非常に貴重なご意見をいただきましたので、この件についても、今後検討させていただきたいとそのように思ってございます。それから、生産人口の確保のために雇用につながる産業の育成を図るべきでないかということで、それに絡んだ職員の研修、あるいはその関連でニセコ町、あるいは下川町の寄付条例の例も出されておりましたけれども、これも貴重なご意見をいただきました。このことについては、本町のまちづくりに欠かすことのできない問題でもあろうかと思いますので、この件についても今後いろいろと勉強、検討させていただきたいと思います。それから広域行政ということで、置戸町とこの合併協議の中で出ておりました給食センター、あるいは火葬場、それから牧場の例を出されてご意見をいただきましたけれども、これは、このほかにも今まで進めております北見市を含めた広域行政も含めて、今後、効率的な行政の運営のためには必要なことと思いますので、これもこの点についても前向きに今後検討協議をさせていただきたいと、そのように思ってございます。次に5点目で、職員の研修の問題も含めて、たまたま昨年、そして今年と定年前に退職をされる職員が出てございます。今年の退職するお人につきましては、退職後に自分がやりたいという何かこう仕事もあって、辞める方がお一人おりまして、そのほかの職員につきましては、そのようなこともなしにこの3月で辞めたいというお申し出がございました。非常に貴重な人材でもございますし、町長も含めて慰留に努めたわけでございますけれども、本人の意思が非常に固くて、退職の申し出を受けざるを得ない状況になったわけございますけれども、これが職場環境の問題等々だとするならば、非常にわれわれも反省をしなければならないというふうに思ってございます。そういう点については、今後、いろいろと職員の皆さんの気持ちも聞きながら、働きやすい職場環境をつくってまいりたいと考えてございますので、その点についてご理解をいただきたいと存じます。それから6点目に、再任用制度の活用の問題についてご指摘をいただきました。再任用制度については、14年か、15年に条例を制定をいたしまして、今まで再任用という形での職員の採用は一度も行ってござません。他町の状況見ましても、今厳しい雇用状況の中で、再任用という条例に基づいた職員の採用については、非常に社会的にも好ましいことではないのかなということで、今までこれに対しての取り組みをしてございません。その状況は今も変わってございません。退職する、定年退職する職員については、生まれた生年月日、生まれた年によって年金の開始違いますけれども、今の状況から言いますと、退職時に、例えば63歳から年金をもらえるとすると、その2年間については、比例部分については年金の支給があると。約半分近くの年金の支給があるというような状況にございます。それらも含めまして、今の財政状況から過去に行ってまいりました。嘱託による雇用等も非常に厳しい状況ということで、その対応についてもできない状況になっているぐらいの厳しい状況で、退職される職員の方には非常に大変な思いをかけるわけですけれども、ここら辺についてもなんとかご理解をいただければというふうに思ってございます。7点目、あるいは8点目で、歴史に基づいた人づくりの大切さについてのご意見をございました。私もちょっと勉強不足で、ここら辺のことは十分に承知してございませんけれども、人を大切にすることが国をつくるという、これは確かに私もそのとおりだというふうに思ってございます。今後、いろいろと職員を育てる中で、十分ここら辺のことも念頭に入れて、また議員さんの方々のご指導等も受けながら前向きに取り組んでまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 1番 田中與士信
時間がありませんので、次に移りたいと思います。