上士幌町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月8日
介護の人材不足で生じる深刻な問題と対策について
2021年12月8日、上士幌町議会の一般質問で、馬場敏美議員が「介護の人材不足で生じる深刻な問題と対策について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 馬場敏美 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 10番 馬場敏美
おはようございます。私は、介護の人材不足で生じる深刻な問題と対策について質問いたします。介護は親がいる以上誰でも直面することです。厚生労働省は、2025年に必要な介護職員が243万人で、2019年度211万人に対し、全国で32万人不足すると推計しています。団塊世代が75歳以上になり、高齢者が増えて介護が必要な人が増加する一方、介護に携わる人が少なくなってきているので、事態は大変深刻です。本町の人口ビジョンの推計によれば、2025年の高齢者人口は1,756人で、高齢化率37.5%とピークを迎えます。同年の介護人材需要推計は、サービス受給者数349人で、必要な介護職員数133人に対し110人の供給見込みで23人、2030年には26人、2035年には28人の人材不足が生じるとしています。一方、働きやすい職場環境整備への取組は急を要しますが、ICTの導入、ペーパーレス化、SNSの活用による情報発信など、デジタル系の対応は専門的知識を含め一時的に業務量の増大をもたらします。また、外国人人材の活用は避けて通ることができず、導入に当たっての諸経費や導入後の教育、育成など、業務量の増大だけでなく、経済的にも大きな負担が生じます。人材不足は「保険あって介護なし」につながり、地域包括ケアシステムの推進にも影響を及ぼすおそれが出てきます。このことは、施設運営者の問題だけでなく、地域で介護サービスを必要とする人が必要なサービスを十分に利用できない状況を招きかねず、現在も将来に向けても大変厳しい状況が予測されるところです。以下、次についてお伺いいたします。1つ、介護職員初任者研修受講者が介護職関係の就労に結びついていないことに関する検証と今後の取組について。2つ、デジタル化の推進や外国人人材の導入に向けた支援等の考え方について。3つ、人材不足が地域包括ケアシステムの継続に及ぼす影響と考え方について。以上。
答弁 町長 竹中貢
介護人材不足で生じる深刻な問題と対策について、馬場議員のご質問にお答えいたします。1点目の初任者研修受講者が介護職関係の就労に結びついていないことに関する検証と今後の取組についてであります。本町では、平成29年度から介護職員初任者研修事業所として、北海道から指定されている「生涯活躍のまちかみしほろ」に委託しております。修了者はこれまで延べ51人となり、このうち、町内介護サービス事業所への新規採用者は、社会福祉協議会の登録ヘルパーとして3人、また、介護サービス事業所職員7人がスキルアップのため受講されているほか、家族の介護等のための知識や技能習得などを目的に研修を利用されているなど、これらの幅広い人材育成は、本町が目指す地域福祉における自助・互助の取組につながるものと認識しております。また、本研修の実施前に行っている上士幌高等学校での研修案内のガイダンスにおいて、各事業所も参加し、積極的にPR活動を実施するなど、連携して取組を進めることが本事業から介護職への就労につなげていくために重要なことであると認識しております。2点目のデジタル化の推進や外国人人材の導入に向けた人的支援や財政支援についてであります。人材不足が常態化している介護現場において、ICTの活用が職場環境の改善に貢献するものと考えております。このため、令和2年度には、上士幌福寿協会へICT化への環境整備として、Wi-Fi整備の導入支援を行ってきており、このことにより、介護記録の電子化の導入へとつながり、さらに令和4年度には特別養護老人ホームの既存要綱に基づき、利用者の睡眠時の見守りを行うベッドセンサー等の導入支援を検討しているところであります。また、地域おこし協力隊員を特別養護老人ホームへ派遣し、介護現場の支援を行いながら、介護職を本町の魅力と併せてSNSなどのツールを活用し発信するとともに、道外の移住フェアへ事業所とともに参加し、直接情報発信を行うことを検討しております。外国人人材導入に関する支援につきましては、日本での慣れない日常生活へのケアや職場での意思疎通など、各種の課題があるものと認識しており、慎重に検討を行っていくことが重要と考えております。また、これらの新規採用の対策の一方で、離職者の件数がこれまでも課題となっております。新しい人材の確保も必要でありますが、定着率の向上も併せて考えていくことが重要であり、やりがいを持って働き続けられる職場環境を提供する事業所の努力もこれからさらに求められるものと認識しております。3点目の地域包括ケアシステムの継続性における人材不足が及ぼす影響と考え方についてであります。本町においては、介護予防事業所等の各種施策により、要介護認定者数は310人程度と、近年は大幅な増加を食い止められている状況であり、各介護サービス事業者の努力により、介護サービスの提供体制が維持されているところでありますが、人材不足により、今までどおりのサービスが提供できないといった事態は避けなければなりません。つきましては、今後も地域包括ケアシステムの維持充実を図り、いつまでも安心して住みなれた地域で生活できるよう、必要な支援を継続して実施してまいります。
質問 10番 馬場敏美
現在、少子高齢化が急速に進む社会の中において、介護に携わる人、看護師、介護士、介護支援専門員、ホームヘルパーなどの採用確保は大変厳しい状況にあることは認識しております。その上で、再度お伺いいたします。1つ目、介護職員初任者研修事業はスタートからちょうど5年目、延べ51人が終了しており、答弁にもありますように、一定の成果を果たしていると思っております。当初の目的に、介護に携わる人への人員確保策も盛り込まれていたと認識しております。また、総合戦略にもそのように位置づけられております。そこで、今年度で5年目の節目ということもありますので、広く関係者による検証の場を設けて、次のステップへつなげていく時期ではないかと思いますが、これについていかがでしょうか。それともう一つ、答弁の中で、新たな対応として、地域おこし協力隊員の特別養護老人ホームへの派遣を検討しているということでありますが、協力隊員の持つ専門知識の活用や人材不足の対応として、ぜひ実現してほしいと思っております。これについて、検討中ということですが、導入の時期等今後の見通しについてお伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
介護に関わる専門職員の人材養成については、かねてから要望がなされていたということでございます。そういった機会がなくて、人材がなかなか育たないということから、生涯活躍のまちがその認可を受けて、町の委託を受けて実施するということであります。まちづくり会社の仕事としては、初任者研修を実施する中で、人材を養成するというのが役割だというふうに思っております。あとは、無料職業紹介所等ありますから、人材登録されたところの事務等々のお仕事はまた別のことを事業として行っているということでありますから、そういった人材を育てたところが、そのあとは事業所、いわゆる求人、求職者、あるいはそこの求人を求めているところと、資格取得者と、そことの、この何ていいますか、マッチングといいますか、名簿ができておりますから、会社の事業所のPRなり、そういったことをする中で、雇用に結びつけていきたいというのが何といっても原則だろうと、そんなふうに思います。そういった意味で、今、人材不足というのは、いろんな要素が多分あるんだろうというふうに思います。なかなか仕事がきついというようなことだとか、給与待遇の問題だとか、いろんな要素があって、全体的に介護人材が全国的に不足しているということだろうというふうに思いますけれども、要請をするというのが町、あるいは委託されたところが人材のいわゆる研修の機会をつくるということで、その資格取得者については、ぜひ必要とする事業所が果敢にアタックをして、人材の確保に当たっていただきたいというのが一番だろうと、そんなふうに思いますが、そういった中でも、高校生等のそういう機会を作ったりなんかするということで、少しでも関心を持ってもらうような機会は作っているということでありますが、基本的には、そういった人材に対してアプローチするのは事業所の仕事だというふうに思います。ただ、そうは言ってもなかなか人材が現実問題としてマッチングできていないということで、次の協力隊の募集がそこに期待をするところが一つあるわけですね。やはりどのようにして人材を確保するための情報の発信をするかといったことも、日常の事業所の仕事の中ではそこまでやりきれないというような実態にあるだろうというふうに思いますし、それから、職業紹介所も、事務所の中で情報発信していますけれども、積極的によそへ行ってするというような、そういったところまでいかないということでありますから、新たな人材が職場の環境だとか、あるいはまちの様子だとか、そういったことも含めて、何らかの機会のときに募集活動に当たってもらうというような期待を込めて人材を募集したいなと、そんなふうに思っています。そういった場とすれば、移住・定住のセミナーなんかを年何回か、東京とかでやっておりますし、それからこの見本市なんかもその一つになってくるかと思いますけれども、そういった機会だとか、あるいはより積極的に、人材の視点で、必要なところにアプローチしてもらえるような、そのようなことを期待したいなと、そんなふうに思っております。募集については、もう既に募集を開始をしているということでありますけれども、そう簡単に人材の確保というのは、募集をホームページなりいろんなところにアップしたにせよ、そう簡単なことではないと。これは今までの人材募集をしている経験から言えることでありますけれども、結構時間かかる可能性があるなと、そんなふうに思っております。いずれにしても、いろんな絶対的な人数も不足ということもありますけれども、この人の雇用の関係も、結構雇用されているという状況もあるという一方では、離職も多いということですから、やはりその職場の働き方なんかについても、ある意味では客観的に、こういったもし人材が来たとすれば、課題があるのかないのか、そのようなこともしっかりと把握をして、そして改善して、つなげていくと。特に働き方改革がこのことに限らず、大きなテーマになっておりますから、そういった意味で、働く人方がここでついの仕事として十分期待できるというような環境がなければだめだと。それはいろんな要素があるんだろうと思っています。先ほど申し上げたように、給与や、あるいは職場環境や、いろんな、住まいのことだとかいろいろあると思いますけれども、そういったところもすっかり浮き彫りにしながら、いい環境、いずれにしてもその自立した法人でありますので、町としてとやかく言える限界がありますけれども、いろいろと指導が求められるなり、要請があれば、積極的に関わっていきたいなと、そういうふうに思っています。
質問 10番 馬場敏美
介護職員初任者研修なんですけれども、これは人口規模も違うんですけれども、帯広で行っているこの養成なんかにつけ、かなり就職に結びついている。上士幌にも、帯広、音更のほうから、就職を求めてきているという状況を聞いております。この辺、やはりその研修の対象者をどのようにするかと等々含めてもやはりあるんだと思います。ただ、先ほども言いましたけれども、上士幌で行っているこの部分については、広く地域福祉という観点で言えば、かなり裾野が広がってきているのかなと。前にもずっと継続していた、認知症サポーター養成講座なんかもまさしく、管内でもかなり上士幌は多く、1,200人以上の方がサポーターになっている。これもやはり地域福祉の観点で見れば、裾野が広がっていって、いろんなところでその経験を生かしていけるなと、そんな状況があると思っています。先ほども言いましたけれども、ちょうど5年目の節目ということで、そういう帯広辺りで行っている初任者研修は間違いなく就職につながっているという状況もありますんで、その辺も含めてもう一度、広く関係者が集まった中でしっかり検証して、今後、この初任者研修をどういう形でやっていくのがいいのか。私はぜひ、継続する方向で、そのような検討をしてもらいたいな、そんなふうに思っております。再度、お願いします。
答弁 町長 竹中貢
多分研修内容については、決められたカリキュラムでやっているだろうと、そんなふうに思いますので、その差異はないだろうというふうに思っております。ただ、帯広のそういった成功事例があるということであれば、それは積極的に大事な情報でございますので、参考にさせていただいて、うちで足りないものがあるとすれば、それを参考にするということだろうというふうに思います。これはいわゆる、この受託するというところだけでなくて事業所も一緒に、やはりそれを見ておかないと駄目なんだろうなというふうに思います。一番はやはり事業所が一番大きな課題として抱えているということでありますから、そこに何らかの光明で見えることができれば、次なる期待がそこに出てくるのかなと、そんなふうに思っております。5年間でさらによくするためにということでは、まさに包括支援ケアのシステムの中の幹事会等々あるいは事務レベルの会議なんかもありますから、そういうところで意見交換をして、課題の洗い出しなり、あるいは発展的にするためにはどうあったらいいのかと、今の成功しているといいますか、そういった事例も含めて、協議なりしていく必要があるかと、そんなふうに思っております。
質問 10番 馬場敏美
次に、外国人人材の導入についてお聞きいたします。答弁の中でも、外国人人材の導入支援については慎重に検討を行っていくことが重要であるとしています。私は、介護を必要とする高齢者が増加する一方、介護に携わる人が少なくなってきております。特に、管内の介護福祉士養成校は定員割れの状態が続いております。十分な供給は見込めないと思っております。また、介護事業所の継続的な人材不足は負のスパイラルに陥り、結果として離職につながっていきます。このような中で、既に外国人介護職を受け入れている事業所も、十勝管内には出てきております。しかし、導入に当たってのハードルは非常に高いものとなっております。特に導入費用やその後の支援等に関する経費は、現状、介護報酬には一切含まれていませんし、国の財政的な支援も見当たりません。管理会社を通して、1人を受け入れるに当たっての経費は、受入れ事業所の所在地にもよりますが、1年目で150万円から220万円ぐらいとも言われています。そして受入れに当たっては、原則ペアの受入れということになっております。現状、この財政的な支援の状況をちょっと調べてみました。埼玉県で特定技能介護に関する補助金として、埼玉県の介護施設など、特定技能外国人をはじめ、介護福祉士を目指す留学生や、技能実習生などを受け入れたときに、日本語習得費や居住費の一部を補助する制度を設けております。また、千葉県の船橋市も同じような制度を、また神奈川県の藤沢市もこのような制度を設けております。そこで、外国人の必要性とその支援等の考え方について、現状を伺いたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
現状での将来予測で、かなりのいわゆる専門職員の不足が生じるという見込み、特に団塊の世代が75歳を迎える2025年をピークに、そういった状況が生まれるということだろうというふうに思っております。これは自治体だけの問題じゃなくて、国としても大きな課題と、そのように認識しているというふうに思っております。その中で、そう大きなお金ではないだろうというような気がしていますが、一応介護報酬を、職員に関する報酬額を上げるというような報道もされております。何とか魅力ある職場になってもらいたいものだなと、そんなふうに思いますが、これはいろんな要素が含めてそういったことが可能になってくるのであって、その一つに、介護職員の給与の問題なんかというのは大事なポイントになってくるんだろうなと、そんなふうに思っております。そういった意味では、できれば日本の中で、同じこの歴史あるいは文化なり、習慣を共有しているところの中での介護ができるのであれば、一番いいんだろうなと、そんなふうに思いますけれども、なかなか叶わないということであります。そういった意味での、まずは、いろんなところで成功しているのもたくさんあるだろうと思いますから、なぜなかなか上士幌町に人材がいつも慢性的に不足しているのかというようなところの、これはいろいろと調査をしてみる必要が一つにはあるんだろうなというふうに思います。地理的な問題で、上士幌がいわゆる帯広からの商業圏から離れていて、そういう意味での僻地だという、そういう捉え方での魅力が薄れているのか、あるいは給料が安いのか、そのほかに何か原因があるか、これはやはり基本的な要素として、客観的な立場から見てもらって、その対策を講じていくということがまずは大事な要素になってくるのかなというふうに思います。その上で、外国人についても、当然大事な働き手といいますか、ということで、だんだん最近は研修のほうもしっかりするようになってきていますし、特定技能者のレベルなど、かなり日本語も流暢だというような、こういうふうに聞いております。ただ、最初の技能労働者というか、研修生として来るといった場合には、かなりそのためのケアが必要になってくると。日常の買物だとか、いろんな手続の問題だとか、そういった意味では、結構そういったところも見受けられるということですから、そこに関わる手間と、それから、ほかの形での人材の確保のことだとか、いろんなことも必要になってくるんだろうなと、そんなふうに思っておりますけれども、でも、時代の趨勢としては、そこに対する関心はしっかり持っていかなければならないと、そんなふうに思っております。そういった意味で、管内にも先行して受け入れているというところもございますから、そういったところの不自由さはないのかどうか、こんなようなことも点検をしながら、全体的な視野の中で、人材確保のための町としてどんな支援をできるのかということは、今後考えていきたいと、そのように考えております。
質問 10番 馬場敏美
今、答弁にありましたように、人材が集まらないというのはもう上士幌町だけじゃなくて、全国的な問題になっているというふうに思っております。一つは、一番離職の多い原因は人間関係とも言われていますんで、その辺はやはりしっかりと事業所内で対応していかなければならない問題だ、そんなふうには思っております。ただ、全国的に見ると、介護労働安定センターが平成29年、労働実態調査をしているんですけれども、その中で、全国で「採用が困難である」と答えているのが88.5%あるんですね。それから、「離職率が高い」、これが18.5%。採用が困難である理由は、「同業他社との人材獲得競争が厳しい」が56.9%と半分以上、いわゆるどこも介護不足に非常に頭を悩ましているという数字だというふうに思います。それともう一つ、「他産業と比べて労働条件がよくない」、これも55.9%になっております。それから離職率が高いの理由は、「給与の低さ」となって、これが2019年に賃金構造統計センターの調査をしているんですけれども、これはかなり報道でも知られているところですけれども、全産業平均37万3,000円に対して、介護職の加重平均が28万8,000円、非常に低くなっている。この辺が今の答弁にもありましたように、今回補正予算の中で、国もしっかりその辺、介護・看護のベースをアップしていくということを言っています。ただ、考え方によれば、国が低いからそこに手当てしますよ、公に知らしめているというようなこともあるんだろうなと、そんなふうに思っています。いずれにしても、非常に差が大きくなっているということは、継続してキャリアアップを求めて働いていく上においても、やはり大きな要因になっているのかなと、そんなふうに思っているところでございます。それと、次に、この介護不足の問題の考え方なんですけれども、私は、地域福祉の課題でもあると、そんなふうに思っています。地域がしっかりと維持していくために必要なサービスを提供していく、そういう立場の方たちであるということです。そう考えれば、地域福祉の視点に立てば、その実施主体は明らかに自治体でありますし、地域住民の生活を保障する包括的な仕組みを整備する使命を自治体は持っている、そんなふうに思っております。そういう観点で言いますと、本町の介護に携わる人材確保の一つが今までも言われているように介護職員初任者研修、もう一つが無料職業紹介所の運営となっています。いずれもこれは生涯活躍のまちかみしほろに委託しております。実効性のある事業として継続していくためにも、委託側である行政が常に地域福祉の視点を持って、これらの問題に取り組んでいく必要があるのかな、そんなふうに思っています。これについて再度お聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
地域包括ケアの必要性については、かねてからそういう前提で本町の福祉政策は取り組んでいると、そのように考えております。そういった中で、包括ケアということでは、医療、介護、生活、健康、様々な要素が切れ目なく提供されるという体制が必要だということで、そのための進めるための関係機関、団体等が一堂に会するような会議なんかも設置をさせていただいております。地域包括支援センターが事務局中心になりながら、事務レベルの会議、あるいは代表者レベルのトップ会談みたいな、理事長なり、あるいは町長等々含めて、様々な立場からの会議を開いて、そういった中での人材の問題なんかも議論をされていくべきでありますし、必要に応じて、そういった会議を開かれているということでございます。介護人材の不足の問題、これは直接一番は事業所辺りはもう大きな課題として捉えているだろうと思いますけれども、それらについても、お互いに情報を共有するということが必要になってくるというふうに思いますし、それから、特に今、ケアマネの関係だとか、そういうところにも人材不足でなかなかサービスが行き届かないというような、こういった課題も出ております。そういった意味で、今お話あったように、地域福祉と地域全体、地域包括ケアという視点から、人材の問題あるいは受け皿の問題だとかいろんなことが課題になってくるわけでありますけれども、人材の確保の問題、どんな、今必要な人材がこの町で問われているのか、こういったことも、介護やあるいは生活支援という立場からの、これはどちらかというとお互いに支え合うという仕組みの中の人材ということになりますけれども、そういった多角的な面での人材がしっかり充足されているのかということ、それからその前には、どのような地域包括ケアを進めていくのかというようなことの確認なりをした上で、それに伴う人材がどのように必要になってくるんだと、こういったことについては、再度しっかりと事務レベルから積み上げていって、課題とそれからその解決の方策なんかについては、検討していく必要があるだろうなと、そう考えております。
質問 10番 馬場敏美
最後になります。今、町長のほうから地域包括ケアシステムについても話ありました。私はこの本町の地域包括ケアシステム、この制度というのは、非常にしっかり構築されてきているなと、そんなふうに実感しております。昨年度はまた、医療介護連携ステーションを設置しましたし、今年度は在宅支援関係、タブレットを配布して、ソフト面で情報の共有をしっかりしていく。これは聞くところによると、非常に仕事がしやすくなったし、情報も早く得ることができて、お互いに非常に早い、利用者に対応ができるようになったと、そんな話も聞いております。そんな中でこの制度に関わる人材不足、介護だけじゃなくて、今言われた介護支援専門員だとかヘルパーだとか、いろんなそれに携わる人の介護不足というのが支障を来さないためにも、この地域福祉の視点、地域福祉の対象の課題であるということを今町長もおっしゃっていただいたと思いますんで、その辺を念頭に、今後も取り組んでいただければありがたいなと、そんなふうに思っております。以上で私の質問を終わります。