みんなの議会

鹿追町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月21日

(1)家畜伝染病(牛サルモネラ症)の状況と防疫対策について/(2)役場、図書館、鹿追高校にエアコンを設置し、早急に熱中症対策を

2023年9月21日、鹿追町議会の一般質問で、山口優子議員が「家畜伝染病(牛サルモネラ症)の状況と防疫対策について」「役場、図書館、鹿追高校にエアコンを設置し、早急に熱中症対策を」について質問し、町長 喜井知己、学校教育課主幹 天野健治が答弁しました。

質問者
山口優子 議員
答弁者
町長 喜井知己、学校教育課主幹 天野健治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 山口優子

議長の許可をいただきましたので通告に従い、2項目、一般質問させていただきます。標題、家畜伝染病(牛サルモネラ症)の状況と防疫対策について。現在、町内牧場で牛サルモネラ症の発生が複数件あり、なかなか収束していかない状況にあります。十勝管内においても、牛サルモネラ症の発生は年々増加しています。サルモネラ菌は、広く自然界に存在する細菌で、一般的には、保菌牛の導入や野生動物、人や車両を介しての進入感染が要因とされていますが、発生原因は特定されておりません。サルモネラ症の症状は、子牛では発熱、下痢、食欲不振、妊娠牛では流産・死産などを引き起こし、症状が悪化すると死亡することもあります。牛サルモネラ症は、当該牧場において清浄化するまで数か月かかることが多く、牧場主には消毒・検査などの仕事が増え、肉体的に疲弊するうえ、大きな精神的なストレスがかかります。サルモネラ症が発生した場合は、牛の移動制限や出荷制限に加え、陽性牛の淘汰も行わなければならず、さらに早期の清浄化対策として、サルモネラ陰性の牛についても自主的な淘汰が行われる場合も多く、牧場主にとって、多大な経済的損失となります。十勝家畜保健衛生所の試算では、80 頭規模の牧場で3頭のサルモネラ陽性牛が出た場合、およそ7か月の対策期間で、医薬品・治療費、検査費、自主淘汰費、生乳廃棄、牛舎の消毒など環境改善に要する費用などの対策費の合計で 360 万円以上もの経済的損失になるそうです。近年、酪農家は、国から生産抑制がされ、思うように牛乳が絞れない中、飼料・肥料・資材・燃料の高騰で利益がほとんど出ないような状況です。それに加えて、牛サルモネラによる経済的・肉体的・精神的ダメージは計り知れません。予防対策として、各牧場では、消石灰散布や踏み込み消毒槽の設置などを行なっています。また、鹿追町においては、鹿追町家畜伝染病自衛防疫組合を中心に互助制度を実施し、陽性牛の淘汰に対し補償金を交付しています。また農協職員とともに、役場職員も消毒作業に従事していると伺いました。ここ数年の町内における牛サルモネラ症の発生状況と推移についてお伺いします。牛舎の消毒作業にかかった日数と延べ人数はどれぐらいでしょうか。感染予防・防疫対策として、さらなる支援が必要と考えますが、いかがでしょうか。続きまして、2項目めです。標題、役場、図書館、鹿追高校にエアコンを設置し、早急に熱中症対策を。ここ数年、毎年の猛暑に見舞われ、特に今年は災害級の暑さでした。北海道内でも、熱中症で多くの方が病院に運ばれ、亡くなる方もいます。「北海道では暑さは数日我慢すれば良い」という数年前までの認識とは違ってきています。テレビやラジオでは連日エアコンの使用を呼びかけており、北海道においてもエアコンはライフラインとなりました。まず鹿追町役場ですが、暑い中で仕事をこなさなければならず、多くの職員にとって望ましい労働環境とは言えません。集中力が低下し仕事の効率が下がることは、住民サービスの低下にもつながります。頭痛やめまいなど体調不良を訴える職員も何人もいます。何十台もの扇風機を置いたところで扇風機は送風しかできず、室温を下げるような機能を備えていませんので、現在の状況は職員の生命にかかわる危険な状態といえます。労働安全衛生法上、雇用主には、「適切な熱中症の予防対策を行い、従業員が熱中症にならないよう労働環境を整える」という安全配慮義務があります。また、役場は指定避難所でもあるので、早急に対策をしていただきたいと思います。次に鹿追高校ですが、保健室とパソコン教室にしかエアコンがついておらず、35 度を超えそうな日は授業を午前中で終わらせるという対応をしていますが、こちらも同様にエアコンの必要性が高いと思います。また、町民の熱中症対策ですが、公営住宅をはじめ、住居にエアコンがついていない町民も多くいます。町民が暑さから逃れるため、図書館などの公共施設はエアコンを設置し、クールスポットを自治体が提供するべきと考えます。命に関わる問題ですので早急に取り組んでいただきたいと思います。すべての公共施設にエアコンを設置するのが望ましいとは思いますが、特に役場、図書館、鹿追高校の三つは緊急性が高いと思います。町長のお考えをお伺いします。

答弁 町長 喜井知己

山口議員から大きく2点の質問をいただきました。まず1点目の家畜伝染病の状況と防疫対策。これについて3点の御質問いただきましたので、お答えをいたします。町内で生まれるホルスタインの雄牛ですけれども、町内3か所の肉牛センターへ出荷をされておりまして、サルモネラ症発生の多くはこの肉牛センターでの着地検査において確認されることが多い状況であります。陽性が確認された場合、肉牛センターでは速やかに洗浄消毒を行い、2週間後に1回目の検査を実施いたします。同様に出荷元である酪農家においても1回目の検査を実施いたしまして、陽性の場合には、牛舎等の洗浄消毒を行います。そして、陰性の場合においても再度2週間後に検査を実施いたします。この2週間ごとの検査において、2回連続で陰性という場合には、清浄化と判断されるところであります。従って1回陽性が確認されると、清浄化までは最短でも2週間、長い場合になると3か月程度の期間を要する場合もある状況でございます。まず1点目の、「ここ数年のサルモネラ症の発生状況と推移」についてお答えします。過去5年間の発生状況と御質問にもありました町・農協・生産者で積み立てて実施をしている互助制度による補助金の推移をあわせてお伝えいたします。平成 30 年度(2018 年度)においては、3戸で発生して、保証金が 123 万 3,000 円。令和元年度(2019 年度)は5戸で 149 万 5,000 円。令和2年度(2020 年度)は6戸で 594万 8,000 円。令和3年度(2021 年度)は6戸で 98 万 5,000 円。令和4年度(2022 年度)は 11 戸で 298 万 3,000 円。令和5年度(2023 年度)は現在のところ 18 戸で発生をしておりますが、補償金については今後の精算でございます。先ほども申し上げましたけども、この補償金については町・JA・農業者がそれぞれ3分の1の割合で負担をし、一定額の積立金を維持しながら対応している状況にございます。2点目の、「牛舎の消毒にかかった日数と述べ人数」でありますけれども、基本的な検査については、一つのセット5人、NOSAIの獣医さん1人、町職員・農協職員の4人で編成をしまして2セットで行なっております。洗浄消毒作業は町職員と農協職員の7名編成で対応している状況です。令和5年度(2023年度)は9月8日現在ですけども、検査で 94 回、洗浄消毒は 53 回それぞれ実施しており、これらにかかった延べ人数はおおよそ 1,311 人となっております。こういった状況から、この洗浄消毒作業を民間にお願いできないかということも実は検討したこともございますが、費用あるいは機材、人件費等を含めると1回当たり 100 万円くらいかかってしまうということと、希望日に応じることが難しいというお話もいただいたところであります。この洗浄消毒作業はできる限りすぐやることが望ましいということですので、これを最優先に考えた状況では、今の町職員・農協職員の対応が一番現実的で速やかに対応できると考えているところであります。それから3点目の、「感染予防、防疫対策としてさらなる支援が必要」でありますが、防疫対策につきましては現在、それぞれの酪農家で実施していただいている消石灰の散布、踏み込み消毒槽の設置あるいは農場・牛舎への侵入防止等の基本的な対策を確実に実施することが一番大切だと思っております。現状においても、各酪農家ではそのように対応をしていただいていると承知をしております。今後におきましても、関係機関と協力をしてその徹底を図るとともにその他防疫に関する情報等におきましても、速やかに酪農家の方へ周知をしてまいりたいと考えております。御質問のさらなる感染予防対策支援でありますが、JAをはじめ、関係機関と協議を進めております。早期に実施すべく、議会に御相談させていただきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。次に大きく2点目の「役場・図書館・鹿追高校に設置し、早急に熱中症対策を」ということでございます。近年、地球温暖化の影響により、北海道においてもこの 100 年あたり約 1.6 度の年平均気温上昇が見られ、道内全域に及ぶ記録的な暑さとなった今年の夏でありますけれども、7月 20 日から観測史上最長記録となる 44 日連続の真夏日を記録し、熱中症警戒アラートが発表されるなど、できるだけ外出を避ける対応をとるように呼びかけられたところであります。本町の公共施設におけるエアコン整備の状況でありますけれども、子供たちや多くの町民の方が利用される施設を中心に全ての小中学校、認定こども園、地域保育所、学童保育所、発達支援センター、町民ホール、神田日勝記念美術館、トリムセンターなどが既に整備をされている状況にございます。町といたしましては、従前より猛暑への対策として、緊急度、優先度あるいは財源の確保などを勘案して計画的に公共施設へのエアコン整備を進めてきたところであります。職員の執務環境でありますが、職員の体調管理や業務効率の向上を図るため、クールビズを毎年実施しているところでありますけれども、御質問の中にございましたとおり今年の暑さはまさに災害級の暑さとなり、熱中症のリスクが高まるといった状況にあることから早急に環境整備をする必要があると考えています。役場庁舎のエアコン設置でありますが、現在町では脱炭素先行地域の事業計画におきまして、町民ホールや役場庁舎など6施設のZEC化(ゼロ・エネルギー・コミュニティ)と言いますけれども、これは太陽光等による自営線ネットワークを活用した公共施設群の脱炭素化による地域社会への社会の形成ということでZEC化と略して言わせていただいておりますが、これを図るための基本計画の検討を今進めているところであります。この検討の中において役場庁舎のZEC化実現には、一つ目として省エネ 50%以上の条件をクリアするために事業費が多額となり、費用対効果に疑問があるということが一つ。それから二つ目として、このZEC化の事業でレーダーも設備を整備するとしても、完成は2年から3年後になるという状況でございます。山口議員の御指摘のとおり、役場庁舎は防災拠点であり、指定避難所としての環境整備と、町民の利便性向上さらには職員の執務環境これを早急に改善する必要があると考えています。この議会の初日において議決をいただきました設計の予算に基づきまして、分散型エネルギーの利用形態、電気だけに関わらず分散型エネルギーの利用形態それから初期投資、ランニングコストそして財源確保等を含めて、長期的な視点でメリットのある冷暖房設備の整備実施について検討をさせていただき、諸条件が整えば新年度の整備ということで、新年度予算に計上をさせていただければと考えています。次に図書館につきましては、平成 23 年度(2011 年度)に1階の「絵本の部屋」にエアコンを設置し、この環境を整えてきたところでありますけれども、今年の記録的な暑さの中、当然館内の温度が上昇して利用者の方からもさらなるエアコンの整備の要望もいただいているところでありまして、この環境改善が必要であると考えております。それぞれの部屋、それからスペースの利用頻度、あるいは設置費用等もございますけれども、改善に向けて検討していきたいと思っております。次に鹿追高校へのエアコン設置でありますが、熱中症対策を含めて授業時の集中力向上など当然、小中学校と同様に、必要不可欠な状況にあることは十分に理解をしております。しかし学校でのエアコン設置には、当然大量の電気、電源供給が必要とするなど、単に本体の設置だけの問題にとどまらないことも多く、電源自体の改修が大規模になるということが想像され、当然その後の電気料等の維持費が増大ということもございます。これらのことから、まず学校設置者である北海道教育委員会へのエアコン設置の要望をする。これが先決と思っております。その状況を見ながら、その設置に向けたスケジュールが描けるのかという問題もありますけれども、その状況を確認しつつ、工事によらない方法なども当面の対策としてはあり得ると考えておりますので、それらの方法も幅広く模索をして必要に応じて、支援も必要と思っておりますので、十分検討をしていきたいと考えております。来年の夏以降も猛暑が続くことを想定しなければならないと思っております。この対応には今の必要性については、強く感じているところでございますけれども、前段で申し上げましたとおり、町民ホールをはじめとする公共施設については、いわゆるZEC化により冷暖房というかたちになるかと思いますが、この整備を予定している施設を含めまして、整備には時間と多額の費用を要します。現在、公共施設を管理している各所管課において、エアコン、あるいは移動式冷風機「スポットクーラー」というものもございますので、これらの全体的な調査も行なっているところでございます。また、議員御指摘のクールスポットにつきましても、熱中症予防や暑さをしのぐ一時避難所として提供するということにつきましては、町民の方々への快適な環境の提供と場合によっては避難所である場合については、これの機能向上にもつながるということでございます。これら公共施設の開放に向けた環境の整備をこれらも含めて、公共施設全体についても改めて検討させていただきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 5番 山口優子

御答弁ありがとうございました。町内においてサルモネラ症が増えており、これは鹿追町だけじゃなくて、十勝全体でも増えている話ですけれども、年々増えており、今回酪農家の当事者の方や農協の職員、獣医にもお話をお聞きましたけれども、やはりこの病気は不可抗力といった面が多くてきちんと対策をやっているところでも出てしまっている。原因はわからない。町長の御答弁でおっしゃっていただいたとおりに、基本的な対策を確実に実施することが最も重要というのは本当におっしゃるとおりですが、対策をきちんとしているところでも出てしまっているというような状況です。通告書の中で、80 頭規模である場合は、360 万円以上の損失というふうに申し上げましたけれども、5年前の試算で今いろいろなものが値上がりしている現在ではもっと実際はかかっていると思います。御答弁の中では最短でも2週間、長い場合は3か月程度清浄化までにかかるというお話でしたけれども、私が受けた感じでは、最短でも1か月半で長かったらもう半年とかかかるような状況と思っています。自衛防疫組合の保証金も出していただいています。これも本当にありがたいことではありますが、平成 30 年度(2018 年度)から御答弁の中でおっしゃっていただきました。単純に数で割りますと、1戸当たり 16 万から 99 万、単純に割れない点もあると思いますが単純に割らせていただくと、1戸当たり 16 万から 99 万で5年間の平均で 40 万くらいとなります。陽性牛にしか保証金が出ないので、問題は擬陽性や自主淘汰をするという決断する牧場主さんが多い。薬による治療も一応はできますが、薬で治療して長引くよりは1日でも早く清浄化したい、早期に清浄化したいという思いもあるので、自主的に淘汰を決断する牧場主さんがすごく多いです。その場合ですと、自家廃棄になって共済金が出ないので、この自衛防疫組合による保証金も当たらないということになって経済的な損失がすごくあります。経済的に費用がかかる、経費がかかるといった場合には売り上げを上げるということに普通の事業であればなりますが、今、酪農家は牛乳が絞れない、国から生産抑制がされている状況です。経費がかかってしまったので、売り上げを上げようということが今できない。通常の状況で、売り上げを上げていける場合、また今回みたいに国が生産抑制をしているときには同じサルモネラ症が出たとしても全く状況は違うと思います。そういう売り上げを上げたくても上げられない状況に置かれていて、なおかつ、いろいろな費用が上がっていて、経費も上がっている。さらにサルモネラの対策の費用も上がっていると、こういう状況にあるということについてもう少し手当金の拡充などを考えていただきたいと思っています。この二つの状況が違うという点については、どういうふうにお考えですか。

答弁 町長 喜井知己

お答えいたします。360 万円の試算のことですけども、その試算の内容をどういったところにいくらぐらいという、詳細の状況は承知しておりませんので、数年前の試算ということですから、どういうふうに考えても、それから年数が経っているということであれば、その影響額も大きくなっていると思っております。先ほど申し上げましたけれども、この牛舎等の洗浄についてはもちろん自衛防疫組合等の資材等も使いながら、農協職員、町職員が出て、この対応に当たっているということで、それらの経費、先ほどの影響額の中でどういうふうに見ているかも詳細が不明なので何ともお答えしようできませんが、いずれにしても経済的な損失、それから牧場主さんとしての精神的な心配も含めて、その清浄化までの期間が長期になればなるほど、負担が大きいと思っているところであります。今、生乳の生産抑制ということで、本町においても、今年は 12 万トン以内ですから 11万 9,000 トンに抑制をしなくてならない。これは正確に申し上げると、国の抑制ということではなくて北海道の生産者団体で申し合わせをしてやっていこうということでございますけれども、いずれにしても規模を拡大している酪農家さんがある中で、思ったとおりに絞れないというのは現実でありますので、いろいろ輸出に振り向ける、あるいは加工の方の問題いろいろ検討もされておりますけども、生乳の廃棄に至らないような対策を関係者で頑張っていかなければならないと承知をしております。本町独自の補償、町・農協・生産者で3分の1ずつ積み立てをして補填をしているわけでありますけれども、これについては、仮に増額をするとなれば、それぞれの負担の問題も出てきますのでこれについては、改めて関係機関で相談をしていくことについては、やぶさかではないと思っております。もう一つ、町もここ数年、例えば自民党だとか、立憲民主党あるいは様々な機会にこのサルモネラ症について、国で家畜生産農場衛生対策事業という補助事業があります。これについては、ヨーネ病、白血病あるいは牛ウイルス性下痢・粘膜病いわゆるBVD-MDはこの補助事業の対象になっている。サルモネラ症については、届出伝染病ということで届け出をする必要はありますけども、この先ほどの法定伝染病と違って牛を淘汰した場合など国の補助が受けられないという状況になっているところであります。自主的な努力も限界があるので、伝染病の対応について国等の支援が受けられないかについては、引き続き関係機関に言っていきたいと思っております。今年出ているサルモネラ症は、サルモネラ菌の種類がいろいろあって、O4群というのが出ている内容だそうです。数年前にはダブリンといって最も手の悪いやつが多かったですが、まだO4群で少し助かっている面はありますが、それでも発生すると大変だということでございます。いずれにしても、家畜の自防の組合を中心にいろんな機関と相談しながらできる限りの対策は引き続きしっかりと対応していきたいと思います。自衛防疫組合で機材等の充実などがあれば、自衛防疫組合というのは町と農協で半分ずつ費用を出して運営しています。農協とも相談をしながら、今後必要と思われる防疫対策は対応をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 5番 山口優子

自衛防疫組合のほうから消毒作業にそれぞれ役場職員さん農協職員さんに出ていただいて、もしそれを民間に委託すると 100 万ということなので出ていただくのもすごく助かっている、ありがたいことだと思います。先ほど、十勝家畜保健衛生所の試算での 360 万の内訳ということでしたけれども、環境改善に要する経費、つまり消毒にかかったのはこのうち 28 万ということになっています。治療費が 86 万、検査費7万、自主淘汰 169 万、生乳廃棄が 70 万ということでこれ自体がちょっと古いデータではあります。やはり自主淘汰の面について、保証金、共済金が出ないというところがつらいところと思います。獣医さんの負担も結構増えており、牛の移動ができないので、今までNOSAIの家畜診療所の手術室に牛を運んで、牛の4番目の胃の外科手術などをしていましたが、それも獣医さんが牧場に出向いて行って外科手術をしなければいけない。そのことによってトータルの手術件数がさばけないというような負担もあります。繰り返しになりますけれども、本当に現在酪農家は厳しい状況に置かれていますので、鹿追町の基幹産業である農業で中でも酪農に町独自の支援も考えていただきたいと思っていまして、御答弁の中で、今、協議を進めており、さらなる支援を早期に実施したいというお考えがあるとおっしゃっていただきました。どのような支援を考えていただいているのか、今言える範囲でお願いします。

答弁 町長 喜井知己

はい。360 万円の試算の内容についてお知らせをいただき、ありがとうございました。生乳の廃棄の事態が出てくるというのは、恐らく親牛が感染をして、抗生剤等使ったときには牛乳に出すことができないので、そういったケースがあった場合にはそのような影響も出てくると思っています。それから答弁の中で申し上げました牛舎洗浄等の対応で民間にお願いしたら、100 万云々という話がありました。今この業界も人手不足であり、日にちがこの日ではないと駄目だというような事業ですので、民間にお願いするのは現実的に難しいと思っている次第であります。それで、答弁の最後の方で申し上げたこの支援策というのは、サルモネラ症への対策としてできる今現状やっているものの他に何があるかということで、ずっと実は町も農協も自衛防疫組合の関係者で、これ以上何ができるのだろうということはずっと検討をしているところであります。ワクチンのこともいろいろ考えましたけども、ワクチンについては全体で実施をしていかなければ、町も公共牧場等を有しているわけですから、町営牧場あるいは農協で運営している哺育センターといったところのことを考えると、全酪農家の方が協力をして、費用負担の問題もありますけども、そういった取り組みが必要ということでワクチンについてはさらに検討してまいりますけども、今すぐは難しいという結論に達したわけであります。人間も牛も同じだと思いますが、様々な病原菌がある中で体力が弱っていると発症してしまうということは、人間も動物も一緒だと思います。そういった観点で子牛の体力、免疫力を向上させるような対策が早急にできる対策ではないかと関係機関で農協と話をして、それが一番すぐ打てる手だということで、最終日にこの経費に関する町と農協で折半と思っておりますので、その対策に係る経費について最終日で、実は提案をさせていただきたいと思っております。全員協議会の場も設けていただきましたので、その中で、詳しく説明をさせていただければと思っております。

質問 5番 山口優子

はい。御答弁ありがとうございました。続きまして、熱中症対策について、再質問をさせていただきたいと思います。役場にエアコンをということで、通告書を出しましたけれども新年度の予算がつきまして、役場には新年度エアコンが整備されるということでよかったと思っています。役場以外のエアコンがない事務所については、どういうふうにお考えかということも聞きたかったのですけれども、優先順位や財源、ゼロカーボンの関係も考えていくというお話でしたので、どうしても公共施設にエアコンをつけるとなると設置まで2、3年かかるということは私も理解しています。ただ本当に緊急性がとても高いと思っています。町長の御答弁の中でもありましたけれども、工事によらない方法というお話ありました。スポットクーラーというお話ありましたが、ぜひ検討していただきたい。コンセントに差すだけの移動式のエアコンというものがあります。レンタルもできるそうですが、このコンセントに差すだけで使える大型の冷蔵庫ぐらいの大きさはありますが、下にキャスターがついていて、一人か二人でゴロゴロと転がすことができて、普通の電源のコンセントに挿せば使えるというものがあるのでそれを 10 台や20 台ぐらい買っていただくのがいいと思いました。移動式のエアコンの場合は、災害時も使えますし、例えば役場と同じく避難所になっているスポーツセンターなどでも使えます。停電のときに発電機と併用して、災害時、避難所にエアコンまた暖房としても使えるそうなので、そういうものをあらかじめ買っておくと、普段の平常時においても体育館での体育授業や部活動、公民館、集会やイベントにも使えるのでこの移動式のエアコンが一番いいと思います。高校についても、道立高校なので道教委に要望を上げてつけていただくのが一番いいとは思いますが、来年の夏に間に合うとは思えないので、どうしても来年の夏に間に合うように移動式のエアコンを買っていただきたいと思います。役場庁舎以外にもエアコンのついていない場所がたくさんあるので、高校や町民ホールにはついているという話ですが、教育委員会の事務所にはついてないところもあるので、ぜひ検討していただきたいと思います。子供たちについての話ですが、鹿追町は小・中学校にクーラーをつけていただいたので、8月の下旬に学校が始まったときにも、高校は午前日程になりましたが小・中学校はそのまま授業を行うことができました。早めにエアコンが小・中学校についたのはよかったと思っています。ただ、8月下旬で 30 度ぐらいある暑い日でしたが、鹿追中学校のグラウンドで体育授業をやっていたのは、どうなのかなと思いました。そのときに長袖、長ズボンのジャージの子が結構いて、先生方の安全管理、安全指導はどうなっているのかと思いました。熱中症の事故防止ということで、水分を補給することを見届ける、軽装になるように指示するというようなそういう安全管理のガイドラインや環境省と文部科学省が出している熱中症対策ガイドラインもありますが、同じような気温でも熱中症で具合が悪くなる人とならない人という個人差があるので、子供たちが自分でしんどいなということに気づいて服を脱ぐなり、そういうふうに教育していくことが大事だと思いました。子供たちに熱中症予防の教育をして、正しい知識を持ってもらって、熱中症になったら、初めにどういった症状が出るのか、めまい、頭痛、吐き気、下痢で重症になると、肝障害や腎障害、最悪の場合もあると後遺症も残るということをちゃんと教育をして、30 度もあって外で体育をするときに長袖、長ズボンの子が半数もいるような指導ではちゃんと熱中症予防教育を行わないことには、いくらエアコンを入れてもやっぱりそういう啓発が大事と思います。子供や高齢者の方などそういう自分の体調の不良に気付きにくかったり、またちょっと我慢して頑張ってしまったりというようなことがあるので、そういう教育が大事だと思います。学校の方では暑さ指数やそういうことに応じた対策をしていますが、繰り返しになりますけど長袖着ているようでは意味がないと思います。そういった体育の授業をどうするのか、半休や休校の判断、これは各校長先生がするということでよろしいのでしょうか。

答弁 学校教育課主幹 天野健治(学校教育課主幹は2025年3月まで)

はい、お答えいたします。1点目の学校での熱中症対策ということで全般にお話したいと思います。お見込みのとおりの熱中症の指数に応じて外での授業をするか、そして体育館でやるか体育はやめるかとかいうことについては、ガイドラインのとおりに各小学校・中学校は行っているということでございます。それに加えてエアコンをつけていただいてはいるのですが、状況に応じて外の活動は早急に取り止めるなどの対策については、各学校が主体的に動いて判断をして、安全対策第一で動いているということは確認をしております。二つ目の長袖ジャージ、長ズボンということについては、正直学校の先生方も苦慮しているところもございまして、何を着てくるか着てこないかということについては一定の指導はもちろんしているところではございます。しかし、何を着るかは個人の判断、家庭の判断というところも当然ございますので、お父さんお母さん方とも協力しながら、子供の安全第一ということを前面に出した指導ということについては、各学校と協議していきたいと思っております。休校の判断につきましては原因にもよりますけれども、暑さ等に関わっては校長先生の御判断そして教育委員会と相談の上最終的に決定するという流れになってございます。以上でございます。

質問 5番 山口優子

分かりました。暑いときに長袖を着るのは、個人の判断とはおっしゃっていましてもやはりそこの判断ができないという部分では、まだ未熟で指導が必要な部分であるかなと思います。校則でジャージを着なければならないというのであれば、30 度を超えたら半袖にならなければならないというように少し言ってもいいと思います。あと他の町村でも検討されていましたが、8月 15 日ぐらいから涼しくなるので、そのくらいから始業式ということになって学校が始まりますが、今後始業式を繰り下げて、本州のように9月からにするなどそういう検討はあるのかどうかお伺いします。

答弁 学校教育課主幹 天野健治(学校教育課主幹は2025年3月まで)

学校管理規則で夏休み、冬休み合わせて 50 日以内と決めております。その範囲内では柔軟に対応できると思ってはおりますが、冬休みをその分短くせざるを得ないということになる。特に中学校になりますと、高校入試との関係がございまして、冬休みを短くする長くするということは、簡単にいかないところも正直ございます。しかし、夏休みが暑いということで終業式、始業式のことについては学校のほうと話題にはなっているところではございますが、具体的な正式な検討というところまでは至っていないです。

質問 5番 山口優子

はい、分かりました。子供たちへの指導や先生方の指導も、先生方が子供たちに指導することもなかなか大変だろうということは思います。けれどもぜひよろしくお願いしたいと思います。一般の町民の方も結構クーラーがないという方が多くて、それで例えば小中学生で子供が学校に行ってクーラーがあり、それで熱中症で具合が悪くなる人についても、御家庭にクーラーがあるかないかで、クーラーがあって夜ぐっすり眠れて体力を回復できるということとできないということが、暑さの蓄積で熱中症として発症して倒れてしまうなどそういうことにつながると思います。やはり、御家庭にクーラーがない方も昼間何とか行けるような場所を自治体が提供するべきだと思います。鹿追町はゼロカーボンを進めていますが、例えば、10 件のお家のクーラーを切り、1か所に集まってクーラーの稼働台数を 10 台ではなく1台にするというかたちでCO2を削減するという取り組みをしている町もあるそうです。いずれにしましても公共施設など特に図書館が一番いいと思いますが、そういう場所で涼めるような対策を町として取り組んでいただきたいと思います。最後に町長にお願いします。

答弁 町長 喜井知己

はい、お答えをいたします。まず役場庁舎のことについては、お答えをしたとおり出来れば来年、脱炭素事業の一環でないところで分散型、違うエネルギーも視野に入れて検討させていただいて、できれば来年予算を計上させていただきたい。それ以外の公共施設については、繰り返しになりますが、町民ホール、神田日勝記念美術館それからトリムセンター等については、先ほどの脱炭素事業の関連でどうしても事業を進めていく上で2、3年後の設置になるということですので、それまでの間でも先ほど山口議員おっしゃったように事務室の問題とかありますので、そういった近々大規模なことが予定される場所には、先ほどお話が出ている移動式等のことを準備していく必要があると思っております。公共施設あるいは出先の事務室の問題もそれぞれございます。直近での改修予定等がなければ、エアコンを整備する場所それから先ほど言った移動式のもので当面対応する場所いろいろその施設の状況によって変わってくると思います。いろんな公共施設全体の当面の一時的な調査は1回終わっていまして、全般的にどれぐらいのエアコンの設置あるいはスポットクーラーで何とか対応できる場所というのは、大まかに押さえましたが、まだまだ精査が必要と思っています。今年の猛暑を受けて、既にエアコンもそうですが、いわゆる移動式のクーラー等についても非常に品薄になっているという情報も聞いております。また、他の町の状況では今年度中に予算措置をして、恐らく繰越しになるかたちで来年の夏に間に合わせたいという今、各町村議会ほぼ終わりに近づいていますが、そういった対応も一部聞いているところがございますので、そういった状況も見ながら、そして先ほど高校の関係のお話もありました。それらも含めて、場合によっては今年度中に予算措置をして、新年度に繰越しをしていくということも、これからの検討状況にもよりますがそういったことも考えていかなければならないと思っています。町民に対するクールスポットの提供等についても、現状の今の公共施設の中でどのようにできるかということも含めて、この猛暑が今年限りの話ではないと思いますので、そういったことも考えながら、対応していきたいと思っております。それから学校の対応について、天野主幹がお答えしたとおりですが、体調は非常に個人差がありますので、暑いときに無理をする必要はないと私も思っております。この暑い期間中に高齢者の方の行事もありましたが、主催者、社会福祉協議会の主催者のほうで無理をせず、この行事を中止したということも聞いております。そういった無理をしない対応というのは学校だけでなくて、いろんな場面で必要と思っておりますので、そういったかたちで進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 山口優子

ありがとうございました。

出典:鹿追町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月21日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる