みんなの議会

清里町議会 令和3年第9回定例会 2021年12月10日

職員の自死事案について

2021年12月10日、清里町議会の一般質問で、池下昇議員が「職員の自死事案について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
池下昇 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 池下昇

それでは、先に通告をいたしておりました職員の自死事案について、原因と今後の職場環境対策について、また町民に対する説明責任と町長自身の責任のとり方について、この 2 項目について櫛引町長に質問をいたしますが、答弁に当たっては、簡潔的にお答えいただきたいというふうに思います。また、この問題は現在議会としても特別委員会を立ち上げ、調査・検証を行い、先ほど議会として中間報告、説明報告をいたしました。また、今後は町民に対してもしっかりと説明の場をつくっていきたいというふうに考えておりますが、本日は私が一議員としてこの問題を質問させていただきます。本年 2 月 26 日に職員が本役場庁舎内で亡くなるという大変痛ましい事件が発生いたしました。このことにより役場は原因を究明するため、第三者である弁護士に調査を依頼。その結果、6月末に調査報告書が提出されました。法律事務所の見解では、所属課長が故人に対して常態的にパワハラが行われていたと認められる。この行為は職務上の違法行為に当たると同時に安全配慮義務違反に該当する。また、遺族に対しても、国家賠償法により損害賠償責任を構成するものであるとの調査結果でありました。これにより町は本年 8 月 23 日、課長に対して6ヶ月間の停職という重い懲戒処分を下し、その1週間後の 8 月 30 日、臨時議会において自身の減給条例案が提出されましたが、議会はこれを否決いたしました。こういった一連の流れの中で進んできましたが職員が亡くなってからもうすぐ 10 ヶ月。また、調査報告書が来てからもうすぐ半年が経とうとしていますが、櫛引町長はこうなった原因と今後の職場環境対策、そして町民に対する説明責任と自身の責任のとり方を現段階でどのように考えていられるのか。このことを申し上げて1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいま池下議員よりいただきました職員の自死事案についての御質問にお答えを申し上げたいと思います。まず、1 点目の原因と今後の職場環境対策についてであります。この事案に対する原因につきましては、議員御質問のとおり直接の原因については、当該上司の強い言動による常態的なパワーハラスメント、個人の能力に見合った業務内容・業務量・業務体制ではなかったことによる大きな心理的負担、精神的抑制力の阻害による原因、結果によると思っておりますし、結論としてはパワハラを含む苛酷な労働環境に起因した精神疾患が原因として起きたものとの報告をいただいているところであり、私もまさにそのとおりではないかというふうに思っている次第であります。本事案に係る要因については一概に特定できるものではありませんが、先ほどの特別委員会からの報告のとおり、内容はまさにそうした状況の中で起きたというふうに判断をいたしている次第であります。こうした事態を招いたこと、深く反省をし、二度とこうしたことが起きない、起こさないためにも、今一度、職場環境の改善に全力で取り組んでいかなければならないものと考えている次第であります。次に職場環境対策についてであります。現在、明るくて風通しのいい安全安心な職場づくりに向けて、種々の協議、行動を職員共々、共通の認識の中で進めているところであります。例を挙げますと、ストレスチェックを全ての職員に対して行っておりますし、またあわせて通常業務時における業務の内容、事業量、さらには人間関係などの現状についても課長会議や安全衛生委員会で周知、報告するとともに、高ストレス者におきましては臨床心理士によるカウンセリングへと繋いでおりまして、医療的ケアや相談窓口の周知、見守り等に繋げている次第であります。また、適正な人員配置、役場機構や事務分掌の見直し、健康管理を意識した福利厚生面に至るまで若手職員から管理職で構成をいたしております事務改善委員会において、現在短期間で改善できるもの、さらには中長期的展望に立って改善を目指していかなければならないもの、そういうものについて継続協議中でございまして、より良い職場環境づくりに向けての話合いが現在も続けられているところであります。なお、本年度の職員研修につきましては、職員の外部講師による管理職、グループリーダーを対象としたハラスメントの研修、一般職員を対象としたメンタルヘルスの研修を実施しておりまして、それぞれの立場による知識の習得に努めていただいているところであります。さらに、このハラスメントの研修においては、私をはじめ、副町長、教育長にも参加をさせているところでもあります。次に、2 点目の町民への説明責任の件であります。本事案に対する町民皆さんへの説明につきましては、広報及びホームページなどにおいて一連の経過と対応について説明をさせていただいたところであります。広報においては、4 月号、8 月号、9 月号においてそれぞれの経過をお知らせさせていただきました。また、町民の代表機関としての町議会に対しましても、定例議会、臨時議会での町長一般行政報告をはじめ、これまでも議員協議会、総務文教常任委員会、そして本件事案を検証することを目的に設置がされております特別委員会におきまして、随時説明報告を行ってきているところであります。議会への説明、報告とあわせて町広報紙などを通じ、町民の皆さんへの説明責任を果たしてきているものと自身で判断をしているところであります。引き続き、町広報やホームページ、また地域での行政懇談会などの機会を通じながら、本件事案の経過や推移を丁寧に説明していく所存でございますので御理解をいただきたいと思います。次に、町長自身の責任のとり方についてであります。こうした事案が発生したことは誠に残念であり、痛恨の極みであります。亡くなった職員には何と言っていいかわかりません。本当に申し訳ない思いでおります。この事件につきましては、職員間で起きた事実でありますが、職場の責任者としてその責任の重さを痛切に感じている次第であります。この上は、明るく風通しのいい安全安心な職場環境づくりに努め、町民の皆さんに頼られる町役場としての信頼を回復するために全力で取り組んでまいる所存であります。また、私自身の責任の処し方でありますが、今後、特別委員会での報告を待ち、身を処してまいる考えでございます。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 5番 池下昇

ただいま町長から原因、それから今後の職場環境、説明責任、責任のとり方ということで答弁をいただきました。まず、原因についてお伺いしますが課長から職員に対して常態的なパワハラ、机を強く叩いて威圧したり、また、席の横に 1 時間も 2 時間も立たせて、職員が涙を流しているにもかかわらず叱責を繰り返していた。こういった労働環境、こういった中では自死職員はまともな状態ではいられなかったというふうに思います。時間外勤務の状況、また、彼のパソコンのログインの最終時間との真に整合性がとれない状況を見ますと、精神的に正常な状態ではなかったのではないかと思われます。また、なぜこういうふうな常態的なパワハラを生んでしまったのか。これは先ほど特別委員会の中間報告でもありましたように、彼の職場環境、主査がおらず主事ばかりが、それも若い主事ばかりがいるという状況のなかで、彼本人も自分の仕事の他に様々な仕事が多く増えてきた状況のなかで、彼としても多少のミスをおかし今までも頑張ってこられたんだろうと思います。でも、人間ですから間違いもありますし、いろんな状況で対処できないそういう状態もあったかと思います。それでパワハラを含む、そういった課長からの強い叱責、こういうことが起こったんだろうなというふうに思います。また、多くの職員が令和 2 年 4 月以降、産業建設課の体制自体に疑問を抱いていた。そして、一部の職員から副町長に対しても報告がなされていたにもかかわらずこの事件が起きた。当然、課長が原因である一端に違いはありませんが、本当にそれだけでしょうか。私はそうは思わないんですよ。これに対して町長、どういうふうに考えておられるのかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御質問でございます。議員からの御質問にありましたように、その原因とされる状況については説明のとおりであったなというふうに思っているところでありまして、やはり職場環境と本人の職務能力といいますか、それとが一致していなかった部分で相当苦労されていたのかなというふうに思います。その一つの要因としては、本人の能力のこともありますけれども、やはり職場における中核となる主査がうまく配置出来なかったというものも大きなその要因になっているのかなと、そのように思っている次第であります。いずれにしろ、全体の職場としての職員間の連携、それが我々のところにスムーズにつながってきてなかったという環境にあった。そのことが大きな要因でありまして、今回の特別委員会での報告にあるような、やはりそういう実情が今回の事態を招いたものというふうに判断いたしておりまして、これという一つひとつではなくて、トータル的な環境の中でこういう事案が発生をしたというふうに反省をいたしている次第であります。

質問 5番 池下昇

町長、今トータル的なという言葉を使って説明されてますが、町長、このパワハラを行った課長はつい最近こうなったわけじゃないですよ。もう 10 年近くも前からこういう状態が続いていた。そしてこの標的になった職員は 10 名もいるんですよ。そしてこれが原因で役場を退職した、そういった職員も 2 名おります。きっと役場へ入ってきて、公務員試験を受けて入ってきた職員、希望を抱いて入ってきたと思います。しかし、こういった状況の中で仕事をしなければならない。苦痛だったと思いますよ。そして、亡くなった職員は何ヶ月も前から副町長にも相談していた。そして、助けを求めていた。最後に副町長に対してもう退職したいとまで言っていた。こういう状況で状態でありながら、そして副町長から町長に報告をされていたにもかかわらず、町長自ら全く課長に対して指導しないで放置していた。私はここが一番この問題のネックになるところかなというふうに思っているんです。というのは、副町長が何回指導しても変わらないのであれば、町長自らがやはり動かなければならない。ここをしっかりと対処していたら、私はこの事件起きなかったんじゃないかっていうふうに思っています。町長自身はこういうことが大きな原因だというふうには捉えていないですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御指摘でございますが、相談を受けた副町長が当該上司に対して、そうした強い指導についての注意を申し上げたということでありまして、それも 1 回でなく 3 回程度行っているというふうに聞いております。私はそういう中で一定の副町長からの指導が行われた内容について聞いておりますので、十分な対応がその中でされてきてるんだろうなという思いでいたわけであります。それが全然、私のところで伝わってこなかったということについては本当にその職場としての機能を有しなかったんじゃないかと何度指摘されても、申し開きできるものではないというふうに思っておりますが、やはり副町長としての職責上、しっかりと注意をしてきたことも事実でありました。結果はそこに至らなかったことも事実ですから、ただ全てがそういうなかで放置されたわけではないということを御理解いただきたいというふうに思います。

質問 5番 池下昇

副町長が 2 回も 3 回も課長に対して指導していた。町長わかってますよね。そして、1 回ならず、2回指導しても3回しても全然変わらないと。普通この段階ででもやっぱり何とかしようというふうに思うんじゃないですか。町長は役場入ってもう 50 年ですよね。特別職やって 20 年ですよ。職員の人柄、性格、色んなことわかっていると思います。当然、副町長のことだってわかっているはずです。この副町長が2回も3回も指導しても課長は変わらない。全く私にしたら理解出来ません。放置していたとしか思えないんですよ。まさか町長自身もこの職員がこの庁舎地下で自らが命を絶つなんてそんなことは微塵も考えていなかったと思う。私もそう思います。でも、対処できる時間はあったんですよ。昨年の秋ぐらいから何回も相談、そして他の職員からも報告があり、あれはやり過ぎだ、そういう状況をほっといていいのか。職員から色々と報告があったにもかかわらず、それを対処出来ずにいた。副町長が駄目だったら、町長しかいないじゃないですか、指導する人。なぜ出来なかったのか、もう一度お伺いします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御質問であります。副町長に職員のほうから上司の強い叱責の実在、これについて報告があり、そして副町長のほうから上司に対して再三にわたって注意をしたということで、その注意については一定の効果があり、私としては収まっているというふうに理解をいたしておりました。今年の秋に故人から副町長のところに相談に来たときには、パワハラの話ではなくて、自分の仕事が進まないと。それでみんなに迷惑をかけているということのなかで、もうこれ以上仕事の継続が難しいんでという話があったわけで、パワハラでこういう強い叱責を受けて引き続き云々だという話については、直接は副町長のところまでも届いていなかったことも事実であります。結果としては、故人は亡くなられたわけでありまして、結論としてはそうしたことが一切改善されなかったから結果としてはこうなったんだろうと。まさにそのとおりでありますけれども経過としてはそういうような流れであるということも一文御理解をいただきたいというふうに思います。以上であります。

