みんなの議会

清里町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月13日

町政に対する2期8年間の実績と評価について

2018年12月13日、清里町議会の一般質問で、池下昇議員が「町政に対する2期8年間の実績と評価について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
池下昇 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 池下昇

先に通告してありました、町政に対する2期8年間の実績と評価について、定例会一般質問の場は4年任期の最後の年でありますので、櫛引町長にとりましても私にしましても、締めくくりであります。しっかりと総決算という思いを込めて、一般質問をさせていただきます。まず8年間の事業の検証と今後のまちづくりについてお伺いをいたします。櫛引町政になった2011年。第5次総合計画がスタートしまして、グランドデザインを策定した後、これまでにさまざまな新規事業、意欲的に進めてきました。私の持っている資料によりますと、1期目の平成23年度から平成26年度までの新規事業は各課によって多少違いはありますが、全体で51事業。また2期目の平成27年から平成30年度に関しましては66事業。この8年間で117事業であります。これだけの事業でありますので、当然ハード事業もたくさんありましたし、またソフト事業もたくさんありますが、これらを踏まえて、櫛引町長にとってこの8年間の様々な事業に対し、自分自身の中ではまずどのような評価をしているのか。これをまず1回目の質問とさせていただきたいというふうに思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただ今の池下議員からの御質問にお答えをいたしたいと思いますが、議員もおっしゃられましたように、この2期8年間の総括としてのお答えを申し上げたいと思いますので、少々長くなるかと思いますが、よろしくお願いをしたいというふうに思います。この中の2期8年に実施された事業の検証と今後のまちづくりでございます。私は8年前に「みんなでつくる明日のふるさと、まちに活力とにぎわいを」をメインスローガンに長寿時代を迎え、みんなで支え合い健康で安心して暮らせる、やさしい笑顔の溢れるまちづくり。そして次代を担う子供たちがのびのびと育ち、一人一人の夢や暮らしを大切にする町の2つの基本目標のもとに、大きな5つの政策目標を掲げ、多くの町民皆さんのご支持、ご支援をいただき当選をさせていただき町政を担わせていただいたところであります。以来、私は町民の皆さんが本当にこの町に住んでいて良かったと実感のできるまちづくりを推進するために、産業の振興はもとより次代を担う子供達、若者たちの健全育成と教育環境の充実、そして健康づくり施策を重点に清里町の将来につながる、さまざまな政策を全力で推進してまいりました。しかしそうした施策の展開をもってしても、中心市街地における商店やレストハウスの閉店、人口の減少や少子高齢化、長引く景気の低迷や消費の町外への流失。さらには農業基幹とする農村地域に大きな影響を及ぼすことが懸念されております、TPPやFTA協定における経済のグローバル化などの大きな課題や問題が次々と発生しており、市街地の賑わいや町全体の活力の低下が懸念されておりました。そうしたことから、これらの課題を少しでも解消することを念頭に、みんなの力で未来をひらくをメインスローガンに1期目に掲げた分野別の5つの政策目標のもとに、2期目の町政のかじ取りを担わせていただいたところでございます。私が2期8年間で実施してまいりました、新規の政策事業等につきましては、その時々の状況とニーズに基づき、まちづくりの基本方針に沿って推進をしてまいりましたが、ソフト・ハードの政策事業別では100項目以上となっておりまして、それぞれにおいて全力を傾注し推進をしてきたところでございます。特に2期目においては、安全で安心な町づくり、子育てのしやすい町づくり、新たな人の流れをつくるを重点に、幸せが実感できるまちづくりのために誠心誠意取り組んでまいりました。また限られた予算の中で最大限の効果が現れるように、時には私自身が自ら、国や北海道、関係機関に出向いて精力的に要請活動を行いながら事業の推進をしてきたところでもございます。そうした結果、町の借金であります、地方債の残高は、私が町政を引き継いだ平成23年度当初において約85億ありましたが、現在の平成29年末には、68億までに大きく削減することができました。また直近であります基金残高につきましても平成23年度当初で33億円だったものが、今現在においては46億円まで積み上げることができたわけでありまして、財政の健全化に対しましても一段と堅実さが増してきているところでもございます。御質問の自己評価と検証でございますが、評価につきましては町民の皆さんと時代が評価をしてくれるものと判断をするところでございます。しかしながらすべての政策事業が理想とするまちづくりの実現に向けて一定の機能を果たし、効果を発揮しているものと自分なりに判断をいたしている次第でございます。また各施策や事業等の検証につきましては、年次ごとの予算編成時期を中心に担当する部署と事業ごとに反省評価、そして検証のもとに予算編成を行っているところでもありますし、常任委員会での意見や予算や決算審議の中での御質問御提言とさらには町民懇談会などでの御意見などを参考に、より効果的、効率的な政策そして事業の推進を図っているところでございます。今後も常に内容の精査、そして点検を行い、時代のニーズにマッチした制度となるように執行してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上申し上げまして1回目の答弁とさせていただきたいと思います。

質問 5番 池下昇

今、町長の答弁の中で、平成23年に町長に就任してから町民が住んでいて良かったというまちづくりをしたい。これは、櫛引町長だけではなくて、どこの町村の首長さんも皆同じことを考えているはずなんです。そんな中でこの8年間、いろんな事業を行ってきて、自分の中では、ある程度効果を発揮している。そういう答弁でありました。再質問とさせていただきますが、平成23年度のまずは新町の定住促進団地整備事業をはじめとしまして住宅リフォーム事業、店舗出店支援事業、公営住宅整備事業、高齢者の暖房費助成事業、子育て支援保育料補助。多数のすばらしい事業が私もあるとそういうふうに思っております。特に私がこれは凄いなというふうに思った事業は、子育て支援医療費補助。これは高校生まで無料で診療できますけど、これは北海道内でも中学生まではありますけれども、高校生までの医療補助というのはなかなか無いのかなと。それと妊婦歯科検診事業。これも28週まで1回受診できます。それと不妊治療助成事業。これ人工授精の費用でありますけれども、これらに関しては、本当に北海道でもほとんどの市町村はこれをやっていないというふうに私は自負をしております。本当にすばらしい事業だなと。もっと進んだ考えとしては、歯科検診について本来であれば、歯科衛生士さんを正職として雇用して、妊婦さんだけでなくて幼稚園児、保育園児、小中学生。そして老健、清楽園、ケアハウスと、こういったお年寄りの歯の検診にも役立てていければ、まだまだすばらしい事業になるのではないかなというふうに思います。これらの事業に対して、町民の方々もとてもありがたい事業だという声も私は多数聞いております。是非これからもこういった事業を継続していって頂きたいと思います。しかしその反面、議員として8年間やってきた中で、これはだめだなという事業がたくさんありました。再生可能エネルギー導入可能性調査事業は500万ぐらいかかっています。そのうち国からの補助金が3分1くらいあります。それからさくらの山整備事業も260万ほどかけております。どちらの事業も、基本設計費を数百万もかけていながら、途中でやめてしまって全くお金を無駄にしていると。この2つの事業に関しては、当初常任委員会の中でも反対する議員が沢山おりました。じっくりと時間をかけて議論をすることもなく、設計予算を提出された事案であります。さらに庭園のまちづくり構想において、札弦・緑間の桜並木に関して、この冊子にもしっかりと桜並木が載っております。しかしこの事業は全くの絵にかいた餅で、前に進まなかった事業であります。私が申した通り、櫛引町長の8年間の中には良いところもたくさんあります。しかし悪いところもあったと。私はそういうふうに認識しておりますが、町長としては、こういった反省評価というのは、どのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

私の2期8年間の町政運営の中において、先ほど申し上げましたが、かなりの数に上る施策事業を実施してまいりました。その中すべてが100%であると私自身も思っておりません。事業効果がまだ目に見えてきていないものもありますし、徐々にしかなかったもの、薄かったもの、それ以上にあったものもその代わりにあったかなというふうに思っているところでございます。それらの関係について事業効果がより高まるように、これからも常に検証しながら評価をしていきたいというふうに思っておりますし、またどうしてもタイミング的に取れないというようなことになって来れば、新たな事業へのスクラップアンドも含めて、やっていかなければならないというふうに理解をしているところであります。その中でも3点ほど、この事業は全く前へ進まなかったかなという御指摘をいただいたところであります。16号のさくらの山についてはその時点では、まだ桜の木は小さかったというようなこともあって、時期尚早ではないかという御意見をいただいた中での保留をさせていただいたものであります。その後約10年経ってきました。そろそろまたどういう姿に持っていったらいいのかと、ただ植えっぱなしにしておくというわけではなくて、やはりそこをうまく活用する方法も考えていかなきゃならないというふうに考えている次第でもありますので、また状況を十分判断をしながら議会とも十分に相談をさせていただきたいというふうに思っている次第であります。それから再生可能エネルギーの導入の関係でありますが、この中でも調査でそれなりのお金を投下してきたということも事実でございます。太陽光発電の部分でいけば全体で17か所の計画を立てたわけでありますが、実際的にはこの役場庁舎、それから緑センター、札弦センター、さらには保健センター、町民プールということでその後導入をしたところでありますが、その導入して数年するとFITの価格が下がってきたということと、公共単価のためにどうしても割高になって、当面その償却年数の中で、減価償却ができ得なくなってきたということの現実があったわけでありまして、その中で状況を判断させていただいたということでありますが、これらの対応が変わってくると、それについてはそれなりの一定の方向性が確認されているところでありますので、計画を進めていきたいというふうに思っております。それともう1つその時点であったのは、系統ごとの電力の受入れる容量が無いんだということで、申請段階で断られたという部分もございましたので、そういう部分も含めて、今後系統は容量が増えたり、また単価の改正が起きたり、事業費がぐっと現状単価に合うように、民間単価と同じように行政が発注する場合でもできるとなれば、売電だけを目的でなくて、将来のやはり地球温暖化、二酸化炭素の抑制というような観点からも、行政がやるべき仕事というふうに1つと思っておりますので、そこら辺も含めて、まだ検討余地は十分にあるのではないかなというふうに思っているところであります。また緑の回廊作り、札弦・緑間の桜並木作りでございます。本件については道道側とまたJR釧網線との間にちょうど囲まれた区域を並木を入れたい。現状において雑木がびっしり生えている地区なもんですから、その雑木を整備しながら並木を植えていきたいということで、道道側とも相談をさせていただきましたが、現状の中では自然に生えたものはしょうがないけれども、新たに植えるとなれば維持管理の問題等もあって道路の管理上も好ましくはないというようなことで、その計画自体が頓挫をしているという状況にありますが、私は決してまだ諦めてはおりません。まだまだしつこく要請をしていきたいというふうには思っているところでありますが、その結果において、いつの年にどうできるかということには至っておりませんけれども、それらの計画に基づいて、粘り強く可能性を探っていきたいというふうに思っているところであります。今ご指摘をいただきました、3つの大きな事業関係についてはそうした経過の中で、今現在保留されているというのが実態でございますが、今申し上げました、その範疇において可能性を探っていきたいというふうに考えている次第でございます。またそれ以外の部分においても、先程言いましたようにすべてが百点満点というわけにいかないわけでありますから、常に点検見直しをしながら、より良い姿になるように進めていければというふうに考えておりますし、これらのすべての事業が絡みあって、我が町の方向性が確認されていくんだろうというふうに思っている次第でもありますので、これからもしっかりと内容を詰めて、そして軌道に乗せていきたいというふうに考えている次第であります。以上であります。

質問 5番 池下昇

今私が指摘したところに関して、町長の答弁いただいたんですが、さくらの山に関して10年経った。当時は植えて間もなくて小さかった。そういう考えだったら、そういうときに設計費をつくらないでこうやって大きくなってから作ればいいんですよ。あのさくらの山の時の設計費の中に、たしか休憩小屋でしたかそういうものを作りたいとかって発想のもとで設計費や予算組んだわけです。早い話が桜植えたから、将来桜が咲くから、そういう皆さんに来てもらって楽しんでもらえるような事業をやりたいとだったら大きくなってからでもいいんですよ。小さい時にやる必要もないんですよ。それから太陽光の話ですが、売電だけでなくという答えでしたけれども、まさに公共事業でいろいろなところにやってきました。だけど売電だけの目的でこうやってきたから、今年ああやってブラックアウトになったときに本当に蓄電されてないために使えない。そういう状況だったんですよ。保健センターと清楽園に関してはおよそ5千万ぐらいの予算で発電機導入したために大事には至らなかったんですが、やはりうちのこの本庁舎すら電源がないような状況で町民の方々も携帯の電池がないということで一杯来ましたけれども、そういったことも頭に入れて、蓄電システムをやるんだということも想定しながらやっていく。そういった事業であれば、ああいうふうに防災になった時に役立つんですよ。事業の予算は我々がやる予算よりも倍もお金かかるんですよ。公共事業だと。それで売電の単価だってそんなに高くはない。だから私実は反対しました。この事業は。こういった事業に何億もお金を使うのであれば、これを売電のあがった予算を子育て基金に使いたいということで、年間300万くらいですか、上がってはおりますけども。そうではなくて、後々の売電単価の値下がり。それからメンテナンス費用。そういうものを考えた時に、そういった無駄な投資じゃなくて、基金をうまく町で作って運用した方がいいというふうに私は思う。それから最後に町長言いました、桜並木に関しても、これはこういった冊子に載せる前に、JRにここはどうなんでしょうと聞いたら解るんですよ。答えはすぐに出るんですよ。それをあたかも、こういうふうに載せて町長、公約ではないですけどね。こうやって載せてやるということは、みんなこういうふうになるんだなと思うんですよ。それができない。そして丸8年が経った。でも私はあきらめていない。進まないですよね。JRがあそこにずっとあって、雑木が山ほどある状況で進まないと思います。ぜひそこらへんもこれからも考えていっていただきたいと。それと、この8年間につくられた建築物たくさんあります。まず公住関係で言えば、ひまわり団地だけで10棟21戸。札弦団地を入れると11棟23戸。それから札弦センター、光岳小学校体育館、パパスランドさっつる、情報交流施設きよ~る、町民プール、そして今回のケアハウス。何施設もあります。もうほとんど整備が終了したと私は考えておりますけども、これからはこういったハード事業ではなくて、もう少しソフト事業を中心に進めていった方が町民の方は喜ぶんじゃないかなというふうに私は思うんですが、町長はどのように考えておりますか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほどのさくらの山の関係、また再生可能エネルギーの導入の太陽光発電の関係。そして庭園のまちづくりの緑の回廊づくり事業のそれぞれの関係でありますが、私どもとしては16号のさくらの山についても公園化をしていきたいという形の中で進めたわけでございますが、当時もまだ桜が咲くまでには時間がかかるんではないかと、それからでもという話をいただいたものですから保留しているという状況でありますので、ご理解をいただきたいなというふうに思っております。また今回の太陽光発電の17カ所計画をしたんですが、実際的にはそこに至っていないというのも事実でありますが、その至っていないのにもそれぞれの理由があってのものでございました。それに応じていろいろ検討を加えた結果ということであります。これについても条件が解除されれば、やはりそこら辺についても考えていかなければなりません。特に防災拠点施設になるべき場所については、蓄電装置を合わせた中で設置のタイミングを図っていきたいと思っていますし、特に今回9月6日のブラックアウト。こんなことは全く想定をしていなかったわけですが、現実、起きたわけでありますから、そうなれば特に防災拠点施設については蓄電措置を含めた中での電源確保。太陽光だけでは、日中はいいですけど、夜になると効かないわけですから。そこらへんも含めてやらなければなりませんし、非常用電源をいかに確保するかという観点からやっていきたいというふうに思っております。また先ほどの緑の回廊の関係についてはJRと道道とのちょうど間になるものですから、JR敷地にはほとんどありません。道道側の敷地の中ですが、後から道道が道路の整備以外で購入した土地が実はあります。そこにやりたいということで進めていたものですから、道道の敷地の中ではないんです。それとちょうどJRでとの間にまだもう少し敷地がある。そこをお願いしたんですが、なかなか道道側が道路に影響してはという話で、前に進んでいなかったということでもありますんで、ここら辺整理をしながら可能性は探っていきたいというふうに申し上げたところでございます。先ほど説明の中でJRの方が説明が早かったものですから、ちょっとそういう誤解を招く内容になったかなというふうに思っております。それから全体を通じたまちづくりの政策や事業関係であります。御案内のように、ソフト事業についても100以上の項目を実施をさせました。これはハードからソフトへという考え方のもとにこれだけの事業入れてきたわけでございます。またハード事業についても、一定の事業をしっかりと整備をしてきたという状況にありますが、御案内のように、ある程度、町においては施設が整ってきたということも事実かなと。これからは公共施設の長寿命化に向けた取り組みを重点的に進めていかなければならないと。そんな時期に来ているのではないかなというふうに思っているところでもございます。全くハードをしないとか、ソフトをしないだとかという、そういうことではなくて、やはりバランスが良い町づくりをしていかなければならないというふうに考えておりますので、これからも必要とされるハードもソフトも十分に皆さんの御意見を聞きながら、進めていけるようにそんな考え方の中で進んでいきたいなというふうに思っております。特に小学校の旧校舎が残っている部分がございます。統合したことによって、江南、また新栄、そして緑、今度は光岳という4校があります。これからの利活用の中で、その方向性が出てくれば、そういう中で進めていくということも必要になってこようかと思いますが、やはり年数が経ってきたという部分もありますので、そういう部分の公共施設の敷地面積の縮小。こういうものもあわせながら、やって行かなければというふうに考えているところでありますので、これからの様々な事業展開においても、そういう部分も含めて検討させていただけければというふうに考えている次第でもございます。以上であります。

質問 5番 池下昇

まず先ほど町長答弁いただきましたが、蓄電に関しては、これは本当に速急に進めないと、いつまたああいった事態が起こらないともないとも限らない。来年度の骨格予算をやっている最中でありますので、ぜひこういった部分に関しても、組み入れるような方向で進めていただきたいというふうに私は思います。あと、実は先日9月産業まつりの時に清里町120周年開町75周年事業を行いました。たくさんの方の参加をいただいて、300万何名ですか、来ていただいたというふうに思います。実は5年前にやっているんですよ、この記念事業は。その時に115年開町70周年。わずか5年の足らずの間に、2回やったということは何の意味があるのかなと。記念事業はこんなにやらないんじゃないかなというふうに私は思うんですけども、町長、今後また5年おきにやるのか、さらに先10年間を置いてやるのか。その辺町長の考え方をお聞きしたいと思うんですが、いかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

前段の非常用電源の関係でありますが、これらについてはまたいつ、どういうふうにということもありますので、なるべく早い段階で、まずはこれを入れる前に設計をしなければなりませんので、設計業務から入っていく。そして近いうちに整備をかけていくという方針で進めていきたいというふうに考えているところであります。それから記念事業でありますが、今年はちょうど清里町開拓の鍬が下されて120年。そして小清水・斜里町から分村、独立して75周年という大きな節目の年でありまして、その記念事業5年前もやったじゃないかということでありますが、たまたま5年、5年でそういう想定がされているものでございまして、100年やってからしばらくちょっと間があきました、はっきり言って。それまでについては1つの区切り区切りとして、5年ごとに今までもやってきたという実例もございまして、私になったから急に始めたとかそういう話ではありません。1つのやはり5年というスパンの中で、近年のまちづくりの方向性を町民の皆様とともに共有していくという、そういう意思決定のためにも、この記念事業をやりながら、清里町の将来を考えていきたいということでありますので、ご理解をいただければというふうに思っております。

質問 5番 池下昇

5年前にやったじゃないかというふうに指摘したのは、この記念式典1回やるだけで350万かかるんですよ、であるならば10年おきでもいいんじゃないのかなというふうに私は思うんですよ。今回の一般質問は2期8年間の検証ということでやらしていただいておりますので、さらにお伺いしたいと思いますが、平成28年の9月、今から2年前。一般質問を行いまして、災害対策ということに関して一般質問をさせていただきました。その中において、緑ダムの決壊について私が1度シミュレーションを行った方が町民の方が安心するのではないかというふうに発言した際、町長は基本的には決壊するとは考えていない。しかし仮に決壊したときのためにもう一度考え、シミュレーションを1度させていただきたいとこう答えている。しかし、今年の9月の決算委員会の中で、私は総括質問行いましたけれども、その中の答弁では災害の形態が変わってきているので、斜里川の洪水のシミュレーションを先にやっていきたいというふうに答弁しております。今年の仕事にも入っておりますけれども防災計画概要版というのを作成しまして、町民1戸1戸に、この概要版をすべて配っております。この概要版を配るということは皆さんに防災意識をしっかりと高めてくださいよと言う趣旨のものだと思います。しかし町民がいくら防災意識を高くしても実際にダムが決壊したときに、シミュレーションができていないとどうやって動いていいかわからないです。東京近郊で南海トラフの心配がされております。横浜市なんかも海に面しておりますから、私たちの町とは違いますけども、当然シミュレーションをして、海の水がどういうふうに流れてビルの何階まで行くとかっていう、そういうシミュレーションが出来ているんです。東京都もそうなんですよ。町長、あの緑のダムが土盛り式なので決壊しないというふうにおっしゃっておりますけれども、あの2年前にシミュレーションをするといって、今何もしていない。あの答弁は私に対して言ったのではなくて、私たち議員の後ろにいる町民に対して言ったんですよ。それが2年経った今もすべて何も進んでいない。シミュレーションも出来ていない。あのときの答弁。その場しのぎの虚偽答弁だったというふうに私は解釈しますけども、そうでよろしいでしょうか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

只今の御質問でございますが、斜里川の洪水に関わるハザードマップについては斜里川水系の協議会の中で一定の方向が示されましたので、それに基づいて明年以降に作成をする段取りに入ってきたということでご理解をいただきたいと思います。それとダムの関係については、前から申し上げましたように基本的には決壊をするという考え方はありません。それと開発の方にも確認の結果、基本的にはロックフィルダムについて、決壊の実例がないということをお聞きいたしております。ただその後に、ダム堤体に関わる防災、災害での基準が変わってきておりまして、現在その再調査を緑ダムで行っているということでありまして、今年と昨年と今年度の2カ年でその調査が終わりますんで、終わった段階で、実際的にどういう堤体の共同関係があるのかとか、それが示されてくるということにあいなっているわけでございますので、そこら辺については、その資料が出た段階でまた公表をと言いますか、周知できるものについては周知していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

という事は2年前に私の一般質問のときに、このシミュレーションをすると言ったことは、じゃあ訂正ということでよろしいでしょうか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

結果的にはそのとおりかなと思います。だけど御質問をいただいた、その年度の段階で開発の方にはシミュレーションの要請はいたしました。要請はいたしましたが、こういう堤体調査が入ってくるということの中で開発の方は、こちらの国の基準に基づく堤体調査に入ったということでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

要請したけれども、無理だったというふうに理解します。今回の議会一般質問、私を入れて5名。5名って言うのは平成27年の9月以来の5名なんですが、実は今回の4名議員さんの質問項目、地域交通、人口減少問題、それと雇用の整備と。清里町だけでなくてどこの市町村も、この問題は頭を抱えているのかなというふうに私も実感しております。この問題のほかに医療それと教育。そういったところも大事ではないかな。最も重要なところではないかなというふうに私も思います。しかし、私が思うにはそういった大事な医療、教育、人口減少問題。すべてに絡んでいる根幹にあるのがやっぱり経済。経済の活性化が街にもたらすと、こういった問題って解決していけるんですよ。私もこの8年の間に、街中ににぎわいをという観点から町長に対して地域振興対策という項目で今まで何度も一般質問行ってきました。今般、緑町の活性化ということでプロジェクトも立ち上げました。また、まちなかの活性化ということで、商工振興計画がスタートいたしました。しかし、この2つの計画というのは簡単なものではありません。何年かかるかもわかりません。相当時間がかかるであろうということは推測できると思います。また立ち上げただけでなく、来年、再来年としっかりと町が後押しをしなければならないというふうに思っております。そういった中において、櫛引町長で来期も町政を担当して、うちの町を引っ張って行くんだという考えを持っていられるのかどうなのか。そこら辺をお伺いしたいと思いますが。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの町づくりに対する次期町政の考え方ということでありますが、先程もありましたように、私は平成23年にまちづくりを何とか自分の手で進めてみたいという強い思いで立起をさせていただきました。町民の皆さんのご支持をいただき、おかげさまで当選をさせていただき、スタートを切らせていただいたわけでもあります。27年には再選をさせていただき、引き続き町政を担わせていただきました。この間、東日本大震災をはじめとする災害が各所で起きました。また人口減少も続きましたし、少子高齢化も一層進んでいったというような状況にあります。そして先ほどもありました、我が町にとって大変な課題になってくるTPPやEPAの協定も既にされておりますし、また新たにTAGの協定の交渉の問題まで出ております。さらにはJRの単独では維持困難な区域としての釧網線の問題。数々の諸課題が次々と発生をしてきているという状況にもあるわけでございます。私としては少しでも、総合計画に掲げた、そしてかつ私が公約に掲げた理想とするまちづくりや人と自然がともに輝き躍動するまち。これの実現に向けた各種の政策展開をしてきたところであります。ただ、御指摘がありますように政策をもってしても、そう簡単には人口の歯止めがかかったわけでもありません。少子化が止まったわけでもありませんし、高齢化も止まったわけではありません。これはもう我が町独自のことではありません。全国的な課題として、大きく惹起されている課題かというふうに思っております。ただ放置することはできないというふうに思っておりますので、できる限りの中で、そういう政策を駆使しながら、今までまちづくりを進めてきたわけでございます。少しずつではありますが、そうした施策は効果を発揮しつつあるというふうに私としては評価をしているわけでありまして、これらの事業のさらなる継続性。そして新しい課題への取り組み。こういうものをしっかりやっていかなければならない。それが私に与えられた責務ではないかなというふうに自覚をしているところでもございます。今後においても町民の皆さんの御理解、御支援を頂けるものであれば、後援会とも十分相談をさせて、結論を出していきたい。そのように考えている次第でございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

もう一度端的に聞きますが、来期も出馬するという考えでよろしいでしょうか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

私個人としてはその方向で考えておりますが、ただ先ほど申し上げましたように後援会の皆さんの御理解も必要でありますし、当然町民の皆さんの御指示、御支援が得られなければ、そういう職責には就けないというふうに理解をしているところであります。以上であります。

質問 5番 池下昇

今、町長から、来期も出たいという旨の答弁をいただきましたので改めてお聞きしますが、私先ほど本当にうちの町の経済がいかに大事かという話をさせていただきましたけれども、櫛引町長になってから、この8年の間に平成25年と平成29年に2回の地域振興券を配付しております。どちらも1万円であります。この地域振興券に関して、本当に1年前のことでありますけれども、議員も賛成、反対同数ということで、最終的に結果的には議長採決で賛成多数ということで決まりました。緊急経済対策ということであっても、実はもう少し時間をかけて議論する場があった方が良かったのかなというふうに私は思っておりまして、町長は昨年おっしゃっていた言葉で、街中が不景気で冷え込んでいる今だからこそ必要と言って、全町民に配布をしました。しかし現在のこの状況、清里町だけでなく、よその町もみんなそうだと思いますが、原油の高騰により、様々なものが値上がりをしているというのは現実であります。去年よりも厳しい状態でないかなというふうに私は思っていますが、今後町の活性化の取り組みについて、こういった地域振興券に頼ったにぎわいではなくて、もっと常日ごろから街中に賑わいをもたらすための施策というもの。そういったビジョンを町長はどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

時代時代における的確な事業の実施という中で、さまざまな事業を実施してきたところでございまして、このつなぎ経済対策、また地域振興券の対策。さまざまな対策を実施させていただいたところでございます。御指摘のように、町中の経常的な賑わい作り、それも重要ではないか。その通りだというふうに思っている次第でございます。これも単純に一過性の事業に終わってしまうという恐れもありますので十分に商工業界等とも相談をしながら、また商工振興計画の中に、どういうふうに現していくのか、そこらへんも踏まえて今後検討させて頂きたいというふうに考えております。以上です。

質問 5番 池下昇

今日朝から一般質問、私もずっと自分の番が来るまで聞いておりましたけれども、町長の回答がなぜか検討しますが非常に多いんですよ。そうではなくて、やはり次回も首長として出ようという気持ちがあるのでしたら、もう少し具体的な答弁をいただきたいというふうに私は思う。やはり経済が安定して活性化した町になってくると自然と雇用も生まれてくるというふうに私は思います。雇用が生まれれば若い世代の方が、清里町に定住し、安定したら子供も増えていきます。子供が増えていったら、今回の学校みたいに閉校しなくていいんですよ。すべて経済、それが中心にあるのかなというふうには、私は思っております。人口減少問題も今日出ましたけれども、歯止めをかけていく。増やすというのは大変なんですよ。もう増えないんですよ。どうやって歯止めをかけていくか、町長の答弁の中で今日は聞いておりますと、この人口減少問題も緩やかになってきていると。確かにそうですよ。最近は本当に3人、5人と出ていって増えて。そういった状況。今現在、たしか11月末でしたか。人口が4千114人でしたか。その前の月の末では、たしか4千107人だったはずなんです。こういうふうに本当に動いても微妙なんですよ。しかし、今日5人の一般質問の中で、今振り返えると皆さんの質問の項目が、町にとってすべて連動性がある質問ばかりなんです。これを踏まえた上で町長は今後3年かかるか4年かかるか解りませんけれども、どういった自分の中の青写真が出来ているのか。その辺ちょっとお伺いしたいと思いますが。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほどの御質問の中で町長の答弁は検討しますばかりだということですが、検討の結果100項目に及ぶ政策事業を実施してきたわけであります。何もしなかったから、検討しますでは、何言っているんだということかもしれん。ソフト事業だけで100項目を超えています。さらにハード事業も相当数実施をしてきたと自負するところでございます。ですから検討し、実施をしてきたということで御理解をいただければというふうに思っているところでございます。また今後の人口減少に対する町長としての考え方はということでありますが、これについても先ほど議員さんの一般質問の中で答えさせていただきました。具体的な青写真についてはこれからもしっかりと全体計画の中で自分の考えなりを打ち出していきたいというふうに考えているところでありますが、1つの施策を持って人口減少が止まるというふうに、そんな簡単には私は考えておりません。やはりいろいろな事業政策の組み合わせの中からそういう方向性を求めるものだというふうに理解をいたしておりますので、今後ともいろんな方々の御意見を聞く中で、そうした施策の統合性を図っていきたいというふうに思っているところでもありますし、当然これから進めていく総合計画の中に、大きな課題としての1つをやはり期していかなければならんというふうに理解しているところでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

はい。残り時間ももう3分少々ですので、最後の質問とさせて頂きます。町長が言われたとおり、私にもこうやって新規事業の資料が全部あります。いや本当に素晴らしい事業が一杯ありますよ。町長言うように検討してきた中でこういった事業が生まれたんだと。本当にその通りだと思いますよ。だからこそ私は、もっとうちの町をよくするため町民が住んでいて良かったというまちづくりをするためにどういう知恵を絞っていくのか。そしてまちなかの活性化をどのように変えていこうとするのか。簡単なことではありません。わかります、私も。本当に最後の質問になりますけれども、現在交流人口も、最近は上昇気流にあります。これは神の子池、さくらの滝のマスコミによる取り上げられ方が最近とみに多くなってきているせいかなというふうに私は理解をしております。裏摩周から始まって、神の子池、さくらの滝、パパスランドさっつる。それで本町に入ってきて、きよ~る。こういった交流人口を増やすための動線を、今後どのように生かして、そしてまちの活性化に繋げていくのか。この辺が大事かなというふうに私は思っております。1次産業の農業。これが幾ら充実しても、やはり商工業に活気がなければ町としては過疎化になっていくのは目に見えています。今後清里町に大きな企業が来る話もありません。しかし、どのような活気あるまちづくりをしていくのか。先ほど町長が来期も頑張る、出たいという話を聞きましたので、今後の町長の考えとそれから職員の奇抜なアイデア。こういったものを取り入れながら、町全体の政策をよりよいものにしていって頂きたい。そういう私は思いを込めて、今回の一般質問をさせていただきましたので、ちょうど時間となりましたので、この質問で終わらせていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

これからのまちづくり、そう簡単にはいかないというふうに理解をしております。さまざまな課題が山積する中でありますので、多くの皆さん方の御意見を聞きながら、そして私は私なりの考え方をまとめて、そしてしっかりとした方針を打ち出していきたいというふうに考えております。いずれにしても清里町に住んでいる方々が本当にこの町に住んでいて良かったとその実感できるような、そういうまちづくりを進めていきたいと思っておりますし、第5次総合計画で、理想の姿が打ち出されております。その姿に向かった町づくりということを一つずつクリアをしていきたいというふうに思っております。そしてやはり住んでいる皆さんが、自信と誇りを持ってこの町に住めるそんな町になっていかなければというふうに思っておりますので、私としてもそういうような方向性を確認させていただきながら進めていければというふうに思っている次第でもございますので、いろんな面でこれから御支援と御協力をいただければという思いでございます。以上であります。

出典:清里町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月13日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる