みんなの議会

上富良野町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日

(1)年収の壁による労働力に対する対応について/(2)今期の除排雪体制について/(3)陸上自衛隊と上富良野のつながりについて

2023年9月13日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「年収の壁による労働力に対する対応について」「今期の除排雪体制について」「陸上自衛隊と上富良野のつながりについて」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 金子益三

おはようございます。記録的な猛暑が続きました今年の夏も、いよいよ今週に入りましてから少しずつ過ごしやすい日々になってまいりました。先ほど町長の行政報告の中にもございましたとおり、本町の農作物の生育状況似つきましても、いよいよ出来秋を迎え、期待をするところでありますが、天候が若干気になるところでもありまして、先般の大雨、また、昨日も豪雨などもありますように、まだまだ安心ができない状況にもありますが、いずれにいたしましても、本町の基幹産業の農業がこれらかも安定的に営農ができますように願うところでございます。また、8月27日に開催されました第7回上富良野十勝岳ヒルクライムレースにおきましては、道内外より多数のサイクリストが参加され、大変盛会裏のうちに終えることができました。関係者各位の皆様の努力に敬意を払うところでございます。一方で、9月8日に開催されました第37回のツールド北海道、初日の第1ステージ中に我が町でおきました大変痛ましい事故により、お亡くなりました中央大学4年生の五十嵐洸太さんには心から御冥福を申し上げますとともに、御親族や関係者の皆様へお悔やみを申し上げるとともに、再発防止に努めていただくことを強く願うところであります。さて、それでは、さきに通告してあります3項目7点につきまして、町長にお伺いをいたしますところでございます。初めに、年収の壁による労働力不足に対応する対策についてお伺いをいたします。最低賃金が令和5年、今年10月に過去最大の値上げ幅であります、前年比約4.35%アップ、北海道はBランクで40円と聞いております。それによりまして、960円になると伺っているところでございますが、最低賃金の値上げというのは大変喜ばしいことである一方、そのことにより、年収103万円の壁、そして106万円、130万円の壁、さらに150万円の壁と呼ばれる、いわゆる所得税の課税の壁、そして、社会保険、配偶者控除適用外、また、配偶者特別控除の減少など、それぞれの壁があるところに懸念があります。それら対する労働時間の縮減などを図るということも考えられることでありまして、そのことにより、この人口減少社会において、さらに労働人口が減少することが懸念されております。昨今において勤務に従事する労働人口がますます減少していくことのおそれもあります。政府は、これらに対応するため、今年10月、来月から、まず年収106万円を超えるパート勤務者、すみません。これ間違えでございました。130万円を超えるパート勤務者に対して、1人当たり最大50万円の助成を行うことを前倒ししたという報道があります。それで、次の点について町長の所見を伺います。1点目、いわゆる年収106万円の壁に対応する企業に対し、1人当たり最大50万円の助成金を出すというところで、106万円を超えた場合、本人が社会保険に加入する条件になります。そのことによりまして、労働時間を削減しなくてもいいように、この制度が助成されるということになっておりますが、この106万円の部分に対して、残念ながらこの資格を有するには101人以上の雇用がある会社もしくは週20時間以上勤務、2か月以上の雇用見込み、学生ではない、この4項目を満たさないとなりません。それまでは130万円の壁というところになります。我が町の中小企業で勤務されているパートの方々の対応は、残念ながらこの制度は、早くても翌年の2024年10月以降との提示が、現在、制度で行われております。この件におきまして、我が町独自で、これに準じた助成制度を設けることを考えておられないか、まずお伺いいたします。2点目、現在、上富良野町においても正職員のみならず、再任用であったり、会計年度任用職員、フ― 11 ―ルタイムであり、またパートタイム職員、それぞれが職責を果たしながら勤務をしていただいているところであります。そこで、お伺いしたいのが、今回、年収の壁に対して、政府が行う助成というのは、一般企業だけに採用するものなのか、こういった行政職で勤務されていらっしゃるパートの職員にも、これらが適応になるのかをまずお伺いしたいと思います。もし、これら行政職で勤務されるパート職員の方等に、これらの助成適用がされないという場合は、従事者の方々に不利益とならないような対応があるのかどうかをお伺いいたします。続いて、2項目めでございます。今期の除排雪体制についてお伺いいたします。令和4年度、当期の除排雪状況については、町民の方々から様々な御指摘を受けて、私のところにも聞こえてきたところでございます。もちろん除排雪作業に従事されている方につきましては、大変早朝より休みを削っていただき、御活躍されているオペレーターの皆様等に対しては、町民の方からも称賛の声が多かったところであります。その一方で、昨年は年内のまち中の排雪が行われなかったことや、その後の排雪作業の進捗状況に関して、町長はどのように感じていらっしゃったのか、お伺いしたいと思います。高齢社会においては、除排雪はまさに住民のライフライン、命をつなぐところでもあります。また、経済活動においても生命線であるということを御理解いただいているものと思います。特に近年、気候変動によります夏場のゲリラ豪雨、そして冬季の局所的な暴風雪の対応が多用している中、大変厳しい予算の中で対応していることも理解するところでございますが、抜本的な対策を考える時期が来ているのではないかということで、次の3点についてお伺いをいたします。1点目、除排雪に対して、年度当初よりトラックや重機のオペレーターを含めた配置の予算を確約する対応はないか、お伺いします。2点目としては、近年の燃油の高騰、そして人件費の上昇に伴い、現状の前年予算ベースでの予算計上が今後厳しくなると予想されますが、経費の見直し等による積算法を対応し、また、労働不足が懸念される2024年問題への対応ができる在り方について、これらの抜本的改革が必要と考えますが、町長はいかがお考えか、お伺いいたします。3点目は、高齢者及び除雪弱者等の皆さんの玄関先間口の除雪等についてお伺いします。除雪ローダー等によって押しつけられた重たい雪、硬い雪などを、高齢者世帯や独居老人の家のところがあります。これら間口について、個別対応をどのようにしていかれるかをお伺いいたします。最後に、3項目めでございます。陸上自衛隊と上富良野町のつながりについてお伺いいたします。今年、68周年を迎えました陸上自衛隊上富良野駐屯地と我が町との関係は、今さら私が言うまでもございませんが、まさに我が町上富良野町の命綱でもあると言えることは町長ももちろん御理解されていると思うところでございます。この間、様々な部隊改変がありながらも、強靱の駐屯地として幾度も新編部隊が上富良野駐屯地に加わって、現在は約19の部隊を有する上富良野町との力強い絆というのは、駐屯地のみならず、多田弾薬分屯地支処や演習場も含めた、町と防衛省との絆で、何より御当地で勤務されていらっしゃる部隊の隊員諸官の皆様との、まさに固い絆であり、これらは一朝一夕に築かれたものではなく、町と部隊勤務をされた多くの先輩方々のたゆまぬ努力の積み上げの結果であることを忘れてはいけないと強く思うところであります。昨年から安全保障3文章が発令されまして、防衛費も5年間で43兆円と増額となりました。このことにより、装備品の充実もさることながら、まさにそれらを扱う人員、いわゆる隊員の皆様の処遇改善に大きく配分が必要というのは町長も御承知のことと察するところであります。その中におきまして、残念ながらこの間、過去の防衛大綱におきまして、戦車・火砲の削減計画が上がり、まさに時の町長並びに関係者が先頭になりまして、富良野地方自衛隊協力会全体といたしまして、様々な要望・陳情活動を行ったところでありますが、昨年から我が上富良野駐屯地につきましては、大変大きな削減がされている現状にあります。その現状をもちまして、次の2点について町長にお伺いいたします。1点目は、コロナ禍もようやく収まりを見せて、2類から5類へと移行したことによりまして、以前のコロナ禍とは違い、昔のように部隊と協力会とのお付き合いが徐々に戻り始めてまいりました。自衛隊と地域との共存共栄をまちづくりの大きな柱の一つにしている我が町にとっては、アフターコロナ、そしてウィズコロナとして、さらなる町と部隊との絆の深化に向けた方策というのは、町長はどのように考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。2点目は、上富良野駐屯地は、これまでも様々な部隊改編を繰り返し、現状の規模につながっております。町長は、防衛大綱中期防衛力整備計画に伴う― 12 ―動きの中におきまして、今後の上富良野駐屯地及び上富良野演習場をどのように捉え、そして、その動きに対してどのように対応されているのか、お伺いをいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の3項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの年収の壁による労働力不足に対する対応について、2点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の中小企業で勤務されているパートの方への対応として、町独自の助成制度についての質問ですが、年収の壁は、議員御質問のとおり、企業の規模によって、年収が106万円、130万円を超えると配偶者などの扶養を外れ、社会保険料の負担が生じるために手取りの収入が減り、「壁」を超えないように働く時間を抑える人もいるため、人手不足の要因とも指摘されております。本件については、国においてまだ制度設計がされておらず、報道の範囲内での情報ですので、町と商工会や町内企業との連携、情報収集、情報共有に努め、国の支援策等が決まりましたら、年収の壁を意識せず働ける環境を整備することで、働く人たちの収入の増加につなげることや、企業の雇用確保と安定した経営が継続できるよう対応を検討してまいりたいと考えております。次に、2点目の当町で雇用している会計年度任用職員等への対応についてでありますが、当町の会計年度職員の処遇については、国の人事院勧告を参酌して報酬等の改定を行っており、一部の職員については、いわゆる年収の壁により勤務時間の調整などを行っている職員の方もいることは認識していますが、いずれにいたしましても、まだ報道段階での情報であることから、今後、国が検討している制度改正、また、社会保障制度、税制改正などを見据えた中での検討課題と受け止めておりますので、御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの今期の除雪体制について、3点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の除排雪に対して、年度当初よりトラック及び重機のオペレーターを含めた配置予算を確約して対応する考えはないかについての御質問にお答えいたします。除排雪の当初予算に関する御質問かと思いますが、今期の除雪体制は、町が保有するグレーダー等の9台と各事業者が保有する除雪トラック等の28台により行う計画となっております。除雪の回数につきましては、過年度平均の除雪回数を15回程度、排雪に関しましては、幹線道路、生活道路、二間道路の各路線の排雪回数を1回として積算し、人件費の高騰も考慮した当初予算としています。また、大雪等により除排雪予算に不足が生じる場合においては、今までどおり補正予算にて対応する考えであります。年内排雪につきましては、降雪量によって稼働日数は変動いたしますが、今期におきましても年内排雪を行う予定でありますので、御理解願います。次に、2点目の近年の灯油高騰や人件費の上昇に伴う予算計上や経費率の見直し、労働力不足などの2024年問題への対応に関する質問ですが、1点目の御質問の際に答弁させていただきましたが、当初予算においては、令和4年度の当初予算額に人件費や燃料などの高騰による単価アップ分として1,400万円を予算計上させていただいているところです。また、契約期間内で単価等の上昇が確認された場合につきましては、契約条項に沿って変更し、対応する考えであります。諸経費率の見直しにつきましては、今後におきましても適正な単価を考慮した中で予算に反映にしていくことから、現在のところ考えていないところであります。労働基準法の一部改正に伴う2024年問題につきましては、改定内容の確認や委託業者にも問い合わせたところ、例年の除排雪体制での労働時間では特に影響はないとの回答を受けているところでありますので、御理解をお願いしたいと思います。次に、3点目の高齢者世帯等の除雪弱者対策についてでありますが、これまで同様に、保健福祉課所管として、体力的に虚弱で自力で除雪を行うことが困難な65歳以上の高齢者世帯、独居の高齢者世帯、重度の身体障害のある方を対象とする除雪サービスを継続するため、除雪サポーターの募集に努めてまいります。なお、除雪サービス事業は、おおむね15センチ以上の降雪時に急病、救急などの最低限の通路を確保することが目的であり、必要最小限の範囲内での除雪を対象としており、議員御質問の玄関間口の除雪を目的としたものではないことを御理解賜りたいと存じます。次に、3項目めの陸上自衛隊と上富良野町のつながりについて、2点の御質問にお答えしたいと思います。まず、1点目の上富良野駐屯地との絆の深化に向けた方策についての御質問ですが、本年5月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが5類に移行したことにより、駐屯地開庁記念式典、幹部異動に伴う歓迎会、神社祭の神輿渡御への隊員の参加など、徐々にですが、以前に開催していた行事等― 13 ―が執り行われているところであります。また、本年度は5類移行前となりますが、新たな取組として、町がバックアップし、企業が「自衛隊サポートプロジェクト(仮称)」として、隊員を対象に町の観光施設研修やスノーシューによる自然体験ツアーを試験的に行い、地域の魅力を発信しているところであります。従来から行っていました町民と隊員が接する様々な行事の開催については、開催場所、運営方法等の多くの課題がありますが、議員御発言のとおり、隊員と地域住民の顔が見える関係を構築することが、駐屯地あるいは様々な部隊との絆を強くすることと理解しておりますので、今後におきましても駐屯地と調整し、精力的に取り組む所存でありますので、御理解願います。2点目の部隊改編についての御質問ですが、昨年12月に閣議決定された国家安全保障戦略、国家防衛戦略及び防衛力整備計画では、北海道が我が国の防衛政策にとって重要な位置づけにあることは改めて示されているとともに、部隊の改編や駐屯地等の配置、運営に当たっては、地元の理解と地域の特性に配慮することが明記されており、演習場、弾薬庫、また、駐屯地を有する富良野地方については大きな意味を持つものであります。現段階では、今後の部隊の改編については明らかにされてないものの、陸上自衛隊の常備自衛官定数が15万1,000人から14万9,000人に減少したことに加え、南西地域における防衛体制強化のため、また、新たな部隊が配備されること、防衛力の抜本的強化に当たっては、スクラップ・アンド・ビルドを徹底することが明記されていることから、上富良野駐屯地における影響が危惧されるところであります。駐屯地の隊員及び退職自衛官については、地域コミュニティ活動、社会福祉活動に大きく貢献されており、少子高齢化、人口減少による過疎化が進む中、当町はもとより富良野地方の存続と活性化の鍵を握っていると言っても過言ではありません。町といたしましても、さらに地域の魅力化を推進して、隊員の定住化を促進するため、教育、福祉、医療、防災監の配置を含めた退職自衛官の雇用促進と、隊員及び隊員家族の生活環境の改善・向上について、これまで同様に努力してまいります。また、自衛隊協力会としても、自衛隊の体制強化や隊員の充足率の向上などを求める要請活動を積極的に行うとともに、自衛隊の定員の増減は無論のこと、実隊員の増減についても注視しつつ、自衛隊と共存共栄のまちづくりに取り組む所存でありますので、御理解賜りたいと存じます。

再質問 5番 金子益三

まず、1点目、1項目めについての再質問をさせていただきます。町長おっしゃるとおり、国の制度でございますし、まだはっきり閣議決定がされたということではございませんが、最低賃金の上昇につきましては、来月からすぐ始まるところで、これは決定が見えているところであります。一番懸念するのはここの部分なのです。制度改定がいろいろされるときに、必ずこの問題、毎度起きてくるところでありますが、特に今回の値上げ幅は非常に大きいところがあるので、その影響額というのは大変大きいものではないかと考えるところでございます。答弁にもありましたように、まだはっきりしたものではないから、今後の対応云々というのは十分理解できますので、余りくどくど言うつもりはないのですけれども、一番心配しているところが、皆さんどうしても手取りが減ってしまうのは一番、労働するに当たって躊躇するところになるのです。これまでも厚生労働省につきましては、キャリアップ助成金で、短時間労働者労働時間延長コースというのも設けておりまして、各企業においては、それぞれ時間を延長したときには、職種や内容にもよるのですけれども、5万円から23万7,000円ぐらいまでの幅で助成しますという制度があったのです。今回、それの拡充につながるものであると理解しているのですけれども、1点目、2点目について共通で認識したいのが、受けられなくなった方の対応というのは、町として、事業所はいいけれども、行政は駄目だという細かいところまでの提示というのは出ていないのですか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えいたしたいと思います。今回の年収の壁に関する情報ですが、報道以外の部分については一切国から示されておりませんので、私どもとしても報道だけということになります。以上です。― 14 ―

再質問 5番 金子益三

ぜひ早め早めの対応をしていただきながら。結構大きいのです。106万円までの、いわゆる自分で社会保険をかけない人、旦那さんの扶養に入っている人というのは、これを超えてしまうと、月収が8万8,000円だと106万円を超えなくて、これを超えてしまうと年間で約16万円ぐらい払うのです。130万円の人については、100人以上の企業においては19万9,380円、20万円ぐらい減ってしまうので、1か月以上はただ働きする。ただ働きという言い方は語弊がありますけれども、働き損になってしまうのです。そういったものというところで、これ以上働けないとなることが、必然的にそれが現場の労働力不足につながるので、ぜひそれらを対応を早くしていただき、これは女性に限ったことではないのですけれども、主にパートで働いていらっしゃる方、旦那様もしくは配偶者の扶養に入っていらっしゃる方は女性の方が多い社会でございます、まだまだ。このことが女性の社会進出の歯止めにも、ひいてはつながっておりますし、現場、人口減少社会において、ますます労働力が減ることになりますので、ぜひこれは町としても早めの対応をしていただきながら、企業、そして行政職の方々に不利益が被らないような方策を取っていただきたいと考えます。いかがでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。今までも年収の壁というのは存在しておりまして、扶養の範囲内で、社会保険料がかからない範囲内でというのはございまして、今回、議員おっしゃるとおり、最低賃金の関係もありますので、範囲内で働く方が調整すると人手不足の問題が顕著化してくるのかと考え、それは今始まった問題ではないですが、特に今年は顕著化してくるのかと認識はしております。少ない情報の中で、しかも報道ベースということで、なかなか町としてどうするこうするというのは、予断をもって語ることはできませんが、努めて情報収集はしていきたいと思いますし、決まってから動くのではなくて、やはり事前に情報収集をして、決まった暁には、もし政府の方針がはっきりしたときにはすぐ対応できるような準備が必要なのかと考えております。そういったことで、決まるまで何もしないというわけではございませんので、その辺は重々、情報収集等に努めていきたいと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

大変力強い答弁、うれしく思います。そのような対応を非常に望んでいるところでございます。1点つけ加えるならば、社会保険に入ることは悪いことばかりではないので、傷病手当があったり出産手当があったりということで、休んでいたりする間、3分の2の保障があったりとか、悪いことではないのですけれども、物価高騰時代の中においては、やはり手取りが減るというのは本当に生活に大きく響くことですので、その事態が及んだときにはしっかりとした対応ができるように努めていただきたいと考えます。続きまして、2項目めの除雪の1点目でお伺いいたします。様々な御答弁の中でありました、特にトラック、オペレーターのことについても、それぞれ機械の準備、トラックの準備、それから除雪の回数、幹線道路のことは分かりました。それを基に、私も持っているのですけれども、令和3年度の決算において、町道維持、夏、冬両方でしょうけれども、2億853万1,527円の決算、令和4年度は2億7,115万482円ということでございました。今年度、令和5年の予算を見たところでありますが、前年度、前々年度に大きく、ほど遠い1億4,550万円の予算。ここに私は違和感を非常に感じているところなのです。当然、町長の答弁の中で、必要な補正はかけていって、積み上げた結果がこの数字になっていますというところなのですけれども、実は当初予算がしっかり組まれていないということで、請負業者の皆さんによる冬季の積雪状況における除排雪作業で若干のずれが生じているという現況に、私はこの間ずっとあると見ておりますし、住民の皆様もそのように感じられているということなので、前年の予算ベースでずっと見ているのですけれども、そろそろ決算の状況の数字というのを鑑みながらやっていかないといけないのではないかと私は考えるのですけれども、町長、その辺はいかがでございましょうか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。当初予算の組み方に関しての御質問かと思いますが、決算ベースでは、議員おっしゃるとおり2億円を超えているところなのですが、予算では1億4,000万円ほど。この組み方がどうなのかということなのですが、決算を基にしてやる手法ももちろん否定するものではございませんが、ただ、当初予算― 15 ―に、その年どうなるか分からない。気象によって大きく上下しますので、それを当初予算に置いていった場合、他の予算を相当圧迫すると思います。やはり過年度の平均といいますか、それを基に当初予算を組んでおりますし、決して予算が足りないから、夏の道路維持も含めて、冬の除雪もそうなのですが、当初予算がないからしないとか、できないとか、そういうことは決して今までしたこともないと思いますし、必ず必要な補正を組んで、町道維持管理も執行残がゼロに近づくように、執行残が次年時に繰り越すようなことがあると、執行残の分は、ほかの施策に影響を及ぼしますので、その辺を考慮して、予算の組み方、テクニカルな問題ですが、従来どおりミニマムといいますか、過年度の平均を見ながら、必要最低限といいますか、当初予算ではそういう組み方をして、必要に応じて補正を組んでいくというやり方がベターなのかと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

執行権者であります町長が予算を組まれているのは重々理解するところでありますし、そこを侵害するつもりもないのですけれども、例年のアベレージ、平均でというところでいうと、かなり差異がある当初予算ではないかと私は見えるところでありますし、この間も、令和3年度については、積雪はそんなに極端に多かった年ではないと記憶しております。また、令和4年については、御承知のとおり12月に大雪が降ったり、またその年明け、本当に毎日毎朝のようにグレーダー、重機が走らなかった日がないのではないかというぐらい大雪だったということも承知しているところでございます。あまりほかの自治体の話を言うのも何なのですけれども、上川管内、私も広く歩きまして、非常に除排雪に力を入れている自治体と、そうではないというか、できない、諦めている自治体、それは積雪の量によるところであるのですけれども、とあるところにおいては、年3回は必ず排雪をするのだというのを当初予算でしっかりと組んでいることによって、オペレーター、重機、それからトラックも含めた、当初から3回分含めると。空振りになったらどうするのですかと尋ねたら、それはないと。いかなる状況においても住民サービスのためにしっかりと除排雪する。そのことによって、12月、1月、2月に、月末になると必ず全町を除排雪が入ります。そうなると、住民の皆さんも、あと2日待てば必ず除排雪が来ると分かっていると、皆様安心されますし、そのことによって本当にきれいに、組めるだけの予算が当初で組まれていると理解しております。それが安定的な除排雪作業を今後もできるようになるのではないかと私も捉えます。今のやり方で、補正、補正でやっていって、これが間違っている、駄目とは私も決して申し上げませんけれども、そのことによって請負業者が不安になりながら、出動したいのだけれども、残高を見ながら、どうしましょう、こうしましょうというよりは、しっかりと当初、このシーズン中は、極端なのは別です、災害的なものは別ですけれども、平均的な降雪量に関した中での除排雪作業についての当初予算のは、これだけ数字できちっと表れているわけですから、決算ベースで。これらはそろそろ見直しに入ってくる時期にあってもいいのかと思うのですけれども、いかがでございましょうか。そのような柔軟な考え方というのはできないのでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。町の排雪の回数とか除雪の回数を当初からどれだけ組むかというのは、町の規模とかによって、小さい町などは3回とかあるのかもしれませんが、上富良野町としては、積算は、排雪1回組んでおりますと先ほど答弁させてもらいましたが、当然状況に応じて補正していきますし、決算ベースで2億円を超えて、当初予算があるから、ないからという話ではなく、しっかりと状況に応じて除排雪はしているということは、強く……、先ほどの繰り返しになりますが、当初予算を大きめに計上するのも一つの策で、それは否定するものではありませんが、やはり繰越金をなるべくなくす。施策に影響のないようにすると。1億何千万円で当初予算を組んでも、結果的に2億円になって、補正を含めて、予算編成方針は、非常に技術的なもので、それによって結果が変わるということは、これは決してないということを申し上げて、御理解を賜りたいと思っております。

再質問 5番 金子益三

町長、分かります。当初予算をこれだけしか組まないから、この範囲の中で絶対やれと言っていないということは十分分かっています。結果として、3回も4回も補正していきながら、緊急性に合わせた対応をしているというのも、これまでも見てきました。私は、そもそもそのやり方が違うのではないかというので、今回質問させていただいているので、そこを御了承いただきたいなと。もちろん私も町長と同じように、これだけ数多くの、限られた80億円からの予算の中で、いろいろな福祉施策やら老人、子育て、そのほか産業のこともある中で、解けてなくなってしまう雪にお金を費― 16 ―やすというのは非常にもったいないのも分かりますし、繰越しすることもできないというところも理解できます。だけども、やはり雪国に住みながら、高齢化社会がどんどん進んでいっているなかにおいて、また、近年の異常な雪の降り方についてもしっかりと対応できる、これからも業者の皆さんが継続的に除排雪作業を安心してやっていくためには、やはり最初にある程度約束されたものがないと厳しくなってくるのではないかということで質問させていただきました。続いて、2番目に行きたいと思います。確かに今年度いろいろなところで1,400万円の上乗せ、燃油高騰であったり人件費、その対応については大変評価させていただくところでございます。しかし、様々な自治体の状況を見ても、除排雪は、できることなら携わりたくないのだというような業者が増えてきているということも私も聞いておりますし、我が町の排雪業者は本当に熱心にやっていただいているところにおいて、やはり経費率の見直しというのもそろそろ見ていかなくてはいけないのではないかと考えているところであります。現在のところ、この経理比率について、見直しは考えないというところでございますが、これからも持続可能な暮らしの安心・安全の除排雪のためには、しっかりとそこを話し合っていただく場をつくっていただくことが望ましいと考えます。2024年問題、労働者の960時間以上の残業は駄目だというところ。ここは、労働時間の中で収まっているということは理解いたしました。ただ、一番気になるのは、実は、人を確保するというのは、それ相当の対価、賃金を最初から約束しないと、雪が降らないから来なくていいとか、雪が降ったから出てきてくださいということでは、人員確保できないということなのです。だからこそしっかりとシーズンもしくは期間中の雇用というのを確約できるような経費であったり、人件費等々の対応がこれからもなされるかどうかを改めてお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。先ほどの中で、解けるからもったいないということは、釈明させてください。解けるものに予算をつけるのはもったいないと思ったことはなくて、執行残が出るとほかのところに影響がありますという意味で。解ける雪だから、もったいない、そういうことは決してございませんので、誤解のないようにお願いしたいと思います。次に、人員確保についてですが、経費率の見直し、諸経費を含めてどう積算しているかということで、その辺については、経費率というのは、経費がどれだけかかったかというものですけれども、それについては、経費率を何ぼ、残るように我々が積算ということはないのですが、当然人件費ですとか資材、燃料等も含めて、単価は上がっておりますので、我々が積算するときは、単価上昇分はしっかりと我々がオンして積算しておりますので。あともう一つ、あらかじめある程度台数を確保して、オペレーター含めて、雪が降る降らないで、雇用が不安定になるというのは、何年か前もなかなか年前に雪が降らなくて、そういう問題がありましたので、その問題は、担当と業者といろいろ相談しながら、どういう方策があるのか含めて、それは検討課題かと思っております。ただ、計画で、グレーダー9台、トラック等28台で積算しておりますので、その台数を増やすのかどうかというやり取りになるかと思いますが、予算等、そういうことは引き続き事務レベルで協議していくべきかと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

分かりました。ある自治体は、首長自らが除雪ステーションに夜中に行って、オペレーターの皆さん御苦労さんと言っている首長もいらっしゃるので、そこまでやれとは言いませんけれども、そういった気持ちでこれからも対応していただきたいと思います。3点目、高齢者世帯の間口除雪ですけれども、今、保健福祉課でやっているのではなく、これもお隣の町であったりとか近場の町、民間の業者がやっていただいたり、お年寄りのところは間口に旗を立てておいて、ここだけ、大きい機械が通った後、さっとよけていってくださいというサービスをやっている自治体もあります。ぜひ参考にしていただきながら、これからの高齢社会に対応するようなもの、もちろん町長もいろいろ考えていらっしゃると思うのですが、何かそういった今後の施策があればお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えいたしたいと思います。3点目の高齢者の間口の除雪については、福祉サイドから一答目で答弁させていただきましたが、質問のときに議員おっしゃったとおり、置いていかれる雪ということで、それについては、排土板とかグレーダー路線とか、高齢者はもちろんそうですが、それ以外の方も昨シーズンは、何とかしてくれとい― 17 ―う声が非常に強かったです。硬いので、朝起きて大変なのです。それについては、除雪の方法を丁寧に、どこまでできるかということを十分検討して、完璧に山がなくなるということはなかなか難しいかもしれませんけれども、山を少しでも低く、もちろんなくなれば完璧なのですが。そういう方向で今シーズンはやってほしいということで担当のほうに指示しております。以上です。

再質問 5番 金子益三

ぜひいろいろな方策、特にお年寄り、お年寄りばかりではないのですけれども、弱者の皆さんの間口が少しでも御不自由ないように。併せて、交差点の周りのカット排雪なども含めて、交通安全に努めていただければと考えております。そのような町長の方策がありましたことを十分理解させていただきました。3点目の駐屯地の問題でございます。1点目のコロナ禍の対応、いろいろ町としても行っている。また、部隊としても今までどおりとはいかないけれども、少しずつ戻りつつというのがあるのは私も実感しております。この間、町長におきましても、ようやく新しく来られました部隊長の歓迎会を開かれた。これはまさに職員の皆さん、汗を流して対応していただいたこと、ここは非常に高く評価します。もう一歩踏み込んで、当時いらっしゃった富良野沿線自治体の首長もおっしゃっていたのですけれども、今までは、司令官のみならず、転入されてきたそれぞれの修親会の皆さんとやっておりました。器の問題もありますから、これまでどおりのようなことはできないにしても、いろいろなことを考えながら、せめて新しく来られた修親会員の皆さん、もしくはSLCで入られた、新たに修親会に入られたような方も一緒に併せて御紹介をしていただいて、触れ合う機会ができればと考えますが、今後そのような対応を考えていらっしゃるか、まずお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えいたしたいと思います。今年8月の定期異動に関しましては、コロナ開け、5類に移ってから初めての定期異動ということで、修親会のほうも準備があって、今回は副隊長だけということになりましたが、次からは、体制が整い次第、3年もおくとなかなかギャップがあるようで、今回は修親会と一緒にできなかったのですが、次からは従来どおり、場所の問題も含めて、どこでどういうふうにやるかというのもありますが、一緒に、転入、転出していく幹部の皆さんと町民の方と触れ合う場面というのをつくっていきたいと考えております。以上です。

再質問 5番 金子益三

本当にコロナ前に戻るぐらいのにぎわいができるように、ぜひ努力していただきたいと思います。私たちも協力したいと考えております。そういった意味では、先ほど行政報告の中でもありました、上富の町の様々なイベント、神輿渡御であったり、そういったものにも隊員の皆さん参加しております。ぜひこれは町長に考えていただきたいことなのですけれども、行政報告の中でもありました十勝岳ヒルクライムレースといったところも、ぜひ部隊の方々と町が協定を結ぶことによって、部隊の皆様も気持ちよく、お仕事として運営に携わってくだって、町民の皆さんとの触れ合いも広がっていくと考えております。様々なイベント、諸団体がいろいろ講じていくのですけれども、そういったときに、町として部隊側に協定を結んでいただきながら、隊員の皆さんの仕事の一環として参画できるようなことがこれからできるのか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。上ヒルの件につきましては、今年で第7回ということで、回を重ねるごとに認知度も上がってきておりますし、参加者等も全国から、道外含めて来ている大会ですので、今後、大会の規模等も含めて、認知度等も上がってくれば、駐屯地との協定というのも当然、大きな大会になった場合は、視野に入れるといいますか、考えなければならないことかと考えておりますが、現時点では、今の実行委員会のメンバーの皆さんに非常に、町も応援しますが、実行委員会の皆さんに頑張ってもらって、とにかく実績をつくらなければ、町と駐屯地が協定するということは非常に重たいもので、途中で大会がなくなったりするということあってはならないこと、お互いの名誉といいますか、せっかく自衛隊が協力してくれている大会が頓挫することがあってはなりませんので、しっかりと下地を今の実行委員会のメンバーと、町も含めてつくっていくのが当面の課題かと考えておりまして、町もできる限り応援してまいりたいと思っております。以上です。

再質問 5番 金子益三

過去にもなくなったイベントがあるのですけれども、上富良野の大きな町、協定を結んだけれども、残念ながら続けられなくなったものもあるので、それらは別といたしまして、なくならないためにも、お互いがウイン・ウインな関係でいられるように、ぜひ町長には骨を折っていただきたいと思います。最後になります。一番、私も町長も肝の部分だと思います。これからの部隊の様々な改編であります。この間、コロナ禍の中においても防衛省に陳情に行っていらっしゃると思いますけれども、明けた今期からは、今まで以上に、もっと精力的にどんどん行っていただきたいと思いますし、まして今、陸上幕僚長は上富良野に非常にゆかりのある方でございます。ぜひ戦車しんこう会長やOB会長を含めた部隊の名だたる、親交のある方などを御同行願いながら、上富良野町の現況、そして、これからのことを含めた中で、町長がリーダーシップを取っていきながら何とか、これ以上1人も上富良野町から隊員を減らすことなく、部隊を減らすことなく、願わくば現状規模堅持ではなく、拡充できるような方策として、町長が自ら、1人ではなく、より多くの同士を連れていっていただきながら、防衛省の陳情をこれからも回数を増やしていっていただくお考え、気持ちがあるのか、最後にお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

5番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。防衛省、そして関係の国会議員の方々への陳情・要望、道内に関しては、駐屯地西団、北部方面も含めて、陳情は今までどおり、今まで以上に力を入れて、上富良野の現状というものはしっかり伝えていきたい。それと、やはり上富が魅力ある町、防衛戦略上も重要であるということは、なかなか素人では分かりませんけれども、それ以外に、まちづくりとして、隊員が、あそこの町だったら大丈夫、あそこの町だったら定住したい、そういうまちづくりも駐屯地の維持につながっていくものだと思っておりますので、それらも併せて、駐屯地、隊員の確保というのは進めていく所存でございます。以上です。

出典:上富良野町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる