上士幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月5日
(1)現在使われていない町所有の建物について/(2)公営住宅について
2018年6月5日、上士幌町議会の一般質問で、野村恵子議員が「現在使われていない町所有の建物について」「公営住宅について」について質問し、町長 竹中貢、建設課長 名波透が答弁しました。
- 質問者
- 野村恵子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢、建設課長 名波透
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 5番 野村恵子
私のほうからは、2点ほど質問させていただきます。1点目、現在使われていない町所有の建物について。初めに、清水谷小学校についてです。この小学校は、私の母校でもありまして、昭和49年に閉校いたしました。その後、町の物品庫として利用されていましたが、十数年前からは利用もなくなり、今では昔の面影もなく廃屋状態になっております。学校の周りも整備がなされてなく、環境も悪い状態で、グラウンドだったところは柳の木が生い茂り、数年前に、この林の中で熊が目撃されたといった状態です。今後、この建物をどうしていくのかお聞きいたします。あわせて、現在、閉館している青少年会館、西保育所、生きがいセンターの建物などの活用方法、また、壊すとした場合の跡地利用についてどのように考えておられるのか、町長の考えをお聞きいたします。2点目です。公営住宅についてです。平成27年に公営住宅について質問させていただきました。そのとき、糠平の公営住宅のことについて質問させていただきましたが、町長からは、「糠平における住宅整備の要望等についてはあるが、大型ホテルの解体がもう既に動き始めており、その跡を公園化するということも合意を得ている。その延長上に道路のインフラ整備や、それと並行して建てられている公営住宅の整備がある。環境の視点からも、従業員住宅の確保という視点からも必要になる。糠平の全体計画としてどのように整備をしていくかという枠組みの中で優先順位を考えつつ整備を図っていく」との回答がありました。3年がたち、町長の考えがどのように進んでいるかお聞きいたします。また、町内の公営住宅ですが、誰も住んでいないのに家の中には物が入ったままになっており、昨年、公営住宅担当にお聞きしたところ、「以前入っていた方が片づけていない、家賃については登録なしなのでいただいていない」とのことでした。ベランダのガラスは割れたまま、家の周りは物が置きっ放し、無線のアンテナは立てっ放し、町内の公営住宅でこういったところが、あと何件があるのか、その状態をいつまで放置しておくのか、なぜ手つかずで放置されているのかお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
野村議員のご質問にお答えいたします。まず、現在使われていない町所有の建物についてであります。旧清水谷小学校は、昭和27年から昭和42年にかけて建設され、現在、昭和42年に建設された自治会館、学校の東側の公民館・職員室でありますけれども、その部分が、地域公民館(総会、各行事の際に使用)として活用されております。その他、校舎棟、屋体棟については、平成14年までは物品庫として活用しておりましたが、その後、活用せず今日に至っております。現在は経年劣化も進み、利用は困難と認識しております。しかし、地域としては、校舎の一部を自治会館として活用していることから、地域と話し合いの場を持った上で、今後の対応を考えてまいります。また、現敷地内の土地を貸し出し、北海道が管理する河川水位・雨量観測用観測局(清水谷雨量局)が設置されております。また、東部地区の配水施設は、清水谷のポロペタン川から音更川をまたぎ、各戸に届けているのが現状ですが、今日の災害等でも示されているように、川が寸断されると、たちまち断水状態に陥ります。水源の安定確保が必要であり、井戸の有力な候補地として考えております。今後の活用に向けましては、総合的判断が必要と考えております。その他閉館している施設の活用につきましては、現在、西保育所を大型物品庫として活用しておりますが、原則、解体撤去で考えております。青少年会館についても同様の考え方でいますが、最近、イベント等で重宝される事例も出てきていることや、ある程度の規模を有する施設活用への問い合わせがありますので、ニーズ等も見きわめた上で対応を図ってまいります。旧生きがいセンターについても、将来的に北団地の建てかえ事業、老人アパートの建てかえ用地として可能性が想定されますが、将来を見据えて検討してまいります。続いて、糠平公営住宅についてであります。糠平地区の整備については、糠平中央公園及び町道糠平北区8号線の整備を平成28年度に完了し、昨年度からは、環境省が事業主体である公園整備が進められています。糠平地区の公営住宅については、全住戸が既に耐用年数を経過しており、古い住棟は50年以上経過している老朽化が著しい団地であります。平成27年の議員の質問を受け、現地調査を行い、既存の住宅については、当面は維持管理を行い、将来的に用途廃止を検討し、その後については、需要の動向や家賃など入居者のニーズや、温泉街の環境整備に柔軟に対応することが可能な、町単独費による住宅の建設を検討することとしております。以前の居住者が退去後に残していった残置物については、撤去すべきものとして本人と直接交渉し、連絡ができない場合は親族及び関係者へ撤去依頼をしております。現在は、住宅内外の残置物として確認しているものは、西団地2件、しらかば団地2件、計4件残っている状況です。そのうち1件については、無線アンテナなど老朽化すると周囲に危険を及ぼすものもあるため、転居者の追跡調査について、他市町村などの協力を得ながら現居住地を確定し、昨年度については、文書の送付及び居住していると思われる住宅への訪問を行っておりますが、対象者とは直接協議ができていない状況です。今後も継続的に残置物の撤去を求めるとともに、処分に関する規定や管理者権限を整理し、対応をしてまいりたいと考えております。
再質問 5番 野村恵子
使われていない所有物の建物について再質問いたします。自治会館については校舎の一部となっていますが、東側に建てられていて、あそこは後から増築したようなものだから、多分、もし壊すとしたら、壁をつけて、単独で自治会館だけ残すということはできると思うんです。それについては、地域との話し合いを持った上で進めていただきたいと思うんですが、予定を立てて進めていくということだったんですが、今後、考えているということは、いつになるか計画性をきちっと持ってやっていったらどうなのかなと思うんですが、そのところをお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
清水谷の地域のお祭り等に、よく出席させていただいておりました。そのときには、神社のところに、自分たちでつくったと思われるような集会所、そこでやっておりましたから、多分そこで、いろんな地域での会合等がされていたと思うんですけれども、今、解体しているんです。そのことによって、学校という、やむなくそこを使っているというふうに思いますけれども、学校そのもの全体があれだけ傷んでいて、周りから見ても決していい環境でないなと、そんなふうに思うんです。ですから、今、実際自治会館として使っておりますけれども、そこだけ残して、ほかを解体して、そこに壁なりやるというのも、現実的にそれが本当に一番いい方法なのかどうかというのも、そんなことも考えなければならないだろうと思うんです。地域のそういった集会が、どのような形でこれからも行われていくのか、清水谷の戸数も大体想像つきますので、秋、春のお祭りだとか、そのほかにどれだけ地域として集まっていくのかというものも、これは地域の人方とお話をして、さまざまな選択肢があるのかもわかりません。いろいろな大型の法人を抱えている農家さんもございますので、そういった中で場合によっては、いや、場合によっては、うちのところで取り組みしてもいいよという話もあるかもわかりませんし、それから、独自にまた集会所が必要だというふうに思われるのかもわかりません。ただ、頻度の問題だとか、どのようなことをされるのかというのは、直接私どものほうに、今、許されている状況の中で活動されているということですから、今、議員からお話あったそういったことについて、地域としてどのように考えているのか、そこをまず聞いてみる必要があるだろうと思うんです。その上で、具体的な経費の問題もありますから、どこかを借り上げるという方法も意外とあるかもわかりませんので、代替、それとむしろ、あの廃屋をどうするかというのが、あそこ、国道沿いを通って、決していい環境でないということと、この後使う要素が、多分、議員もごらんになって、これは無理だろうなと、そんなふうな認識を持たれているんだろうというふうに思いますので、むしろ、整理することについて考えることがベターなのかなと、そんなふうにも思ったりもしています。いろんなことを、まだこれから具体的に地域の人方と話をした上で検討をしてまいりたいというふうに、そんなふうに考えています。
再質問 5番 野村恵子
今、答弁いただいたことで、もう一回、再度、町の総合計画では、町内に存在する老朽化した住宅に関して、解体撤去を促進しています。促進しているのに、町の所有に関しては、なかなか積極的に壊していくということが見られないので、今回ちょっとそういう質問をさせていただきました。あと、あわせて、上士幌の町で管理を清水谷小学校はされていると思うんですが、グラウンドなんかも、ああいう柳の木とか立ちっ放しの分に関しては、そういうものまではきれいに整地して、熊が寄ってこないような状態をつくるというのは無理なんでしょうか。
答弁 町長 竹中貢
あそこのグラウンド、学校を含めて、そもそも学校が使われるかどうかというのが、今、大きな課題になっていて、撤去するかどうかです。グラウンドだけあそこで整地するというのも、それもなかなかどういうことになるのかと。お金を毎年かけてというよりも、場合によっては自然に返っていくというのも、それは選択肢の一つではないのかなと。問題は、やっぱり清水谷の人たちの愛着の問題だとか、そういったところが非常に、いろんな判断する上でも大事な要素になってくるんだというふうに思います。この用途の中には、今、中央の観測所として一部、わずかでありますけれども配慮していることと、井戸の問題です。前にも音更川が決壊して、あそこの水道管が破裂をして集落断水したという、大変大きなダメージを受けたことがありました。今でもその河川を渡っていることについては、同じような心配をこちらのほうとしてもしますし、一昨年の台風のときも、途中、橋が寸断して、それで水源地のほうに行けなかったというようなこともございました。そういう意味でも、新たな給水地の確保という意味で、多分、地積、地質の関係だとかそういったところから見て、かなり潤沢に水量があるのではないだろうかな、こんなふうにも想定しておりますから、その辺のことを調査した上で、場合によっては水源地といいますか、そのようなことで地域の給水の一つの役割を果たしてもらうと、そんなようなこともあるのかなと、そんなふうに思っております。ただ、前に、グラウンドに復元するというのは、果たして今、望まれていることだろうかなと、そう思っています。
再質問 5番 野村恵子
使われていない所有の建物についての最後の質問なんですが、青少年会館のことなんですけれども、先ほど町長の答弁で、イベント等で重宝される事例もあるということをおっしゃいましたけれども、イベントで使うということは、青少年会館は、水道だとか電気だとかというのはとめていないんでしょうか。そこをちょっとお聞きして、もし、とめてないんだとしたら、当然基本料発生していると思うんですけれども、この先どういうふうにあそこを持っていくのかというのをお聞きします。
答弁 町長 竹中貢
基本的にはとめていると思いますけれども、今、使われているのが、昨年、おととしと、ロボコンのイベントで、あの躯体が、例えばドローンの修理だとか、それからちょっとした、あそこの中での体育室もありますので、そんな関係、そしてまた、スタッフの人方がそこで準備をしたりなんかするという、そんなような使われ方をしていました。今あった、常識的に考えてとめていると思います。ただ、そのときだけ通しているのかどうか調べてみますけれども、ということで、とめて、そのときだけ臨時に開設しているということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 5番 野村恵子
続きまして、公営住宅についてです。糠平の住宅事情ですが、実際、糠平に引っ越してきても住む家がなく、大変苦労しているという状況を耳にします。なるべく早く町単独費による住宅をやるべきだと思いますが、町長、この件お伺いいたします。
答弁 町長 竹中貢
糠平には10戸ほどの町営住宅がありますし、糠平の市街地のほうに、そういう多くの住宅があります。ここが相当古いんですね。せっかくあそこの道路も整備をして、環境省、町を含めた公園が間もなくオープンすると。随分、町なかの様子が変わってくるというふうに思っております。あの温泉街の中に、あれだけの公園があるというエリアというのは、そうそう余りほかにはないんです。偶然にもホテルが解体をして、そこの空き地を環境省が整備してくれたということでありますけれども、そういった意味では、町なかの環境をどうするかというのは、一方では非常に大切なことだと、そんなふうに思っております。そういった視点で公営住宅そのものを、今のように現存させておくことは決して望ましくないなということです。ただ、今、入っている方は少数というか、1件でないかなというふうに思っております。糠平で公営住宅を建てるにしても、料金設定が非常に難しいといいますか、公共公営住宅でもそれなりの料金はかかります。ヒアリングの中でも、公営住宅の料金設定の中ではなかなか大変だなという話を聞くわけです。そうすると、建てても入ってもらえない建物を建ててもどうもこうもならないという、そのようなことでの悩み事であったり、それから、特にホテル関係の従業員の宿舎が足りないというようなこともあるんだろうというふうに思いますけれども、非常にその辺は難しいところもあるので、やっぱり法に基づくと一定の料金設定が必要になってきますから、小さくてもいいから安くというのが、何となくそんな雰囲気で今、感じ取っています。そういったことが可能かどうなのかというようなことも、調査といいますか、検討すべき大事なポイントの一つになってくるんだと、そのようなことで、着実に環境整備がされてきておりますので、次の段階としては、あそこの町なかの公営住宅については何とかしなければならない、そんな課題として認識しております。
再質問 5番 野村恵子
続きまして、上士幌町内公営住宅の件でお伺いいたします。現在、西団地2件、しらかば団地2件が退去後、片づけておらず、次に入居できない状態と認識しております。実際、いつから入居できない状態になっているのか、正確な年数をちょっとお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
いておられますので、担当の課長のほうから。
答弁 建設課長 名波透(建設課長は2020年3月まで)
公営住宅の残置物の件でございますけれども、西団地2件、しらかば2件ということで、西団地については、平成28年度に居住されている方がお亡くなりになりまして、残置物の対応ができる親族もいないということで、現在そのままになっております。ここについては、昨年、一昨年の台風等の被害で、屋根等が飛んで大変危険な状態になっている住棟でございまして、これについては、ことしの西団地の撤去の対象としております。その際に、こういった残置物についても処分したいというふうに考えております。それからもう一件は、西団地、平成23年度に、住宅の中身はきれいに片づけていただいたんですけれども、住宅の外に物件が1つ残ってございます。それから、しらかば団地も平成24年に、住宅の中には物件何もないんですけれども、住宅の外に小さな物置が1件残っているものがございます。それから、しらかば団地の1件については、先ほどの無線のアンテナ等、住宅内外に残っているものが、平成24年から残っている状況でございます。以上でございます。
再質問 5番 野村恵子
なぜ、これだけ放置されているのか、どうして進まないのか、ちょっとお聞きしたいんですが、私らにしたら、もうちょっと入居していた方だとか早い対応をとって、そういうのを対応しておけば、今、公営住宅とかも足りないとかという、できれば3件とかは入られるんですよね、入ることができるんです。それを、努力足りないと言ってしまえば申しわけないのかもしれないけれども、もう少し早い対応で頑張って片づけてもらう形にしておけば、できなかったのかなという思いはあります。昨年、公営住宅住民から、環境整備がなっていないから一度見に来てくださいという声がありました。見に行きましたところ、玄関のすぐ横に柳の木が1本生えている。これは住民が抜けばいいんだけれども、そういうことも、町で管理をきちっと把握しているのかどうかというのは、ちょっと疑問に思います。町長も、朝の散歩で公営住宅を回ったことがあるのかどうなのか。目に余るところを見たことがあるのか。公営住宅の大家というのは町ですよね。町が、どこまできちっと把握をしているのか。町長の考えをお聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
まず、転居して、そこが整理されていないという状況、これについては、できるだけ速やかに対応していきたいというふうに思います。先ほど、伊東議員のほうにあったように、公営住宅も足りないというお話でありますから、これらについては、今の時代であれば無法といいますか、ちょっと常識を超えたレベルでの放置ということについては、多分ある程度、町独自の権限においてやるべき方法があるんじゃないかなと、こんなふうに考えております。そのときに、例えば規則が必要なのか、あるいは、そのほかに何か必要になってくるのか、その辺の手続の関係もしっかり考えなければなりませんけれども、いずれにしても財産を長年放置して使われていないというのは、これは決していい話ではありませんので、できるだけ速やかにやりたいというふうに思います。それから、公営住宅でありますが、それぞれの生活の、どんな彩といいますか、スタイルがあるわけです。例えば、まきストーブをたいているところ、そうすると、どうしても外にまきを積んでおかなければならないということになります。きれいにしているところと、それからちょっと目に余るところと、それはもうそれぞれありますが、できるだけ公営住宅は公営住宅条例に基づいて、独自の物件については、多分いろいろ制限、制約があるんだろうと思いますけれども、そこはある程度、どうしても許容せざるを得ないというようなところがあるだろうと思います。ただ、周りに不快を与えるようなことだとか、それらについてはしっかり指導する必要があるだろうと思います。草が伸びたとかそういったときには、町のほうとしてちゃんと草刈りしたりしておりますから、そのような中で近隣のそのようなこと、あるいは動物を飼っているようなところもありますから、そのようなところも、場合によっては近隣に迷惑をかけているところもあるかもわかりませんので、日常的な管理の中で、いわゆる住居者とのコミュニケーションを図って、適切な指導なりしていく必要があるだろうというふうに思います。今みたいな個別に柳が伸びているだとか、そういったことがあれば、たくさんある公営住宅でありますので、建設課のほうにもちょっと情報提供していただいて、あればすぐ、そのことについては対応できるだろうなと、そんなふうに思っています。
再質問 5番 野村恵子
今後の公営住宅についてのあり方を期待して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。