清里町議会 令和8年第4回定例会 2026年6月19日
まちづくり会社について
2026年6月19日、清里町議会の一般質問で、堀川哲男議員が「まちづくり会社について」質問し、町長 古谷一夫が答弁しました。
- 質問者
- 堀川哲男 議員
- 答弁者
- 町長 古谷一夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 堀川哲男
今回、私はまちづくり会社について質問させていただきます。よろしくお願いいたします。清里まちづくり株式会社は、町からは独立した形の会社ですので、会社の経営云々ではなく、町としてこの清里まちづくり株式会社に、何の役割をどういった形で担ってもらう方針なのか、このような視点で質問させていただきます。清里まちづくり株式会社は、資本金700万円を全額町が出資する形で昨年12月設立されました。設立時の広報きよさとでは、次のように紹介されています。「地域の人、資源、情報をつなぎ、経済と活動の循環を生み出す地域のハブとしての役割を担うとともに、意欲を持ってチャレンジする若い世代の力を組み合わせるなど、様々な人材や活動、地域資源をつなげる土台となる地域プラットフォームを形成する新たな仕組みとして、清里まちづくり株式会社を設立する」としています。この理念は、古谷町長就任時から、地域経済の振興や活性化、人材育成の観点から、新たなまちづくりのプラットフォームとエンジンの役割を担う仕組みをつくりたいとの考えから、町長肝煎りの施策の一つとして受け止めています。町長と同じく私も、まちづくり会社には、行政では行き届かない部分のまちづくり、人づくり、交流づくりを民間の考え、スピード感で町を元気にする起爆剤になってほしいと期待するところです。まちづくり会社が担う主な業務として、主に4つの柱が掲げられています。道の駅管理運営事業、観光施設管理事業、地域おこし協力隊活動支援事業、そして町なか再生事業、既に4月からは道の駅パパスの業務委託先として、ゴールデンウイークを乗り越え、夏の観光シーズンに向けての準備に大忙しのことと思います。ほかの事業についても、いよいよ本格的な始動に入ることと思います。しかし、具体的な事業については、まちづくり会社がこれらの事業にどのように関わっていくか、まだまだ見えてこない部分がたくさんあります。まちづくり会社が、今年、来年とどのようにまちづくりに戦略的に関わっていくのか、町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
堀川議員の一般質問、清里まちづくり株式会社が担う事業のうち、まちづくり会社の設立、そういった形に関してお答えを申し上げたい、このように考えてございます。議員の御指摘のとおり、まちづくり会社の設立については、業務として4つの柱を掲げさせていただいてございます。従来の行政や既存の団体の枠組みでは、残念ながら十分に対応できない、また現実的に動いていかない、大きな課題に対処する新たな仕組みづくり・組織づくりが必要だという考えの下、議会とも協議をさせていただいた上で、民間主体の新たな地域力のエンジンとなり得るまちづくり会社の設立による地域課題の解決を目指し、御指摘のとおり昨年12月に清里まちづくり株式会社を設立させていただいたところでございます。町といたしましては、本年4月以降の道の駅パパスランドさっつるの運営の受皿として、このまちづくり会社へ施設の管理運営業務を委託し、営業許可の取得や仕入れ先の確保などにより、本年4月6日には温泉を、9日には売店とレストランを再開させていただき、当面順調なスタートを切っている、このように町としては捉えているところでございます。まちづくり会社は、将来に向け、清里町を取り巻く様々な課題解決の一役を担う新たなまちづくりのエンジン、御指摘のとおり、加えて地域ハブとして、民間の柔軟な発想やスピード感を生かした地域経済の循環などを期待していく、このように考えているところでございます。4月から会社が受託を担っている道の駅の管理運営については、採算性といった大きな課題を長年抱えており、効率的かつ効果的な管理運営に向けサービスを提供する、時間の変更や新たな売店及びレストランの販売戦略の構築などにより、おおむね3年間を目標、めどに黒字化を目指していこう、こういった形の中でスタートさせていただきました。こうした変更点などに関しましては、町民の皆さんからは様々な御意見をいただいている、こういったことについては十分承知をいたしているところでございますが、民間企業であることを最大限生かしながら、目標の達成に向け、この約2か月半取組が行われていると認識をいたしているところでございます。現時点において、会社または会社の従業員の皆様からは、利用者の声として、道の駅の内部、レイアウトを変えましたんで、非常に見通しがよく明るくなった。また、接客についても、従来も一生懸命やっていただいたとは思うんですけども、非常に親しみやすい、また丁寧な接客をしていただいている。先ほど、ジャガイモ焼酎の御質問もあったわけでございますが、そういった販売についてもしっかりと説明、人的な説明、それ以外にポップとかそういったものもかなりきめ細かくサービスの向上につながっているんではないか、そういった利用者の声をいただいているっていう報告を、私のほうでも受けているところでございます。ちなみに、5月のゴールデンウイークには、町内外から多くの利用者をお迎えした中で、3日から5日までの3日間だけでも5,000人強の御利用をいただいたところでございます。約260万円の販売額、こういった実績も上げてございます。こうした道の駅の管理運営を通じ、会社として安定的な運営のほか、道の駅の採算性の確保だけではなく、本町の課題解決に向けた知識や技術といったノウハウの実績、人材の育成を図るなど、まちづくり会社が担うことのメリットを最大化しつつ、将来的には、先ほど来御質問の中にあった、広い範囲において様々な課題解決の一役を担うプレーヤーとして、そういった方向でしっかりと今後も取り組み、準備を進めていきたい、このように考えているところでございます。スタート間もない、まだ2か月半の会社でございます。多くの課題もあろうかと考えておりますが、まちづくり会社が担う道の駅など、観光関連施設の管理運営、特に民間のスピード感を生かした運営事業と、町が主体として公的な支援や調整、全体的な受皿となっていく役割、そのバランスをしっかり図りながら、一歩ずつ着実に進めてまいる、このことが肝要ではないか、このように捉えてございます。議員から御質問ありましたまちづくり会社が担う主な4つの業務でございますが、さらに多くの経営資源、いわゆる人や金や物や情報、さらには時間、知財を必要とするものである。これらを勘案すれば、これらを全て一挙に進めていくことは極めて現実的ではない、このように判断してございます。まずは受託した事業の確実な執行と、今後3年間をめどとした安定的な会社の経営基盤の確立を優先した上で、段階的に4つの業務しっかり担っていく方向性、これを求めていきたい、このように考えるところでございます。官民双方のメリットと取組の進捗をしっかり見極めながら、段階的に事業を展開してまいりたい、これが基本的な考え方でございまして、まちづくり会社の法人としての責任と、出資をしている立場の町の経営の関与という観点から、引き続き議会とも十分報告・協議をさせていただきながら、まちづくり会社の経営リスクを軽減しつつ、着実かつ持続可能な経営につながるように努めてまいりたい、このように考えております。以上、1回目の答弁とさせていただきます。
質問 6番 堀川哲男
それでは、まちづくり株式会社の取組事業、先ほど4つの柱を掲げられているというお話させていただきましたが、その4つの柱ごとに再質問させていただきたいと思います。まず、道の駅パパスの管理運営事業については、既に4月から始まっており、間もなく3か月がたとうとしています。店内もすっきりとリニューアルされ、レストランも新たなメニューで、私も先日人気のカツ定食をおいしくいただいてきました。新たな営業に向けての準備、引継ぎ、そしてゴールデンウイークの混雑と、出だしから大変な御苦労だったと思いますし、これから夏の繁忙期に向けて体制づくりにも力が入っている、そのように思います。道の駅パパスは、清里町の観光の拠点でもあり、町内観光の紹介、特産品の販売を通じて、町外からのお客様を気持ちよく迎える大切な施設です。加えて、札弦地区のにぎわいを支える地域の核としての役割も担っていると考えます。町として、道の駅パパスの運営に当たり、まちづくり会社の果たす役割を改めてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
堀川議員の御質問にお答え申し上げたいと思います。道の駅パパスの管理運営、先ほど1回目の御答弁で申し上げたとおり、4月から順調に推移をしている、このように捉えているところでございます。全体としては様々な課題がまだまだ山積している、そういった形にあるところでございますけれども、議員御指摘のとおり4つの業務という形の中で、特に最初のスタートが道の駅の管理運営委託という形の中でございましたので、まずしっかりその業務を担っていただくことが肝要か、このように考えているところでございます。残念ながら、全体的に今までの部分で見ますと、道の駅そのものについては、非常に、赤字とは申しませんが、地域の皆さんに一生懸命頑張っていただいた経過がございますが、実質的に町の財政負担、こういったものも非常に多い。人材の育成、こういった形や情報発信、こういった形の中でもそれぞれ課題があった、このように考えているところでございます。そういった中において、スタート間もない会社でございますけれども、安定的な経営、それから人材の育成、それから観光全般の中において道の駅の果たす役割、そういったものの重要性、こういったものが総体的に関連しながら作用していく方向、これが肝要だ、このように考えてございますので、今後とも本来の道の駅が自立性を持って、しっかり地域振興、それから利用者のサービス、加えて札弦・神威地区という、そういった地区の一つのよりどころになってございますので、そういった点もしっかり受け止めた中で運営されていく、この方向が望ましい、このように考えてございます。一つ一つ着実に、丁寧な管理運営を担っていただくよう、町の立場でもしっかり連携しながら進めてまいりたい、このように考えているところでございます。
質問 6番 堀川哲男
町長おっしゃるとおり、大切な施設ですし、町外からのお客様を気持ちよく迎える、そして町民の皆さんにも愛される施設として、また札弦地区のにぎわいを支える施設としても十分に機能するような運営、それをお願いしたいと思います。3年間で黒字化の道をつけたい、そこがまずはスタート地点だというお話をされました。本当に、なかなか関わっている人たちも、そういうもののプロフェッショナルではないことから、なかなか苦労されるとは思いますけども、ぜひ順調な運営をお願いしたいと思いますし、3年間の黒字化をなるべく早めに、前倒しで達成していただいて、そのほかの事業にもどんどん取り組んでいっていただきたい、そのように思います。それでは、パパス以外の柱についても質問させていただきたいと思います。観光施設管理事業についてお伺いします。オートキャンプ場、裏摩周展望台、神の子池、さくらの滝、これらの観光施設の管理が、観光協会からまちづくり会社へ移管されました。今までの観光協会の管理から、どのようなメリットを狙ってなのか、どのような狙いを持って移管することになったのか、お伺いしたいと思います。オートキャンプ場の管理業務委託料760万7,000円、観光施設管理業務委託料297万5,000円、これらの委託料はまちづくり会社の運営資金として貴重な財源になり得るとは思いますが、単なる委託料のかけ替えであってはならないと思います。まちづくり会社が観光施設の管理を担う意義を町長はどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。御質問にあったとおり、オートキャンプ場、裏摩周展望台、神の子池、さくらの滝などの主要な観光施設の管理業務、併せて道の駅と一緒に本年4月からまちづくり会社に業務を町は移管しました。本町の観光振興は、当然、日本百名山である斜里岳をはじめ、特に自然が生み出す希少性の高い観光資源が豊富であることから、こうした自然観光や景観を生かした観光振興を今までも発信をしてきたところでございます。特に近年は、3つの国立公園にまたがる北海道東トレイルの開通、こういったものはまた契機として新しい観光の動き、そういったものが出てくる、そういったことを、期待をしているところでございます。町といたしましては、こうした観光資源の価値を高めるため、また磨き上げてその魅力を外に効果的に発信していくプロモーション活動や、訪れた人が当町で体験も含めながら、宿泊、食事含めながら、充実した時間を過ごしていただけるような環境、こういったものを観光協会、諸協会、また様々な形の中で観光事業に携わる方々と構築していく、こういったことが必要だ、このように考えてございます。まちづくり会社を設立したのを機に、観光協会にあっては、ここ2年ほど様々な協議をさせてきていただきました。そういった中において、施設管理運営の業務が非常に重い、その軽減を図ってほしい、本来の観光協会の役割であるソフトを中心とした町の観光振興に資する事業展開、具体的に言えばプロモーションですとか、誘客ですとか、関係人口を誘発していく、そういった形に特化・集中していきたい、そういった方向で今後事業を取り組みたい、そういったお話を数次にわたっていただいて、協議をしてきた結果がございます。そういった中において、本年4月以降においては、本町の情報交流施設であるきよ~るの管理運営については引き続き委託をしていただく中において、この施設を一つの拠点としながら、滞在型・体験型の深掘りや新たなソフト事業の開発と情報発信、町内の観光関連事業者やまちなかの飲食業との連携強化など、町内の経済循環をもたらす自律的活動を推進していただくべく、そういった中において本町の観光振興、地域経済に貢献いただく、もっと言えば稼ぐ観光をしっかりと観光協会の立場で、ソフトを中心にやっていただく、そういった合意形成の中において今日に至っている、このように考えてございます。したがいまして、議員の御質問にあった移し替えだとか、そういった事実は全くないというふうに御理解をいただきたい、このように考えてございます。まちづくり会社の委託については、民間のスピード感、柔軟な発想を生かしていく、それを一つの組織だけで全部担っていく、非常に従来観光協会についても重荷になっていた、そういったふうに受け止めてございますし、そういった中で十分協議をしていただきながら、2つの団体組織、会社がしっかり連携した中において、地域経済における活性化、呼び込み、役割分担、こういったものを担っていくことによって地域振興が図られる、このように考えているところでございます。そういった意味で、決して移し替えとかそういった話ではない。業務を伴う部分で必要な経費を町としては積算して委託をし、議会の議決をいただいた、このように理解しておりますので、その点についてはぜひ重ねて十分御理解いただくようにお願い申し上げたいと存じます。
質問 6番 堀川哲男
私は、観光振興を考える上で、施設の管理をハード部門、企画や運営をソフト部門と位置づけると、やはり一体で行うことが効率的であるんではないかというふうに考えています。観光協会で、観光地・観光情報の問合せを受けるとき、施設の状況を把握していけなければなりませんし、倒木1本の処理にしても、連絡が入るのは観光協会で、処理はまちづくり会社といった煩雑さが発生してしまいます。今回の移管によって、観光振興が後退してはならない、このように考えます。今回、オートキャンプ場のオープンが、昨年までのゴールデンウイークオープンから6月オープンに後ろ倒しになりました。今回の移管が、このようなことのように、これがもしかして影響しているとするならば、それは観光振興の後退につながるんではないかと心配するところです。本来行うべき観光振興とは、きれいな景色を見て感動してもらうだけではなく、交流人口を増やすこと、体験型観光、アドベンチャートラベルなどを通じて清里町の自然や文化も知ってもらい、リピーターを増やすこと。清里町に来てもらい、気持ちよくそして安全に観光してもらうには、やはりハードとソフト、この2つがしっかり連携していかなければならないと考えます。今後、観光協会とまちづくり会社が、しっかりとした連携で観光振興に当たっていただきたいと思います。この点、いかがでしょうか。
答弁 町長 古谷一夫
基本認識のところを再度申し上げたいと思いますが、しっかり連携、それから協調しながら、観光協会とまちづくり会社だけが観光を行っているわけでございません。様々な宿泊施設とかガイドの方々だとか、それが全部観光協会に入っているわけでございません。それから近隣市町村との連携、それから今広域的な観光の動き、公的な部分での、例えばJR釧網線の関係、航空、そういった交通手段の関係、様々な大きな動きがございます。そういった中で、どこをどのような形の中でグリップしながら行っていくか、ハード・ソフト含めながら、公的な町の役割を含めながら、しっかりした連携を行っていく、これは今後の地域振興、観光振興について極めて肝要だ、このように考えてございます。また、観光振興の後退につながらないかというお話ございましたが、全くそれには当たらないと、このように認識してございます。しっかり、そうならないように、そういった発想で今回のまちづくり会社つくってございませんし、観光協会そのものの移行としても、ソフトに集約をしていきたい、それを受けてのしっかりとした再構築、このように考えております。また、具体的にオートキャンプ場の開設期間の関係についてお話がございましたけれども、根本的な利用が低い時期、例えば5月連休から6月、ほぼほぼ夏休み・お盆に集中してくる。夏の場合についても週末を中心とした人の流れ、そういったときに、先ほどお話を申し上げたとおり限られた財源、焼酎も同じでございますけれども、どのような形を構築していくか、従来やってきたからそれでいいというふうに決して考えてございません。そういった中で、利用実態、それから経費の削減、それから一方ではサービスの向上、利便性、こういったものを含めた中で総合的に判断した上で、町との協議の中において現在の形でのオートキャンプ場の期間を設定させていただいた、このように御理解いただきたいと思います。人が来ない時期に、夜間の宿泊も含めながらだとか、職員をあそこに配置しながらやるような運営、そういったものの考え方からはしっかり脱却していく、このことも必要だ、このように認識をいたしてございます。
質問 6番 堀川哲男
分かりました。前向きに捉えさせていただきたいと思います。町長から広域的な連携も必要だというお話もありましたし、町内の観光協会とまちづくり会社がしっかりとした連携をしていかなければならない、まさにそういうふうに思いますし、ハードとソフト部門というお話もさせていただきました。まちづくり会社にも、いろんな意味でソフト部門に関するアイデアとかも出てくるでしょうし、その辺の連携もしっかりしていただきながら進めていただきたい、そのように思います。次に、地域おこし協力隊活動支援事業について伺います。昨年度までまちづくり会社準備室がきよラボ内に設置されており、地域おこし協力隊と同じ事務所で一緒に活動していました。道の駅の再オープンと同時に、まちづくり会社の事務所機能が道の駅内に移動したため、地域おこし協力隊との関わりも薄くなり、活動支援が手薄になっていないか、私は心配しているところです。協力隊の活動には、伴走支援が不可欠であると考えます。悩みを聞いたり相談に乗ったり、このようなサポートも大切ですが、様々な事業に取り組むに当たってPDCAサイクル、計画、実行、評価、反省、改善、これらを協力隊とともに共有しながら継続的に事業を展開するための伴走支援、これが本来の活動支援であり、まちづくり会社が担う事業ではないかというふうに考えます。また、地域おこし協力隊は、地域おこしのために意欲を持って清里町に来てくれた貴重な人材です。まちづくり会社は、協力隊卒業後に引き続き地域おこしの業務に関わってもらえる受皿にもなると思います。そのような流れをつくっていくことが必要だと思いますし、将来的にはまちづくり会社の企画運営に地域おこし協力隊やOB、あるいはUターン人材、それらの人たちが加わっていくことが、活発で持続的なまちづくり会社をつくっていくことと考えます。町長の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
続いて、地域おこし協力隊活動の支援の関係について御質問をいただいたところでございますが、御答弁申し上げたいと思います。議員御指摘のとおり、当町では活動する地域おこし協力隊、いわゆる仕掛け人ラボのメンバー、第1期生につきましては、令和6年度の着任から活動に向けて、その募集やその後の活動についてしっかり支援をやってきた、このように捉えてございますし、特に企画政策課の参与、課長職が担当して、当町における協力隊の活動が、新しい形の中で再スタートさせていただきました。再スタートに当たっては、その前の事業が失敗したというそういった評価をなくしてなかなかうまく回っていかなかったこともあって、新しい形の中の仕組みをつくり直しをゼロセットした中でスタートさせていただいたわけでございますが、昨年度はまちづくり会社の設立に向けて、合わせて企画政策課内にまちづくり会社準備室を設置し、同じく参与が室長を兼ねることとしたことから、この準備室において引き続き業務を所管しながら、仕掛け人ラボ生、協力隊の活動を支援する、そういった中で進めてきたところでございます。今年度は、仕掛け人ラボといいますか、協力隊の1期生といいますか、新しくリスタートした最初のメンバーが3年目を迎えて、それぞれ自立した活動へ、しっかりと卒業後の生業や具体的な準備、実現に入る年となっている。その状況については、既に常任委員会等で、今後の方向については御説明・御報告をさせていただいているところでございます。そして、今年新しく入ってきた協力隊の方々につきましては、役場内のそれぞれ配置された部署において、具体的な、先ほど伴走支援のお話もございましたが、しっかりさせていただいている。1年目の方々、2年目の方々、新しく入ってきた方、それぞれ目標とかそのレベルが当然違っているわけですけれども、それぞれの状況、今担っていただいているプロジェクト、課題、そういったものに寄り添って、町としてはしっかりと伴走型の支援を現在行っている、こういった認識に立ってございます。また、特にこの3年を一つの卒業の目安としながら、その後もしっかりとまちづくりに関わっていただく、本町に定着していただく、そういったことについては非常に重要だと、このように認識してございます。本町における自己実現と、それから町の課題、こういったものに向けての新しいアプローチがミスマッチを起こさないような形の中で、しっかり定着していただくことが理想だ、このように考えてございます。こうした中において、まちづくり会社そのものが、3年間活動した後の受皿となり得ることがあるのか、それはまちづくり会社に限らず、幅広い範囲において自律型の企業があったり、その人材がそれに適する人材であれば、それは採用なり活用していく、そういった考え方でございます。最終的にまちづくり会社が全ての責任を負ってというわけではなくして、基本的にはそれぞれ自己実現と地域課題のアプローチ、その出口をどのように設計していくかということについても、先ほど申し上げたとおり、しっかり伴走支援を現在も行っているところでございますし、私自身も定期的に個々の協力隊の皆さんとお話をさせていただきながら、しっかりとその課題を職員とも共有させていただきながら行っている、これが実態でございます。決してまちづくり会社が全ての受皿、このような誤解のないようにしっかり受け止めていただきたい、このように考えてございます。特に協力隊の皆さんについては、住居から含めて、給与も含めてしっかり担保された中で、一人前の大人として活動していただいています。そういった前提に立ちながら、地域の中できちんとマッチングできれば、これが最高の形だと、このように考えてございますし、今後もそういう形の中で町としてはしっかりと伴走型の支援、継続的に行っていきたい、このように考えておりますので御理解を賜りたい、このように存じます。
質問 6番 堀川哲男
地域おこし協力隊の関係については、企画政策課が中心となっていろんな関係の伴走支援も含めてやっていただいているということです。それに加えて、やはりまちづくり会社も、行政とはまた別な視点から、そういう考えを持ってできる伴走支援というのもたくさんあると思いますので、協力隊がどのように事業を、どのような狙いを持って戦略的に進めていけるか、それを企画段階から行政と連携をしっかり取りながら、PDCAサイクルを通じてブラッシュアップしていくことが大切だと思いますので、先ほど来言っています伴走支援、ここをしっかりやっていただきたいなというふうに思います。次に、町なか再生事業についてお伺いします。中央商店街の空き店舗も、この3年間で、ホームセンター、コインランドリー、地域おこし協力隊の拠点きよラボ、そしてオープン間近のカフェと、新たなお店が次々とできました。大変喜ばしいことで、残るは衣料品店跡の空き店舗のみとなりましたが、先般、町が買い取り、再活用の道が開けた状況です。これに加えて重要なのは、人の流れを引き込み、まちなかににぎわいをどうやってつくり出すか、買物だけではなくまちなかでくつろげる場所であったり、イベントによる集客であったりと考えるところです。町のにぎわいづくりにおいて、きよラボとコミットが拠点となり、その役割が重要になってくると思います。行政と商工会、そしてまちづくり会社、きよラボを拠点とする地域おこし協力隊、これらの連携・協力によって、まちなかのにぎわいづくり、まちなか再生が進んでいくと思います。まちなか再生とまちづくり会社の役割について、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
まちなか再生事業の関係にお答え申し上げたいと思います。中心商店街、町の顔になっていますが、空き店舗、この、ほぼほぼ町長に就任してから3年間で、ホームセンターや地域おこし協力隊のきよラボ、それから最近ではコインランドリーもオープンして、カフェもオープンする、大変うれしく思っております。1回消えたような中心商店街の光が、またそういったものが、灯りが戻ってきている、これからもしっかり取り組んでまいりたい、このように考えているところでございます。また、町内唯一の食品と日用品を扱う総合スーパーについても、様々な経過はありましたが、他町村に見られるとおり撤退することなく、町と農協による協調支援によって引き続き運営いただく、その方向で動いてございます。そういった中、御質問にあったとおり、長期間にわたって対策そのものを講じることが非常に難しかった3階建ての空き店舗についても、債権者であった北海道との協議、中村副町長に担当していただきながら、ほぼ1年間かけながら交渉してきたわけでございますけれども、当町に物件が移転、所有することができた。そういった中において、いよいよその対策に着手できる段階に入ってきた、このように捉えてございます。まちなか再生事業については、既にソフトも含めながら、商工会との連携、さらには地域おこし協力隊との連携の中で、様々な実験的な事業、にぎわいまつりですとか、まちなかLABですとか、様々な事業、ソフト事業をこの2年間、コロナ明けから取り組んできたところでございますけれども、こうした実証的な事業展開に加えて、やっとここで少しまたハードに手を加えることができる、そのような環境が一定程度整った、こういった認識に立ってございます。今後、まちなか再生事業に当たっては、コミット、きよラボ、それから3階建ての空き店舗、現在町が所有した店舗、それから食品総合スーパー、こういった全体のエリアマネジメントと、社会的実験なんですけども、場と活動、ソフトを組み合わせたコミュニティーとしての空間づくり、機能づくり、こういったものをしっかりとした計画をつくり上げて推進していくという形でいきたいと思いますけれども、計画先にありきではなくして、できるところからステップ・バイ・ステップ、進めていくような手法をぜひ取っていきたい。建物ができたからリスタートではなくして、建物を造って、新しく再生する過程も含めて、ステップ・バイ・ステップで関係者の皆さんと力を合わせながら進めていく。そういった中で、既に常任会等にもお示ししていたとおり、公設塾のような「学ぶ、育てる」機能、それからシェアハウスのような「暮らす」、チャレンジショップのような「商う」、地域交通拠点やコミュニティースペースのような「集う」、それからコワーキングスペースや共有のラウンジのような「交わる」、そういったことを複合的に組み合わせるようなことをしっかりと、今後、様々な事業の継承を通しながら積み上げた中でアップデートして、柔軟にアップデートできるような形の中で展開していきたい、このように考えているところでございます。特に事業の推進に当たっては、町と商工会の共同的取組をまず真ん中に据えた上において、若い世代の方や女性層、先ほど議員から質問があった地域おこし協力隊ももちろんでございますけれども、加えて外部的な知見、こういったことも取り込みながら活性化を図っていく、新たなにぎわいを創出につなげていく、このことが重要だ、このように捉えているところでございます。そうした中、今定例会においても一部補正予算の提案をさせていただいているところでございます。引き続き、まちなか、中心市街地の重要性、にぎわい、交流、経済も含めてしっかり回っていくような方向性、早急にスピード感を持って取り組んでまいりたい、このように考えております。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 6番 堀川哲男
まちなか再生に当たって、コミュニティーとしての空間づくりというお話をされました。非常に重要な考え方だと思いますし、人口減少の続く中では、まちなか再生、そしてにぎわいづくりは非常に大きな問題で、難しい問題だとは思いますけども、一歩ずつしっかりと取り組んでいただきたい、そのように思います。まだまだ動き出したばかりのまちづくり会社ではありますけども、道の駅をはじめ順調に事業をこなし、将来的にはまちづくりの様々なことも担っていける可能性、そして必要性があると考えます。例えばになりますが、関係人口を増やしていく取組、移住・定住の促進、空き家バンクの充実や空き家リノベーションといった空き家・空き店舗対策、地域資源の価値を高める特産品づくり、そしてそれを利用したふるさと納税、にぎわいづくり、交流の場づくり、SNSを最大限利用した情報発信、ちょっと欲張り過ぎましたが、これらの事業を行政としっかり連携しながらまちづくり会社が事業展開していけば、本来のまちづくりが盛り上がっていくことと期待するところであります。ぜひ、町長の目指している新たなまちづくりのプラットフォームとエンジンとしてのまちづくり会社が大いに活躍できることを期待して、質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
ただいま、まちづくり会社を含めて議員より種々御質問いただきました。その趣旨、しっかり受け止めた中で、やはり未来志向という形の中、一つ一つ具体的な、先ほど河口議員のほうからも焼酎のお話がありましたが、漠然とした抽象的な目標とか戦略ではなくして、具体的な目標、そういったものを戦略的に職員とともに構築していく、町民の皆さんにもしっかり参加していただく、経済団体それから他の外部的知見もしっかり受け止めた中進めてまいりたい、このように考えております。以上申し上げ、答弁に代えさせていただきます。