上士幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月7日
(1)SDGs・脱炭素を推進するため森林や樹木等の持つ魅力を生かし、景観を大切にした美しい町づくりについて/(2)町の適宜で迅速な情報の提供と積極的な広聴活動について
2022年6月7日、上士幌町議会の一般質問で、江波戸明議員が「SDGs・脱炭素を推進するため森林や樹木等の持つ魅力を生かし、景観を大切にした美しい町づくりについて」「町の適宜で迅速な情報の提供と積極的な広聴活動について」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 江波戸明 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 江波戸明
SDGs・脱炭素を推進するため森林や樹木等の持つ魅力を生かし、景観を大切にした美しい町づくりについて。本町は、今後におけるSDGsや脱炭素の推進を課題とし、先進的に取り組み、その背景として、先には「SDGs未来都市」、「自治体SDGsモデル事業」及び「脱炭素先行地域」として選定されることにより、2030年度までにSDGsの目標の達成と脱炭素に係る先行地域としての役割を進めることとしています。このことにより、本町の課題の解消と住民の暮らしの質の向上を実現し、「持続可能な開発目標」の対応と、「脱炭素」に向かう取組を見える化すべき体制の整備を図るところです。これらの取組を推進するためには、その取組の内容の具体的内容と今後の町財政状況を見据えることが必要であります。その上において、町民がしっかりこれらの取組内容と方向性を理解しなければなりません。一方、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」のためには、本町の5,000人の自治体規模を意識し、今後を見据えた上で、我が町だからできる政策の独自性と地域特性を見出した取組が必要です。その一つとして、国立公園区域が多くを占める町として、町全体の森林等が持つCO2のゼロカーボンの機能と緑景観の維持と、その活用を見据えたまちづくりが必要です。このことから、次について質問をいたします。先に行った一般質問に対し回答された森林・樹木等の活用に係る現在の町の取組について。1、ふるさと納税を活用したナイタイ高原道路における道路並木事業の状況について。環境省が、国立公園計画に利用施設として指定した十勝三股園地を拠点としたひがし大雪山地域の特性を生かすべき対応について。2、町有林等を地域活性化の場として、その活用を検討することについて。町有林の管理を林産資源の生産部門として位置づけ、その部門に経済性を持たせることについて。黒石平旧電源開発跡地(町有地)を木育体験等の教育の場としての活用について。ウタリの森及び周辺森林帯、植物群の活用について。3、森林、並木、緑地を基本とした、町民が誇れる潤いのある景観による美しいまちづくりについて。高齢化などで、多くの方々が愛着を持って育てた庭木などの樹木が、余儀なく処分され始めています。これらを活用する対応として、町が場所の確保と管理を行い、「メモリアルの森」として整備することについて。今日の気象変動による大雨や日照り、大風の発生は、農業経営における課題の一つとなっております。近年、耕作地における耕作防風林の減少が見受けられ、春先などに強風の影響が見受けられます。今後における耕作防風林の在り方とその対応について。商店街や国道、道道、町道に見られる並木は、それぞれ潤いがある景観を形成していると思いますが、今後における商店街及び町道等の並木道の在り方について。2点目の課題であります。町の適宜で迅速な情報の提供と積極的な広聴活動について。最近、適宜な情報の提供がなされている他町村の事例を多く見る機会があります。それらの情報提供の迅速化と充実の要因は、行政や住民において、情報通信技術の環境整備が整い始めたことです。そのことにより、各自治体の担当部署等が、その自治体に関わる情報を適宜把握し、適時に情報の提供を行っているものであり、住民においては、自治体の状況や対応が非常に見やすくなっているところです。本町においても、情報通信技術を活用した先進的な機能がありますが、適時に町から町民に対する情報提供については、まだ不十分のような気がします。特に今後においては、町が政策の中核として進める「SDGs、脱炭素」には、町民の理解と協力体制により目標に向かい、進むものであり、町から都度の適時な情報提供により協働して推進されるものです。その意味で、町民と一体化して取り組むために、適宜な情報提供と積極的な広聴による相互理解が不可欠なことは当然のことです。このことについて、次により質問いたします。1、高齢者等を意識し、片仮名やローマ字による難解な表記を、より分かりやすい表記として提示することについて。2、町民との定期的な「懇談会・意見交換会」等の定着による情報提供の場と積極的な広聴活動について3、通信情報技術等を活用したフェイスブック、LINEの活用による適宜な情報提供について。4、緊急防災情報提供の未整備の完全解消と、迅速な防災情報を提供する「防災に係る独自」の情報機能の整備について。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
SDGs・脱炭素を推進するため森林や樹木等の持つ魅力を生かし、景観を大切にした美しい町づくりについて、江波戸議員のご質問にお答えいたします。1点目の森林・樹木等の活用に係る現在の町の取組についてであります。ナイタイ高原牧場道路の植樹につきましては、牧場における作業に支障を来すことの懸念や、現状、広大な牧草地が一望できるスケールが最大の魅力となっていることから、植樹によって視界を妨げる恐れがあります。観光客には、北海道を象徴する広々とした景観を楽しんでもらいたいと考えていることから、ふるさと納税の活用につきましては、検討を行っておりません。なお、樹木は、脱炭素の観点からCO2の吸収源として大きな役割を果たしており、森林の育成等に係る事業を推進するに当たっては、一般及び企業版ふるさと納税の活用は有効と考えております。次に、環境省が、国立公園計画に利用施設として指定した十勝三股園地を拠点としたひがし大雪山地域の特性を生かすべき対応についてであります。ひがし大雪山地域の特性としては、石狩連邦、ニペソツ山、西クマネシリ山等に囲まれた十勝三股地区を中心とする巨大なカルデラに広がる雄大な樹海が、他に例を見ない特色であることから、様々なところで評価されており、文化庁による日本遺産、日本森林学会の林業遺産、シーニックバイウェイ北海道推進協議会の秀逸な道、ナショナルサイクルルート等に認定されているところであります。また、本年3月の総務文教厚生常任委員会でも報告させていただいたとおり、景観の維持とさらなる観光振興への寄与を期待し、「十勝三股の大樹海」として、地域の生態系や歴史・文化の視点から、北海道遺産への登録申請中であり、現在、選定審査が行われているところであります。さらに、三国峠の松見大橋などの景観に人気が高まっている中、特に紅葉時期には、歩道がないことから車道へ観光客が出てしまうなど、安全対策が課題となっております。その対応につきましては、道路管理者である帯広開発建設部や林野庁、環境省など関係機関と連携し、安全対策を進めてまいります。2点目の町有林等を地域の活性化の場として、その活用を検討することについてであります。町有林等を活用した地域の活性化の検討に当たっては、本町の森林の持つ価値や機能を最大限に発揮することが重要であると考えております。そこで、町有林が持つ機能を大きく3つに分けてみると、「木材生産機能」、「公益的機能」、「教育的機能」で構成されるものと認識しており、それぞれの機能が相互に絡み合うことにより、森林の価値は増大するものと考えております。そのような中で、町有林の管理を林産資源の生産部門と位置づけ、単に経済性のみ、例えば、植栽から下刈り、間伐等の立木販売までに要する費用と、立木販売額から算出する「造林投資利回り」で評価してしまうと、一般的には、補助金がない場合はマイナス、補助金がある場合でも非常に厳しい数値になると言われております。一方で、造林の価値を「効用」の観点から評価した場合、経済的評価に加え、国土保全や地球温暖化防止などの公益的機能を加味することができ、特にCO2吸収源としての森林の価値は、今後ますます高まるものと考えております。また、森林環境教育や身近な森林を活用した木育活動は、SDGsの考え方や地球環境問題への関心が高まる現在において、持続可能な社会の構築に向けた取組として、国内外で重要な位置づけになっていることや、森林の持つ様々な機能を融合させることで、本町の森林の持つ価値は、計り知れないものになると確信しております。このような状況下、今後の施策の推進につきましては、第6期上士幌町総合計画に位置づけているとおり、本町の豊かな森林資源を子や孫の世代に引き継げるよう、持続可能な森林整備と利用を中核に据え、森林の持つ多面的機能や教育の場としての活用を進めてまいります。また、木育活動の実施につきましては、まずは、身近な町有林を利用した取組を検討しております。黒石平旧電源開発跡地につきましては、木育など、特化した計画は持ち合わせておりませんが、今春、映画撮影でロケ候補地として現地調査が行われるなど、関心を寄せられた地域でもあります。それに合わせて、企業支援のドローンにより、12ヘクタールを超える敷地の区画調査を実施していただきました。今後も、大切な資源の一つとして、中長期の視点で検討すべきと考えております。ウタリの森及び周辺森林帯・植物群につきましては、学校における総合的な学習の時間や散策路を活用した町民の健康づくり運動を通して、森林・樹木等の魅力や美しい景観を残すための学習機会の提供を計画しております。3点目の森林、並木、緑地を基本とした、町民が誇れる潤いのある景観による美しいまちづくりについてであります。引っ越しや建て替えなどのほか、様々な事情で愛着のある庭木を処分しなければならないのは、大変つらく寂しい気持ちになると推察されます。ご家族とともに成長し、家族の思い出がたくさん詰まった庭木ではありますが、樹木の健全な状況での植え替えや維持管理の難しさなどから、「メモリアルの森」を町が整備することについては、難しいと認識しております。1つの方法としては、里親制度のような考え方の下で、困り事に対応している「まちづくり会社」、または、町が庭木を整理したいと思っている方と受け入れてくれる方のマッチングを行い、庭木の命をつなぐ方策の検討余地はあると考えております。次に、耕地防風林の在り方についてであります。耕地防風林につきましては、農地を守る観点から、農業者が自らの畑の縁に所有しているものがほとんどであります。耕作防風林の効果は、作物を風害から守り、圃場の地温や水温を上昇させ、農作物の増収や品質向上に役立つほか、本町の美しい農村景観の形成にも寄与していると認識しております。一方で、トラクターの自動操舵技術が進歩している現在において、耕地防風林の影響でGPSの精度が低下する。あるいは、農作業機械の大型化に伴い、枝葉が障害になるなど、農作業に支障を来しているという声も聞いております。耕地防風林のメリット、デメリットは、農業者自身で判断するものでありますが、SDGsの取組を推進している本町においては、緑の景観を向上させることや生物の多様性を守る観点からも、耕地防風林の維持は重要であると認識しております。このため、単に耕地防風林の効果、必要性をアピールするだけではなく、デメリットを少しでも軽減する方策などの検討も進め、農業者の理解と協力を得ながら、本町の耕地防風林の保全に努めてまいります。次に、商店街や町道等の並木道の在り方についてであります。道路における街路樹は、景観形成のほか、自動車と歩行者を分離することによる安全性の確保、寒暖差の緩和やランドマーク機能による快適性の向上、大気・騒音からの影響の軽減など様々な機能があり、状況に応じた整備がされているところであります。これまでも、町内の複数の道路に植樹が行われているところであり、商店街につきましては、美しく潤いのある景観の形成を目指し、商店街近代化事業において、商店街の皆さんや商工会、道路管理者である北海道と連携し、植樹が行われたところであります。その植樹から約20年が経過し、枯れてしまった箇所もありましたが、令和2年には、北海道の協力の下、商工会において捕植が行われ、景観の維持が図られていると認識しております。一方、近年、樹形が大きくなり過ぎたものや根の成長により歩道上に不陸が生じてしまうなど、交通安全や維持管理上の課題もあることから、引き続き、捕植や植え替えについて関係機関と連携を図り、持続的な景観の維持に努めてまいりたいと考えております。また、町道や道道の街路樹につきましては、一定の景観形成が図られている一方で、歩行者からは散在する木の実、農業者からは、農作業の支障になることや落ち葉の問題など、あまり喜ばれていない状況もあります。このような状況下において、新たに街路樹を整備していくことについては、場所や沿線の方々の理解を得ることなど、慎重であるべきと考えております。最後になりますが、昨年12月には、上士幌町ゼロカーボンシティ宣言もさせていただき、4月には、脱炭素先行地域にも選定されたところであります。今後は、本町を起点とした「脱炭素ドミノ」を起こすべく、森林や樹木等の持つ魅力を生かしつつ、産業や暮らし、交通など、あらゆる分野で本町の強みを生かした様々な施策を有機的に結合させ、脱炭素社会の実現に向けた取組を推進してまいりたいと考えております。続いて、町の適宜で迅速な情報の提供と積極的な広聴活動についてであります。1点目の高齢者等を意識し、片仮名やローマ字による難解な表記を、より分かりやすい表記として提供することについてであります。文書、資料、印刷物などの情報発信に当たっては、分かりやすく伝えることは、発信者として留意すべきことでありますが、国際化や社会情勢の変化に伴う外国語の大量流入、我々自身がつくり出す片仮名造語の増加など、いわゆる横文字を抜きにして表記することが難しい現状にあります。町の広報紙においては、できるだけ分かりやすい表記となるよう努めておりますが、eスポーツやVR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)など、やむを得ず新しい言葉を用いる際は、言葉の意味を分かりやすくするよう、説明を併記するなど工夫をしております。また、本年3月に策定しました第6期上士幌町総合計画におきましては、片仮名やローマ字による分かりづらい単語には注釈をつけ、幅広い世代の理解が得られるよう、配慮しながら編集したところであります。今度とも、行政の情報発信においては、様々な世代の町民がいることを念頭に置き、分かりやすい表現で発信できるよう努めてまいります。2点目の町民との定期的な「懇談会・意見交換会」等の定着による情報提供の場と積極的な広聴活動についてであります。住民への周知や意見要望の把握につきましては、関係団体との間で日常的に情報交換を行うとともに、各地域においては、課題に応じた懇談会等を開催してきております。また、大型事業等につきましては、講演会や町民説明会、ワークショップのほか、パブリックコメントによる意見募集等を行い、施策の情報提供に努め、皆様の意見を政策に反映してきております。さらに、情報提供の場として、平成15年からは出前講座を実施し、今年度も各領域に76講座を用意したほか、メニュー以外の要望にも柔軟に対応しており、積極的に活用していただきたいと考えております。次に、積極的な広聴活動についてですが、常設の広聴窓口として広報紙の裏表紙で周知しているとおり、「町長との対話」並びに「教育長との対話」を実施しているほか、行政相談員による行政相談所も開設しております。今後とも行政に対する相談、広聴の窓口として、出前講座や行政相談所など、周知を図ってまいります。情報の提供や収集につきましては、デジタル化の進展やコミュニティーの変化でより多様化していることから、それらに柔軟に対応し、住民と協働するまちづくりを進めてまいります。3点目の通信情報技術等を活用したフェイスブック、LINEの活用による適宜な情報提供についてであります。近年、ツイッターやインスタグラムなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及は著しいものがあります。本町では、公式ツイッター及びフェイスブックを運用しており、特に町公式ツイッターでは登録者数が6,500人を超え、自治体としては高い発信力を持っております。そのため、バルーンフェスティバルなどのイベントや様々なお知らせの情報発信源として、積極的に活用してまいります。4点目の緊急防災情報提供の未整備の完全解消と迅速な防災情報を提供する「防災に係る独自」の情報機能の整備についてであります。インフォカナルを活用した情報提供につきましては、より多くの方々に配信情報を見てもらえるように、まずは、利用者の増加を目指した対策を実施してまいります。インフォカナルは、個人のスマホやタブレットにアプリをインストールし、設定を行うことで、配信情報を自動受信できる環境となります。しかし、これらの設定をご自身で行うことが難しい方も多くおりますので、先月、「hareta」に開設したスマホ相談窓口の利用を促進するなどして、幅広い世代の方の利用を進めてまいります。また、一例でありますが、町から毎週決まった曜日、時間に、週1回以上の定期配信を行うことで、インフォカナルの定着化を図っていくことを検討しております。次に、登録者が情報を確認しているかどうかの把握についてでありますが、機種の設定によっては、新規受信時に、アプリを起動しなくても内容が画面に自動表示されるため、集計上は「既読」とならない情報が確認されているケースもあります。また、スマホ等の機種変更などをした際に、古い登録情報にも配信されてしまうため、「未達」が増えていく状況にあります。このため、古い登録情報については、契約上の上限数を確認しながら適宜削除を実施していくこととしておりますが、まずは、総利用者数を増やしていく施策が必要と考えており、利用促進の動機づけとなる普及活動を進めてまいります。また、情報機能の整備についてでありますが、町内で局地的に発生した断水や停電などの周知や獣害情報などを配信し、様々な災害から町民を守る情報機能として大変有益であると考えております。今後も、必要な方に必要な情報が届くよう配慮するとともに、情報内容が察知しやすい文章にするなどの工夫を行いながら、的確かつ迅速な情報提供に努めてまいります。以上でございます。
質問 8番 江波戸明
2030、2050に向けた持続可能な取組目標として、先ほどSDGsなり、ゼロカーボンなり、新たな食料システムの課題など、たくさんの課題が本町にはあるのかなと思いますし、その先行として、まちづくりをしていきたいという部分で回答があったと思います。非常に、親切丁寧にたくさん回答いただきましたので、それについては全部割愛させていただきたいと思いますけれども、今年度のゼロカーボンの先行地域への取組としての計画、申請内容、非常に早急な対応の中で提案していただいたり、そして、申請を受けて選定になったのかなと思っています。特に、その中でもちょっと気になった部分については、今回、民生部門の業務、その他の取組がある程度優先されていました。また、重要な民生・家庭部門、これはまだまだ形が見えていないなというふうに思っております。今後、町民とこれらの協働を進めるために、先ほども質問にありましたように、丁寧な説明とか、地域でのいろんな町民との意見交換とか、そんなことが必要ではないかと思います。そんな意味で、この町の特性であります森林や樹木、これを生かした景観も含めて、まちづくりの機能について改めて質問をしたいと思います。まず、本町の部分で、人工的につくられた緑、高原、緑の一つは、ナイタイ高原かなと思いますし、自然については、十勝三股の大自然かなと認識しております。この段階で、ふるさと納税という部分で、あえて前に質問したんですけれども、これからふるさと納税についても、かなりいろんな多様で、本町の特色を持ったふるさとづくりの返礼品といいますか、そういう部分が必要になってくると思います。一方では、ふるさと納税してくれた方については、本町とどうつながりを持つかとか、そういう意味で、何らかのメモリアル的な部分を含めて、継続して本町のことをなかなか忘れないとか、長く記憶に残すとか、そういう物語づくりのふるさと返礼ということも、僕はこれから必要ではないかなと思います。そんな意味では、今後のふるさと納税についても、ナイタイ高原の緑化は別にしましても、並木に自分たちが参加したとか、植林に参加したとか、そういう部分は非常に大切なまちづくりと、それから納税者とのうまくしたリンクと、記憶に残って、次々と年代を超えながらでもそのつながりは残るのかなと、そういうふうに思ってこの部分について確認させていただきました。ただ、先ほどナイタイ高原牧場については1,700ヘクタール、うち当町の部分では1,200ヘクタールを草地化していますけれども、おおむね700ヘクタールについては森林であります。それで、本町で一番災害の多いのがナイタイ高原牧場です。ということは、やっぱり雨の影響、急勾配とかあります。そういう意味では、緑地をきちっと整備しながら、その一つとして並木も必要ではないかと思いますし、観光客に対して対応するとしたら、僕は今道路、計画から約20年ぐらいたちますから、そういう道路の在り方についての、支障木とかそういう部分についてしっかり対応していくと。僕は、機械とかそういう部分については、ほとんど並木については影響ないと思っていますけれども、少しでもナイタイ高原牧場の浸食防止のために植林、その一つのシンボルとして並木もあってもいいのかなと思っています。そんなことを含めて、ふるさと納税含めて、これからの在り方について、また町として十分検討していただければと思います。併せまして、国立公園のうちの町の広さ、これらについての一つ象徴的な部分は、さきに北海道遺産として登録申請しています三股盆地のカルデラ含めて、あの在り方というふうに認識していますけれども、僕は、ずっと北十勝の端の大雪山に入った中でのこの景観という部分と財産、これは非常に大事なものだと思っています。ただ、その拠点がなかなか、僕は三股にあってもいいのかなと思っています。三股は、かねて前に、環境省の集団施設地区として整備計画がありました。残念ながら、その整備計画については挫折しましたけれども、最終的には自然館という形で一つは残ったのかなと思いますけれども、まだ、あそこは、十勝三股地区の環境省の所有地については園地という形で残っていますので、ぜひこの園地計画の中に拠点づくりもあってもいいかなと。大げさなものでなくても、三股、それから大雪山の歴史、それから、特に木に係る衰退等含めて変移、こんなことがあそこの中にあってもいいのかと思っていますし、幸い、幌加の除雪センターに一部、展示場ありますけれども、今は使われていません。ああいうことも並行しながら、本町の森林のすごさといいますか、景観のすごさといいますか、十勝、併せて自然館と連携を含めて、そういう部分も整備する必要があるかというふうに認識しております。そんなことで、1点目については、ふるさと納税の関係と十勝三股の拠点づくり、これについて、町の考え方について再度確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
ふるさと納税は、本町、先駆けて取り組んできておりまして、今も一定の応援をしていただいていると。町の財源にとっても極めて大きな意味を持っていて、今日の町の活性化にも、非常に寄与していただいているということであります。様々な工夫を重ねて、返礼品なんかもさせていただいておりますけれども、ふるさと納税と森林、いわゆる上士幌町に、より関心を持ってもらうという意味での一つの提案だと、そんなふうに思います。具体的に、じゃ、どんなふうにしてやるのかという、それは決して否定するものではないと、そんなふうに思います。それを有効な形で、実効性のある形でどんな形でできるんだろうかなと、こういったところについては、より、またいろいろと様々な意見、議員がそういった提案をしていただけるということであればその背景、そういったところ、どんなところで、どんなふうにして実際動けるのかなというのは、十分意見交換でもさせていただければなと、そんなふうに思います。ただ、ナイタイのほうの森林については、お話しされたように、大雨になったときには草地の流出だとか、そういった被害も起きているということも現実でございます。そこで、これまでもバルーンスタンプ会の中で、ボランティア活動として森林関係者、それから町民の参加を募って、町でも一定の支援をさせていただいてきたところでもありますけれども、植樹をしてきていたという事実はございます。コロナの関係で、実は今年度も中止にせざるを得ないということでありますけれども、牧場のそういった緑地帯の維持という視点からも、そのような植樹については、関係者の協力も得ながらしていくことは必要だろうなと、そんなふうに思います。そんなときに、ふるさと納税をそのたびにしていただいて、そこに場合によっては来ていただくという、そういった提案の一つになる可能性あるかなと、そんなふうに思いますが、この辺については検討させていただきたいと思います。ただ、植樹はふるさと納税というだけではなくて、今、シェアオフィスだとか企業型滞在のそういったオフィスもあって、関係人口のそういった事業も取り組んでいるところでもございますので、こういった方々にも、上士幌町に来た思い出づくりだとか、縁をつないでいくといった意味で、協力を得られるものであれば一定の場所を提供して、この後も関係をつないでいくというような取組なんかも、可能性としては考えられることの一つだなと、そんなふうに今印象として感じたところでございます。それから、国立公園の大雪山の三股を中心にした利活用については、あの自然でありますから、自然を生かして、それを評価していただく、観光として見ていただくというのが、最も基本的なスタイルだろうと、そんなふうに思います。三股の拠点づくりについても、一定の計画で進んできたという背景がありますけれども、なかなか構造物を造るといったことについては、相当やっぱりいろんな人方の意見の中では、慎重にすべきだというような意見があって、今お話しされたように、糠平のほうに、ビジターセンターと博物館と共存するような形での機能を持つことができたということでございます。今も残っているのが、鉄道跡の廃屋になっていますけれども、それについてもいろいろと意見が出てきておりますけれども、なかなかこれまでの関係者、観光関係者等々の協議の中では、それを整備保存して残していくと、そこまではいかがなものかなというような、こういった見解がなされてきたというのが現実でございます。議員も関わってきた宝さがしの会、そういったところにも関心を持たれたというふうに思っておりますし、環境省に対しても、そういう要望調査等の話もされているということであります。町が独自に、あそこに積極的に町の財源を投資してやるにはちょっと荷が重すぎるなと、こんなふうに考えております。環境省としても、今、北海道遺産なり、あるいは、ナショナルサイクルルートの中の一つになるだとか、そういったいろんなところでの評価が高まってきておりますから、その一連の中でさらに付加価値を高めるという意味で、整備についても必要に応じて、その動向について、あるいは地域の理解を得てできるものであれば、何とか整備のほうもいかがなものかと、このようなお話はこれからもさせていただきたいなと、そう考えています。
質問 8番 江波戸明
町長からあったように、ふるさと納税、これからきっと、僕はかなり変容していくのかなと。我々についても、望みについてはその活用。我々については、ふるさと納税の恩をどういうふうに活用していくかとか、そういうまちづくりに変化しながら、地域の活性化なり、地域の在り方なりに結びつくような方向性も出てくるのが、これからのふるさと納税になるんじゃないかなと認識しています。そんな意味では、1つは、この地域産業にどう絡まっていくか。その一つが、ゼロカーボンに向けた森林なり樹木、これをいかしたまちづくり。結果的に美しいまちづくりということにつながっていくかというふうに認識していますので、こういう一つの例として、地元とどういうふうに結びついたふるさと納税がいいのか、一つの考え方の中で、皆さん方で、町民こぞって、こういうことで披露していただければありがたいかと思います。今、町長、三股の関係ですけれども、林鉄の修理工場跡、これについては、もう、きっとあの状況では、時を逸しているなと思います。ただ、園地の中に、1つはあそこの園地の散歩、それから沿道を含めて、それから、あそこにはちょっとした簡単なインフォメーションの施設といいますか、そういう部分があれば、僕はいいなというふうに思っています。それで、やはり自然館とつながっていく。先ほど、どうでもいいような話で、松見大橋の景観という部分ありますけれども、1つは人工的な景観もあの中にあるのが松見大橋かなと思っています。そんなことを含めて何らかの形の歴史を、三股の森林に囲まれた時代から、1回伐採した後、それから、また町も、地域も、国も含めて、それを再生し始まったという、そんな歴史もこれからあるんではないかと認識していますから、そんな形で、何らかの形のインフォメーションの場所。そんな大げさじゃなくてもいいんですけれども、そういうことが僕は必要になってくる時期かというふうに認識しております。次に、対応の仕方として、町有林の管理であります。先ほど、ナイタイにもかなり町有林が、逆に言えば1,700ですから、かなりの大きな町有林が、700ヘクタールぐらいあるというぐらいの、うちの町の状況だと思いますけれども、非常に大きな町有林を持っております、本町は。これは、もう一つは森林環境譲与税から森林環境税に変わってくる。これから国民が2024年からは1人納税者としては1,000円ずつの、そういう負担がかかってくるという時代であります。それをどういうふうに使うかという部分を、そろそろ考えていく時代になるかと思いますので、今ちょうどウッドショックという部分があって、やっぱり木材、原木の需要の在り方について、非常に今、問われていますし、国内の需要もいろんな意味で高騰してきています。ですから、そんなことを含めて、本当にしっかり投資することで残る財産としては、僕は、一つは町有林だというふうに認識しています。必ず毎年植えることによって、町有林は必ず育ってきますから、そういう部分と、それからゼロカーボンの追い風。こんなことを含めて、森林の持続的な活用が必要になってくると思います。そういう部分で今足りないのは林業現場の人材の確保、これが非常に今足りなくなっています。それと、今、町のほうで定時にいるというわけではありませんけれども、グリーン専門人材の部分とか、やっぱり専門的な人材の活用。それから、もう一つは、町長もかなり注目している町だと思いますけれども、下川町の循環性のあるまちづくり。これは森林を活用した循環性であります。本町も全てではありませんけれども、一つ大きな町有林なり民有林、それから国有地を含めてそういう活用の仕方。本当にそういう意味で、木材資源をどう使うか、そんなことを含めて、対応していく時代に入っているかと思います。そういう意味で、地域の森林の特性をどう対応していきながら、どう人材確保していって林業基盤を確保していくか。ここについて含めて対応していくことについて、ぜひ町長の答弁をいただきたいと思いますし、もう一つは、黒石平の12ヘクタールについて、電発の50周年記念の段階で、非常に格安で、町としては取得したと思いますけれども、なかなかそれをうまく活用できていない。先ほどは、手がかり少しずつつくったかなと思いますけれども、国道に面してあれだけの平地で、本当に今まで活用できなかったという部分もあったかと思いますけれども、非常にいろんな意味で知恵を出してくれれば、企業絡みも含めてとか、町外も含めてとか、全国的な協力を得ながら、何らかの形で、本町に一つの木を生かした、木育とは言いませんけれども、そういう事業体の一つのキャパになったり、ひょっとしたら、ああいうところに住みたいとか、そういうこともあり得る場所じゃないかと認識します。国有地の中で、ああいう場所というのは、なかなかあるわけではありませんので、この辺の対応について本当に必要ではないかと思いますし、糠平には自然ガイドセンターありますけれども、今後は、ウッドフォレストとか、そういうことに関わるガイド事業もこれから出てくるのかなというふうに認識しておりますので、そういうことを含めて対応させていただけると思います。また、ウタリの森の部分でありますが、今、イオルの一つの拠点として整備されてきていますけれども、やはりアイヌ文化、先人のアイヌの皆さん方が住んだ生活様式、これはかなり、これからのゼロカーボンに向けたヒントになったり、SDGsの在り方のヒントになったり、そういう部分はあるかと思いますので、この点についても、町としては、そういうことを引き出しから出して対応するような時代かと思いますので、この点について、町長のほうの考え方について確認させてください。
答弁 町長 竹中貢
たくさん質問事項がございました。一つには、林業の振興、脱炭素の視点からも非常に大切であるというお話だったと、そのように思っております。今回の脱炭素で、一つ大きくは、創エネ、再エネ、エネルギーをつくるということでのゼロカーボン化と、それからもう一つには、CO2を吸収するという視点でのカーボンニュートラル化と、この2つがありますが、この森林については、完全に吸収源として、もう非常に大きな役割を果たすということです。将来にわたっては、いわゆる排出するCO2を森林とそれから海の資源と、こういったところでゼロにするということであります。そういった意味でお話あったように、今までより以上に森林の持つ役割、脱炭素におけるその役割というのは大きくなるということですから、それをいかに活発に吸収できる、そういう仕事を森林にしてもらうかということになると、やっぱり適切に森林の管理をすると。いわゆる施業、それから育林、全部含めて、的確な体系が必要になってくるというふうに思っています。答弁書にも書かせていただいたとおり、植林から、そして成長までの過程の様々な作業、そして、伐採して材になるということでありますけれども、現状ではマイナスになるということですから、そこのところをしっかりと公的な支援。それが、環境譲与税が使える一つ大きなメリットだろうと、そんなふうに思っておりまして、今までより以上に循環、いわゆる植えることから、そして、木を切って材にするまでのことと、それからもう一つは、それを、資源を町として積極的に活用するということも大事になってくるということです。育てて、そして吸収して、そしてそれを燃やしたんでは、これはゼロにはなりますけれどもゼロ以上ではないと。それをいかに長く使うかということでマイナスの効果をもたらせていこうと。そういった視点で、本町に与えられた先行地域としての積極的な取組になってくるだろうと思います。そういった意味では、材料高くなりますけれども、公共施設等の整備の際には、今まで以上に木材を使うということが、これから必要になってくるというふうに思います。北海道の、世界からの木の入り方が悪いということですけれども、道内における道内産の使用料というのは、まだまだ少なくて20%程度だと、そんなふうに言われております。カラマツも、いろんな技術的な進歩で、非常に耐用性も高くなってきているということですから、その辺のことも含めて、今まで以上に森林の造材から造林、そして、製材からいろんな活用も含めて、この町としては活用していく必要があるだろうというふうに思っております。また、イオルの関係であります。かねてから、あそこではマレック漁だとか伝統的なアイヌ文化の行事をしてきておりましたけれども、残念ながら後継者が亡くなられたり、あるいはなかなか育つ方がいなくて、その辺は非常に停滞しているというのが非常に残念なことであります。イオル関係については、教育委員会が所管しておりますけれども、やっぱりこれについては、どうしても人材の不足といいますか、専門性を持った人材がなかなか大変だという状況にございます。そんな中で、いわゆる東泉園のあの近くは、一応イオルの空間として、町として管理をしていくという状況になっておりますけれども、この積極的な利活用もできれば望ましいわけでありますけれども、教育的な視点から、まずそれをしっかり残していくというようなことに、現状ではそういった対応が必要になってくるのかなと、そんなふうに思います。大きな視点で、いわゆる戦略的に考えて観光ということも考えると、非常に大切な資源であるということはおっしゃるとおりでありますけれども、それにはかなり大きな体制の整理なり、戦略的に取り組んでいくという、そういう環境が背景になってこなければならないというふうに思っております。現状、そういったところまで手が届いていないということでありますけれども、観光の資源としても非常に大切でありますし、観光の、いわゆる教育観光だとかそういう視点からも、アイヌのそういった歴史・文化については、非常に教材になり得るという魅力は感じているところでもございます。ほかに、林業の関係の人材のところですが、林業にかかわらず今農業でも、それから観光、温泉といいますか旅館業でも、人手不足というのが非常に大変だと、そのように聞いております。日本の人口構造からいって、労働人口は、さらに減少していくということが想定されますので、そういった意味では、いかに外国人を受け入れることも積極的に進めていくかだとか、しなければ事業の縮小にならざるを得ないという現状にありますので、これについては、関係機関、林業関係者のみならず、いろんなところからの声も聞いておりますので、新たな手立て、町が支援できるような手立てがあれば支援をして、人材の確保に努めていきたいというふうに思っております。まだまだ町が厳しい状況にあります。そういった中でも、独自にまちづくり会社の中でもマッチングのシステムもございますから、そのようなところも積極的に情報の発信をしながら、今できることを精いっぱい取り組んでいきたいと、そのように考えております。
質問 8番 江波戸明
今の町長のを含めて、木材、森林の活用、これ、吸収するばかりでなくて、それを活用することによって、いわゆる化石エネルギー、これを減少できたり、余熱利用なり、いろんな意味でプラスになるというのを僕は認識しているところであります。昨年、本町、すばらしい事業の一つとしては蜜源の森づくり。こういうすごい、本町のこういう蜜源の森づくりをすることによって、そういう業者等については、非常に魅力ある町になってきたり、それから、カーボン・オフセット・クレジット含めて、また木材の認証制度、FSCとかそういう制度がありますから、そういう取組によって、本町の木材の質の向上なり森の魅力化とかそういうことが、これから長い年度をかけてもいいかと思いますけれども、そこにゼロカーボンの予算があれば、僕は、地道に使っていくことが必要じゃないかなと認識しますし、今回の計画にあまり具体にありませんけれども、きっとどこかにそういう認識はあったと思いますから、ぜひそういう形の森づくりをお願いできればなというふうに認識しているところであります。先ほど町民の、これから本当に庭木がどんどん切られていったりという部分は、それをどうやってメモリアル化するというのは、僕自身も非常に難しいなと思っています。お墓についても、先般、共同墓の話も出てきたり、何らかの形で非常に今までの環境と違った形で、次世代につながっていかなきゃならないなと思いますけれども、いろんな課題についてクリアしながら、町民が一つの森をつくっていくという一つのヒントも含めて、行政なり、町民の中で考えていく必要もあるかと思いますし、本町、いろんな意味で土地の利活用についても、これから利用計画も含めてあるかと思いますから、その中に町民の森とかそういう意識。それから、公園計画もこれから出てきますから、そういう中での森林・樹木の活用の公園とかそういういろんな多様な部分で、この課題は本町の核心、まちづくりに関わってくるかというふうに認識しております。まして今、耕地防風林です、非常になくなってきて、春先の風とかそういう部分についても、非常に危惧するところであります。ただ、やはり科学的な部分の状況を使った、GPSを含めて、そういう作業域の多様化とか大型化とか、それからこれは個人の問題ですから、それを判断するという部分で、非常に個人も悩むかと思います。町として、そういうSDGs、それからゼロカーボンに絡んで、何らかの支援もあることによって、いろんな意味で協力できる部分は協力してもらえるんじゃないかという認識しております。そんなことで、このことについて、また町長の考え方等を含めてぜひお願いしたいと思います。最後に、2点目の大きな問題についての部分は、こういうことを進めるためには、少しでも町の情報とか懇談とか、そういう提供とか、そういう部分をぜひしていただきたい。そうでないと、SDGsもゼロカーボンも、絵に描いた餅とは言いませんけれども、実のある、中身までおいしかったよという実感があるような形であるとしたら、やっぱり民生・家庭部門、町民部門をどう生かしていくか、これがきっとこのまちづくりの、僕は先行的な在り方だというふうに認識しております。施設部分の民生施設、その他部分だけを進めるんじゃなくて、エネルギーだけを対応するんじゃなくて、なるべく本町に来たお金は外に漏らさない形で、町民にどう循環できるかという形も含めて考えていくのがこのSDGsであって、ゼロカーボンの、僕は、将来の、近未来の在り方だというふうに認識しています。時間的に最後になる質問かと思いますけれども、これについて、総体を含めて町長の考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
今、脱炭素では、どちらかというと再エネルギーをつくると、ゼロカーボンのエネルギーをどうつくるかというところが、大体中心になっているように見えます。しかし、対局として、二酸化炭素をいかに片方では吸収するかと、省エネと併せて、そのことが非常に大切だというふうに思っております。本町の現状でも、5,000人町民の、1年間で100年間の二酸化炭素を吸収してくれるという、すばらしい資源がそこにあるということであります。こういった資源に対しては、多分、今、企業のほうも脱炭素に取り組まざるを得ない、そうでなければ社会的な評価を得られないと、企業価値という評価を得られないという状況になってきて、森林なんかについても関心を持ってきている一つだと、そんなふうに思っております。それをさらに活発な森林資源にするためには、せっかく上士幌が採択されたゼロカーボンということと森林資源がたくさんがあるということを、これらを発信しながら、いろんな方々からの力を借りながら、さらにそれをより発展させていくような、このような可能性というのは十分本町には持ち合わせていると、そんなふうに思っております。そのように森林に対して、あるいは木材に対しては、これまで以上にしっかりと施策として対応していきたいと、このように思っております。耕地防風林も時代とともに、やっぱりなかなか難しくなってきているということであります。これまでも枝払いなんかでも、いろいろと町の防風林等についてはさせていただいたりしておりますけれども、非常に難しいことです。経営という視点と、それから残してもらいたいという両方が、メリット、デメリットがあるものでありますので、その辺については、所有者の理解をもらわなければならないということがありますので、一緒になって、この価値と、それからその意味と、そして、できるだけ支障のないような枝払いだとか、そのようなことでの協力の仕方だとか、いろいろあるだろうというふうに思っていますから、それは引き続き大切なことだなと、そんなふうに思います。例年5月になると、大きな風で農地がかなり傷んだり、あるいは、植えたばっかりのビートが傷んだりするという状況がありますから、やっぱり一定のそういう風よけというのも、そういう視点からも経営的にも本当は必要なんだろうな、そんなふうに思っております。それから、脱炭素、そして民生部門のゼロのことも含めて、この進捗が、この町の大きな将来をつくっていくというお話だったというふうに思いますが、全くそのとおりだと、そんなふうに思っております。ここに、この町に、いろいろ困難はありますけれども、町民もこぞってゼロカーボンに参加をして、カーボンニュートラルをいち早くここで達成する。そして、そこに喜びを感じてもらう、この町に誇りを持ってもらうと。こういう町になったとすれば、これは本当にこの町が大きくすばらしいものになって、後世にしっかり引き継いでいくと。さらには人口減少だとか、あるいは少子高齢化で厳しい社会ではありますけれども、それらについても一定の評価を得て、多分、持続可能性はあるというふうに思っています。この認定式のときに、山口環境大臣が談話の中で話をしておりました。脱炭素を制する者は未来を制するというような話をされておりました。まさにそのとおりだと、そのように思っています。そういう今チャンスを、私たちは与えられたということでありますので、今お話あったように、行政はもちろん、それから議会、それから町民、いろんな団体も含めて、いわゆる環境のすばらしいまち。これについては誰も異存のないところだろうと、そんなふうに思っております。それが、経済、そして環境社会、こういった好循環を生み出していくモデルをつくれれば、本当にみんなで喜びを分かち合うことができるのではないかと、こんなふうに考えておりますので、今後ともどうぞ積極的にご支援なり、協力のほうをお願いしたいなと、そんなふうに思います。ありがとうございます。