みんなの議会

清里町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日

災害対策について

2016年9月12日、清里町議会の一般質問で、池下昇議員が「災害対策について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
池下昇 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 池下昇

先に通告いたしました水害及び地震時の対応と避難所の備蓄備品について、町長の見解をお伺いしたいと思います。また質問にあたっては、できる限り簡潔に行っていきたいと考えておりますので、町長答弁にあたっても質問事項に対してのみ的確に答弁をいただき、一問一答の中で十分討議できるようお願い申し上げます。近年、東日本大震災から始まり、様々な災害が毎年くり返し日本列島を襲ってきておりますが、特に今年に入ってからは、熊本県の地震災害、そして今回この北海道にもわずか一週間ぐらいの間に3つの台風が上陸、また東北岩手県には初めて台風が直撃するなど、今まで日本の長い歴史の中において全てが初めてのことであります。我が町においても、先の台風7号に関しましては、およそ950万円の災害復旧事業費、そしてその後に来ました11号と9号による災害復旧事業費として3千200万円、あわせて4千万円を超える復旧事業費が専決補正に組み入れられるなど、改めて災害という怖さをもう一度見直す必要があるということを実感したわけであります。これからはよその市町村の災害ということではなく、いつこのような、またこれ以上の大災害が起こらないとは言えません。このことを十分踏まえた中において、町長はどのような考えを持って、今後の清里町全体の災害対策及び防災について対応していくつもりなのかお伺いしたいと思います。まずは1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

それではただいま御質問をいただきました、池下議員からの災害対策についての考え方をお話させていただきたいというふうに思います。近年、今御質問にもありましたように東日本大震災以来、大きな地震や火山噴火、台風の通過というようなことで、極めて甚大な被害を受けている自然災害が数多く発生をいたしております。こうしたことから従前であれば、気象庁は気象警報、特別警報または注意報というようなことで地域に対して警報が発令されるわけでありますが、近年は少々その対応も変わってまいっております。事前にそれらの対応を進めるように未然防止というような観点から、それらの警報や注意報が発生される以前にそれらの発生が予測された場合には、防災気象情報いわゆる防災シナリオが発表になるということでありまして、これは一般の住民向けのシナリオということでなくて、行政機関または防災機関に対して準備に入りなさいということでの対応をいただいております。そうしたことから基本的には町の防災計画によっては警報が発令をされた段階で、従前は災害対策本部または情報連絡室というものを立ち上げて対応をしてきたわけでありますが、こうした情勢の変化もありまして、清里町においてはこれらの情報、要は防災シナリオをいただいた段階で防災災害対策本部の事前措置であります情報連絡室の立ち上げ、または緊急課長会議というような中で情報を各関係に周知をしているというような状況にございます。予期しない部分としての災害が数多く発生をされているわけでありまして、それらの対応について抜かりのないように常に緊急意識を持ちながら、危険意識を持ちながら対応をしてまいるというようなことで進めているところでありますし、またそれらについても、今後とも一層そこらの連携を密にしながら、後手後手にならないように、事前の対応がしっかりとれるような意味合いにおいても体制づくりをしっかりしていきたいというふうに考えている次第でございます。基本的に災害を、特に自然災害の場合には未然に防ぐということについてはなかなか困難ではありますが、日ごろからそういう災害に対する防災意識、心得をしっかり身につけていくということが大事なことではないかというふうに思っておりますし、当然行政としてその組織に基づいて対応が迅速にできるような訓練を含めて、今後とも内容を精査しながら十分な対応ができるように進めてまいりたいという考え方でございます。以上申し上げ1回目の答弁とさせていただきます。

質問 5番 池下昇

今回の4つの台風によりまして北海道も死者が出るなど非常に大きかったわけでありますが、今でも9月8日現在で5つの町で162人が避難をしているという状況であります。当町の場合は浸水ということで民間からポンプを借りて対処をしたというふうに聞いておりますが、今回何カ所か浸水しておりますが、大体いつも同じ場所ということは前から実例としてあったわけで、民間のそういうふうなポンプを借りてやるということじゃなくて、なぜ今までうちの町がそういった状況に応じたポンプ等も用意してなかったのか。これがまず1点。それと先日の8月の28日防災訓練の中において、当町の職員も数多く来ておりました。その中で少人数の方が土のう作りをやっておりましたけども、やはり何かあったときに、災害が起こった時にやはり職員がほとんど出てきてやるということに関して、最低でも男性職員全員が土のう作りの基本的なことぐらいは覚えておく必要があるのではないかというふうに思いますが。町長その辺いかがお考えですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいま御質問をいただいた2点であります。1点目は住宅浸水等に対応するための災害備品であります水中排水ポンプの対応の課題と、災害時における土のう等の作製にかかる職員の研修体験のことかというふうに思っております。まず1点目の災害備品の排水水中ポンプ等の配置の関係でありますが、従来の集中豪雨等で、今までに住宅浸水というのは本当に稀でありまして、ほとんど無い状態であります。今までも数多く発生してきたのは道路冠水ということで、御案内のように羽衣南や羽衣第一の役場の裏の通りが集中豪雨の度に冠水するということがございます。これらについては道路関係ですので、基本的には道路河川の維持管理をお願いしております指定管理者であります清建がポンプ等を全部持っておりますので、それらでの対応をさせていただき、それでも排水排出が間に合わないという場合については、消防のポンプ出動をいただいて対応をしてきたということでございます。そんなことで今回の場合については、本当に想定外ということが、もう想定外という言葉がないというようなことが実証されたのかなというふうに思っていますが、数カ所で床下浸水にあわよくば、なりかけた状況です。基本的にこれらの災害機器の器財等を含めた災害対応について建設業協会の方ともそういう器財等の提供と作業員、または応急復旧の防災協定も結んでおりますので、それらの対応の中で、今回各企業者からもポンプを借りて対応をさせていただいたというのが実態でございます。今回、そういうような事例が発生をしたということも事実でありますので、ただ今回運が良かったのは、それぞれの工事現場が動いていなかったということで、工事企業者が排水ポンプをまだ保有をされ、優先配置がいただけたということでありますが、今後今回みたいに、その優先配置がもらえるかどうかというのは、その時々の状況によって変わっていくというふうによく理解をしたところでありますんで、今般それらの対応についても今後の対応の中で排水ポンプを設置いたしたいというふうに考えておりまして、この町の予算の中でも御審議をいただきたいということで、対応を進めているそんな状況でございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。それからまた災害時における職員の土のう等の作製と提供の関係であります。今回も先ほどありましたように、事前シナリオが出されたということもあります。また従前から道路冠水によって住宅地への浸水が危ぶまれるという事例があったわけでありまして、それらのときも職員によって土のうを作製して、必要であれば届ける、配置をするような作業もやってきております。今回においても特にシナリオが出されましたので、事前に数十個という部分も用意をさせていきました。それらは当然消防職員、署員の指導をいただきながら若手職員の男性職員を導入しながら作製をしたというようなことでございまして、そういう実践の中からそういう作り方も覚えていただくということで対応がされたところであります。ただ、議員の御指摘がありましたように防災訓練参加は、基本的に命令がかかっておりませんから、自治会活動の防災組織やまたそれ以外の各種団体に職員の皆さんも赤十字だとかいろんな部分で入っておりますから、そういう中での出動参加をお願いしたと、ただ管理職までについては、管理職会議の中で出動を私の方から要請をしておりまして、管理職はこの防災会議の中でもそういう対応それから指揮命令のあり方等訓練をかけているところでもありますので、ご理解を賜りたいというふうに存じます。

質問 5番 池下昇

台風情報というのは、台風が来る何日も前から解っておりますので、今の町長の方からも土のうに関してのお答えをいただいたんですが、実はこれは防災ということになると私は思うんですが、町長よく話しております自助公助ということに関しまして、この台風が来る前に土のう作りを先にしてしまって、それを町民に対して必要であれば配りますよとこういうことを行政側がすべて配るということではなくて、町民の方が欲しいのであれば、すぐこちらでつくって対応しますよということをしていくという考え方はありますか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御質問の関係でありますが、今般そうした対応をとらせていただいたというのが先ほどのお話でありますが、基本的に防災シナリオが入ったものですから、これは危ないということで、事前に土のうを作る。前回も1回やったんですが、その時のやつをそのまま使おうとするとカビが生えたり、いろんなことがあり駄目だということで、一回それが終わるとまた元に戻して全部土を出してしまいますので、新たにその都度つくるということで一週間やそのぐらいなら大丈夫かと思いますが、あまり何カ月も前につくって置いとくというわけにいきませんので、防災シナリオが何日か前に入ってきますから余裕がありますので、御指摘があったように、職員に動員をかけてつくっていただき、そして必要な場所について必要な数量を届けさせていただくと。あくまでも希望ですので、必要だと思われる希望者の方についてのみ、今回も配布をさせていただいたという状況でありますので、今後ともそういうような対応の中で土のう関係について必要な部分を対応させていただければというふうに考えている次第でもございます。以上であります。

質問 5番 池下昇

当然何日も前から作っておくなんて、出来るわけじゃないというふうに思いますが、そういうふうにつくってやる時の情報というのはどういうふうに流しているんでしょうか。広報とかチラシ類ではきっと間に合わないというふうに私は思うんですけども。やっぱり台風が直撃してくる前日、前々日あたりが配れる対象になるのかなというふうに思うんですが、情報をいち早く流してあげないと、町民側も対応がなかなか出来ないというふうに思いますので、そこらへんはどういうふうに考えていますか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

土のうの配布の関係でありますが、今回の場合について対応させていただいたということでありまして、今回の場合も事前に、事前にと言うとちょっとあれなんですが、8月1日それと8月の9日にも前線が通過して集中豪雨が降っています。その後8月16日から本格的な台風6号の接近と7号と入っていって、7号の段階までに危険な場所というのは、こちらの方も周知をさせていただいておりましたので、自治会長さん、そして具体的に個別の方でその対象になっている方々にも町の災害対策の本部の方から連絡をして、必要があるかないかの確認をさせていただいた上での今回の配布ということで、いっぺんに全町に出しても現実的にはなかなか情報が伝わらないということもありますので、本当に今までの経験から必要だと感じている場所について、そういう対応をとらせていただいたということでございます。今後においては、お知らせメールが一定程度入ってきています。ただこれもお知らせメールのメールに届けていいですよという許可をもらった方にしか届きませんが、そういう方に対しては、お知らせメール等を使いながら土のうの必要な部分について申し込んでいただきたいという対応についても併せて進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

先ほどから町長も、大体起こる場所はもう把握をしているという説明でありますので、特に私たちが聞いているのは役場の裏と羽衣南ということなんですが、羽衣南に関しましては、下水排水に関して一度工事を行ったというふうになっておりますが、今までそうやってきたにも関わらず、余り改善されずに浸水しているということを踏まえた上で、今後この排水に関して、下水道の整備は改良していこうと考えているのかどうなのか、その辺はいかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

道路冠水またそれに伴う住宅への浸水ということで、最も今までも事例が多く危険な場所と思われている羽衣南地域の最も低い場所ですが、地形的にどうしても従前のところに水が集まるというようなことでございまして、従前であればある程度舗装率がそんなに高くなかったものですから、土の中に浸透していってそんなに大きな騒ぎになるというのはなかったです。ここ数年前から水が一気に集中をして冠水状態になりやすいというような現象が発生をいたしたわけであります。これも道路の舗装はもちろんでありますけども、近隣のそれぞれの公共の施設やまた一般の住宅の皆さん方も家の周りを舗装するというようなことが多く、舗装率が増えておりますから、どうしてもそこで水を吸収することが出来ずに道路側の地形の低い側に出てくるという状況での災害かなというふうに思っております。そうした中でもう数年も前になりますが、今議員の方からありましたように排水対策、それぞれにやりましたし、あそこ全体の排水の水の流れを1回きちんと調べなきゃならんということでその調査も1回入れました。それによって今後どうするかというような部分で、その事前調査も入れたわけであります。その段階でも町の方としては老健施設とかプラネット側の水が、かなり老健施設やプラネットをやったことによって、ものすごい舗装面積が増えましたので、それによって出てきているというのがありましたから、その水を16号から斜里川の方に流す工事も実は1回行っております。一定程度、そこである程度吸収をしながら16号を通って斜里川に落とすというような作業を行っております。それから数年前は今の一番低いところから、16号道路を横断してセブンイレブン側の摩周湖斜里線の道道側にも落とす排水路の工事も行っております。ただこれは自然勾配だけですのでやはり勾配があまりありません。1%、2%のほんとのゆるい勾配ですので、なかなか思うようにある程度上流の部分で溜まるとそれで押されて流れてくるというのがありますが、強制的に流れるようなそういう仕組みでなくて自然流下という形でありますので、思ったほどは水がさばけてないというのが実態かなというふうに思いまして、それらのことをやってもなかなか解決しないそんなもんですから、私どもも北海道に何か災害がらみでいい方策はないか、まちづくり交付金とかそういうものはないかと。実際には、全部吸収をして斜里川に落としていくと、一番最短でやってみても数億円の事業費が見込まれるということでありますので、単に金だけでなくて命のこともありますから、何らかの形はとらねばなと思っておりますけれども、財政的なものも加味しながらやらなきゃならんというような思いでおりまして、今申し上げましたように北海道とも相談をしました。そして今回のこの台風の後も北海道に出向きながら相談をさせてまいります。委員からもありましたように公共下水道だとか集落排水を使ったら良いんでないかと1回ふられまして、そちらの方に行ったら、いやいやそれは下水対策でないと。あくまでも雨水対策だって、下水とはちょっと違うということで話が頓挫をしているというようなことでありまして、また先だっても道路整備の中で何か歩道整備か何かにあわせて実施する方法はないだろうかということで投げかけてきているというのが実態でございます。そんなことで進めておりますけども、やはりそれらが具体的になるまでに、しばらく時間かかる実情ではないかなというふうに思っておりますので、従前から手ぬるいのかもしれませんがやっておりますように排水ポンプをつけながら、そして間に合わなくなるようであれば、やはり消防のポンプ車の出動をお願いすると。そのような対応の中で当面はやっていかざるを得ないんだろうなというようなことで、そういう対応もしっかりしていきたいというふうに思っておりますが、先ほど申しあげました抜本的対策をするとなれば、そういう工事を入れていかなければならないというふうに考えておりますので、財政的な部分を含めながら最も効率的で効果的な方法を十分に検討させていただきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたい。もう1つの方法としては機械を自動的にセットしておいて、自動にある程度溜まればバッと流れるとか今の工事だけでなくて、そういう方策でも対応できないかどうか全体含めて検討させていただきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

今答弁されたとおり、なかなかこれといった具体策、打開案がないのかなというのが現実だと思います。これはお金も当然何億もかかる事業でありますので、早急にどうのこうのという話にはならないのかもしれないですけども、そこは職員一丸となってどういう案が良いのか検討しながら、町民の方になるべく負担のかからないよう、そして命が守っていけるような案をつくってやっていただきたいというふうに思います。それと先ほども町長答えていただきましたけども、想定できない事態がもうあちこちで起こっているのは現実でありますので、今般、水害ということでこういうふうになって、いろいろと町も対応してきましたけども、水害もそうですけれども地震によります災害というのが、この辺では危惧されているところだというふうには認識しております。当町では3年に1度総合防災訓練というのを行っております。2年前、26年度の8月31日もこの防災訓練を行っておりますが、このときの想定がマグニチュード8そして震度は6弱という想定でやっております。ところが、今年4月の14日、熊本県でマグニチュードが7.3震度7で、熊本県というのは日本の中でも地震が最も起こらないような地域と言われておりました。こういう伝説も、もうあっという間に1つの地震で吹き飛んでしまうわけです。やはりこういう地震に対して被害というのはとんでもなく大きいわけです。熊本地震の場合は、私たちの町の想定しているマグニチュード8よりも小さい地震であるにもかかわらず、住宅の全壊が7千534棟、半壊が2千286棟、一部損壊が10万棟を超える破壊力でした。また避難者もピーク時が18万人。2カ月後の6月に6千400人、4カ月後の8月の末でさえ、まだ1千人近くいます。このときに一番大きな打撃を受けたのが益城町と言って、清里町と人口はそんなに変わっておりません。3千500人弱ぐらいです。その益城町でも2カ月後の6月に3千500人のうちに、2千120人もの避難者が出ているのが実態であります。清里町も同程度の地震が起きたときに避難場所として一時避難所は9カ所、そして避難所が全町で17カ所。本町は8箇所、札弦が5カ所、緑が2カ所、江南と神威が各1カ所ずつあります。備蓄備品に関しては清里町と町民会館と、札弦センター、緑センター。これは私実際に行って見てきましたけども、灯油ストーブそれから毛布、食料あります。ありますが、避難所自体17カ所ありますけども、各地域にそれぞれつくり直す、見直すそういう必要があるのではないかというふうに思っておりますが、町長はどういうふうにお考えですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

前段の道路冠水等にかかわる具体的な解決策という部分でありますが、地域の人方の生命財産を守り、安全安心を確保するという観点を十分に認識しながら、より具体的な対応を進めていけるように町内体制を皆で考えていきながら最も効率的な方法を考え、そしてまた財政的な部分での支援をいただけるような対応も含めて、今後十分に検討をかけていきたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。それから清里町における地震等の巨大災害の場合の避難所等の対応の関係でございます。議員御指摘のように一時避難所、それから一定程度の滞在を必要とする避難所という部分で、清里町においても公共施設を中心に各所に用意をさせていただいております。特に避難所ということで地震での避難所と通常災害の避難所とまた内容が変わってきますので、あくまでも避難所として地震後について、耐震がされていないところを何ぼ指定しても潰れてしまうということもありますので、そういう部分での対応を含めながらもやっていかなければならないというふうに理解をしているところでございます。基本的に避難所は17カ所にありますが、今申し上げましたように、これらはほとんど公共施設学校施設を含めた公共施設を指定させていただいておりまして、避難をしてきた方がある一定期間そこで不自由ながらも生活ができるというような、ですから水回りがあって、トイレがあってとそういうような施設であります。一時避難所というのは、何かあった時にとりあえずそこに集合してもらうという施設ですので、グランドだとか広場っていうんですか原っぱが多いようでありますが、避難所というのはそうではなくて、やはりそこに1日なり2日長くなれば、今回のそれこそ熊本ではありませんけど、1カ月も2カ月もそういうような対応ができる箇所の設定というようなことで、今回も設定を行っておりますが、これらの関係現在清里町では全体の防災計画の見直しに入っておりますので、そこら辺を含めながら、今委員からも御指摘があったような対応も含めて、見直しが出来るかどうか対応を考えていきたいというふうに思っております。今17カ所のところには大体地区的にそれぞれありますが、どうしても市街地が中心になっておりますので、そういうような対応でやらざるを得ないのかな、市街地というのは、清里の市街地、それから札弦の市街地、緑の市街地ここが避難所のやはり公共施設がそこに集中するということでありますので、そういう対応の中での避難所の設定ということでもございますんで、ご理解を賜りたいなというふうに思う次第であります。

質問 5番 池下昇

特に私が思うのは、緑地区あたりはやはり高齢者が多くて、緑センターと緑小学校が避難所を指定されておりますけども、今般緑小学校が廃校になるということで、すぐではありませんけど、やはり車のない方それから足腰のあまり丈夫な方でない場合は、すぐ避難をするっていうふうなことになった場合、センターの場合はほぼ中央にはありますけども、そこまで行くのも大変だという方も数多くいると思います。それで私が思うのは緑温泉が指定管理を受けておりますのでそういったところも、しっかりと避難指定をして、センターと同程度でなくてもよろしいので、備蓄備品も置いて、いついかなることがあってもせいぜい1日2日分ぐらいの早急な対応に十分耐えうるぐらいの食料、それから毛布。その程度は取りそろえておくべきではないかというふうに思いますが、町長いかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいま緑地区における避難所の関係でありますが、現在緑地区は緑センターが避難所になっておりますし、それから緑の小学校も避難所としての指定をいたしております。御指摘のように緑の小学校については、もう先が見えたわけでありますので、その後、それをそのまま避難所として指定できるかどうかというのも大きな課題になってきますので、今回の防災計画の見直しの中で、それ以外の公共施設いわゆる緑の温泉施設についての活用も検討しながら、そういう対応ができるかどうか十分に検討していきたい。特に緑センターの場合、緑の温泉施設の場合は、温泉客だけの利用の施設でありますので、十分に私としては可能かなというふうに判断しておりますが、全体のいろんな意見があるかと利用施設で料金を取っておりますから、そういう中でいろんな対応も必要になってこようかなと思いますので、全体としてもう一度検討を加えながら、可能なものは十分に取り入れるように対応していきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 池下昇

いろんな想定を今は行いながらやっていくというのがベストかというふうに思いますが、必ずしも災害というのは夏起こるわけじゃありません。ましてや冬大きな地震などがおきますと道路が寸断されてしまうおそれがあります。それと緑地域には職員がいません。当然清里から通っているわけでありまして、こちら側からいけないという場合もありますので、そこら辺を十分踏まえた上で緑センターばかりではなく、そういった施設も十分利用していく。そしてそこに緑センターの場合は1人うちの町の退職者が行っております。そのほかにも掃除等いろいろとしてくれる方が近くにはおりますが、何かあった場合の指揮をとってくれるような体制ができておりません。そこら辺も行政として何かあったときにどういうふうな対応をしていくのか。やはりその地域の人たちと合同で話し合いをする場をつくって、町長が先陣を切ってやっていくっていうふうな形づくりをしていただきたいというふうに思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほど答弁の中で、若干漏れました。備品の配置の関係でありますが、これらについてはそれぞれの施設ごと、また避難を想定される人数の関係とそれと実際的に何日分用意するかというのも非常に難しいことでありますし、また1回セットしますと毛布とかそういうやつはずっと持ちますけども、食料だとか使用期限が切れている分の関係で電池だとかいろんなものがありますんで、そういうやつも何日分を用意したら良いかと、これらについても十分に防災の今回の計画の中で委員とも相談をしながら決めていきたいというふうに思っておりますし、基本的に配置も、管理のできる場所に置かなきゃならんということで管理を置ける場所にいって避難所に届けるだとか、そういう形でやっぱりメインになるところにきちっと置いていかなければなりませんし、点検もしなければなりませんので、そんなようなことでの配置等について考えております。よろしくお願いしたいというふうに思います。それから緑地区または札弦地区の関係であります。緑も札弦も基本的に正規な職員は、配置されておりません。ただ緑、札弦にそれぞれ元退職をされた職員が今臨時職員として配置をさせていただいて、町からの指示で、今までも動いていただいているということでありますので、そこを中心としながら通常時は進めていく。ただし、祝日や5時過ぎて1回帰ってしまうということになれば、職員の配置をしていかなきゃならんというふうに思っております。今回も実はシナリオが入って緊急ということで、札弦、緑は職員の配置をしました。そして避難所としての指定をしてありますので、それも開放したということでありますので、基本的にそういうような形をとっていきたいと思っておりますし、緑の場合の避難所の関係では、先ほどもありましたように緑の温泉をどうするかという部分も含めながら対応していきたい。また札弦についてはパパスランドがありますので、センターもそうですが、パパスランドも避難所としての指定になっております。当然道の駅ですので、道の駅の場合は道路を利用する方々は24時間体制で連絡がとれるようにしておかなければならんというのが道の駅の指定を受ける条件になっていますから公衆電話だとか情報の連絡だとかそれからトイレでそういう対応になっておりますんで、それらと合わせて一般の方々の避難所ということも整備をしていきたいというふうに思っております。ただ今回災害の場合は、行政だけがなんぼ踏ん張ってみても、解決できるということになりません。私も防災会議のときにお話をしました。緊急災害のときには自分の身は、まず自分で守ってもらうと。そこがスタートになりますんで、目の前に洪水で流れて来ているのに、応援が来るのを黙って待っていると、これはちょっと無理がありますから、やはり自分の身は自分で守り、それができなくなった浸水になりそうだ云々という時、公的公助が入る前に全体の地域での共助って言うんですか。共同の絆の中で対応していただきたい。そしてそこがもう対応ができないという場合においては、当然行政として防災対策減災対策をしていかなければならんというふうに考えておりますので、これからも住民の皆さんに対してそうしたお話をさせていただき、また自主防衛組織、防災組織の立ち上げについても積極的に町の方もかかわりながら進めていけるように、その対応をとっていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

避難所の備蓄に関してですが、札弦も緑も食料に関してはどちらも298食しかない。本町は1千124食しかない。札弦、緑の場合がだいたい何かあった時に50人が避難した場合、2日しか持たない。本町の場合は、200人。各避難所に200人避難した場合、2日しか持たない。そこらへんも今後、十分頭に入れながら進めていただきたいというふうに思います。それと今町長の方から、札弦パパスランドが指定地域に確かになっております。札弦は5カ所あります。しかしすべて線路の東側なんです。避難所があるのが。西側には1カ所もないんです。線路の西側も東側も同じ程度の人数が住んでおります。こういうふうになったときに、やはり近くにいる人が遠くに避難をするということではなくて、西側の線路の反対側には民間企業の札弦ベニヤさんがありますけれども、今後そういった民間企業にもお願いをして避難所を何日間も何カ月も泊まるということにはなりませんけども、1日2日程度の避難であれば民間企業にも協力を仰いでいくというふうに、私はその方が良いんじゃないかというふうに思いますが、町長はどうですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

前段の備品、食料等の備蓄の関係であります。委員がお示しをされた数字のとおりでありまして、それだけの準備を整えていると。基本的に全体の10%の方が避難所で食事を 3 食いただける量ということで対応させていただいたということでありますが、先ほど言いましたように見直し中でありますので、本当にそれが適正かどうかというのは、吟味していかなきゃならんだろうというふうに思っているところでございます。また基本的に町の方でそういう避難所には、そういう部分の用意をいたしますけども、自主防衛でありますから、自宅でもある一定の量を持っていただくということが必要になってまいりますので、それらの部分を避難するときは自分のものを持って避難をしていただいて、それらと合わせていくという形が必要かなというふうなことも検討をしていかなければというふうに思っております。それから避難所の設定の関係でありますが、札弦地区は線路を挟んで西と東に大きく人口の密集地帯が分かれております。議員の指摘のとおり線路を渡った東側っていうんですか。西側っていうんですか。そちらには避難所が設定をされておりません。というのは公共的な施設がそちらの方には配置されてないというようなことで、すべて東側に設定がされておりますのでそういう配置になっております。民間の施設の活用をということでありますが、基本的に民間で一定程度の条件を備えた空間が利用できるものがあるかどうか、また我々も民間の方々と相談をしてみたいと思いますし、また民間の方々は民間の方々のその利用目的というのは当然あるわけでありますので、そこら辺も踏まえながら、もし相談の中で、いやこれは当面の間良いよというようなお話がいただければ、そういう部分も含めた中で対応が可能かどうか十分に検討をさせていただきたいというふうに思うところでございます。いずれにしても民間の場合は、宿泊施設はそういう部分でやられている部分があれば別ですが、そうでないとなかなか長期に亘っては無理なんで、どちらかと言うと一時避難所的な要素で、とりあえず避難所が開設してきちっと対応ができるまでちょっとそこで待っていてほしいという程度の部分でのお願いしかできないんではないだろうかということを考えながら、そうした部分を踏まえて、民間の方のご理解をいただけるものがあるかどうか対応を検討させていただきたいというふうに思います。以上であります。

質問 5番 池下昇

今から5年前の平成23年の6月定例議会において、前中議員が緑ダムの決壊についての質問をした経過がありますが、そのときの町長答弁があるんですけども、質問が緑ダム耐震強度決壊時のシュミュレーションというタイトルなんですが、そのときに町長が答えている回答が、ダムは地震や洪水などの災害に耐え得る設計で安全性も十分保たれている。万が一被害の発生が予想される場合は、災害対策本部を立ち上げ関係機関と連携して周知を図り、避難が必要であれば、避難勧告を行うというふうに答えている。最近のこの日本列島の中で想定をはるかに超える災害というのがたくさんありますけども、今でも緑ダムが決壊した時の考えというのは町長の中では変わっていないですか。どうですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

緑ダムの関係について今お話をいただきましたように、基本的には決壊をするかもしれないという想定は今の段階では持っておりません。というのはあのダムについては、ロック式の盛り土でやっておりますので。コンクリート橋のように壁面をつくって、そこがどっと崩れるとかそういうような構造になっておりませんから、山が1つなくなるような事態になれば、それはまた別かなと思いますが、いっぺんにそれが瞬時にして起こるということについては、それこそ想定をできないかなというふうに思っております。ただ想定が想定外だという外がなくなってきているということも事実でありますから、万が一の部分を含めながら仮に決壊したときの浸水の部分やなんかについてもう一度精査させていただき、一気に崩壊というのは無いにしても、じわじわと崩壊してくるということもないことは無いわけでありますから、それまでの間にはいろんな時間帯がありますから、避難をする者は避難をし、対策をする者は対策をするという対応の中で進めていきたいというふうに思っておりますので、それらの対応について防災のシュミュレーションを一回たてていかなければ何ともわかりませんので、そこらへんを検討してみたいというふうに思っております。ただ、しつこい様でありますが、あれだけの土盛りしたのり面が一気に無くなって、一気に水が吐き出すというようなことについては、私としては無いだろうというふうに思っております。それが起きれば、こちらの方はもう既に何もなくなるような状態で、そういうこともあり得るかもしれませんが、まだここら辺が安全で向こうだけという、そんな想定になっていかないだろうというふうに思っております。そうなれば、全町的な避難体制をどうするかというような部分を含めて考えなければならんというふうに思っておりますが、いずれにしろ、シュミュレーションをたててみなければならないという部分もありますので、そこら辺についても、しばらく時間をいただきたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

阪神大震災97年ですか。それから東北大震災2011年と、これもすごい数の人数がなくなっているわけで誰も想定してなかったんですよ。今の世の中ほんとに想定していないことが山ほど毎年のようにありますけども、緑ダムが決壊しないという保証は無いんですよ。で、その決壊したときに、町長が今言うように決壊したら、どの方向に水が流れるかもわかんないですよ、町民の人は。最低限シュミレーションした中で、そういったものをつくって、そして町民の方々にいち早くその情報を流す。これが最善の方法かなというふうに思いますけども、あそこのダムの貯水量というのを私調べましたら640万立方メートルですよ。有効貯水率っていうんですか。それが640万立方っていったらどんな数字か想像つかないんですよ。やはりそういったことを十分考えた上で起こらないから大丈夫。今まで前例がないから大丈夫っていう概念を捨てて、しっかりとしたものをつくり上げて、いち早く町民の方に情報を流すっていうこういうふうな体制を整えていっていただきたいというふうに思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

基本的には、緑ダムの関係については当時ダムを設置した段階においては、国の説明等において基本的に一気になくなるというそういう想定はないんだと。そんなことは起きないんだということでありますから、実際にシミュレーションの対応をとったというのはありませんが、ここへ来て想定外の外はもう無いというような判断の中になれば、また違うシュミュレーションだけでも、じわじわとなくなった時どうだとか、いろんな方法はあるわけでありますんで、これ当然設置者であります国開発とも十分に協議をしていかなければならんと思いますし、また実質的な管理運営は1市4町での協議会が管理運営を行っておりますんで、清里町側から協議会にも、地元にダムのある町として対応についての協議をお願いしたいということで、今後そういう中で私の方から相談を申し上げたいというふうに思っておりますんで、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

水害に関して、それから地震に関する災害について1時間程度質問させていただきましたが、最後に、町長にお伺いしたいですが、町長の思いとして町民の安全安心を願うならば、そこまでするのっていうところまで災害ということに関して対策を十分やっていただきたいというふうに思います。最後の質問とさせていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

特に自然災害の部分において、なかなか予期できない想定外を超える災害が近年多く発生をいたしております。これも突如として起きる地震はなかなか防ぎようがないというふうには思っておりますけども、事前の準備をしっかりやるというのが、安全安心のまちづくりにつながっていくというふうに私は理解をいたしております。今後ともそういう考え方のもとで従前からも進めてきておりますけれども、やはりもう一度で足元を見直しながら、そして、今回の防災計画の見直し点検を含めながら、町民の皆さんにもそうした旨理解をいただきながら基本的には自助共助公助のこの精神をいかして、しっかりと対応できるように進めてまいりたいというふうに考えておりますので御理解を賜りたいというふうに思います。

出典:清里町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる