みんなの議会

小清水町議会 平成27年第5回定例会 2015年9月15日

(1)介護保険利用者負担軽減事業について/(2)全国学力テストによる平均点競争について

2015年9月15日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「介護保険利用者負担軽減事業について」「全国学力テストによる平均点競争について」について質問し、町長 林直樹、教育長 渡辺等、保健福祉課長 鈴木祐之、教育長 渡邊等が答弁しました。

質問者
工藤孝一 議員
答弁者
町長 林直樹、教育長 渡辺等、保健福祉課長 鈴木祐之、教育長 渡邊等

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 5番 工藤孝一

はい5番。先に通告してあります2点について質問いたします。最初に、介護保険利用者負担軽減事業についてであります。平成12年4月にスタートした介護保険法は、保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的として創設され15年が経ちました。本町では、社会福祉法人などによる負担軽減と特別対策利用負担軽減事業を実施してきたところですが、サービス提供事業者の増加と特別養護老人ホームの新施設の供用に合わせて、低所得者の利用負担軽減が必要だと考えます。軽減対象サービス要件に社会福祉法人以外の法人や社会福祉法人などによる利用者負担軽減制度の対象サービスに加えて、介護予防なども含める必要があります。軽減率では、社会福祉法人などが行うサービスについては、国の基準に町独自に上乗せを図るべきだと思いますが、所見を伺いたいと思います。2点目ですが、全国学力テストによる平均点競争についてです。文部科学省は8月25日、全国の小学6年生と中学3年生を対象におこなった2015年度、全国学力学習状況調査の結果を発表しました。道教委は今回の結果を受け、いまだ多くの教科で平均点を下回り、そのうち3教科で全国との差が広がっていることから、こうした状況を厳しく受け止め、なお一層の努力が必要と考えていますとのコメントを発表いたしました。学力テストが求める、早く、正確に回答することが授業の中で優先され、本来、人間的成長が期待されるべき学校を、息苦しい競争社会の縮図になっていると思います。学力テストのあり方は見直されるべきと思いますが所見をお伺いいたします。

答弁 町長 林直樹(町長は2017年6月まで)

私からは、1点目の介護保険利用者負担軽減事業についてお答えしたいと思います。ご質問の主旨は、現行の社会福祉法人等による介護サービス利用者負担軽減事業に、社会福祉法人等以外の事業者もその対象要件に加え、また、対象となるサービスに介護予防事業を含め、国の軽減基準に町独自の上乗せをした軽減措置に拡充すべきとのご質問かと思います。まず、社会福祉法人等による利用者負担軽減制度ですが、税法上の優遇措置などを受ける社会福祉法人等は、その社会的役割に則って、法人自らの負担により介護サービス利用者負担を軽減し、その一部を公費により助成する制度でありまして、軽減総額の2分の1を超える額は、当該法人が負担しなければなりません。つまり、同制度の運用においては、事業者に相応の負担が生じることになりますので、仮に、一般法人等を対象とした場合では、税法上の優遇措置等のない中で、事業者負担のみ大きくなることから、その運用に至らず、町独自の軽減率の上乗せも、社会福祉法人等が行うサービスを利用できる方のみが、更なる負担軽減を受けられるという実態が生じ、現実的なものとは考えられません。どの事業所のサービスを利用しても平等な負担軽減をはかられる制度とするためには、社会福祉法人等による軽減措置によらず、利用者負担の軽減分を全て町単独で賄う制度としなければならず、そのためには相応の財源が必要となり、結果、保険料等に更なる負担を求めることになりかねません。低所得者の負担軽減には、この他にも、利用者負担では、高額介護サービス費や、特養などの介護保険施設における特定入所者介護サービス費により、一定額以上の負担が生じないよう措置されておりますし、保険料軽減では、第2段階層において、基準額に対する割合を独自に0.1引き下げるなどの措置を講じているところでございます。町といたしましては、これらの負担軽減制度の中において、一定の負担をいただきながらも、受けられる介護サービスが利用者にとって、より良いサービスとなるよう、提供事業者等の協力を得ながら、介護保険事業を推進して参りたいと考えてるところでありますので、ご理解をお願いしたいと思います。なお、社会福祉法人等による利用者負担軽減事業の対象には、介護予防サービス事業も含まれておりまして、総合事業への移行後も、保険給付と同様の自己負担割合のものを対象とする措置がとられておりますので、ご承知おきいただきたいと存じます。以上でございます。

答弁 教育長 渡辺等(教育長は2017年3月まで)

2点目のご質問にお答えいたします。全国学力学習状況調査は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から児童生徒の学力や学習状況を把握、分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的に、平成19年度から文部科学省のもとで毎年行われ、現在は悉皆調査として児童生徒全員を対象に実施されております。教育委員会としては、児童生徒が今後、社会へ出て生きる力を養うためにもこの学力学習状況調査及び生活関連児童生徒質問調査は大切であると考えております。小清水町の児童生徒については、本年度の学力学習状況調査の結果を見た中では確実に学力の向上が図られてきているものと判断をしております。この結果につきましては、家庭学習の充実を図るために児童生徒の保護者にもしっかりお伝えして参りますとともに、この調査結果の公表にあたっては、各調査問題別、領域別に示すレーダーチャートを基本とし、分析結果や改善方策を示すこととしていますが、平均正答率については、小中学校の序列化や過度な競争が生じないようにするなどの観点から一般への公表は行わないこととしております。なお、児童生徒は学力だけではなく、社会で生き抜くために体力運動能力の向上も大切なことと考えておりますことから、今後もスポーツ少年団の育成や学校の部活動の推進を図って参りますのでご理解いただきたいと思います。

質問 5番 工藤孝一

はい議長。

質問 5番 工藤孝一

1点目に、今質問にお答えいただきました町長からの介護保険利用者負担軽減事業については、事業者の負担が増えると、社会福祉法人の軽減制度を使った場合、事業者の負担が増えるというのが1点ですね。加えて、今のご答弁では、介護保険被保険者の保険料が上がるというご答弁だったかと思うんですが、社会福祉軽減制度については、国が50%、残り40%を地方自治体あるいは関係機関、残りの10%本人負担というふうになってるかと思いますが、そういう社会福祉軽減制度の中で、確かに事業者の持ち分も増えることは間違いありませんが、そういう中でお隣の斜里町では、通所訪問介護含めた居宅サービス、そして老人ホームやなんかの施設サービス、そしてまたグループホームなどの地域密着型のサービス、この全てのサービスに対して、50%から70%の利用者、非課税世帯に限りですけども負担軽減を10年、ちょっと10年っていうのは訂正しますが、相当な間、続けてきています。網走市においても、社会福祉法人以外の法人、いわゆるNPOや株式会社含めて、網走市の一般財源から社会福祉法人の軽減制度を使わないで、利用者負担を取り組んでいます。この近年、高齢者は徐々に年金の受給額が下がる、そして物価が少しづつ上がっていくと、そういう中で収入減少と消費税の増税が跳ね返って新たな困難を徐々に抱えてきています。そういった中ではやはり近隣の取り組みについて、もう一歩踏み込んでお考えになられると言いますか、精査をされて、今後愛寿苑等含めて利用される方の軽減方策についてはもっと利用者の負担を軽減するそういう方向で再度協議していただきたいと強く思います。非常に財源的にどの程度の財源が必要なのかとかそういうこともあります。現在、愛寿苑居室料軽減対策事業、来月11月から5年5ヶ月間ですか、居室料の軽減対策を行います。それと整合性ある、新規に入居される愛寿苑20床増えますね、そういう方たちにもきっちと軽減対策を提示するこのことが必要だと思います。再度ご答弁をいただきたいと思います。2点目ですが、今教育長の方から、この8月に行われた、公表された、正答率等については、本町の教育委員会としては公表しないというご答弁をいただきました。このことは、私も重要な事だと思いますし、そういうご判断をされたことに対しては、そういう立場で続けて欲しいと思います。今、先生方の特に数学や理科の時数が増えたりして、中学校の教職現場でも大変忙しいというふうにも聞いております。合わせて子供たちのテストの結果に対する敏感さ、点数に本当に非常に敏感だというお答えがかえってきてますが、そういう中でやっぱり、今先生方が常に子供たちの悩みや心の叫びを受け止める事ができるように、ゆとりある環境教育作りそういうことが大切だと思います。そのために少人数学級や教員定数の増など、教育条件整備と地域町民との一層の連携が大事だと思います。今求められていることは、子供たちの学ぶ意欲、能力、個性、そこを引き出す教育だと思います。子供たちの全面的な発達を保障して様々な多様に成長していく子供たち、こういう育成が大事だと思います。再度ご答弁を求めます。

答弁 保健福祉課長 鈴木祐之(保健福祉課長は2017年9月まで)

1点目の質問につきましては、私の方からお答えさせていただきたいと思います。まず私の勉強不足もあるかもしれないけども、網走市の状況ですが、網走市の利用者負担軽減制度の方を私が理解する中では、社会福祉法人等による利用者負担軽減のみで、ただ訪問介護については独自に3%上乗せしていると、老人介護保健施設も社会福祉等による利用者負担軽減で、これらについては、軽減をしますという事業者の申し出により基づくもので、現在網走市で利用できるのは、2つの特別養護法人ホームしかないと理解をしているところであります。斜里町は、お話があったように独自に社会福祉法人の軽減制度とは別に上乗せをしているようですが、対象を社会福祉法人等とは別に所得判定のみで資産の判定等をしてないような関係もありまして、実際、実情としては、ある程度資産がありながらも軽減を受けられているという実態が見えているということも聞いているところであります。本町におきましては、特別対策事業としまして、これまで上乗せをし、今年度2分の1に削減、来年度は廃止という形で進めておりますが、社会福祉法人等による軽減制度につきましては、先程の町長の答弁にもありましたとおり、一般法人等にその運用を広げることは現実でないものと考えております。これまでの特別対策事業を実施してきておりましたが、この事業の運用につきましても、現在一部一般法人の事業者等に適用しておりますが、介護保険制度の運営基準においては、直接利用者負担を事業者が軽減する取り扱いは好ましくないという点も生じているのが実態です。そのため利用者の申請による償還払いの運用の見直しなど、利用者の皆さんにとっては大変複雑な面倒な手続きをお願いした中で、そのような制度改正が必要になってくるのではないかと考えているところでありまして、しかしながら低所得者の方々にとっては、保険料やサービス利用料が大きな負担となりまして、サービス利用を控えるような事が無いような対策は必要であると考えております。そのへんは十分承知しておりまして、そのためにも平成29年度より介護予防を含む訪問介護、通所介護サービスは介護予防日常生活支援総合事業へと移行し、市町村が独自にサービスを提供していく仕組みとなってまいりますので、この制度を組み立てていく中で、低所得者の費用負担のあり方や必要に応じた軽減制度の設計などを十分研究し、安心してサービスが利用できる仕組みを検討して参りたいと考えておりますのでご理解をお願いしたいと思います。

答弁 教育長 渡邊等(教育長は2017年3月まで)

学力テストの関係についてお答えします。教育委員会としては決して、学力の競争心ではないと考えております。子供たちが社会に出て、全員がひとり一人が生き抜いていくための義務教育の最低限の教育をぜひ全員につけていきたいということが大きな目的であり、またこの結果については、学校経営の中で子供たちの日常の生活について、検証、分析しながら課題になることについては、子供たちに分かりやすく教えていく、色んなデータに使えるものと、役だってるものと考えております。特に勉強だけでなくて、小清水町については忙しい中で子供たちにスポーツの振興、文化の振興もお願いしております。今年度も、少年団のバレー男子女子とも数回全道大会に出場したり、金管バンド小学校も全道大会に出場しております。また、来月については中学校の空手の子供たちが、東京に全国大会に出場するということで、教育委員会として大変喜んでいるかぎりであります。今後、今年度のテストの結果については、対町議会については平均正答率も含めて詳しく説明をしていきたいと考えておりますし、また過日小中学校の6年生、中学3年生のテストの対象者の保護者だけでなく、全小中学校のPTAにも本町の平均正答率も含めた全国、全道のベースも含めて詳しく通知をしております。ただ先程ご質問にあったように、対外的には今年度も平均正答率は示さないということで道教委に回答しようと考えております。いずれにしても学習指導要領の中では、今時数が大変多くて、子供たちも大変であり、先生たちも非常に日常、一生懸命子供たちに教育をしていただいております。今、少子化の中で小清水町も学級数が減ったり、どうしても学級数が減ると先生も定数配置が減ってきます。このような中で小清水町の新しい教育作りとして、1校1校になった小中学校が連携して一貫教育ができるよう、この中で小中学校の先生が1年生から9年生まで、いわゆる中学3年生までの9年間、小中学校の先生が共通して、なるべく子供たちを見て教育できるような、新しい教育作りを今、学校にお願いして、進めようと、今後また町民の理解をいただいて進めたいと考えております。以上説明を終わります。

質問 5番 工藤孝一

介護保険利用料軽減については、29年度から始める新総合サービス、総合事業で含めて考えたいというご答弁でしたが、しかし、町長、その29年度以降で良いというふうにお考えなんですか。やはり今回新しく愛寿苑が新設、供用されるにあたって思い切って、網走市は確かに今、説明ありましたが、サービス事業者は30数件ある中で、網走市が申請を受け付ける事業者数は、10数件だというふうにお聞きしてます。そういった意味では広く対象になってるとは思いませんが、それでも1600万を超える独自の軽減をやっています。斜里町では1500万ということです。やはり、新総合事業が始まるまでの期間をおかずに、ぜひご検討いただきたいというふうに再度ご質問いたします。

答弁 町長 林直樹(町長は2017年6月まで)

お答えしたいと思います。鈴木課長の答弁の中で、平成29年度以降の中で色々検討して参りたいと答弁したところでございまして、私もそれでいいというふうに理解しております。工藤議員からは老人福祉対策について、網走市とか斜里町とかの事例が出されて、隣の町はこういうことをやってるよということをおっしゃられて、そのことは分かるんですが、私は町として老人福祉費全体としてとらえていただきたいと。例えば、小清水町では敬老会の時に敬老祝金、全員に出しております。これはオホーツク管内でどこも出しておりません。もちろん、斜里町も網走市も出してません。温泉入湯券もたぶん、小清水くらいだと思ってます。そういった意味で老人に対する費用、町単独で出している費用全体を見ていただいて、小清水町が単独で出している事があるという認識も元で、隣の町もあれやってるから、小清水これしなさいということは、言ってることは分かるんですが、財源って限られておりますので、全体としてどう考えているかということも含めて検討して、ご理解をいただきたいなというふうに思っております。そういった観点の中で私はとりあえず愛寿苑、整備して11月1日から入居が始まるわけでございますが、そういった施設整備費等も費用負担かかっておりますので、老人福祉に対する費用全体として工藤議員にもご理解をいただきたいというふうに思います。以上です。

出典:小清水町議会 平成27年第5回定例会 2015年9月15日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる