当別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日
(1)農業の発展をめざして/(2)当別町の活性化対策について/(3)除排雪体制について/(4)姉妹都市との学校交流の推進について
2022年12月12日、当別町議会の一般質問で、古谷陽一議員が「農業の発展をめざして」「当別町の活性化対策について」「除排雪体制について」「姉妹都市との学校交流の推進について」について質問し、町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子が答弁しました。
- 質問者
- 古谷陽一 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 古谷陽一
マスクを外させていただきます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行います。私は、大きく4点について質問をいたします。1点目は、基幹産業である農業の問題について、2点目に町の活性化対策について、3点目に除排雪について、4点目には姉妹都市との学校交流について質問をいたします。まず最初に、農業の発展を目指して。その1番といたしまして、水田活用の直接支払交付金見直しへの対応について質問をいたします。当別町の基幹産業は農業であります。先人のたゆまぬ努力と不屈の精神を受け継ぎ、現在北海道を代表する有数の穀倉地帯となっております。また、国民に対する食料の生産とともに、国土の保全、地域環境の整備等多面的な機能を有し、本町の発展に大きな役割を担っています。そのような中で昨年11月、農林水産省より水田活用の直接支払交付金の見直しについて、今後5年間に一度も水張りをしない水田は交付対象としない等の方針が示され、やっと確立しつつある大規模農業、稲作、畑作、野菜、複合経営を中心とした当別町の農業経営に大きな打撃を与えております。その後現場課題の検証が今も行われており、自民党の農業基本政策検討委員会において継続的に議論が行われ、本年中には一定の方向性が示される予定となっております。現在水稲作付以外の水張りの確認方法としては、天水ではなく用水による冠水状態が1か月以上確認され、連作障害による収量低下が発生しないことを要件とすることが検討されています。水張りについては、表土返し等の整地を行い、無材暗渠の出口を塞ぐ等の対策を行わなければ水がたまらないという悩みもあります。一時的には自力で対応したとしても、基盤整備による農地の汎用化は不可欠であります。そうした状況下で地元が計画している道営農地整備事業の早期採択と完工を目指すためには、道の次世代農業促進生産基盤整備特別対策事業、いわゆる第6期パワーアップ事業によって市町村が事業主体になることや町独自でも用水路などの改修に対して支援を行うなどの対応を検討すべきだと考えております。また、世界的な社会情勢の変化によって肥料、資材、燃料価格の高騰している中、食料安全保障の強化の観点から、国は今後の水田農業の目指すべき姿として、農地を農地として維持していくためには食料自給率の向上を意識した輸入依存作物の麦、大豆、トウモロコシ、その他飼料作物などの増産が必要であり、そのためには土地改良、排水対策等により、畑作も可能な水田として食料生産基盤としての農地を国が主体的に維持管理すべきと提言をしております。国民の命を支える農家が安心して安定的に生産活動を行うためには国の責務として農地の基盤整備は欠かせないものであり、このことは当別町が持続的に発展する上でも町は同時に積極的に農地を維持するための対策を取ることが果たすべき責務であると思っております。今後地元の要望に応じ、町としても農業の振興に向けた土地改良等の取組をぜひ検討すべきと考えますが、町長の考えを伺います。あわせて、基幹産業の農業の発展なくして町の発展もないと思っております。国民の命を支えながら頑張っている農業に当別町独自の対策を立てながら、粘り強く国、道をはじめ関係機関に訴えていくことも必要と考えますが、町長の考えを伺います。次に、当別町農業総合支援センターの活動強化について質問をいたします。令和元年11月に当別町の基幹産業である農業の担い手の確保とともに、農業者の所得の向上、そして地域の活性化を目的に、当別町農業総合支援センターが設立されました。当別町と北石狩農業協同組合を中心に、当別町の農業関係の9団体の協力の下、事務局構成は当別町と北石狩農業協同組合が担い、北石狩農業協同組合に事務所を置いております。特に新規農業者の対策支援をはじめ農地利用の促進、またスマート農業の推進、そして各課題に取り組み、農業者の支援に努めているところであります。農業総合支援センター設立以前には4件の新規就農者が活躍しているところでありますが、設立後、令和2年には2件、令和3年には1件、令和4年には1件、少数ではありますが、毎年新規に農業者が就農されております。また、花と野菜の施設園芸関係を中心に募集をかけているところではありますが、就農希望者の中には野菜を中心としたブロッコリーやカボチャ等で経営したいという声も出ていることのことです。このように、新規就農者の希望の実現にも強力に支援策が必要と考えますが、町長の見解を伺います。特に新規就農者においては、農業についての知識の習得はもとより農業の研修は絶対に必要となります。新規就農者の受入れ態勢の充実と研修体制の整備の強化を図り、将来に向けては農業研修センター等の設立も視野に入れた検討も必要と考えますが、町長の考えを伺います。次に、当別町の活性化対策について質問をいたします。まず最初に、商店街の活性化対策についてお伺いいたします。現在本町並びに太美地域それぞれの商店街エリアにおいては、人口減少に伴う消費者の減少が大きな要因となり、ここ10年間においては商店と商業者の減少が顕著であります。特に食堂やレストラン、スナック等の料飲店が閉店すると、お店を表すネオンも消え、にぎやかさや華やかさが失われていくように映ります。コロナウイルスの影響もある中で、最近居酒屋、ラーメン屋さんが開店されるという明るい話題もあることから、その事情等を調査しながら何とか過去の商店街に少しでも近づくように施策が必要であると思っております。その一つとして商店街の空き店舗対策が商工会が中心となり、各世代の方々の意見などを取り入れ、有効活用に向けた話合いが定期的に行われ、よい方向性が見いだされていることに期待をいたしているところでございます。なかなか後継者もいない中で、衰退していく商業地域を活性化させることは大変なこととは推察いたしますが、私が思うには一つの要因といたしまして土地、不動産取引の低迷も影響があると考えます。地価の下落にも歯止めがかからず、取引が活発に行われるよう誘導できるような施策が必要に思います。最近町内では住宅の新築がかなり目立っているように映ります。ここ20年間にわたり毎年人口が200人から300人が減る傾向でしたが、昨年10月より減少はしているが、下げ幅が少なくなっています。これは、町による住宅政策に関わる補助制度の効果であり、特に子育て世代に手厚く支援を行う取組が浸透しているものと思います。同様に、商店街の活性化を生み出す出店、店舗改装などに対する独自の支援制度も必要と思うところであります。先日の土地、不動産の動きの活性化対策と併せて連動した町独自の対応策について検討し、ルール化することが交流人口、ひいては定住人口の増加に結びつくことと考えておりますが、町長の見解を伺います。次に、市街地活性化に向けた土地利用について伺います。昔も今も一つのまちが形成される場合、何か核となる施設が中心となり、東西南北にエリアが拡大されると捉えております。本町、そして太美地域であれば駅、農協、役場等の公共施設、学校なども該当していると思います。今年は西部地域に新たにロイズタウン駅も開業し、ロイズコンフェクト製品販売店、工場等の立地と併せて、その周辺の土地利用について町内外の方々が注目しているところであり、町のPRにもつながる重要な施策として期待感を強く持っているところであります。次に注目される施設としては、役場新庁舎建設地ではないかと思います。現在建設地選定に向けて委員会を組織し、町民の意見なども取り入れながら鋭意検討を進められていると認識しています。どこに建設されるにしろ、役場は多くの職員の勤務施設であり、多くの町内外の方々が訪れる集客施設でもあります。周辺の土地利用については人の流れ、交通網の充実などを視野に入れ、さらには役場周辺ならではの特色ある事業所の誘致等も検討し、土地の高度利用を図り、利便性の高い機能があるエリアにすべきと考えますし、多くの町民も大きな期待感を持っているものと思われます。新庁舎建設の決定が最優先なことは当然でありますが、決定地の現状を踏まえ、地域の特性を把握し、調和の取れた役場エリアとなることが新しいにぎわいのスポットの創出になると思います。庁舎建設と商店街活性化を誘導する施策として官民連携により機能分担を図り、市街地を面的に整備する中心市街地活性化再生計画を樹立し、コストを意識したコンパクトシティーを目指してはどうかと考えますが、このような一つのコンパクト都市機能の充実に向けての取組について実施する考えはないか、また現時点でどのような方策でどのように計画を進めようとしているのか、スケジュール等を含めて考えをお聞きしたいと思います。続いて、さらに人を呼び込む施策について。昨年の12月定例議会で新築住宅と医療機関の誘致を決定し、診療所3件が来年春までに開院することになりました。住宅の新築建設も今年は伸びて、既に100人以上の転入となっていると聞いております。とうべつ学園が開校し、子育て世代の方が多く移住されていると伺っていますが、まさに教育で人を呼び込む施策が実を結んでいると感じています。教育長の義務教育に対する意気込みも十分伝わってきていますし、今後は学園における教育の充実がこの施策にさらに磨きをかけていくものと期待をしています。こういったことを背景といたしまして、町としては積極的な移住政策をこの波に乗って展開すべきと考えますが、その受皿として学園周辺で官民協働による開発行為を行う考えはないかお伺いをいたします。次に、除排雪体制について質問をいたします。当別町の冬期間は、豪雪と闘う大変厳しい生活環境のシーズンが続いております。そのような中、近年豪雪対策に向けての課題を精査し、雪堆積場の確保、また除雪機械の導入等、課題解決に向けた方策を取りながら新たな仕組みづくりに取り組んでおりますが、何といっても雪を克服していかなければならないという町民の思いは以前と同様であります。除雪体制も例年創意と工夫を重ねながら順調に進めていると捉えているところでもありますが、まだまだ他市町村の体制と比較すると不十分なところも多いと考えますが、その点について情報収集、調査研究の下、どのように考えているかお伺いいたします。また、近年の気象状況は異常とも思えるものがあります。2年続きの大雪で、特に石狩湾から当別町、新篠津村、岩見沢市へのラインで雪雲の発生が原因となり、交通網の寸断など生活環境にも大きな影響を与えています。夏に例えますと、以前九州で発生した線状降水帯による大雨も同じ場所でゲリラ豪雨となり、大きな被害をもたらしています。今シーズンも同じように大雪の発生があった場合、交通網の寸断などによる緊急自動車の通行支障、交通事故の危険等にどう対応していくのか、考え方についてお伺いいたします。4点目、最後になりますが、姉妹都市との学校交流の推進について質問をいたします。当別町は、旧仙台藩岩出山藩主、伊達邦直公が明治4年に入植以来152年が経過いたしました。その後祖国の宮城県岩出山町、現在は大崎市岩出山をはじめ愛媛県宇和島市、そして北海道伊達市と、伊達藩のつながりにより姉妹都市を締結いたしました。開拓当初から厳しい開拓の難行を遂行しながら、跡継ぎである子女の教育に力を注ぎ、人づくりは村づくりの信条の下、不屈の開拓魂と強く深い愛郷精神を持ち、次世代を担う青少年の育成に努力をしてきた歴史があります。そのような背景から、本町としても歴史的に強い結びつきのある姉妹都市との交流は意義深いものがあり、過去には小学生の相互交流の実績もあります。将来交流を担うべき青少年、特に小学生、中学生の健全な育成と広く地域社会に貢献できる青年として成長するためにも、積極的に小学生、中学生の学校交流を実現することが姉妹都市の絆をより深めると考えますが、教育長の見解をお伺いいたします。以上、1回目の質問といたします。
答弁 町長 後藤正洋
古谷議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、水田活用の直接支払交付金の見直しへの対応のご質問についてでありますけれども、鈴木議員の一般質問に対しお答えしたとおり、基盤整備事業への町独自の支援は難しいと判断しておりますし、交付金の見直しにつきましても本町の実情に即したものとなるよう道、町村会を通じ国に要望してまいりたいと考えております。次に、農業総合支援センターの活動強化についてのご質問でありますが、町といたしましては農業総合支援センターが実施している新規就農者を対象としたビニールハウス購入費の助成事業に必要な費用を負担しているほか、令和3年度からは地域おこし協力隊を活用し、本町での就農を希望し研修される方への支援を行っております。現在2名の地域おこし協力隊員が研修を行っておりますが、新年度はさらに1名の増員を計画しており、支援を拡大してまいりたいと考えております。また、議員からご発議のありました農業研修センターの設立につきましては、まずは農業総合支援センターでの検討が望ましいものと考えておりますので、町といたしましても構成団体の皆さんと議論を進めてまいりたいと考えております。次に、当別町の活性化対策についてのお答えをいたします。町内の不動産の取引は、特に住宅に関しましては古谷議員ご指摘のとおり、近年は新築数が増えてきており、町の施策の効果が顕著に現れてきているものと思っております。このような新しい住民が増えてきている状況に併せて町内商店街の活性化を図っていくことは、私も大変重要であると認識しているところであります。ご質問の商店街の活性化対策についてでありますが、議員ご発議の商店街の活性化を生み出す出店、店舗改装などに対する独自の支援制度に関しましては企業立地促進条例や中小企業特別融資制度を設けており、特に中小企業特別融資制度においては令和2年に新規創業に対する支援内容を大きく拡充させておりますが、好調な住宅建築の状況と連動させるように新たな支援策を検討していくことは当然のことと考えております。あわせて、町を維持し続けていくためには中心市街地の機能維持を図っていくことも重要な視点であり、その一翼を担う商店街の活性化については商工会との連携が不可欠であるとも思っております。先般商工会より商店街の活性化に向けたトータルプランを作成したと説明を受けましたが、商工会のこういった動き出しには私も大いに期待しているところであり、町も商工会と連携を深めながら議論を重ね、必要となる新しい支援策を鋭意研究してまいりたいと考えております。次に、市街地活性化に向けた土地利用についてでありますけれども、コンパクトなまちづくりの方針については立地適正化計画で示されており、新庁舎の建設候補地は都市機能誘導区域内で選定するなど都市機能の充実を図り、商店街を含めた中心市街地を活性化させるための検討を進めております。実現に向けた取組として当別駅周辺では民間ビルの建設が予定されており、この施設の中に町が公共、公益的施設を区分導入するなど国の補助制度も活用しながら官民連携による駅周辺整備事業なども検討し、人を集め、にぎわいを創出することにつなげていきたいと考えております。いずれにいたしましても、民間活力の導入、民間事業者との連携を進めながらコンパクトなまちづくりを推進してまいります。次に、新たな宅地開発についてですが、住宅の建築数については全町的に増えておりますが、特にとうべつ学園の周辺は町有分譲地のゆとりっち稲穂が完売するなど、札幌市の地価高騰を受け、町内の住宅がクローズアップされ、子育て世帯を中心に住宅建築の候補地となっております。現在新築住宅購入支援金制度も好調であり、今後も住宅建築が見込まれる中、さらなる受皿となる住宅地が必要と考えております。新たな宅地開発については土地の確保や事業の採算性など実現に向けてクリアすべき課題はありますが、民間事業者も興味を示しており、町といたしましても今が好機と捉えておりますので、官民連携による課題解決を模索しながら開発等を進めてまいりたいと考えております。次に、除排雪体制についてどのように考えているのかとのご質問でありますけれども、初めに他市町村と比較するという点に関して申し上げますと、本町をはじめ国や北海道、札幌市などの周辺自治体9団体で構成する冬期道路維持管理情報共有化会議において実態調査が実施され、管内市町村の情報収集、共有を行っておりますし、加えて古谷議員ご承知のとおり、シーズンを通し全町内会と当別環境整備協同組合、町の3者から成る当別町除排雪連絡協議会においても情報共有や意見交換を重ねてきているところであります。これまでも申し上げてきたとおり、町といたしましては当別モデルの構築を目指し研究を重ねてきており、総体的に自治体規模に係る除排雪財源の確保はもとより、除排雪体制については他市町村と比べても大きく劣をするものはないと認識しております。また、ご心配されております大雪などの緊急時の対応については、先日の渋谷議員の一般質問でも答弁いたしましたとおり、作業の時間延長をはじめオール当別での対応を考えております。また、吹きだまりなどでスタックが起こりやすい道路については早めの通行規制を行うことや、悪天候が想定される場合はホームページやヤフー防災、各種SNS等で外出の自粛について啓発を図ってまいります。いずれにいたしましても、大雪に限らず、道路、交通の確保はもとより危険箇所の解消に努めてまいります。以上、古谷議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。
答弁 教育長 三澤吏佐子
それでは、古谷議員の一般質問にお答えをします。姉妹都市との学校交流の推進についてのご質問でありますが、私も当別開拓の歴史とその背景を学ぶことは、子どもたちの郷土愛を育み、未来のまちづくりを行う上でも非常に大切であると考えております。また、議員ご発議のとおり、過去には岩出山と当別の小学校において相互交流が盛んな時期があったことも承知しております。今後とうべつ未来学の柱であるふるさと教育を活用して積極的に取り組むとともに、その交流方法においても現代では時間とお金をかけなくともICTを活用したオンラインでの学校交流など幅広い選択肢も視野に入れながら、姉妹都市間での絆がより深まるよう検討してまいります。以上、古谷議員の一般質問の答えとさせていただきます。
質問 11番 古谷陽一
ただいま答弁をいただきました。農業は基幹産業でございますが、この問題につきましてはあっさりと答弁をさせていただいたところではございますが、私どもにとりましては基幹産業でございます。まだまだ言葉が足りなかったかなと思いまして、時間もございませんけれども、もう少し話ししなければなりませんので、ちょっと早口になりますけれども、ご容赦のほどお願い申し上げます。私は、3月にもこのような問題に対して質問いたしました。その後社会の情勢は刻々と変わっています。農業者の中からいろんな大変なお話もいただいております。ご意見いただいています。その農業者の中からは、このままでどうなるのか。これは近年かつてない大問題である。今後5年間に一度も水張りがない水田は交付対象としないとの方針でありますから、これをクリアできなければ死活問題になるのです。当別町は水田の約75%が休耕しております。これは非常に高い割合です。また、簡単に水田に戻すことができるところもありますが、一般的に休耕地を水田にする場合は、事業費は10アール当たり整地で30万円、暗渠で30万円かかります。これだけでも反当60万円かかります。また、現在の水田の価格は、私の地域ではこの事業費の半分ぐらいなのです。このような状況の中で自力で整備するのは努力の限界を超えております。営農が成り立たないところであります。特に農業は多面的な機能を持っております。国民の食料を生産するという大きな使命があります。また、国土の保全や地域環境の整備等々、動植物の保護、硬化用水路の利用、小さいことを言いますと、各家庭の生活排水も排水に流れて、それを管理しているところもあるのです。この基盤整備事業に当たっては農業者個人の財産の整備だけではないのです。公共性があるため、国の支援があるところであります。当別町には4つの土地改良区がございます。懸命に事業に取り組んでいます。しかしながら、全て取り組めない場合もあるのです。また、当別町には面積の60%以上の森林がございます。この森林の山際地域をはじめ自然流下地域は土地改良区にも所属していない農地もあるのです。また、現在土地改良区で取り組んでいる基盤整備の道営事業の負担の内容は、国が55%、道が33.5%、市町村が4%前後のガイドラインがついています。そして、自己負担、農業者が7.5%となっているところなのです。また、市町村が事業主体となることができる、さっき言いました特別事業、第6期パワーアップ事業ですけれども、これも同じぐらいの負担なのです。いずれにしろ、市町村のガイドラインがついていて、この事業に町が乗らなければ国の補助金なんて当たらないのです。そういうことになってしまいます。しかしながら、市町村の負担についてガイドラインがついておりますけれども、全てではないのですけれども、交付税で還元できることになっていますから……大変な失礼をいたしまして、時間がございません。交付税で戻ってくることになっています。それとともに、現在今当別町の農業10年ビジョンがございます。この目標として年間農業収入100億円がございます。これはまだまだ達しておりません。しかし、この100億円の中には水田活用直接支払交付金も含んでいるのです。水田活用直接支払交付金については、産地交付金を合わせまして現在当別町には20億円以上の配分がございます。残念ながら一般的な農業の中で転作作物が交付金なしでは営農が成り立たない状況、これは事実なのです。また、北海道には大まかな特徴がございまして、水田地帯、畑地帯、酪農地帯があります。水田地帯といったら石狩川流域の石狩、空知、上川、留萌、また道南方面、胆振、日高、それが水田地帯です。北海道の中央部、十勝方面、これは畑地帯なのです。水田もありますけれども。道東方面の釧路、根室、オホーツク以北では酪農地帯です。そんな中、オール北海道で活動していただくのは当然なのです。しかしながら、あまりにも広くて考え方にも若干の温度差があると聞いております。そういう中で、石狩川流域とその周辺は北海道の水田の約8割を占めています。そういう中で水田活用の直接支払交付金見直しという、この事業に対してどんな影響があるかと。一番大きいところは長沼町と言われています。2番目に大きな影響があるのは当別町と言われております。この問題に対して日本で一番影響あるのは北海道なのです。そういうことは当別町は日本一、二と言われるぐらい、これは非常に大きな影響のある問題なのだと私は捉えております。これは人ごとではないなと思っております。オール北海道でも頑張っていただいておりますが、当別町独自でも土地改良区と一丸となって全力を挙げながら取り組んでいかなければならないのではないでしょうか。特に国は地元の声聞き入れると言っています。何といっても国の言うとおり5年間の間に水張りするために進んでいきますが、施工業者の都合もあったり、強靱化事業だって5年間でできない場合があるのです。このために中央要請を行い、地元の課題を訴えて、農林水産省と意見交換を行って、よきアドバイスもらってくる必要があるのでないでしょうか。そういうことから、当別町が一丸となってオール当別で中央要請を実施する必要があると思っておりますが、町長の見解を伺います。
答弁 町長 後藤正洋
今古谷議員から農業の発展を目指してということで再質問をいただきました。水田活用の直接交付金の関係も含めて今農家の皆さんが直面している課題、あるいは危機感というものについては私も認識をさせていただいているところであります。そういった点で今回の一般質問の中でも複数の方から農業問題についてもご質問をいただいておりまして、それに答弁をさせていただいております。今回これまで当別町が行ってきました農業政策というものに対する一部反省ということもあるのだろうというふうには思います。あるいはまた、先般の質疑の中でも町としてしっかりと方向性を示すべきではないかというような意見もいただきました。ただ、私といたしましては、以前から申し上げていますように、こういった政策の大転換のときに農業者の皆さんが、それぞれの個々のいろんな立場はありますけれども、特に今回は改良区の問題ですとか、水田を維持していく上で集団で、あるいは多くの人たちが同じ方向を向いてどう議論をし、そしてそこで同じ当別の水田を維持、発展させていくためにどういう結論を出すかということが問われているのだろうというふうに思っております。そういった点では農業者の皆さんが地域的に、あるいは組織的に協議をいただく中で方向性を出していただくということがまず大事ではないかということを町として訴えさせていただいているところであります。今回直接支払交付金の関係についても1年以上前から取組をいろいろとさせていただきまして、国会議員の先生を通したり、国のほうにいろんな働きかけをさせてきていただいております。そういった点では、今回答弁もいろいろとさせていただいていますように、当別の農業者の皆さんにとりまして少しは前進をしてきているのかなというふうに思っておりますが、今古谷議員からオール当別で中央要望してはどうかというようなことをご質問いただきましたけれども、現段階で、例えば12月に入るに当たりまして、私といたしましても農業団体の皆さんがそれぞれ来年度の予算獲得等々に向けて中央要請をするのかということで調査をさせていただきましたが、今回についてはそれほど懸案としていないようなことで伺っておりまして、私のほうからそのことを提案するということは差し控えたという状況がございます。そういった点では、今古谷議員からご指摘をいただきましたけれども、そういった必要性があれば町として国なり関係機関に要請をするということは至極当然のことのように、過去にもそういったことをしてきておりますので、私といたしましても農業者の皆さんの声を国に届けるということも含めて実施してまいりたいというふうな気持ちは変わりませんので、そのことはご理解いただきたいというふうに思います。以上です。
質問 11番 古谷陽一
あと、時間もないですから、はしょって早口でしゃべらせていただきます。私は、後藤町長は基幹産業の農業を必ず守ると思っております。今の言動の中からそう思っております。しかしながら、農業者の中からはいろんな話いただいております。予算がなくて事業に取組ができないというの、これしようがないなと思っているところではございます。しかし、ほかの新規事業に予算をつけている。これ予算あるのでないのかと言う人もおります。当別町は今後農業整備についてはなかなか支援できないのではないかと思っている人も聞いております。特に国が示しているものの中に一時金を出して水田を畑地化してもらう、そういう農地が出た場合、虫食いのように水田がなくなってしまう。土地改良区の運営にも大きな影響を及ぼします。また、畑地化になりますと今後の支援もなくなります。次の世代へその土地を受け継がれなくなってしまう危険性もあります。町の財産も減少することになるわけですけれども。何といってもこの難局を乗り越えて農業者頑張っていこうというためにも、今は予算づけはできないが、今後必ず意向調査等を行い、予算づけを検討する必要があると考えるが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 後藤正洋
古谷議員のほうから再々質問をいただきました。答弁させていただきます。先ほども答弁させていただいておりますけれども、現在の農業者の皆さんの状況というのは私自身も理解をしているところであります。あと、予算づけのお話も今ありましたけれども、町といたしましてこれまでのいろいろな取組の反省から、それぞれのいろいろな判断をさせていただいております。そういった点では基幹産業を守るということは、私は大事なことだというふうに思っておりますし、その取組の上でしっかりと国や道に要請をしていくですとか、農業を守るという点で町がしっかりと働いていくということは必要なことだというふうに思っておりますので、ただ農業ばかりやっていればいいということではありませんから、いろいろと多角的に評価をする中で必要なところに予算をつけてしっかりと町を発展させていくということであるというふうに思います。以上、そういったことでご理解をいただければと思います。