小清水町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月10日
(1)土曜授業の見直しについて/(2)少人数学級の検討について
2024年9月10日、小清水町議会の一般質問で、和田彩議員が「土曜授業の見直しについて」「少人数学級の検討について」について質問し、教育長 加藤友幸が答弁しました。
- 質問者
- 和田彩 議員
- 答弁者
- 教育長 加藤友幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 8番 和田彩
8番。通告どおり2点の一般質問を行います。子供たちは、どの子も町の宝、町の未来です。我が町の子供たちや子育てを取り巻く環境は医療費の無償化、学校給食の無償化、校舎のエアコン完備、町費による教員の配置、教科担任の方の配置、小学校から中学校へのスムーズな進学への取組、児童クラブの充実、また高校通学の交通費の助成など恵まれており、教育環境の整備にとても前向きだと感じています。子供たちのためになる教育や学校とは、恵まれた環境をさらによくできないかと思い質問いたします。1点目です。本町の学校教育の特徴である土曜授業は、全国的な脱ゆとり教育の流れを受けて2014年から始まり、これまでも二、三年ごとに効果やどのように実践していくかが検討されております。これまでの実績としては、初めは年間12回、それから今は6回程度となっております。特に、先生方のほうから、土曜授業により週6日働くと疲れが取れにくい、ほかの市町村は土曜授業がないところがほとんどなので、少年団や部活の試合などで、欠席者も多い中、授業を進めづらい。土曜授業があるために本町を希望する教員が少ないと、見直しを求める声があります。当初の目的であった学力向上も、実際には効果が見えていない状況なようです。昨今では、文部科学省も学校が公的ブラック企業や定額働かせ放題とのイメージを払拭するべく、給料面や教員の働き方改革、規定以上の授業をしすぎないように、指導がなされるなど、教員の処遇改善に向け検討が始まったようですが、今、教員不足が深刻な問題です。そんな中、我が町では、土曜授業への取組を廃止も含めて検討する必要があると考えますが、今後どのように取り組むお考えですか。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
お答えをいたします。議員おっしゃったように、重複する部分もあるかと思いますが、御説明をさせていただきたいと思います。土曜授業は平成14年度からの公立学校完全週5日制への移行によって、一旦姿を消しましたけれども、その後子供たちの学力低下に対する懸念や授業時数が増加したことに伴い、平成25年度に土曜授業の実施に係る学校教育法施行規則が一部改正をされまして、土曜日に授業することが可能とされました。これを受けまして、ゆとり教育の弊害による学力の低下を挽回しようと、平成30年には全国の小中学校の4分の1以上で土曜授業が実施されておりました。本町では平成24年度に土曜授業推進事業実践校の指定を受け、小中一貫教育の効果的な推進に向け、平成26年度より土曜授業で確保された時数を活用して、小中学校の先生方合同での授業、研修などにも活用してまいりました。この間、小中一貫教育開始より5年を経過した時点で、評価検証を行い基本計画の見直しを行ったところでありますが、土曜授業については、これまで最大年13回実施しておりますが、実施しておりましたものを、教育課程検討委員会で協議を行い、本年度は年間6回の計画としておりますが、今後においても、状況に応じた見直しを行うこととしております。議員御指摘のとおり、土曜日の出席率が低いという状況も見受けられます。また、授業時数を増やしての学力向上から、質の高い授業による学力向上への転換を図っていくことが重要ではないのかという分析も行っております。昨年9月の文科省通知により、標準時数を大幅に上回る教育課程を編成しないことが示されていること、新しい学習指導要領によりゆとり教育の弊害がなくなってきていることなど、当然、土曜授業のメリットもあるわけですが、土曜授業が始まった頃と現在では様子が違っておりますので、土曜授業の持つ意味は薄れてきており、時代の流れに沿った対応が必要ではないかと考えます。来年度の教育課程編成に当たりましては、以上を踏まえ学校内で設置しております教育課程検討委員会において、土曜授業の在り方について見直しの検討をいただいているところでございまして、学校現場の検討結果を尊重した上で、対応していきたいと考えております。今後も子供たち一人一人の可能性を引き出す教育の推進に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 8番 和田彩
今、答弁いただきまして、量より質の教育をしていくということで、大変望ましいことだなと感じます。全国的な流れもありまして、土曜授業を実施する学校が減っているということですけれど、この10年間取り組んできた土曜授業のデメリットもあったんですけど、メリットというのはどういうことがあったとお考えですか。お伺いします。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
土曜授業を始めた頃の趣旨、私、教育長に就任していませんけれども、当然行事等を土曜日に充てると、今でも参観日だとか、いろいろ行事等を持ってきて、それの浮いた時間を授業に回すという趣旨で始めたという部分ですが、見直しは当然行ってきて、年間、今年度は6回ということでございますので、当然それはなぜ減らしてきたかというと、やはり先生、子供たちの負担もあっただろうし、果たして、先ほども申し上げたように、学力に本当にそれがつながっているのかどうか、それはやっぱりある一定の期間で評価をしていかなきゃいけないので、現在は、議員御指摘の前から、既に教育委員会としても、うちの指導員とも協議をして、今後どうしていくのかという部分は、当然検討しておりましたんで、検討の結果、本年度は6回ということですが、今後それを3回がいいのか、1回がいいのか、授業時数も確保できているので、来年以降はもう土曜授業はやめましょうとするのかどうかは、それはもう学校現場の判断でやっていく、という教育委員会の私の考えでございますんで、御理解をいただきたいと思います。
質問 8番 和田彩
8番。私もいろいろこの土曜授業について勉強して分かったことだったんですけど、その土曜授業というのは、土曜日に授業して、月曜日に代休がないというのが土曜授業で、月曜日に代休を取るのは土曜授業といわないみたいなんです。やっぱり教育長おっしゃられたとおり、運動会とか、学芸会とか、保護者が参加しやすいのはやっぱり土曜日かなと思いますので、この辺は土曜日にぜひ開催していただいて、ただ土曜日に勤務した分は、先生方は月曜日が代休というやり方が望ましいのかなと思います。2点目の質問させていただきます。本町も生まれる子どもの人数が減少していっている中、将来的には1学年の人数が20人以下になってきます。今現在は1学年が30人以上、一部40人以上となっていますが、3年後には入学する1年生が20人以下になります。それまでの2年間の間、子供たちにとっては、先生方がゆとりをもってより個々に接してくれやすくなる、安心して過ごせる、教員にとっても、子供たち一人一人にゆっくりと丁寧に関われ、きめ細やかに指導でき、負担の軽減となるような、みんながより幸せになる、少人数学級に取り組むことを検討できないか伺います。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
お答えをいたします。小学校における学級編制の標準につきましては、令和3年に約40年ぶりに改正されました義務教育標準法により、低学年より1学年1学級40人から35人への段階的に引き下げられている計画期間中でございます。来年度から小学校全学年が35人学級となります。現在、小清水小学校の普通学級は4年生、5年生を除く学年が1学級で、3年生が35人を下回る33人、ほかの学年はいずれも20人台となっております。今後につきましても、少子化の進行により、入学予定者の数は2年後の9年度に20人、5年後には10人台と減少する見込みでございます。御質問は、さらなる少人数学級への取組についてございます。35人学級への移行の影響もあり、全国的に教職員の不足が顕著で、北海道教育委員会においても、慢性的に教職員が不足しており、欠員状態の学校も存在している状況にあります。さらに教職員が休職により欠員となった場合の期限付教員が未配置のままという状況が続いています。このような厳しい状況の中で、町単独でのさらなる少人数学級の取組は、現実には難しいと考えます。少人数学級への意見、要望としましては、さきの6月定例議会で議決されました30人以下学級など、教育予算確保、拡充の実現に向けた意見書により、議会側からも要請をいただいておりますが、さらなる少人数学級の実現には、国、道の対応が不可欠と考えます。オホーツク管内市町村教育長会はじめ、北海道町村教育委員会連合会などを通じ、引き続き、国に要望を続けてまいりたいと考えております。特に、小清水小学校では、町に御理解をいただいて町費教員3名、支援員6名、スクールサポーター、ICT支援員、ALT各1名を配置し、学校の教職員全体できめ細かく子供たちの教育を実践していただいております。さらなる少人数学級の実現にかかわらず、子供たちが楽しく元気に学校生活が送られるよう支援してまいりたい。何より子供たちにとりまして、充実した教育環境整備を図ってまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 8番 和田彩
8番。なかなか教員の先生の数の問題や予算の問題で、実現が難しいということですが、保育所から1年生に上がるというのは、小1ギャップという言葉もありますが、子供たちや保護者にとっても大きな変化で、丁寧に寄り添うことが大切だと思います。できれば、特に低学年の間だけでも、1年生、できれば2年生ぐらいまでだけでも、少人数でするほうが、できたらいいなと思うんですけど、いろいろ調べてみましたら、山梨県のほうでは独自に25人学級に取り組み、2023年度には3年生まで、2024年度から4年生までに拡大するというふうにされていました。国の予算がついてから、道の予算がついてからというのは分かるんですけれど、やっぱり実際に自分も小学校行くときがありますけれど、なかなかぎゅうぎゅうだなという印象を持ちます。そして、少人数というか、4年生、5年生は2クラスなので、1学級当たりの人数が少ないので、なんか落ち着いているような感じがします。国、道の予算を待たずに、小清水町独自で子供たち本当に少なくなっていって、大事な子供たちを丁寧に見るということが、先生方にとってもいいんではないかと思うんですけれど、その辺についてはどうお考えですか。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
お答えをいたします。和田議員のおっしゃっていることは、十分御理解はするわけですけれども、短いスパンで、基本的に単純に今、町費の教員だとか、支援員さんいますけど、クラスを分けるということは、道費のいわゆる北海道教育委員会と同じような教員を置くということになります。クラスを分けるということは、そこには担任もいるし、やはりその顧問、例えば部活動だったら顧問もいるし、分掌事務が、学校の分掌事務がきっちりとやっぱり持ってもらわないということになりますと、ある一定の期間雇用して、はいその期間終わったから雇い止めにしますということにはならないので、正規な先生として採用するということは、なかなか厳しいという現実の問題があります。それと、先生の負担の問題ですが、今お話ししたように、クラスを分けるということですから、それが、20人がいいのか、25人がいいのか、15人がいいのか分かりませんけれども、分かれる以上は、仕事として、子供たちを育てていく仕事としては同じなので、負担が減ると、単純に10人の子供を教える先生、5人を教える先生の大変さというのはあるのか分かんないですけど、結局指導する学習の仕方は分かれるだけなので、先生の負担は同じ学習の準備もしなきゃいけない、同じ保護者対応もしなきゃいけないということなんで、そう単純に分けたから、勉強だけではない、学習だけではないので、負担はさほど変わらないかなと思います。それと今の現状は、決して30、最高で今33人が多い学年だと思いますけど、基本的に35人学級だとか、意見書が30人という部分ありますけど、うちはそれに満ってないという部分があって、36人になれば2つに分かれるので、10人台になるんです。ただ、全国的に言われているのは、やはりいまだに都市部では40人、40人以上1クラスいるという大きな学校がありますので、それで35人、30人と。ただ、全国的には少子化は進んでおりますので、将来的には40人というとこが、だんだん35人近づいていくのかもしれませんけども、単純にお金の問題ではなくて、雇用という部分では厳しいかなというふうに、そこは久保町長の御理解いただいても、なかなか確保すること、短いスパンで雇用することっていうのは、現実的ではないかなと。お話の趣旨は十分理解しますし、そうあればいいと私も思いますけど、現実には難しいということで、同じお答えになりますけれども、お答えとさせていただきます。御理解をお願いします。
質問 8番 和田彩
8番。今、教育長の御答弁で5人でも、10人でも変わらない、10人でも20人でも変わらないという言葉でしたが、私はそういうふうに思いませんで、やはり子供の数が増えれば、その分通知表を書く数も増えますし、一人一人に目をかける時間も違いますし、やはりそれぞれを見ようと思ったら、多い人数だとそれだけ先生に負担がかかるのではないかと思います。教育委員会のホームページを見ますと、先生方の時間外の超過勤務の状況の表が見れます。それを見ますと、教育委員会としては時間外勤務時間の目標を1か月で45時間、1年間で306時間としていますが、一昨年は年間平均で467時間、その前の年は433時間となっており、いずれもオーバーしているんだなという、目標をオーバーしていることが分かります。また、この時間には自宅に持ち帰った仕事や仕事が終わらずに、土日に出勤、自主的に出勤してきた分は、多分含まれていないと思うんですが、クラスで担任する人数が多ければ業務量もそれだけ、私は多くなると思うんです。この超過勤務とかについての対応とか、対策とかいうのは、どういうふうにされているんですか。お伺いします。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
お答えいたします。学校教員の働き方改革については、北海道教育委員会の取組、それから管内の教育委員会各取組、町独自の取組ということで、それぞれが行っているという部分でございます。確かに小学校の先生は特に忙しいという部分はありますけれども、学校内での現場としての取組というのは、進めていただくようお願いしてますし、教育委員会としてできることについては、大量に道教委教育局から文書通知が参りますけど、そこは教育委員会として全て横流しをするんではなくて、一定程度、これは必要かどうかという判断をして、なるべく減らすような形、PDF化をして渡すとかいう努力だとか、昔は保護者への連絡というのは電話だったんですけど、今はメールとか、マチコミという部分で対応しているので、教育委員会としても、先生方の負担を減らすという部分については、学校現場とともに、常に引き続き取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 8番 和田彩
取り組んでいただいているということで、本当に全国的に職業としての教員の希望者が少なくなっていて、教員不足で教員の給与のアップの話も新聞等で拝見してますが、なかなか経済的なことが問題ではなくて、給料面とか、待遇だけではなくて、本当に子供が好きで教員になっている方が、見る人数が多かったり、保護者の対応もそれだけ人数分しないといけないと思うんです。確かにデジタル化とかで軽減されている部分はあると思うんですけれど、ゆとりのない生活を送る中で、子供にゆっくりと接するゆとりがなくて、肉体的にも、精神的にも疲労しているという知り合いも結構聞きますし、そういう状況にあるから、よりなりたい人が減っているのかなと、そこを改善すれば、やっぱり子供に接したい、教育に憧れて教員になりたいという方も増えて好循環、今だと大変だからどんどん減っていって、現場ももっと大変になるという悪循環をしているような感じがするんです。今、小学校のほうに本町の出身の大学生の方が2人教育実習生として来られてます。このような今から先生になりたいという貴重な方々が、ぜひ夢とか希望を持って、教員という教職につけるような環境を、みんなでつくっていく必要があるのかなと思います。これで質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。