みんなの議会

清里町議会 平成24年第8回定例会 2012年9月12日

地域振興対策のあり方について

2012年9月12日、清里町議会の一般質問で、池下昇議員が「地域振興対策のあり方について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
池下昇 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 池下昇

先に通告いたしております、地域振興対策のあり方について、3点にわたり町長の見解をお伺いいたします。なお、質問にあたっては、できる限り簡潔に行っていきたいと考えておりますので、町長答弁にあたっても質問事項に対してのみ的確に、かつ手短に答弁いただき、一問一答の中で十分に討議できるようお願いいたします。さて、櫛引町政もスタートいたしまして早1年半が経過し、1年目の慣らし運転も過ぎまして、平成24年度は当初予算の初めから自分自身で組む本格的予算であり、公約とされた庭園のまちづくりに向け、町民並びに職員に対して積極的なリーダーシップを発揮されると期待しておりましたが、6月の定例会での前中議員の一般質問の答弁でも、平成25年度からの事業の取り組みと、そういう答弁、また、今回の9月定例会前の常任委員会に対しても、職員プロジェクトでの取り組みや、推進方策の具体的な提案もなされないなど、町長自身のイメージ先行の空回りだけが目立ち、スピード感に大きく欠けているという印象を持たざるを得ません。一方で、本年8月末の清里町の人口もいよいよ4,500人を割り込み、人口減少に歯止めがかからない。さらに商店街の状況を見ても、店舗出店等支援交付金事業等を展開しておりますが、閑散とした状況が続き、店主からは、「昨年より赤字」、また「利益が上がらない」等の声が聞こえるとともに、町長が出席している自治会との町政懇談会の場でも、「庭園のまちづくりで飯が食えるのか」、また「一方的に自分の考えや思いを話すばかりで町民の声に耳を傾ける姿勢に欠ける」など、厳しい声が出ているように私も聞いております。また、商店街ばかりでなく、指定管理者が変更となった緑清荘、使用料の減免措置に至ったレストハウス、さらには決算資料で示されている斜里岳登山客等の状況を見ても、私は当事者ではありませんので正確な情報はつかみ切れておりませんが、どう見ても利用客や入込み客が増えている状況にはなっていないと受け止めております。また、定住団地の販売についても、14戸のうち7区画が売れたと言いながら、実際は町外者は1人もいないという状況になっております。こうした状況を、町長はどのように受け止め、評価しながら、庭園のまちづくり構想を進めようとしているのか。まず、第1点でもあります、地域活性化の基本的方向について、庭園のまちづくりが直接的に清里町の今置かれている現況や課題に対する施策として、緊急性や課題解決の最優先事項なのか、大きく疑問を感じているのは私だけでしょうか。庭園のまちづくり構想の具体的展開がいまだ見えない中、雇用の創出や地域活性化の具体的展開にどのように結びつけていくのか。さらに、結びつく具体的の施策があるのか。地域経済の現況認識もふまえた中、町長の見解をお伺いいたします。2点目は、第4次行財政改革大綱と財政運営についてであります。先の国会で問責決議の可決により国会が空転いたしまして、特例国債法案が棚上げとなり、地方交付税がスムーズに地方自治体に交付されるのか心配される時もありましたが、何とかこの問題は解決したようです。しかし、地域福祉や雇用、産業を支える基盤は、将来見通しに立った財政運営が非常に重要と認識しております。こうした中、清里町においては、平成24年度から26年度にわたる3カ年計画の第4次行財政改革大綱が作成され、実行に積極的に取り組まれると認識しているところですが、残念ながらその基盤をなす財政運営については、少し物足りなさを感じているところでございます。当然、今回の大綱は、第1次自立計画や第2次自立計画を受け継ぐ位置づけも兼ねていたと理解しておりますが、1次・2次自立計画においては、この自立計画の終盤のほうにどちらも載っておりますが、長期財政計画のシミュレーションが載っております。行革の項目とともに中期財政計画が歳入・歳出とも具体的に示されておりますが、しかしなぜ、今回の大綱の策定にあたっては、財政運営計画の基本中の基本であります中期財政計画が策定されていないのか、必要性の認識がなかったのか、それとも作成はしたけども計画に織り込まず、公表をしなかったのか。経過も含めて中期財政計画を樹立していない理由について、ご答弁をお願いいたします。また、先の常任委員会で、今年度の地方交付税の算定額が26億円強と報告を受けておりますが、当初予算と比較しまして5億円以上の差が生じている実態にあります。選挙のある年の骨格予算の編成でもない年度の当初予算である今年度の交付税予算額が、保留財源を考慮したとしても5億円以上低いのは、単なる事務的な見込み違いなのか。それとも意図的に年度内に大型事業の補正を見込み、大きく財源を保留したのか。その理由を明確に説明していただきたいと思います。3点目ですが、住民協働における行政支援及び職員の役割についてお伺いします。町長が町政執行方針の中で掲げる「共生と協働で築くまちづくり」でありますが、行政支援という面で考えると、財政的な支援の他に、町職員の地域担当員制度が、前橋場町政時代から引き続きあるわけですが、本当に機能していると考えておられるのか。また、今後も重要な施策として必要な制度であると、町長はじめ職員自身も認識・評価しているのか、改めてお伺いいたします。過去の予算委員会や決算委員会でも、幾度も話題になっている事項ではありますが、担当者自身は年に1、2度、担当自治会の総会やレクリェーション等に顔を出す、また、町長の対話懇談会に同席しているのが実態でありまして、自治会側からの制度に対する評価や期待が大きくあるのか。まず、町長の見解をお伺いします。併せて、すでに制度的にかなりの時間が経っておりますが、職員自身もこの制度の評価をどのように認識しているのか。これからも積極的に今後のまちづくりに活かしていくことが必要と考えているのか。町長自身の捉え方をお伺いいたします。また、言うまでもなく、まちづくりにおいては町民自身の主体的な取り組みとともに、職員が果たす役割というのが何よりも増して重要と認識しております。町長に就任以来、町長自身は若手の職員からベテランの職員にいたるまで、円卓会議等を設けるなど、積極的に対話に努めているとお聞きしておりますが、私の耳に入ってくる限りではあれもこれもと範囲が広い話ばかりで、一方では現在の仕事をこなすのに精一杯で、新たな事業や企画に取り組む余裕がないなど、職員全体に覇気が欠け、疲れているようにも見えます。言い方を変えれば、あまり余計なことはしたくないというような雰囲気を感じるところがありますが、町長自身は現状の職員の職務に対する姿勢を、どのように捉えておられるのか、この機会にお伺いしたいと思います。私自身といたしましては、職員のやる気に大いに期待するものであり、そうした環境づくりが今、必要とされているのではないかと。現状のままで十分と、町長自身は認識されているのかを、併せてお伺いしたいと思います。以上、この3点について、答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただ今ご質問をいただきました、地域振興対策のあり方についての3点につきまして、お答えを申し上げます。1点目の、地域活性化対策の基本的方向性についてであります。ご案内のように、本町を取り巻く社会経済環境は非常に厳しいものがございます。そうした中、本町におきましては、第5次清里町総合計画を基本に、まちづくりの基盤整備や地域経済の活性化、さらには、健康づくり、子育て支援、人づくり、そして、町民参加と協働・共生・共創のまちづくりの重点事業として取り組んでいるところであります、花と緑と交流のまちづくり事業など、すべての分野におきまして、地域の活性化に向けた各種の振興施策を進めているところでございます。具体的な分野ごとの活性化施策につきましては、「清里町のことしの仕事」の中で説明されておりますので、省略をさせていただきたいと思いますが、第5次総合計画に清里町の将来像として掲げております「人と自然がともに輝き躍動するまち」を実現するため、花と緑に包まれた豊かな自然環境や、美しい景観を、町民共有の財産として保全するとともに、ゆとりと潤いのある快適な生活環境を整備し、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進すると、このように方向性が示されているところでございます。つきましては、第5次総合計画で掲げました、各分野における基本目標と実施計画の推進はもとより、清里町の将来像をより具体的に表現し、実践する計画として策定推進を進めております、「庭園のまちづくり構想」の推進と合わせながら、庭園のように花と緑と景観にあふれた美しい親しみのある、そして、潤いのあるふるさと清里町の創造をめざしてまいりたいと考えているところでございます。ご指摘のありましたように、花緑を見て腹が一杯になるのかと、端的な質問でありますが、決して私はそれのみを推進すると言っているわけではありません。第5次総合計画の主旨に基づき、それぞれの施策を展開しているということでございまして、決して短絡的なことでその部分だけの推進に終わらせるという考えは毛頭ございませんので、そこら辺について、ご理解をいただきたいと考えております。具体的は施策といたしましても、平成24年に子育て、また、健康づくり、それらの施策を中心に、そして、商店街の活性化のための施策も新たな施策として展開をさせていただいている部分がかなり出てきていると、自分なりには考えているところでございます。次に2点目の、第4次清里町行財政改革と財政運営についてであります、第4次の行財政改革につきましては、平成24年度から26年までの3年間を計画期間として取り組むものでありまして、住民参加と協働・共生・共創のまちづくりの視点に立ち、限られた人員・時間・経費の中で、住民の期待や要望に応えるサービスを実現するため、行財政改革大綱に示された推進項目であります事務事業の見直し、公共施設の管理運営の見直し、定員管理と人材の育成並びに給与の適正化、地域共同の推進、行政の情報化の推進、財政運営及び財産管理の6項目にわたり、全力で取り組んでまいる所存でございます。また、財政運営につきましては、厳しい財政状況が続く中で最大限の行政サービスを提供できるように、中長期的な視点に立った計画的な財政運営に努めてまいりたいと考えております。具体的には財政健全化判断基準が先ほど報告されました。本町の財政運営はさっぱり中身が見えないというご指摘がありましたが、あの数字に出ている指標のとおりでありまして、決してわが町の財政が破綻しているとか、そういう話ではなく、平均より上の状況の中で推移をさせていただいているというのが実情でございます。またその中で、昨年の財政収支の中で、最終的に基金が5億円増えております。これは、全体といたしましては5億円ですが、うち1億数千万円につきましては、農協との契約の中で進めておりました、農業振興資金の原資を返還いただいて、従来の手法から利子補給制度に切り替えたことによるその原資も大きく入ってきておりますので、実質的には3億円強と、その程度であろうかと思います。これには先ほどもありましたように、今後における大型事業、目先に迫っているそれぞれの事業がございます。そうした中で適切な運営管理と財政の健全化をめざした中での一時的な積み上げをしたものでございますので、ご理解を賜りたいと思います。また、具体的な第4次行財政改革大綱に基づく事務事業の見直し、コストの削減等の財政基盤の強化に努めてまいりますし、事業の選択と集中を推進しながら、健全財政の堅持に今後とも取り組んでいく所存でございます。また、中期的財政計画の中で、中期的な大綱の中にその財政計画が示されていないというご指摘でございますが、この大綱というのは、基本的な理念を申し上げていく6項目について、何に取り組んでいくかを決めていく部分でありますので、その大綱の中には当然、記載されてまいります。実質的な実施計画と、そういう流れの中で健全財政に向けた対応での取り組みということで、ご理解をいただきたいと思います。次に3点目の、住民協働における行政支援及び職員の役割についてであります。住民協働によるまちづくりにつきましては、平成17年に策定され、すでに計画が終わっております清里町自立計画、さらには平成21年に策定され、本件についても終了いたしております第2期清里町自立計画による、自助・共助・公助の補完性の理念を基本としながら、住民と行政がともに責任と役割を担うパートナーシップによるまちづくりを推進してきたところでございます。また、第5次総合計画では地域主権型社会の構築に向けた、協働・共生・共創を基調とした自立のまちづくりを推進することとされているところでございます。そうした中におきまして、具体的な住民協働に係る施策といたしまして、地域担当職員制度、まちづくり出前講座、まちづくり地域活動推進事業を主な事業として展開をしているところでございます。特にその中でもご指摘をいただきました地域担当職員制度につきましては、自治会を中心とする担当地域において、職員によるまちづくり情報の周知や地域行事・活動などへの参加を通じ、地域の課題や活性化に向けた取り組みをともにサポートさせていただきながら、地域の方々に顔を覚えていただくことによる効果と、職員自身の意識改革を図ることを目的に、制度をスタートさせていただいたものでございます。これらの関係についても、すでにかなりの年数が経過いたしております。制度の見直し時期に来ているのかなとも一面考えておりまして、町内的な地域ごとの課題の解決に向けた地域の自主的な取り組みに対して、改めてもう一度、検証してみる必要がある。そして、今後の制度のあり方について、調整会議などにおきましていろんな角度から検討を加えていかなければならないという思いでおりますし、また、職員が実質的にこれらの制度のかくあるべき方向性を現在検討いただいているところでありまして、そういう検討の中から次の方向性を見出していければと考えているところでございます。基本的にはせっかくできた制度でありますから、有効な活用の中で個性的で活力ある地域づくりができるというような制度として、この制度が確立をしながら進めていければと期待をいたしているところではありますが、実質的な部分を含めながら、最終的に職員全体のご意見もいただき、全体的な行政の進め方等を判断させていただき、決定させていただきたいと考えているところでございます。また、その中で、職員との円卓会議における職員の課題の件でございます。本件につきましても、昨年の7月、8月に全職員との円卓会議を実施させていただいておりますし、また、今年に入ってからも5月に懇談をさせていただいております。ざっくばらんに職場の風通しを良くしようという思い、そして、職員の仕事に対する思いなどを私にぶつけてもらい、そういう中から明日の清里町の方向性を考えていきたいということで、この会議を開催させていただいているところでございます。職員に至っては、自分の担っている仕事、それ以外の家庭的な環境や職場環境などを通じながら、いろいろな意見が出ております。それらの意見に対しましても、その場で答えられるものについてはその場で答えておりますし、またそれ以外の部分につきましても、後日それらの考え方を報告させていただいております。庁舎の中の連絡等の事務処理を行うシステムがございますので、その中でも報告をさせていただいているところでございます。そうした中から、まちづくりの新たな方向性として、取り組まなければならないとされている事業につきましても、今後の中で具体的に取り扱っていきますという報告もさせていただいておりまして、具体的に職員提案制度の再活用だとか、事務改善委員会の立ち上げ等についても今後進めていくという報告もさせていただいております。職員との具体的な課題につきまして、ざっくばらんにお互いに意見が言える、そういう立場の中から、少しでも全体のまちづくりにつながる施策が生まれてくればという思いでございまして、全員にこれらの考え方を伝え、フィードバックをしているところであります。先ほどのご指摘の中で、町長が1人で空回りをしているのではないかということであるかもしれません。いろんな課題がたくさんあります。次々と出てくる課題を的確に一つ一つ解決していくのが最も適切でありますが、多くの課題がありますので、並行して進めていかなければならないということもたくさんあります。そうした中には、どうしても時間的に遅れるような課題もたくさんありますので、今しばらく時間をいただきながらともに前向きに進めていけるようなまちづくり、そして、職場環境改善に努めていく所存でありますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

再質問 2番 池下昇

まず、地域活性化の基本的方向について、再質問させていただきます。地域の活性化を支える基本は、経済や雇用にあると認識しております。厳しい経済環境の中で、町民一体となって活性化に取り組むことが必要との認識は、町長、議会、さらには町民も等しく思いは同じではないかと認識しております。しかし、町長が公約された庭園のまちづくり構想、町長自身がいつも説明されておりますが、総合計画をもとに横断的に整理したイメージと。この言葉どおりに、今いろんな事業があるからなかなか前に進まないという話もありましたが、実際に町長になられてから1年半が経ったのです。今日においてもずっと答弁はいつも同じで、イメージばっかりなんですよ。具体的な施策や事業を通して、どういうふうに地域経済の活性化や雇用の確保、また定住、交流人口の確保に結びつけていくのかが見えてきていないと、私も思いますし、町民の方も正直な気持ちでないかと考えております。町民が求めているのはイメージではなく、具体的な経済の活性化や雇用でありまして、いつ、どのような形で町民にこれを提示し議論するのか。また、具体的な経済活性化や雇用にどう結びつけるのか、手法を示していただきたいと思いますが、これについて答弁をよろしくお願いします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただ今のご質問でございます。再答弁をさせていただきたいと思います。まちづくりの基本になるのは地域産業の振興であり、これは当然のことであります。この基盤がなければ生活の基礎がなり得ないということでありまして、これらの関係につきましては、従前と同じようにしっかりと対応をしていかなければならないと思い、そういう展開をさせていただいているところであります。そうした中においての私が掲げております、庭園のまちづくりの関係であります。これは従来から申し上げておりますように、基本的には第5次総合計画の中に網羅されている全体的な事業を、そして、そこに掲げた清里町の将来像であります「人と自然がともに輝き躍動するまち」を具現化するために、具体的な展開の方向としてわかりやすく表現をさせていただいたのが「庭園のまち 清里」であります。それに向けてそれぞれの事業を先ほども言いましたように、第5次総合計画に出ている事業を中心としながら取り組んでまいる所存でありますが、これらの具体的方向性が見えないというお話でございます。私としてはこれらの計画を含めながら、この中には重点計画として「ふるさとの森づくり」「豊かな田園づくり」「花と緑のまちづくり」「ふれあいの散歩道」と、こういう景観・環境を中心とする展開をこの事業の中でやっていきたいと考えておりますし、当然に花と緑と交流のまちづくりの事業も併せて展開する中に、第5次総合計画で関連する各分野で、地域づくり計画として、また活力づくり計画として策定されております「健康づくり総合支援対策」「次代をつくる子育て支援対策」「学び続ける学校支援対策」、そして、活力づくりの中で提案されております「まちづくり地域活動交付金事業」「地域資源活用促進支援事業」、これらを展開しながら事業の方向性を見出していきたいという計画の内容でございます。今までもこれらの関係は、それぞれの計画の中で取り扱いがされてきたいところでありますが、それを一体的な部分としてわかりやすく、端的に言えば「清里町の特産品は何ですか」と言うと、「清里は焼酎です」と言えるような、そういうイメージとして、「清里町はどういう町ですか」、「本当に環境がきれいな住みやすい庭園のまちみたいな所なんですよ」と表現できるような施策として、この計画を進めていきたいということでありまして、この中にはくどいようでありますが、総合計画の基盤をそのまま推進していくというものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。以上であります。

再質問 2番 池下昇

それでは、ここで具体的な事業を例示しまして、地域活性化の進み具合や手法について、お伺いします。町長は具体的な事業としまして、清里町と札弦パパスランドの間の道道2カ所のビューポイントパーキングと、上斜里フラワーロードから緑までコスモスや桜並木を植えるという構想を話されておりましたが、これにつきまして、土地の所有者、また農協、地域の関係者と具体的な協議や相談を進められているのか。そのテーブルとか受け皿は作られているのか。その辺いかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

庭園のまちづくりの中で、部分的な事業として展開をしていきたいと打ち出しております、清里から札弦までの花の街道、そして、その途中における景観スポットでの駐車帯の整備などの関係でありますが、今年も一部設置をしてきておりまして、ご承知かと思いますが、光岳小学校から清里に向かって、一部コスモスを入れていただいたということで、昨年の暮れに自治会の皆さんに、そういう計画で進めていきたいとお話をさせていただきました。暮れでしたので随分遅かったので、種の手配などいろいろありますし、作物のほ場としての作付計画がもうすでにできておりましたので、その中でも協力をいただいて、一部を進めてきたという部分がございます。遅い時期でしたので、「今年はできないが、来年からまた検討していこう」と、来年の取り組みについてお話をいただいている自治会等もございますので、そういう中で来年度は整備をさせていただきたいと思っております。また、駐車帯等の具体的な展開でありますが、札弦から清里にかけて、斜里岳を背景として本当に田園景観がすばらしい所でございます。ぜひ、その中に景観駐車帯をということで、道道でありますので、網走の旧土現の管理課に出向きまして、これらの計画を相談させていただいておりまして、現在1カ所については、設計を入れる段階まで入ってきております。あくまでも道道としての設計になりますので、それらが出てきますと一連の面積等が出てまいりますので、それらを持ちまして、地域とも具体的に箇所等の相談をしていきたいと考えているところであります。また、それ以外の桜並木とかについては、まず土地の使用の関係でいきますと、道道周辺となりますと、先ほど言いました網走の旧土現とお話をしなければならないとういことで、これらの関係も札弦から緑にかけての道道とJR線の間が結構な間があるものですから、それらについても道道側にお話をさせていただいているところであります。ただ、これらにつきましては、背の高くなる木は勘弁してほしいとか、いろんな話になっておりますので、これからいろんな部分で、また協議を加えていきたいと考えている次第でございます。以上、具体的な取り組みとして進めている部分についての説明をさせていただきました。

再質問 2番 池下昇

今、答弁を聞いておりまして、ちょっと思ったのですが、地域関係者と具体的な話をしているということなのですが、個人的な土地の所有者とは、やはり同じくそういう話をしているのですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほどのコスモスの関係については、自治会を通じながら、土地は当然個人になりますので、個人の方々と併せてお話をさせていただいておりまして、先ほど言いました、札弦の学校から清里に向かって大した距離ではありませんが、何百メートルかについては、それぞれ個人の方との最終的なお話の中で、今年の春から設置をして今が花ざかりであります。ぜひ、見てあげていただければと思っております。ただ、景観駐車帯の関係については、概ねの考え方で進めておりましたので、具体的な個々のところまでは話が及んでおりません。但し、自治会を通じながら、そういう駐車帯をこの地帯に設けていきたいというお話はさせていただいておりますが、具体的に個々の所有者と、この土地ということでのお話はまだ差し上げていないのが実態であります。と言いますのは、今、設計が最終入ってまいりますので、その設計に合わせてどの土地をということもありますので、そこら辺が何もない中でお願いしますというわけにもまいりませんので、それと並行して進めていきたいと考えております。

再質問 2番 池下昇

今の町長の答弁を聞いておりますと、1年半経った段階でこの状況だということをふまえたら、今の進み具合を考えると、これは何年かかるのかと。そう聞き取れます。現在まで花緑事業をずっとやってきましたが、実態は管理に苦労していると。2線道路沿線だけでなく、正直言って疲れたという町民の方もいっぱいおります。そんな中で庭園のまちづくり構想を町長が打ち出したわけですが、実際にその施策で経済・雇用に具体的に結びつけることが、本当に可能なのかと私は疑問なんですが、町長はそういうふうに思っていないから打ち出しているのでしょうけれども、再度、その辺をお伺いしたいのですが。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

これは基本的なまちづくりの方向性についての話でありますので、今、この方向性が今年言って、来年できあがって万々歳と、そういう形にはならないと私は思っております。この花と緑と交流のまちづくりを進めてきた中においても、もうすでに10年以上経過をすると。そういう時間の経過が必要だと私自身は考えております。そして、その前段には、コスモスロードも平成5年からずっと続けてきた、こういうまちづくりが一つの清里町の方向性になっているということで、これが即、経済がどうだ、雇用がどうだということではありませんが、そうしたまちづくりを進めることによって交流人口が増えたり、新たな人の入込みが出てきたりというような効果も含めながら、そして、そこに住む人方がまず何と言っても住みやすい環境、自分達が住んでいることが誇れる環境をともにつくり上げているということが、最もこれからのまちづくりには必要になってくるのではないかと。先ほども言いました、町の基盤となる産業の振興はもちろんであります。この施策と合わせながら人づくり・教育・子育てというものをトータルとして配置をしていきながら、全体の町の方向性を決めていく、進めていくのがまちづくりの方向性だと、私は理解をしている次第であります。具体的な経済効果がうんぬんということだけでないと。それよりも、人づくり・環境づくりなどの中でのトータルとしてのまちづくりで、ご理解いただきたいと思います。

再質問 2番 池下昇

それでは2点目の、地域活性化と財政の関係について、質問させていただきます。昨年に引き続き、大型の建設事業を進められておりますが、地域雇用や資材調達等において、地域に対する経済波及効果がどの程度生じているのか。一般町民的には下請けや資材調達等、町内における経済効果は、ほとんどないのではないかと懸念している向きもありますが、町長自身の認識をお伺いいたします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

平成23年、平成24年における、それぞれの事業の展開と地域経済の関係でございます。基本的には全体のまちづくりの観点から、それぞれの事業を推進させていただいているところでございます。特に、その中でも大型で目立った事業といたしましては、現在進めております、パパスの建設工事、それから一昨年に完了いたしました札弦センターの工事、そして今、立上げを進めております光岳小学校の屋内体育館の建設工事、それと、清里地区においては町民会館、また緑清荘の事業、そして公営住宅の建設、さらには4線道路・3線道路等の道路の整備事業など、こういうものが今現在、またここ数年のうちに大型事業として実施したものでございます。これに係る事業が最も大きかったわけでありますが、現実問題として、これらは地域には貢献がなかったのではないかというお話でありますが、決して私はそうは思っておりません。それぞれの手続きに基づいて、その事業が地元で請け負われたものもありますし、それ以外もありますが、現実問題としてそこで働く方々が清里に来て、清里に泊まりながら仕事をしていきますし、資材の発注・購入関係においても、可能なものについては地元で調達をしていただけるようにというお願いを含め、やってきておりますし、特に備品器具・機材関係については、原則的には地元での発注方式を町として取っておりますので、そういう部分を含めて、相当な経済効果が見込まれたのだろうと期待しております。それは、経済効果のためだけに事業をしたのではなく、まちづくりの全体事業としての必要性から、事業として展開されているものですので、そこら辺も含めながら、トータルとしてのご理解をいただければと思っております。

再質問 2番 池下昇

先ほど前段で、私は自立計画のシミュレーションを見せまして質問いたしましたが、事業というのは長期的な財政シミュレーションができて、また、そんな中5カ年の中期的な財政の問題があると思うんですよ。今回、中期的な財政計画が策定されていないということであれば、こうやって大型の建設事業が次々と実施されておりますが、起債の償還や運営管理費等の見通しを明確にした中、具体的に建設事業を行うことが必要と考えますが、何もシミュレーションがなくて、大型事業をやっていって大丈夫なのかという思いもありました。ただ、今議会の冒頭、我が町の財政はいたって健全であると聞きましたが、やはり少なくとも、総合計画の前期5カ年に見合った中期計画が必要であると。さらに、総合計画期間である10カ年に適合した長期財政計画を、早急に議会と町民に示すことが急務だと思うのですが、町長、いかがですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

財政計画の関係でありますが、基本的に先ほど申し上げた事業関係については、ほとんどが第4次総合計画の後期計画に掲載されている事業でありまして、その事業もたまたま年次計画で実施されますから、着工年度が22・23・24とかかってきている部分がございまして、それらの背景については、第2期自立計画の中で長期シミュレーションがされ、25年の計画は、策定の時期が5年なり、3年なり、かなり経っていきますから、その数字をもって議論するということにはならないかと思いますが、基本的な考えとしては、それらを飲み込んだ財政的なシミュレーションとして整理がされていたものでございますので、これらについて、ご理解をいただきたいと思います。また、今回、行財政改革大綱に示されておりますのは、24年から26年までの具体的な対応についての大綱でございまして、今年を含めて3年間の財政的なシミュレーションという形の策定については、必要ないと判断いたしております。これは、中長期にわたる計画ですから、改めてその部分でいくのであれば、その部分の計画として、第5次総合計画の中で使われてきた手法もありますので、そういう中で検討させていただければと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 2番 池下昇

もうあまり時間もないようですので、次の質問をさせていただきますが、財政運営の面から考えて大型事業として、先月臨時会で補正した再生エネルギーの利用について確認したいと思いますが、町長は議員協議会等で、公共施設への利用による経費節減を説明しておりましたが、まちが電気事業者となって直営で事業を実施し、運営するということを想定しているのですか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

再生可能エネルギーにつきましても、まずはそれらが可能なのかどうかを調べてみないと判断がつかないということから、今般、その可能性についての調査・事業について、補正でのお願いをさせていただいたわけでございます。具体的にはその報告を参考にしながら、最終的な判断をしていきたいと考えておりますが、可能性が十分にあるのであれば、全体のバランスを含めながら、直営でやれるものであれば直営でやることも含めて検討していきたいと考えております。

再質問 2番 池下昇

その話に関連してですが、最近私が聞いた話では、実は札弦町に民間の業者がメガソーラーをやるという話を聞きました。民間が我が町に来ますと、大きく状況が変わると思うんですよ。現在やっている調査に、本当に意味合いがあるのかなという気がするのですが、財政運営上、全く影響が異なることから、町の基本姿勢を確認したいと思いますが。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

札弦地区における企業による進出でありますが、太陽光を使った発電の企業が、札弦においてこれから事業を展開したいというお話を聞いております。つまりは、そういう企業が来ても採算が取れなければ、当然企業ですから、出てこないということでありますので、たぶん採算性の取れる事業内容での展開をされるのではなかろうかと思っております。そうした中で今般、清里町が実施する再生エネルギーの可能性調査については、太陽光だけではありません。太陽熱・小水力・バイオを含め、その中で検討させていただくということでございます。ただ、一つ懸念されますのは、先にその太陽光のメガソーラーが来て、そこで設置をされるとなれば、そこに係る送電線に対する考え方は変わってくるかなと思っております。と言いますのは、送電線の能力によって、設置するソーラーの能力が変わってくると聞いておりますので、送電線能力があれば大きなものも何ぼでもいいのかもしれませんが、そういうことでは少しそこの計画自体で、清里町の使われる送電線、3路線あるみたいでありますが、当然その中の1路線はこのソーラーがつながることになると思いますので、そこら辺については、十分に内容を検討しなければならないと思っております。

再質問 2番 池下昇

それでは3点目の質問でありますが、住民協働と職員の関係について、再度お伺いしたいと思います。まちづくりの中心的担い手として、役場職員への期待というのは非常に大きいものがありますが、限られた人数の中であれもこれもと抱え過ぎて、全体に町民と向き合う時間的・精神的余裕がないのが実態ではないかと。外から見て、グループ制を含めた組織や研修の見直し等を通じて、主体的に行動する職員の育成が急務と考えておりますが、町長はどのように考えておりますか。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

基本的には清里町の職員の能力は非常に高いと、私は理解をいたしております。それは、今までのそれぞれの職員の特性なのかなとも思っておりますが、さらに研修等を通じながら能力の向上に向けた対応を図ってまいりたいと思っております。ただ、全体の行政需要と職員のバランスの関係があるかなと、一面思っているところでございまして、今現在、職員は83名体制をとってございます。そして、その中に占める行政の仕事は、昔から比べても機械が、それこそコンピューターとかいろんなものが入っておりますから、その分でのルーチンワークはすごく減っていると思いますが、それ以上のいろんな仕事が出てきているというのも実態でありますから、全体枠としての流れの中で、必ずしも消化しきれていない部分もあるのかなと思っているところでありまして、そういうものをどうこれから再現しながら吸収していくかを、十分に我々としても検討しなければならない大きな課題であると思っております。そうした中で、先ほども申し上げました事務改善委員会を立ち上げ、再点検をしながら組織のあり方、事務分掌のあり方、業務委託等のそれぞれの実態としての仕事のあり方、それらについても再度検証をしながら、より良い職場環境の調整に向けて進めていきたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 2番 池下昇

今、町長の答弁で、83名体制で非常に仕事の量も多いし大変であると。そんな中で、地域担当員制度がずっとありまして、もう一度原点に戻って何をやるべきなのかをじっくりと考えていただきたいと、切に私はそう思っております。以上で、大体時間となりましたので、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

再質問 2番 池下昇

いいです。

出典:清里町議会 平成24年第8回定例会 2012年9月12日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる