清里町議会 平成28年第5回定例会 2016年12月15日
(1)「日本でもっとも美しい村」連合加盟について/(2)地域おこし協力隊について
2016年12月15日、清里町議会の一般質問で、堀川哲男議員が「「日本でもっとも美しい村」連合加盟について」「地域おこし協力隊について」について質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 堀川哲男 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 堀川哲男
今回私は、日本で最も美しい村連合への加盟について。そして、地域おこし協力隊について質問させていただきます。まず美しい村連合について。かねてから加盟を目指していた日本で最も美しい村連合に今年10月に加盟が承認されました。現在64の町村地域が加盟しており、加盟町村同士の交流も深まり、日本で最も美しい村という認知度を生かし、清里町のイメージや魅力がさらに向上していくことを期待するところです。今後に向けて日本で最も美しい村というツールを生かして清里町の町おこしをどのように進めていくのか。町長の考えをお伺いいたします。次に、地域おこし協力隊についてですが平成21年に創設されたこの制度ですが、総務省の後押しもあり、平成27年には全国で2千600人を超える協力隊が活躍しています。清里町でも、昨年から2名の協力隊が観光移住定住の分野で活動しています。今後も積極的にこの制度を利用し、幅広い分野で活動が必要と考えますが、町としての考えをお伺いいたします。以上2点よろしくお願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今御質問をいただきました日本で最も美しい村連合への加盟と、加盟によってまちづくりをどのように進めていくのかと。そしてもう1つは地域おこし協力隊は、今後も協力隊の活動が必要ではないかと、この2点についてお答えを申し上げたいと思います。まず最初に日本で最も美しい村連合についてでございます。本件については、御案内のようにフランスの最も美しい村運動をモデルにしながら2005年に北海道の美瑛町が中心となって全国7町村でスタートを切ったと、これが今の状況でございます。現在では加盟自治体が64地域、それからサポーター企業が88、準会員、これは個人だとか企業だとかでまた各種の団体も加入されておりますんで、それらを含めると561と、そういう広がりを持った団体というふうになってきております。内容的には連合の目的、趣旨がございます。これの3つの目的趣旨がありまして、自らの地域に誇りを持って将来にわたって美しい地域づくりを行う町でなければなりません。それから住民によるまちづくり活動を展開することで、地域の活性化を図り、地域の自立を推進しなければなりません。そういう町づくりをしてくださいということであります。それから3つ目は、生活の営みによってつくられてきた景観や環境を守って、これらを活用することで観光的付加価値を高め、地域の資源の保護と地域の経済の発展に期すること。これを目的にこの連合の活動を展開していきます。これが連合の趣旨でございます。しからばこの美しい村の申し上げた趣旨をどう活用して清里町のまちづくりに生かしていくのかということでございます。この日本で最も美しい村連合は、かなりの参加が出てきておりますし、認知度も急激に高まってきております。こうしたところのそれぞれの64それから企業でいえば88の共通した課題を持っている市町村がその中に入っているわけでありますから、お互いに学び合い、そしてまた高め合って清里町の価値観を住民とそして、地域ともあわせて共有しながら、美しい町づくりを次の世代に町づくり運動としてどのように進めていくかということが、大きなこれからの要素になってくるだろうというふうに考えております。今後の清里町における地域づくりやまちづくりの基本的なスタンスの1つになっていくと思っているところでございます。昨年策定をいたしましたまち・ひと・しごと地方創生の中にも新しい人の流れをつくるというのがございます。そういう意味においてもせっかくのこの美しい村連合への加入で町自体のブランド化を目指した方向性を確認しながら、地域づくりまちづくりを進めていきたいというふうに思っているところでございます。次に2点目の地域おこし協力隊の関係でございます。現在において地域おこし協力隊、総務省が最初に提唱した事業でございまして、都市の地域から一定の期間過疎地域等に移住をしてもらって地域の方々とともにブランド化だとか地域の特産品の開発だとかさまざまな地域の活性化活動を行っていただく、そういう趣旨のもとに、この制度が起きました。基本的にはその制度に基づいて一時移住していただく協力隊の皆さんは、その研修期間と言いますか、基本的に3年でありますから、その3年間を終了した時点ではできる限り地域に移住なり定住をしていただきたい。