標茶町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日
指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」の支援策を早く提示すべき
2024年12月3日、標茶町議会の一般質問で、本多耕平議員が「指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」の支援策を早く提示すべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。
- 質問者
- 本多耕平 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 本多耕平
それでは、私のほうから、通告に沿って2件の問題につ11いての発言をいたしたいと思います。1点目は、指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」の支援策を早く提示すべきということで、町長の所見を伺います。少子高齢化、人口減少等による政策課題は、本町に限らず、多くの自治体が直面している課題であります。特に福祉施策については、「一人の不幸も見逃さない」標茶の福祉政策の基本理念であると考えます。育児支援、教育支援、困窮者支援、弱者への支援は、厳しい財政事情であったとしても、持続的に継続、そして充実していくことが望まれます。標茶における総合福祉事業は、行政と民間団体が相互の理解と協力の下に事業が実施されていると理解しています。事業は弱者を守るという大きな責務があり、私はその思いから、次の点について町長の所見を伺います。指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」についてであります。去る 10 月 30 日、コスモスの運営員会において、母体である社会福祉協議会より、令和7年3月をもって事業所の閉鎖の方向性が示されたと聞きましたが、町長はどのように理解していますでしょうか。さらに、運営の在り方、支援も含め、どのような協議を進めているか。利用者、さらにはご家族のご心配について、一日も早く解決策を提示すべきだと考えます。町長の所見を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
3番、本多議員の指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」の支援策を早く提示すべきとのお尋ねにお答えいたします。指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」につきましては、在宅で生活する障がい者を持った方が自立した生活、社会生活を営むことができるよう、平成元年 11 月より当時の「小規模授産施設」という名称で総合社会福祉センター内に開設した事業所で、制度の改正により平成 20 年 10 月に「しべちゃコスモス」と名称を変え、現在に至る事業所であると承知しております。1点目の令和7年3月をもって、事業所の閉鎖の方向性が示されたと聞きましたが、町長はどのように理解しているのでしょうかとのお尋ねにつきましては、しべちゃコスモスの閉鎖につきましては、利用者の減少により運営困難となったため、11 月1日に標茶町社会福祉協議会の会長をはじめ役員の方々から直接説明を受けたところでございます。町といたしましては、社会福祉協議会やしべちゃコスモスの財務状況等を勘案すると大変厳しいところでありますが、事業所閉鎖はやむを得ないものと判断せざるを得ない状況であったところでございます。しかしながら、現状通所されている利用者の方への対応が重要と考えており、標茶町社会福祉協議会における町内近隣市町村の各事業所との調整に当たっているところでありますが、事業所の選択権は利用者側にありますので、できる限り多くの選択肢を準備し、12利用者が自分に合う選択ができるよう、丁寧な対応を行うことを要請しているところでございます。2点目の運営の在り方、支援を含め、どのような協議を進めているか、利用者、ご家族の心配について、一日も早く解決策を提示すべきと考えますとのお尋ねにつきましては、事業継続のため、相談の中で明らかなのは、一定数の利用者が確保できなければ収支が成り立たないこと、現状では利用者増に向けた効果的な取り組みが見いだせないということがあります。相談協議は引き続き受けておりますが、まずは利用者を第一に考え、丁寧な対応をしていただくよう要請しているところでございます。指定就労継続支援B型事業所「しべちゃコスモス」は、あくまで、標茶町社会福祉協議会の運営する事業所であることから、町が直接運営に関与するものではございませんが、社会福祉協議会が連携を取りながら町として可能な限り努力して協力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 3番 本多耕平
ただいま、町長のほうからご答弁をいただきました。ある意味、私もただいまの町長のご答弁には、納得をするということではないわけですけれども、お話をお聞きいたしました。ただ、残念なことに、今、町長のご答弁は閉鎖ありき、やむを得ずという最終的な決断だったと私は理解をしております。ご案内のように、あるいはまた町長ご答弁のように、この事業は福祉協議会が母体であるということは私も十分承知しております。その中で私は、福祉協議会の事業、それらについての問題について精細な物議を醸すわけではないですけれども、しかしながら、前段申し上げましたように、福祉事業というのは民間だけで目的が達成できるものではありませんし、行政だけでもできるわけでない。したがって、両輪となった中での標茶の福祉事業を目標を持って進めるというのが、私は理念だと今でも思っております。その中で私は、持論でありますけれども、いつも言います。私は、福祉と社会教育の中で、いわゆる費用対効果を論ずることは、それは第2、第3の問題であろうと。まず、その事業、施策が町民にとって、あるいはまた行政にとってどうであるかということから議論すべきであって、今、お答えの中に、福祉協議会のほうの中でいわゆる財政難ということの中からやむを得ず、しかしながら、まだまだ通所をなさっている方々はたくさんいらっしゃいます。このコスモスの運営委員会の書類を私は見せていただきました。閉鎖の理由として一に挙げられているのが、やはり通所者が少ない、減ってきたからというような問題がございます。さらにはまた、協議会内部の、コスモス内部のいろいろな問題があるかもしれません。しかしながら、私、前段申し上げましたように、福祉というのは共助の中で行っていくことが当然だと。まだまだ通所なさっている方が8人いらっしゃいますとお聞きをいたしました。これから見込めないから閉鎖するでは、通所なさっている方々が、生きがいの中13で、あるいはまた社会生活の中で自分の生きがいを見つけてきているのではないのでしょうか。そういう方々の生きがいの光と生涯の生きがいを、それを今ここで断っていいのでしょうかと申し上げました。福祉協議会の事業といえども、行政としてどれだけ支援しなければならないかということを私は十分議論していただきたい。私は、それが行政の役割だと思うのです。コスモスの今年度の2回目の役員会の中で7年の3月に閉鎖するということを聞いたということで、運営委員の方々は 15、6 人いらっしゃいました。メンバーの方を見ましたら皆さんがーー知見者、学識経験者の方がいらっしゃいます。そんな中で、今の標茶のコスモスに通っている8人の方々、その生きがいを潰していいのですか。減っているとはいえども、まだまだこの本町の中には、コスモスに通いたい、でも事情によってやめる、あるいはまた他町村から事業所の方が来てくださって町内の通所者の方をそちらのほうへ向かわせるとか、そういう問題を聞くと、私は協議会だけに任せるのではなくて、改めて町が福祉施策の原点に立っていただきたい。私の若い頃の話をするわけではないですけれども、議長、申し訳ありません。このコスモスの問題には、時間に限りがありますので、総括的な質問に、発言になりますけれども、お許しをいただきたい。私の若い頃には、標茶の町といえば福祉の町。標茶町といえば福祉の町。(「そうだ」の声あり)
質問 3番 本多耕平
今、そちらのほうからそうだという声がありましたけれども、私は他町村に青年の頃よくパネラーとして行きました。その中で、特に女性の方が多かったですけれども、ディスカッションしてまいりました。そんな標茶町の福祉を私は自負しております。町長、いかがですか。福祉協議会が事業母体だからといって、やむを得ずという短期間での結論を出さずに、先ほど町長の答弁の中に利用者の今後の在り方を十分協議していきたいとありますけれども、これはコスモスを閉鎖するということを前提に置いた私は発言だと思うのです。いま一度お答え願いたい。所管する係ではなくて理事者として、福祉事業の中でこういう障がいを持った方々、この方々が標茶で生きていく明かりを持っているのです。長くなりました。いま一度、町長、このコスモスについての支援策を考えることによって、このコスモスが持続、継続できる方策、施策があるのかないのか、お答え願いたい。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
お答えしたいと思います。コスモスについては、私、職員でもありましたので、住民課長、それから保健福祉課長のときからずっとコスモスとの関係については見てきたところでありますので、状況については十分把握した上で、今回なぜこんな形に突然と皆さん思われるかもしれないけれども、実はその前からいろいろ問題があって、様々なことをお願いしていたのですが、結局14そういう打開策が見つからないで現状に来ているということが一番です。それで、社会福祉協議会の中においても、コスモスの位置づけ、改善策についてもなかなか積極的な議論がされないで今日に至ったというのが一番でありますし、私は、この中でやはりコスモスの中心になるべき組織というのは、家族会だと思っています。家族会については、残念ながら、今、会長不在の状況で、会長のその利用者もコスモスをやめられるというような状況があって、さらに今、コスモスの運営が窮地に陥っている。そういう状況の中で、やはり一定程度刺激を与えながら、これからいろんな選択肢、やめざるを得ないという結論は一定程度出しながら、それを町民の皆さん、いろんな方々に訴えながら少し進めるのが、一番私は得策かと思っていました。皆さんコスモスに対する温度差が認識含めて非常に低いということが実感としてあって、なかなか議論がされなかった、関係者も進んでいないという状況を見ていました。それで、実際に家族会の何名かの方が私のところにも来ましたし、その方が一致団結して、残った8名の方がでは本当にどういう形の方向性を望んでいるのかということをまずは、今、事務局をやっている社会福祉協議会のほうにぶつけてくださいという話をしています。その中で、どんな可能性があるのか、例えば新たな受皿ができるのか、自分たちで受皿をつくろうとしているのかとか、そういった方向性をできるだけ早く見つけてください、それが見えた段階で、社協さんが引き続きそれを支援、社協さん自らも支援するのか、新たな受皿を含めてそれをお願いするような形になるのかということを、これからできるだけ早い時期に形を出していただければと、そういう話をしています。それに対して、町としてもしっかりやれることを支援していくということで、今、考えておりますので、ここにきて、来年の3月ということは社協さんが決めていますけれども、ただ、私は1人になっても1人の方向性が決まらない状況だけは残さないような形をしてくださいということを言っています。方向性が決まるまで社協さんとしては責任を取っていただくということが方向性だと思っていますので、そういう全員の方向性が見えるまでは社協さんとしても閉鎖は難しいのではないかと、そんなふうに思っています。ですから、いろんな形を、今、家族会の方を中心に社協さんと具体的にどうしようかということが一番の鍵かと私は思っていますので、それに対して方向性が決まった段階で支援をしていきたい、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 本多耕平
町長、私、何度も言います。この問題については、能動的になっていただきたい。いわゆる受動態、受け身ではなくて、支援をどうして要請してくるのだという、待つのではなくて福祉ということから考えれば、今、この事業所は存在しているのです。その事業運営が困難になったというときに、ではこちらから、どうすればその事業が持続できるのですかという、受け身ではなくて、やっぱりこちらから能動的に動いていただきたい。私はそれを言いたいのです。15だから、私は前段申し上げましたように、この閉鎖ということが社協の中では話し合っていたかもしれないけれども、私も不勉強で申し訳ないのですが、ある方から電話があって初めて知ったのです。そういいますことは、コスモスは行政がやっている、標茶町がやっているとみんな思っているのです。でも、私はその町民の方には言いました。これは母体は福祉事業であると。でも、行政としても、福祉のことを考えれば放ってはおけないでしょうと。したがって、私も町長の考えを議会の中でいただきたいということは答えておきました。さらにまた、昨日、町民の方から電話をいただきました。議会でこの問題で質問するようだけれども、実は母体は社会福祉協議会の中にあるのだと。その中で、ぜひ本町としての行政支援がどうあるべきかということについて理解していただきたいという、実はその方も社会福祉事業の中で職員あるいはまた利用者としての経験者の方ですから、プロの方ですから、いわゆるコスモスについてのいろんな問題がありました。でも、私、何回も言います。平行線をたどった町長との議論はしたくないのですけれども、ぜひ行政のほうから、このコスモス事業は標茶の大事な福祉施策の一環であるということを十分理解して、こちらから投げかけていただきたい。家族会の要請を待つとかというのではなくて、事業として協議会と共に両輪で、こういう障がいを持った方々の明かりを消さない、そういう原点に立って、ぜひお約束いただきたい。来年3月の閉鎖ということはまず次のことに置いて、どうすればこのコスモスの事業が継続できるのかということをこちらから積極的に福祉協議会のほうに話を持ちかけ、協力をして、両者でもって事業を続けましょうと。初心に返って、先ほど町長はお答えになりました。職員のときに大変苦労なさったということも、私は昨日お電話いただいた方からも聞いております。町長自身もその中で努力をしながら、このコスモスを 30 年間も続けてきているのです。事業費がなくなってきたから、では、どうしてなのだということまで、ぜひ内容を十分議論していただいて、協議会が出した3月閉鎖ということは撤回していただいて、ぜひ事業が継続できる、しますということを、再度平行線をたどるような答弁ではなくて、力強い町長の最後のこれについてのご答弁をいただきたい。(「お願いします」の声あり)
答弁 町長 佐藤𠮷彦
私も本多議員と思いは同じです。一人の不幸も見逃さないで、やはり標茶の中で生活していただきたい。一定程度の収入を得ながら、やはり自信を持って、生きがいを持って生活していただきたいということについては変わりはありませんし、これまでも職員のときを含めて、町長になってからも同じ思いでやってきました。ただ、周りの環境を含めて変化していることは事実なので、事務局長に対して個人的にいろんな話も伝えていますけれども、さらに担当含めてですね、スピード感を持って、来年の3月までにどんなことが可能なのかを考えたい。ただ、そこにあるのは、やはり利用者の皆さんが何を望んでいるのかということで、いろんなことを聞いていました。今の子16供たち、利用者の方々が生きがいを持って作業しているので、今ある資材を有効活用しながら何とか継続できないかとか、いろんな話を伺っていますので、これから私もいろんなことを手がけ、さらに担当を含めて、来年の3月までにどんなことが可能なのか、それがどういう形だと可能なのかということを含めて、スピード感を持って対応していきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 本多耕平
この問題についてはこれでやめますけれども、私は以前に一般質問したときに、前町長からこのようなご答弁をいただきました。議員諸公の一般質問については、お願いが多いと。もっと毅然とした要求をすべきでないかというようなご答弁を実はいただきました。その町長のご答弁について、私も先般もまた議員必携を見ました。確かに一般質問の中身はそうであってはならないというふうに書いてありました。お願いではいけないと。議員諸公は、もっと自分の意見に確信を持った質問をもって理事者にぶつかりなさいと議員必携にも書いてありました。したがって、今回、町長、私は言います。この問題は、お願いではございません。ぜひ、このコスモスの問題も含めて、福祉協議会との十分な議論をしながらこの事業継続を、またお願いになってしまいますね。するべきことを私はここで申し上げて、お願いではないです。3月の定例会にまた同じような質問ができないように、ぜひ町長のご決断を希望するところであります。少し私、力が入るとつい声が大きくなって、皆さんに失礼ですけれども、なるべく声を大きくしないようにやります。