質問 5番 池下昇

町長、副町長のところに相談来たときはパワハラのことではなくて仕事上のことでというふうにおっしゃってましたが、ただ他の職員から報告上がったときは、仕事上のことではなくてパワハラのことでと報告が上がっていたというふうに思いますよ。だって、しょっちゅう課長の横に1 時間も 2 時間も立たせて、職員が涙を流してトイレに駆け込んだとかって、こういう実態があるんですよ。それを他の職員が報告するのに、仕事上のことでっていうふうな報告しますか。私はしないと思います。間違いなくあれはやり過ぎだと、完全に指導という域を超えているという報告があったというふうに認識しております。このことばかりやっても時間がありませんので次に進みますが。次に町長、職場環境についてお伺いしますが、町長はよく明るく風通しのよい職場環境、そういったものをつくる。先ほど町長、広報に 3 回載っているというふうな、4 月号、8 月号、9 月号というふうに言ってましたが、私の調べでは 4 月号と 8 月号、4 月号は役場職員が亡くなったという報告だけ。8 月号はこの報告と弁護士からの調査報告書を載せております。この中にも町長は、明るく風通しのよい職場環境というふうに謳ってはいるんですが。町長に直接お伺いしますが、この風通しのよい職場環境というのは具体的にどういうことを言ってるのか。具体的に説明していただきたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

御質問の明るく風通しのいい職場づくりということで表現をしておりますが、具体的なということになればやはり自由に物が言える、遠慮のできない、そして互いに意思が通じることのできる、そうした闊達な職場ということをトータルではそういうふうに考えているところであります。それぞれの一人一人の職員間の繋がり、グループ間の繋がり、また課としての繋がり、それと全体の職場としての繋がり、そこに自由に物が言えてお互いの意思が疎通できる、そうした環境づくりを目指していきたいということであります。

質問 5番 池下昇

あまりちょっと具体的にはわかりませんけども、私は。今、町長はそういうふうに説明しましたけども、彼が亡くなってからもう 10 ヶ月経ちますよ。それで、その調査報告書が来てからおおよそもう半年近くなります。今言ってるような職場環境対策に関して、何の対策案という形では出されていないんですよ。具体的に。こうやって聞いたら、今そうやって説明してくれましたけども、しっかりとしたこういった対策で今後のまちづくり、職場環境づくりをやっていきたいという何ものも出ていないんですよ。これは一体なぜなんですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

本件の事案に係る再発防止に向けた町の取り組みの考えでありますが、こうした事態、本当に重く受け止めております。職場、職員全員でやはり再発防止に向けた取り組みをより具体的に進めていかなければならん、まさにそのとおりでありまして、そういう再発防止に向けた行動指針についても、今検討に入らせていただいております。結果として、特別委員会の報告が出来上がるそれに合わせながら、その報告の内容をしっかりと受け止め、改善策につきましても明示をしながら今後進めていきたいというふうに考えている次第であります。

質問 5番 池下昇

町長、今いろいろと検討してる最中だと。特別委員会の終了後、発表したいという答弁なんですけども、本来違いませんか。本来は、職員が亡くなって町が率先して今後の職場環境、町がすぐやらなければならないことでしょう。これが 10 ヶ月も経った今現在、検討してるっておかしいですよ。なおかつ、特別委員会の終了後、先ほどもおっしゃってましたが自分の処理に関しても特別委員会終了後と言ってますけども、本来特別委員会がどうのこうのではなくて、自分自らがいろんな対策案、そして自分の処分。特別委員会を終わらないとどうのこうのって、じゃあ特別委員会がずっとまだまだかかったら、まだまだ発表しないんですか。どうですかこれに対して。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの件でありますが、特別委員会の状況を見ながら、特別委員会の中でも職場環境の改善策に向けての提言が行われる、それとの整合性をとっていきたいという形の中で答弁をさせていただいたわけでありまして、これについては御理解をいただきたい。また、私自身の身の処し方につきましても今回の中間報告で一定示されました。理事者の責任は非常に重いというそこの一言を持ちながら、しっかりと対応していきたいなというふうに考えている次第であります。

質問 5番 池下昇

先程からずっと答弁聞いているとあんまり前向きにやろうというふうに感じられないんですよ。私聞いていて。これは私だけかもしれませんけども。町長としてもう 3 期目半ばを過ぎて 10 年以上町長をやってるわけですから、どんな事案に対しても町長自らが率先して町をつくっていくんだという考え、こういうもとにこういうことがちゃんとできるからこそ、町長は町民に対して我が町に住んでよかった。そういった言葉を発してきたのかなと私は思うんですが、実際にこうやって事件が起きた後、なんか前向きでない。しっかりやろうとしない。そういうふうに映るんです。だから職場環境に、今後職員 80 何名もいるわけですから、こういった事件が起きてストレスチェックをやったとかハラスメント研修をやっているとか、それは確かに大事かもしれませんよ。でもやっぱりこんな 10 ヶ月経つのに何も方策案が出されない。私はおかしいと思います。これは個人の考えですけども、先ほども申しましたが町長は役場入って 50 年、特別職 20 年、僅か 80 名ぐらいの職員であれば町長は一人一人の、職員一人一人の能力、それから仕事に対する得手不得手あると思うんですよ。人間性、性格、全て、町長 50 年もいたらわかっているはずなんですよ。これらを踏まえた上で人員配置する。そして、しっかりと中間の主査職、どの部署にもしっかり置いて、そして短期間であまり動かさない。長期間、その部署においてそれぞれの部署のプロフェッショナルをつくる。そして、若い職員を育てていく。そうすれば、誰かが有休を取ろうと全然仕事に支障ないはずなんですよ。それでグループ制も、前からグループ制になってますが、これは私自身全く機能されていないというふうに認識しております。また、今回のようなパワハラ、セクハラあった場合、今までも窓口は総務課です。今後も総務課は窓口になるのかなというふうに思います。例えば相談があった場合、総務課から副町長、町長、それぞれ相談になるというふうに思うんですが、これだけだったら今までと全く変わらないんです。何ら変わらないんです。ただ、ここにこうじゃなくて、第三者委員会をつくっておいて、何かあったときに総務課から特別職に連絡をするとともに第三者委員会にも総務課からすぐ連絡を入れる。それで第三者委員会と特別職が同じタイミングでスピード感を持って対処する。それでなければ私、また同じこと起こると思うんですよ。現に私の耳にも他の部署でパワハラではありませんが、それに近いようなことが起こっているという話も聞いております。町長はこれを踏まえて、今のままの体制でいいと考えているのか。どう考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

お答えをいたしたいと思います。ご質問が多岐にわたっておりますので、かなり抜けるところもあるかなというふうに思っておりますが、まず、職場の体制づくりの関係ですが、これにつきましても再発防止に向けた行動指針、今、策定に向けた作業を進めておりますが、具体的な部分としては先ほども説明申し上げましたように、安全衛生委員会の中で精神面的な部分を含めて、健康管理を含めて取り組みを進めておりますし、また職場の事務分掌等を含めた中での適正配置の関係についても事務改善委員会がもう既に動いておりまして、新年度に向けた対応をこれから進めていくというようなことになっているわけでありますので、そういう中からやれるところからまず職場改善に向けた取り組みを進めているというような実状でありますので御理解をいただきたいというふうに思います。また、職場における適切な人員配置の関係でありますが、御案内のように役場職員のそれぞれの構成年齢、全て平準化されておりません。場合によっては一時採用がなかった約 10 年間のブランクがある年代もございます。そういうところがどうしても今のちょうど中堅どころになってきておりまして、中核職員としての主査職に発令する対象職員の数も限られておりますので、全体に本来的に配置できればいいわけですが、名前だけ配置しても何の意味もないわけでありますので、そういうところには人員の補充をかけながら、本来1人のところ 1.5 人なり、2 人なりというような形の中で補充をかけながら進めてきたというようなことであります。また、異動の期間の関係も、基本的には役場職員ですから全ての部署の仕事を覚えてもらうというようなこともあって、ある一定、3 年なり 4 年経過すると異動対象者として次の職場へというようなことも考えておりますが、なかにはやはり専門的な知識が必要な部分、そういうようなところについては、ある程度長期的なスパンのなかで職員の異動をさせてるというような実際でございまして、それは職場職場のところによってやはり取り扱いが変わってまいりますので、そういうなかである程度長期的な視点からの考え方、それからもう一つはある程度いろんな部署を知ってもらうために長い期間でなくて一定の期間の中での異動をさせるというようなことで配慮をしながら進めている次第であります。それからグループ制の関係でありますが、グループ制の導入にあたってもその以前の話をさせていただきますが、元は係制でありました。一係で他の係職員が2つも3つも職務を兼務するというのが当時のやり方でありましたが、それでは兼務職員ばかり出てしまうので、それを一つのグループにまとめて全体として係の配置を行ったということでありまして、そういうグループ制であります。グループ制の中ではとりあえずそれぞれの個々の職員においては分掌事務をお持ちになりますけれども、グループ全体がひとつの昔で言えば係と同じ感覚でありますから、忙しい職員が出ればその職員をお互いに手伝い合える。これは係が違うと手伝うという手法がありませんけれども、同じグループの中であればグループ内でそういう仕事の調整ができる。そして、課長においてはグループ内の調整。場合によっては副町長までの決裁の中でグループ間調整もできるようになっているわけですから、その融通性をしっかりと生かした中で全体の仕事量のバランスと人の配置を所管の課長の中で配慮をいただく、そういう今の制度ということでありますので、昔の係できちっと一つずつの区分けとは違うということでの融通性について、御理解をいただきたいというふうに思っております。それから、今回のこのような事態が起きたときに常設の第三者委員会をつくり、そしてそこにそれぞれの趣旨の課題を検討、検証をいただくという御提案でありますが、第三者委員会ということになればやはり課題を持ったなかでの話になりますので、やはりその都度のもしもやるとなれば設置ということで、常設の第三者委員会というのは果たしてどうなのかなという部分も含めて、これらについては勉強をしてみたいなというふうに考えている次第でございます。以上申し上げて答弁といたします。

質問 5番 池下昇

その第三者委員会については、私がそういうふうに思って、こうすれば何か問題が起きてから対処するのではなくて、常にそういった設置をしておけば対処に対するスピードは速くなるのかなっていうふうに思ったものですからそういうふうに申し上げましたけども。ただ、今町長の方からも仕事に関して、グループのなかで対応していくと話されてましたが、グループ制のなかで今現在、例えばグループ 3 人 4 人いますけども、みんなそれぞれが仕事を持っていて、1 人が仕事を全く出来ないからって、じゃあ、みんながみんなでグループになってるっていうふうに認識していますか。確かにそういうふうなつくりなんですよ。だけど機能してないじゃないですか。これ役場職員に聞いたらわかりますよ、すぐ。そこを町長が一番先にわかっていなければならないところかなというふうに私は思いますよ。これはスピード感持って、より早くこの職場環境対策に対して、議会の特別委員会どうのこうのではなくて、早急に具体案を提出していただきたいというふうに私は思います。それでは、時間もあまりありませんので次行きますが、説明責任について。先の 9 月の定例議会でも古谷議員がこのことに関して町長に一般質問を行いましたが、私もこの説明責任、本当に広報にA4、1枚ですよ。ぺろっと。それと町長よくおっしゃいますが、ホームページ見ないですよ。ホームページ見ないというより、お年寄りの方はこういった要するにITに関するようなことは苦手なんですよ。やはり、説明する場をしっかりと作ったなかで原因と今後の対策、それと様々なこと、今までのこと。これがどうしても広報だけだと報告という一方通行なんですよ。町長が述べていることを文字にして町民に配っているだけなんですよ。そうではなくてやはりトップとして、町民に対して自らの声でしっかりとこうなった原因と今後の対応について説明責任があるというふうには思うんですが。先日の自治会長会議の中でもこの説明はされたと聞いていますが、こういった自治会長会議とかそういうことも大切ではありますが、一町民に対しての説明、これを私は望んでおりますが、町長どのように考えておりますか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

御質問二つかなと思います。前段のグループ制度が機能していないんではないかということでありますが、このグループ制の導入については 17 年から導入をさせていただいて、一定の期間が過ぎた段階で職場において、職員全体に対して、このグループ制の在り方について再検討を実は入れていただいております。その結果として、やはり昔の係制よりグループ制の方が融通性がきいて職場全体としての効率性可能性が高められるということのなかで、今の形を継続すべきであるという事務改善委員会からの報告をいただいたなかで現在に至っているわけでありまして、それぞれのこのグループ制に対する認識というのは、職員の皆さんは十分に持たれた上での結論ではなかったのかなというふうに思っている次第であります。それから説明責任の話ですが説明としての責任は、私は果たしてると、あとは手法の問題だというふうに思っております。議員からも御質問のとおり、今までは広報、またはホームページとの媒体を活用させていただきながら、それらの今までの事案についての一連の経過を説明をさせていただいておりますし、また、議会のなかでもこういう本会議の機会、また一般行政報告等々、常任委員会のなかでも説明をさせていただいてますから、説明そのものはそれぞれの状況のなかで行われているというふうに私は思っておりますし、事実、説明もしてきている次第であります。ただ、方法論として紙の媒体を使うのか、こういう議会の公の場での話だけなのかということかというふうに思います。この間の自治会長会議の中でも懇談会方式に切替えておりますので、そのなかで御意見もいただいております。説明もさせていただいております。そんな機会を通じながらより今まで以上に丁寧に説明をしていきたいというふうに考える次第であります。

質問 5番 池下昇

今、この議会の場でも説明しているというふうな答弁がありましたが、この議会でこうやって傍聴に来てる方、確かに見ています。10 何名います。この職員が亡くなった案件ということに関して、私はすごく重要な案件だというふうに捉えてるんですが。町長、議会の視聴回数って大体わかりますか。通常の定例議会の視聴回数、これはだいたい 200 回前後なんです。ところが 8月 30 日の臨時議会の視聴回数、500 回超えているんです。2.5 倍なんです。これだけ、町民もそうですが、町外の方も視聴している方がいっぱいいる。ということはみんな注目してるんです。こういった案件に対して町長がどういう態度で町民に接しているのか。そして、最終的に責任はどうするのかということはみんな注目してるんです。うちの町だってこういった事案、初めての事案ですからしっかりと対処しなければならない。そこにやはり町民に対する説明というのは、町長は報告をしてると言いますけども、報告というのはちゃんと町民と向かい合って、そして町民の方が、質問があったときに町長自らが答える。これが私の説明だというふうに思うんです。だって、テレビだって何だって何かやったときにマイクいっぱいこう並べて説明しますよ。そのあと必ず質問を受けてますよ。鋭い質問もいっぱいありますよ。だから、しっかりとそういうところをトップとしてやるのが普通だというふうに私は思うんですが、いかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

町民の皆さんに対する説明の関係であります。議会のこういう関係の中で今日の傍聴の皆さん、その他にこの本議会についてはインターネットを通じて広く公開されているわけでありますから、それに対して視聴されている方もたくさんおられるというふうに思っております。全てがその事案の話のために視聴してるかどうかというのはわかりませんけれども、回数的には多くの方々にこうした公開の機会を通じてご覧をいただいているんだなというふうに思っている次第であります。そういう機会も一つの説明の中の媒体の求め方でありますから、しっかりとそういう媒体に対してもアピールができるようにしていきたいというふうに思っております。また、具体的に直接町民の皆さんに声を聞きながら、そして課題について生の声で応えていけるそんな場をということでありますが、この課題だけを捉えて云々ということよりも、全体的な行政懇談、各自治会でもお願いをしております。今まではコロナの関係で、要は人の集まりを極力制限したわけでありますから、徐々に日常的な活動が戻ってきておりますので、年明けに向けてそういう機会がどんどん増えてくるというふうに思っておりますので、そうした機会等を通じながらしっかりと説明をしていきたいというふうに考えている次第であります。

質問 5番 池下昇

それでは、ただいま議長の方から時間がということなので、質問させていただきます。最後に、町長の責任のとり方について。もう時間がありませんが。8 月 30 日臨時議会で町長、副町長の減給条例案、これ議会で否決しました。その後、何事もなかったかのように時間が経っているんです。これはまずどのように考えているのか。先ほど答弁のなかで特別委員会終了後のという話を自分の処理の場にしたいというふうなことを言ってますが、私はもう亡くなってから 10 ヶ月、亡くなった 2 月 26 日、27 日お通夜、28 日告別式、町長、副町長もいて線香あげております。ただし、町長このあと 1 回も行って線香あげてないですよね。町長、50 年役場にいて、職員といったら自分の子供みたいなもんではないですか。その職員が亡くなったんですよ、ここで。町長としての責任は大きいと思います。ある日、町長の選挙の時の支持者であるという方が私の家に訪ねてきて、この問題はどうなったんだと。私は即座に何も解決しておりませんと答えました。その町長の支持者でさえ、今回のことでしっかりと町長に責任をとってもらいたいということを私に告げて帰りました。これ私は思いますけども、この問題は町長だけの問題ではありません。清里という地域全体の名誉に関わる大問題であります。新聞紙上に、こんなに束になるほど 15 回もこうやってうちの事件が載ったんです。こういうことを考えたら、本当にこの事件は清里町としての、私は大きな恥かなというふうに感じております。行政のトップとしてきっちりと責任をとり、辞職をして町民の方々に陳謝すべきだというふうに私は思いますが。町長、最後の答弁を聞かせていただきたいというふうに思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

本事案については極めて痛ましく悲しい事件でありまして、こうした事態に至ったこと、私としても、深く力のなさを反省している次第であります。当然、今回の中間報告の中にも理事者、町長の責任は極めて大きいという、まさにそのとおりではないかなというふうに私自身も思うところであります。そうしたことから、この事件が起き、そして原因調査をし、報告があがり、一定の特別委員会が開催、設置がされた以降、8 月 30 日に臨時議会の招集をお願いいたしまして、身を処す議案の提案をさせていただきました。残念なことに否決ということでありました。その否決の中身については、それぞれ反対討論、賛成討論ありましたから、十分にそこら辺を踏まえながら、次の機会を考えている次第であります。特別委員会が設置され、それぞれ審議の経過でもありましたので、一定の結論が出されるまで状況を見ながら推移をさせていただいたというのが実情でありまして、今回、中間報告のなかで明確にその部分が出てきたわけでありますので、それを受けたなかで改めて身の処し方について提案をさせていただきたいというふうに考えている次第でもありますので、そこら辺についてはご理解をいただきたいと思っている次第であります。町民の皆さんの信頼と、そして町そのものの誇りを傷つけてしまった。この責任。本当に重く受け止めている次第であります。以上であります。

質問 5番 池下昇

終わります。

出典:清里町議会 令和3年第9回定例会 2021年12月10日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる