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訓子府町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日

地方財政について

2007年3月8日、訓子府町議会の一般質問で、田中與士信議員が「地方財政について」質問し、町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好が答弁しました。

質問者
田中與士信 議員
答弁者
町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 田中與士信

地方財政についてということで、通告をしています。一応文書で通告していますので、時間がありませんので要点だけかいつまんで質問をしたいと思います。新分権一括法の関係で、自治事務ということで執行基準を原則条例で定めると、あるいは変更するという仕組みになったということもあるのですけれども、それに絡んで伺いたいのですが、自治事務の性格で国の法律、制度に基づく仕事は広範囲にあるというふうに思うのですけれども、この2点目に指摘しているのも皆そうなのですけれども、ここらについて特に主に大きいものについて示していただきたいと。それから2点目に、義務教育、保育行政、国保、介護保険は自治事務執行の基準を条例で定めることになりました。これは地方の裁量権の拡大ということに見えると思いますけれども、しかしながら、国が基準を廃止すると、財政責任など、国の標準ナショナルミニマムの定めのない、国の責任放棄につながらないかという点、この2点について伺いたい。財政に絡んで、新型交付税について4点ほど通告をしています。ここに書いてありますように、いろいろ新しい交付税の仕組み、あるいは考え方について、ここに指摘しているようにいろいろな問題点があると。これらについて4点にわたってどのように考えておられるのか、所見を伺いたいと。まとめてすみませんけどお願いします。時間ありませんのでお願いします。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ただいま地方財政について、大きく3点のお尋ねをいただきましたのでお答えいたします。まず、1点目の新分権一括法の関係につきましては、今後、国と地方の役割分担のあり方等について検討されることになっているようですし、具体的な情報も持ち合わせておりませんので、今のところお答えする状況にはございません。ただ、議員ご指摘のように地方事務は広範囲になるものと思われますが、一方では公務員数の削減も求められておりますし、それに対応できるような財源が移譲されるのかといったことを考えますと、厳しい対応が必要になる可能性が高いと言えます。また、例示のあった義務教育等については、地域間格差が出ることは許されませんので、一定の水準が確保できるよう、国が責任を持って対応していくことが必要と考えております。次に、2点目の「新型交付税」に関してのお尋ねですが、まず交付税の持つ財源保障機能を廃止する論調につきましては、地方にある市町村の財政構造や地方交付税制度の経緯と、その必要性を理解していない一部の方の無責任な発言であると思っております。地方交付税の持つ財源保障機能と財源調整機能を堅持するため、引き続き全国町村会等の組織を通じ、運動を展開すべきものと考えております。新型交付税につきましては、交付税総額を減額するものではありませんが、本町のように減額になる見込みの市町村と増額になる市町村に分かれます。全国ベースでは削減にはなりませんが、議員ご指摘のとおり、財源保障機能に歪みが生じてくるものと考えております。なお、本町における新型交付税の影響額を平成18年度の基礎数値を基に、単純に置き換えて試算した結果、1,000万円程度の減額となっております。今後、移行対象需要額の内容が変わる可能性もあると聞いておりますので、現時点での参考値としてご理解をいただきたいと存じます。次に、3点目の新しい財政指標の公表についてでありますが、お尋ねのあった4項目のうち、実質公債費比率については、昨年9月に開催しました「まちづくり懇談会」、あるいは10月号広報の折込チラシですでに公表しており、本町の比率は16.9となっております。なお、実質赤字比率、それから連結実質赤字比率、将来負担比率につきましては、いずれも総務省が進めております「新しい地方公共団体の再生法制案」の説明資料の中で、試案として示されたものであり、今後変更される可能性があるほか、計算に際しましては決算統計の数値を用いますが、まだ詳細項目が示されておりませんので現時点では計算できません。基本的には、平成19年度決算分から公表されるようでございますが、いずれにしましても、道からの正式通知を受けた段階で計算したいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 田中與士信

この地方財政について、2点ほど再度伺いたいと思います。このように、ここ何年間の間にどんどん制度が変わったり、あるいは地方財政を取り巻く環境が悪くなるというような状況になってきています。私は、こういう状況を国の制度が変わるから仕方がないということで、単純に受け入れていいのかという点で最近疑問に思っています。そういう点で、まず1点伺いたいのは、機会があるごとに住民の不利益や住民として納得のできないこと、そういうことに対しては声を出すと、あるいは間違いだという姿勢を示すと。こういうことが必要なのではないのかなというように考えます。先ほど、町長から町村会などの会議などの機会に声を反映したいという答弁がありました。これも一つの方法には間違いありませんけれども、それだけでなくて機会があれば中央省庁に行ったときに、関係省庁にその旨やっぱり地方の声、あるいは住民の声として的確に届けると、そういうことも必要なのではないかと、そういうことが行政を変えていく、あるいは国の政治を変えていくということにつながるのではないかと思うのですけれども、そういう姿勢で今後は町として、町長今期で退任されますので要求するわけにはいきませんけれども、首長としてはそういう姿勢で臨んでいただきたいと思うですけれども、その点について首長でないと答えられないのかどうかわかりませんが、姿勢として誰かが代弁していただきたい。それから2点目は、今回もこのように制度がどんどん変わってきたと。しかし、こういう情報がなかなか入って来ないと。あるいは、法律が変わってもどんなふうに変わったかわからないというのが、特に議会などの中ではそういう状況になっていると。これの原因の一つは、地方財政が大変だということで、例えば備え付けの図書関係なんかにもなかなかお金が使えないということに大きな原因があるのではないのかなというふうに考えています。監視機能を強めると、あるいは議会が行政に大きな役割を果たすという点から考えても、やはり制度が変わったり、あるいは法律ができたりしたならば速やかに、そういう情報があるいは製本されたそれらの資料が議会に存在するという環境をつくってもらわないと、今のように定数が減っていくと、しかもなかなか勉強をする機会もないということになれば、ますますそういうことで町民から「何をやっているんだ」というようなことになる可能性もあるというふうに思いますので、削るところは削ってもかまわないのかもしれませんけれども、やはりお金を使うところにはしっかりお金を使うということが必要なのではないかと思うのですけれども、財政担当としてはどのように考えておられるのか伺いたい。それから、最後の地方公共団体の財政の健全化に係わることなのですけれども、まだ視野も切ってないと言いますか、視野の段階だと、計算もできないというお話でした。実質平成19年度からこのような形で、一つは監査委員、あるいは議会、町民に財政の状況を公表しなければならないということになると思います。今の町の財政状況から言いますと、基金を取り崩して運営をしていたり、一般会計と特別会計の間で繰り入れなどが行われていると、あるいは水道、下水道、あるいは介護、国保、老保、これらも含めて考えますと一般会計を除けば単独で、なかなか運営できる状況にないと。そういうことを考えますと、すべての項目が計数整理で公表する対象になるというふうに思うのですけれども、その辺についてどうか所見を伺いたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

前段の部分だけ、まず私から答弁をさせていただきたいと思いますが、地方交付税交付金の関係。これはもちろん全国町村会等を通じて、そういう組織を通じて要請をすることももちろん必要と思いますけれども、また今までの経験で言いますと、私は訓子府町の町長としてたまたま国のほうに行くこともありましたし、また全道的な組織の中でもいろいろな要請活動で農林水産省、あるいは今の国土交通省等にも行くことも結構あったわけですけれども、そうした機会にやはり個々の本町抱える問題等につきましても、具体的に直接担当の課長方に要請をさせていただいたりというような経過もございますので、そういった意味ではもちろんそうした大きな組織を通じてやることも大事ですけれども、今私が申し上げたような形で、個別に要請活動できるところは本町として要請もするというようなことはこれは大事なことだと思っておりますので、今度新しく選出された町長に対しても、このことについては強くお願いをしておこうと、そのように思っております。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

2点目以降について、お答えをさせていただきたいと思います。法律等でいろいろ昨今改正が進められておりまして、正直申しまして私どものほうに流れてくる情報というのも本当ごく限られております。どちらかと言うとインターネットで収集したりするのがほとんどでございますけれども、例えば今回流れてきております新分権一括法の関係でも、情報としては来ておりますけれども、今年の秋ぐらいまでに地方制度調査会等で検討するだとか、そうした漠然としたものがほとんどでございます。ただ、そうは申しましても、こうした情報を議会のほうにお届けするということは、過去あまりやっていなかったというご指摘は当たっておりますので、今後、議会の事務局とも相談をしながら、可能な限り情報のほうは議会に流していきたいというふうに考えております。それと、3点目にお尋ねのありました地方公共団体の財政健全化の判断比率というのが新しくなって出てきております。町長の回答でもありましたように、今回4項目の設定がされておりますけれども、そのうち実質公債費率については、もうすでに公表済みだということで、残り実質赤字比率というのがございます。これは普通会計、訓子府町で言えば一般会計の実質赤字の比率を指すものでございまして、当然これは今現在赤字がないわけですから、これについては比率はゼロということになります。残り連結実質赤字比率、それと将来負担比率というのがございます。これはいずれも、国保、あるいは老健、介護と下水道も含めた特別会計。さらには、水道事業を含めたものを合わせた比率の計算をすることになっております。実際には、平成19年度の決算を受けての計算をして公表するということになりますから、実際に公表されるは平成20年度以降になろうかと思います。そういった状況でございまして、これから先、またいろいろ具体的にどういうどこの数値を使って、こうした指数を計算するのかというのが示された時点で即計算をしながら、住民の皆様、あるいは議会のほうにも公表してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 田中與士信

あと6分しかありません。今まで行革からはじまって、財政問題を含めていろいろ質問をさせていただきました。基本的に、今後この訓子府の町がどのように変わっていくのか、どのように発展していくのかということは、国の行政の運営の仕方と言いますか、特に地方交付税に50%依存するというような財源体質から考えても、どうしてもその国に制約を受けざるを得ないという状況は紛れもない事実なのかなというふうには思いますけれども、そういう中でもやはりこの町の特異性と言いますか、特徴と言うか、そういうものを生かして町づくりを進めていくと。そういう点から言いますと、何がそれらに対応できるかと言いますと、人の力と言いますか、人が持っている力、能力、あるいは組織として団結して大きな力を生み出していくと、そのようなことだろうと思います。そういう点で、確かに財政的には厳しくても、一生懸命制度も含めた勉強を怠らないように職員にはしていただきたいと。それから、議会も監視機能をしっかり身に付けてように、ぜひがんばってほしいなと。あわせて、町民も含めて町全体が一丸となって、新しいまちづくりに邁進をしていただきたいと。そういうことで、私が今回議会最後になりましたけども、最後質問するにあたっての希望でもあります。そういう点を踏まえて、ぜひ今後ともこのまちづくりのために、皆さんががんばっていただけることを最後にお願いをいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる