小清水町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月12日
(1)就労継続支援B型事業所「エゾモモンガ」について/(2)福祉における課題について
2023年12月12日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「就労継続支援B型事業所「エゾモモンガ」について」「福祉における課題について」について質問し、町長 久保弘志が答弁しました。
- 質問者
- 工藤孝一 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 7番 工藤孝一
7番。さきに通告してございます2点の質問について、順次質問いたします。最初に、就労継続支援B型事業所「エゾモモンガ」についてであります。小清水町及び隣接町に在住の18歳以上で、年齢や体力などの面で一般企業で働くことが困難な方が、軽作業など就労訓練を行うことができるエゾモモンガは、利用登録者数16名、常時利用者は11ないし12名で、支援員3名を含めて、現在の事業所で軽作業を行うには大変狭いため、環境が整った場所に移設することが強く望まれますが、所見を伺います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。エゾモモンガは、障害を持つ方や、家に引き籠もりがちな方、社会に出ることに不安がある方など、働くための練習や、まずは外に出ることから始めたい方に向け、令和元年7月に社会福祉協議会が開設した事業所でございます。開設当初は障害者等就労支援事業所として、令和2年4月には地域活動支援センターとして、令和3年4月からは現在の就労継続支援B型事業所として、幅広い対象者の方が利用できるよう運営をしてございます。スタートは、社会福祉協議会事務所内の一角で活動を行っておりましたが、B型事業所の指定を受けるため、社会福祉協議会からの御相談を受けて、現在は町の職員住宅2棟を活用していただいているところであります。議員がおっしゃるとおり、多くの利用者が室内で作業するとなると手狭だろうとは思いますが、事業所の外で活動することも多くありますので、そこは事業所が工夫して、うまく活用されているのだろうと理解をしております。ただ、悪天候などで、利用者と支援者が一堂に会して事業所内で作業せざるを得ない場合もあるでしょうし、施設の老朽化の問題もありますので、事業所の移設等について、社会福祉協議会からの御提案があれば協議を行い、町としては施設の改修等を含めた必要な協力をしていく考え方でおりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 工藤孝一
7番。現在のB型就労支援になったのは、令和元年ですか。現在、先日もエゾモモンガにお邪魔しましたら、楽しくやっているなという雰囲気は直接肌で感じたんですが、やっぱり手狭という問題と、もう一つは、水道の凍結が早い段階からあったということで、一晩中、朝まで2か所ぐらい灯油ストーブをつけていても、凍結せざるを得ないという状況。あるいは、トイレが共用で非常に狭い状況ですね。できるならば、現状の建物の中であっても、障害者用トイレを別にやっぱり設置するとか、そうでなければ、非常に元の職員住宅では、なかなか工夫がしづらいのかもしれませんが、そういうふうに感じたところです。あわせて、この事業については、社会福祉協議会へ小清水町が委託しているということで、委託者・受託者という関係ではないかなというふうに感じます。やはりそういった面で、今後、この就労支援の事業を継続して、より質の高いものにしていくには、やはりもうちょっと広いところ、そして環境のいいところ、水回りの問題、トイレの問題、解決に向けて、確かに社会福祉協議会から要請があればというお答えでしたが、行政の委託事業というふうに捉えていいと思うんですが、その点再度御質問伺いたいと思います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。今現状としては、一時的に当時のお話としては、就労支援事業所を立ち上げるときに、当面、職員住宅貸してくれないかということから始まったというふうに記憶をしております。当時については、町からの委託・受託の関係ではなくて、社会福祉協議会の事業ということで御理解をいただきたいと思います。そういった中で、町も何もしないのかということではなくて、現状としては、エゾモモンガさんは、農業であるとか、あと、ほがじゃさんであるとか、この庁舎の清掃作業であるとか、本当に活躍をいただいております。また、子供たちといいますか、通われている方たちも、本当笑顔でやっていただいているのも姿も見ますので、非常にいい取組を社会福祉協議会はしてくれているというふうに認識をしているところでございます。そういった中で、このままでいいのかと私は思ってはおりませんので、今後どうするというのは、社会福祉協議会と実は協議をしているところでございまして、あとは社会福祉協議会のほうでどう判断されていくのかなというふうに思っているところでございます。新たに建てて云々ということではなくて、今あるものの中で活用ができないかというふうに思っておりますが、当然、次の場所でやっていくということになれば、水道の問題等々言われておりましたが、あとトイレの問題等々については、そこはしっかりと改善をしながら、やはりエゾモモンガさん、そこに通われるという方が、やっぱり生きがいを持って通われるような施設にしなきゃいけないというふうに思っておりますので、そこは今後、社会福祉協議会としっかり協議をしながら、町としても支援はしていく考え方でありますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 工藤孝一
7番。今、町長のほうから、今後どのように進めていくか、社会福祉協議会とも協議し、今ある建物の再利用についても検討し、しっかりと進めていきたいという御答弁でしたが、現状を見れば、来年の11月から供用開始になる認定こども園の開始に当たって、それぞれ町立保育所、あるいは子育て支援センター、加えて幼稚園等々が、幼稚園については今年度で終了ですか、そういった民間も含めた施設が、それぞれ終了するということがございます。そういう意味では、ある程度町の施設についても、どこが適切かということも含めて、より適切かということを含めて検討すると思うんですが、そういう例えば保育所については、昭和50年増築して、四十数年使われている。あるいは、子育て支援センターについては、割と近代的だというふうに考えますが、そういう点ではどのように思われているか、お聞きします。
答弁 町長 久保弘志
お答えしたいと思います。幼稚園さんについては民間の施設でありますので、町が云々ということにはならないかなと思いますが、お話があった保育所であるとか支援センターであるとかということでありますが、支援センターについては、今、教育委員会のほうで、そこの移転後については、利活用については御検討いただいておりますけれども、残った保育所の関係であります。あそこの施設については、古いのは古いんでありますが、結構修繕はしてきております。かなりのお金をかけてしてきておりまして、耐震化も一部でありますけれども、しっかりできているところもありますので、できればその辺がいいのかなって、場所的にもいいのかなとは思っておりますが、そこはやっぱり社会福祉協議会さんとの事務所の関係とかもいろいろあると思いますので、そこは社会福祉協議会さんの御意向だろうと思っています。もしそこであれば、当然トイレ等々の問題も出てくるでしょうから、そこはしっかり改善をして改修をしていくということになりますけれども、当面今そのような形で社会福祉教育会さんのほうは検討されていると思いますので、まだそこの結論は出ていないと思いますけれども、後ほど町と社会福祉協議会の中で検討をして、やはりそこに通われている方のいいような形でしっかりと取り組んでいきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 工藤孝一
7番。しっかりと協議して検討して進めたいという答弁であります。ただ、町立保育所にも先日お伺いしましたら、やっぱり数年に一度、水が濁るという現象はあるということでありますので、やはり現在は水質の検査はしてこなかったということがありますので、現状含めて、水質の検査を実施してもらいたい、すべきではないかということを最後に申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。福祉における課題です。在宅の老老介護、独居高齢者や8050問題によって、将来への不安を抱える家族の現状把握をどの程度行っているか。また、様々な理由でひきこもりに悩んでいる御家族の支援について対策を検討しているのでしょうか。これらの課題について、小規模多機能な施設整備が必要だと思いますが、見解を伺います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。本町の在宅の老老介護、独居高齢者や8050問題を抱える家族の現状把握でございますが、従来より保健師等による家庭訪問や、民生委員さん・自治会の協力による情報提供等により、対象者の把握や見守り、安否の確認等を行ってきております。一般的に8050問題や、その背景にあるとされるひきこもりの実態には、経済的な要因から健康、介護、就労など、その家族が抱える課題はそれぞれであり、複合的な問題を含んでいるとされております。また、顕在化が難しく、実態の全てを把握するのは困難だと感じております。冒頭で申し上げましたとおり、現状の把握には、職員の家庭訪問や地域からの情報提供がとても重要であると考えてございますので、今後においても従来同様、関係機関との連携を図り、相談や情報提供があった場合には、速やかに必要な支援につなげられるよう、体制を整えてまいります。次の小規模多機能な施設整備についての質問でございますが、あらゆる業種において働き手が不足する中、厳しい状況はうかがえますが、現在、第9期介護保険事業計画策定のため実施をしたアンケート調査の集計と分析を行っております。その中で、要介護認定者数やサービス利用者数、利用量の推計も行いますので、その結果を踏まえ、介護保険運営審議会の御意見を伺いながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えてございますので、御理解いただきたいと思います。以上です。
質問 7番 工藤孝一
7番。ひきこもりを含めた高齢者、あるいは障害者の問題で、私を含めて昨年から民間の事業者の方の指導といいますか、情報提供もいただきながら、勉強会・交流会を4回進めてきた経過があります。その3か所の中には、高齢者をはじめ、発達障害を持つお孫さんを持つ方、あるいは、20代・30代のひきこもりのお子さんを持つ親の方、そういう方々を含めて勉強会をしてきた経過があります。その経過の中で、やはりなかなか民生委員の方もおっしゃっていましたが、町長もおっしゃったとおり、ひきこもりの問題は非常に見えにくい問題だということであります。あわせて、発達障害の問題等の自閉症など、そういう心の問題についても、なかなか近隣の相談員なり、病院には通うのも大変だから、そのために近いところへ通って相談できるような受皿をぜひつくってほしいという、強いそういう要望が出てきております。そういう中で、やはり小清水町は以前から教育委員会・福祉課中心に、健康推進の事業を本当に一生懸命やってきている実績がある中で、やはり今必要なのは、新たに加えてほしいのは、心の健康づくりの取組も、今の時代重要になるという、そういうことも交流会で交流した経過にあります。その事業を進めるに当たって、特に小規模多機能の施設ということについてでありますが、これは高齢者と障害者が在宅を訪問してもらってケアを受けられること、併せてデイサービスに通うことができる。そしてもう一つは、高齢者・障害者が共に一緒に暮らすという、そういう事業だというふうに押さえております。この共生型、共に暮らす高齢者と障害者、これは富山型地域共生福祉というふうに呼ばれて、現在、全国展開が進んでおります。高齢者と障害者・障害児の垣根を低くして進める取組であります。この制度は、平成15年の11月に富山型デイサービス推進特区の認定を受けまして、1番目には介護保険法による指定通所介護事業所における知的障害者及び障害児の受入れ、2つ目には、身体障害者福祉法による指定デイサービス事業所及び知的障害者福祉法による指定デイサービス事業での障害児の受入れが可能になったということであります。この取組は、特区でありますが、当時、高齢者と障害者の垣根をなくして、同じ空間で住んで、国の公的な制度が適用されることとなりました、これは平成15年。そして、翌年、平成16年4月には、富山県と富山市が共同で提案した介護事業所における身体障害者・知的障害者・障害児の受入れ、これが特区の措置を経ることなく、全国展開することが実施されました。特区に認定されなくても全国展開できるということでありまして、要するに北海道内で数か所の民間の事業所が、こういった高齢者・障害者共生型の施設運営を実施している現状にあります。ぜひこういった国の制度と併せて、本町あるいはオホーツク圏でも、病院へ相談に行くにしても、道立の発達外来の関係では、道立の旭川と音更に行くしかないという、これは発達障害の関係ですけれども、そういう関係もあります。そういう関係で、ぜひ本町に公設民営の民間が運営する事業者がある場合、前向きに検討することを提案したいと思いますが、その点いかがでしょうか。
答弁 町長 久保弘志
お答えしたいと思いますが、私もいろんな優良事例等々、勉強させていただいたり、見に行ったりもしております。いずれも大きい市町が中心であるかな、特区をつくったり等々というのは、現実的にはあるかなと思っております。そういうのが、この小清水町でできるのかできないのかというのは、結構大きな問題であるという認識をしておりますが、私としてはやっぱり子供からお年寄りまでが、小清水で何とかできないのかなというふうに思っておりますが、小規模多機能を含めて、全てを小清水で用意はできないというふうに思っています。それは無理だというふうに思っていますので、例えばデイサービス・ホームヘルパーであれば社会福祉協議会、ショートステイであれば特別養護老人ホーム等々、受け入れる場は比較的、小清水町は小さくても何とか整っているんだろうと思います。当然病院もありますから、訪問看護等々もありますからね。そこをうまく使っていただくということだと思いますが、小規模多機能云々というのもあるんですが、今私たちが考えているのは、総合戦略の中でも掲げておりますが、何とかグループホームを誘致をできないのかというふうには、ちょっといろいろ検討しているところであります。これは当然公設ではなくて、何とか民間さんのほうにということで、いろんな民間さんがおられると思いますが、ただ、やっていただく以上は、永続的にやっていただくだけの力をお持ちでないとできないと思いますし、何とかそういう形ではできないのかなというふうには、実は検討しているところでございます。本当に小清水町にいろんなものがあって、こういう場合はここ、こういう場合はここというのが、全て用意ができればいいんでしょうけれども、それは現実的には困難だとは思っております。ですので、先ほどの繰り返しになりますけれども、何とかそれを代替するようなものも含めて、やっぱりずっと小清水町に住んでいられる仕組みづくりというのは難しいんですけれども、そこを目指して私たちは何とか進めたいというふうに思っていますので、公設民営って御提案がありますけれども、そこはどういう民間さんなのか分かりませんけれども、ぜひお声かけをいただければ、そこは協議検討してやっていけるんではないかって判断した場合については、そこは公設というのもあると思いますけれども、公設公営というのは今のところ全く考えておりません。それはできないと思っていますので、ぜひそこは民間さんのお力をいただいて、いろんなものを検討していきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 工藤孝一
7番。今、前向きな御答弁をいただいて、私たち、知的障害も含めて、高齢者・障害者の対応について、もう少し使い勝手がいいと言ったらちょっと失礼になりますけども、そういうことも含めて、もう一歩前へ進むためには、やはり自分たちも努力していかないと駄目だよねという話もしています。法人を立ち上げて、そういう情報や、そういう困っている御家族に対する支援を考えている方、そういう方も、仮に小清水にそういう受皿ができた場合、支援したいというふうな話があります。それは以前、町長ともお会いした方というふうに言っていましたけども、その会社では、音更町の道立緑ケ丘病院の臨床心理師を長くやっていて、退職された方が、小清水でそういう事業をやるんであれば、御支援も非常勤で勤務も希望しているということがあります。いずれにしても、私たちも含めて地元の人間がどういうことを希望し、どういうところまで自分たちも関わっていくかということが問われることでもあります。今後、法人立ち上げを考えることも必要じゃないかという議論もしておりますが、そういった取組に対する町長の、また最後の御答弁があればお願いしたいと思います。
答弁 町長 久保弘志
恐らく議員とも思いは一緒だというふうに思っております。やはり子供、小清水町の皆さんが、やっぱり幸せに暮らせるには何が必要なのかということだと思います。そこにやはり民間さんの力は欠かせませんので、もしそういう動きがあれば、ぜひ相談をいただければ、ぜひいい方向に持っていければなというふうに思っておりますので、引き続き御協議させていただければと思います。よろしくお願いいたします。(「了解しました」と呼ぶものあり)