これが我々としての本音でもございます。そういう中でそれぞれの活動が協力隊として行われているということでございます。御案内のように清里町には2名の協力隊の方がおられまして、現在は清里の情報交流施設きよ~るの方で観光を中心としながら、そしてまた移住定住の活動を中心としながら、取り組みをいただいているところでございます。一生懸命頑張って活動をいただいているところでございます。専門的な知識も持たれている方もおりますし、またいろんな面において地域にも参画をしながら、協力隊としての特産品の開発だとか観光資源の開発だとか、それ以外にも地域の自治会だとか、地域づくり活動にも参画をしながら、今それぞれ展開をいただいているということでもございます。町といたしましては本人の希望もあるかと思いますけれども基本的には、先ほど申し上げましたように3年間の期間が終わった段階では、何か起業化をして地域に残っていただければという思いをいたしているところでございます。また今後の対応といたしましても、現在は観光を中心としたさまざまなそういう事業を行っていただいておりますけれども、それに限らず広範な角度の中から専門的知識が必要だという部分においては、こういう制度を積極的な利用を展開していきたいというふうな考え方でいるところでもございますのでご理解をいただきたいというふうに思います。以上申し上げ、1回目の答弁とさせていただきます。
質問 2番 堀川哲男
前向きな回答をいただいたと理解します。まず日本で最も美しい村連合についての再質問をさせていただきますが、この日本で最も美しい村連合への加盟で一番大切なことは町民の理解のもと、町民一人ひとりが誇りを持って町民が一体となって取り組んでいくことだと思います。しかし現時点ではまだまだ周知が足りず、今回の加盟も唐突と感じた町民も多かったと思います。美しい村連合の名前とイメージが先走りしてしまい、どのような連合で加盟するとどんなことが始まるのかよく解らず、花壇の世話がもっと大変になったりですとか、町並みの美しさを求められて生活が窮屈になるんじゃないかと心配する声もあると聞いています。来年以降看板の設置ですとかポスターなどで町内外にPRしていくことになりますが、町民に向けてもしっかりとした周知と町全体で応援していけるような取り組みが必要だと思いますがその点いかがでしょうか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいま御質問の加入について、町民の方々への周知が不足しているのではないだろうかと、そういうようなご質問でありますが、基本的には今までも広報活動等を通じながら、またはいろんな会話を通じながら、私からも直接的に加入に当たっての説明をさせていただいたり、いろんな活動をやってきたところでありますけれども、実態問題として余りよく知られていないという御質問でありますから、今後においても引き続き広報活動またホームページ等を通じながらPR活動に努めていきたいというふうに思っております。今までの活動の清里のありのままが評価をされたというふうに私は理解をしているところでありますので、決してこれが入ったから特別にこれをしなければならん、あれをしなければならんという考え方ではないというふうに思っております。先ほどの組織の目的がありますから、そういう中で地域の自立促進をするだとかまた地域に誇りを持って次の世代に、こうした環境をつないでいくんだとか、そういうことでありまして、特に云々というようなことではないだろうというふうに思っております。また今計画しているのは、まちづくり住民活性化の住民推進協議会がありますんで、来年住民大会の中で、今後のまちづくりということで、それをテーマにやっていきたいというようなことも計画をしているところでございます。そんな意味において、これからより一層の周知活動努めてまいりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。
質問 2番 堀川哲男
ぜひ町全体で応援していけるような町民理解のもとの取り組みをしっかり行っていっていただきたいと思います。このような立派なガイドブックも出ておりますし、このようなパンフレットもあります。町長さんがつけておられるようなピンバッチもありますし、美しい村連合のカレンダーも発売されていますので、そんなものも有効に使いながら、町民への理解周知を進めていっていただきたいなとそのように思います。今回の加盟におきまして、清里町の地域資源として斜里岳のすそ野に広がる防風林の農村風景が高く評価されました。と同時に、今後の課題として防風林の保護と緑の回廊づくりに向けた対応が必要である。このような指摘も受けております。しかし、近年防風林の伐採が進み、農村景観百選に選ばれた頃とは随分と景色も変わってしまいました。もともと風害対策として植えられた防風林ですが、年々大きくなり過ぎて日陰になって作物に影響が出る、木が古くなって太い枝までが風で折れて畑に散らばる、枝はらいをしたくても燃やすこともできず処理に困るなどなど、農家にとって大きくなった防風林はお荷物となっています。このような中で防風林を保護していくこと、さらには古くなった木を切った後に新しい木を植えていく。つまり防風林の更新は農家の強い理解と行政側の後押し、後ろ支えがないとなかなか進んではいかないことではないかと思います。このことについて町としてのお考えをお聞きいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいま清里町の今回の加盟にあたっての審査をいただいた項目の中に、清里町農村景観百選の指定を受けたときに斜里岳のすそ野に広大に広がる田園景観とそれを織りなす耕地防風林という表現があった訳であります。基本的にそこの部分が高く評価されたということも事実でございます。この清里特有の地域資源と言っても良いぐらいの耕地防風林については御案内のように明治の植民区画の時に号線が設置をされて、その時に国有の暴風保安林が大きく縦横東西南北に設置がされております。これは道東地区に限られた施策であったわけでありまして、中標津の方はこれをもって北海道遺産にしているような状況まで生じている。それと清里の場合は春先の風害対策というようなことで、国の暴風保安林の他に耕地防風林が植えられてきたわけでございます。御案内のように、近年はその風害と言うか春先の強風が極めて少なくなってきているということと、農地自体も大型化し、農作業も機械も大型化していることで、どうも作業には邪魔になるし、作物の生育上もマイナスだというようなことで、どんどん切られていっているというのが実状かなというふうに思っております。耕地防風林が将来的に本当にいらないのかどうかと、これはかなり将来に向かったいろんな議論が必要なところかなと思っておりますけども、最低でも春先の強風を何とか防止していく、被害を防ぐための1つの手法であるということも明らかでありますので、これらについては、現在においては余りにも大きくなり過ぎて強風から作物を守る以上に、作物が日陰になってだめになってしまう方が多いというようなことでの更新等が必要になってきているというのも考えられますので、これらについて、多面的機能の支払交付金制度というのがあります。これは地域を皆でどう守っていくかという部分の補助金なわけでありますから、こういうやつを活用しながら対策に充てていけるような手法についても、今後検討していきたいというふうに考えております。今は制度がなくなりましたが、昭和50年代の最後の風害があった時点では防風林を増設しましょうということで、苗木の無償配布とかいろんなことをさせていただいた経過もあります。今それもかなり大きくなって更新の時期を迎えているというふうにも伺っておりますので、それらについての対応と合わせた中で先程申し上げた交付金制度などの有効活用を図りながら、地域の資源を守っていければというふうに思っているところでもございます。その他いろんな面での課題があるんだろうと。例えばお話がありました枝払って、それを処理するのに処理費がかかることになります。昔であれば穴掘って埋めれば済んだ話ですし、また火つけて燃やしてしまえば済んだ話ですが、今それは一切できないことになっていますから、そういう意味においても管理費がかかるというようなこともありますので、どういう対応をしていけるか、今後十分に検討を加えていくつもりでおりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。
質問 2番 堀川哲男
防風林ができ上がった背景には先人たちの知恵ですとかそういうものがあったと思いますが、その先人たちから受け継いだ防風林を良い状態で維持していくためには枝払いや枝の片付け等の管理に加えて、切り倒した木をどう再利用していくか、このようなことも考えに入れていかなければならないかと、そんなふうに思います。なかなかハードルが高い問題になりますけども、例えばその木から木のおもちゃや家具や椅子ができ上がるですとか、切り倒した木から木質バイオマスなどのエネルギーに再利用されるですとか、そのような新しい木が植えられていくといった循環がうまくいけば美しい村に恥じない美しい循環ができ上がると思いますので、なかなか難しい問題ではありますが、そのような可能性も含めて検討していただきたいなとこのように思います。もう一つ課題として指摘されたことに、清里町で育てられたすばらしい素材を活かした多様性のある食の追求が必要である。このような指摘もされているところでありますが、この素材を活かした食についての町の考え方をお伺いします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
耕地防風林の関係でありますけれども、今いろんな活用の仕方があった訳でありますけれども、基本的に処理をしなければならんということで、ただ単にごみとして処理するのか、活用する資源として処理するのかと、ここら辺の課題があるのかなと。ただそうしたときに、果たしてバイオマスとかそういう利用は回収をしてくる作業が伴うものですから、そこら辺で経済的に合っていくのかどうかという部分、そういうものも十分に検証しながら進めていく課題であるというふうに思っております。また一面、今はもうやられてないのかと思いますが、小さくチップ状に切って堆肥化をするというようなことも一時やられていたというふうにお聞きをしておりますので、そういう部分を導入ができれば、また堆肥化で再利用ということも可能なのかなということもありますんで、いずれにしろ今のせっかく育った木を単純に切り倒して、それで終わりですということでなくて、やはり更新をしながら、循環をさせていくということが極めて大事な要素になってくるだろうと思っておりますので、いろんな面においてこれから検討させていただきたいというふうに思う次第であります。それから今回の部分でいけば食の部分であります。基本的に、これらの清里を美しい村連合の中に入ってブランド化をしていくという段階で多くの人方に来てもらうというのが1つの目的でもありますから、来てもらうための条件を整備しなければなというふうにも考えております。おかげさんで清里町でも一定の観光資源ができ上がってきております。単純に言えば観光資源としては、摩周湖だとか、神の子池だとか、さくらの滝だとか斜里岳は当然のことでありますけども、そういうものがありますし、また休憩という形の中では、パパスだとか、今回新しく出来たきよ~るだとかあります。また民間を含めて、宿泊施設も徐々にではありますけれども、でき上がってきているというような中で、さらにおもてなしをどうしていくかという部分になってくるんだろうというふうに思っておりまして、その1つはやはり食というのが切っても切り離せない課題ではないかというふうに思っております。清里町の中でも虹色うどんをつくって地域の特産品にしようだとか、また農協さんが地元のきたほなみの麦粉を使ってうどんを作ったり、ひやむぎを作ったり、また、この17日からつけラーメンを発売するというようなことで、徐々にその動きが出てきておりますし、またスイーツ関係も清里地元のお菓子屋さんが振興局との連携のもとに新しいスイーツの開発だとか、徐々に始めてきているというふうにお聞きをいたしておりますので、そういう既存のお店屋さんを通じながら、新しい地元の食材を使ったスイーツなり、特産品の開発をより積極的に進めていける環境づくりについても我々も考えていきたいというふうに思っている次第でもございます。その他、従前からもその六次化という形の中で、多くの方々が取り組んでいただいております。これらを先ほど申し上げましたきよ~るだとか、またパパスだとか、そういうところで、大いに宣伝をし、販売をしていきたいというふうに思っております。多くの方々が清里に来たときに、こんな良いものがあったぞというようなことで、口コミで広がっていき、またそれがお客さんを呼ぶというような形になっていければというふうに考えているところでもございます。今後の食への取り組みについてはいろんなこれからの課題があるかと思いますが、まずは環境づくりを進めていきたいと考えております。御理解を願いたいと思います。
質問 2番 堀川哲男
食への取り組みも徐々に進みつつあるということで期待するところでありますが、虹色うどんも先月1万食を突破したということで報道もされていますし、スイーツもこれから開発が進んでいくだろうということで期待するところであります。清里には一流の素材がたくさんあります。その一流の素材を活かした食の追求というのがどんどん進んでいけるような町の後押しを期待するところであります。日本で最も美しい村連合の加盟は、全国でも64しかない勲章でありまして、町民みんなが誇りを持ちながら、まちづくりに取り組んでいかなければと思います。町の自慢はと聞かれた時にじゃがいも焼酎と並んで自信を持って日本で最も美しい村です。と答えられるように、町全体での取り組みが大切だと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。次の質問に移させていただきます。地域おこし協力隊について。清里町で昨年から活動している2名の協力隊は、観光と移住定住の仕事を中心に活躍しています。広報きよさとの毎月の記事でもおなじみのとおり、町の行事やイベントにも積極的に参加し、盛り上げてくれています。協力隊の任期は3年で任期終了まであと1年少々となりました。協力隊にとって最後の1年は定住、そして起業に向けての準備への1年ということで位置づけられています。町が協力隊を採用するにあたって任期終了後の定住、そして起業への応援、後押しをすることは町にとっても協力隊にとっても非常に大切なことだと思います。全国的に見ても3年の任期を終えた後、6割の人たちが同じ地域に定住を果たしています。協力隊の定住に向けた清里町の考え方を再度お伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
清里町における地域おこし協力隊2名の方でございますが、いよいよ来年最後の1年ということであります。今ありましたように、最後の1年は移住定住に向けた準備の段階ということでの1年になろうかというふうに思っております。先ほど申し上げましたように、基本的には協力隊の皆さんがいろんな何らかの手法の中で、清里町に移住なり定住をしていただければというふうに思っているところでございます。国のいろんな支援策もございますし、また町自体も新しいお店を開くだとか経営をしていく場合に資金的な支援の方法だとかもっておりますので、そういうのもフル活用しながら環境づくりに努めていきたいというふうに思っているところであります。できるだけ早い時期にお2人としっかりとしたそこらへんの方向性を確認しながら、そういう気持ちがあるんであれば、サポート体制をより強化をしながら、なんとか移住定住につなげていければという思いであります。本人の意志が一番大事なことになるのかなというふうに思っておりますんで、早い段階今申し上げたような形で両者と懇談面談をして確認をしてみたいなというふうに思っております。以上であります。
質問 2番 堀川哲男
個人の意思、意向が一番大事だということですが、それも大事ですが、これから募集するにあたっても、そういう町のアフターケアがしっかりしている町ということであれば、協力隊にとっても、活躍しやすい町ということになっていくと思いますので、そのへんもよろしくお願いしたいと思いますし、平成26年から協力隊の起業に要する経費として一人当たり100万円を上限に、国からの特別交付税措置が適用ということもありますので、そういう制度の利用なども含めながら町としての支援体制をしっかりしていただきたいなとそのように思います。先月ですが、議会の視察で島根県の邑南町に行かせていただきました。人口1万1千人の町ですが、30人の地域おこし協力隊が活躍しています。耕すシェフ。このようなユニークな名前で募集された協力隊は、耕作放棄地でつくった野菜を観光協会直営のイタリアンレストランで調理して、高級イタリアン料理として提供しています。A級グルメで町おこしという取り組みに、地域おこし協力隊がうまく活躍している成功例です。道内でも上士幌町では、平成22年以降16名が活動していますし、栗山町でも13名がふるさと納税特産品PR自然教育支援員といった幅広い活動をしています。協力隊の人数が多ければ良いというわけではありませんが、元気のある町ではたくさんの協力隊が活躍しています。というよりは協力隊の活躍が町おこしの起爆剤になっている。そのような感じがします。清里町でもまだまだ多くの地域おこし協力隊が幅広く活躍できる場所があると思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域おこし協力隊に対する財政的な支援の関係、御指摘をいただいたとおりでございまして、起業化して1年目に限っては特別交付税の措置があるということですから、その財源をもとに、そこまでの支援については、国が全面的に支援する。それが上限というわけでありませんので、交付税の上限はそういうことですが、町としての考え方はそれにプラスすることは十分に可能性があるだろうというふうに思っております。いずれにしろ財源的にも、そういう措置が総務省の中でされているということでありますので、十分にそうした状況の中では活用をしていきたいところでございます。基本的に清里において一つ地域のために頑張ってみたいという若い方々がいれば、何も観光に捕らわれることなく、いろんな分野にそういう専門的な方々がいれば、また新しい人の流れという部分で、十分に活躍する場を得ていくことができるではないかというふうに思っておりますので、そこらへん内部的にもどこにどういう方がいると、より地域がよみがえる、また活動が盛んになるというようなものを検証しながら、必要な部分については導入を図っていければなというふうに思っているところでもございます。いずれにしてもまずは今のお二人がどういうような形で3年目を迎えていくのかということもありますんで、そのあと並行的に今の課題については考えていきたいというふうに思っているところであります。そしてこれは協力隊の関係は年度当初でなければならんとかそういうことがありませんので、いつでもそういう状況が出た段階で募集をして採用することができるという制度でありますんで、そういう部分も活かしながら必要な状況が生じた段階では十分に検討させていただければと考えております。以上であります。
質問 2番 堀川哲男
先ほど成功例を何点かお話しさせていただきましたが、失敗例もたくさんありまして、受け入れる町側の準備や展望がしっかりしていないために起こるトラブル、これは非常に多いように聞いています。例えば最初の話とは違う仕事で単純作業ばかりさせられたですとか、地域おこしとは名ばかりで新たな提案をしても聞いてくれないですとか、3年間都合良く使われて、その後の定住に結びつかなかったですとか、主にこの町側の受け入れの準備とか計画性の無さに原因するトラブルが多いように聞いていますので、このようなことが起こらないように、清里町でも今後の募集については3年間の仕事内容を具体的に示してあげる、任期終了後の定住や起業の青写真が描けるような町の計画性が大切だと思いますので、その点も踏まえて今後の募集にあたっていただきたいと思います。清里町で協力隊に活躍してもらえる場所はまだまだあるんだと思います。焼酎などの特産品の販売とPR、ふるさと納税から広がる町のPR、町のスポーツ施設を有効に使うためのスポーツインストラクター、英語教育やICT教育の分野など、まだまだ探ればあるはずです。役場の各課からそれぞれ協力隊の活躍の場の可能性をぜひ吸い上げていただいて、さらには役場の外、例えば商工会と連携して将来的な空き家対策に結びつけていくですとか、農協と連携して新規就農を支援していくですとか、まずは活動分野の掘り起こしから手をつけていただいて、そしてそれをどうやって移住定住に結びつけていくかの検討が必要ではないかと思います。その辺についていかがでしょうか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
この地域おこし協力隊、今失敗例のお話もいただいたところでありますが、まさにそのとおりだというふうに思っております。町としても単純にその協力隊を正職員の梃子として使うんだとか、人手不足の部分で使うだとか、そういうことでは全く趣旨が変わってくるわけでありまして、あくまでも協力隊の皆さんはこの地域に来て、ここで起業化をし、まちづくりや活性化のためにいかに動いて活動していただけるかと。これが目的でありますから、既往の仕事の中の人手不足部分をこの方々で賄うということであれば、それはもう臨時職員扱いでありますんで、そういうことではまちづくりはならない、私は思っております。それなら臨時職員として違う形で採用する手法になるだろうというふうに思います。そんなことで来られた方が移住定住次世代を継続的にまちづくりに関わっていただける環境づくりをしながら、また、そういうために来てもらって初めて彼らの使命が活かされていくというふうに思っておりますので、各課とも相談をしながら、今ある仕事の中の、新たな分野の掘り起こしをどうやってくかという部分を含めて十分に検討させていただければというふうに考えている次第でございます。以上であります。
質問 2番 堀川哲男
これから移住と定住を推進していこうとする清里町にとって地域おこし協力隊という制度は一番有効な方法であるんではないかと思いますし、これからも積極的に活用していくべきだと考えます。ぜひ、協力隊が活躍しやすい環境づくりと定住に向けての町の応援体制を重ねてお願いしたいと思います。今回質問させていただきました日本で最も美しい村連合への加盟と地域おこし協力隊は、今後の町おこしにために非常に重要な取り組みだと思います。美しい村連合が町民皆さんの理解と応援によって戦略的に町おこしに繋がっていくことと、たくさんの地域おこし協力隊が清里町でのびのびと活躍し、新しい風を吹き込んでくれることを期待して私の質問を終らさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
今回御質問をいただきました、日本で最も美しい村連合への加盟、そしてそれをまちづくりにいかに活かしていくかいうことと協力隊の関係でありますが、両方とも密接に関わりのあることだと私も認識をいたしております。いずれにしてもこの清里町の今まで先人の皆さんが育ててくれた町の地域資源を存分に活かしながら、そしてこれらの資源を次の世代へと引き継いでいく役割の中で、まちづくり連合への加盟が大いに活かされるものというふうに思っておりますし、活かす努力を合わせてしていただければならんというふうに考えているところでもございます。また地域おこし協力隊の皆さんにおいてもそういうような感覚の方が清里に多く移住定住してもらえるように、1つの一助となることを期待しながら積極的な活用について検討させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。