上富良野町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日
(1)熱中症対策について/(2)上富良野町の文化・歴史の継承について
2023年9月13日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「熱中症対策について」「上富良野町の文化・歴史の継承について」について質問し、教育長 鈴木真弓、町長 斉藤繁、教育振興課長 谷口裕二、総務課長 北川徳幸が答弁しました。
- 質問者
- 荒生博一 議員
- 答弁者
- 教育長 鈴木真弓、町長 斉藤繁、教育振興課長 谷口裕二、総務課長 北川徳幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 荒生博一
私は、さきに通告しております2項目7点について、町長及び教育長にお伺いいたします。まず1項目め、熱中症対策についてお伺いいたします。環境省と気象庁は、本年8月24日、熱中症警戒アラートを、おととしの運用以来、宗谷地方と釧路・根室地方に初めて発表されるなど、北海道の八つの地方全てに発表いたしました。また、札幌市では、8月23日には、1876年の統計開始以来、観測史上最高となる36.3度を記録いたしました。当町においては、8月24日、36.4度、8月25日、35.1度の猛暑日が続き、町内の小中学校では臨時休校の措置が取られました。― 26 ―8月22日には、伊達市の小学校2年生の女児が熱中症の疑いで死亡するなど、痛ましい事故も起きており、近年の地球温暖化の影響により、昨今は、夏の北海道は涼しいなどといったイメージからはかけ離れた記録的な高温となっております。そこで、上富良野町の熱中症対策について、当面の対策及び中長期的な対策について、以下3点、町長と教育長にお伺いいたします。1点目、さきに申し上げた当町の小中学校の2日間の臨時休校措置や伊達市の小学校2年生の女児の痛ましい事故などを受け、当町の小中学校における当面の熱中症対策を教育長はどのようにお考えか、お伺いいたします。また、中長期的な対策として、各教室などにエアコンの設置など、具体的に町長はどのような対策が必要とお考えか、お伺いいたします。2点目、熱中症警戒アラート発表時の熱中症予防行動令として、身の回りの暑さ指数、いわゆるWBGTを確認し、行動の目安とすることになっておりますが、現在、小中学校ではWBGTの確認作業は何を基準に行われ、どのような作業を経て各家庭に伝達されているのか、一連の流れについて教育長にお伺いいたします。3点目、高齢者施設や病院、また、公共施設においても熱中症対策が必要と考えますが、当面の対策及び中長期的な対策をどのようにお考えか、町長の見解をお伺いいたします。次に、2項目め、上富良野町の文化・歴史の継承についてお伺いいたします。「過去から学び、今日のために生き、未来への希望を持て」というアインシュタインの言葉からも、過去から学び、今日をしっかりと生きたなら、それがすばらしい未来へとつながる。この言葉からも、歴史を大切にし、後世に伝えることが非常に重要であります。明治30年、三重団体長である田中常次郎一行が入植し、今年126年目となる上富良野町は、これまでに、昭和32年に町章が制定され、昭和42年に町民憲章の制定、昭和56年に町花ラベンダーと町木アカエゾマツの制定がなされておりますが、現在、伝承されていないことを憂えております。そこで、以下、1点目から3点目について、斉藤町長に、4点目については鈴木教育長にお伺いいたします。1点目、上富良野町の町章、町民憲章、町花、町木は、現在どのような場面で伝承されているのか、お伺いいたします。2点目、昭和42年の発行の上富良野町史、平成9年の発行の100年記念誌、平成13年発行の上富良野50年のあゆみの3記念誌は、上富良野町の歴史を伝えていく上で大変重要なものであります。今後、十勝岳噴火100年や150年などの節目を迎えることになりますが、町の歴史をどのように保存することをお考えか、お伺いいたします。そして、上富良野町史の今後の発行予定についてのお考えも併せてお伺いいたします。3点目、現在、歴史を伝承していく上での大切な資料の保存方法はどのように行っているのか、お伺いします。そしてまた、保存の基準は明確になっているのか、そして担当課はどうなっているのか、お伺いいたします。4点目、上富良野町の機関誌「郷土をさぐる」は、町民有志が手を挙げて、42年継続して行っており、2023年の本年、第40号が発行されました。町として、歴史の保存の観点から、今後もずっと継続して発行いただくためにどのような支援が考えられるのか、お伺いいたします。以上です。
答弁 教育長 鈴木真弓
2番荒生議員の熱中症対策についての1点目は、町長と教育長に御質問をいただいておりますが、学校教育に関することから、1点目と2点目の御質問に私からお答えさせていただきます。まず、1点目の当面の熱中症対策に対する御質問でありますが、8月24日と25日の2日間にわたり、町内小中学校4校において臨時の休校措置を取りましたことに対しまして、保護初め関係する皆様に多大な不安と御迷惑をおかけする中、御理解、御協力をいただき、対処させていただきました。今回、熱中症警戒アラートが発令される猛暑への対応は、限界と判断し、臨時休校は、児童生徒の健康と安全確保の観点から、必要な措置であったと考えております。熱中症警戒アラート発令に関する臨時休校とする基準などは、現在、町として持ち合わせていないことから、保護者に対しましては、緊急的な休校措置の通知になり、御迷惑をおかけしたものと考えており、今後のことも踏まえ、熱中症事故防止に関する取扱指針を策定してまいりたいと考えております。また、酷暑が続く中、各学校においては、既存の設備などを効果的に活用しながら、熱中症予防の対応を進めていただき、また、保護者の皆様にも熱中症予防のアイテム等を携帯していただくなどの協力をいただいたところであり、これらの経験を今後においても生かしてまいりたいと存じます。また、さきの議員への答弁でも触れましたが、夏― 27 ―休み以降も酷暑が続く昨今、夏休み期間の在り方についても関係者の皆様と議論していきたいと考えるところであります。冷房設備の整備に関しましても、その実現に向けた手法を検討するととに、早期に効果的な対策を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の暑さ指数の取扱いに関する御質問にお答えいたします。熱中症の危険度を判断する環境条件の指標として暑さ指数があり、現在、環境省の熱中症予防情報サイトにおいて、各地点の時間後との暑さ指数が公表されております。この暑さ指数に基づいた日常生活における注意事項と熱中症予防運動指針が示されており、令和3年度からは、暑さ指数の予測に基づいた熱中症警戒アラートが気象庁、環境省において運用が開始され、併せて文部科学省より、学校における熱中症対策ガイドラインが示され、各学校においても、この暑さ指数を参考として、各授業の対応に当たっているところであります。この暑さ指数はインターネット上でも公表されておりますが、学校現場の状況に応じた判断が行えるよう計測機器を用いているところでありますが、このたびの熱中症警戒アラート発令もあり、学校現場において、より身近で計測ができるよう計測機器を複数台配置したところであります。学校現場においては、暑さ指数に基づき、屋外活動や運動活動を慎重に判断し、熱中症予防に対応しているところであり、各家庭に対しましても熱中症予防対策が行われるようお知らせしているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の1項目めの熱中症予防対策についての3点目の御質問にお答えいたします。高齢者施設や病院、公共施設等の熱中症予防対策についてでありますが、民間の高齢者施設等への聞き取りでは、全ての施設に冷房等、何らかの対策が講じられていると聞いております。町が運営する町立病院とラベンダーハイツにおきましては、部分的にしか冷房の施設がないことは議員御存じのことと存じます。両方の施設につきましては、入院患者、入所者の皆様には、扇風機や冷風機などの対応のほか、患者や入所者の体調に応じて保冷剤などの対応を図りながら、健康状態に配慮しているところです。町立病院につきましては、新しい病院施設において冷暖房の設備が整いますが、ラベンダーハイツにつきましては、当面現状の施設を使用することから、居室に限らず、食堂ホールや医務室、介護士室など、どのようなところに整備することが効率的で経済的なのか、検討を進めながら随時整備を図ってまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの上富良野町の文化・歴史の継承についての1点目から3点目の御質問にお答えいたします。まず、1点目の町章、町民憲章、町花、町木の伝承についての御質問ですが、町章、町民憲章、町花、町木の制定内容については、上富良野町例規集に登載し、ホームページにて、その由来、内容なども掲載し、周知しているところです。現在の具体的な伝承方法として、まず、町章については、町旗を公共施設などに掲揚するとともに、行事、式典の折には掲揚を行っているところです。町民憲章については、役場等公共施設に掲示して、日頃から目に触れていただくようにしております。また、町花ラベンダーについては、我が町の観光、産業資源として大変重要な位置づけとなっているのは御承知のとおりですが、近年、栽培農家戸数が減少してきていることなどから、特産農産物に指定し、耕作面積の維持、拡大を図るための補助事業を実施しているとともに、本年度から担い手の確保、栽培技術の伝承のため、地域おこし協力隊を募集し、産業、観光用として、安定的にラベンダーを提供かつ植栽できる環境づくりに努めてまいります。町木のアカエゾマツについては、雄峰十勝岳に植生しており、その雄姿は風格と威厳さを誇り、温泉観光客、登山客をも魅了しており、町内においても町有林、民有林に植栽されているほか、町内の公園、街路樹としても活用を図っています。次に、2点目と3点目の町の歴史の保存と今後の町史の発行予定についての御質問ですが、町の歴史の保存についてですが、郷土館において、各歴史資料等について展示・収蔵していますが、その他の資料等については、各所管にてそれぞれ保管しているところです。併せまして、町では、随時歴史年表の更新を行い、教育委員会においては、毎年の10大ニースの投票事業などを実施するほか、郷土をさぐる会において、毎年機関誌が発行されるなど、歴史資料の保存に努めています。また、歴史資料の保存の基準についてですが、文書の分類及び保存に関する取扱要領に基づきまして、歴史的資料については、永年保存として各所管― 28 ―にて保存されているところです。また、総合的な担当課は総務課が所管しています。今後の町史の発行予定ですが、現在のところ持ち合わせておりませんが、議員御発言のとおり、将来にわたっての文化・歴史の保存、伝承については、大変重要なことと認識しておりますので、その方法等について検証するとともに、研究・検討していきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたしたいと思います。
答弁 教育長 鈴木真弓
次に、2項目めの上富良野町の文化・歴史の継承について、さきに町長から答弁申し上げておりますが、教育委員会に関わる1点目と4点目の御質問にお答えいたします。まず、1点目の町のシンボルの伝承に関する御質問でありますが、教育委員会におきましては、町章、町民憲章は、ふだんから町民皆様の目に触れていただくよう、社会教育施設に掲示を行うとともに、町章、町民憲章5項目の周知と継承を図るよう、関係諸団体の総会資料等に掲載していただけるよう依頼するとともに、いしずえ大学においては、入学式、卒業式において、町旗掲揚と町民憲章の朗読を行うなど、継承に努めております。また、学校教育においても各学校において、町旗、町民憲章を掲示するとともに、小学校3・4年生用の社会科副読本には、町章、町民憲章、町花、町木を巻頭ページに掲載し、町の歴史などの学習活動に取り組んでいるところであります。次に、4点目の上富良野町郷土をさぐる会が発行する機関誌「郷土をさぐる」に関する御質問にお答えいたします。上富良野町郷土をさぐる会は、昭和55年12月、町の郷土史の調査・研究により、郷土文化の向上と社会教育の充実・発展を目的に、有志が集い、設立され、昭和56年より「郷土をさぐる」を、1年1号を基本に発行を継続され、今年、節目の40号の発刊になったところであります。このたび国立国会図書館から郷土をさぐる会に対し、町に関する歴史を初め幅広い分野にわたる調査・研究をまとめた出版物の納入依頼があり、「郷土をさぐる」全40号のほか、郷土をさぐる会が発刊に関わった3誌が贈られたところであり、今後においても継続されますことを期待しているところであります。郷土をさぐる会への支援につきましては、町から発行費用の一部として5万円を、また、特別号発刊においては、都度協議により補助交付をしているところでありますが、郷土をさぐる誌の発刊に当たり、昨今の物価高騰に伴い印刷製本費が増嵩し、会費と販売費、補助金による収入での運営は大変厳しい状況とお聞きしております。町の歴史を初め自然、産業、生活など幅広い分野の調査・研究から、貴重な記録誌を発刊されていることは、町としてもその活動は大変貴重なことと理解しておりますので、今後においての支援内容については、引き続き協議してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 2番 荒生博一
まず、熱中症対策についての再質問をさせていただきます。先ほど同僚議員も小中学校へのエアコン設置については、同じ内容で質疑をしていますので、その際いただいた教育長の答弁の中では、早急に調査を重ね、どのような設備が最適かということで御答弁いただきましたけれども、その言葉の中に、スポットクーラーという言葉がありまして、皆さんも報道では記憶にあるかと思いますが、先般苫小牧市でいち早く、熱中症警戒アラートを受けた後、市内の37校、約600の教室にスポットクーラーを設置するといったのが報道で出されておりますけれども、その後のいろいろなSNSのサイトを拝見しますと、教育現場から非常に多くのクレームが出ておりまして、スポットクーラーというのは、そもそもその名のとおり、一部を冷やすというだけの機能しか有していないため、実際広く大きな教室においては、涼しさを感じられる生徒というのはごく僅かということでお聞きしております。先ほどの御答弁の中の、まず、スポットクーラーというのは、ぜひ考えから削除いただきたいと思いますので、これをまず申し添え、今、教育長も資料にあると思いますけれども、文科省の冷房設備設置状況調査では、全国平均が95.7%、この数値に対し、北海道は、昨年の9月のデータだけでも、僅か16.5%にとどまっております。その中で、確かに機器を単に設置すればという話ではありません。許容アンペアの問題があり、契約の電力会社と、最大のアンペア数をもって契約をなされると、経常経費が上積みになり、それには支出も伴うのは十分承知しております。しかし、同僚議員も申し上げたとおり、やはり生徒児童の安心・安全な教育環境の整備というのは非常に重要であり、急務と考えておりますので、まず、その際に必要なのは幾ら、例えば上富良野小学校に例えると、設置教室数、それから、今、低圧か高圧かという契約は分かりかねますが、キュービクルを設置した場合、その諸費用が幾らかとかというような計算を事前立てなければ、来年、再来年といった短期では、早期実現は目指せないのかと思い― 29 ―ますけれども、その辺の実態調査、今後、急速に進めていくお考えかどうか確認します。
答弁 教育長 鈴木真弓
2番荒生議員の御質問にお答えいたします。さきの議員に説明しました、今後の方策として考えられるものの一例として挙げたものに、スポットクーラーという表現も私、一部しましたが、実はこれも一つの設備として導入している自治体がありましたので、その実態についても私ども情報を収集して、その効果性、ただ、議員がおっしゃるような、使い方によっては、当たっているところしか効果がなく、広くそれは児童生徒のためになるものではないのではないかという皆様の御意見があるのも十分承知しているところでございます。それも踏まえまして、様々な、今、北海道における、うちの小学校3校と中学校1校ございますが、小規模校から大規模校とございますので、その教室の空間においてどの設備が最大効果があるのかということも踏まえまして、まず、様々な手法を皆様と一生に検討していくと。その中で、もしかしたら、議員おっしゃるように、これはうちの町にはなじまないということで、もしかしたらそこから消えていくものもあるかと思いまず、まずは、今は検討し始めたばかりでございますので、様々導入しているところのデータを頂きながら、どれぐらいの費用なのか、付けるとしたら、早くできるものなのか、やはり2年、3年かかるものなのか。今、北海道において、かなりみなさん、物を買うものは、一気に受注しているので、物があるのないのか、それも私どもきちっと精査をして、これは整備に当たらなければいけないと考えておりますので、まず、スポットクーラーという表現をしたものについては、そのような形で今検討し始めている中身の一例ということで御理解いただきたいと思います。決してそれを導入するということは、今まだ決まったものではございませんので、御理解いただきたいと思います。あと、それに併せまして、各学校の規模によってどれぐらいのものが必要なのかというのは、今、議員からの御質問にもありましたように、上小のように1階部分にある程度付いている、設備を備えている学校もありますが、他の3校については保健室のみしか付いていない学校もあり、これはかなり学校の設備によって、空調の設備をどうしていくかによっても、また検証が変わると私は考えております。それによりまして、基本的には、最終的な目標はどこに置くのか、それにするためには、もしも年数がかかるとしたら、優先順位をつけなければいけないものなのか、あと、財源のことも先ほど再質問にも答えましたが、財源も含めまして、これについては、きちっと実態調査と、それに向けての検証と評価を詰めながら、きちっとした対応について検討していきたいと思います。それにつきましては、学校現場の学校長とも協議を十分詰めますし、先ほど申し上げました夏休みの期間の変更は、これこそ本当に北海道議会における文教常任委員会でもこの言葉が教育長から発言されておりますので、私もそれは一例としては、検討しなければいけないかなと今考えているところでございますので、あらゆる機械設備もそうですし、今、私たちがすぐできることは何だろうということも踏まえて、あらゆる観点で、来年迎えるべく夏の前に考えていかなければならないと思っています。また、学校においては、来年の夏休みの休業期間を決めるとしましたら、この10月、11月には来年の学校スケジュールをほぼ、打ち合わせしていくことになりますので、かなり学校からは喫緊の課題だと言われていますし、保護者のほうの説明責任もありますので、それには、きちっとした時間も取り、慎重な審議が必要だと、今現在考えているところでございます。まず、各学校の実態については、きちっとした調査もしまして、検証は深めていきたいと考えております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
次に、町長にお伺いいたします。過日、8月26日になりますが、自民党の萩生田政調会長が苫小牧市を訪れた際、市、また、教育関係の方々からエアコン設置についての強い要望があったということで、そういった報道を目にしました。その際、政調会長は、もう来年度から、いよいよ北海道においても検討の時期に入ったということで、この問題を非常に大きく捉えております。やはり昨今の新聞でも、伊達市の痛ましい事故を受けてから、非常にエアコンに係る記事というのを多く目にします。今回の一般質問でも同僚議員、私含めて3人がエアコン設置に関して申し述べるということは、やはり喫緊の課題であるということで私自身も捉えております。ぜひ斉藤町長におかれましては、道、また国にもこのような要望を、沿線、また単独の上富良野町としても強い要望をお願いしていただきたく思うのと。また、早期実現のためには、やはり財源の確保というのは重々承知しております。例えば過疎認定を受けた後、我が町では過疎債の使用が可能であった― 30 ―り、また、基地調整交付金など、有効な財源活用というのも、様々な検証を経て実現に向かっていただきたいと思いますが、町長から最後、早期実現に向けた力強いお言葉をください。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えいたしたいと思います。まず、暑くなった北海道の現状というもの、エアコンが必需品になった、本州と変わらないという現況、その対応については、道、国に対して、議員おっしゃるとおり、強く要望して、もちろん単独もありますし、富良野圏域もしくは上川の町村会を通じて、強く現状を訴え、その必要性というものも併せて訴えていきたいと思っております。次に、空調設備、それに代わるものも含めてですが、暑さ対策というのは、また来年の夏も今年と同じように、どうなるか分かりませんけれども、こういう経験をした以上は、その対策というのは喫緊の課題だと思っております。来年からすぐできるもの、もしくは二、三年、設計なんかも含めてかかるものも含めて、いろいろ精査して、できるものはすぐ取り組んで、安全対策、学校、公共施設、病院等ハイツその他、いろいろ公共施設がありますので、優先順位も考えながら、近々にできるものはすぐ取り組んでいきたいと考えております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
確かに北海道は、エアコン自体、以前は非常にぜいたく品でありました。しかし今では、冬に暖房器具がないと生活できないのと同じレベルまで、真夏はエアコンが必需品なのだという考えをぜひ改めてほしいものです。続きまして、2点目の再質問をさせていただきます。今回、学校においては、暑さ指数を測るWBGTの計測器を各学校で用意し、教育現場では、授業の前に先生が一生懸命その場所場所で測定をしているということですが、現在、複数台ということで御答弁いただいておりますが、それは固定のものなのか、例えば携帯式のものなのか、形態はどのようになっていますか。
答弁 教育振興課長 谷口裕二(教育振興課長は2024年3月まで)
2番荒生議員の暑さ指数を測る機器の関係の御質問にお答えさせていただきます。今現在、町内の学校で取り扱いしている機器でございますが、手に持てるぐらいの大きさのものでございまして、携帯タイプということで、移動にも対応できるものでございまして、現在、各校に複数台ということで、今現在、上富良野小学校におきましては5台、西小学校につきましては4台、東中小学校につきましては4台、上富良野中学校におきましては5台の配置を進めておりまして、特に学校現場におきましては、3階建ての校舎でもありますので、それぞれ各階ごとに使える配置、もしくは運動場に使えるような形の配置を今進めているところでございます。
再質問 2番 荒生博一
それを聞いて非常に安心しております。また、学校にエアコンということで、先ほどの御答弁にもありましたけれども、やはり当町においても、災害に強いまちづくりということで、一義的に、学校というのは災害時、有事の際には避難所の機能もなし得るということで、もし真夏にそういった有事が起きた場合、ただでさえストレスを感じる避難生活の中、エアコンもないというと、そういった有事の際にも非常にウイークポイントになると思いますので、総合的にぜひ学校のエアコン設置は、教育長の御答弁でもありましたけれども、早急に検討し、前に進めていただくことを望みます。次に、3点目です。先般開催されました厚生文教常任委員会において、ラベンダーハイツの所長から、この夏の熱中症対策に関して二、三、質問をさせていただきました。現場では、酷暑の中、職員が入所者に対し、アイスノンや扇風機で、とにかく体温を下げるといった、本人ももう間もなくかかるのではないかという切迫した状況の中で、入所者の体を優先に、非常に大変御苦労されたということで聞き及んでおります。町長の御答弁の中には、公共施設の中には病院、これは新しくなるので、後にエアコンの施設は大丈夫。そして、特養に関しては、今後少しずつ、部分的にでもエアコンの設置を考慮したいということで御答弁をいただいておりますので、公共施設は、病院や特別養護老人ホームだけではありません。先般、私たち選挙がありまして、例えば2階の選挙管理委員会の個室です。今般、いろいろ法改正に伴い、公費負担が伴う関係で提出書類が増えたり、あの小さなマッチ箱のような部屋で、2名ぐらいは常時詰めていましたけれども、汗だくで多くの書類の審査を一生懸命、注意力を欠かさずされていたのを見ております。また、この2階や3階も同様です。役場庁舎もやはり職員が業務に集中できるよう、効率化向上というのを図る必要があると思います。先ほど町長は、段階的に優先順位を定めてという― 31 ―ことで、役場は、耐震のこともそうです。いつも後回しにされていますけれども、188人の職員、何とかそういった熱中症対策のために、最初は一フロアに1台だけでもいいです。休憩時間に交代で涼めるような環境があれば、その後の業務はきっと効率が図られると思います。ぜひのような検討をしていただきたいと思いますが、町長の御答弁をお願いします。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。先ほどの答弁の繰り返しになりますが、優先順位をつけるということです。その内容につきましては、人命といいますか、入院患者がいるとか入所者がいる、病院とかハイツなんかは優先度が高いのかと私は思っておりますし、そのほか、今、議員のほうから指摘がありました公民館とか、学校も含めて、避難所の機能もありますので、そういうものも考慮した上で、その中で役場庁舎はどうなのだということは、今後十分検討して、進めていきたいと思っております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
ぜひ公共施設全般にわたり、優先順位を含めた中で、早急な対応を求めていきたいと思います。次に、質問を2項目めに移らせていただきます。まず、様々な場面で伝承されているということは、御答弁の内容から確認させていただきました。私、この質問に至った経緯というのは、以前、僕も議員になったときに初めて、町章の意味というのを先輩議員から言葉で聞く機会がありまして、なるほどなということで肝銘を受けた記憶を覚えております。そのような中、いろいろな総会の資料とかにプリントアウトされているのは分かります。また、そのプリントアウトの状況によっては、非常に文字が小さく、何となく、これが町章なんだ、町民憲章なのだということは、私も幾度となくそういった総会資料にお見受けさせていただいておりますけれども、やはり言葉でしっかりと由来等を伝承していくが必要と考えますが、過去の現場でお聞きしたことがありますが、例えば教育現場では、先生の着任式のときに、挨拶の一環で町民憲章や町章の由来というのを申し伝えた上で、ぜひ生徒にもこのような中身を伝えてほしいということで、そのような挨拶が交わされていたということで、教育現場では過去にあったそうです。今現在、そのような伝承というのはなされているのでしょうか、教育長、お願いします。
答弁 教育長 鈴木真弓
2番荒生議員の教育現場における言葉による町章、町旗、町民憲章について説明をしているかという質問がありましたが、以前、特に教職員の着任式においてはしていたというお話を聞いていたところですが、私、昨年、教育長になりまして、今年で2回着任式を実施しておりますが、そのときに、町の町章、町旗、町民憲章、町花、町木についての挨拶を述べておりません。ただ、しおりにはそれを掲載して、お渡しさせていただいております。議員から御質問をいただいたことと、過去にもそういう説明をしていたということもお聞きましましたので、今後におきましては、そういう機会があれば私も積極的に周知、普及に努めていきたいと考えております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
同様に町長にお伺いいたします。いわゆる新規採用の職員の研修時に、今、教育長にも確認させていただいた町民憲章や町章の由来等は言葉でお伝えになられていますか。
答弁 総務課長 北川徳幸(総務課長は2024年3月まで)
ただいま2番荒生議員の町の新規職員に対して、町のシンボルの研修という御質問だと思いますけれども、口頭では現在はしていない状況でございます。ただ、本年度から、関連すると思いますけれども、100年史を研修資料として、最近の職員については町外からの職員が大変多くなっている現状から、100年史を研修資料として渡しまして、その中に記載している中で知っていただくという手法を現在は取っているところでございます。以上です。
再質問 2番 荒生博一
ホームページや総会資料などなど、周知するのはたやすいですけれども、教育長からも答弁いただきましたけれども、もしこれから新規採用職員を迎えるに当たっては、本当にこの由来を聞いて私も非常に感動した記憶がありますので、言葉を沿えていただきたいと思い、次に、2点目の質問に入らせていただきます。― 32 ―この後の町史の発行予定はないという御答弁でありました。「泥流地帯」映画化を進めるに際して、議場でのやり取りの中でも、噴火から100年を3年後に迎えるというようなお話をしていく中で、今、十勝岳に関しては、美瑛町と上富良野町、両町で進めておりますジオパーク、こちらの推進協議会がございます。上富良野には、上富良野郷土をさぐる会、それから、美瑛町には美瑛町郷土資料保存会というのが、それぞれございまして、ぜひそういった歴史を継承する諸団体と協力した後に、たった3年しかありません。そろそろ検討段階に入っていただいてもいいのではないかと思いますが、噴火後100年を記念した町史の発刊について、再度、町長の考えをお伺いします。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。何、何を記念して、今回の例で言えば、噴火後100年記念してというのは、各団体といいますか、郷土をさぐる会とか、その他任意の団体が記念誌を発行するというのは、それは十分考えられると思いますが、町史としては、今まで周年ごとに発行しているわけではありませんが、それをめどに発行してきた歴史がありますので、町史は、今のところ予定はございませんが、開基何年になるのかは別として、そういうのに合わせて、今のところ100年が最新ですので、それに合わせて、近い将来、時期が来たら、機運とか条件がそろって、開基何年に合わせて、プラスというのは出てくるのかと思っております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
今、何周年ということで町長からお言葉がありましたけれども、町史の発刊は、明治30年、1897年を起点にして、昭和42年、1967年に、まず70周年記念誌が発刊され、その後、1997年の100年の記念誌が最後になっておりまして、過去を検証すると30年刻みになっております。次の30年はというと令和9年、4年後になりますけれども、これも目先で、先ほど噴火100年のお話をしましたけれども、三、四年といった近い将来に位置づけられているということで、これも150年まで待ちますという考えがあれば別ですけれども、過去の経緯を申し上げましたとおり、70、100と来たら次は130ではないでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。過去2回の例で、そこに法則性を見つけるのはなかなか難しいかと思っております。
再質問 2番 荒生博一
ぜひ法則性ではなくしても、十年一昔という言葉がありますけれども、町史を遡れば、たまたまですけれども、30年に1回ということになっていますので、時期が来たらぜひ発行の検討をいただければと思います。続きまして、3点目の保存方法に関してですが、御答弁では、各所管で大切に保存されているということでしたが、保存方法って、昔ながらの紙媒体なのですか。そろそろデジタルに移行していますよね、どうでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。行政文書なんかは紙です。そのほか、歴史的資料というのは、行政文書のほか、議会の議事録ですとか町報、このようなものは含みますので、そういう部分についてはデジタルになっているものもありますが、いわゆる決裁で上げたもので歴史的なものは、今のところ紙で保存になっております。
再質問 2番 荒生博一
やはり今後においては、オール紙なんていうことは、ペーパーレスの時代ですので、確かに大切だと思います。何かあったときに全てを失うということに相なりますので、ぜひデジタル化への移行も御検討いただければと思います。最後になります。4点目の郷土をさぐる会の支援の方法についての御質問ですけれども、郷土をさぐる会、第40号にて、「上富良野郷土をさぐる会のあゆみ」というのを読ませていただきました。昭和55年、1980年の結成、そして昭和56年、1981年の第1号から号を重ね、今では第40号と、その御労苦は大変であったと推察し、敬意を表します。これまでの間、郷土をさぐる会では、上富良野150年史年表や噴火泥流災害90年回顧録「山と共に生きる十勝岳」など、企画・発刊事業を行っており、町史の補完的な要素が非常に多く含まれております。他市町村に類例のない活動を40年以上続けられている郷土をさぐる会の諸活動に対しての考え方と、その評価についてお伺いいたします。教育長、お伺いします。
答弁 教育長 鈴木真弓
2番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。― 33 ―先ほど私、答弁でも申し上げましたとおり、郷土をさぐる会につきましては、本当に長年にわたり、今後においても、この活動が未来永劫、会員の高齢化もあると聞いておりますが、本当に歴史をつなげる民の団体として、この町を支えていただいていることには十分感謝を申し上げておりますし、行政としましても、そこに対しての支援も、これまでも継続してきておりましたが、これからも諸課題につきましては、十分コミュニケーションを図りながら協議をしていきたいと考えております。あと、本当に「郷土をさぐる」の冊子につきましては、最近は、人にフォーカスした題材に取り組まれるなど、かなり編集にも工夫をされていると聞いておりますが、やはり執筆者の方が御高齢ですので、皆さん会員の人が全て手弁当で、ボランティアで、編集作業には一切労賃がかかっていないということも私どもも聞き及んでおりますので、そういうところも本当に今後もどのような活動で、どういう形が一番望ましい方法なのかもお話をしながら、何とか発刊と活動が続けていただけるよう期待しているところでございます。以上です。
再質問 2番 荒生博一
上富良野町郷土をさぐる会の財政状況は年々厳しい状況になっていくと聞き及んでおります。この背景には、やはり世代交代による読者離れ、そして本離れがありまして、さらにその上、印刷代の高騰も主な要因となっております。教育委員会としても、令和6年度からも補助金の在り方について検討していただいているということでお伺いしていますが、ぜひ特段の配慮をすべきと考えますが、もう一度御答弁願います。
答弁 教育長 鈴木真弓
2番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。私も郷土をさぐる誌の発刊の経過が、一応確認しましたら、かなり当初は、千冊を発刊し、購読者も多くにわたり、価格も当時、昭和の時代でしたから、600円からスタートしたと聞いております。今現在は、会員数、賛助会員、正会員も含めて200名以上、町の企業、個人の皆様に御協力をいただいてるということもお聞かせいただきまして、ただ、販売部数も今現在は500冊まで減ってきていると、そういうことの課題と。かといって印刷費が安くなっているのかといいますと、部数は減っても印刷費は高騰していると。だが、ここで販売をするときには、ここ20年、実は1,000円で、何とか皆さんに買って読んでいただいているということで、会としての様々な苦渋を抱えているということはお聞かせいただいているところでございますので、今、印刷業者が来年度から変わるということで、会のほうからも情報をいただいていますので、この機会に、どのような印刷製法で、どのような形で発注するのかも、会のほうのお考えもあると聞いていますので、できれば何とか冊数、販売の価格、賛助会員皆様への支援の依頼も含めて、会としてどのような方向性を探っているのかも十分お聞きしながら、町として、今の補助金が妥当なのか、それも含めまして協議してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 2番 荒生博一
最後の質問、そしてお願いになります。歴代役員には、佐藤副町長のお父様、佐藤雅之氏は設立時の役員であり、また、過去においては、鈴木教育長も役員をされていた時期が記録されております。そして賛助会員には、町長、そして副町長、そして役場の課長職の皆様、そして我々が議員が名を連ねております。我々をもってして下支えをしても、どうしても非常に財政が厳しいということでありますので、最後のお願いです。今後も末長く活動を維持・存続できるよう、町長、ぜひ御支援をよろしくお願いし、質問と代えさせていただきますが、最後に熱いお言葉をお願いします。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。郷土をさぐる会への支援というのは非常に重要なことです。先ほど教育長も述べられております。町の補助金ももちろん入っておりますが、今、御指摘のとおり、賛助会員を含めて広く、どのような下支えというのか、それが現実的なのか、どのようなものが長く続くのかということをしっかり考えますし、私も賛助会員として、自分のできることはやっておりますし、皆さんも下支えしてもらっておりますので、そういうことも含めて、補助金がどうなのか、そしてそのほか、支えている人がどうなのかも含めて、末長く続いていっていただけるような方策といいますか、何かそういうものを見出していってもらえるようにといいますか、普通の団体なので、行政が直接というのもなかなかあれなのですが、そういう活動ができるように、引き続きしていただきたいと考えております。以上です。