みんなの議会

上富良野町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日

(1)中富良野町葬斎場の共同利用について/(2)島津公園の整備と将来像について

2024年6月13日、上富良野町議会の一般質問で、佐藤大輔議員が「中富良野町葬斎場の共同利用について」「島津公園の整備と将来像について」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
佐藤大輔 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 佐藤大輔

私は、さきに通告してございました2項目5点について、町長にお伺いいたします。まず1項目め、中富良野町葬斎場の共同利用についてでございます。我が町の葬斎場は老朽化と主要機械部品の供給終了、また、現在の棺の規格に対応できない場合もあるとのことから、昨年9月、中富良野町と葬斎場の共同利用に関する基本合意書を交わし、令和8年度に解体されることが決定しております。今年度の当初予算に計上された中富良野町葬斎場の電気設備改修実施設計費が可決され、令和8年度からの共同利用に向け一歩踏み出した形でありますが、改めてそこに至る経緯と今後の跡地利用など、以下2点についてお伺いいたします。(1)我が町に新たに葬斎場を建設しようとする際に係る費用の概算は、全員協議会や新聞報道において約15億円と示されました。この金額は、あくまでも現葬斎場と同規模での改築を見込んだ場合とのことでありますが、費用算定の際、炉を1か所にすることや待合室をなくすことなど、コストダウンや効率化のためのダウンサイジングは検討されなかったのでしょうか。(2)今回の葬斎場の件に関して合理的な判断であると評価する声がある一方、異論を唱える町民も少なくありませんが、その主な理由は尊厳の問題であると推察いたします。このような方々の心情に寄り添いながら跡地を有効に活用する方策として、また以前から設置を求める町民の声に応えるためにも、現葬斎場解体跡地に合同墓地の建設を検討してはいかがでしょうか。2項目め、島津公園の整備と将来像についてでございます。近年、島津公園は大型の遊具や乳幼児向け遊具、さらにはじゃぶじゃぶ池が整備され、町内外問わず多くの団体や親子連れが訪れております。また、安全な散歩道として園内の遊歩道を利用する町民も多いと聞いております。そこで、今後の整備計画や将来像など、以下3点についてお伺いいたします。― 25 ―(1)現在の駐車場は狭隘で縁石が高く区画が変則的なため、混雑時はスムーズな駐車が困難であると思われます。今後、駐車場を拡張し区画を整備する考えはあるでしょうか。(2)令和4年に遊歩道の一部が整備されましたが、未整備区間は凸凹によって歩きにくい状態にあります。高齢者の安全性やベビーカーを押す来園者の利便性の観点からも、遊歩道の全面整備に着手すべきではないでしょうか。(3)近年、全国的にインクルーシブ公園が増えております。インクルーシブ公園とは障害を持つ方や高齢者が安全かつ快適に遊べるように設計された公共の遊び場ですが、多様性への理解を深めるとともに、地域や社会とのつながりを広げる拠点ともなり得ます。島津公園は既に遊具が充実しており、加えて立地、自然環境、管理体制などインクルーシブ公園を目指すにふさわしい条件がそろっているように思います。この点を踏まえ、島津公園の将来像について見解をお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の2項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの中富良野町西山火葬場の共同利用についての2点の御質問にお答えいたします。まず1点目の建設費の検討についてでありますが、葬斎場の規模、機能の縮小につきましては、今後数年間は団塊の世代と言われる世代が高齢人口になり、火葬件数は横ばいで推移していく状況が予測されることや故障等の際の対応を勘案すると現状の2炉は必要となります。仮に規模を縮小した場合でも、単純に半分の金額になることや、大きく建設費用を削減できるものではないと考えております。また、現在の葬斎場の相互利用の原則は、各自治体が葬斎場を有していることから、同一料金で相互利用を行うことができますが、現段階での稼働状況では、1炉のみの施設では処理数が不足するため、あらかじめ他の施設に頼るような運用となり、所有施設の運営費のほか、広域使用施設のイニシャルコストとランニングコストも負担することとなることから、より多くの負担となることが考えられ、規模・機能を縮小しての建設は初期段階でしか検討してきておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の現葬斎場の跡地利用についてでありますが、御質問の合同墓地や合葬墓につきましては、以前もお答えしたように、ニーズに関しましては認識しておりますが、中富良野町との葬斎場の共同利用を継続していく場合、将来的に現在の西山火葬場が老朽化した際の設置個所についても未定であることや、梵鐘などの私有物も残っており、跡地についてすぐに次の施設等に使用することはできないことから、合同墓地や合葬墓として使用することは別の問題と考えており、現段階では、今の葬斎場を解体した場合の跡地利用の検討については行っておりませんので、御理解賜りたいと存じます。次に、2点目の島津公園の整備と将来像についての3点の御質問にお答えいたします。まず1点目の駐車場についてでありますが、議員御質問のとおり、公園敷地上の関係から変則的な形状をしております。建設当時の駐車場構想がどのような内容だったのかは今となっては確認できませんが、区画線の引き直し等を行い現在の区画割になっており、30台が駐車可能であり、そのうち2台分が身障者用スペースとなっております。駐車場の拡張も含めた整備につきましては、現在のところ管理人や公園利用者から「混んでいて駐車できない、停めにくい」等の御意見がないことから拡張を含めた整備計画は今現在ありませんが、将来的に利用者が増加傾向となり、駐車場の混雑が頻繁に発生する状況になりましたときには検討も必要と考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の遊歩道の全面整備についてでありますが、本施設の整備時期については、昭和49年から55年頃にかけて整備された施設であり、その後、都度部分的な修繕を行ってきている現状であります。近年における公園の整備状況といたしましては、令和4年度に噴水の防水工事、遊歩道の凸凹が大きい区間72メートルの舗装補修工事、令和5年度に既存ブランコの一つを幼児用に交換とネットフェンスの改修等を行い、令和6年度につきましては噴水周りの舗装補修、幼児用の2連ブランコの新設が実施予定となっているところであります。議員御指摘の遊歩道の凸凹の原因といたしましては、経年劣化や地盤沈下、樹木の根の張り出しによるものと推察されます。令和4年度に遊歩道の一部を補修しましたが、公園全体の施設も建設から40年以上が経過していることもあり、全体を見通した中で優先順位をつけながら計画的に整備をしてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、3点目のインクルーシブ遊具についてでありますが、インクルーシブ教育とともにあらゆる子どもたちが一緒に遊べる新感覚の遊具として、近年全国的に設置が広がり、昨年度、札幌市の公園にも設置されていることは承知しているところです。現在、インクルーシブ遊具を備えた公園や施設は当町にはないのが現状でありますが、今後におきましては、他自治体の動向や設置状況など、調査・研― 26 ―究を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 1番 佐藤大輔

それでは、再質問に入らせていただきます。まず1項目め、1点目のダウンサイジングの検討についてでございます。当然、検討していないわけがないということは重々承知をしております。あくまで町民の声を代弁しているということで、御理解いただければと思います。御答弁の中に、中富良野町と富良野市、また我が町、この相互利用の原則から、炉を一つにするということは、なかなか現実的ではないということは、そういったことを基に早々に検討する必要がないと判断されたということで、理解はできました。ただ、昨年末に開催された住民会長懇談会、また住民説明会の資料には、西山火葬場と同規模、これは2炉、待合室一つの場合は9から10億円、現火葬場、上富良野町の葬斎場と同規模、これが2炉、待合室2部屋の場合は10億円から12億円と示されておりました。これだけ見ても、規模の違いで1億円から2億円の違いが生まれているなと資料から読み取れるわけですけれども、これさらに進んで2炉ゼロ室、2炉だけれども待合室ゼロというような検討はされなかったのか、確認の意味でお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。具体的な積算の金額は、今の規模の場合は幾らかかるかというのは、同じ規模の既に建てた他の自治体の例を見て金額を想定といいますか、参考にしております。その中で、炉だけで待合室がないと、炉だけの建物というのは現実的ではないなということで、その検討は、ほかのそういう炉が、葬斎場があるのかないかも含めて検討はしておりません。

再質問 1番 佐藤大輔

特にちょっとほかの自治体、私も調べていないので分かりませんが、現在のこの社会情勢といいますか、お葬儀の在り方等を考えると待合室なくてもいいよね、コロナが明けてしまったので、その機運というか、そこら辺は治まっているのかなとも思いながらも、炉だけの検討はされなかったということで理解いたしましたが、住民会長懇談会とか住民説明会の中で、そういった質問は出なかったということでよろしいでしょうか。確認の意味でお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。具体的に炉だけで待合室なしという質問はありませんでした。ただ、待合室を使わなくなったのは、本当、コロナのときになってから一切使わなくなりましたので、今後は利便性と、利用する方の利便性やニーズがあるのかもしれませんので、従来どおり待合室があるのが普通かなと思っておりましたし、説明会等でもさらに待合室なしという、それはどうなのだという意見はございませんでした。

再質問 1番 佐藤大輔

町長の答弁で納得といいますか、理解はいたしました。先ほどの同僚議員の質問と被りますので、あまりこの点、特にこれ以上触れるつもりはないのですけれども、やはりある程度出せる情報というか、こういったことというのは、確かに9億円とか12億円とかと出してしまうと、それが独り歩きしてしまうのですけれども、検討過程というのは示せるのかなと。資料の中には当然検討した、要は2炉1室は検討しました、2炉2室も検討しました、では2炉ゼロ室はどうだったのかとかいうところが検討していませんでしたは表記する必要はないのですけれども、せめて先ほどの炉を一つにすることがなぜできないのかということに関しての説明はあってもよかったかなと思いますが、今後のこの情報提供の在り方について、再度、町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。なかなかこの問題は、住民の方の関心があるのかどうかというのも含めて、重々、住民会長懇談会とか説明何回か、複数回説明してまいりましたが、なかなかそれに対して御意見というのはあまりなかった。当然前段の古くなった、炉が小さい、今後は合理化が必要ですということを説明した上で皆さんの御意見ということで住民会長懇談会とかでも説明させていただきましたが、特に質問は住民会長会議では特になかったです。それで、直前の住民説明会のほうは昼夜2回やったのですが、合計で10名の方の参加ということで、いろいろ情報の出し方等もいろいろ御意見はあると思いますが、住民の方について、この件についてはおおむね御理解いただいているのかなという判断に至っております。以上です。

再質問 1番 佐藤大輔

今の御答弁に対して、おおむね納得してはおります。ただ、やはり難しいです― 27 ―よね。情報提供は本当に難しい。過剰ですと本当にどれがどれだかわけ分からなくなってしまいますし、この取捨選択が難しいわけですけれども、やはりむしろ住民に対して、例えば我々議会もそうなのですけれども、正しい情報を適量、適切に提供していくということが、より住民の理解を深めていくのかなと、より納得を得られやすいのかなと考えておりますので、その点、今後こういったことはあまりないのですけれども、やはり御留意いただければと思います。2点目についてでございます。2点目の火葬場の跡地の活用についてでございますが、先ほどの御答弁では、現時点では、更地にして管理していくような方向なのかなと、何かを建てるということは考えておられないということでよろしかったかなと思います。先ほどの御答弁では、この2点目の質問の前段の部分に対しての町長の所感が述べられていなかったと思われるので再度お伺いしますが、私、尊厳の問題という非常に抽象的な表現を用いましたが、具体的に申しますと、自分が亡くなったとき、この町で自分が火葬がされないことへの虚しさとか、ほかの町に世話になることへの抵抗感といった、本当に実に感情的な部分であるかなと考えております。要するに、今回の町長の御判断、町としての判断は、公共施設の整備の優先順位を考えるとこれ致し方ないと頭では分かっているのだけれども、どうしても心の中に納得感が生まれないというような類いのものであるかなと思いますが、町長御自身、町長に対してこのような町民の声というのは、届いているのかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。佐藤議員の質問通告を受けてから、この尊厳というのは多分そういうことであろうと想像はしていましたが、自分の町で火葬してほしいといいますか、そういう声は一部の住民が持っているということはもちろん理解しておりますし、そういう気持ちを全く無視といいますか、そういう気持ちを大切にはしていきたいのですが、なかなか昔と違って、全て自分の町で何もかも全部ワンセットそろえてというのはなかなか難しい中で、苦渋の選択といいますか、将来的にはやはりほかの自治体との協力も必要だということで説明して納得していただいたのかなと思っておりますし、そういう問題が全くないという認識ではございません。まだ一部、町民の方はそういう感情を持っているということは認識しております。以上です。

再質問 1番 佐藤大輔

要は頭では納得しているけれども、今回の町の判断に対して腑に落ちないのだという町民の声は、町長御自身も把握されているということで、今、確認をいたしました。安心をしておりますけれども、ではその方々に対してどのように応えていくかというところ非常に難しいかなというふうに思いましたので、これ火葬場の共同使用と合同墓地の設置の話は、一緒に論じるのはさすがに無理があるのかなと当初私も考えておりまして、非常に悩ましかったのですが、ただ葬斎場に先ほど申したような格別な思いがある方々の願いがかなわない、要は葬斎場が恐らくなくなるだろうということで、願いがかなわないのならば、せめて葬斎場の跡地に先人たちの御遺骨、当然御自身も含めて先人たちの御遺骨を末長くお納めする合同墓地を設置することというのは、これは政策をもって町民に納得感を持っていただくという、非常に合理的な判断ではないかなと思いまして今回提案も含めて質問しておりますが、改めてこの点に関して町長の見解をお伺いさせていただきます。

答弁 町長 斉藤繁

まず、自分の町で火葬できなくなるというのは、既にできないといいますか、合同で、共同で設置している自治体もございますので、そういう自分の町で火葬してもらいたいのだというのが尊厳かどうかというのは、非常に難しいと思っております。これが尊厳だとすると、ほかの町で共同でやっているところは尊厳を毀損していることになりますので、なかなかそれは難しいのかなと思っております。ただそういう思いがあるというのは重々承知しておりますが、それが合葬墓を建てることで解決するのかどうかというのは、別の問題だと思いますので、合葬墓は別の機会でお話できればと思っております。以上です。

再質問 1番 佐藤大輔

私の提案に関しては、町長の頭の中では全くないということで確認をいたしました。最後、町長は別の機会にとおっしゃいましたが、私は町民のニーズに関しても触れておりますので、通告外のグレーゾーンに足を踏み入れていないのではないかという自認の下に改めて質問いたしますけれども、合同墓地の設置に関して葬斎場の跡地利用は、可能性は否定されました。そうなると、その跡地は合同墓地以外に何かあるのかと思ってはいますけれども、そこはちょっと置いておいて、ではこの― 28 ―合同墓地の設置というのは別の場所、例えば中央霊園等なら可能性はあるのか。先ほどの私の質問に対して、町長はニーズに関しては認識しているというような御答弁をされましたが、この合同墓地の設置そのものについて、現時点で町長はどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。一定のニーズがある、厳密に調査したわけではございませんが、そういう声が上富良野町の町民とは限らず、あちこちの自治体でできているということを鑑みれば、そういう一定のニーズがあるということは想像できますが、現時点で町営でやるのか、民営ということも考えられますし、また町営でやった場合、今の利害関係が生じてきますので、納骨堂とか民間のそういったところの折り合いとか、いろいろ調整することは多々あって、すぐどうのこうのという考えは、現時点では持っておりません。以上です。

再質問 1番 佐藤大輔

このことについては、前町長にも質問をさせてもらっております。その際、前町長は、こういった先祖を、粗末にするという表現はちょっと適切ではないかもしれませんが、先祖を大切にしないというような、そういった機運を町として助長すべきではないというようなニュアンスの思いから、合同墓地の設置というのは私は考えていないという御答弁でありました。ちょっと今、町長の答弁だと非常に分かりにくかったのですが、まず何が一番ネックになっているのかと、町長が町長である限り、合同墓地の設置というのは基本的にないと考えてよろしいかどうかをお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。何が問題かというのは、墓じまいとかがあるのは分かっておりますが、そのお骨が、お骨を上富良野町に造ったから上富良野町に合同墓地に入れてくれるのかどうかという問題もありますし、現段階では、宗教法人、寺院のほうで納骨堂とかがありまして、要するに町がやることによって直接の利害関係も生じてきますので、そう簡単に調整、そこは調整しないとならない問題、非常に大きな問題かなというふうに思っております。先祖を敬う気持ちが薄れるとかそういうことは特に、前町長のことを今おっしゃいましたけれども、そういうことよりは、そのことよりも実際現実的に町がなぜ今やらなければならないのかという、そういう、ニーズはあるのですけれども今なのか、いろいろ考え、調整することもたくさんあるし、そういう問題がたくさんありますので、現時点では合同墓地のことについては考えていない、場所についてもということであります。

再質問 1番 佐藤大輔

民業圧迫的な部分が、今伺っていると、町長の中で一番引っかかっているのかなと思いました。富良野市、令和元年に建設されて6年目を迎えております。現在1,500柱納骨可能なところで、約350の御遺骨が納められていると担当者のほうか ら伺って おり ま す。基本 的に 1 ,500 万円 かな、要は利用者負担で建設費を賄うという考えの基に建設されております。ちょっと運営費は別になるかなと思いますが、なので、そういった財政的な部分はそんなにネックではないのかなと思っていたので、町長は多分、その部分はネックではないということを今確認できましたから、二度は申し上げませんが、町長がネックとして考えている部分が解消されましたらこれ、合同墓地の設置のニーズは、僕が議員になってそれが一番大きいのかな、一番声としては多いなという印象を受けているので、町長は町長である限りやらないというわけではなくて、現時点では検討していないというようなお話でありましたので、今後ぜひ前向きに、ちょっと定例文で申し訳ないですが、前向きに御検討いただければと思います。続いて、2項目めの島津公園のことについての質問に移らせていただきます。1点目の駐車場、また2点目の遊歩道につきましては、引き続き適切な管理と、また検討を加えながら、整備が必要であれば整備をするというような御答弁でございましたので、そこは御期待を申し上げます。先ほど申し上げた乳幼児専用のブランコというのも非常に好評だと聞いておりますので、本当に行政、また管理の方々の御努力で、島津公園というのはおおむね適切に管理されているものと私は評価しておりますことを申し添えさせていただきます。ただ、この3点目のインクルーシブ公園についてでありますが、先ほどの町長の御答弁では、インクルーシブ遊具についてのみの言及だったかなというふうに思いまして、正直私の質問とちょっとかみ合っておりませんでした。言葉足らずであったのであれば申し訳ありませんけれども、改めて先ほど町長の答弁の中で、札幌市の公園ということで御答弁がありました。恐らく札幌市の農試公園のことだなというふうに思うのですけれども、私もこの農試公― 29 ―園の担当者とのヒアリングを基にした、今ちょっと補足説明をさせてもらった上で改めて町長の見解をお伺いしたいと思います。ちょっと長くなります、申し訳ありません。私がインクルーシブ公園の存在を知ったのは、今から約1年前で、町内の子どもの発達に不安を抱える複数の保護者からの要望がきっかけとなっております。インクルーシブ公園というのは、時に障害のある子どもが遊べる遊具がある公園という意味で誤解されがちでありますが、障害のある、なし、子ども、大人関係なく全ての人が利用できる公園であります。社会にある物理的、情報的、制度的なバリアをデザインを使って解決し、心理的バリアをなくしていこうとするのがユニバーサルデザイン。そして、そのユニバーサルデザインでは取り除けないバリアを周囲の人の意識や行動で取り除いていくという考え方をインクルーシブと言います。例えば、もしスロープがあったとしても、周りの人からお手伝いしましょうかと声をかけてもらったほうが安心してその場にいられると申し上げたら分かりやすいかと思います。なので、単にインクルーシブ遊具、ユニバーサルデザインの遊具を置いただけではインクルーシブ公園とは言えないと考えております。先ほど申し上げた駐車場、遊歩道はもちろん、スロープ、身障者トイレ等の整備、そして身体障害者、自閉症などの発達障害、知的障害、認知障害、感覚障害児も遊べるインクルーシブ遊具の設置といったまずハード面の整備というのはこれもちろんでありますけれども、利用者同士が自然と声をかけ合ったり一緒に遊んだりする環境づくりをするためのコーディネーターやプレイワーカーの配置などといったソフト面の整備も重要になってきます。これまでの公園は行政により計画され造られるものでありましたが、インクルーシブ公園は利用者へのヒアリングや意見交換を積極的に行い、公園を利用者とともに育てていくという官民協働をコンセプトとしているそうであります。冒頭に述べましたように、多様性への理解を深めるとともに地域や社会とのつながりを広げる拠点として公園という小さな存在が少しずつ広がって、インクルーシブな町、要はみんなが安心して暮らせる未来、みんなでつくっていく町へと変わっていくことが期待されます。以上が、私がインクルーシブ公園を目指すべきでは、検討してはどうかとする理由でございます。それこそ先ほどの同僚議員の質問に対して、町長は人口減少の部分で協働のまちづくり、穏やかに安心して暮らせるまちづくり、そういうものにつながる私は施策だと考えておりますが、今の私の補足説明をお聞きになって、その率直な気持ちも含め再度町長の見方をお伺いさせていただきます。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。インクルーシブとユニバーサルデザイン、バリアフリーと言ってもいいかもしれません。その違いを明確にするというのは、なかなか私も何が違うのかというのを勉強させていただきましたけれども、単にインクルーシブ公園、インクルーシブ遊具というのは、インクルーシブという言葉が障害者なんかもちろんですけれども、人種や宗教、その他諸々、それらを多様性に対応して包含するような意味の公園ですよということで、そういう説明をされている方が結構おりまして、その中にインクルーシブ遊具が当然備え付けられているのですが、そういう一般論でいろいろ頭の中に整理していきますと、例えばブランコがあって、普通の健常者の方でもブランコ嫌いな子ども、滑り台嫌いな子どもがいて、ブランコだけだったらみんながインクルーシブではないのでやはりいろいろな遊具、それを障害、人種、宗教なども含めてあらゆる人が楽しめる公園、いろいろ、だから普通の遊具もあっていいのですけれども、そういう人たち、いろいろな人たちが、あの公園にはあれがあるから行くとか、あの公園にはまた違うことも、あれがあるから行く、そういうのがインクルーシブ公園だと理解しておりますので、いろいろな遊具をユニバーサルに、そして誰でも使えるようにするのがインクルーシブではないなと。普通の遊具は遊具であっていい。それに興味のない人、また心身の障害等でそれを使えない人は使えるようにしてあげるのはもちろんいいのですけれども、それでもちょっと無理がある場合は別の遊具で楽しめる、そういう公園がそういう考え方の公園なのだなというふうに理解しております。

再質問 1番 佐藤大輔

インクルーシブ公園の理念といいますか、そういったものは町長も既に御存じであったかと。若干こちらのほうが情報を多く持っているという、それはもう私は質問する側ですので当然かなと思いますけれども、既に御理解していただけているということで確認をいたしました。ただ一番大事なのは、要は町長が本当にこの町の、僕が一番最後申し上げたところ、公園という小さな存在が少しずつ広がって、要はインクルーシブな町、みんなが安心して暮らせる未来をみんなでつくっていく町へと変わっていくということが期待されるという部分、要は町長がたかだか公園と思われるのか、されど公園と思われるのか分かりませんけ― 30 ―れども、そういった一つ一つの町のものに対して、それはハード・ソフト両面だと思いますけれども、どのようにデザインをしていくか、どのように魂を込めていくかという部分が肝要であると私は考えています。先ほどの答弁では、島津公園の将来像について、町長オリジナルの、町長御自身の見解というのは示されていなかったかなというふうに思いますので、町内にある都市公園のうち、唯一と言っていいのか確認していませんが、地区公園というものに区分される島津公園というものを今後どのようなコンセプトでブラッシュアップしていくのか、どのように町長の魂を込めていかれるのか、お伺いさせていただきます。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。島津公園は、既存の完成した公園ですので、なかなかこれをデザインといいますか、工事をしてがらっと変えるというのはなかなか難しいと思いますが、今ある機能を十分、先ほどの答弁にもありますが、一遍にユニバーサルデザインとかインクルーシブの公園にするというのは、なかなか一遍にはできないと思います。ですので、事あるごとにといいますか、優先順位は当然つけるのですが、何か補修する場面とか、何か必要な遊具がある場、そういうときにはきっちりとその辺も、インクルーシブなんかも念頭に置きながら整備していって、より多くの方が利用していただけるのが将来的な島津公園の在り方であるのかなというふうに考えております。

再質問 1番 佐藤大輔

ちょっとすみません、嫌な言い方になるかもしれません。今の答弁聞いていると、結局、悪くないのですよ、悪くないのですけれども、要は一つ一つのニーズに応えながら、デザインというのは本当に機能的なものではなくて、本当にグランドデザインという意味のデザインで、町長がどのように島津公園をこのまちづくりの上で活用していくのかということを私はお伺いしていたのですが、町長としては、まず一つ一つニーズに応えながら、問題に対して対処していきながら、島津公園というのがより町民に愛される場所として機能をし続けていくことを目指しているという理解でよろしいでしょうか。お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

1番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。グランドデザインは、公園として十分機能しているので、それを大きく変える何か不都合があるとは、今のままでいいのかなと。さらにブラッシュアップは必要だと思います。そういう意味で、グランドデザインは大きく変更することはないと思いますが、機能につきましては、ニーズがあるか、ないかはもちろん重要ですが、例えば補修をする場合はそういうことも念頭に、十分計画的に整備していかなければならないのかな。それが利用者の増につながりますし、町民の子どもを連れてきたり遊んだり、また憩いの場であったり、そういう将来の利用につながるのかなというふうに考えております。以上です。

出典:上富良野町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる