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小樽市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日

除排雪体制について

2019年9月9日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「除排雪体制について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
山田雅敏 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 23番 山田雅敏

次に、除排雪体制についてお伺いいたします。例年では除雪対策本部の立ち上げは 12 月1日でしたが、昨年は 11 月 15 日に設置。昨年度の排雪量は事業実績値で 40 万立方メートルから 50 万立方メートルに拡大。見通しを確保する市内の主要交差点を50 カ所から 90 カ所にふやし、観光地の道路の除雪路線を1カ所ふやし、5路線としました。各ステーションの除排雪、砂まき体制を整備したと聞きます。では、今年度の除排雪体制の取り組みや除雪ステーション体制はどのように考えているのかお聞かせください。8月 24 日、除排雪の中長期的な計画を話し合う小樽市雪対策基本計画策定懇話会の2回目の会合が開催されたと聞きます。道路の除雪後に一般の住宅の前に残される置き雪は住民の生活に支障を来し、苦情の内容の件数も多いと聞きます。そこで、地域住民のために、ことしも雪を搬入してもよい公園や空き地などを雪置き場として一定の-19-令和元年3回定例会 本会議録ルールのもとで認めており、ことしはどのように将来に向けて確保するのかお聞きいたします。次に、この場合のルールとは何か、話し合う当事者は町会、市民なのか聞いた上で、どのような場所があるのかお聞きいたします。また、シーズンが終わった後の雪の処理、公園や広場に残るごみの問題などについてどのように取り組むのかお聞かせください。次に、地域で置き雪処理をする場合、小型除雪機購入や借り上げ費の一部を支援するなどの提案があったと聞きます。検討している制度について、どのようなお考えなのかお聞かせください。また、過去の議論の中でも上がっていましたが、住民が独自に排雪を行っている地域など、事情に応じて助成ができないものかや、民有地を雪捨て場に使う場合、固定資産税の税制優遇の検討などの意見が上がったと聞きます。どのように検討しているのかお答えください。次に、貸出ダンプ制度事業費 6,800 万円についてお聞きいたします。小樽市雪対策基本計画では、制度の方向性を抜本的に見直すこととして、4月の市民アンケートの結果を参考に、現在策定中の除排雪の中長期的な話し合いを行い、本年度は転回場の増設など、一部の変更にとどめたと聞きます。この事業の過去3年間の決算の推移や今年度の見直し点はありますか、お答えください。次に、7月 23 日、第1回除雪懇談会が開かれ、生活道路の速やかな除排雪の要望が出されたと聞きます。また、市民の通勤、買い物のために歩道の除雪にも力を入れてほしいという要望があり、学校、病院、地域のスーパーや各町会館の周辺は特に必要と思いますが、歩道の除雪を行う場所は何キロメートルあるのか、今年度の作業はどのように考えているのかお答えください。次に、先駆的な除排雪の取り組みに関連してお聞きいたします。平成 30 年3月、国土交通省国土政策局地方振興課による共助除雪・安全対策取組事例集からお聞きいたします。最初に、北海道上富良野町では、屋根雪おろしボランティア向けに行っていた除雪安全講習の内容を地域の一般住民にも広く伝える伝え方を工夫した取り組みで、雪おろしの危険を地域住民に伝える工夫として、紙芝居、チラシ、ミニ研修会、新聞、町広報紙、防災無線、雪おろし安全セットの貸し出しなどを行ったと聞きます。次に、北海道苫前町では、「使われない流雪溝を活かした地域の繋がり再生」と題し、高齢、過疎化で利用率の低下した流雪溝をきっかけとした地域住民連携の取り組み、ボランティアという外の力を使った地域受援力の向上と流雪溝を考える会や流雪溝管理運営協議会の継続開催による内の力の強化につながったと聞きます。次に、青森県弘前市の「除雪ボランティアコーディネーターの養成講座」では、大学生等による市内除雪ボランティア活動を一層拡大するための除雪指導者の養成講座を開催し、100 名受講したほかに、歩道除雪ボランティアも展開していると聞いています。次に、青森県南部町では、「すべての自治会への除雪組織づくりの挑戦」と題して、一部地区にとどまっていた自治会除雪組織を他の自治会にも拡大し、将来的には全地区への普及を目指す1年目の取り組みと聞き、研修会開催やジャンバー、帽子、のぼり旗の視覚効果を利用したPR等で地区を拡大。また、この事業をきっかけとして、地区同士の新たな交流も発生していると聞きます。次に、岩手県滝沢市では、「行政・業者・自治会「三者協働の除雪体制」の普及」と題し、平成 26年度から3か年当調査事業を活用。平成 28 年から除雪事業の充実のため、1戸 1,000 円の除雪協力費の徴収を決め、業者と共用で除雪車を地域に配置するとともに、軽ダンプの貸し出しを行い、どちらも燃料費は市負担で行っているとお聞きします。-20-令和元年3回定例会 本会議録次に、山形県鶴岡市では、「除雪ボランティアの「労力」交換を通じた地域交流」としての取り組みです。平成 25 年度に自治会の活動として除雪作業を有償で行うボランティアチーム、さんぜスノースイーパーを設立。自力で除雪作業ができない高齢者世帯の除雪作業、集落内の冬期危険箇所の巡視・対応を交換に、他地域のコミュニティガーデンの整備を行ったと聞きます。このような先進的な取り組みの最後に、島根県飯南町では、「地域住民による道路除雪の社会実験」と題し、平成 21 年にスノーレンジャーを結成。小型除雪機を2台購入して、高齢者等から依頼を受けた際に家屋周辺から主要道路まで除雪している。現在、ホイールローダをリースして、固まったかたい雪の除排雪を行っている。さらにこのような機械を利用して、雪まつり、雪合戦、かまくらづくりにも参加、実施していると聞きます。このような全国的な地域の取り組み、ボランティア活動について、本市でも、理念や方法、今ある資源など、ボランティアの集め方などの参考になると考えます。見解をお聞かせください。この項の最後に、令和元年7月、国土交通省国土政策局地方振興課によれば、地域コミュニティや除雪ボランティアによる除雪活動といった共助による除排雪体制に向けた取り組みや除雪作業の安全対策に関する取り組みなど、各地域で行われている雪処理の担い手を確保、育成する取り組みを調査し、全国へ展開するため各地の取り組みを募集と掲示がありました。この募集する取り組みの内容は、「①共助除排雪体制づくりに向けた先導的な取り組み」に、「②除雪作業の安全に関する先導的な取組」、「③①、②以外で地域の課題を解決するための先導的な取組」です。この取り組みの熟度に応じた支援メニューもあり、採択されれば調査費なども用意していると聞きます。本市でも行っている先駆的な取り組みを応募してはいかがでしょうか、見解を伺います。以上、第6項目めを終わり、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、除排雪体制について御質問がありました。初めに、今年度の除排雪作業の取り組みにつきましては、除雪対策本部を昨年度よりも半月早めて 11月1日から設置することとし、計画排雪量は、昨年度と同様の 50 万立方メートル。主要交差点等の見通し確保の箇所は、昨年度よりも6カ所増の 96 カ所。観光に配慮した除排雪は、小樽駅前広場の雪山処理や南小樽駅からの歩行者動線確保を追加し、路線延長は昨年度より約 1.7 キロメートル増の約 4.4 キロメートルとして作業を実施してまいりたいと考えております。また、除雪ステーションの体制につきましては、昨年度に引き続き市内を七つの地域に分けて、歩車道の除排雪、凍結路面管理などを一括して委託することで考えております。次に、雪置き場につきましては、市民が除排雪作業で使用する小規模な空き地のことであり、河川用地、公園用地等の市有地も利用されているものと考えられますが、実態については把握いたしておりません。公園用地や河川用地を使用する場合のルールは定めておりませんが、一般的な注意事項としては、主に遊具等の施設などを損傷させないこと、河川の閉塞に配慮する必要があります。雪対策基本計画の策定において、地域住民の雪置き場の確保を協働の取り組み案として提示しておりますので、今後、市有地を利用する場合のルール、話し合う当事者、シーズン終了後の雪やごみの処理についても検討する必要があるものと考えております。次に、小型除雪機購入等の支援につきましては、現在、雪対策基本計画の策定に関わる懇話会、分科-21-令和元年3回定例会 本会議録会の中で、町会等の団体が高齢者宅等の置き雪処理を含む除雪作業を行う場合などにおいて使用する小型除雪機の購入、または借り上げの費用の一部を支援することについて、市民との協働の取り組み案の一つとして提示をしております。今後、本計画の中に協働の取り組みとして位置づけられた場合は、具体的な制度の内容について検討してまいりたいと考えております。次に、地域が独自に行っている排雪への助成等につきましては、現在、雪対策基本計画の策定に関わる懇話会等で、市民との協働の取り組み案として、地域への排雪に関わる助成や民有地に雪を堆積する場合の固定資産税の減免の措置などを提示しております。今後は、市民の皆さんからの御意見等を伺いながら、本計画への位置づけについて検討してまいりたいと考えております。次に、貸出ダンプ制度の決算額の推移等につきましては、平成 28 年度の決算額が 6,984 万円、29 年度 7,080 万円、30 年度 5,143 万円となっております。また、今年度の貸出ダンプ制度の見直しにつきましては、1点目は、作業に必要な除雪機械等の転回場の箇所について、ことし4月に実施したアンケート調査の結果を踏まえて、複数箇所の要望が多数あったことから、作業性を考慮し、申請延長がおおむね 200 メートルを超える場合については最大2カ所まで認めることといたしました。2点目は、道路幅員が8メートルを超える場所については道路敷地内での作業が可能であるものと判断し、転回場の利用を対象外とするものであります。3点目は、過大な面積と思われる転回場の利用が見受けられたことから、積み込み作業機械、運搬用ダンプの転回に必要な広さとして、転回場の面積は1カ所当たり 100 平方メートル程度までとすることです。なお、現地の条件等により、これらの見直し点によりがたい場合は個別の相談に応じたいと考えております。次に、今年度の歩道除雪につきましては、計画延長は昨年度より1キロメートル増の 113 キロメートルを予定しております。また、実施に当たっては、昨年と同様、降雪状況に応じて歩道の除雪作業を行いながら、小・中学校や主要な施設の周辺において予防保全的な排雪を実施することで、冬期間の安全で円滑な歩行者動線の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、地域における共助除雪等の取り組み事例につきましては、本市においても今後人口が減少し、高齢化がさらに進むことを想定すると、議員からお示しのありました雪対策に関わる取り組みの事例は参考になるものと考えております。地域の実情等の違いはありますが、北海道内では、紙芝居等による情報の伝え方の工夫や、高齢過疎化の進んだまちでの地域のつながりを再生する取り組みなどが行われており、地域住民の連携を図るためのヒントになるものと考えております。青森県内では、大学生のボランティアとの連携、社会福祉協議会が中心となった町会単位での除雪ボランティアの組織づくりの取り組みなどが行われており、除雪作業に関する組織的なボランティア活動の参考になるものと考えております。岩手県内では、行政と除雪事業者が除雪機械等を自治会と共用し、除雪体制を構築する取り組みなどが行われており、除雪作業の担い手を確保するために、住民と協働で行う除雪体制の可能性を感じさせるものと考えております。山形県内では、自治会が中心となり、住んでいる場所以外の地域での除雪作業のボランティアを行う取り組みなどが行われており、広域での地域の支え合いが可能であることについて、本市においても参考になるものと考えております。-22-令和元年3回定例会 本会議録島根県内では、地域住民が小型除雪機のほかにホイールローダを使用して除雪作業を行う取り組みなどが行われており、社会実験とはいえ、先進的な取り組みと考えております。いずれにいたしましても、行政だけの取り組みには限界がありますので、既成概念にとらわれずに、地域における支え合いについて、市民の皆さんと協働の取り組みを行っていく必要があるものと考えております。次に、国土交通省が行っている、共助による除排雪体制づくり等に向けた取り組みの募集につきましては、地方公共団体やNPO法人などの団体が除排雪に関わる地域の課題を解決するための先導的な取り組みを行う場合、国からの調査費等の支援を受けることができます。本市がこの支援を受けるためには、地域の方々の御協力が不可欠でありますので、まずは雪対策基本計画を策定する中で、新たな協働の取り組みの可能性について、市民の皆さんと意見交換等を行った上で、応募対象となる先駆的な事業があれば応募してまいりたいと考えております。(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)

再質問 23番 山田雅敏

それでは、2点ほど再質問して、あとは予算特別委員会で質問させていただきたいと思います。先ほど市長の答弁で、滞在型観光の充実ということで、北運河関係についてお聞かせいただきました。具体的な内容がないので、もしこの北運河周辺での滞在型観光の充実、具体的な例を考えていましたら、その点を御説明願います。それと、もう1点、確認事項なのですが、道の駅に関して、平成 23 年度ですか、そのときには3回ほど検討されたと聞きますが、その後は検討されていないということでよろしいですね。その2点だけお願いします。

答弁 市長 迫俊哉

山田議員の再質問にお答えいたしたいと思います。まず、1点目でございますが、これは今後の北運河の活用ということになろうかと思いますけれども、先ほど答弁申し上げましたとおり、北運河周辺には、今回日本遺産の選定をいただきました北前船、それから炭鉄港にかかわる構成文化財ですとか、それから答弁申し上げましたが、新しい一万円札に描かれる渋沢栄一氏ゆかりの建築物等が軒を連ねているわけなのですけれども、この北運河の周辺の回遊性を高めていきたいという思いはありますが、こういった日本遺産の構成文化財を活用した回遊性を高める施策については、これから少し議論を深めていきたいなというふうに思っているところでございます。それから、道の駅についてお尋ねがございましたが、平成 23 年度に3回ほど庁内でも検討会議を開催したということでございますけれども、現在に至りましては、庁内において道の駅の設置に関する議論は行われておりません。

出典:小樽市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる